JPH11511085A - 屋根付きコンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、電気機器（１０〜１５）を装備できる基礎枠（１）を有し、この基礎枠（１）上に少なくとも一つの天蓋（１６）が被せられるか差し込まれる屋根付きコンテナに関する。この種の屋根付きコンテナはワゴンボックスの製造と無関係に簡単に電気機器を装備して配線することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 屋根付きコンテナ 本発明は屋根付きコンテナに関する。 この種の屋根付きコンテナは例えばドイツ特許第４３３３４３７Ｃ１号明細書 で知られている。公知の例では電気機器および配線を収容するために使用されて いる屋根付きコンテナは走行車の屋根の構成部品である。この屋根付きコンテナ への電気機器の装備並びにその配線はワゴンボックスを完成した後にはじめて可 能となる。 別の屋根付きコンテナはドイツ実用新案登録第９２１５８１４号明細書に記載 されている。この屋根付きコンテナの場合、ハウジングは矩形の底、２つの側面 壁および２つの端面壁で形成されている。このハウジングはこれを全面的に覆う 一体部品のカバーで覆うことができる。ハウジング内に配置された構成要素に両 側面から容易に接近することができるようにするために、両側面壁の上縁に着脱 可能なヒンジ継手が配置されている。これによってハウジングカバーは交互には ね上げて開くことができる。 本発明の課題は、ワゴンボックスの完成と無関係に簡単に電気機器を装備して 配線することができるような屋根付きコンテナを提供することにある。 本発明によればこの課題は、請求項１に記載の特徴事項によって解決される。 本発明の他の有利な実施態様は他の請求項に記載されている。 請求項１に記載の屋根付きコンテナは電気機器を装備できる基礎枠を有し、こ の基礎枠上に少なくとも一つの天蓋が被せられるか差し込まれる。基礎枠および 天蓋が別個の構造部品として作られていることによって、本発明に基づく屋根付 きコンテナは例えば電車電動機トランスバータおよび電力変換器のような電気機 器が簡単に装備できる。電気機器を装備し互いに配線した後、ただ天蓋を被せる か差し込むだけで済む。従って請求項１に記載の屋根付きコンテナは簡単に予め 組み立てることができる。 本発明に基づく屋根付きコンテナの場合、種々の材料を有利に組み合わせるこ とができる（請求項４〜７参照）。即ち例えば基礎枠並びに天蓋は導電性材料で 構成できる。これらの導電性材料は種々のものからなり、即ち例えば基礎枠は鋼 から成り、天蓋はアルミニウムで作られる。これによって改善されたＥＭＶ保護 作用が得られる。これに対して電気絶緑材料から成る基礎枠の場合、簡単に中間 電位が形成される。中間電位の形成は例えば無軌道電車の場合に必要である。 請求項８に記載の屋根付きコンテナの場合も電磁的調和が改善される。 請求項１１に記載の屋根付きコンテナの場合、火災防止要件が簡単に満たされ る。同時に枠カバーによってＥＭＶ保護作用が改善される。 請求項１２記載の屋根付きコンテナは有利には残りの電気構成要素から主電流 配線を分離することによって高いＥＭＶ安全性を提供する。 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。 図１は基礎枠の平面図、 図２は電気機器を装備した後における図１の基礎枠の平面図、 図３は図１の基礎枠上に差し込まれる天蓋の平面図、 図４は完全に組み立てられた屋根付きコンテナの天蓋カバーが開かれた状態の 平面図である。 図１および図２において１は屋根付きコンテナの基礎枠である。この基礎枠１ は図示の実施例においては矩形に形成され、二つの縦梁２、３並びに二つの横梁 ４、５を有している。しかし基礎枠１は走行車の屋根の輪郭に合わせた別の形状 にすることもできる。 基礎枠１の内部にもう二つの縦梁６、７並びにもう二つの横梁８、９が配置さ れている。これによって電気機器並びに電気機器を装備したプレート（機器盤） を基礎枠１上に簡単に載せられる。 図２に示した実施例の場合、基礎枠１は電力配電器１０、駆動制御装置１１並 びに補助保護盤１２および変成器盤１３を支持している。更に基礎枠１上に電車 電動機トランスバータ４および電力変換器１５が載せられている。基礎枠１の中 央領域は開けられている。基礎枠１上に被せられる天蓋１６はその中央範囲に、 制動抵抗１８がはめ込まれる通路１７を有している（図３参照）。 この通路１７の両側端にそれぞれクランプボックス１９、２０がはめ込まれる が、これらのクランプボックスは、配電、電気ブッシングおよび電気自在継手用 のクランプを含んでいる。 天蓋１６は走行車の中心に向けてはね上げて開放できる天蓋カバー２１〜２５ を有している。 図４に示すように、天蓋１６の中に制動抵抗１８のそばにバッテリ２６、チョ ーク２７並びに送風装置２８が配置されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電気機器（１０〜１５）を装備できる基礎枠（１）を有し、この基礎枠（１ 上に少なくとも一つの天蓋（１６）が被せられるか差し込まれることを特徴とす る屋根付きコンテナ。 ２．基礎枠（１）が矩形に形成されていることを特徴とする請求項１記載の屋根 付きコンテナ。 ３．基礎枠（１）の内部に少なくとももう一つの横梁（８、９）および／又は少 なくとももう一つの縦梁（６、７）が配置されていることを特徴とする請求項２ 記載の屋根付きコンテナ。 ４．基礎枠（１）が導電性材料から成っていることを特徴とする請求項１記載の 屋根付きコンテナ。 ５．基礎枠（１）が電気絶縁材料から成っていることを特徴とする請求項１記載 の屋根付きコンテナ。 ６．天蓋（１６）が導電性材料から成っていることを特徴とする請求項１記載の 屋根付きコンテナ。 ７．天蓋（１６）が電気絶縁材料特にガラス繊維強化プラスチックから成ってい ることを特徴とする請求項１記載の屋根付きコンテナ。 ８．天蓋（１６）が基礎枠（１）にボルト結合あるいは溶接されていることを特 徴とする請求項１記載の屋根付きコンテナ。 ９．天蓋（１６）が少なくとも一つの天蓋カバー（２１〜２５）を有しているこ とを特徴とする請求項１記載の屋根付きコンテナ。 １０．天蓋カバー（２１〜２５）が走行車の中心に向けてはね上げて開放できる ことを特徴とする請求項９記載の屋根付きコンテナ。 １１．基礎枠（１）の下側面が枠カバーで覆われていることを特徴とする請求項 １記載の屋根付きコンテナ。 １２．基礎枠（１）上に主電流配線を収容するためのハウジングが載せられてい ることを特徴とする請求項１記載の屋根付きコンテナ。 １３．ハウジングが基礎枠（１）にボルト結合あるいは溶接されていることを特 徴とする請求項１２記載の屋根付きコンテナ。 １４．ハウジングがハウジングカバーによって閉じられていることを特徴とする 請求項１２記載の屋根付きコンテナ。 １５．ハウジングカバーが取り外せることを特徴とする請求項１４記載の屋根付 きコンテナ。 １６．天蓋（１６）が中央範囲にコンテナの長手軸線に対して平行に延びる通路 （１７）を有し、この通路の両側端にそれぞれクランプボックス（１９、２０） がはめ込まれていることを特徴とする請求項１記載の屋根付きコンテナ。 １７．基礎枠（１）がワゴンボックスの門形のホルダ上に載せられ、ワゴンボッ クスの端面壁および側面壁に対して密封されていることを特徴とする請求項１記 載の屋根付きコンテナ。