JPH07187152A - 密封袋のリークテスト方法 - Google Patents

密封袋のリークテスト方法

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JPH07187152A
JPH07187152A JP33762193A JP33762193A JPH07187152A JP H07187152 A JPH07187152 A JP H07187152A JP 33762193 A JP33762193 A JP 33762193A JP 33762193 A JP33762193 A JP 33762193A JP H07187152 A JPH07187152 A JP H07187152A
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JP
Japan
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bag
helium
container
air flow
sealed
Prior art date
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Pending
Application number
JP33762193A
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English (en)
Inventor
Koji Yamanaka
康二 山中
Kaoru Arazeki
馨 荒関
Kunihiro Kurasawa
国広 倉沢
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Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密封袋を破損することなくその全数のリーク
テストが可能であり、水等による作業環境の汚染を生じ
ることがなく、テスト精度も高く作業者の個人差のない
密封袋のリークテスト方法を提供すること 【構成】 封入物2と共にヘリウムガスを封入した密封
袋1を気流のある容器3中に収めてその内部で機械的押
圧手段7により該袋の内圧を上昇させ、該気流をヘリウ
ムリークディテクター11に導いてこれで該気流中のヘ
リウムの存在を判別することにより該袋の密閉性をテス
トする 【効果】 密閉袋を破壊せずに簡単に密閉性をテストす
ることができ、しかも封入物を損なわないから全数をテ
ストでき、作業者の経験等に依存しないので正確な判定
を行なえ、水等を使用しないので作業環境の汚染もない

