JPH07184674A - 天然に存在するマクロライドを回収するための新規な抽出法 - Google Patents
天然に存在するマクロライドを回収するための新規な抽出法Info
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- JPH07184674A JPH07184674A JP6268620A JP26862094A JPH07184674A JP H07184674 A JPH07184674 A JP H07184674A JP 6268620 A JP6268620 A JP 6268620A JP 26862094 A JP26862094 A JP 26862094A JP H07184674 A JPH07184674 A JP H07184674A
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Abstract
の新規な方法を提供すること。 【構成】 マクロライドを含有する発酵ブロス抽出物ま
たは母液の濃縮物中に存在する酸性、塩基性および無極
性中性の不純物からマクロライドを分離する方法。この
方法は以下の工程の1またはそれ以上を任意の順番で包
含する:a)水不混和性の溶媒中における前記濃縮物の
溶液を塩基の水溶液で抽出して、実質的にすべての酸性
不純物を除去する工程;b)水不混和性の溶媒中におけ
る前記濃縮物の溶液を酸の水溶液で抽出して、実質的に
すべての塩基性不純物を除去する工程;およびc)前記
濃縮物の溶液を芳香族でない炭化水素溶媒で処理して、
無極性中性の不純物を除去する工程。 【効果】 クロマトグラフィー技術を用いず、単純な抽
出工程によってマクロライドを分離回収しているので、
比較的迅速で効率的である。
Description
マクロライド、特に、ラパマイシン、32-デスメチル
ラパマイシン、15-デオキソラパマイシン、またはF
K-506などの三環式マクロライドを、発酵工程によ
って得られる天然に存在する他の成分から分離する方法
に関する。さらに詳しくは、本発明は、三環式マクロラ
イドラパマイシンを、発酵ブロス抽出物や母液の濃縮物
から回収する方法に関する。
マイシンやFK-506によって例示される三環式マク
ロライドは、抗生物質としての活性や他の薬理学的活性
だけでなく、免疫抑制活性を有することから、移植片や
移植組織の拒絶反応、炎症の疾患、および、狼瘡、慢性
関節リウマチ、真性糖尿病、多発性硬化症などの自己免
疫疾患を治療または処置するのに有用である。
シン、15-デオキソラパマイシンおよびFK-506な
どの三環式マクロライドは、様々なストレプトマイセス
(Streptomyces)株を適切な条件下で発酵することによ
って産生されるが、これらのマクロライドは、塩基性ア
ミノ基やフェノール基、カルボン酸基を有しないので、
中性である。例えば、ラパマイシンは、ストレプトマイ
セス・ハイグロスコピカス(S.hygroscopicus)NRR
L5491を水性培地中で培養することによって産生さ
れる。三環式マクロライドを含有する菌糸は、増殖培地
から回収し、メタノールなどの有機溶媒で抽出し、所望
の三環式マクロライド、関連化合物、脂肪酸などの酸性
化合物、アルカロイドやペプチドなどの塩基性化合物、
および、脂肪などの中性親油性混合物からなる混合物を
得る。典型的には、発酵ブロス抽出物は、運搬および/
または貯蔵を容易にするために、マクロライドを単離す
ることができるまで濃縮する。発酵ブロス抽出物から三
環式マクロライドを単離精製することは、本発明の以前
は、精製物を得るために様々な化学的方法やクロマトグ
ラフィー技術を採用しており、面倒で費用の掛かる工程
であった。(例えば、米国特許第5,091,398号;米国特
許第3,993,749号;国際公開第93/11130号;セーガル(S
ehgal)、ジャーナル・オブ・アンチバイオティクス
(J.of Antibiotics)28巻(10)727頁(1975年)を参
照)。ラパマイシン用の発酵ブロス抽出物の濃縮物は、
例えば、わずか5〜15%のラパマイシンと約50%ま
