JPH07117730A - 電気自動車のフロア構造 - Google Patents

電気自動車のフロア構造

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Publication number
JPH07117730A
JPH07117730A JP26446593A JP26446593A JPH07117730A JP H07117730 A JPH07117730 A JP H07117730A JP 26446593 A JP26446593 A JP 26446593A JP 26446593 A JP26446593 A JP 26446593A JP H07117730 A JPH07117730 A JP H07117730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
battery
sill
attached
electric vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP26446593A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kosho
宏次 古庄
Katsuji Nishikawa
勝次 西川
Kenichiro Sato
健一郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP26446593A priority Critical patent/JPH07117730A/ja
Publication of JPH07117730A publication Critical patent/JPH07117730A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 側面衝突時にサイドシル,アウトリガ等を有
効に潰すことができる電気自動車のフロア構造を提供す
る。 【構成】 側部下面にサイドメンバ2が接合されたフロ
アパネル1の側縁にサイドシル3が取り付けられ、サイ
ドシル3とサイドメンバ2とがアウトリガ4によって連
結されている。サイドメンバ2の下側には複数のバッテ
リ5が載置されたバッテリフレーム6のサイドフレーム
7が取り付けられ、サイドフレーム7の内側壁にはサイ
ドメンバ2の内側面側に延びると共にバッテリフレーム
6に隣接したバッテリ5の外側面に対向するサポートメ
ンバ7Aが設けられている。バッテリ5はバッテリフレ
ーム6を仕切る縦フレーム10とサポートメンバ7Aと
に上部を支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車のフロア
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車には駆動源として多数のバッ
テリが必要とされるが、このバッテリは例えば特開昭5
2−16733号公報に開示されているように車体フロ
アの下側に複数のバッテリをパック化(ここではモータ
等も一体化されている)して取り付けられたものがあ
る。
【0003】この種のフロア構造においては、内部にお
いて化学変化を併なうバッテリを車室内に配置しなくて
済み、車室内に搭載する場合に比較してバッテリの搭載
が行い易い点で有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気自動車のフロア構造においては、バッテリパッ
クが車体フロアの下側にあるためバッテリパックの重心
が車体フロアよりも下側にあり、したがって、車両側面
衝突時にバリアから車体フロア側部のサイドシルへ印加
される入力荷重に対してバッテリパックの慣性力がそれ
よりも下方にオフセットした位置に生じてしまう。
【0005】よってバッテリパックと車体フロアとの間
にモーメントが生じ、サイドシル等のエネルギ吸収部材
を有効に潰してエネルギ吸収を十分に行うことができな
いという問題がある。
【0006】そこで、この発明は車両側面衝突時におい
て有効にエネルギ吸収を行うことができる電気自動車の
フロア構造に関するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】フロアパネルの側部下面
に閉断面構造部を形成するサイドメンバが取り付けられ
ると共にフロアパネルの側縁にはサイドシルが取り付け
られ、サイドシルとサイドメンバとがアウトリガによっ
て連結され、サイドメンバに、複数のバッテリが配置さ
れたバッテリフレームが着脱可能に取り付けられた電気
自動車のフロア構造であって、サイドメンバの下面に取
り付けられるバッテリフレームのサイドフレーム内側壁
に、サイドメンバの内側面側に延びると共にバッテリフ
レーム内のバッテリのうちサイドフレーム寄りのバッテ
リの外側面に対向するサポートメンバが設けられてい
る。
【0008】
【作用】車両側面衝突時にサイドシルに外力が作用する
と、アウトリガからサイドメンバに荷重が印加される。
サイドメンバに作用した荷重はサイドフレームに設けら
れたサポートメンバに伝達され、同じくサポートメンバ
に作用するバッテリの慣性力の位置と一致する。したが
って、サイドシル等に偏ったモーメントが作用せず、ア
ウトリガ、サイドシルを有効に潰れ変形させてエネルギ
吸収を行うことを可能とする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
【0010】図1において、1はフロアパネルを示し、
フロアパネル1の両側部下面には閉断面構造部を形成す
るハット型断面形状のサイドメンバ2が車体前後方向に
沿って取り付けられ、フロアパネル1の側縁部には閉断
面構造のサイドシル3が取り付けられている。そして、
サイドメンバ2の外側壁とサイドシル3のシルインナパ
ネル3Aとが複数箇所でアウトリガ4によって連結され
ている。
【0011】サイドメンバ2の下壁には、電気自動車の
駆動源として用いられる複数のバッテリ5が配置された
バッテリフレーム6のサイドフレーム7が図外のボルト
・ナットにより着脱可能に取り付けられている。
【0012】バッテリフレーム6は、図3に示すように
両側部に車体前後方向に沿って設けられた上記サイドフ
レーム7が設けられ、前部にはフロントクロスフレーム
8が後部には図外のリヤクロスフレームが設けられ、底
部には図1,2に示すボトムプレート9が設けられたも
のである。そして、これらサイドフレーム7とフロント
クロスフレーム8及びリヤクロスフレームとで囲まれる
部分が車体前後方向に沿って設けられた縦フレーム10
と車幅方向に沿って設けられた横フレーム11とによっ
て区画形成され、バッテリ5が2個一組で載置される収
納部12が形成されている。
【0013】ここで、図1,2に示すように上記縦フレ
