JPH0737955Y2 - スライドドアのガイドレ−ル部車体構造 - Google Patents

スライドドアのガイドレ−ル部車体構造

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JPH0737955Y2
JPH0737955Y2 JP1987129882U JP12988287U JPH0737955Y2 JP H0737955 Y2 JPH0737955 Y2 JP H0737955Y2 JP 1987129882 U JP1987129882 U JP 1987129882U JP 12988287 U JP12988287 U JP 12988287U JP H0737955 Y2 JPH0737955 Y2 JP H0737955Y2
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久志 前川
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スライドドアのガイドレールを取り付けられ
ている部位の車体構造に関する。
(従来の技術) 従来、スライドドアのガイドレール部車体構造として
は、例えば実公昭53-20331号公報に記載されているよう
なものが知られている。
この従来構造では、車体側壁に凹部が形成され、該凹部
内にガイドレールが設けられ、該ガイドレールの外表面
側に凹部を覆うカバー部分が設けられたものであった。
従って、ガイドレールのカバー部分で凹部及びガイドレ
ールのガイド(溝)部分を覆い隠すことができるもので
あった。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のような従来構造にあっては、カバ
ー部分がガイドレールに一体に設けられていたため、以
下に述べるような問題点があった。
即ち、カバー部は、その外表面が車体外表面の造形と一
致するように形成すると共にそのように取り付けるの
が、造形及び空気抵抗上の点で好ましい。
ところが、ガイドレールは、取り付け時のバラツキやス
ライドドアの荷重による撓み等により、車体に対し位置
を一定させることが困難であるから、そのガイドレール
に形成されたカバー部をその表面が車体表面と一致する
ように取り付けるのも困難である。
加えて、このようにカバー部の車体に対する取付位置に
バラツキが生じるため、カバー部と車体との間にはその
バラツキを吸収できるだけの隙を確保していなければな
らず、その隙が車外から見えてしまって見栄えが悪い。
また、車体の側面がカーブを描く形状である場合に、カ
バー部もその車体側面形状に一致するようにガイドレー
ルを形成するのが難しい。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、カバー部(フィニッシャ)が車体とガイドレ
ール間の位置のバラツキを吸収することができ、しか
も、見栄えが良く、車体から外れ難いスライドドアのガ
イドレール部車体構造を提供することを目的としてい
る。
この目的達成のために、本考案では、車体側部に前後方
向に延設された凹部内に、スライドドアを案内支持する
ガイドレールが設けられ、前記凹部の開口面の下側にガ
イド用空間を残してこの凹部を覆い隠すフィニッシャが
設けられ、該フィニッシャは上部が車体に対してクリッ
プ止めされ、かつ、フィニッシャ下部に設けられたフィ
ニッシャ側係合部がガイドレールに形成されたガイドレ
ール側係合部に対し車幅方向ならびに上下方向に隙を有
して係合されている手段とした。尚、フィニッシャ側係
合部とガイドレール側係合部とは、爪と穴や鉤と鉤等の
ような両者で係合し合う関係のものであって、例えば、
爪と穴とした場合にどちらをフィニッシャ側及びガイド
レール側に設けてもよい。
(作用) まず、本考案スライドドアのガイドレール部車体構造の
組付手順を説明する。
最初に、ガイドレールを車体に形成された凹部に取り付
け、それから、ガイドレールにスライドドアを組み付け
る。
次に、フィニッシャ下部のフィニッシャ側係合部をガイ
ドレール側係合部に係合させてフィニッシャをガイドレ
ールに対して係合状態とし、その後、このフィニッシャ
の上部を車体に対しクリップ止めする。尚、両係合部は
隙を有して係合されている。
上述のようにして、フィニッシャが取り付けられた状態
では、凹部及びガイドレールは凹部の開口面の下側を残
してフィニッシャに覆い隠される。
このように、フィニッシャは車体に対してクリップ止め
されるから、車体に対する位置は一定される。また、フ
ィニッシャはガイドレールに対しては、隙を有して係合
されているから、車体に対するガイドレールの取付位置
のバラツキはこの隙により吸収される。これにより、ガ
