JP4619485B2 - ルーフモールのエンドキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルーフパネルに取り付けられるルーフモールの端部を塞ぐように取付けられるルーフモールのエンドキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のルーフパネルに取り付けられるルーフモールには、一般にその端部を塞ぐと共に、端部の外観を装飾処理するためのエンドキャップが取り付けられている。一方、ルーフモールの端部をエンドキャップによってルーフパネルに取り付ける取付構造が提案されている。
【0003】
エンドキャップによってルーフモールの端部をルーフパネルに取り付ける取付構造は、例えば、特開平8−324357号公報に開示され、かつ図11に一部を破断した要部分解斜視図を示すように、ルーフパネル101の側部においてルーフモール105が取り付けられる部分、特にルーフモール105の端部付近に対応する部分には、ルーフパネル101の縁部から略垂直に折り曲げられて立ち上がる本体部102aと、この本体部102aの頂部から横方向に折曲形成された係止部102bからなる断面略逆L字状の取付板102が形成されている。
【0004】
一方、エンドキャップ106は、端部に形成された意匠部107から基部108が延設され、基部108をルーフモール105の端部から挿入してルーフモール105の内壁に抜止め爪108aを係止することによって意匠部107がルーフモール105の端部を塞ぐように取り付けられる。このエンドキャップ106の基部108には、取付板102の係止部102bの裏面に両側から係合する第1係止爪108bと、係止部102bの裏面の中央部に係合する一対の第2係止爪108cと、係止部102bの頂面に当接するストッパ108dが形成されている。そして、この第1係止爪108b及び第2係止爪108cを取付板102の係止部102bに押し付けることによって、第1係止爪108b及び第2係止爪108cが弾性変形を伴って係止部102bを乗り越えた後に係止部102bに係合して、ルーフモール105がエンドキャップ106を介して取付板102に取り付けられるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平8−324357号公報によると、ルーフモール105の端部にエンドキャップ106を予め取り付け、このエンドキャップ106をルーフパネル101に形成した取付板102に係合することによって、エンドキャップ106を介してルーフモール105の端部をルーフパネル101に取り付けることができる。
【0006】
しかし、ルーフモール105の端部にエンドキャップ106の基部108を挿入して抜止め爪108aを内壁に係止させて、ルーフモール105の端部にエンドキャップ106が装着されることから、長尺に形成されたルーフモール105が熱膨張により伸縮した際その伸縮による影響が懸念される。即ち、ルーフモール105が収縮すると、エンドキャップ106の意匠部107とルーフモール105の端部との間に隙間が生じ、その隙間から基部108が露出して外観上好ましくない。また、この隙間から塵埃や雨水等がルーフモール105及びエンドキャップ106内に侵入してルーフモール105やエンドキャップ106及びこれらによって隠蔽されたルーフパネル101の部位に付着して汚すと共に発錆を誘発することが懸念される。一方、ルーフモール105が過度に伸張すると、ルーフモール105の端部がエンドキャップ106によってルーフパネル101に固設されていることから、ルーフモール105に撓みや反りが発生するおそれがある。
【0007】
また、エンドキャップ106の形状が複雑で、エンドキャップ106をルーフパネル101に形成された取付板102に装着する取付作業が厄介であり、かつエンドキャップ106の製造コストの増大が懸念される。
【0008】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、簡単な構造でしかも取付け作業性に優れると共に、ルーフモールの熱的影響による外観の低下や塵埃や雨水等の侵入が回避できるルーフモールのエンドキャップを提供することにある。
【0009】
