JPH10300626A - リーク検査方法及びその装置 - Google Patents

リーク検査方法及びその装置

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JPH10300626A
JPH10300626A JP10894497A JP10894497A JPH10300626A JP H10300626 A JPH10300626 A JP H10300626A JP 10894497 A JP10894497 A JP 10894497A JP 10894497 A JP10894497 A JP 10894497A JP H10300626 A JPH10300626 A JP H10300626A
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JP
Japan
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gas
inspection
probe
probe gas
leak
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Application number
JP10894497A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ito
好弘 伊藤
Nariyasu Kashihara
成泰 樫原
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EE D KK
GAS MITSUKUSU KOGYO KK
Original Assignee
EE D KK
GAS MITSUKUSU KOGYO KK
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Publication date
Application filed by EE D KK, GAS MITSUKUSU KOGYO KK filed Critical EE D KK
Priority to JP10894497A priority Critical patent/JPH10300626A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローブガスの拡散速度に依存することな
く、被検査物の種類を問わずに、高精度なリーク検査を
行う。 【解決手段】 上記プローブガスとは異なる基準気体を
供給し、プローブガスが混入した基準気体を検査容器1
1から取り出しプローブガス検知器12を介して所定時
間循環させることにより被検査物10のリークの有無を
計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の密閉性が要
求される製品に漏れる部位があるか否か、を検出するリ
ーク検査方法及びその装置に係り、特に、被検査物にお
ける漏れを検出するためのガスをガス検知器に循環させ
て漏れを検出するリーク検査方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、密閉された条件で使用される様
々な容器等、例えば、ライターのガスボンベ、ガス湯沸
かし器のガスパイプ、車両のラジエター、エアコンの冷
媒収納容器等は一定規格以上の密閉性が要求されるた
め、これらの製品を工場にて製造した場合には、その密
閉性を検査する必要がある。
【0003】この場合、密閉容器のリークの測定方法と
しては、従来より様々な方法がある。例えば、被検査容
器にプローブガスとしてのヘリウムガスを詰め、外部に
漏れ出てくるプローブガスをプローブガスディテクター
を用いて検出するスニッファー法がある。
【0004】このようないわゆるスニッファー法は、図
6に概念的に示すように、被検査物52内にプローブガ
スを外気圧よりもやや高めの圧力で充填し、被検査物5
2に形成された孔部等から漏出してくるプローブガスを
スニッファーと呼ばれる吸い込みノズルにより吸い込
み、漏れを検出するように構成されている。即ち、所定
圧力に設定された、例えば、プローブガスを被検査物5
2内に、圧力計54により圧力をチェックしながら所定
圧力下において封入し、プローブガスディテクターによ
り形成された検知器53によりヘリウムを検出し、リー
クの有無を判断するように構成されている。
【0005】しかしながら、このようなスニッファー法
は、漏れている箇所を特定しやすいという長所がある一
方、漏れ出たプローブガスを検出できるのは、リーク箇
所である孔部等の近傍に限定されてしまうため、検出精
度が高くない、という問題点が存していた。また、図7
に示すようなフード法と呼ばれる検出方法もある。この
ようなフード法は、被検査物52を検査容器としての密
閉されたフード56内に配置し、真空ポンプ57を作動
させてフード56内を真空にし、被検査物52内に所定
圧力のプローブガスを所定時間充填する。その後、一定
時間経過後に、リークデティクターとしての検知器53
によりヘリウムガスからなるプローブガスの濃度を検知
させ、この濃度に基づきリーク量を算出するように構成
されている。
【0006】なお、符号58はプローブガス供給流路,
符号59は気体排出流路,55は、プローブガス供給流
路58及び気体排出流路59に設けられたバルブであ
る。このようなフード法にあっては、被検査物52のリ
ークの総量を知ることができるが、上記フード56内へ
漏れ出したプローブガスを検知するか否か、は、フード
56内におけるプローブガスの拡散の速度に全面的に依
存することとなり、検査結果に不確実性があると共に試
験に所定の時間を要する、という欠点が存していた。
【0007】また、このような従来のフード法にあって
は、上記フード56内を真空にする必要があり、真空ポ
ンプ57を用いる必要があり、リーク検査装置が全体と
して大がかりのものとなってしまうと共にコストが嵩
む、という欠点が存していた。更に、このような試験方
法にあっては、被試験物が真空に耐えうる構造のものに
限定されてしまい、試験対象物が限られる、という欠点
があった。
【0008】一方、漏れ量を一定時間経過後に採取し、
ガスクロマトグラフ質量分析計により漏れ出たガスの成
分比を特定し、漏れ総量を検出する方法もあるが、コス
トが嵩む、という問題点が存していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項1及び
2記載の発明の技術的課題は、プローブガスの拡散速度
に依存することなく、被検査物の種類を問わずに、高精
