JP2720760B2 - 樹脂製引出し - Google Patents

樹脂製引出し

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JP2720760B2
JP2720760B2 JP5182990A JP18299093A JP2720760B2 JP 2720760 B2 JP2720760 B2 JP 2720760B2 JP 5182990 A JP5182990 A JP 5182990A JP 18299093 A JP18299093 A JP 18299093A JP 2720760 B2 JP2720760 B2 JP 2720760B2
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克青 田中
可彦 古澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製引出しに係わ
り、更に詳しくは合成樹脂製で成形した胴部の両側に設
けるレールを金属製の補強金具で補強した樹脂製引出し
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の机等の引出しは、胴部を金属板を
折曲して形成するとともに、両側にレールを一体形成若
しくは別体形成して溶接等によって固着し、金属製の胴
部に合成樹脂製で成形した前板部を嵌着して取付けてい
る構造が一般的である。そして、合成樹脂製で成形した
ペントレーを胴部の所定位置に係合させて装着すること
も公知である。
【0003】また、小型のキャビネットでは、筐体内に
合成樹脂製の透明トレーを多段に設け且つ前後引き出し
可能になしたものも提供されている。
【0004】しかし、奥行寸法が大きな机等の引出しに
あっては、引出し全体を合成樹脂製で成形することは、
特にレール部分において強度的に問題があるとともに、
引き出し動作を繰り返すことによるレール部分の摩耗や
削れが生じて耐久性に問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、胴部と前板部とを合
成樹脂製で成形し、強度的に問題があったレール部分を
金属製のレール補強金具で補強するとともに、繰り返し
使用にも耐えられる樹脂製引出しを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、胴部及び前板部を合成樹脂製で成形した樹
脂製引出しであって、前記胴部の側面にその長さ方向に
沿って側方へ突出したレール突条と凹溝とを上下に並設
し、金属板で折曲形成したレール補強金具の断面略コ字
形のレール部を前記レール突条に外嵌するとともに、該
レール部の上下一側縁から延びた固定部を前記凹溝内に
内嵌してなる樹脂製引出しを構成した。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の樹脂製引出し
は、特に上下方向に対する曲げ強度を必要とする胴部の
両側に設けるレール部分を金属製のレール補強金具で補
強するとともに、該レール補強金具のレール部を引出し
のレールとして使用するのである。つまり、合成樹脂製
の胴部の両側には、側面の長さ方向に沿って側方へ突出
したレール突条と凹溝とを上下に並設してあり、このレ
ール突条にレール補強金具の断面略コ字形のレール部を
外嵌して覆い、このレール部を引出しのレールとして使
用するのである。また、レール補強金具はレール部を胴
部のレール突条に外嵌し且つ凹溝内に固定部を内嵌する
といった嵌合作業のみで装着することが可能である。更
に、レール補強金具は、断面略コ字形のレール部の上下
一側縁に固定部を延設した構造であるので、上下方向の
曲げに対して強度が高いのである。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1及び図2は本発明の樹脂製
引出しであって下部レール型のものを示し、図中1は胴
部、2は前板部、3はレール補強金具をそれぞれ示して
いる。また、図3は胴部1の断面図を示し、図4及び図
5は本発明の要部を示している。
【0009】前記胴部1及び前板部2は、合成樹脂製で
一体成形され、胴部1には周面で囲まれた収容部4を形
成し、該収容部4の前部にペントレー5を一体形成して
いる。また、前記収容部4には書類の取出しを容易にす
るために、奥行方向に多数のリブ6,…を突設してい
る。
【0010】そして、前記胴部1の両側面7,7に沿っ
た長さ方向には、下部に外形の輪郭が四角柱状のレール
突条8を側方へ突設するとともに、その上位に連続して
断面略コ字形の凹溝9を形成している。更に詳しくは、
前記レール突条8は、胴部1の両側に立設した側板10
の下部に二条の突条11,11を平行に側方へ突設し、