での酸性成分とを含有しており、ラパマイシンは他の成
分から分離しなければならない。典型的には、発酵ブロ
ス抽出物から三環式マクロライドを回収する工程には、
活性炭に対する吸着および脱着、選択的溶解度の手法、
ならびに、カラムクロマトグラフィーおよび/または高
性能液体クロマトグラフィーを用いた1回またはそれ以
上の時間と費用の掛かるクロマトグラフィーの手法が必
要である。ラパマイシンなどの三環式マクロライドは、
酸性または塩基性条件下では不安定であると考えられる
ので、これまで、酸性または塩基性条件は回避されてき
た。メタノールやテトラヒドロフランなどの水混和性溶
液中におけるラパマイシンは、水酸化ナトリウム水溶液
などの無機塩基、4-ジメチルアミノピリジン(DMA
P)や1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-
エン(DBU)などの有機塩基、あるいは、塩酸などの
鉱酸水溶液や、塩化亜鉛などのルイス酸によって、分解
を受ける。(例えば、ステファン(Steffan)ら、テト
ラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters)(印刷
中)、ディー・ヨハネス(D.Yohanes)およびエス・ジ
ェイ・ダニシェフスキー(S.J.Danishefsky)、テトラ
ヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters)33巻(49)7
469-7472頁(1992年);ルエンゴ(Luengo)ら、テトラヘ
ドロン・レターズ(Tetrahedron Letters)34巻(6)991-
994頁(1993年)およびディー・ヨハネス(D.Yohannes)
ら、テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letter
s)34巻(13)2075-2078頁(1993年)を参照)。
ド、特に三環式マクロライド、より特定的にはラパマイ
シンを、発酵ブロス抽出物の濃縮物や、再結晶溶媒、す
り砕きおよび産物の洗浄から得た母液またはその濃縮物
から回収する比較的迅速で効率的な方法を提供する。発
酵ブロス抽出物としては、マクロライドを産生するいか
なる菌株の発酵工程で得られるものであってもよく、ま
た、いかなる種類の培地を用いて得られるものであって
もよい。かかる方法は、米国特許第5,091,389号;米国
特許第3,993,749号;国際公開第93/11130号;およびセ
ーガル(Sehgal)、ジャーナル・オブ・アンチバイオテ
ィクス(J.of Antibiotics)28巻(10)727頁(1975年)に
例示されている時間と費用の掛かるクロマトグラフィー
分離工程を回避するものである。この方法は、マクロラ
イド含有濃縮物を適当な水不混和性溶媒に溶解し、酸性
および/または塩基性成分をそれぞれ塩基または酸の水
溶液中に抽出し、選択的溶解度の手法や抽出法を用い
て、濃縮物中に存在する無極性で中性の物質から中性で
極性の三環式マクロライドを分離することによって、中
性成分から酸性および/または塩基性成分を分離するこ
とを包含する。ここで説明する方法は発酵ブロス抽出物
や母液の濃縮物に言及しているが、全抽出物溶液や母液
溶液は、発酵ブロスの抽出や再結晶、すり砕きや洗浄に
用いた溶媒または溶媒混合物が本発明の方法に適してい
て、その溶媒の容量が厄介なものでなければ、本発明の
方法に用いることができる。溶媒の容量は、部分的に濃
縮することによって減少させてもよい。本発明の方法を
適用しうる溶液は、いずれもマクロライド含有濃縮物と
呼ばれる。
法は、マクロライドを含有する発酵ブロス抽出物または
母液の濃縮物中に存在する酸性、塩基性および無極性中
性の不純物からマクロライドを分離するにあたり、a)
水不混和性の溶媒中における該濃縮物の溶液を塩基の水
溶液で抽出して、実質的にすべての酸性不純物を除去す
る工程、b)水不混和性の溶媒中における該濃縮物の溶
液を酸の水溶液で抽出して、実質的にすべての塩基性不
純物を除去する工程、およびc)該濃縮物の溶液を芳香