度なリーク検査を行う点にある。請求項3記載の発明の
技術的課題は、請求項1又は2記載の技術的課題に加え
て、容積が小さい被検査物のリーク検査に適合したリー
ク検査方法を提供する点にある。
【0010】請求項4記載の発明の技術的課題は、請求
項1又は2記載の技術的課題に加えて、よりコストの低
いリーク検査方法を提供することにある。請求項5記載
の発明の技術的課題は、請求項1又は2記載の技術的課
題に加えて、混合気体を利用して行うリーク検査方法を
提供することにある。請求項6及び7記載の発明の技術
的課題は、プローブガスの拡散速度に依存することな
く、被検査物の種類を問わずに、高精度なリーク検査を
行うことが可能なリーク検査装置を提供することにあ
る。
【0011】請求項8記載の発明の技術的課題は、請求
項6及び7記載の技術的課題に加えて、容積が小さい被
検査物のリーク検査に適合したリーク検査装置を提供す
る点にある。請求項9記載の発明の技術的課題は、請求
項6及び7記載の技術的課題に加えて、より低コストで
リーク検査を行うことが可能なリーク検査方法を提供す
る点にある。
【0012】請求項10記載の発明の技術的課題は、請
求項6及び7記載の発明の技術的課題に加えて、混合気
体を利用して行うリーク検査方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような技術的課題解
決のため、請求項1記載の発明にあっては、所定の密閉
性が要求される被検査物10,36を、被検査物10,
36を気密した状態で収納しうる検査容器11,32内
に配置し、プローブガスを供給して被検査物10,36
のリークの有無を検査するリーク検査方法において、上
記プローブガスとは異なる基準気体を供給し、プローブ
ガスが混入した基準気体を取り出し、プローブガス検知
器12,37を介して所定時間に亘り循環させ、上記プ
ローブガス検知器12,37によりプローブガスの濃度
を検出し、プローブガスの濃度に基づき所定時間内にお
けるプローブガスの漏れ量を算出することにより被検査
物10,36のリークの有無を判断することを特徴とす
る。
【0014】従って、請求項1記載の発明にあっては、
上記被検査物10,36にクラック等のリーク部があ
り、これらのリーク部から上記プローブガスが基準気体
内に漏れ出した場合には、プローブガスが混入された基
準気体は取り出され、プローブガス検知器12,37を
介して所定時間循環される。その結果、上記プローブガ
ス検知器12,37はプローブガスが混入された気体が
循環する間、プローブガスの濃度を検出する。
【0015】そして、予め、被検査物10,36及び検
査用器11の容積、循環流路15,34の容積を確認し
ておき、上記検出されたプローブガスの濃度の所定時間
内における増加率を勘案することにより、一定時間内に
おける、被検査物10,36に関するプローブガスの漏
れ量を算出することができる。このプローブガスの漏れ
量は、即ち、被検査物10,36の所定時間内における
リーク量となり、このリーク量に基づき、当該リーク量
が被検査物10,36に関し許容されるリーク量か、否
か、という観点から、被検査物10,36におけるリー
クの有無を判断する。
【0016】従って、請求項1記載の発明にあっては、
従来のように、真空中におけるプローブガスの拡散速度
に依存することがないため、リーク量をより短時間で確
実に高精度な検査をすることができる。また、検査容器
11,32内を真空にする必要がないため、被検査物1
0,36は真空に耐えうるものでなくともよく、被検査
物10,36の性質及び種類に限定されることなく、リ
ーク検査を行うことができる。
【0017】請求項2記載の発明にあっては、上記基準
気体を上記検査容器11内に供給すると共に、上記検査
用器11内に基準気体が供給された後の検査容器11内
の圧力よりも高い圧力に設定されたプローブガスを被検
査物10に供給し、被検査物10から検査容器11内に
漏れ出たプローブガスが混入した基準気体をプローブガ
ス検知器12と上記検査用器11との間を循環させるこ
とを特徴とする。
【0018】従って、請求項2記載の発明にあっては、
被検査物10には検査用器11内の圧力よりも高い圧力
に設定されたプローブガスが供給され、一方、基準容器
11内には、上記プローブガスよりも低い圧力に設定さ
れた基準気体が供給されて充填されている。従って、請
求項2記載の発明にあっては、上記被検査物10に供給
されているプローブガスは、検査容器11内に充填され
た基準気体よりも高い圧力に設定されているため、も
し、被検査物10にリーク部が形成され、当該リーク部
からプローブガスが、検査用器11内において、被検査
物10の周囲の空隙へ漏れだした場合には、被検査物1
0内に充填されたプローブガスが基準気体に混合され
る。
【0019】このプローブガスが混合された基準気体
は、その後、プローブガス検知器12と上記検査用器1
1との間を循環し、プローブガス検知器12により、プ
ローブガスの濃度が検出される。そして、予め、被検査
物10の外容積及び検査容器11の内容積を確認してお
き、検査容器11の内容積から被検査物10の外容積を
差し引き、検査容器11の空隙21の容積を算出する。
更に、循環流路15内の容積を予め確認しておき、空隙
21内の容積及び循環流路15内の容積の合計値を基に
して、時間経過に伴う濃度の上昇率を勘案することによ
り、所定時間内における上記空隙21及び循環流路15
中におけるプローブガスの量を算出することができる。
【0020】このプローブガスの量は、被検査物10か
ら漏れ出たガスの量であり、上記プローブガスの量は、
被検査物10にとって、所定時間内に許容されるリーク
量であるか否か、という観点から被検査物10のリーク
の有無を判断することができる。その結果、請求項2記
載の発明にあっては、従来のように、真空中におけるプ
ローブガスの拡散速度に依存することがないため、リー
ク量をより短時間で確実に高精度な検査をすることがで
きる。また、検査容器11内を真空にする必要がないた
め、被検査物10は真空に耐えうるものでなくともよ
く、被検査物10の性質及び種類に限定されることな
く、リーク検査を行うことができる。
【0021】請求項3記載の発明にあっては、上記基準
気体を被検査物36に供給すると共に、被検査物36に
基準気体が供給された後の被検査物36内の圧力よりも
高い圧力に設定されたプローブガスを検査容器32に供
給し、検査容器32から被検査物36内に漏れ出たプロ
ーブガスが混入した基準気体をプローブガス検知器37
を介して循環させることを特徴とする。
【0022】従って、請求項3記載の発明にあっては、
