JPH07182107A - 液晶表示装置および液晶一体型タブレットにおける座標検出方法 - Google Patents

液晶表示装置および液晶一体型タブレットにおける座標検出方法

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JPH07182107A JP32808193A JP32808193A JPH07182107A JP H07182107 A JPH07182107 A JP H07182107A JP 32808193 A JP32808193 A JP 32808193A JP 32808193 A JP32808193 A JP 32808193A JP H07182107 A JPH07182107 A JP H07182107A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】座標検出を行わない既存構成の転用を可能にす
る。 【構成】1フレームが画像を表示する表示期間のみから
なる第1の表示制御信号(Sa,CP1a,CP2a)
に基づき、表示期間と非表示期間とが設けられた表示を
制御する第2の表示制御信号(S,CP1,CP2)を
生成し、第1の表示制御信号(Sa,CP1a,CP2
a)のタイミングに従って送出される画像データをメモ
リに記憶し、メモリに記憶した画像データを、第2の表
示制御信号(S,CP1,CP2)のタイミングに従っ
て読み出し、読み出した画像データと第2の表示制御信
号(S,CP1,CP2)とによって、液晶パネルに画
像表示を行い、非表示期間では検出ペンの座標検出を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非表示期間の無いタイ
ミングを示す表示制御信号に基づいて画像表示を行う液
晶表示装置、および表示制御信号のタイミングとして表
示期間と非表示期間とが設けられた液晶一体型タブレッ
トに係り、より詳細には、検出ペンによる座標の検出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いて画像表示を行うと共にペン
入力を可能とする装置の1種に液晶表示一体型の装置が
ある。この液晶表示一体型の装置は、液晶表示を行うフ
レームとフレームとの間に、検出ペンを用いた座標検出
を行うため、画像が非表示となる座標検出期間を設けて
いる(図16参照)。この非表示期間は、CRT表示に
おける垂直帰線期間に相当する期間となっている。そし
て、この期間において、X,Yの表示電極のそれぞれ毎
に座標検出のための走査電圧を配列方向に順次印加し、
液晶パネルに接触させた検出ペンに、静電誘導によって
電圧が誘起されるタイミングから、X座標およびY座標
の検出を行っている。
【0003】図12は、この装置の従来技術の電気的構
成を示すブロック線図である。
【0004】液晶パネル1には、列電極X1〜Xmと行
電極Y1〜Ynとが設けられており、列電極X1〜Xm
は、セグメント駆動回路3により駆動される。また行電
極Y1〜Ynはコモン駆動回路2により駆動される。
【0005】また表示制御回路5は、液晶パネル1への
表示データと各種のタイミング信号とを生成するブロッ
クとなっており、そのタイミングには、表示期間と、座
標検出のための非表示期間とが設けられている。また位
置検出制御回路6は、座標検出のためのパルスを出力す
る。そしてこれら制御回路5、6の出力は、切り替え回
路4によって、選択的に一方が出力され、セグメント駆
動回路3とコモン駆動回路2とに与えられる。また制御
回路7は、座標検出時の各種のタイミングの制御を行
う。
【0006】一方、検出ペン8において誘起された微少
な座標検出信号は、増幅器9において増幅され、X座標
検出回路10とY座標検出回路11とに与えられる。そ
してX座標検出回路10とY座標検出回路11とのそれ
ぞれは、制御回路7からのカウンタ出力に基づき、X座
標出力、Y座標出力のそれぞれを送出する。また直流電
源回路12は、コモン駆動回路2とセグメント駆動回路
3とに、液晶表示のための電源を供給する。
【0007】上記構成からなる従来技術の動作の具体的
説明に先立ち、座標検出の原理を先ず説明する。
【0008】非表示期間である座標検出期間は、列電極
X1〜Xmの走査期間と行電極Y1〜Ynの走査期間と
に分割されている。そして各期間においては、図13に
示すように、列電極X1〜Xmおよび行電極Y1〜Yn
のそれぞれ毎に、隣接する電極と一部オーバーラップす
るタイミングでもって、電極の配列方向に沿って走査電
圧を順次印加する。
【0009】なお、図13は、模式的にタイミングを示
す説明図となっていて、図12に示す従来技術の動作と
厳密には対応しておらず、従来技術では、Y座標の検出