族でない炭化水素溶媒で処理して、無極性中性の不純物
を除去する工程の1またはそれ以上を任意の順番で包含
することを特徴とする。
に公知の標準的な手法によって、満足な純度まで精製す
ることができる。
方法に関する下記の説明において、無極性溶媒とは、シ
クロヘキサン、シクロヘキセン、ヘキサン、ヘプタン、
ペンタンなどの芳香族でない炭化水素溶媒である。芳香
族でない炭化水素溶媒と混和しない溶媒としては、アセ
トニトリルやジメチルホルムアミドなどが挙げられる
が、これらに限定されることはない。抽出なる用語は、
ある溶液を別の不混和性溶液と充分に混合し、不混和性
溶液に一方を他方から分離させ、一方の層または相を他
方から物理的に取り出す手法を意味する。洗浄なる用語
は、溶液に言及する場合は、抽出の手法を意味し、固形
物に言及する場合は、固形物を実質的に溶解しない溶媒
で該固形物をすすぐことを意味する。母液なる用語は、
水性抽出物の結晶化の際の濾液、洗浄液および逆抽出
や、採取した固形物の洗浄およびすり砕きから得た有機
溶媒溶液を意味する。マクロライド溶媒とは、マクロラ
イドおよびそれに付随する酸性または塩基性成分などの
不純物を溶解する溶媒または溶媒混合物である。マクロ
ライド非溶媒とは、マクロライドを実質的に溶解しない
が、脂肪などの中性成分は溶解する溶媒または溶媒混合
物である。マクロライド結晶化溶媒とは、マクロライド
を再結晶化できるか、あるいは、すり砕きによって非晶
質状態から結晶化できる溶媒または溶媒混合物である。
この方法が溶液の濃縮を必要とする場合、溶媒または溶
媒混合物は、分解を生じない温度および圧力条件下で留
去するのに充分な揮発性を有することが好ましい。
有する濃縮物は、発酵ブロス抽出物の濃縮物からであろ
うと、再結晶および/または洗浄溶媒からの濃縮物であ
ろうと、該濃縮物を溶解する能力や除去する容易さにつ
いて選択した水不混和性溶媒または溶媒混合物に溶解さ
れる。かかる溶媒および溶媒混合物の例としては、ジク
ロロメタン、t-ブチルメチルエーテル、酢酸エチル、
トルエン、1-ブタノール、酢酸エチル/トルエン混合
物、ヘプタン/酢酸エチル混合物、およびヘキサン/塩
化メチレン混合物などが挙げられるが、これらに限定さ
れることはない。酸性成分を抽出するには、塩基の水溶
液が有用である。かかる塩基としては、特に、水酸化ナ
トリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化
アンモニウム(アンモニア水)などが挙げられ、水酸化
ナトリウムが好ましい。塩基水溶液の濃度は、一般的に
は0.1〜5N、好ましくは約0.1〜1.0N、最も好
ましくは約0.1〜約0.5Nの範囲内である。酸性成分
を除去する際、トリエチルアミンなどの有機塩基は、無
機強塩基の水溶液ほど効率的ではない。塩基性成分を抽
出するには、鉱酸の水溶液が有用である。かかる鉱酸と
しては、特に、塩酸、リン酸一カリウム、硫酸一ナトリ
ウムなどが挙げられ、塩酸が好ましい。鉱酸水溶液の濃
度は、一般的には0.1〜5N、好ましくは約0.1〜
1.0N、最も好ましくは約0.1〜約0.5Nの範囲内
である。塩基性成分を除去する際、トリフルオロ酢酸な
どの有機酸は、鉱酸ほど効率的ではない。マクロライド
を含有する溶液から酸性および/または塩基性成分を抽
出する工程は、一般的には約−5℃〜約45℃、好まし
くは約−5℃〜約30℃、最も好ましくは約−5℃〜約
10℃の範囲内の温度で都合よく実施される。酸や塩基
によってマクロライドが分解するのを回避するために、
抽出工程は直ちに完了させる必要がある。存在する酸性
成分および/または塩基性成分の量によっては、必ずし
も酸性成分および塩基性成分の両方を抽出する必要はな
く、マクロライド含有溶液から充分な不純物を除去し、
三環式マクロライドの単離を可能にするのに、酸性成分
または塩基性成分のいずれか一方を抽出するだけで充分
な場合もある。
ライド含有濃縮物の溶液から酸性(または塩基性)成分
を除去するのが有利である。抽出工程で過剰の塩基(ま
たは酸)が利用可能になる塩基(または酸)水溶液の必
要量は、マクロライド含有濃縮物の溶液から採取したア
