JPH0679180U - 筐体の組立構造 - Google Patents
筐体の組立構造Info
- Publication number
- JPH0679180U JPH0679180U JP1869993U JP1869993U JPH0679180U JP H0679180 U JPH0679180 U JP H0679180U JP 1869993 U JP1869993 U JP 1869993U JP 1869993 U JP1869993 U JP 1869993U JP H0679180 U JPH0679180 U JP H0679180U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カバー部材を含め全体の組立作業が容易で、
特に回路基板が内装される場合、その装着が同時に可能
な筐体の組立構造を提供する。 【構成】 側板部(1B)および底板部(1A)からな
るL字型の基体部材(1)と、その両端に固定される2
つの側板部材(7,8)と、第2の側板部(11B)お
よび頂板部(11A)からなるL字型のカバー部材(1
1)と、基体部材(1)とカバー部材(11)とを結合
すると共に回路基板(3)の保持が可能な結合型部材
(2)との組合せにより一体の筐体に組立可能な筐体の
組立構造。
特に回路基板が内装される場合、その装着が同時に可能
な筐体の組立構造を提供する。 【構成】 側板部(1B)および底板部(1A)からな
るL字型の基体部材(1)と、その両端に固定される2
つの側板部材(7,8)と、第2の側板部(11B)お
よび頂板部(11A)からなるL字型のカバー部材(1
1)と、基体部材(1)とカバー部材(11)とを結合
すると共に回路基板(3)の保持が可能な結合型部材
(2)との組合せにより一体の筐体に組立可能な筐体の
組立構造。
Description
【0001】
本考案は、筐体の組立構造に関し、特に直流電源装置などの安定化電源装置を 収容するに好適な筐体の組立構造に関する。
【0002】
従来、この種の安定化電源装置では、負荷の変動や周囲温度の変化にかかわら ず一定の電圧や電流が供給されるようにするためにトランジスタなど半導体素子 の組込まれた安定化回路が筐体内に配設されている。従って、半導体素子を含め 安定化回路からできるだけ放熱させて冷却を行う必要があると共に、回路の周囲 部に空間のあることが望ましく、さらにはかかる回路基板の筐体への取付を含め 組立作業が容易かつコンパクト軽量であることが望まれてきた。
【0003】 図6および図7はこのような従来の筐体の組立構造の2例を示す。なお筐体と しては多くの場合鈑金加工による部材同士の組合せによるが樹脂系材料の成形部 品が用いられることもある。図6の(A)において、101は底板となるシャー シ、102は断面がコの字型をなすカバー部材、103はシャーシ101に取付 金具104を介してねじ等で固定される回路基板であり、シャーシ101に回路 基板103を固定し、さらに安定化電源にかかわる不図示の部品がシャーシ10 1上に配設された上、図6の(B)に示すようにカバー部材102で覆蓋され、 シャーシ101のフランジ部101Aに固定ねじ105によってねじ止めされる 。なおここでは筐体の側板は省略されているが、図7に示す例のようにかかる側 板はシャーシ101の形成時に折曲加工により一体形成されるか若しくは別体に 形成してシャーシ101およびカバー部材102にねじ止めされる。
【0004】 図7は折曲加工を主体にして形成された下部筐体201に対し、その上面を含 む2面を覆蓋可能なL字型断面のカバー部材202を設けたもので、筐体内に回 路基板等を直接固定する必要のないような場合に好適なものといえる。
【0005】
しかしながら、上記従来例はその組立に多くの固定ねじを要し、殊に回路基板 を内装する図6に示した例のような筐体にあっては、回路基板の固定を含めてい ずれも全体の組立作業に手間がかかる。
【0006】 本考案の目的は、カバー部材の取付を含め、全体の組立作業が容易であり、特 に回路基板を内装する場合に好適で、その装着が簡単に実施可能な筐体の組立構 造を提供することにある。
【0007】
かかる目的を達成するために、本考案は、側板部および底板部をほぼL字型の 一体に形成した基体部材と、該基体部材の両端に対向して固定されるほぼ方形を なす2つの側板部材と、前記基体部材の側板部に対向し、その下端に前記基体部 材底板部の係合手段に係着可能な係着部を有する第2の側板部と頂板部とをほぼ L字型の一体に形成したカバー部材と、前記基体部材の側板部上縁が差込まれる 結合溝と、前記基体部材の側板部内面に沿って所定の間隔を保つように回路基板 の保持が可能な回路基板取付座と、前記頂板部の端部が固定可能なフランジ部と を有し、前記基体部材、前記2つの側板部材および前記カバー部材の結合にかか わる結合型部材との組合せにより一体の筐体に組立可能としたことを特徴とする ものである。
【0008】 また、本考案の第2の形態は、上記筐体の組立構造において、その結合型部材 に回路基板からの放熱が可能な放熱部を具備したことを特徴とするものである。
【0009】
本考案によれば、その組立にあたり、まず、結合型部材の回路基板取付座に回 路基板を固定した上、その結合型部材の結合溝に基体部材の側板部上縁を差込む ようになし、一方、基体部材の両端にそれぞれ側板部材を固定した上、上記の差 込み時に回路基板の下端部を底板部に位置決めする。しかる後、カバー部材の第 2側板部の係着部を基体部材底板部の係合手段に係着し、頂板部の端部を結合型 部材のフランジ部に固定することで筐体を一体に組立てることができる。
【0010】 また、前記結合型部材に放熱部を具備させることで、結合型部材の回路基板取 付座に保持される回路基板からの熱を例えば外部に向けて放熱させることができ 、少ない組立用部品点数によりしかも回路基板を内部に組込んだ形で筐体を容易 にコンパクトな形に組立てることができる。