長さ方向に沿った所定間隔毎に該突条11,11間を縦
片12,…で連結するとともに、適数の補強片13,…
で内側に空間を設けて連結した構造を有する。また、前
記凹溝9は、上方の突条11と、それと略平行に側板1
0の上端に延設した上縁板14と、側板10とで構成し
ている。また、前記レール突条8に沿った胴部1の底板
15に係合溝16を形成するとともに、上縁板14の端
縁部下面に複数の係合爪17,…を突設している。この
係合爪17は、側板10に接近するにつれて下方に突出
量が大きくなる斜面と、側板10との間に所定の距離を
隔てた位置に有する立上りとからなり、即ち正面視直角
三角形状のものである。
【0011】また、前記レール補強金具3は、金属板を
折曲形成したものであり、断面略コ字形のレール部18
と該レール部18の上下一側縁に延設した断面略L字形
の固定部19とからなり、更にレール部18の他側縁に
は係合片20を形成している。ここで、前記レール部1
8は上下に水平なレール板21,21を有し、その間を
側面板22で連続し、また下方のレール板21の端縁か
ら側面板22に略平行に係合片20を立ち上げた形状を
有する。また、固定部19は、上方のレール板21の端
縁から立ち上がった垂直板23と該垂直板23の上縁に
折曲形成した水平片24とからなる形状を有する。当該
レール補強金具3は、左右のものでは鏡像対称の関係に
ある。
【0012】そして、前記レール補強金具3を胴部1に
取付けるには、先ず斜め下方からレール補強金具3の係
合片20を胴部1の係合溝16内に引っ掛け、それから
垂直になるように係合片20を支点として回転させ、レ
ール補強金具3の固定部19を胴部1の凹溝9内に内嵌
すると、固定部19の水平片24が凹溝9内に突設した
係合爪17,…を乗り越えて、該水平片24の端縁が抜
け止め係合する。この取付状態は、図6に示してあり、
この状態で自動的にレール補強金具3のレール部18
が、胴部1のレール突条8に外嵌し、該レール突条8を
覆った状態となる。また、レール補強金具3を胴部1の
後端からレール突条8、凹溝9及び係合溝16にスライ
ド挿入することによっても取付けることができる。そし
て、前記レール部18は、引出しを装着する机本体に固
定した断面略コ字形のガイドレール25の溝内に位置
し、常法どおり引き出し案内されるのである。
【0013】また、レール補強金具3は、レール突条8
の全長に設ける必要はなく、本実施例では曲げ応力が大
して作用しない前端部を除いた後部に嵌着している。そ
こで、図5に示すように、レール補強金具3のレール部
18によって覆われないレール突条8の前端部と、該レ
ール部18とを面一に連続させるため、レール部18を
外嵌するレール突条8の部分は、レール補強金具3の板
厚分だけ段落ちさせている。図中26が、この段部を示
している。更に、図7に示すように、レール部18の後
端にスライダー27を嵌着するとともに、後部の適所に
ストッパー28を突設している。このストッパー28
は、突出部29に割り溝を有する嵌合部30を一体成形
したものであり、前記レール補強金具3の下方のレール
板21と、対応するレール突条8の下方の突条11とに
それぞれ取付孔31,32を形成し、該取付孔31,3
2にストッパー28の嵌合部30を抜け止め嵌合して取
付けるのである。
【0014】前記レール補強金具3を胴部1に取付けた
状態において、該レール補強金具3の側方への抜け止め
は、係合溝16と係合片20の係合及び係合爪17と水
平片24との係合によって達成され、また前後方向への
移動は段部26とレール部18の前端との接合及びスト
ッパー28の嵌合部30をレール部18のレール板21
とレール突条8の突条11に形成した取付孔31,32
に嵌挿したことによって規制されている。
【0015】また、前記胴部1と前板部2との連結は、
図8に示すように、胴部1の前端に一体形成した前板裏
カバー部33の上端縁内側に係合段部34を形成すると
ともに、下端面に突起35を形成し、中空の前板部2を
前板裏カバー部33に外嵌するとともに、前板部2の上
端縁に下設した係合突起36を前記係合段部34に係合
し、前板部2の下端縁に上設した係合爪37を前記突起
35に抜け止め係合させて行うのである。
【0016】次に、本発明の他の実施例である上部レー
ル型の引出しを図9〜図12に基づいて説明するが、基
本的には前述の下部レール型の実施例と同様であるの
で、同一構成には同一符号を付して説明は省略する。本
実施例のレール補強金具3,3は、前述のレール補強金
具3,3と全く同一のものであり、左右逆に用い且つ上
下反転させて使用するのである。
【0017】本実施例では、胴部1の側板10の上部に
レール突条8を形成し、下部に凹溝9を形成してあり、
側板10の上縁内面には、前記レール補強金具3の係合