リコートを塩基(または酸)水溶液で抽出し、pHメー
ターまたは他のpH決定手段を用いて、化学量論的に過
剰の塩基(または酸)が利用可能になるpHを有するア
リコートの抽出物を与えるのに必要な塩基(または酸)
水溶液の容量を測定することによって、決定することが
できる。このとき、アリコートを採取する溶液を抽出す
るのに必要な塩基(または酸)水溶液の容量は、抽出す
べき溶液の容量とそれから採取したアリコートとの割合
に比例する。かくして、酸性(塩基性)成分の抽出は、
塩基(または酸)水溶液を用いて多数回の抽出を行うよ
りむしろ、1回の操作で実施することができる。マクロ
ライド含有濃縮物の溶液から酸性成分および塩基性成分
の両方を除去すべき場合には、明らかに、それぞれ塩基
水溶液および酸水溶液を用いた別々の抽出を実施しなけ
ればならない。ラパマイシン含有濃縮物の溶液の場合、
実質的にすべての酸性成分を除去するには、例えば、最
終的にpH12を与えるのに充分な水酸化ナトリウム水
溶液を用いた1回の抽出で充分である。
ロライドは、当業者に公知の従来の精製技術によって、
所望の純度まで精製することができる。
溶液から酸性および/または塩基性成分を除去するため
に抽出法を実施した後、マクロライドは、下記の方法の
1つによって、無極性中性成分から分離すればよい。
出した水不混和性の溶媒中にマクロライドを含有する溶
液と混和するマクロライド非溶媒(または溶媒混合物)
を、充分な量だけ、マクロライド含有溶液に添加し、得
られた溶液にマクロライドおよびおそらくマクロライド
関連産物が溶解しないようにし、分離層(すなわち、油
状物または固形物のいずれか)を形成させる。かかる分
離層は、次いで、当業者に公知の通常の分離技術によっ
て分離すればよい。
した水不混和性の溶媒中にマクロライドを含有する溶液
を濃縮し、マクロライドを含有する残留物を、アセトニ
トリルまたはジメチルホルムアミドなどのマクロライド
を溶解する溶媒に溶解し、シクロヘキサン、ヘキサン、
ヘプタンまたはシクロヘキサンなどの芳香族でない炭化
水素溶媒で抽出した。マクロライドを溶解する溶媒の層
を分離し、濃縮する。マクロライドを含有する残渣は、
次いで、マクロライドが固形物の場合は、結晶化溶媒と
共にすり砕き、マクロライドを得るが、マクロライドが
油状物の場合には、クロマトグラフィーなどの当業者に
公知の技術によって精製する。あるいは、マクロライド
を溶解する溶媒は、芳香族でない炭化水素溶媒で抽出し
た後、上記の方法(1)と同様に、マクロライドを溶解
しない混和性の溶媒で処理してもよい。
出した水不混和性の溶媒中にマクロライドを含有する溶
液を濃縮し、得られた残留物を、ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテルまたはt-ブチルメチルエーテル
などのマクロライド結晶化溶媒と共にすり砕く。
ず上記の方法(1)〜(3)の1つに従って抽出し、無
極性成分を除去し、次いで、マクロライドを含有する残
渣を、水不混和性溶媒に(かかる残渣がこのような溶媒
中になければ)溶解し、塩基および/または酸水溶液を
用いて抽出し、酸性および/または塩基性成分を除去す
ることができる。
水不混和性溶媒溶液を酸または塩基水溶液で抽出する手
法に供した場合に、ラパマイシンなどのマクロライドが
分解しないという予期せぬ発見を利用するものである。
これまでは、ラパマイシンが溶液状態で酸や塩基に曝露
されると分解が観察されることから、分解が生じるもの
と考えられていた。
イドを回収するのに必要な時間を大幅に短縮し、時間と
費用が掛かるクロマトグラフィー工程を回避する。
タノールやアセトン、ジメチルホルムアミドなどには溶
解し、ジエチルエーテルには少し溶解し、ヘキサンや石
油エーテルにはわずかに溶解するが、水には溶解しない
結晶性固体である。ラパマイシンは以下に示すような化
学構造を有する。なお、各原子の番号付けは、ケミカル
・アブストラクツ(Chemical Abstracts)で採用されて
いるものである。
濃縮物からラパマイシンを単離する本発明の方法を単に
例示するものであって、本発明の範囲を限定するものと
