JPH07117726A - 車体フロア構造 - Google Patents

車体フロア構造

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Publication number
JPH07117726A
JPH07117726A JP5266194A JP26619493A JPH07117726A JP H07117726 A JPH07117726 A JP H07117726A JP 5266194 A JP5266194 A JP 5266194A JP 26619493 A JP26619493 A JP 26619493A JP H07117726 A JPH07117726 A JP H07117726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
frame
pillar
sill
joined
Prior art date
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Pending
Application number
JP5266194A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Namiiri
厚 波入
Yasukuni Matsuura
康城 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5266194A priority Critical patent/JPH07117726A/ja
Publication of JPH07117726A publication Critical patent/JPH07117726A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 側面衝突時におけるバッテリの保護と、衝突
エネルギー吸収特性の向上とを図る。 【構成】 バッテリフレーム10のサイドフレーム13
を結合したサイドメンバ3と、サイドシル8とに跨って
複数個のアウトリガを結合し、センターピラー16のピ
ラーアウタ16bの裏面と、シルインナ8aの裏面のア
ウトリガ接合部分とを、テンション部材17で接続して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体フロア構
造、とりわけ、バッテリを動力源とする電気自動車の車
体フロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車にあっては車載バッテリが可
成りの重量および搭載スペースを占めるため、従来では
例えば、特開平5−208617号公報に示されている
ように、フロアパネルの下側に専用の剛体構造のバッテ
リフレームを配設し、このバッテリフレーム上に複数個
のバッテリを搭載して、該バッテリをフロアパネルとバ
ッテリフレームとの間に密閉、格納するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両の側面衝突時に一
側方より衝突入力が作用すると、バッテリフレームが変
形し、バッテリに干渉するおそれがある。
【0004】そこで、本発明は車両の側面衝突時におけ
るバッテリフレームの変形を阻止してバッテリを安全に
保護することができると共に、フロア側部の潰れストロ
ークを十分に確保できて衝突エネルギー吸収特性を向上
することができる車体フロア構造を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】フロアパネルの下面に接
合配置したフロアメンバのサイドメンバおよびクロスメ
ンバに、バッテリフレームのサイドフレームおよびフロ
ントフレーム、リヤフレームを結合し、該バッテリフレ
ーム上にバッテリを搭載して、該バッテリをフロアパネ
ルとバッテリフレームとの間に密閉、格納した構造であ
って、かつ、前記サイドメンバの外側に配置されてフロ
アパネルの側縁部を接合したサイドシルの少なくともサ
イドシル上に立設したピラー結合部近傍部位と、サイド
メンバとに跨って複数個のアウトリガを結合する一方、
サイドシル上に立設したピラーの内部とサイドシルの内
部とに跨って、ピラーアウタの裏面とシルインナ裏面の
アウトリガ接合部分とを接続するテンション部材を配設
してある。
【0006】
【作用】車両の側面衝突によりピラーに衝突入力が該ピ
ラーの内倒れ荷重として作用すると、アウトリガの底壁
側にはテンション部材を介して引張り荷重が発生して、
フロアパネルの側部のスムーズな圧潰変形を開始させる
トリガを生じ、このフロアパネル側部の圧潰変形に伴っ
てアウトリガ全体のスムーズな圧潰変形が開始される。
【0007】前記衝突入力の発生と同時に、バッテリフ
レームには、該バッテリフレーム自体の荷重とバッテリ
の荷重とによって、衝突入力方向と反対方向の慣性力が
働き、アウトリガ全体の圧潰変形が促進される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0009】図5は本発明の一実施例の全体構造を示す
もので、1はフロアパネル、2はフロアパネル1の下面
に接合配置されてフロア骨格を構成するフロアメンバ
で、車体前後方向に延在する一対のサイドメンバ3,3
と、これらサイドメンバ3,3間に跨って結合されて車
幅方向に延在するクロスメンバ4,5,6と、サイドメ
ンバ3,3とクロスメンバ5とに跨って結合されたガセ
ットメンバ7とを備えている。
【0010】また、前記サイドメンバ3,3の各外側に
は、フロアパネル1の側縁部を接合すると共に上面部に
後述するピラーを立設したサイドシル8の該ピラー結合
部近傍部位を、複数個のアウトリガ9を介して結合して
ある。
【0011】サイドメンバ3、クロスメンバ4,5,
6、ガセットメンバ7、およびアウトリガ9は何れもフ