ーム10はアルミ押し出し材から成る部材であって、バ
ッテリ5の両側に設けられた上部係止部5Aに係合して
バッテリ5を上部で支持するよう両側下部に傾斜面10
Aを備えており、ボトムプレート9はバッテリ5の下部
を保持するために一対のバッテリ5に対して4つの突出
部13を備えている。
【0014】尚、上記バッテリ5の上部は、断面コの字
状の押えプレート14を車体前後方向に沿ってバッテリ
5上面に配設し、フロントクロスメンバ8,リヤクロス
メンバ及び横フレーム11にボルト15締め(横フレー
ム11を共締めしている。)することによって固定され
ている。
【0015】上記サイドフレーム7はアルミの押し出し
材から成る閉断面構造の部材であって、サイドフレーム
7の内側壁には、サイドメンバ2の内側面側に延びると
共に、サイドフレーム7寄りのバッテリ5をその上部で
支持する傾斜面70Aを有するサポートメンバ7Aを有
している。したがって、サポートメンバ7Aはその外側
面をサイドメンバ2の内側面に対向させ、かつその内側
面をバッテリ5の上部外側面に対向させている。尚、図
3中FRは車体前側を示し、図2中Tはバッテリ5の端
子を示す。
【0016】上記実施例構造によれば、車両側面衝突時
において、バリアBが図1に示すサイドシル3の外側面
に衝突すると、この入力荷重はサイドシル3からアウト
リガ4を経てサイドメンバ2へと伝達されるが、このサ
イドメンバ2に作用した入力荷重はサイドフレーム7を
経てサポートメンバ7Aからバッテリ5に作用する。
【0017】一方、上記入力荷重によって発生するバッ
テリ5の慣性力はサポートメンバ7Aに作用する。
【0018】したがって、バッテリ5に作用する慣性力
と上記サイドシル3からサポートメンバ7Aに作用する
入力荷重の位置が上下方向高さで一致するため、サイド
シル3に上方向のモーメントが作用しなくなる。
【0019】その結果、サイドシル3,アウトリガ4及
びサイドメンバ2が有効に潰れ変形し、衝撃エネルギを
十分に吸収することができる。
【0020】即ち、バッテリ5が単にバッテリフレーム
に載置され、サポートメンバ7Aが存在しない従来のよ
うに入力荷重とバッテリ5の慣性力が偶力の関係になら
ず、サイドシル3に上方向のモーメントが作用しないの
である。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば車両側面衝突時においてサイドシルからアウトリガ
に作用する衝撃力をサイドフレームのサポートメンバか
らバッテリに作用させることによって、この入力荷重を
バッテリの慣性力の位置と一致させ、サイドシルに上向
きのモーメントを発生させることなく、サイドシル,ア
ウトリガ等を有効に潰してエネルギを吸収することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の図3のA−A線に沿う断
面図。
【図2】この発明の要部を示す分解斜視図。
【図3】バッテリフレームの平面説明図。
【符号の説明】
1…フロアパネル 2…サイドメンバ 3…サイドシル 4…アウトリガ 5…バッテリ 6…バッテリフレーム 7…サイドフレーム 7A…サポートメンバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの側部下面に閉断面構造部
    を形成するサイドメンバが取り付けられると共にフロア
    パネルの側縁にはサイドシルが取り付けられ、サイドシ
    ルとサイドメンバとがアウトリガによって連結され、サ
    イドメンバに、複数のバッテリが配置されたバッテリフ
    レームが着脱可能に取り付けられた電気自動車のフロア
    構造であって、サイドメンバの下面に取り付けられるバ
    ッテリフレームのサイドフレーム内側壁に、サイドメン
    バの内側面側に延びると共にバッテリフレーム内のバッ
    テリのうちサイドフレーム寄りのバッテリの外側面に対
    向するサポートメンバが設けられていることを特徴とす
    る電気自動車のフロア構造。
JP26446593A 1993-10-22 1993-10-22 電気自動車のフロア構造 Pending JPH07117730A (ja)

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JP26446593A JPH07117730A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 電気自動車のフロア構造

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JP26446593A JPH07117730A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 電気自動車のフロア構造

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JPH07117730A true JPH07117730A (ja) 1995-05-09

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ID=17403599

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JP26446593A Pending JPH07117730A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 電気自動車のフロア構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012214065A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Mitsubishi Motors Corp 電気自動車のバッテリ搭載構造
JP2017077842A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 マツダ株式会社 車両のバッテリ搭載構造
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JP2019018822A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 本田技研工業株式会社 スライドドア車の車体下部構造
EP4081357A4 (en) * 2019-12-24 2024-01-03 Magna Int Inc HYDROFORMING ALUMINUM EXTRUSIONS FOR VEHICLE BATTERY SHELL STRUCTURES

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