JPH07179185A - 電気自動車のバッテリフロアの車体取付部構造 - Google Patents
電気自動車のバッテリフロアの車体取付部構造Info
- Publication number
- JPH07179185A JPH07179185A JP32568493A JP32568493A JPH07179185A JP H07179185 A JPH07179185 A JP H07179185A JP 32568493 A JP32568493 A JP 32568493A JP 32568493 A JP32568493 A JP 32568493A JP H07179185 A JPH07179185 A JP H07179185A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- upper wall
- cross frame
- floor
- reinforcement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両側面衝突時における倒れを防止できる電
気自動車のバッテリフロアの取付部構造を提供する。 【構成】 アルミ押出材から成るサイドフレーム３の内
側壁３Ａに開口部１５を形成し、ここにサイドフレーム
３よりも高さの低い、アルミ押出材から成るクロスフレ
ーム７の端部を挿入する。クロスフレーム７の上部には
コの字断面形状のレインフォース２０を取り付けて、レ
インフォース２０の上壁２０Ａとクロスフレーム７の上
壁７Ｃとの間にボルト２２が挿通されるカラー１８を挿
入する。レインフォース２０は前後側壁２０Ｂ，２０Ｃ
が下部程幅広に形成されている。
気自動車のバッテリフロアの取付部構造を提供する。 【構成】 アルミ押出材から成るサイドフレーム３の内
側壁３Ａに開口部１５を形成し、ここにサイドフレーム
３よりも高さの低い、アルミ押出材から成るクロスフレ
ーム７の端部を挿入する。クロスフレーム７の上部には
コの字断面形状のレインフォース２０を取り付けて、レ
インフォース２０の上壁２０Ａとクロスフレーム７の上
壁７Ｃとの間にボルト２２が挿通されるカラー１８を挿
入する。レインフォース２０は前後側壁２０Ｂ，２０Ｃ
が下部程幅広に形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車のバッテ
リフロアの車体取付部構造に関するものである。
リフロアの車体取付部構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電気自動車には駆動源として多数のバッ
テリが必要とされるが、このバッテリは例えば、特開昭
５２−１６７３３号公報に示されるように車体フロアの
下側に複数のバッテリをパック化（ここではモータ等も
一体化されている）して取り付けられたものがある。こ
の種のフロア構造においては、内部において化学変化を
伴うバッテリを車室内に配置しなくてすみ、車室内に搭
載する場合に比較してバッテリの搭載が行い易い点で有
利である。
テリが必要とされるが、このバッテリは例えば、特開昭
５２−１６７３３号公報に示されるように車体フロアの
下側に複数のバッテリをパック化（ここではモータ等も
一体化されている）して取り付けられたものがある。こ
の種のフロア構造においては、内部において化学変化を
伴うバッテリを車室内に配置しなくてすみ、車室内に搭
載する場合に比較してバッテリの搭載が行い易い点で有
利である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気自動車のフロア構造においては、バッテリパッ
クが車体フロアの下側にあるためバッテリパックの重心
が車体フロアの下側にあり、したがって、車両側面衝突
時にバリアから本体フロア側部のサイドシルへ印加され
る入力荷重に対してバッテリパックの慣性力が下方にオ
フセットした位置に生じてしまう。
来の電気自動車のフロア構造においては、バッテリパッ
クが車体フロアの下側にあるためバッテリパックの重心
が車体フロアの下側にあり、したがって、車両側面衝突
時にバリアから本体フロア側部のサイドシルへ印加され
る入力荷重に対してバッテリパックの慣性力が下方にオ
フセットした位置に生じてしまう。
【０００４】したがって、内側に押圧される車体フロア
の側壁によってバッテリフロアの側壁が内側に倒れを生
じてしまう。
の側壁によってバッテリフロアの側壁が内側に倒れを生
じてしまう。
【０００５】そのため、バッテリフロアの側壁がバッテ
リに干渉しないようバッテリフロア自体の強度・剛性を