上記目的を達成する請求項1に記載のルーフモールのエンドキャップの発明は、車両のルーフパネル側部に沿って前後方向に連続形成されたルーフ溝内に沿って延在するルーフモールの端部を塞ぐと共に、該ルーフモールの端部を上記ルーフ溝内に形成された取付フランジに取付支持するエンドキャップにおいて、上記エンドキャップは、上記ルーフモールの端部を塞ぐエンドキャップ本体と、上記ルーフモールの端部下面に沿って挿入可能な上記エンドキャップ本体に突設された挿入基部と、上記エンドキャップ本体に形成され、ルーフモールの端部を上下から挟持すると共に、上記ルーフモールの延在方向の移動を許容する空間部を有してルーフモールの端部を嵌合支持するルーフモール端部嵌合部と、上記エンドキャップを上記取付フランジに取り付ける取付手段と、を備え、該取付手段は、上記挿入基部の下面に突設され、上記取付フランジの端部近傍に形成された切欠部によって上記取付フランジの端部に形成された前後方向に延在する起立部及び該起立部の上端に折曲形成された水平部を有する断面略L字状のエンドキャップ係止範囲の前端及び後端に各々係止して前後方向の移動を規制する前後方向規制手段を有することを特徴とする。
【0010】
請求項1の発明によると、取付フランジに取り付けられるエンドキャップに形成されたルーフモール端部嵌合部に、ルーフモールの延在方向の移動を許容する空間部を保った状態でルーフモールの端部が摺動自在に嵌合されることから、この空間部によってルーフモールの伸縮が許容される。また、取付手段は、挿入基部の下面に突設されて、取付フランジに切欠部によって形成されたエンドキャップ係止範囲に係止する前後方向規制手段を有することから、エンドキャップをエンドキャップ係止範囲に上方から押し付ける簡単な取付作業によって、エンドキャップによるルーフモールの取付がなされる。この結果、長尺に形成されたルーフモールが熱膨張により収縮してもエンドキャップの前後方向の移動が規制されつつルーフモール端部嵌合部の開口端とルーフモールの端部との間に隙間が発生することがなく、また、ルーフモールが過度に伸張した際においても、ルーフモール端とルーフモール端部嵌合部の底部とが当接することなくルーフモールに発生する撓みや反りが回避され、従来のルーフモールとエンドキャップとの間に発生する隙間やルーフモールの変形による外観性の低下が回避される。更に塵埃や雨水がルーフモールやエンドキャップ内或いはルーフモールやエンドキャップに隠蔽されたルーフ溝の底部に侵入することが防止される。
【0011】
また、ルーフモールの端部を嵌合支持するルーフモール端部嵌合部が簡単な形状であることから、エンドキャップの形状の簡素化がもたらされ、製造コストの削減が得られる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1のルーフモールのエンドキャップにおいて、上記取付手段は、上記前後方向規制手段と、上記エンドキャップ係止範囲における取付フランジに係止して左右方向の移動を規制する左右方向規制手段と、上記エンドキャップ係止範囲における水平部に係止して上下方向の移動を規制する上下方向規制手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明によると、取付フランジに切欠部によって形成されたエンドキャップ係止範囲に前後方向規制手段、左右方向規制手段、上下方向規制手段の各方向規制手段を係止する簡単な構成によって取付手段が形成されると共に、簡単な取付作業によってエンドキャップによるルーフモールの取付がなされる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項のルーフモールのエンドキャップにおいて、上記ルーフモール嵌合部は、上記挿入基部と上記エンドキャップ本体に突設されて上記ルーフモールの端部上面を覆う被覆部との協働によって形成され、上記ルーフモールの端部を上下から挟持して上記ルーフモールの端部を嵌合すると共に上記ルーフモールの延在方向の移動を許容する空間部を有し、上記前後方向規制手段は、上記挿入基部の下面に突設され、上記取付フランジの端部近傍に形成された切欠部によって上記取付フランジの端部に形成された前後方向に延在する起立部及び該起立部の上端に折曲形成された水平部を有する断面略逆L字状のエンドキャップ係止範囲の前端及び後端に各々係止して前後方向の移動を規制する前端係止部及び後端係止部を有し、上記左右方向規制手段は、上記挿入基部の下面に突設され、上記エンドキャップ係止範囲における取付フランジを内側及び外側から各々係止して左右方向の移動を規制する内側係止部及び外側係止部を有し、上記上下方向規制手段は、上記外側係止部の下端に折曲形成されて先端が水平部の下面に当接して上下方向の移動を規制する係止フックを有することを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明は、請求項に記載のエンドキャップの構成をより具体化したものであって、エンドキャップ本体から突