イドレールに撓みが生じてもフィニッシャには荷重が伝
わらず、フィニッシャは車体に対して一定位置に保たれ
る。
上述のような取付状態のフィニッシャを車体から外す場
合には、取付時とは逆に、最初にクリップ止めを外して
から両係合部同士の係合を外し取り外すものである。従
って、フィニッシャの下側のガイド用空間側からむりに
フィニッシャを外そうとしても、両係合部同士が係合し
ていてクリップ止めを外すことができず、フィニッシャ
を外すことができない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。まず、実
施例の構成を説明する。
第1図は本考案の一実施例のスライドドアのガイドレー
ル部車体構造を示す車体後方から見た縦断面図、第2図
は実施例構造を適用した車体を示す斜視図である。
第1図において、10はガイドレールを示し、このガイド
レール10は、スライドドア20を案内支持するもので、第
2図に示すように車体側部のリヤフェンダパネル30に前
後方向に延設された凹部40内にスペーサを介してボルト
14で取り付けられている。また、ガイドレール10は第1
図のようにスライドドア20に設けられたローラ装置21の
第1ローラ22を案内する第1ガイド溝11と、第2ローラ
23を案内する第2ガイド溝12とが形成されている。
尚、前記スライドドア20はこのガイドレール10の他に車
体1の上部と下部に設けられた図外のガイドレールによ
ってもスライドをガイドされる。
前記凹部40は、車体1のリヤフェンダアウタ31に前後方
向に長穴32を延設すると共に、この長穴32の周縁に車体
内側に折曲されたフランジ33を形成し、このフランジ33
に、第2図に示すような凹形状のガイドレールカバー50
をスポット溶接により接合して形成されている。
また、第1図のように、凹部40の開口面41の上側には取
付段部42が形成され、この取付段部42にフィニッシャ60
の上部がクリップ止めされている。このフィニッシャ60
は、凹部40及びガイドレール10を、ローラ装置21がスラ
イドするためのガイド用空間43を残して覆い隠すための
もので、樹脂により形成され凹部40に沿って前後方向に
延在されている。
また、前記フィニッシャ60は、第1図に示すように、上
部の内側にクリップ61が立設されると共に、下部にはフ
ィニッシャ側係合部として上を向いた鉤状の係合爪62が
形成されている。そして、クリップ61が上記のように取
付段部42に形成された取付用穴44に掛止され、一方、係
合爪62は、前記ガイドレール10に取り付けられたガイド
レール側係合部としての下向き鉤状の係合フランジ13に
対して係合される。
尚、このクリップ61はこのクリップ止め状態でフィニッ
シャ60の外表面がリヤフェンダアウタ31の外表面と同一
面となるように形成されている。
また、この係合爪62と係合フランジ13との係合状態は、
図示するように、車体外側に隙a,車体中央側に隙b,上方
に隙cを有する係合状態となっている。
さらに、前記フィニッシャ60の下端部に上側シールラバ
ー71が設けられると共に、前記凹部40の開口面41の下端
部に下側シールラバー72が設けられていて、両ラバー7
1,72の先端同士が当接して前記ガイド用空間43を塞ぎ、
また、ローラ装置21のスライドは両者が変形することで
可能としている。
次に、実施例の作用を説明する。
(イ)組付時 まず、本考案スライドドアのガイドレール部車体構造の
組付手順を説明する。
リヤフェンダアウタ31に開口した長穴32にガイドレール
カバー50をスポット溶接で接合して凹部40を形成し、こ
の凹部40にガイドレール10をボルト14で取り付ける。そ
れから、このガイドレール10にローラ装置21を取り付け
てスライドドア20を組み付ける。
次に、フィニッシャ60の下部のフィニッシャ側係合部と
しての係合爪62をガイドレール側係合部としての係合フ
ランジ13に係合させ、その後、このフィニッシャ60の上
部のクリップ61を取付用穴44に止める。
尚、上側シールラバー71は予めフィニッシャ60に取り付
けておく。また、下側シールラバー72はフィニッシャ60
を取り付ける前に車体1に取り付けておく。
(ロ)フィニッシャ取付状態 上述のようにして、フィニッシャ60を取り付けることで
ガイドレール10及び凹部40はフィニッシャ60及び両シー
ルラバー71,72に完全に覆い隠される。
従って、ガイドレール10及び凹部40が外から見えず見栄
えが良いと共にガイドレール10内への埃の侵入が防止さ
れ、ローラ装置21の作動が安定する。
また、フィニッシャ60はリヤフェンダアウタ31に対して
クリップ61で固定されるから、リヤフェンダアウタ31に
対する位置は一定される。即ち、フィニッシャ60の外表
面がリヤフェンダアウタ31の外表面と同一面となるよう