上記検査容器32に供給されているプローブガスは、被
検査物36内に充填された基準気体よりも高い圧力に設
定されているため、もし、被検査物36にリーク部が形
成されていた場合には、当該リーク部からプローブガス
は、検査用器32の空隙21内から被検査物36内へ漏
れ出し、被検査物36内に充填された基準気体にプロー
ブガスが混合される。
【0023】このプローブガスが混入した基準気体は、
その後、プローブガス検知器37と上記被検査物36と
の間を循環し、プローブガス検知器37によりプローブ
ガスの濃度が検出される。そして、予め、被検査物36
の内容積及び循環流路34の容積を確認しておき、被検
査物36の容積及び循環流路34内の容積の合計値を基
にして、時間経過に伴う濃度の上昇率を勘案することに
より、所定時間内における上記被検査物36内及び循環
流路34中におけるプローブガスの量を算出することが
できる。
【0024】このプローブガスの量は、検査用器32の
空隙21から被検査物36へ漏れ出たガスの量であり、
検査用器36のリーク量と把握することができる。従っ
て、上記プローブガスの量は、被検査物36にとって、
所定時間内に許容されるリーク量であるか否か、という
観点から被検査物36のリークの有無を判断することが
できる。
【0025】その結果、請求項3記載の発明にあって
は、従来のように、真空中におけるプローブガスの拡散
速度に依存することがないため、リーク量をより短時間
で確実に高精度な検査をすることができる。また、検査
容器32内を真空にする必要がないため、被検査物36
は真空に耐えうるものでなくともよく、被検査物36の
性質及び種類に限定されることなく、リーク検査を行う
ことができる。
【0026】請求項4記載の発明にあっては、上記プロ
ーブガスは空気であることを特徴とする。従って、請求
項4記載の発明にあっては、上記プローブガスは空気に
より構成されているため、他のガスとは異なり入手に費
用がかからない。その結果、請求項4記載の発明にあっ
ては、リーク検査のコストを低減することができる。
【0027】請求項5記載の発明にあっては、上記プロ
ーブガスは、混合気体であることを特徴とする。上記混
合気体は、例えば、酸素と窒素、水素と窒素等、気体同
士を混合させた場合の危険性がない限り、適宜の組み合
わせがありうる。従って、請求項5記載の発明にあって
は、プローブガスは複数種類の気体により構成されてい
る。
【0028】その結果、請求項5記載の発明にあって
は、例えば、単体では取り扱いが危険な気体であって
も、他の気体と混合させることにより安全に使用するこ
とができる。請求項6記載の発明にあっては、被検査物
10,36を気密状態で収納しうる検査容器11,32
と、被検査物10,36又は検査容器11,32内の何
れか一方に所定の圧力に設定されたプローブガスを供給
するプローブガス供給流路13,31と、上記プローブ
ガスとは異なると共に上記プローブガスの圧力よりも低
い圧力に設定された基準気体を上記被検査物10,36
又は検査容器11,32の何れか他方に供給する基準気
体供給流路14,39と、上記検査用器11,32又は
被検査物10,36とプローブガス検知器12,37と
の間に設けられ、上記プローブガスが混入した基準気体
を検査容器11又は被検査物36から取り出して、再
度、検査容器11又は被検査物36へ戻すように構成さ
れた循環流路15,34と、この循環流路15,34内
に配置されたプローブガス検知器12,37とを備え、
プローブガスの濃度を検出して、単位時間内におけるプ
ローブガスの漏れ量を算出し、このプローブガス量に基
づき被検査物10,36のリークの有無を判断すること
を特徴とする。
【0029】従って、請求項6記載の発明にあっては、
上記被検査物10,36にクラック等のリーク部があ
り、これらのリーク部から上記プローブガスが基準気体
内に漏れ出した場合には、プローブガスが混入された基
準気体は上記循環流路15,34により検査容器11又
は被検査物36から取り出され、プローブガス検知器1
2,37と上記検査容器11又は被検査物36との間で
所定時間循環される。
【0030】その結果、上記循環流路15,34内に設
けられたプローブガス検知器12,37はプローブガス
の濃度を検出し、この濃度値の増加率を算出する。そし
て、予め、被検査物10の外容積及び検査容器11の内
容積を確認しておき、検査容器11の内容積から被検査
物10の外容積を差し引き、検査容器11の空隙21の
容積を算出する。更に、循環流路15内の容積を予め確
認しておき、空隙21内の容積及び循環流路15内の容
積の合計値を基にして、時間経過に伴う濃度の上昇率を
勘案することにより、所定時間内における上記空隙21
及び循環流路15中におけるプローブガスの量を算出す
ることができる。
【0031】このプローブガスの量は、被検査物10か
ら漏れ出たガスの量であり、上記プローブガスの量は、
被検査物10にとって、所定時間内に許容されるリーク
量であるか否か、という観点から被検査物10のリーク
の有無を判断することができる。また、予め、被検査物
36の内容積及び循環流路34の容積を確認しておき、
被検査物36の容積及び循環流路34内の容積の合計値
を基にして、時間経過に伴う濃度の上昇率を勘案するこ
とにより、所定時間内における上記被検査物36内及び
循環流路34中におけるプローブガスの量を算出するこ
とができる。
【0032】このプローブガスの量は、検査用器32の
空隙21から被検査物36へ漏れ出たガスの量であり、
検査用器36のリーク量と把握することができる。従っ
て、上記プローブガスの量は、被検査物36にとって、
所定時間内に許容されるリーク量であるか否か、という
観点から被検査物36のリークの有無を判断することが
できる。
【0033】従って、請求項6記載の発明にあっては、
従来のように、真空中におけるプローブガスの拡散速度
に依存することがないため、リーク量をより短時間で確
実に高精度な検査をすることができる。また、検査容器
11,32内を真空にする必要がないため、被検査物1
0,36は真空に耐えうるものでなくともよく、被検査
物10,36の性質及び種類に限定されることなく、リ
ーク検査を行うことができる。
【0034】請求項7記載の発明にあっては、上記プロ
ーブガス供給流路13は被検査物10に接合しうるよう
に形成されると共に上記基準気体供給流路14は検査容
器11に接合されており、上記基準気体を上記検査容器
11内に供給すると共に、上記検査用器11内に基準気
体が供給された後の検査容器11内の圧力よりも高い圧
力に設定されたプローブガスを被検査物10に供給する