高くしたりする必要がありバッテリフロアの重量増加を
招き製造費が高くなるという問題がある。
リに干渉しないようバッテリフロア自体の強度・剛性を
高くしたりする必要がありバッテリフロアの重量増加を
招き製造費が高くなるという問題がある。
【０００６】そこで、この発明は、軽量でありながら倒
れ変形に強い電気自動車のバッテリフロアの車体取付部
構造を提供するものである。
れ変形に強い電気自動車のバッテリフロアの車体取付部
構造を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】複数のバッテリが載置さ
れるバッテリフロアが車体フロアに取付可能にされてお
り、バッテリフロアの両側に設けられた車体前後方向に
沿うアルミ押出材から成るサイドフレームと、このサイ
ドフレームよりも高さが低い車幅方向に沿うアルミ押出
材から成るクロスフレームの端部との取付部に車体フロ
アに対する取付点が設定されている電気自動車のバッテ
リフロアの車体取付部構造であって、サイドフレームの
内側壁に開口部を形成し、サイドフレームの外側壁の内
面に前記開口部から挿入したクロスフレームの端部を取
り付け、クロスフレームの上部に、サイドフレームの上
壁下面に上部が固定される断面コの字状のレインフォー
スを、クロスフレームの両側壁をまたぐようにして取り
付け、このレインフォースの上壁とクロスフレームの上
壁との間に、クロスフレームの上壁とサイドメンバの上
壁を貫通するボルトが挿通されるカラーを介装したこと
を特徴とする。
れるバッテリフロアが車体フロアに取付可能にされてお
り、バッテリフロアの両側に設けられた車体前後方向に
沿うアルミ押出材から成るサイドフレームと、このサイ
ドフレームよりも高さが低い車幅方向に沿うアルミ押出
材から成るクロスフレームの端部との取付部に車体フロ
アに対する取付点が設定されている電気自動車のバッテ
リフロアの車体取付部構造であって、サイドフレームの
内側壁に開口部を形成し、サイドフレームの外側壁の内
面に前記開口部から挿入したクロスフレームの端部を取
り付け、クロスフレームの上部に、サイドフレームの上
壁下面に上部が固定される断面コの字状のレインフォー
スを、クロスフレームの両側壁をまたぐようにして取り
付け、このレインフォースの上壁とクロスフレームの上
壁との間に、クロスフレームの上壁とサイドメンバの上
壁を貫通するボルトが挿通されるカラーを介装したこと
を特徴とする。
【０００８】また、上記レインフォースとクロスフレー
ムとの間に断面コの字状のサブレインフォースを介装
し、サブレインフォースの上壁とレインフォースの上壁
との間にカラーを介装しても良く、上記レインフォース
を下部にゆく程幅広に形成しても良い。
ムとの間に断面コの字状のサブレインフォースを介装
し、サブレインフォースの上壁とレインフォースの上壁
との間にカラーを介装しても良く、上記レインフォース
を下部にゆく程幅広に形成しても良い。
【０００９】
【作用】車両側面衝突時において車体フロアの側部に入
力荷重が作用すると、車体フロアの側壁の倒れと共にバ
ッテリフロアのサイドフレームが内側へ倒れようとする
が、レインフォースがクロスフレームとサイドフレーム
との間で両者の位置変化を規制するためサイドフレーム
の倒れは最小限に食い止められる。
力荷重が作用すると、車体フロアの側壁の倒れと共にバ
ッテリフロアのサイドフレームが内側へ倒れようとする
が、レインフォースがクロスフレームとサイドフレーム
との間で両者の位置変化を規制するためサイドフレーム
の倒れは最小限に食い止められる。
【００１０】また、ともにアルミ押出材から成るサイド
フレームとクロスフレームとにレインフォースを用いて
カラーを装着できるため、鉄製のカラーを用いることが
可能となり、サイドフレームとクロスフレームとの結合
強度を高めると共に車体フロアとの取付強度を高める。
フレームとクロスフレームとにレインフォースを用いて
カラーを装着できるため、鉄製のカラーを用いることが
可能となり、サイドフレームとクロスフレームとの結合
強度を高めると共に車体フロアとの取付強度を高める。
【００１１】そして、サブレインフォースを用いた場合
には、レインフォースとサブレインフォースとの間にカ
ラーを予め組み付けておくことができる。
には、レインフォースとサブレインフォースとの間にカ
ラーを予め組み付けておくことができる。
【００１２】また、レインフォースを下部にゆく程幅広
に形成した場合には、サイドフレームにかかる内側へ倒
れる方向への荷重に対して有効に作用する。
に形成した場合には、サイドフレームにかかる内側へ倒
れる方向への荷重に対して有効に作用する。