【0011】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例を示す。なおここで、カバー部材の方については示さ れておらず、カバー部材にかかわる説明については図2のところで述べることと する。本実施例は筐体の内部に回路基板を固定支持可能とした例である。図1に おいて、1は底板部1Aと長手方向の側板部1Bと底板部1Aの端部から側板部 1Bに対向して立上げたフランジ部(以下でカバー係着フランジという)1Cと を有し、ほぼ断面がL字型の形状に形成されている基体部材である。また、2は 本考案にかかり、筐体の隅部近傍に沿って回路基板3を保持すると共に、筐体の 組立作業においてその部材間の結合に極めて有効に機能する型材(以下で結合型 部材という)である。
【0013】 すなわち、結合型部材2はアルミニウム等の軽合金または樹脂系材料、その他 の金属により押出し成形可能に形成されるもので、その下側には基体部材1の側 板部1B上縁が嵌め合わせ可能な結合溝2Aが形成されている。また、2Bは後 述するようにしてカバー部材(ここでは不図示)の一端を支持固定するためのフ ランジ部、4は結合型部材2の内側から突設した基板取付座であり、本例の場合 、基板取付座4は結合型部材2に設けられた上下方向の切溝2Cに沿って嵌め込 まれるように構成されていて、それぞれの基板取付座4には固定用のねじ孔4A が穿設されている。かくして、固定ねじ5を回路基板3の固定孔3Aに通した上 、上記基板取付座4のねじ孔4Aに螺締することで、回路基板3の上部を結合型 部材2に支持させることができる。
【0014】 なお、回路基板3の下端部は基体部材1の底部1Aに穿設した複数の基板受け 6に差込まれた状態で保持されるようにしてある。7および8は、基体部材1の 長手方向の端部両面にそれぞれ取付けられる側板部材(側板)である。本例の場 合、側板7はその下部に形成した爪片7Aを基体部材底板部1Aの係合孔9に差 込むと共にその周囲部に形成した枠部7Bを基体部材1の内側に重ね合わせるよ うにする。一方、側板8の方をも基体部材1に取付けた上、結合部材2の結合溝 2Aに側板部1Bの上縁を差込み、図2に示すような蓋無しの機器収容体10と することができる。なお、一方の側板8は本例の場合固定ねじ5で基体部材底部 1Aの側フランジ1Dに固定されるようにしているが、底部1Aとの結合につい ては側板7と同様の爪片と係合孔とによるものであってもよい。また、側板7の 固定を側板8と同様なねじによるものとすることも可能である。
【0015】 ついで図2に従いカバー部材11の構成と、その機器収容体10への取付構造 について説明する。なお、図2に示す機器収容体10では説明を分り易くするた めに結合型部材2に保持される回路基板3は破線で示してある。なおカバー部材 11は頂板部11Aと側板部11Bとで断面がほぼL字型の一体物に形成される もので、12は側板部11Bの下縁から内側に向けて鉤型に突設したフック部で あり、13は基体部材1の底板1Aのフランジ1Cに沿った位置にフック部12 に対応して穿設した係合孔である。なお、このような係合孔13はフランジ1C 側に穿設するようにしてもよい。一方、頂板部11Aには結合型部材2のフラン ジ部2Bに穿設したねじ孔2Dに合わせて固定孔14が穿設してある。
【0016】 そこで、機器収容体10に所定の機器や部品を収容配設したあと、カバー部材 11のフック部12を図3に示すようにして機器収容体10側のカバー係着フラ ンジ1Cに設けた係合孔13に下方から差込むようにする。ついでカバー部材1 1の頂板部11Aおよび側板部11Bの両側を側板7,8の枠部に重ね合わせた 上、固定ねじ5を頂板部11Aの固定孔14から機器収容体10側のねじ孔2D に螺合締結することにより筐体としての組立が完了する。
【0017】 図4は本考案の他の実施例を示す。本例は、結合型部材2を放熱器(ヒートシ ンク)として併用にしたもので、ここで、20は結合型部材2と一体に形成され ている放熱部である。なお、この放熱部20は図5に示すように一体の筐体に組 立てられたときに、櫛型に形成された放熱部20が外部に露出し、大気に熱を放 散するようにしてある。30は回路基板3に固定されるトランジスタなどの半導 体素子であり、本例ではトランジスタ30を回路基板3に取付けた上、さらにト ランジスタ30と共に回路基板3を固定ねじ5によって結合型部材2に固定する 。このように構成することで、回路基板3のうちでも特に熱が発生し易いトラン ジスタ30の接合部近傍をこれに接合させた結合型部材2の放熱部20により放 熱冷却することができる。なお、結合型部材2および放熱部20の形成位置なら びに形状については好ましい形態の押出し型材として形成される限りどのような 形であってもよい。
【0018】
以上説明してきたように、本考案によれば、側板部および底板部をほぼL字型 の一体に形成した基体部材と、該基体部材の両端に対向して固定されるほぼ方形 をなす2つの側板部材と、前記基体部材の側板部に対向し、その下端に前記基体 部材底板部の係合手段に係着可能な係着部を有する第2の側板部と頂板部とをほ ぼL字型の一体に形成したカバー部材と、前記基体部材の側板部上縁が差込まれ る結合溝と、前記基体部材の側板部内面に沿って所定の間隔を保つように回路基 板の保持が可能な回路基板取付座と、前記頂板部の端部が固定可能なフランジ部 とを有し、前記基体部材、前記2つの側板部材および前記カバー部材の結合にか かわる結合型部材との組合せにより一体の筐体に組立可能としたので、少ない部 品の組合せおよび少ない固定ねじにより簡単かつコンパクトに筐体を組立てるこ とができ、しかもその組立部材の1つに回路基板を直接支持させるようにするこ で組立作業の合理化を図ることができる。
【0019】 さらにまた、回路基板を支持させる部材をアルミニウム等の押出し形成で形成 し、その一部に放熱部を設けることでヒートシンクとしての機能を持たせること ができる。
【図1】本考案にかかる筐体の機器収容体の構成を分解
して示す斜視図である。
して示す斜視図である。
