JP3212021B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3212021B2
JP3212021B2 JP00033897A JP33897A JP3212021B2 JP 3212021 B2 JP3212021 B2 JP 3212021B2 JP 00033897 A JP00033897 A JP 00033897A JP 33897 A JP33897 A JP 33897A JP 3212021 B2 JP3212021 B2 JP 3212021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱に関
し、詳しくは、車両用前照灯制御ユニット等に使用され
る電気接続箱のケース構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に車両用前照灯制御ユニットの回路
構成の例を示している。車両用前照灯制御ユニットは、
トランジスタ30とMOS型の電界効果トランジスタ
(以下、FETと称す)23および車両用前照灯制御回
路32で構成され、トランジスタ30によるリレー33
の制御で左右の前照灯34を点滅させ、FET23でロ
ー(Lo)およびハイ(Hi)の切替え制御を行うよう
になっている。
【0003】上記前照灯制御ユニットにおいて、特に前
照灯34のLo制御時にFET23の発熱が大きいた
め、図9のようなFET23の放熱手段が採られてい
る。
【0004】すなわち、図9において、上部金属ケース
35と下部金属ケース36とからなるケース1を使用
し、回路基板15を上下のケース35、36で挟持する
と共に、FET23を上部金属ケース35の内壁に固着
し、回路基板15に配線している。
【0005】このような構成により、FET23の発熱
は上部金属ケース35に移行し、さらに上部金属ケース
35が外気に触れることにより外気中に放熱され、FE
T23およびケース1内の温度上昇を抑制している。
【0006】類似する従来技術は実開平5−78127
号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、F
ET23の放熱には有効であるが、ケース1の全体が金
属製であるため、重量が大きくなると共に、コストも高
くなり、特に軽量化および低コストが要求される車両部
品として改良が望まれている。
【0008】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、樹脂ケースと最小限の金属ケースとを併用すること
により、軽量化および低コスト化をはかった電気接続箱
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ケース内に配線基板が収納
され、負荷の通電制御用の半導体素子が前記配線基板に
接続された電気接続箱であって、前記ケースは、上板の
両端に第1の側板と第2の側板が形成されたチャンネル
状の金属ケースと、上面と一端部に開口部が形成された
筒状の樹脂ケースと、で構成され、前記樹脂ケース内に
前記金属ケースおよび前記配線基板が収納され、前記上
板および第2の側板が前記開口部より露出しており、前
記第1の側板に前記半導体素子が取り付けられているこ
とを特徴とするものである。
【0010】このため、請求項1記載の発明では、金属
ケースは、上板および第2の側板が樹脂ケースの開口部
から露出しているので、半導体素子の発熱は金属ケース
に伝わって樹脂ケースの開口部から外気に放出され、半
導体素子およびケース内の温度上昇が抑制される。
【0011】また、ケースが金属ケースと樹脂ケースと
で構成されているので、全体として軽量になると共に、
金属ケースはチャンネル状の単純な構成であるので、プ
レス成形により簡単に製作でき、金属材料の使用量も少
なくて済むため、製造コスト、材料コスト共に安価に製
造できる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の電気接続箱であって、前記金属ケースの第1の側板
の下縁の係合爪で前記配線基板の下面が保持され、前記
樹脂ケースの内壁の上下にガイドリブが形成され、上部
のガイドリブに前記金属ケースの上板が取り付けられ、
下部のガイドリブに前記配線基板が取り付けられている
ことを特徴とするものである。
【0013】このため、請求項2記載の発明では、配線
基板を金属ケースに係止させ、この金属ケースと配線基
板を樹脂ケースのガイドリブに挿入することにより簡単
にケースの組立てができると共に、配線基板と樹脂ケー
ス間、および第1の側板と樹脂ケース間に適当な隙間を
形成してケース内に熱がこもらないように配置すること
ができる。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の電気接続箱であって、前記半導体素子はF
ETであり、前記負荷は車両の前照灯であることを特徴
とするものである。
【0015】このため、請求項3記載の発明では、車両
の前照灯のスイッチング制御に使用されるFETを内蔵
した電気接続箱Aの発熱防止および軽量化、低コスト化
が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図8および図9と同一部材
または同一機能のものは同一符号で示している。
【0017】図1乃至図4において、電気接続箱Aのケ
ース1は、外側の樹脂ケース2と内側の金属ケース3と
で構成されている。
【0018】樹脂ケース2は、図5に示すように、長方
体の箱型の形状のものであって、図1,図2および図5
における上面および左端に各々開口部4および5が形成
され、両側内壁には上下にガイドリブ6、7が長手方向
に平行に形成され、かつ、裏面には組付け用の係合片8
が形成されている。
【0019】金属ケース3は、図6に示すように、上板
10の両端に直角に折曲された第1の側板11と第2の
側板12を有するチャンネル状のもので、第1の側板1
1は上板10より幅小になっており、これにより、上板
10の端部に段部13が形成されている。また、第1の
側板11の下端部には変形可能な一対の係合爪14、1
4が外向きに形成されている。
【0020】配線基板15は、図6に示すように、金属
ケース3の上板10と同一幅のもので、先端に3箇所の
凸部16、17が形成されており、両側の凸部16、1
6を前記係合爪14の溝19に挿入し、中央の凸部17