出してルーフモールの端部上面を覆う被覆部と、ルーフモールの端部下面に沿って挿入する挿入基部とによってルーフモール端部嵌合部を形成してルーフモールの端部を上下より安定した状態で支持すると共に、挿入基部の下面に突設された前端係止部及び後端係止部を各々エンドキャップ係止範囲の前後に係止し、内側係止部及び外側係止部をエンドキャップ係止範囲の内側及び外側前後に係止し、かつ係止フックを水平部の下面に係止することによってエンドキャップが取付フランジに取り付けられ、この取付作業がエンドキャップをエンドキャップ係止範囲に上方から押し付ける簡単な作業で行え、ルーフモール取付作業の効率化が確保される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるルーフモールのエンドキャップの実施の形態を図1乃至図10によって説明する。なお、図中矢印Ftは車体前方方向を示している。
【0017】
図1は、本実施の形態おけるルールモール20及びエンドキャップ30が取り付けられた車両1の斜視図であり、ルーフモール20は、ルーフパネル2の側部に沿って前後方向に延在して設けられ、後端がエンドキャップ30によってルーフパネル2に取付支持されている。
【0018】
ルーフモール20及びエンドキャップ30が取り付けられるルーフパネル2の側縁は、図2に要部斜視図を示すと共に図3に図1のI−I線断面図を示すように、外側縁に沿って下方に折曲形成された内側面部3及びこの内側面部3の下端から外方に折曲された底面部4が形成されている。一方、サイドパネル5には内側縁に沿って下方に折曲形成された外側面部6及びこの外側面部6の下端から内方に折曲された底面部7が形成され、ルーフパネル2の底面部4の下面にサイドパネル5の底面部7が接合されて内側面部3、底面部4、7及び外側面部6によって前後方向に延在する断面略U字状のルーフ溝10が形成されている。
【0019】
更に、ルーフパネル2に折曲形成された底面部4の側端に沿って上方に折り曲げ形成されてルーフ溝10内をドリップ溝部11と取付溝部12に区画する起立部16と、この起立部16の上端に沿って外方に折曲形成された略水平な水平部17とによって前後方向に延在する断面略逆L字状の取付フランジ15が形成されている。取付フランジ15の後端近傍には切欠部18が切り欠形成されて取付フランジ15をルーフモール係止範囲15Aとエンドキャップ係止範囲15Bとに区分されている。
【0020】
ルーフモール20は、図3に示すように、下方は開口されて前後方向に延在する断面略U字状の基部21を有している。基部21の内側縁に内端22aが底面部4に当接すると共に外端22bが起立部16の内側面16aに当接する内側係止部22が一体形成されると共に、基部21の外側縁の近傍に外側面部6に当接する外側当接部23が突設形成されている。
【0021】
更に、基部21の外側縁に外端24aが外側面6の下端近傍に当接すると共に、モール係止範囲15Aにおける水平部17の先端に嵌合する溝状の内端24bを備えた外側係止部24が一体形成されている。なお、後述するエンドキャップ30と嵌合する範囲において内端24bは削除されている。
【0022】
エンドキャップ30についてその斜視図を示す図4、ルーフモール20とエンドキャップ30の接合状態を示す図5、取り付けた状態における図5のII−II、III−III、IV−IV、V−V線断面図を示す図6、図7、図8、図9及び底面図を示す図10によって説明する。
【0023】
エンドキャップ30は、ルーフ溝10に嵌入してルーフモール20の端部を塞ぐエンドキャップ本体31と、エンドキャップ本体31の上端に連続形成されてルーフモール20の端部上面を覆う被覆部32と、エンドキャップ本体31に延設されてルーフモール20の端部から基部21の下面に沿ってルーフモール20内に挿入自在な挿入基部34を有している。
【0024】
これら被覆部32と挿入基部34によってルーフモール20の端部を上下から挟持すると共に、ルーフモール20の延在方向の移動を許容する空間部33aを有するルーフモール端部嵌合部33が形成されている。
【0025】
挿入基部34の下面34aの先端から下方に突設されて切欠部18に挿入自在で取付フランジ15のエンドキャップ係止範囲15Bの前端19aに端面36aが当接する平面視断面略L字状の前端係止部36が突設されている。また、エンドキャップ本体31に近接した挿入基部34の下面34aから下方に突設されて下方が開放された中空ボックス状で取付フランジ15の端部、即ちエンドキャップ係止範囲15Bの後端19bに端面37aが当接する後端係止部37が突設されている。これら前端係止部36と後端係止部37によって図9及び図10に示すようにエンドキャップ係止範囲15Bを前後から挟持してエンドキャップ30の前後方向の移動を規制する前後方向規制手段35が形成される。