して解釈すべきではない。以下の実施例において、単離
した産物がラパマイシンであることは、その物理的性
質、スペクトルやクロマトグラフィーの特性などを本物
のラパマイシンと比較することによって、確認した。産
物(非結晶状態)の純度は、高性能液体クロマトグラフ
ィー分析によって決定した。
ス抽出物(157.0g、ラパマイシン含量10.4%)
の溶液を、0〜5℃にて、0.5N NaOH溶液で各1
50mlずつ3回洗浄した後、洗浄液が中性になるまで
水で洗浄し、次いで、食塩水で洗浄した。この塩化メチ
レン溶液を濃縮し、残渣(70.5g)をジエチルエー
テル(140ml)と共にすり砕いた。結晶性固体を採
取し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させ、ラパマイ
シン(6.3g、純度91.7%、収率35.4%)を得
た。ジエチルエーテル濾液を濃縮し、ラパマイシン含量
13.1%の油状物63.5gを得た。
量11.8%)の溶液を、t-ブチルメチルエーテル(8
00ml)中に溶解し、0〜5℃にて、0.5NNaO
H溶液で各400mlずつ3回洗浄し、次いで、洗浄液
が中性になるまで水で洗浄した。このt-ブチルメチル
エーテル溶液を濃縮し、残渣(75.0g)をジエチル
エーテル(150ml)と共にすり砕いた。結晶性固体
を採取し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させ、ラパ
マイシン(11.4g、純度92.2%、収率43.3
%)を得た。ジエチルエーテル濾液を濃縮し、ラパマイ
シン含量11.3%の油状物58.7gを得た。
ス抽出物(10.58g、ラパマイシン含量10.4%)
の溶液を、シクロヘキサンで各23mlずつ2回洗浄
し、次いで、濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解
し、0〜5℃にて、0.5N塩酸溶液で各23mlずつ
2回、0〜5℃にて、0.5N NaOH溶液で各23m
lずつ3回、次いで、洗浄液が中性になるまで水で洗浄
した。このジクロロメタン溶液を濃縮し、残渣(4.0
7g)をジエチルエーテルと共にすり砕いた。結晶性固
体を採取し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させ、ラ
パマイシン(0.64g、純度89.5%、収率58.2
%)を得た。ジエチルエーテル濾液を濃縮し、ラパマイ
シン含量9.8%の油状物3.36gを得た。
抽出物(100.0g、ラパマイシン含量11.8%)の
溶液を、0〜5℃にて、0.5N NaOH溶液の200
mlで1回、各100mlずつ2回洗浄し、次いで、0
〜5℃にて、0.5N 塩酸溶液で各200mlずつ2回
洗浄し、最後に、洗浄液が中性になるまで水で洗浄し
た。水性洗浄液を酢酸エチル(100ml)で逆抽出
し、得られた酢酸エチル溶液を合わせた。この酢酸エチ
ル溶液を濃縮し、残渣(43.2g)をジイソプロピル
エーテル(45ml)と共にすり砕いた。結晶性固体を
採取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、乾燥させ、
9.5gのラパマイシン(純度85.3%、収率68.7
%)を得た。ジイソプロピルエーテル濾液を濃縮し、ラ
パマイシン含量6.6%の油状物(31.6g)を得た。
の混合物中に溶解した濃縮発酵ブロス抽出物(25.2
g、ラパマイシン含量10.4%)の溶液を、0〜5℃
にて、0.5N NaOH溶液で各50mlずつ3回、0
〜5℃にて、0.5N塩酸で各50mlずつ2回、次い
で、洗浄液が中性になるまで水で洗浄した。トルエン/
酢酸エチル溶液(128ml)を2等分し、以下の方法
によって、さらに処理した。
ml)を濃縮し、残渣(5.7g)をジエチルエーテル
(11ml)と共にすり砕いた。結晶性固体を採取し、
追加のジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させ、0.84
gのラパマイシン(純度92.7%、収率64.1%)を
得た。ジエチルエーテル濾液を濃縮し、ラパマイシン含