【００１３】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
する。
【００１４】図４において、１はバッテリフロアを示
し、このバッテリフロア１は図５に示すように車体フロ
ア２に取付可能にされている。
し、このバッテリフロア１は図５に示すように車体フロ
ア２に取付可能にされている。
【００１５】バッテリフロア１は両側部に車体前後方向
に沿うサイドフレーム３が設けられ、前部と後部とには
各々車幅方向に沿うフロントクロスフレーム４とリヤク
ロスフレーム５とが設けられ、各サイドフレーム３の後
端にはリヤクロスフレーム５の端部に接続されるＬ字状
のサブフレーム６が設けられている。
に沿うサイドフレーム３が設けられ、前部と後部とには
各々車幅方向に沿うフロントクロスフレーム４とリヤク
ロスフレーム５とが設けられ、各サイドフレーム３の後
端にはリヤクロスフレーム５の端部に接続されるＬ字状
のサブフレーム６が設けられている。
【００１６】そして、両サイドフレーム３にまたがって
車幅方向に沿い３つのクロスフレーム７の両端が取り付
けられている。また、各クロスフレーム７間、フロント
クロスフレーム４とクロスフレーム７間及びクロスフレ
ーム７とリヤクロスフレーム５間には仕切フレーム８が
設けられ、このクロスフレーム７と仕切フレーム８とに
よってバッテリ９の収納部１０が区画形成されている。
車幅方向に沿い３つのクロスフレーム７の両端が取り付
けられている。また、各クロスフレーム７間、フロント
クロスフレーム４とクロスフレーム７間及びクロスフレ
ーム７とリヤクロスフレーム５間には仕切フレーム８が
設けられ、このクロスフレーム７と仕切フレーム８とに
よってバッテリ９の収納部１０が区画形成されている。
【００１７】一方、車体フロア２は図５に示すようにフ
ロアパネル１１の両側部に車体前後方向に沿ってサイド
シル１２が取り付けられ、フロアパネル１１の両側下面
に車体前後方向に沿ってサイドメンバ１３が取り付けら
れている。尚、Ｄはドア、Ｂはバリヤを示す。
ロアパネル１１の両側部に車体前後方向に沿ってサイド
シル１２が取り付けられ、フロアパネル１１の両側下面
に車体前後方向に沿ってサイドメンバ１３が取り付けら
れている。尚、Ｄはドア、Ｂはバリヤを示す。
【００１８】そして上記バッテリフロア１の周囲のサイ
ドフレーム３、フロントクロスフレーム４、リヤクロス
フレーム５及びサブフレーム６が車体フロア２のサイド
メンバ１３、フロントクロスメンバ（図示せず）、リヤ
クロスメンバ（図示せず）等に、取付可能にされてい
る。
ドフレーム３、フロントクロスフレーム４、リヤクロス
フレーム５及びサブフレーム６が車体フロア２のサイド
メンバ１３、フロントクロスメンバ（図示せず）、リヤ
クロスメンバ（図示せず）等に、取付可能にされてい
る。
【００１９】ここで、上記サイドフレーム３のサイドメ
ンバ１３に対する取付点（後述するボルト挿通孔１６）
はサイドフレーム３とクロスフレーム７の端部との取付
部分に設定されている。
ンバ１３に対する取付点（後述するボルト挿通孔１６）
はサイドフレーム３とクロスフレーム７の端部との取付
部分に設定されている。
【００２０】具体的にこの取付部について図１〜３によ
って説明する。同図において、サイドフレーム３、クロ
スフレーム７はともにアルミ押出材から閉断面構造に形
成された部材であって、クロスフレーム７の前後側壁７
Ａ，７Ｂの下部にはバッテリ９が載置されるリブ１４が
設けられている。
って説明する。同図において、サイドフレーム３、クロ
スフレーム７はともにアルミ押出材から閉断面構造に形
成された部材であって、クロスフレーム７の前後側壁７
Ａ，７Ｂの下部にはバッテリ９が載置されるリブ１４が
設けられている。
【００２１】図１に示すように、サイドフレーム３の内
側壁３Ａにはクロスフレーム７が挿入される開口部１５
（底壁に及ぶ）が形成されている。
側壁３Ａにはクロスフレーム７が挿入される開口部１５
（底壁に及ぶ）が形成されている。
【００２２】サイドフレーム３の開口部１５の形成部位
に対応する上壁３Ｂには取付点としてのボルト挿通孔１
６が形成され、サイドフレーム３の外側壁３Ｃであって
開口部１５に対応する上壁３Ｂとの境界部分と、クロス
フレーム７の上壁７Ｃの端縁に対応する部位には各々ス
リット１７が形成されている。
に対応する上壁３Ｂには取付点としてのボルト挿通孔１
６が形成され、サイドフレーム３の外側壁３Ｃであって
開口部１５に対応する上壁３Ｂとの境界部分と、クロス
フレーム７の上壁７Ｃの端縁に対応する部位には各々ス
リット１７が形成されている。
【００２３】一方、クロスフレーム７の端部、具体的に