に取り付けることを確実に行うことができる。
また、フィニッシャ60の係合爪62とガイドレール10の係
合フランジ13とは、隙a,b,cを有して係合されているか
ら、車体1に対するガイドレール10の取付位置のバラツ
キがこの隙により吸収されると共に、スライドドア20を
スライドさせたときにガイドレール10が撓んだ場合にも
その撓みが吸収される。。
(ハ)フィニッシャ取り外し時 前記フィニッシャ60を車体1から外す場合には、取付時
とは逆に、最初にクリップ61を外してから係合爪62と係
合フランジ13との係合を外し取り外すものである。従っ
て、フィニッシャ60の下側のガイド用空間43側から手を
入れてむりにフィニッシャ60を外そうとしても、係合爪
62と係合フランジ13との係合が外れないため、クリップ
61を外すことができず、フィニッシャ60を外すことがで
きない。
よって、実施例構造では、以下に列挙する効果が得られ
る。
ガイドレール10及び凹部40がフィニッシャ60と両シ
ールラバー71,72により完全に覆い隠されていて、ま
た、フィニッシャ60と車体1間に隙もないために、見栄
えが良いし、ガイドレール10内への埃の侵入が防止され
てスライドドア20のスライドが安定する。
フィニッシャ60はその表面が車体1の外表面と同一
面となるように取り付けられるために、見栄えが良い
し、空気抵抗も少ない。
フィニッシャ60は単独の樹脂成形部材であるため
に、車体1の外表面形状に一致するように成形するのが
容易である。
フィニッシャ60の係合爪62とガイドレール10の係合
フランジ13とが、隙a,b,cを有した係合状態となってい
て、この隙a,b,cによりガイドレール10の車体1に対す
る取付バラツキを吸収することができるために、この取
付バラツキによりフィニッシャ60の取付位置にバラツキ
が生じることがないという効果が得られる。
フィニッシャ60に係合爪62を設け、下側のガイド用
空間43からムリにフィニッシャ60を外そうとしても外れ
難いようにしたために、イタズラ等による脱落を防止で
きる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のスライドドアのガイ
ドレール部車体構造にあっては、凹部及びガイドレール
がフィニッシャに覆い隠されていて、見栄えがよい。し
かも、フィニッシャが部材として独立しているから車体
外表面形状に一致するように成形するのが容易で、これ
によっても見栄えが向上する。
また、フィニッシャ側係合部とガイドレール側係合部と
を、両者の間に車幅方向ならびに上下方向に隙を有して
係合させたため、ガイドレールの取付位置にばらつきが
あっても隙により吸収してフィニッシャの車体に対する
位置を一定させて見栄えよくできるし、スライドドアを
スライドさせてガイドレールが撓んだ場合に、この撓み
の伝達でフィニッシャが撓むことがないようにして、フ
ィニッシャの見栄えおよび耐久性を向上させることがで
きるとともに、フィニッシャが撓むことで異音が生じる
のを防止できる。
両係合部を設けたことで、フィニッシャの下側のガイド
用空間からムリにフィニッシャを外そうとしても両係合
部同士の係合があって、クリップのみと比べ非常に外れ
難いために、イタズラ等による脱落を防止することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例のスライドドアのガイドレール
部車体構造を示す縦断面図、第2図は実施例構造を有す
る車体を示す斜視図である。 10…ガイドレール 13…係合フランジ(ガイドレール側係合部) 20…スライドドア 30…リヤフェンダ(車体側部) 40…凹部 60…フィニッシャ 61…クリップ 62…係合爪(フィニッシャ側係合部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側部に前後方向に延設された凹部内
    に、スライドドアを案内支持するガイドレールが設けら
    れ、 前記凹部の開口面の下側にガイド用空間を残してこの凹
    部を覆い隠すフィニッシャが設けられ、 該フィニッシャは上部が車体に対してクリップ止めさ
    れ、かつ、フィニッシャ下部に設けられたフィニッシャ
    側係合部がガイドレールに形成されたガイドレール側係
    合部に対し車幅方向ならびに上下方向に隙を有して係合
    されていることを特徴とするスライドドアのガイドレー
    ル部車体構造。
JP1987129882U 1987-08-26 1987-08-26 スライドドアのガイドレ−ル部車体構造 Expired - Lifetime JPH0737955Y2 (ja)

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