量6.8%の油状物4.3gを得た。
ml)を濃縮し、残渣(9.0g)をアセトニトリル
(50ml)に溶解した。このアセトニトリル溶液をシ
クロヘキサンで各25mlずつ2回洗浄した。このアセ
トニトリル溶液を、次いで、濃縮し、残渣(4.3g)
をジエチルエーテル(11ml)と共にすり砕いた。結
晶性固体を採取し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥さ
せ、0.81gのラパマイシン(純度94.6%、収率6
1.8%)を得た。ジエチルエーテル濾液を濃縮し、ラ
パマイシン含量5.9%の油状物3.0gを得た。
%)をt-ブチルメチルエーテル(4000ml)と共
にすり砕いた。結晶性固体を採取し、t-ブチルメチル
エーテル(500ml)で洗浄し、乾燥させ、36.2
gのラパマイシン(純度95.1%、収率13.8%)を
得た。濾液を、0〜5℃にて、0.5N水酸化ナトリウ
ム溶液の2000mlで1回、各1000mlずつ2回
洗浄した。合わせた塩基抽出物をt-ブチルメチルエー
テル(500ml)で1回洗浄した。このt-ブチルメ
チルエーテル濾液および抽出物を合わせ、洗浄液が中性
になるまで水で洗浄した。水抽出物を合わせ、t-ブチ
ルメチルエーテル(500ml)で抽出した。t-ブチ
ルメチルエーテル溶液を合わせ、濃縮し、残渣(37
7.1g)をジイソプロピルエーテル(350ml)と
共にすり砕いた。結晶性固体を採取し、ジイソプロピル
エーテルで洗浄し、乾燥させ、126.7gのラパマイ
シン(純度82.4%、収率58.9%)を得た。かくし
て、母液濃縮物からのラパマイシンの全回収量は16
2.9g(72.7%)であった。ジイソプロピルエーテ
ル濾液を濃縮し、ラパマイシン含量20.9%の油状物
157.9gを得た。
物(562.1g、ラパマイシン含量21.6%)の溶液
を、0〜5℃にて、0.5N水酸化ナトリウム溶液で各
500mlずつ3回洗浄し、合わせた塩基水溶液抽出物
を200mlのジクロロメタンで1回抽出した。有機溶
液を合わせて、0〜5℃にて、0.5N塩酸溶液で各5
00mlずつ2回洗浄した。合わせた酸水溶液抽出物を
200mlのジクロロメタンで1回抽出した。合わせた
有機抽出物を、洗浄液が中性になるまで水で洗浄した。
有機溶液を濃縮し、残渣(255.0g)をジイソプロ
ピルエーテル(250ml)と共にすり砕いた。結晶性
固体を採取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、乾燥
させ、ラパマイシン108.6g(純度86.6%、回収
率77.4%)を得た。ジイソプロピルエーテル濾液を
濃縮し、ラパマイシン含量23.1%の油状物100.2
gを得た。
l)を、800mlのt-ブチルメチルエーテル中に溶
解した濃縮発酵ブロス抽出物(198.5g、ラパマイ
シン含量8.3%)の激しく撹拌冷却した(0〜5℃)
溶液に、温度が0〜5℃を維持し得るような割合で添加
した。5分間激しく撹拌した後、下側の塩基水溶液層を
取り出し、0〜5℃で保存した。有機層を、0〜5℃に
て、0.5N水酸化ナトリウム溶液で各200mlずつ
2回再抽出した。塩基水溶液抽出物を合わせ、t-ブチ
ルメチルエーテル(200ml)で再抽出した。t-ブ
チルメチルエーテル溶液を合わせ、洗浄液が中性(pH
=7)になるまで水で洗浄した。水性洗浄液を合わせ、
t-ブチルメチルエーテル(100ml)で抽出した。
t-ブチルメチルエーテル溶液を合わせ、飽和塩化ナト
リウム水溶液で洗浄し、真空下、40℃で濃縮した。残
渣を、20〜25℃にて、ジイソプロピルエーテル(8
5ml)と共に、最低1時間すり砕き、この混合物を0
〜5℃で一晩冷却した。焼結ガラス製ブフナー漏斗を用
いて、結晶性固体を採取し、20〜25℃にて、ジイソ
プロピルエーテル−t-ブチルメチルエーテルの4:1
混合物で(5×20mlまたは濾液が無色になるまで)
洗浄した。結晶性固体を一定重量になるまで乾燥させ、
12.0gのラパマイシン(純度91.2%、回収率6
6.4%)を得た。t-ブチルメチルエーテル濾液を濃縮
し、洗浄し、ラパマイシン含量3.63%のガム質63.