ことを特徴とする。
【0035】従って、請求項7記載の発明にあっては、
上記被検査物10に供給されているプローブガスは、検
査容器11内に充填された基準気体よりも高い圧力に設
定されているため、もし、被検査物10にリーク部が形
成され、当該リーク部からプローブガスが、検査用器内
において、被検査物10の周囲の空隙21へ漏れだした
場合には、被検査物10内に充填されたプローブガスが
基準気体に混合される。
【0036】このプローブガスが混合された基準気体
は、その後、上記循環流路15により、プローブガス検
知器12と上記検査用器11との間を循環する。この循
環の過程で、循環流路15内に設けられたプローブガス
検知器12により、プローブガスの濃度が検出され、こ
の濃度の時間経過に伴う上昇率を算出する。
【0037】そして、予め、被検査物10の外容積及び
検査容器11の内容積を確認しておき、検査容器11の
内容積から被検査物10の外容積を差し引き、検査容器
11の空隙21の容積を算出する。更に、循環流路15
内の容積を予め確認しておき、空隙21内の容積及び循
環流路15内の容積の合計値を基にして、上記時間経過
に伴う濃度の上昇率を勘案することにより、所定時間内
における上記空隙21及び循環流路15中におけるプロ
ーブガスの量を算出することができる。
【0038】このプローブガスの量は、被検査物10か
ら漏れ出たガスの量であり、上記プローブガスの量は、
被検査物10にとって、所定時間内に許容されるリーク
量であるか否か、という観点から被検査物10のリーク
の有無を判断することができる。その結果、請求項7記
載の発明にあっては、従来のように、真空中におけるプ
ローブガスの拡散速度に依存することがないため、リー
ク量をより短時間で確実に高精度な検査をすることがで
きる。また、検査容器11内を真空にする必要がないた
め、被検査物10は真空に耐えうるものでなくともよ
く、被検査物10の性質及び種類に限定されることな
く、リーク検査を行うことができる。
【0039】請求項8記載の発明にあっては、上記プロ
ーブガス供給流路31は検査容器32に接合されると共
に基準気体供給流路39は上記循環流路34に接合さ
れ、上記基準気体を被検査物36に供給すると共に、被
検査物36に基準気体が供給された後の被検査物36内
の圧力よりも高い圧力に設定されたプローブガスを検査
容器32に供給することを特徴とする。
【0040】従って、請求項8記載の発明にあっては、
上記検査容器32に供給されているプローブガスは、被
検査物36内に充填された基準気体よりも高い圧力に設
定されているため、もし、被検査物36にリーク部が形
成されていた場合には、プローブガスは、当該リーク部
を介して検査用器32の空隙21内から被検査物36内
へ漏れ出し、被検査物36内に充填された基準気体にプ
ローブガスが混合される。
【0041】このプローブガスが混入した基準気体は、
その後、プローブガス検知器37と上記被検査物36と
の間を循環し、プローブガス検知器37によりプローブ
ガスの濃度が検出される。そして、予め、被検査物36
の内容積及び循環流路34の容積を確認しておき、被検
査物36の容積及び循環流路34内の容積の合計値を基
にして、時間経過に伴う濃度の上昇率を勘案することに
より、所定時間内における上記被検査物36内及び循環
流路34中におけるプローブガスの量を算出することが
できる。
【0042】このプローブガスの量は、検査用器32の
空隙21から被検査物36へ漏れ出たガスの量であり、
検査用器36のリーク量と把握することができる。従っ
て、上記プローブガスの量は、被検査物36にとって、
所定時間内に許容されるリーク量であるか否か、という
観点から被検査物36のリークの有無を判断することが
できる。
【0043】その結果、請求項8記載の発明にあって
は、従来のように、真空中におけるプローブガスの拡散
速度に依存することがないため、リーク量をより短時間
で確実に高精度な検査をすることができる。また、検査
容器32内を真空にする必要がないため、被検査物36
は真空に耐えうるものでなくともよく、被検査物36の
性質及び種類に限定されることなく、リーク検査を行う
ことができる。
【0044】請求項9記載の発明にあっては、上記プロ
ーブガスは空気であることを特徴とする。従って、請求
項9記載の発明にあっては、高価なガスからなるプロー
ブガスを準備する必要がないため、検査に要するコスト
を低減することができる。請求項10記載の発明にあっ
ては、上記プローブガスは、混合気体であることを特徴
とする。
【0045】上記混合気体は、例えば、酸素と窒素、水
素と窒素等、気体同士を混合させた場合、危険でない限
り、適宜の組み合わせがありうる。従って、請求項10
記載の発明にあっては、プローブガスは複数種類の気体
により構成されている。その結果、請求項10記載の発
明にあっては、例えば、単体では取り扱いが危険な気体
であっても、他の気体と混合させることにより安全に使
用することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づき、先ず、本発明に係るリーク検査方法に用いら
れる検査装置を詳細に説明する。図1に示すように、第
一実施例に係るリーク検査装置20は、被検査物10を
気密状態で収納しうる検査容器11と、被検査物10に
接合され、所定の圧力に設定されたプローブガスを被検
査物10に供給するプローブガス供給流路13と、上記
プローブガスとは異なると共に上記プローブガスの圧力
よりも低い圧力に設定された基準気体を検査容器11に
供給する基準気体供給流路14と、上記検査用器11と
プローブガス検知器12との間に設けられ、上記プロー
ブガスが混入した基準気体を検査容器11から取り出し
て、再度検査容器11へ戻すように構成された循環流路
15と、この循環流路15内に配置されたプローブガス
検知器12とを備え、プローブガス検知器12により検
知されるプローブガスの濃度の上昇率に基づき、所定時
間内におけるプローブガスのリーク量を検出し、当該リ
ーク量が当該被検査物10において許容されるリーク量
か否か、により被検査物10のリークの有無を判断する
ように構成されている。
【0047】また、本実施の形態にあっては、上記プロ
ーブガスには水素と窒素の混合ガスが用いられると共
に、上記基準気体には窒素ガスが用いられている。上記
検査容器11は、上記被検査物10を適宜、取り出し可
能な状態で気密的に収納しうるように構成されている。
上記プローブガス供給流路13の一端部は検査容器11
内に収納された被検査物10に着脱自在に接合されると
共に、他端部は、本実施の形態にあっては、プローブガ