ロアパネル1の下面に接合されて閉断面を形成する逆ハ
ット形断面に形成してある。
【0012】サイドシル8は、シルインナ8aとシルア
ウタ8bとで閉断面に形成されていて、フロアパネル1
およびアウトリガ9は該シルインナ8aに接合してあ
る。
【0013】10は複数個のバッテリ11を搭載する有
底のバッテリフレームで、フロントフレーム12、両側
のサイドフレーム13、およびリヤフレーム14を有
し、これらフロントフレーム12、サイドフレーム1
3、リヤフレーム14を、前記フロアメンバ2の各対応
するサイドメンバ3、クロスメンバ4、およびクロスメ
ンバ5とガセットメンバ7に図1,2に示すようにボル
ト・ナット15によって結合して、前記バッテリ11を
フロアパネル1とバッテリフレーム10との間に密閉、
格納するようにしている。
【0014】16は前記サイドシル8の上面部に立設し
たピラー、例えばセンターピラーを示し、該センターピ
ラー16はピラーインナ16aとピラーアウタ16bと
で閉断面に形成され、ピラーインナ16aの下端部をシ
ルインナ8aの上端部に接合すると共に、ピラーアウタ
16bをシルアウタ8bの上面部に接合して、該サイド
シル8上に立設してある。
【0015】そして、前記センターピラー16の内部と
サイドシル8の内部とに跨って、ピラーアウタ16bの
裏面とシルインナ8aの裏面のアウトリガ接合部分とを
接続するテンション部材17を配設してある。
【0016】本実施例ではこのテンション部材17とし
て、ピラーアウタ16bの裏面に接合されてドアヒンジ
取付部の面剛性を高めるヒンジレインフォース18を有
効利用している。
【0017】ヒンジレインフォース18は、背面に図外
のドアヒンジ取付用のボルトを螺装するウエルドナット
19を配設してあり、該レインフォース18の下部に、
図3にも示すようにサイドシル8の内部を斜状に横切っ
てシルインナ8a側に延びる延出部20を形成し、この
延出部20をシルインナ8aの前記アウトリガ9との接
合部分に接合してある。
【0018】延出部20は本実施例では2股状に形成し
ているが、図4に示すように単一の脚片として延設して
もよい。
【0019】以上の実施例構造によれば、車両の側面衝
突によりセンターピラー18にバリヤ21の衝突入力
が、該センターピラー18の内倒れ荷重として作用する
と、アウトリガ9の底壁側にはテンション部材17を介
して引張り荷重が発生して、フロアパネル1の側部のス
ムーズな圧潰変形を開始させるトリガを生じさせ、この
フロアパネル1の側部の圧潰変形に伴って、図2に示す
ようにアウトリガ9全体のスムーズな圧潰変形が開始さ
れる。
【0020】ここで、前記衝突入力の発生と同時に、バ
ッテリフレーム10には、該バッテリフレーム10自体
の荷重とバッテリ11の荷重とによって、衝突入力方向
aと反対方向bに慣性力が働くため、アウトリガ9全体
の圧潰変形が促進される。
【0021】このように、バッテリフレーム10を結合
したサイドメンバ3の外側で、アウトリガ9のスムーズ
な圧潰変形が行われるため、衝突エネルギー吸収効果が
著しく増大し、以てサイドメンバ3およびバッテリフレ
ーム10に変形が波及するのを可及的に少なく抑えて、
バッテリ11を安全に保護することができる。
【0022】なお、前記実施例ではピラーとしてセンタ
ーピラーを例示したが、フロントピラーにも同様構造を
採ることができることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両の側
面衝突時には、ピラーの内倒れ荷重を利用してテンショ
ン部材によりアウトリガのスムーズな圧潰変形を行わせ
ることができるため、衝突エネルギー吸収効果を高めら
れ、サイドメンバ、バッテリフレームの変形を可及的に
少なく抑えて、バッテリを安全に保護することができる
という実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す略示的断面説明図。
【図2】図1の変形状態を示す略示的断面説明図。
【図3】同実施例の要部の分解斜視図。
【図4】テンション部材の異なる例を示す斜視図。
【図5】本発明の一実施例の全体構造を示す分解斜視
図。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 フロアメンバ 3 サイドメンバ 4,5,6 クロスメンバ 8 サイドシル 8a シルインナ 9 アウトリガ 10 バッテリフレーム 11 バッテリ 12 フロントフレーム 13 サイドフレーム 14 リヤフレーム 16 センターピラー(ピラー) 17 テンション部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの下面に接合配置したフロ
    アメンバのサイドメンバおよびクロスメンバに、バッテ
    リフレームのサイドフレームおよびフロントフレーム、
    リヤフレームを結合し、該バッテリフレーム上にバッテ
    リを搭載して、該バッテリをフロアパネルとバッテリフ
    レームとの間に密閉、格納した構造であって、かつ、前
    記サイドメンバの外側に配置されてフロアパネルの側縁
    部を接合したサイドシルの少なくともサイドシル上に立
    設したピラー結合部近傍部位と、サイドメンバとに跨っ
    て複数個のアウトリガを結合する一方、サイドシル上に
    立設したピラーの内部とサイドシルの内部とに跨って、
    ピラーアウタの裏面とシルインナ裏面のアウトリガ接合
    部分とを接続するテンション部材を配設したことを特徴
    とする車体フロア構造。
JP5266194A 1993-10-25 1993-10-25 車体フロア構造 Pending JPH07117726A (ja)

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