はサイドフレーム３の開口部１５からサイドフレーム３
内に挿入される部分には、その上壁７Ｃに上記ボルト挿
通孔１６に対応する位置に後述するカラー１８の下端の
セレーション部１８Ａの固定孔１９が形成されている。
はサイドフレーム３の開口部１５からサイドフレーム３
内に挿入される部分には、その上壁７Ｃに上記ボルト挿
通孔１６に対応する位置に後述するカラー１８の下端の
セレーション部１８Ａの固定孔１９が形成されている。
【００２４】２０はアルミ押出材から成るレインフォー
スであって断面コの字状に形成され、上壁２０Ａはサイ
ドフレーム３の上壁３Ｂの下面に当接し、上壁２０Ａの
前後側縁から下側に延びる前壁２０Ｂと後壁２０Ｃを備
えている。そして、この前壁２０Ｂ、後壁２０Ｃは下方
にゆく程内側が幅広に形成されており、下縁にはクロス
フレーム７の前後側壁７Ａ，７Ｂと上壁７Ｃとのコーナ
部に当接させるため、外側に有段成形された当たり面２
０Ｄが設けられている。また、上壁２０Ａにはクロスフ
レーム７の固定孔１９に対応する位置に前記カラー１８
の上端のセレーション部１８Ａの固定孔２１が設けられ
ている。
スであって断面コの字状に形成され、上壁２０Ａはサイ
ドフレーム３の上壁３Ｂの下面に当接し、上壁２０Ａの
前後側縁から下側に延びる前壁２０Ｂと後壁２０Ｃを備
えている。そして、この前壁２０Ｂ、後壁２０Ｃは下方
にゆく程内側が幅広に形成されており、下縁にはクロス
フレーム７の前後側壁７Ａ，７Ｂと上壁７Ｃとのコーナ
部に当接させるため、外側に有段成形された当たり面２
０Ｄが設けられている。また、上壁２０Ａにはクロスフ
レーム７の固定孔１９に対応する位置に前記カラー１８
の上端のセレーション部１８Ａの固定孔２１が設けられ
ている。
【００２５】そして、組み付けにあたっては、図２に示
すように上記クロスフレーム７の上壁７Ｃの固定孔１９
とレインフォース２０の固定孔２１との間に、ボルト２
２が挿通される鉄製のカラー１８のセレーション部１８
Ａが固定され、レインフォース２０の前後側壁２０Ｂ，
２０Ｃの下縁が当たり面２０Ｄによって位置決めされて
クロスフレーム７に溶接接合され、レインフォース２０
を装着したクロスフレーム７をサイドフレーム３の開口
部１５に挿入し、サイドフレーム３の各スリット１７に
おいて、クロスフレーム７とレインフォース２０とをサ
イドフレーム３に溶接し、クロスフレーム７の端部下縁
をサイドフレーム３に溶接する。尚、図２中２３は作業
孔、図５中２５はアウトリガを示す。また、図１，２に
おいてＦＲは車体前方を示す。
すように上記クロスフレーム７の上壁７Ｃの固定孔１９
とレインフォース２０の固定孔２１との間に、ボルト２
２が挿通される鉄製のカラー１８のセレーション部１８
Ａが固定され、レインフォース２０の前後側壁２０Ｂ，
２０Ｃの下縁が当たり面２０Ｄによって位置決めされて
クロスフレーム７に溶接接合され、レインフォース２０
を装着したクロスフレーム７をサイドフレーム３の開口
部１５に挿入し、サイドフレーム３の各スリット１７に
おいて、クロスフレーム７とレインフォース２０とをサ
イドフレーム３に溶接し、クロスフレーム７の端部下縁
をサイドフレーム３に溶接する。尚、図２中２３は作業
孔、図５中２５はアウトリガを示す。また、図１，２に
おいてＦＲは車体前方を示す。
【００２６】上記実施例構造によれば、車両側面衝突時
において車体フロア２のサイドシル１２にバリヤＢから
入力荷重が作用すると従来では図６に示すようにバッテ
リフロア１の下側に作用する外側方向への慣性力により
サイドフレーム３の上部が、サイドメンバ１３の車室内
側の変位に引っ張られて内側に倒れようとする。
において車体フロア２のサイドシル１２にバリヤＢから
入力荷重が作用すると従来では図６に示すようにバッテ
リフロア１の下側に作用する外側方向への慣性力により
サイドフレーム３の上部が、サイドメンバ１３の車室内
側の変位に引っ張られて内側に倒れようとする。
【００２７】しかし、図５に示すようにこの実施例の構
造ではサイドフレーム３とクロスフレーム７との間に介
装されたレインフォース２０が、サイドフレーム３とク
ロスフレーム７間でカラー１８と共に両者の位置変化を
規制するため、サイドフレーム３の倒れは最小限に食い
止められる。とりわけ、レインフォース２０の前後側壁
２０Ｂ，２０Ｃが下方程内側に向かって幅広となってい
るため、サイドフレーム３の内側への倒れに対して対抗
するモーメントが大きくなり効果的に倒れ防止がなされ
る。
造ではサイドフレーム３とクロスフレーム７との間に介
装されたレインフォース２０が、サイドフレーム３とク