スとしての水素と窒素との混合ガスを収納した容器(図
示せず)に接合されている。このプローブガス供給流路
13内には、プローブガスの供給を制御するバルブ16
が設けられ、更に、このバルブ16と被検査物10との
間には、圧力計17が取付られており、上記バルブ16
が開かれプローブガスが供給される場合の、プローブガ
スの供給圧力を視認しうるように構成されている。
【0048】また、上記検査容器11には基準気体供給
流路14が接合されている。この基準気体供給流路14
の一端部は検査容器11内部の空隙21に開口すると共
に、本実施の形態にあっては基準気体として窒素ガスが
使用されるため他端部は窒素ガスの収納容器(図示せ
ず)に接続されている。この基準気体供給流路14にも
基準気体の供給を制御しうるバルブ18と、供給される
基準気体の圧力を検知しうる圧力計19とが設けられて
いる。
【0049】また、上記検査容器11には上記循環流路
15が設けられている。この循環流路15の上流側端部
23は上記検査容器11に接合され、検査容器11内部
の空隙21に開口すると共に下流側端部24も同様に検
査容器11内部の空隙21に開口している。この循環流
路15には適宜の駆動部を備えたファン22が設けら
れ、上流側端部23から検査容器11内部の空隙に存在
する気体を吸引すると共に下流側端部24から再度、検
査容器11内へ戻すことができるように構成されてい
る。また、このファン22の上流側にはプローブガス検
知器12が取り付けられており、上記ファン22により
吸引されて循環する気体内のプローブガスの濃度を検出
しうるように構成されている。
【0050】上述のように、本実施の形態にあっては、
プローブガスとして水素と窒素との混合ガスが使用され
ると共に、基準気体として窒素ガスが使用されるため、
プローブガス検知器12として水素ガス検知器が使用さ
れている。また、上記検査容器11には、プローブガス
排出流路27が設けられており、一端部は検査容器11
の壁面部を貫通して上記被検査物10に着脱可能に接続
されるように形成され、他端部はプローブガスの回収容
器(図示せず)に接合され、中間部に設けられたバルブ
28により適宜、プローブガスを被検査物10から排出
しうるように構成されている。
【0051】次に、本実施の形態に係るリーク検査装置
20を用いてリーク検査を行う方法を説明する。先ず、
被検査物10を検査容器11内に収納し、被検査物10
にプローブガス供給流路13の一端部を接続すると共に
上記プローブガス排出流路27の一端部を接続し、バル
ブ16を開放し、圧力計17により大気圧よりも高い圧
力に設定し、設定圧力をチェックしつつ、被検査物10
内にプローブガスとしての窒素及び水素の混合ガスの供
給を開始する。
【0052】このプローブガスの供給により、被検査物
10内に予め収納され、又は、残留していた気体は上記
プローブガス排出流路27を介して排出され、被検査物
10内は次第にプローブガスにより充満する。被検査物
10内がプローブガスにより充満した場合には、上記プ
ローブガス排出流路27に配置されたバルブ28を閉止
する。なお、上記プローブガス供給流路13に設けられ
たバルブ16は常時開放し、プローブガスは常時供給さ
れた状態とする。
【0053】次に、基準気体供給流路14に設けられた
バルブ18を開放し、基準気体としての窒素ガスを大気
圧に設定し、基準気体供給流路14を介して検査容器1
1内へ流入させ、検査容器11内を窒素ガスで充たし、
検査容器11内を大気圧に設定する。この場合、もし、
被検査物10にクラック等のリーク部が形成されている
場合には、被検査物10内部の圧力の方が検査容器11
内部の空隙21の圧力よりも高いため、上記水素と窒素
の混合ガスはリーク部から検査容器11の空隙21へ漏
れだし、水素と窒素の混合ガスは空隙21内の窒素ガス
と混合し始める。
【0054】一方、上記水素と窒素の混合ガスの供給と
略同時に、上記循環流路15に設けられた上記ファン2
2を作動させておく。このファン22の作動により、上
記検査容器11の空隙21に存在する、水素と窒素の混
合ガスは循環流路15内に吸引され、循環流路15内を
流通し始める。この循環流路15内を流通する過程で、
水素ガス検知器からなるプローブガス検知器12により
上記水素ガスの濃度が検知され始める。
【0055】この場合、水素と窒素の混合ガスが被検査
物10に供給され始めた際には、被検査物10に形成さ
れている、クラック等のリーク部の形状により水素と窒
素の混合ガスの被検査物10からの流出が一定とならな
い場合がある。即ち、クラックが非常に幅の狭い筋状に
形成されている場合と大きな開口部となっている場合と
では、プローブガスの流出の仕方が異なる。従って、例
えば、非常に狭い形状のクラック部であった場合には、
検査開始当初における、プローブガスの流出は一定では
ない。
【0056】また、クラック部に例えば、微少な水滴が
付着している場合もあり、当該水滴が除去されるまで
は、安定して被検査物10から水素と窒素の混合ガスが
流出しない場合もある。その結果、リーク検査を開始し
た初期の状態にあっては所定時間内におけるプローブガ
スとして水素と窒素の混合ガスのリーク量と時間との関
係はリニアなものとはならない。
【0057】その後、ファン22の作動により循環流路
15内に継続して被検査物10から漏れ出た水素と窒素
の混合ガスが混入した空気が流れ込んで循環し、プロー
ブガス検知器12へ至り、プローブガス検知器12は継
続して含有された水素の検知を行う。その結果、水素の
濃度がプローブガス検知器12により検知され、この濃
度値を継続して一定時間計測した場合には、濃度値は、
時間経過に従って一定の変化を示し、濃度と時間の関係
は略リニアな関係となる。
【0058】従って、予め、被検査物10の外容積及び
検査容器11の内容積を確認しておき、検査容器11の
内容積から被検査物10の外容積を差し引き、検査容器
11の空隙21の容積を算出する。更に、循環流路15
内の容積を予め確認しておき、空隙21内の容積及び循
環流路15内の容積の合計値を基にして、時間経過に伴
う濃度の上昇率を勘案することにより、上記空隙21及
び循環流路15中におけるプローブガスの量を算出する
ことができる。
【0059】この所定時間におけるプローブガスの量
は、被検査物10から漏れ出たガスの量であり、上記プ
ローブガスの量は、被検査物10にとって、所定時間内
に許容されるリーク量であるか否か、という観点から被
検査物10のリークの有無を判断することができる。こ
の間のプローブガスとしての混合ガス中の水素の濃度と
時間との関係を図3にグラフにより示す。このグラフに