【図2】本考案にかかる筐体の機器収容体とカバー部材
との組合せを分解して示す斜視図である。
との組合せを分解して示す斜視図である。
【図3】本考案によるカバー部材と機器収容体との係合
関係を拡大して示す説明図である。
関係を拡大して示す説明図である。
【図4】本考案の他の実施例の構成を分解して示す斜視
図である。
図である。
【図5】図4に示す実施例による筐体の断面図である。
【図6】従来例の構成を分解して示す斜視図である。
【図7】従来例の他の構成例を分解して示す斜視図であ
る。
る。
1 基体部材 1A 底板部 1B 側板部 1C カバー係着フランジ 2 結合型部材 2A 結合溝 2B フランジ部 3 回路基板 4 基板取付座 5 固定ねじ 6 基板受け 7,8 側板 7A 爪片 7B 枠部 9 係合孔 10 機器収容体 11 カバー部材 11A 頂板部 11B 側板部 12 フック部 13 係合孔 20 放熱部 30 半導体素子(トランジスタ)
Claims (2)
- 【請求項1】 側板部および底板部をほぼL字型の一体
に形成した基体部材と、 該基体部材の両端に対向して固定されるほぼ方形をなす
2つの側板部材と、 前記基体部材の側板部に対向し、その下端に前記基体部
材底板部の係合手段に係着可能な係着部を有する第2の
側板部と頂板部とをほぼL字型の一体に形成したカバー
部材と、 前記基体部材の側板部上縁が差込まれる結合溝と、前記
基体部材の側板部内面に沿って所定の間隔を保つように
回路基板の保持が可能な回路基板取付座と、前記頂板部
の端部が固定可能なフランジ部とを有し、前記基体部
材、前記2つの側板部材および前記カバー部材の結合に
かかわる結合型部材との組合せにより一体の筐体に組立
可能としたことを特徴とする筐体の組立構造。 - 【請求項2】 前記結合型部材は前記回路基板からの放
熱が可能な放熱部を具備することを特徴とする請求項1
に記載の筐体の組立構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1869993U JP2566937Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 筐体の組立構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1869993U JP2566937Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 筐体の組立構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679180U true JPH0679180U (ja) | 1994-11-04 |
JP2566937Y2 JP2566937Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=11978886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1869993U Expired - Lifetime JP2566937Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 筐体の組立構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566937Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11511085A (ja) * | 1995-07-21 | 1999-09-28 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 屋根付きコンテナ |
JP5248601B2 (ja) * | 2008-04-23 | 2013-07-31 | 千住スプリンクラー株式会社 | 流水検知装置 |
JP5681254B1 (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-04 | ファナック株式会社 | 射出成形機の加熱筒保護カバー |
WO2020036718A1 (en) * | 2018-08-14 | 2020-02-20 | Commscope Technologies Llc | Outdoor electronics enclosure with modular structure |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP1869993U patent/JP2566937Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11511085A (ja) * | 1995-07-21 | 1999-09-28 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 屋根付きコンテナ |
JP5248601B2 (ja) * | 2008-04-23 | 2013-07-31 | 千住スプリンクラー株式会社 | 流水検知装置 |
JP5681254B1 (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-04 | ファナック株式会社 | 射出成形機の加熱筒保護カバー |
WO2020036718A1 (en) * | 2018-08-14 | 2020-02-20 | Commscope Technologies Llc | Outdoor electronics enclosure with modular structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566937Y2 (ja) | 1998-03-30 |
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