【0026】
前端係止部36と後端係止部37との間に、図7に示すように挿入基部34の下面34aから垂下して取付フランジ15のエンドキャップ係止範囲15Bにおける起立部16の内側面16aに接面する内側係止部41が突設されている。一方、この内側係止部41との間に水平部17の嵌入を許容して内側係止部41と対峙する外側係止部42が挿入基部34の下面34aから垂設されている。これら内側係止部41と外側係止部42との間に水平部17を内側及び外側から挟持、即ち係止することによってエンドキャップ30の車幅方向に移動を規制する左右方向規制手段40を形成している。
【0027】
外側係止部42の下端からV字状に折り返すように延設されて先端42aが水平部17の下面17aに当接する係止フック45が形成されている。この係止フック45の先端45aと挿入基部34の下面34aが各々水平部17に係止することによってエンドキャップ30の上下方向の移動を規制する上下方向規制手段44を形成している。これら前後方向規制手段35、左右方向規制手段40、上下方向規制手段44によってエンドキャップ30を取付フランジ15に取付保持する取付手段が構成される。
【0028】
次にこのように形成されたエンドキャップ30によるルーフモール20の取付方法を説明する。
【0029】
ルーフパネル2への取り付けに先立って、ルーフモール20の端部から基部21の下面に沿ってエンドキャップ30の挿入基部34を挿入して、ルーフモール20の端部を被覆部32と挿入基部34によって形成されたルーフモール端部嵌合部33内に挿入し、ルーフモール20の端部にエンドキャップ30を装着して準備する。
【0030】
このエンドキャップ30が装着されたルーフモール20を、ルーフパネル2の側縁とサイドパネル5によって形成された断面略U字状のルーフ溝10内に沿って前後方向に連続形成された取付フランジ15上に延在させ、挿入基部34の前端係止部36を取付フランジ15に切欠き形成された切欠部18に対向させると共に、後端係止部37を取付フランジ15のエンドキャップ係止範囲15Bの後端19bに対応させてルーフモール20及びエンドキャップ30の前後方向の位置決めをする。
【0031】
続いて、位置決めされたエンドキャップ30を上方からルーフ溝10内に押し込むと、図6及び図8に示すように挿入基部34の先端に形成された前端係止部36が切欠部18内に進入して端面36aが取付フランジ15のエンドキャップ係止範囲15Bの前端19aに当接すると共に、後端係止部37の前端面37aがエンドキャップ係止範囲15Bの後端19bに当接してエンドキャップ30の前後方向の移動が規制される。
【0032】
一方、このエンドキャップ30の押し込みによって内側係止部41が取付フランジ15の起立部16の内側面16aに摺接しつつ下降すると共に、係止フック45が水平部17によって弾性変形し、かつ外側係止部42が弾性変形して下降する。水平部17の上面17bに挿入基部34の下面34aが当接するまで下降すると、水平部17による押接が解除されて図7に示すように係止フック45及び外側係止部42が弾性復元して挿入基部34の下面34aと係止フック45の先端45aによって水平部17を上下より狭持してエンドキャップ30の上下方向の移動が規制される。この挿入基部34の下面34aが水平部17の上面17bに当接して外側係止部42が弾性復元した状態で内側係止部41と外側係止部42の間に水平部17が狭持されてエンドキャップ30の左右方向の移動が規制され、エンドキャップ30が取付フランジ15に取り付けられる。なお、この取り付け状態において、エンドキャップ本体31の下面31aがルーフ溝10の底面、即ちルーフパネル2の底面部4に当接せしめられる。
【0033】
また、エンドキャップ30及びルーフモール20のルーフ溝10内への押し込みによって、ルーフモール20の基部21に連接された内側係止部22の外端22bがルーフモール係止範囲15Aにおいて取付フランジ15の起立部16の内側面16に摺接し、かつ外側係止部24の下面がモール係止部17の先端に押接されて弾性変形して下降する。ルーフモール20が装着位置、即ち下降下端位置に達すると、図3に示すように内側係止部22の内端22aがルーフパネル2の底面部4に当接し、かつ外端22bが起立部16の内側面16aに圧接する一方、外側係止部24の内端24bが水平部17の先端に嵌合して外端28aが外側面部6に当接すると共に外側当接部23の先端が外側面部6に当接する。