おいては、横軸はリーク検査の開始時間からの時間経過
Tを示すと共に、縦軸は濃度Dを示す。
【0060】このグラフより判るように、リーク検査初
期においては、上述のように、所定時間t1が経過する
までは、水素の濃度の上昇率は一定せず、所定時間t1
が経過した後、濃度Dと時間Tとの関係は、初めてリニ
アに変化することとなる。従って、このようにして、水
素の濃度が一定に変化するようになった時点で、図4に
示すように、一点aを定点として選択することにより、
その時点迄の時間t2の経過時点の濃度d2を特定する
ことができる。
【0061】但し、この場合、試験開始後、濃度と時間
との関係が、リニアに変化し始める時点を予測すること
は困難である。この点につき、本実施の形態に係るリー
ク検査方法にあっては、プローブガスが混入した基準気
体をプローブガス検知器13を介して循環させるように
構成されているため、検査開始直後から、時間的経過に
従って複数例、濃度値をサンプリングし、これらの濃度
値の変化をコンピュータを用いて解析を行い、濃度値変
化に関する複数のパターンを作成することにより、個別
のケースを上記パターンに当てはめて、実際に、リニア
に変化し始める時点まで待つことなく、濃度と時間との
リニアな変化の関係を想定して、リークの有無の判断を
行うことができる。
【0062】また、予め、被検査物10の外容積及び検
査容器11の内容積を確認しておき、検査容器11の内
容積から被検査物10の外容積を差し引き、検査容器1
1の空隙21の容積を算出する。更に、循環流路15内
の容積を予め確認しておき、空隙21内の容積及び循環
流路15内の容積の合計値を基にして、時間経過に伴う
濃度の上昇率を勘案することにより、上記空隙21及び
循環流路15中におけるプローブガスの量を算出するこ
とができる。
【0063】この所定時間におけるプローブガスの量
は、被検査物10から漏れ出たガスの量であり、上記プ
ローブガスの量は、被検査物10にとって、所定時間内
に許容されるリーク量であるか否か、という観点から被
検査物10のリークの有無を判断することができる。こ
の場合、図5に示すように、濃度Dと時間Tとがリニア
に変化し始めた後において複数の定点b,cを設定する
ことにより、より高精度な測定をすることも可能であ
る。
【0064】即ち、被検査物10により、より精度の高
いリーク検査を行う必要がある場合がある。そのような
場合には、リーク量が時間の経過に従って、リニアに変
化するようになって後に、適宜の選択点を定点b,cと
して2つ選び、これら2つの定点b,c間の経過時間t
3における濃度d3,d4に基づき、所定時間t3内に
おける濃度の上昇率を算出することができる。
【0065】このようにして、試験時間と濃度との関係
が、リニアに変化するようになった後に、複数の定点を
選択して濃度の上昇率を算出した場合には、一点のみの
定点を設定した場合よりも、より正確に上昇率を算出す
ることができる。また、図2は本発明に係るリーク検査
装置の第2の実施の形態を示す。本実施の形態に係るリ
ーク検査装置30にあっては、前期実施の形態に係るリ
ーク検査装置10とは異なり、プローブガス供給流路3
1は検査容器32に接合されると共に基準気体供給流路
39は上記循環流路34に接合され、プローブガス供給
流路31は大気圧よりも高い圧力に設定されたプローブ
ガスを上記検査容器32へ供給すると共に、上記基準気
体供給流路39は、大気圧に設定された基準気体を被検
査物36へ供給するように構成されている。また、本実
施の形態にあっては、プローブガスとして空気を使用す
ると共に基準気体として窒素ガスを使用する。
【0066】プローブガス供給流路31の一端部は検査
容器32に接合されており、本実施の形態にあっては、
上述のように、プローブガスとして空気を使用している
ことから、上記プローブガス供給流路31の他端部は大
気に開放されている。このプローブガス供給流路31に
はプローブガスの検査容器32への供給圧力を制御する
バルブ49が設けられており、このバルブ49の下流側
には圧力計50が配置されている。
【0067】また、検査容器32にはバルブ46を有す
るプローブガス排出流路33が設けられており、検査容
器32内のプローブガスを排出しうるように構成されて
いる。一方、循環流路34の上流側端部35は検査容器
32内に収納された被検査物36に接続されて検査容器
32外部へ延設されると共に下流側端部51は被検査物
36に接合されている。
【0068】この循環流路34にはプローブガス検知器
37が配設されると共にプローブガス検知器37の下流
側にはファン38が取り付けられ、強制的に被検査物3
6内に充填されたプローブガスを被検査物36から取り
出し、循環流路34内を循環させ、再度、被検査物36
へ戻すことできるように構成されている。なお、本実施
の形態にあっては、プローブガスとして空気が使用され
るため、プローブガス検知器37としては酸素分析計が
使用されている。
【0069】この循環流路34の上記ファン38の下流
側には三方弁44が設けられ、この三方弁44を介して
基準気体供給流路39の一端部41が接続されていると
共に、プローブガス検知器37の上流側には三方弁45
が設けられ、基準気体供給流路39の支流40が接続さ
れている。この基準気体供給流路39の他端部は窒素ガ
スが収納された基準気体収納容器(図示せず)に接続さ
れており、中間部には、基準気体の供給を制御するバル
ブ42及び基準気体の供給圧力を検出する圧力計43が
配置されている。
【0070】また、上記三方弁44の下流側には、バル
ブ47を有する空気排出流路48が設けられ、この空気
排出流路48の端部は大気中に開放された状態となって
いる。以下、第2の実施の形態に係るリーク検査装置3
0を用いてリーク検査を行う方法を説明する。
【0071】リーク検査装置30を使用してリーク検査
を行う場合には、先ず、空気排出流路48に設けられた
バルブ47を開放すると共にバルブ44,45を開放し
た状態で、基準気体供給流路39に設けられたバルブ4
2を開放し、基準気体供給流路39から窒素ガスを被検
査物36へ供給する。この場合、上記三方弁45はプロ
ーブガス供給流路39の支流40が循環流路34の上流
側端部35と連通するように設定されると共に、上記三
方弁44は基準気体供給流路39が循環流路34の下流
側端部51と連通するように設定して、窒素ガスを循環
流路34の上流側端部35及び51を介して被検査物3
6へ供給する。また、被検査物36内、循環流路34
内、プローブガス供給流路39内には空気が残存してい
る場合があるため、この空気を空気排出流路48を介し