片20を受け入れる切欠凹部38を形成するとともに、
側板10の下端縁から側方へ延設した下縁板39の端縁
部上面に複数の係合爪17,…を形成している。
【0018】そして、レール補強金具3を胴部1に取付
けるには、レール部18の係合片20を側板10の上端
の切欠凹部38に係合させた後、固定部19を凹溝9内
に内嵌させることによって行うか若しくは胴部1の後端
からレール補強金具3をスライド挿入して行うのであ
る。この取付状態においては、図12に示すように、係
合片20が切欠凹部38に係合して側板10の内面と係
合片20の外面を面一となし、レール部18でレール突
条8を外嵌するとともに、固定部19が凹溝9内に内嵌
し、水平片24の端縁が係合爪17,…に抜け止め係合
している。
【0019】前記下部レール型の引出しは、机の袖部最
上段に用いられ、上部レール型は机の中央部、即ち足入
れ空間の上方に用いられるのである。そして、両引出し
に左右一対のレール補強金具3,3を兼用できるよう
に、予めレール部18の上下レール板21,21に、そ
れぞれストッパー28を取付けるための取付孔31,3
1を形成しておくことが好ましい。
【0020】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の樹脂製引出し
は、胴部及び前板部を合成樹脂製で成形した樹脂製引出
しであって、前記胴部の側面にその長さ方向に沿って側
方へ突出したレール突条と凹溝とを上下に並設し、金属
板で折曲形成したレール補強金具の断面略コ字形のレー
ル部を前記レール突条に外嵌するとともに、該レール部
の上下一側縁から延びた固定部を前記凹溝内に内嵌して
なるので、引出しの大部分を合成樹脂製で成形すること
で、大幅なコストダウンを達成でき、レール補強金具で
部分的に補強することで、胴部の両側に設けるレール部
分の上下方向に対する曲げ強度を高くすることができる
とともに、レール部分の耐久性を従来のスチール引出し
と同程度にすることができる。また、レール補強金具は
レール部を胴部のレール突条に外嵌し且つ凹溝内に固定
部を内嵌するといった嵌合作業のみで装着することが可
能であり、極めて簡単にレール補強金具を胴部に取付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂製引出しの平面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】胴部の一部省略中央断面図である。
【図4】本発明の要部を示す部分分解斜視図である。
【図5】同じく前部の部分分解斜視図である。
【図6】胴部にレール補強金具を取付けた状態の要部断
面図である。
【図7】同じく後部の断面図である。
【図8】胴部と前板部の連結状態を示す部分断面図であ
る。
【図9】本発明の樹脂製引出しの他の実施例を示す側面
図である。
【図10】要部を示す部分分解斜視図である。
【図11】同じく前部の部分分解斜視図である。
【図12】胴部にレール補強金具を取付けた状態の要部断
面図である。
【符号の説明】
1 胴部 2 前板部 3 レール補強金具 4 収容部 5 ペントレー 6 リブ 7 側面 8 レール突条 9 凹溝 10 側板 11 突条 12 縦片 13 補強片 14 上縁板 15 底板 16 係合溝 17 係合爪 18 レール部 19 固定部 20 係合片 21 レール板 22 側面板 23 垂直板 24 水平片 25 ガイドレール 26 段部 27 スライダー 28 ストッパー 29 突出部 30 嵌合部 31 取付孔 32 取付孔 33 前板裏カバー部 34 係合段部 35 突起 36 係合突起 37 係合爪 38 切欠凹部 39 下縁板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部及び前板部を合成樹脂製で成形した
    樹脂製引出しであって、前記胴部の側面にその長さ方向
    に沿って側方へ突出したレール突条と凹溝とを上下に並
    設し、金属板で折曲形成したレール補強金具の断面略コ
    字形のレール部を前記レール突条に外嵌するとともに、
    該レール部の上下一側縁から延びた固定部を前記凹溝内
    に内嵌してなることを特徴とする樹脂製引出し。
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KR20100011865U (ko) * 2009-05-28 2010-12-08 조문행 서랍용 레일
KR102569242B1 (ko) * 2022-09-06 2023-08-22 김종기 레일이 일체로 성형된 서랍 측판용 성형물

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