を行った後、X座標の検出を行っている。
【0010】検出ペン8の先端には、ハイインピーダン
スの検出電極が設けられている。そのため検出ペン8
を、検出パネル面である表示面に接触させたときには、
図14(a)に示すように、パネルにおける電極と検出
ペン8の電極との間に微少容量が形成される。
【0011】このため、パネルの電極に走査電圧が印加
されると、検出ペン8の電極には、静電誘導により、図
14(b)に示すような微少電圧が誘起される。また誘
起される電圧は、検出ペン8の直下に位置する電極に走
査電圧が印加された時点でピークを示す。そのため液晶
パネル1の端部に位置する電極から、順次走査電圧の印
加を行ったときには、誘起される電圧がピークとなるタ
イミングにより、検出ペン8の位置が検出されることと
なる(図14(C)参照)。
【0012】図15は、従来技術における主要信号のタ
イミングを示している。必要に応じて同図を参照しつ
つ、従来技術の動作を説明する。
【0013】図における上部の4つの信号は表示制御回
路5からの出力であり、信号Sは、フレームの開始ライ
ンを決定する信号である。また信号CP1は、行単位で
の同期を示す信号、信号DO〜D3は、表示データであ
る4ビットのパラレルデータ、信号CP2は、信号DO
〜D3をラッチするタイミングをセグメント駆動回路3
に示す信号である。
【0014】そして列電極X1〜Xmの数がmであり、
信号DO〜D3が4ビットであることから、1行におけ
る信号CP2のクロック数は、m/4となっている。ま
た座標検出の期間を確保するため、信号CP1により示
される行数は、表示に不可欠である行数nに、非表示期
間に該当する行数αを加算した(n+α)行となってい
る。
【0015】また下部の8つの信号は、位置検出制御回
路6からの信号をも含め、最終的にコモン駆動回路2と
セグメント駆動回路3とに与えられる信号を示してい
る。そして信号MODEは、セグメント駆動回路3の動
作モードを、セグメント動作モードからコモン動作モー
ドに切り替える信号となっている。
【0016】なお、セグメント動作モードとは、1ライ
ン分の表示データを、順次、内部バッファに記憶してお
き、全ての表示データが揃った段階で、信号XCK(図
12参照)が入力されるタイミングに同期して、バッフ
ァに記憶していた表示データを液晶パネル1に送出する
動作モードである。
【0017】この動作モードに対し、コモン動作モード
は、シフトレジスタとしての動作となっている。つまり
1ビットデータDIを、信号XCKに従って順次シフト
させながら、同時に、シフトレジスタの各ビットのデー
タを、パラレルデータとして液晶パネル1に送出する動
作モードとなっている。
【0018】以上説明したように、セグメント駆動回路
3は2つの動作モードを行う構成となっているが、その
理由は、画像表示のためには、1行分のデータを液晶パ
ネル1に同時に送出する必要があり、座標検出のために
は、データのシフトが必要であることによっている。そ
して図15において示された信号MODEは、Lレベル
であるときにはセグメント動作モードを指示し、Hレベ
ルであるときにはコモン動作モードを指示する。
【0019】また信号SYは、表示期間におけるフレー
ムの開始を示す信号であり、信号Sと同一である。また
信号CP1Yは、コモン駆動回路2のためのシフトクロ
ックであり、表示期間では信号CP1と同一となる。ま
たセグメント駆動回路3のコモン動作モード用入力DI
(図12参照)に接続された信号SXは、表示期間中で
は、Lレベルから変化しない。
【0020】また信号Doutは、表示用の4ビットの
パラレルデータであり、表示期間中では、信号DO〜D
3と基本的には同一である。但し、n+1行目となった
ときには、セグメント駆動回路3内の内部データをクリ
アするため、そのレベルはLレベルとなる。また信号C
P2Oは、信号Doutをラッチするためのクロックで
あり、表示期間では信号CP2と同一である。
【0021】以上のことから、表示期間中においては、
上記した各種信号のタイミングに従い、液晶パネル1に
画像が表示される。
【0022】次に座標検出期間の動作を説明する。
【0023】Y座標の検出期間では、コモン駆動回路2
への信号SYをHレベルとし、このHレベルと同一タイ
ミングでもって、信号CP1Yにクロックを送出する。
【0024】このとき信号CP1Yに送出されるクロッ
クは、コモン駆動回路2の動作の許容範囲内で最大の周
波数のクロックとなっている。またそのクロック数は、
信号SYがHレベルである期間中に送出されるクロック
数に、行電極Y1〜Ynの行数を示す値nを加算し、さ
らに1つのクロックを追加したクロック数となってい
る。また信号SYのHレベルの幅は、座標検出時の走査
用パルスをオーバーラップさせる電極数により決定され
る。