て排出する。
【0072】被検査物36内等の空気が完全に排出さ
れ、被検査物36内が完全に窒素で充満された場合には
先ず、バルブ42を閉止すると共に、その後、大気圧下
になった場合にバルブ47を閉止する。その後、バルブ
44,45を循環流路34の上流側端部35と下流側端
部51とが連通するように設定し、被検査物36内の気
体のプローブガス検知器37を介する循環経路を形成し
ておき、被検査物36内が大気圧となった際に上記バル
ブ47を閉止する。
【0073】次に、上記ファン38に通電して駆動させ
ると共に、上記プローブガス検知器37を作動させ、上
記バルブ46を閉止した状態でバルブ49を開放して、
プローブガス供給流路31によりプローブガスとしての
空気を、大気圧よりも高い圧力に供給圧力を設定した状
態で、圧力計50より供給圧力をチェックしつつ検査容
器32内へ供給する。
【0074】この場合、上記被検査物36に何らかのリ
ーク部が形成されていた場合には、被検査物36の周囲
に充填されたプローブガスとしての空気の圧力は被検査
物36内に充填された窒素の圧力よりも高いため、当該
リーク部から空気が被検査物36内へ浸入する。そし
て、空気が混入した窒素ガスは上記ファン38により吸
引されて、上流側端部35から循環流路34へ入り、酸
素分析計により構成されたプローブガス検知器37へ至
り、窒素ガス中の酸素の濃度が検出される。そして、空
気が混入した窒素ガスは循環流路34内を流通して被検
査容器36内へ戻り、この被検査物36からプローブガ
ス検知器37への循環は所定時間継続する。
【0075】従って、プローブガス検知器37により、
前期実施の形態の場合と同様に、酸素分析計により一定
時間経過時点における酸素の濃度を検出し、一定時間内
の酸素の濃度の上昇率を検出する。その後、予め計測し
ておいた被検査物36及び循環流路34の容積を前提
に、上記酸素の濃度の上昇率を勘案して、プローブガス
としての空気が所定時間内に空隙21から被検査物36
へ漏れ出た量を算出することができる。従って、この所
定時間中における空気の量を被検査物36のリーク量と
して把握することができる。
【0076】その結果、被検査物36及び循環流路34
の容積と上記被検査物36のリーク量と対比させること
により、被検査物36にとり所定時間内に一定のリーク
量が許容されるか否か、という観点から、このリーク量
を元に、被検査物36のリークの有無を判断する。本実
施の形態に係るリーク検査装置30にあっては、前記実
施の形態に係るリーク検査装置20とは異なり、被検査
物36内にはプローブガスを供給せず被検査物36には
基準気体を供給すると共に、被検査物36の周囲に所定
圧のプローブガスを供給し、被検査物36にリーク部が
形成されていた場合には、被検査物36内の基準気体に
プローブガスをリーク部を介して混入させ、混入後の被
検査物36内の気体をプローブガス検知器37に供給す
ることにより、被検査物36内の気体中のプローブガス
の濃度を検出するように構成されている。
【0077】本実施の形態にあっては、被検査物36に
リーク部が形成されており、検査容器32内に充填され
たプローブガスが被検査物36内に混入する際に、被検
査物36の体積が小さい場合には、被検査物36内にお
いてプローブガスは非常に速く高濃度になるため、被検
査物36のリーク量を検出し易い。その結果、被検査物
36の体積が小さい場合のリーク検査をより迅速に行う
ことができる。
【0078】従って、本実施の形態に係るリーク検査装
置30は、車両に搭載されるラジエター等の、密閉され
た容積の小さい被検査物のリーク検査により適合してい
る。上記各実施の形態にあっては、プローブガスとして
水素と窒素の混合ガス及び空気を用いた場合を例に説明
したが、上記各実施の形態には限定されず、水素等の他
のガスを用いてもよい。
【0079】また、上記第1の実施の形態にあっては、
上記プローブガス供給流路13は大気圧よりも高い圧力
に設定されたプローブガスを供給すると共に、上記基準
気体供給流路14は大気圧に設定された基準気体を供給
するように構成されている場合を例に説明したが、上記
プローブガスは、基準気体が供給された後における検査
容器内の圧力よりも高い圧力に設定されていれば良く、
上記実施の形態に限定されない。
【0080】また、上記第2の実施の形態にあっては、
上記プローブガス供給流路31は大気圧よりも高い圧力
に設定されたプローブガスを供給すると共に、基準気体
供給流路39は大気圧に設定された上記基準気体を供給
するように構成されている場合を例に説明したが、上記
実施の形態に限定されず、プローブガス供給流路31
は、基準気体が供給された後の被検査物36内の圧力よ
りも高い圧力に設定されたプローブガスを供給するよう
に構成されていれば良い。
【0081】更に、検査装置の具体的構成は上記各実施
の形態には限定されない。
【0082】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明にあっては、
プローブガスの拡散速度に依存することなく、被検査物
の種類を問わずに、高精度なリーク検査を行うことがで
きる。請求項3記載の発明にあっては、請求項1記載の
発明の効果に加えて、内容積が小さい被検査物のリーク
検査に適合したリーク検査方法を提供することができ
る。
【0083】請求項4記載の発明にあっては、請求項
1,2又は3記載の発明の効果に加えて、よりコストの
低いリーク検査方法を提供することができる。請求項5
記載の発明にあっては、請求項1,2又は3記載の発明
の効果に加えて、混合気体を利用して行うリーク検査方
法が提供される。請求項6及び7記載の発明にあって
は、プローブガスの拡散速度に依存することなく、被検
査物の種類を問わずに、高精度なリーク検査を行うこと
が可能なリーク検査装置を提供することができる。
【0084】請求項8記載の発明にあっては、請求項6
及び7記載の発明の効果に加えて、容積が小さい被検査
物のリーク検査に適合したリーク検査装置を提供するこ
とができる。請求項9記載の発明にあっては、請求項6
又は7記載の発明の効果に加えて、より低コストでリー
ク検査を行うことが可能なリーク検査方法を提供するこ
とができる。
【0085】請求項10記載の発明にあっては、請求項
6又は7記載の発明の効果に加えて、混合気体を利用し
て行うリーク検査装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリーク検査装置の一実施例を示す
概念図であって、被検査物にプローブガスを供給する場
合を示す図である。
【図2】本発明に係るリーク検査装置の他の実施例を示