【0034】
よって、外側係止部24の内端24aが水平部17の先端に係合してモール溝10から抜け止めがなされると共に、内側係止部22の内端22aがルーフパネル2の底面部4に当接して上下方向の移動が規制される。また、内側係止部22の外端22bが起立部16の内側面16aに当接し、外側当接部23が外側面6に当接し、外側係止部24の内端24bが水平部17の先端に係合することによってルーフモール20の左右方向の移動が規制されると共に、ルーフモール20内への雨水や塵埃の侵入が阻止される。
【0035】
従って、本実施の形態によると、ルーフモール20の後端部が、図9に示すようにエンドキャップ30のエンドキャップ本体31から対峙して突出形成された被覆部32と挿入基部34との間に形成されたルーフモール端部嵌合部33に摺動自在に嵌合支持され、かつルーフモールの延在方向の移動を許容する空間部が形成され、この空間部距離Lによってルーフモール30の収縮が許容される。従って長尺に形成されたルーフモール20が熱膨張により収縮してもエンドキャップ30の被覆部32の先端32a、即ちルーフモール端部嵌合部33の開口端とルーフモール20の基部21との間に隙間が発生することなく、外観性の低下が回避されると共に、塵埃や雨水がルーフモール20やエンドキャップ30内やルーフモール20やエンドキャップ30に隠蔽されたルーフ溝10の底部に侵入することが防止され、ルーフ溝10に付着して汚したり発錆を防止することができる。一方、ルーフモール20が過度に伸張した際においても、ルーフモール端部嵌合部33に空間部が形成され、かつルーフモール20の外側係止部24の内端24が取付フランジ15の水平部17の端縁に係合することと相俟って、ルーフモール5に撓みや反りが回避されてルーフモール20を有効的に保持することができる。
【0036】
また、取付フランジ15に切欠部18を切欠形成する簡単な構成で取付フランジ15にエンドキャップ30を取り付けるためのエンドキャップ係止範囲15Bが形成される一方、エンドキャップ30にルーフモール端部嵌合部33を形成すると共に、挿入基部34に形成した前端係止部36と後端係止部27からなる前後方向規制手段35、内側係止部41と外側係止部42からなる左右方向規制部40、外側係止部42に形成した係止フック45からなる上下方向規制部44の比較的簡単な形状のエンドキャップ30が形成される。更にこのエンドキャップ30をルーフ溝10に差し込む簡単な作業によって、エンドキャップ30が取り付けられ、ルーフモール20及びエンドキャップ30を取付フランジ15に上方から押接することによって、ルーフモール20及びエンドキャップ30が確実に取付フランジ15に取り付けられ、ルーフモール20及びエンドキャップ30の取付作業の効率化がもたらされる。
【0037】
また、ルーフモール20の端部を嵌合支持するルーフモール端部嵌合部33及び前後方向規制手段35、左右方向規制手段40、上下方向規制手段44等の取付手段が簡単な形状であることから、エンドキャップ30の形状の簡素化がもたらされ、製造コストの削減が得られる。
【0038】
上記の実施の形態では、ルールモール20の後端をエンドキャップ30によってルーフパネル2に取り付ける場合を例に説明したが、同様の構成によってルーフモール20の前端をエンドキャップ30によってルーフパネル2に取り付けることも可能であり、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明した本発明によるルーフモールのエンドキャップによると、ルーフモールの端部が、取付フランジに取り付けられるエンドキャップに形成されたルーフモール端部嵌合部に摺動自在に嵌合されることからルーフモールの伸縮が許容される。この結果、長尺に形成されたルーフモールが熱膨張により収縮してもルーフモール端部嵌合部との間に隙間が発生することなく、一方、ルーフモールが過度に伸張した際においても、ルーフモールに撓みや反りが回避されてルーフモールを有効的に保持することができ、外観性の低下が回避されると共に、塵埃や雨水がルーフモールやエンドキャップ内或いはルーフモールやエンドキャップに隠蔽されたルーフ溝の底部に侵入することが防止される。
【0040】
また、取付フランジに切欠部によって形成されたエンドキャップ係止範囲に前後方向規制手段、左右方向規制手段、上下方向規制手段の各方向規制手段を係止する簡単な構成によって取付手段が形成されると共に、簡単な取付作業によってエンドキャップによるルーフモールの取付がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるルーフモールのエンドキャップの実施の形態の概要を示す自動車の斜視図である。