【0025】一方、X座標の検出期間中では、信号MO
DEをHレベルとして、セグメント駆動回路3の動作
を、セグメント動作モードからコモン動作モードに変更
する。また、このときには、信号SXが、セグメント駆
動回路3のシフトレジスタの入力データとなる。また信
号CP1Xがシフトクロックとなる。
【0026】つまりX座標検出期間中における動作は、
Y座標の検出期間の動作と同様であり、信号SYを信号
SXに、信号CP1Yを信号CP1Xに置き換えた動作
となる。そのため信号CP1Xのクロック数は、信号S
XがHレベルである期間中に送出されるクロック数に、
列電極X1〜Xmの列数を示す値mを加算し、さらに1
つのクロックを追加したクロック数となっている。また
信号SXのHレベルの幅は、座標検出時の走査用パルス
をオーバーラップさせる電極数により決定される。
【0027】なお、上記した座標検出期間中では、液晶
パネル1へ印加する電圧の交流化のタイミングを決定す
る信号FRは、そのレベルが固定される。図15では、
このレベルはLレベルとなっているが、Hレベルでもよ
く、いずれかのレベルに固定すればよい。これは、座標
検出の走査用パルスを走査中に交流化すると、その電圧
変化がノイズとなり、座標検出の精度を低下させるから
である。
【0028】上記した各信号によって、座標検出のため
の走査用パルスが、行電極Y1〜Yn、および列電極X
1〜Xmに印加される。そして検出ペン8は、この走査
用パルスによる微少電圧を検出し、X座標検出回路1
0、Y座標検出回路11において、各座標が検出され
る。
【0029】以上において説明した従来技術は、表示と
座標検出との双方の機能を有する装置であるが、液晶パ
ネルを用いたその他の装置としては、表示のみを行い、
座標検出の機能を有さない装置がある。
【0030】この装置の構成は、図12に示す構成か
ら、切り替え回路4、位置検出制御回路6、X座標検出
回路10、Y座標検出回路11を削除した構成となって
いる。また液晶パネル1は、デューティ比が小さい程、
より良い表示が得られるという特性を有しているため、
画像表示のための走査期間が、1フレームの全ての時間
を占めている。つまり図16に示す検出期間が設けられ
ておらず、1フレームの表示期間が終了すると、直ちに
次のフレームの表示期間となる。またセグメント駆動回
路3の動作は、セグメント動作モードのみとなってい
る。また表示制御回路5は、表示期間のみからなる制御
信号を生成する。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した座
標検出の機能を持たない装置に、座標検出機能を追加し
ようとする場合、座標検出期間を設ける必要がある。そ
のため表示期間のみからなる制御信号を生成する既存の
表示制御回路5については、この構成を変更する必要が
あり、単に、その他のブロックを追加するのみでは、座
標検出の機能を追加することができない。このため表示
制御回路の大幅な変更が必要であり、また表示のための
データの送出速度を変更する必要があって、既存の構成
を転用することができないという問題を生じていた。
【0032】一方、座標検出の機能が設けられた構成の
場合では、座標の検出のための期間は、1フレーム内で
1回となっている。またフレーム周波数は、60Hz〜
80Hz程度となっている。このことから、座標検出
は、1秒間に60〜80回程度であり、検出ペン8を高
速で移動させた場合では、検出ペン8の移動軌跡が連続
して検出されず、文字入力等においては支障が生じると
いう問題があった。
【0033】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、画像表
示のためのデータの送出速度を、画像データを一時的に
記憶するメモリを用いて速めることによって非表示期間
の確保を行い、確保された非表示期間に座標検出を行う
ことにより、既存の構成を転用することのできる液晶表
示装置における座標検出方法を提供することにある。
【0034】また請求項2記載の発明の目的は、1フレ
ーム内に複数回の座標検出期間を設けることにより、座
標検出における検出速度を高めることのできる液晶一体
型タブレットにおける座標検出方法を提供することにあ
る。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の液晶表示装置における座標検出方法は、1フレ
ームが液晶パネルに画像を表示する表示期間のみからな
る第1の表示制御信号に基づいて、液晶パネルに画像を
表示する表示期間と、液晶パネルに画像を表示しない非
表示期間とが設けられた表示を制御する第2の表示制御
信号を生成し、前記第1の表示制御信号により示される
タイミングに従って送出される画像データをメモリに記
憶し、このメモリに記憶した画像データを前記第2の表