9gを得た。
室温でt-ブチルメチルエーテル(800ml)に撹拌
溶解した。撹拌溶液を0〜5℃に冷却し、直ちに、予め
0〜5℃に冷却した270mlの0.65N水酸化ナト
リウム溶液で、混合物の温度を0〜5℃に維持しなが
ら、抽出した。(抽出物が最終的にpH12となるのに
必要な水酸化ナトリウム水溶液の量は、濃縮母液のアリ
コートについて決定した。)
は5%塩化ナトリウム溶液で、混合物を0〜5℃に維持
しながら、洗浄した。塩基水溶液抽出物をt-ブチルメ
チルエーテル(100ml)で逆抽出した。有機層を合
わせ、5%塩化ナトリウム溶液で各200mlずつ3回
洗浄した(最終洗浄溶液のpHは7.4)。有機溶液
を、減圧(60〜130mmHg)下、25〜40℃の
温度で濃縮した。残渣にシクロヘキセン(80ml)
を、室温で30分間かけて、撹拌しながら徐々に添加
し、結晶化が完了するまで撹拌した(3時間)。この混
合物を室温で1時間またはそれ以上撹拌し、0〜5℃に
冷却し、一晩撹拌した。次いで、オフホワイト色の結晶
性固体をガラス製ブフナー漏斗で採取した。得られた固
形物をt-ブチルメチルエーテルおよびシクロヘキセン
の2:3混合物で各40mlずつ5回洗浄した。この固
形物を35〜40℃の真空オーブン中で一定重量になる
まで乾燥させ、22.7gのラパマイシン(純度90.6
%、回収率41.1%)を得た。濾液および洗浄液(t-
ブチルメチルエーテルおよびシクロヘキセン)を濃縮
し、ラパマイシン含量37.5%の油状物60.1gを得
た。
る菌株の発酵工程で得られる発酵ブロス抽出物や、その
後の操作で得られた母液の濃縮物からマクロライドを回
収する方法が提供される。かかる方法は、時間と費用の
掛かるクロマトグラフィー技術を用いず、単純な抽出工
程によってマクロライドを分離回収しているので、比較
的迅速で効率的である。
図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 マクロライドを含有する発酵ブロス抽出
物または母液の濃縮物中に存在する酸性、塩基性および
無極性中性の不純物からマクロライドを分離する方法で
あって、a)水不混和性の溶媒中における該濃縮物の溶
液を塩基の水溶液で抽出して、実質的にすべての酸性不
純物を除去する工程、b)水不混和性の溶媒中における
該濃縮物の溶液を酸の水溶液で抽出して、実質的にすべ
ての塩基性不純物を除去する工程、およびc)該濃縮物
の溶液を芳香族でない炭化水素溶媒で処理して、無極性
中性の不純物を除去する工程の1またはそれ以上を任意
の順番で包含することを特徴とする分離方法。 - 【請求項2】 マクロライドを含有する発酵ブロス抽出
物または母液の濃縮物中の無極性中性成分を除去するに
あたり、第1の溶媒中における該濃縮物の溶液を、第1
の溶媒と混和せずマクロライドを溶解しない第2の芳香
族でない炭化水素溶媒で抽出する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 酸性および/または塩基性成分を抽出し
た後、マクロライドを含有する水不混和性溶液を充分な
量の混和性マクロライド非溶媒で処理し、得られた溶媒
混合物にマクロライドが溶解しないようにし、溶液から
分離する請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 酸性および/または塩基性成分を抽出し
た後、マクロライドを含有する水不混和性溶液を濃縮
し、残渣を結晶化溶媒または溶媒混合物と混合すること
によって結晶化させる請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 酸性および/または塩基性成分を抽出し
た後、マクロライドを含有する水不混和性溶液を濃縮
し、残渣を第1の溶媒に溶解し、第1の溶媒と混和せず
マクロライドを溶解しない第2の芳香族でない炭化水素
溶媒で抽出し、無極性中性不純物を除去する請求項1記
載の方法。 - 【請求項6】 発酵ブロス抽出物または母液の濃縮物
を、まず第1の溶媒に溶解し、該第1の溶媒と混和しな
い第2の芳香族でない炭化水素溶媒で抽出して無極性中
性不純物を除去し、次いで、第1の溶媒中における溶液
を濃縮し、残渣を水不混和性溶媒に溶解し、塩基および
/または酸の水溶液で抽出し、酸性および/または塩基
性不純物を除去する請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 マクロライドが三環式マクロライドであ
る請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 三環式マクロライドが、ラパマイシンま
たは天然に存在するその同族体もしくは類似体、あるい
は、FK-506または天然に存在するその同族体もし
くは類似体である請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 三環式マクロライドが、ラパマイシン、
32-デスメチルラパマイシンまたは15-デオキソラパ
マイシンである請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 三環式マクロライドがラパマイシンで
ある請求項8記載の方法。 - 【請求項11】 三環式マクロライドがFK-506で
ある請求項8記載の方法。
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