を係合爪14、14間の溝20に挿入した後、係合爪1
4を内方に曲げて配線基板15を下から保持するように
なっている(図7参照)。
【0021】配線基板15には回路パターンを有し、前
記前照灯制御回路32、トランジスタ30等が搭載され
ている。そして、FET23は金属ケース3の第1の側
板11にビス24で固定され、配線基板15の回路パタ
ーンとリード25で接続されている(図1、図4参
照)。
【0022】金属ケース3の上板10は、樹脂ケース2
の上側のガイドリブ6に挿入してスライドさせることに
より組付けられ、同時に配線基板15は下側のガイドリ
ブ7にスライドさせて組付けられる。第2の側板12が
ガイドリブ6、7に係止した位置で金属ケース3の第2
の側板12の孔26から樹脂ケース2にねじ27で固定
する(図1,図3および図6参照)。この位置で、第1
の側板11と樹脂ケース2の後壁2aとの間に隙間28
が形成されている(図1参照)。また、配線基板15と
樹脂ケース2の底部との間にも若干の隙間29が形成さ
れている。
【0023】以上のように構成された電気接続箱Aは、
樹脂ケース2の裏面に設けられた係止部材8を車両の取
付部材(図示せず)に嵌め込もことにより、車両に取り
付けられ、配線基板15と前照灯34が接続される。
【0024】以上のように、本実施の形態の電気接続箱
Aは、金属ケース3が、上板10および第2の側板12
が樹脂ケース2の開口部4、5から露出している(図1
乃至図4参照)ので、FET23の発熱は金属ケース3
に伝わって開口部4、5から外気に放出され、FET2
3およびケース1内の温度上昇が抑制される。
【0025】また、ケース1が金属ケース3と樹脂ケー
ス2とで構成されているので、全体として軽量になると
共に、金属ケース3はチャンネル状の単純な構成である
ので、プレス成形により簡単に製作でき、金属材料の使
用量も少なくて済むため、製造コスト、材料コスト共に
安価に製造できる。
【0026】上記実施の形態では、車両の前照灯制御ユ
ニットに利用される電気接続箱について説明したが、こ
れに限定するものではなく、発熱する半導体素子を有す
るあらゆる電気接続箱に適用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、金属ケースは、上板および第2の側板が
樹脂ケースの開口部から露出しているので、半導体素子
の発熱は金属ケースに伝わって樹脂ケースの開口部から
外気に放出され、半導体素子およびケース内の温度上昇
が抑制されると共に、ケースが金属ケースと樹脂ケース
とで構成されているので、全体として軽量になり、しか
も、金属ケースはチャンネル状の単純な構成であるの
で、プレス成形により簡単に製作でき、金属材料の使用
量も少なくて済むため、製造コスト、材料コスト共に安
価に製造できる。
【0028】また、請求項2記載の発明によれば、配線
基板を金属ケースに係止させ、この金属ケースと配線基
板を樹脂ケースのガイドリブに挿入するようにしたの
で、樹脂ケースと金属ケースおよび配線基板の組立てが
簡単に行えると共に、配線基板と樹脂ケース間、および
第1の側板と樹脂ケース間に適当な隙間を形成してケー
ス内に熱がこもらないように配置することができる。
【0029】また、請求項3記載の発明によれば、FE
Tを用いる前照灯制御ユニットに使用したので、請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、車両の前照灯制
御ユニットの電気接続箱の軽量化、低コスト化が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す縦断側面図で、図
2のA−A線断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の平面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に用いられる樹脂ケース
の斜視図であって、(a)は表面側、(b)は裏面側を
各々示している。
【図6】本発明の一実施の形態に用いられる金属ケース
および配線基板の分解斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態に用いられる金属ケース
および配線基板の組付け状態の斜視図である。
【図8】従来の車両用前照灯制御ユニットの回路図であ
る。
【図9】従来に車両用前照灯制御ユニットに使用される
電気接続箱であって、(a)は一部断面にした側面図、
(b)は裏面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 樹脂ケース 3 金属ケース 4 開口部 5 開口部 6 ガイドリブ 7 ガイドリブ 10 上板(金属ケースの) 11 第1の側板(金属ケースの) 12 第2の側板(金属ケースの) 14 係合爪 15 配線基板 23 FET(半導体素子) 34 前照灯 A 電気接続箱

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に配線基板が収納され、負荷の
    通電制御用の半導体素子が前記配線基板に接続された電
    気接続箱であって、 前記ケースは、上板の両端に第1の側板と第2の側板が
    形成されたチャンネル状の金属ケースと、上面と一端部
    に開口部が形成された筒状の樹脂ケースと、で構成さ
    れ、前記樹脂ケース内に前記金属ケースおよび前記配線
    基板が収納され、前記上板および第2の側板が前記開口
    部より露出しており、前記第1の側板に前記半導体素子
    が取り付けられていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記金属ケースの第1の側板の下縁の係
    合爪で前記配線基板の下面が保持され、前記樹脂ケース
    の内壁の上下にガイドリブが形成され、上部のガイドリ
    ブに前記金属ケースの上板が取り付けられ、下部のガイ
    ドリブに前記配線基板が取り付けられていることを特徴
    とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子はFETであり、前記負
    荷は車両の前照灯であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の電気接続箱。
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