示制御信号により示されるタイミングに従って読み出
し、読み出した画像データと前記第2の表示制御信号と
によって液晶パネルに画像表示を行い、非表示期間にお
いては検出ペンによる座標検出を行う方法としている。
【0036】また請求項2記載の発明の液晶一体型タブ
レットにおける座標検出方法は、液晶パネルに画像表示
を行うと共に、前記液晶パネルに画像表示を行わないと
きには、検出ペンの座標検出を行う液晶一体型タブレッ
トに適用しており、液晶パネルに設けられた行電極を、
連続する行電極群からなる複数の電極群に分割し、電極
群によって画像を表示する表示期間が終了する毎に、液
晶パネルに画像を表示しない非表示期間を設け、この非
表示期間において検出ペンによる座標検出を行う方法と
している。
【0037】
【作用】請求項1記載の発明の作用を以下に示す。
【0038】第1の表示制御信号は、座標検出を行う必
要のない液晶表示装置のための表示を制御する信号であ
り、表示期間が1フレームを占めている。また、この装
置においては、画像データは、第1の表示制御信号によ
り示されるタイミングに従って送出される。
【0039】これら第1の表示制御信号と画像データと
から、座標検出の期間を得るためには、非表示期間を確
保する必要がある。そのため、第1の表示制御信号に基
づいて、液晶パネルに画像を表示する表示期間と、液晶
パネルに画像を表示しない非表示期間とが設けられた第
2の表示制御信号を生成する。またメモリを用いてタイ
ミングの変換を行い、第1の表示制御信号のタイミング
に従っていた画像データを、第2の表示制御信号のタイ
ミングに従わせる。
【0040】上記により、液晶パネルにおいては画像デ
ータによる画像表示が行われ、かつ非表示期間が確保さ
れる。このため、確保された非表示期間において検出ペ
ンによる座標検出を行う。
【0041】請求項2記載の発明の作用を以下に示す。
【0042】液晶パネルに設けられた行電極を、連続す
る行電極群からなる複数の電極群に分割する。そして表
示を各電極群によって行うと、表示期間は、電極群の群
数に対応して分割される。そのため分割された表示期間
のそれぞれが終了した時点において、検出ペンによる座
標検出を行うための非表示期間を設けることが可能にな
る。
【0043】このことは、例えば行電極を2つの電極群
に分割したとすると、表示期間は2つの期間に分割され
る。そのため非表示期間は、1フレームにおいて2回と
なり、各非表示期間において検出ペンによる座標検出が
行われる。つまり1フレームで2回の座標検出が行われ
ることとなる。
【0044】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について図面を参
照しつつ説明する。
【0045】請求項1記載の発明の第1の実施例が適用
される装置の全容は、図12に示す構成と略同一となっ
ている。そして表示制御回路5については、その一部
に、座標検出を行わない構成となっている既存回路を使
用するため、1フレームの全てが表示期間となる第1の
表示制御信号が内部において生成される構成となってい
る。また画像データは、第1の表示制御信号が示すタイ
ミングに従って送出される。
【0046】図1は、表示制御回路5内に設けられたブ
ロックの電気的構成を示しており、第1の表示制御信号
およびこの第1の表示制御信号に従って送出される画像
データに対して信号処理を行う。また同図では、従来技
術と同一となる信号については、図12において付与し
た符号と同一符号を付与している。
【0047】図において、既存回路により生成される第
1の表示制御信号は、信号Sa、信号CP1a、および
信号CP2aであり、これらの信号は、1フレームの全
てが表示期間となる表示を制御するための信号となって
いる。また信号DOa〜D3aは、第1の表示制御信号
のタイミングに従って送出される画像データを示してい
る。
【0048】またクロック発生回路26は、第1の表示
制御信号に基づいて、液晶パネル1に画像を表示する表
示期間と、液晶パネル1に画像を表示しない非表示期間
とが設けられた第2の表示制御信号(信号S,CP1,
CP2)を生成するブロックである。
【0049】またラインアドレスカウンタA23および
クロックカウンタA24は、フレームメモリA21およ
びフレームメモリB22の書き込みアドレスを発生する
ブロックであり、ラインアドレスカウンタB27および
クロックカウンタB28は、同メモリの読み出しアドレ
スを発生するブロックである。そして書き込みアドレス
と読み出しアドレスとは、アドレスセレクタ29,32
を介して、フレームメモリA21とフレームメモリB2
2とに与えられる。
【0050】また第1の表示制御信号のタイミングに従
って送出される画像データ(信号DOa〜D3a)は、