ロスフレーム７間でカラー１８と共に両者の位置変化を
規制するため、サイドフレーム３の倒れは最小限に食い
止められる。とりわけ、レインフォース２０の前後側壁
２０Ｂ，２０Ｃが下方程内側に向かって幅広となってい
るため、サイドフレーム３の内側への倒れに対して対抗
するモーメントが大きくなり効果的に倒れ防止がなされ
る。
【００２８】そして、このようにレインフォース２０を
用いてカラー１８を固定できるため鉄製のカラー１８を
アルミ製のサイドフレーム３とクロスフレーム７とに確
実かつ精度良く取り付けることができる。
用いてカラー１８を固定できるため鉄製のカラー１８を
アルミ製のサイドフレーム３とクロスフレーム７とに確
実かつ精度良く取り付けることができる。
【００２９】また、このように倒れ防止に対しても充分
な強度を有する構造であるため、サイドフレーム３とク
ロスフレーム７との結合強度も高くなる利点がある。
な強度を有する構造であるため、サイドフレーム３とク
ロスフレーム７との結合強度も高くなる利点がある。
【００３０】次に、この発明の第２実施例を図７によっ
て説明する。この実施例は前述した第１実施例における
レインフォース２０に当たり面２０Ｄを形成することな
く、レインフォース２０とクロスフレーム７との間にサ
ブレインフォース２４を設けたものである。サブレイン
フォース２４は断面コの字状の部材であって、下部はク
ロスフレーム７に上部はレインフォース２０に接合され
るものである。この実施例においてはレインフォース２
０とサブレインフォース２４とに予めカラー１８をセッ
トしておいてこれをサブアッセンブリしておけるため、
作業が行ない易い点で有利である。ここで、他の構成作
用については第１実施例と同様であるので同一部分に同
一符号を付して説明は省略する。
て説明する。この実施例は前述した第１実施例における
レインフォース２０に当たり面２０Ｄを形成することな
く、レインフォース２０とクロスフレーム７との間にサ
ブレインフォース２４を設けたものである。サブレイン
フォース２４は断面コの字状の部材であって、下部はク
ロスフレーム７に上部はレインフォース２０に接合され
るものである。この実施例においてはレインフォース２
０とサブレインフォース２４とに予めカラー１８をセッ
トしておいてこれをサブアッセンブリしておけるため、
作業が行ない易い点で有利である。ここで、他の構成作
用については第１実施例と同様であるので同一部分に同
一符号を付して説明は省略する。
【００３１】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば、レインフォース２０の前後側壁２０
Ｂ，２０Ｃは上部と下部とが同一幅の形状でも良い。
ではなく、例えば、レインフォース２０の前後側壁２０
Ｂ，２０Ｃは上部と下部とが同一幅の形状でも良い。
【００３２】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項１に記載
した発明によれば、車両側面衝突時において車体フロア
の側部に入力荷重が作用すると、車体フロアの側部の倒
れと共にバッテリフロアのサイドフレームが内側に倒れ
ようとするが、レインフォースがクロスフレームとサイ
ドフレームとの間で両者の位置変化を規制するためサイ
ドフレームの倒れは最小限に食い止められる。
した発明によれば、車両側面衝突時において車体フロア
の側部に入力荷重が作用すると、車体フロアの側部の倒
れと共にバッテリフロアのサイドフレームが内側に倒れ
ようとするが、レインフォースがクロスフレームとサイ
ドフレームとの間で両者の位置変化を規制するためサイ
ドフレームの倒れは最小限に食い止められる。
【００３３】また、ともにアルミ押出材から成るサイド
フレームとクロスフレームとにレインフォースを用いて
カラーを装着できるため、鉄製のカラーを用いることが
可能となり、サイドフレームとクロスフレームとの結合
強度を高めると共に車体フロアとの取付強度を高めるこ
とができる。
フレームとクロスフレームとにレインフォースを用いて
カラーを装着できるため、鉄製のカラーを用いることが
可能となり、サイドフレームとクロスフレームとの結合
強度を高めると共に車体フロアとの取付強度を高めるこ
とができる。
【００３４】そして請求項２に記載した発明によれば、
レインフォースとサブレインフォースとの間にカラーを
予め組み付けておくことができ、組み付け作業が行ない
易い。
レインフォースとサブレインフォースとの間にカラーを
予め組み付けておくことができ、組み付け作業が行ない
易い。
【００３５】また、請求項３に記載した発明によれば車
両側面衝突時においてサイドフレームにかかる内側へ倒