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶着により物品や液体
の封入物を密封した合成樹脂系の袋の漏れをテストする
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封袋のリークテスト
は、物品等封入物を密封後にランダムサンプリングして
行なうを一般とし、目視漏れテストの他に、密封袋を減
圧槽内へ挿入して減圧により膨らんだ袋の変位量の差に
よりリークを判定する差圧テストや、密封袋を水中に沈
め、リーク箇所より漏れ出たガス量を測定することによ
りリークを判定する水没テストが行なわれている。ま
た、自動車用ラジェータ等のワークの漏れをテストする
ために、ワークの内部にヘリウムガスを充填してこれを
真空容器に入れ、該真空容器内に漏れ出たヘリウムをヘ
リウムリークディテクターで検出する方法や、ヘリウム
ガスを充填したワークの外周面にヘリウムリークディテ
クターから延びるスニファガンを当て、ワークから漏れ
るヘリウムを検出する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の密封袋のテスト
は、その殆どがランダムサンプリングにより、全数をテ
ストできないため信頼性が乏しく、作業者の経験年数や
健康状態等により判定に差が生じ、水を使用したテスト
では作業環境を悪くしたりテストした袋の拭き取りに手
間が掛かる欠点があり、更に、差圧テストでは減圧下に
するため、溶着部が剥がれる不都合があった。また、上
記ヘリウムガスを充填したワークのように、密封袋にヘ
リウムを充填して真空容器に入れると、密封袋が差圧に
耐えられず破壊され、スニファガンを使用して密封袋の
リークテストを行なう場合には、かなりの圧力でヘリウ
ムガスを充填しないとリークが検出できないためやはり
袋の耐圧性が問題となり、しかもこれらの方法では袋の
破損を伴うので全数テストは行なえない。
【0004】本発明は、密封袋を破損することなくその
全数のリークテストが可能であり、水等による作業環境
の汚染を生じることがなく、テスト精度も高く作業者の
個人差のない密封袋のリークテスト方法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、封入物をヘ
リウムガスを封入した密封袋を気流のある容器中に収め
てその内部で機械的押圧手段により該袋の内圧を上昇さ
せ、該気流をヘリウムリークディテクターに導いてこれ
で該気流中のヘリウムの存在を判別することにより該袋
の密閉性をテストすることにより、上記の目的を達成す
るようにした。該容器にはバルブを介して吸引ポンプを
接続した排気管を接続し、該排気管のバルブの前方から
該ヘリウムリークディテクターへ流量制御手段を介して
該気流の一部を導くようにでき、該容器に流量制御手段
を介して該ヘリウムリークディテクターを接続すること
もできる。該容器の内部の圧力は、該密封袋を破壊しな
い程度の内外の差圧を維持するように制御される。
【0006】
【作用】合成樹脂製の密封袋に直接或いは間接に物品等
の封入物を封入すると同時にヘリウムガスを充填してそ
の開口部を密閉することにより密封袋を作製し、これを
吸引ポンプやヘリウムリークディテクターに接続された
容器に入れる。該容器の内部には吸引ポンプ等による気
流を生じさせておき、その内部で該密封袋を機械的押圧
手段により適度な力で押圧すると、密封状態の悪い袋で
は内部からヘリウムガスが漏れだし、これが気流と共に
ヘリウムリークディテクターに導かれてそこで検出さ
れ、密封不良品としての判定ができる。該気流は容器に
吸引ポンプに接続した排気管やヘリウムリークディテク
ターの吸気力を利用して発生させることができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1に基づき説明すると、
同図に於いて符号1は薬、食品等の物品や液体の封入物
2をヘリウムガスと共に開口部から封入して溶着により
密封した合成樹脂製の溶着式密封袋を示し、該封入物2
は予め密封袋で密封されたものであってもよい。3は該
密封袋1を収容する容器で、該容器3は外部からの大気
の流入口4を有し、図示のような開閉自在の蓋5が任意
に設けられる。該密封袋1は該容器3の内部の例えば台
6上に安定に置かれ、シリンダ、スプリング、重量物の
荷重等の機械的押圧手段7により破損しない程度に適度
に内圧を高めるように押圧される。
【0008】該容器3の奥部にはバルブ8を介して吸引
ポンプ9を接続した排気管10を接続し、該容器3の流
入口4から大気を該容器3内を介して吸引ポンプ9へと
流すことにより該容器3内に気流を生じさせ、該溶着式
密封袋1から漏れるヘリウムガスを該気流に伴わせるよ
うにした。該排気管10の流量を制御するバルブ8の前
方からヘリウムリークディテクター11へ流量制御手段
としてのコンダクタンスバルブ12を介して該気流の一
部が導かれ、該気流に伴われた該袋1から漏れたヘリウ
ムガスの存在が該ヘリウムリークディテクター11で検
出される。
【0009】該ヘリウムリークディテクター11は公知
のものであり、例えば、真空ポンプ13に接続した配管
14へターボ分子ポンプ15の背圧側を接続し、該ター
ボ分子ポンプ15の前方に分析管16と真空計17を設
けた構成を有し、排気管10を流れる気流の一部はコン
ダクタンスバルブ12を介して配管14へ抽出され、気
流中の分子量の小さいヘリウムガスはターボ分子ポンプ
15の背圧側から逆拡散して分析管16で捕捉される。
18はフォアバルブ、19はスロットルバルブ、20は
テストバルブであり、該リークテスト時にはフォアバル
ブ18及びテストバルブ20は開の状態で、スロットル
バルブ19は閉の状態になっている。
【0010】該容器3に収めた密封袋1を破壊しない程
度に機械的押圧手段7により適度な圧力で押圧すると、
該袋1の内圧が高まり、その密封性が悪いときはその内
部からヘリウムガスが漏れだし、これが該容器3内の気
流に伴われてヘリウムリークディテクター11に導か
れ、気流中のヘリウムガスの存在が検出されて該袋1の
密封不良が判定される。このリークテストはクリーン状
態で行なえるから、作業環境の汚染がなく、テスト時間
も短く袋1や封入物2を破損しないので全数テストも行
なえ、作業者の経験等に左右されることがない。
【0011】該容器3内の気流を吸引ポンプ9に接続し
た排気管10により発生させると、比較的大流量の気流
が得られて大型の袋1のリークテストに好都合であり、
該ヘリウムリークディテクター11を図2のように直接
容器3に接続し、比較的小型の容器3の場合には、該容
器3に該ヘリウムリークディテクター11を直接に接続
し、ヘリウムリークディテクター11自体の吸引力で容
器3内に気流を生じさせるようにしてもよい。尚、該容
器3内の圧力は、大気圧よりも多少低い程度に維持し、
好ましくは700〜600Torr以下にならないようにす
る。該容器3の蓋5がなくても、ヘリウムリークディテ
クター11への気流を生じさせることは可能である。ま
た、容器3には、封入物2にもよるが、複数個の該袋1
を収めてテストすることも可能である。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、封入
物と共にヘリウムガスを封入した密封袋を気流のある容
器中に収めて機械的押圧手段により該袋の内圧を上昇さ
せ、漏れたヘリウムガスを該気流と共にヘリウムリーク
ディテクターへ導いて該袋のリークテストを行なうよう
にしたので、密閉袋を破壊せずに簡単に密閉性をテスト
することができ、しかも封入物を損なわないから全数を
テストでき、作業者の経験等に依存しないので正確な判
定を行なえ、水等を使用しないので作業環境の汚染もな
い等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の説明図
【図2】 本発明の他の実施例の説明図
【符号の説明】
1 密封袋 2 封入物 3 容
器 7 機械的押圧手段 8 バルブ 9 吸
引ポンプ 10 排気管 11 ヘリウムリークディテ
クター 12 流量制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封入物と共にヘリウムガスを封入した密
    封袋を気流のある容器中に収めてその内部で機械的押圧
    手段により該袋の内圧を上昇させ、該気流をヘリウムリ
    ークディテクターに導いてこれで該気流中のヘリウムの
    存在を判別することにより該袋の密閉性をテストするこ
    とを特徴とする密封袋のリークテスト方法。
  2. 【請求項2】 上記容器にはバルブを介して吸引ポンプ
    を接続した排気管を接続し、該排気管のバルブの前方か
    ら上記ヘリウムリークディテクターへ流量制御手段を介
    して上記気流の一部を導くことを特徴とする請求項1に
    記載の密封袋のリークテスト方法。
  3. 【請求項3】 上記容器には流量制御手段を介して上記
    ヘリウムリークディテクターを接続したことを特徴とす
    る請求項1に記載の密封袋のリークテスト方法。
  4. 【請求項4】 上記容器の内部の圧力は、上記密封袋の
    破壊を生じない程度の内外の差圧を維持するように制御
    することを特徴とする請求項1、2、3項に記載の密封
    袋のリークテスト方法。
JP33762193A 1993-12-28 1993-12-28 密封袋のリークテスト方法 Pending JPH07187152A (ja)

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