【図2】同じく、ルーフ溝の概要を示す斜視図である。
【図3】同じく、図1のI−I線断面図である。
【図4】同じく、エンドキャップの一部破断斜視図である。
【図5】同じく、ルーフモールとエンドキャップとの接合状態を示す斜視図である。
【図6】同じく、図5のII−II線断面図である。
【図7】同じく、図5のIII−III線断面図である。
【図8】同じく、図5のIV−IV線断面図である。
【図9】同じく、図5のV−V線断面図である。
【図10】同じく、エンドキャップの底面図である。
【図11】従来のルーフモールの取付構造の説明図である。
【符号の説明】
1 車両
2 ルーフパネル
10 ルーフ溝
15 取付フランジ
15A ルーフモール係止範囲
15B エンドキャップ係止範囲
16 起立部
16a 内側面
17 水平部
18 切欠部
19a エンドキャップ係止範囲の前端
19b エンドキャップ係止範囲の後端
20 ルーフモール
21 基部
22 内側係止部
22a 内端
22b 外端
23 外側当接部
24 外側係止部
24a 外端
24b 内端
30 エンドキャップ
31 エンドキャップ本体
32 被覆部
33 ルーフモール端部嵌合部
34 挿入基部
34a 下面
35 前後方向規制手段
36 前端係止部
36a 後端面
37 後端係止部
37a 前端面
40 左右方向規制手段
41 内側係止部
42 外側係止部
44 上下方向規制部
45 係止フック
45a 先端

Claims (3)

  1. 車両のルーフパネル側部に沿って前後方向に連続形成されたルーフ溝内に沿って延在するルーフモールの端部を塞ぐと共に、該ルーフモールの端部を上記ルーフ溝内に形成された取付フランジに取付支持するエンドキャップにおいて、
    上記エンドキャップは、
    上記ルーフモールの端部を塞ぐエンドキャップ本体と、
    該エンドキャップ本体に突設されて上記ルーフモールの端部下面に沿って挿入可能な挿入基部と、
    上記エンドキャップ本体に形成され、ルーフモールの端部を上下から挟持すると共に、 上記ルーフモールの延在方向の移動を許容する空間部を有してルーフモールの端部を嵌合支持するルーフモール端部嵌合部と、
    上記エンドキャップを上記取付フランジに取り付ける取付手段と、を備え、
    該取付手段は、
    上記挿入基部の下面に突設され、上記取付フランジの端部近傍に形成された切欠部によって上記取付フランジの端部に形成された前後方向に延在する起立部及び該起立部の上端に折曲形成された水平部を有する断面略L字状のエンドキャップ係止範囲の前端及び後端に各々係止して前後方向の移動を規制する前後方向規制手段を有することを特徴とするルーフモールのエンドキャップ。
  2. 上記取付手段は、
    上記前後方向規制手段と、
    上記エンドキャップ係止範囲における取付フランジに係止して左右方向の移動を規制する左右方向規制手段と、
    上記エンドキャップ係止範囲における水平部に係止して上下方向の移動を規制する上下方向規制手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のルーフモールのエンドキャップ。
  3. 上記ルーフモール嵌合部は、
    上記挿入基部と上記エンドキャップ本体に突設されて上記ルーフモールの端部上面を覆う被覆部との協働によって形成され、上記ルーフモールの端部を上下から挟持して上記ルーフモールの端部を嵌合すると共に上記ルーフモールの延在方向の移動を許容する空間部を有し、
    上記前後方向規制手段は、
    上記挿入基部の下面に突設され、上記取付フランジの端部近傍に形成された切欠部によって上記取付フランジの端部に形成された前後方向に延在する起立部及び該起立部の上端に折曲形成された水平部を有する断面略逆L字状のエンドキャップ係止範囲の前端及び後端に各々係止して前後方向の移動を規制する前端係止部及び後端係止部を有し、
    上記左右方向規制手段は、
    上記挿入基部の下面に突設され、上記エンドキャップ係止範囲における取付フランジを内側及び外側から各々係止して左右方向の移動を規制する内側係止部及び外側係止部を有し、
    上記上下方向規制手段は、
    上記外側係止部の下端に折曲形成されて先端が水平部の下面に当接して上下方向の移動を規制する係止フックを有する
    ことを特徴とする請求項に記載のルーフモールのエンドキャップ。
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