れる方向への荷重に対して有効に作用することができ
る。
両側面衝突時においてサイドフレームにかかる内側へ倒
れる方向への荷重に対して有効に作用することができ
る。
【図１】この発明の第１実施例の要部分解斜視図。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図。
【図３】図１のＢ−Ｂ線に沿う断面図。
【図４】バッテリフロアの斜視図。
【図５】車体フロアにバッテリフロアを取り付けた状態
の断面図。
の断面図。
【図６】従来技術の衝突時における変形状況を示す断面
図。
図。
【図７】この発明の第２実施例の分解斜視図。
１…バッテリフロア ２…車体フロア ３…サイドフレーム ３Ａ…内側壁 ３Ｂ…上壁 ３Ｃ…外側壁 ７…クロスフレーム １５…開口部 １６…ボルト挿通孔 １８…カラー ２０…レインフォース ２０Ａ…上壁 ２２…ボルト ２４…サブレインフォース
Claims (3)
- 【請求項１】 複数のバッテリが載置されるバッテリフ
ロアが車体フロアに取付可能にされており、バッテリフ
ロアの両側に設けられた車体前後方向に沿うアルミ押出
材から成るサイドフレームと、このサイドフレームより
も高さが低い車幅方向に沿うアルミ押出材から成るクロ
スフレームの端部との取付部に車体フロアに対する取付
点が設定されている電気自動車のバッテリフロアの車体
取付部構造であって、サイドフレームの内側壁に開口部
を形成し、サイドフレームの外側壁の内面に前記開口部
から挿入したクロスフレームの端部を取り付け、クロス
フレームの上部に、サイドフレームの上壁下面に上部が
固定される断面コの字状のレインフォースを、クロスフ
レームの両側壁をまたぐようにして取り付け、このレイ
ンフォースの上壁とクロスフレームの上壁との間に、ク
ロスフレームの上壁とサイドメンバの上壁を貫通するボ
ルトが挿通されるカラーを介装したことを特徴とする電
気自動車のバッテリフロアの車体取付部構造。 - 【請求項２】 上記レインフォースとクロスフレームと
の間に断面コの字状のサブレインフォースを介装し、サ
ブレインフォースの上壁とレインフォースの上壁との間
にカラーを介装したことを特徴とする請求項１記載の電
気自動車のバッテリフロアの車体取付部構造。 - 【請求項３】 上記レインフォースが下部にゆく程幅広
に形成されていることを特徴とする請求項１又は２に記
載の電気自動車のバッテリフロアの車体取付部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32568493A JPH07179185A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電気自動車のバッテリフロアの車体取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32568493A JPH07179185A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電気自動車のバッテリフロアの車体取付部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07179185A true JPH07179185A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18179569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32568493A Pending JPH07179185A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電気自動車のバッテリフロアの車体取付部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07179185A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11511085A (ja) * | 1995-07-21 | 1999-09-28 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 屋根付きコンテナ |
| KR100483119B1 (ko) * | 2002-09-04 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 트랜스미션의 마운팅 구조 |
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