す概念図であって、検査用器にプローブガスを供給する
場合を示す図である。
【図3】本発明に係るリーク検査装置を使用してリーク
検査を行った場合の、経過時間とリーク量との関係を示
すグラフである。
【図4】本発明に係るリーク検査装置を使用してリーク
検査を行った場合の、経過時間とリーク量との関係を示
すグラフであって、経過時間とリーク量との関係がリニ
アに変化する状態において定点を一つ選択した場合を示
すグラフである。
【図5】本発明に係るリーク検査装置を使用してリーク
検査を行った場合の、経過時間とリーク量との関係を示
すグラフであって、経過時間とリーク量との関係がリニ
アに変化する状態において定点を二つ選択した場合を示
すグラフである。
【図6】従来のスニッファー法を示す概念図である。
【図7】従来のフード法を示す概念図である。
【符号の説明】
10 被検査物 11 検査容器 12 プローブガス検知器 13 プローブ
ガス供給流路 14 基準気体供給流路 15 循環流路 16 バルブ 17 圧力計 18 バルブ 19 圧力計 20 リーク検査装置 21 空隙 22 ファン 23 上流側端
部 24 下流側端部 27 プローブ
ガス排出流路 28 バルブ 30 リーク検
査装置 31 プローブガス供給流路 32 検査容器 33 プローブ
ガス排出流路 34 循環流路 35 上流側端
部 36 被検査物 37 プローブ
ガス検知器 38 ファン 39 基準気体
供給流路 40 支流 41 一端部 42 バルブ 43 圧力計 44 三方弁 45 三方弁 46 バルブ 47 バルブ 48 空気排出流路 49 バルブ 50 圧力計 51 下流側端
部 52 被検査物 53 検知器 54 圧力計 55 バルブ 56 フード 57 真空ポン
プ 58 プローブガス供給流路 59 気体排出
流路 D 濃度 T 時間

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の密閉性が要求される被検査物を、
    被検査物を気密した状態で収納しうる検査容器内に配置
    し、プローブガスを供給して被検査物のリークの有無を
    検査するリーク検査方法において、 上記プローブガスとは異なる基準気体を供給し、プロー
    ブガスが混入した基準気体を取り出し、プローブガス検
    知器を介して所定時間に亘り循環させ、 上記プローブガス検知器により、基準気体中のプローブ
    ガスの濃度を検出し、プローブガスの濃度に基づき所定
    時間内における基準気体中のプローブガスの漏れ量を算
    出することにより被検査物のリークの有無を判断するこ
    とを特徴とするリーク検査方法。
  2. 【請求項2】 上記基準気体を上記検査容器内に供給す
    ると共に、上記検査用器内に基準気体が供給された後の
    検査容器内の圧力よりも高い圧力に設定されたプローブ
    ガスを被検査物に供給し、 被検査物から検査容器内に漏れ出たプローブガスが混入
    した基準気体をプローブガス検知器と上記検査用器との
    間を循環させて所定時間内におけるプローブガスの漏れ
    量を検出して、被検査物のリークの有無を判断すること
    を特徴とする請求項1記載のリーク検査方法。
  3. 【請求項3】 上記基準気体を被検査物に供給すると共
    に、被検査物に基準気体が供給された後の被検査物内の
    圧力よりも高い圧力に設定されたプローブガスを検査容
    器に供給し、 検査容器から被検査物内に漏れ出たプローブガスが混入
    した基準気体をプローブガス検知器と検査容器との間を
    循環させて所定時間内におけるプローブガスの漏れ量を
    検出し被検査物のリークの有無を判断することを特徴と
    する請求項1記載のリーク検査方法。
  4. 【請求項4】 上記プローブガスは、空気であることを
    特徴とする請求項1,2又は3記載のリーク検査方法。
  5. 【請求項5】 上記プローブガスは、混合気体であるこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載のリーク検査方
    法。
  6. 【請求項6】 被検査物を気密した状態で収納しうる検
    査容器と、被検査物又は検査容器内の何れか一方に所定
    の圧力に設定されたプローブガスを供給するプローブガ
    ス供給流路と、 上記プローブガスとは異なると共に上記プローブガスの
    圧力よりも低い圧力に設定された基準気体を上記被検査
    物又は検査容器の何れか他方に供給する基準気体供給流
    路と、 上記検査用器又は被検査物とプローブガス検知器との間
    に設けられ、上記プローブガスが混入した基準気体を検
    査容器又は被検査物から取り出して再度、検査容器又は
    被検査物へ戻すように構成された循環流路と、 この循環流路内に配置されたプローブガス検知器とを備
    え、 上記プローブガス検知器により基準気体中のプローブガ
    スの濃度を検出し、この基準気体中のプローブガスの濃
    度に基づき所定時間内におけるプローブガスの漏れ量を
    算出し、 プローブガスの漏れ量に基づき被検査物のリークの有無
    を判断することを特徴とするリーク検査装置。
  7. 【請求項7】 上記プローブガス供給流路は被検査物に
    接合しうるように形成されると共に上記基準気体供給流
    路は検査容器に接合されており、 上記基準気体を上記検査容器内に供給すると共に、上記
    検査用器内に基準気体が供給された後の検査容器内の圧
    力よりも高い圧力に設定されたプローブガスを被検査物
    に供給することを特徴とする請求項6記載のリークデテ
    クター。
  8. 【請求項8】 上記プローブガス供給流路は検査容器に
    接合しうるように形成されると共に、基準気体供給流路
    は上記循環流路に接合しうるように形成され、 上記基準気体を被検査物に供給すると共に、被検査物に
    基準気体が供給された後の被検査物内の圧力よりも高い
    圧力に設定されたプローブガスを検査容器に供給するこ
    とを特徴とする請求項6記載のリーク検査装置。
  9. 【請求項9】 上記プローブガスは、空気であることを
    特徴とする請求項6,7又は8記載のリーク検査装置。
  10. 【請求項10】 上記プローブガスは混合気体であるこ
    とを特徴とする請求項6,7又は8記載のリーク検査装
    置。
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