データセレクタ30,31を介して、フレームメモリA
21とフレームメモリB22とに与えられている。そし
て第2の表示制御信号のタイミングに従って、フレーム
メモリA21およびフレームメモリB22からは、デー
タセレクタ30,31を介することにより、画像データ
(信号DO〜D3)が送出される。
【0051】なお、フレームメモリA21とフレームメ
モリB22とは、対となったメモリとなっており、一方
が第1の表示制御信号のタイミングに従って送出される
画像データの記憶を行うとき、他方が第2の表示制御信
号のタイミングに従い、記憶した画像データを送出す
る。
【0052】またメモリ切換回路25は、アドレスセレ
クタ29,32、データセレクタ30,31の切り換え
を制御する制御信号を発生するブロックとなっている。
【0053】図2は、上記構成からなるブロックの主要
信号のタイミングを示すタイミングチャートである。必
要に応じて同図を参照しつつ、図1に示すブロックの動
作を説明する。
【0054】第1の表示制御信号(信号Sa,CP1
a,CP2a)は、図2に示すように、非表示期間が設
けられていない制御信号であり、信号CP1aの1フレ
ームにおけるクロック数は、液晶パネル1の行電極Y1
〜Ynの電極数nに等しく、n個である。
【0055】この信号を基として、行電極Y1〜Ynの
ライン数に換算してαライン分の非表示期間を生成する
のであるが、フレーム周波数については、これを変更し
ない。そのため表示速度が速くなる。このことから、第
1の表示制御信号(信号Sa,CP1a,CP2a)に
従って送出される画像データについては、これをそのま
ま使用することができず、データの転送速度を速める必
要がある。しかし転送速度を速める(画像の表示速度を
速くする)ことによって、フレーム内に余裕期間が得ら
れることとなり、この余裕期間を非表示期間とする。そ
してこの非表示期間を、座標検出のための期間とする。
【0056】このことを実現する手法として、1フレー
ム分の画像データをフレームメモリA21、またはフレ
ームメモリB22に記憶させておき、次のフレームにお
いて、記憶させた画像データを、第2の表示制御信号
(信号S,CP1,CP2)のタイミングに従って読み
出す方法を用いている。
【0057】図2では、(N−1)フレーム、(N+
1)フレームの各フレームの画像データについては、こ
れをフレームメモリA21に記憶させ、Nフレームの画
像データをフレームメモリB22に記憶させる場合のタ
イミングが示されている。
【0058】そして書き込み時には、信号Sa、信号C
P1aに基づいてライン数をカウントするラインアドレ
スカウンタA23の出力と、信号CP2aのクロック数
をカウントするクロックカウンタA24の出力とを、ア
ドレスセレクタ29を介して導くことにより、書き込み
アドレスとしている。また書き込みデータとしては、デ
ータセレクタ30を介して、画像データ(信号DOa〜
D3a)を導いている(フレームメモリA21が書き込
み期間であるとき、フレームメモリB22は読み出し期
間となっている)。
【0059】上記した(N−1)フレームが終了する
と、メモリ切換回路25は、アドレスセレクタ29,3
2と、データセレクタ30,31とを制御することによ
って、フレームメモリA21を読み出し状態に設定す
る。またフレームメモリb22を書き込み状態に設定す
る。
【0060】Nフレーム目では、フレームメモリA21
は、読み出し状態に設定される。またラインアドレスカ
ウンタB27の出力とクロックカウンタB28の出力と
が、読み出しアドレスとして、アドレスセレクタ29を
介して与えられる。この読み出しアドレスを生成するラ
インアドレスカウンタB27とクロックカウンタB28
とに与えられるクロックは、第2の表示制御信号(信号
S,CP1,CP2)のクロックである。
【0061】ここで、これらの信号を詳細に説明する
と、信号Sは、フレーム周期が同一であることから、信
号Saと同一である。一方、信号CP1,CP2につい
ては、ライン数がα本分追加されているので、信号CP
1におけるクロック周波数は、追加に対応するため、
(N+α)/N倍された周波数となっている。また信号
CP2のクロック周波数については、
【0062】
【数1】信号CP1aの周期≧(信号CP2の周期×列
電極数/データビット数) を満たす範囲の値に設定されている(データビット数と
は、信号CP2aの1クロックにより転送されるビット
数であり、具体的には値4である)。
【0063】従って、Nフレーム目においては、フレー
ムメモリA21に記憶された(N−1)フレーム目の画
像データが、データセレクタ30を介し、第2の表示制
御信号に従ったタイミングで順次読み出され、信号DO
〜D3として出力される。
【0064】またNフレーム目においては、フレームメ
モリB22は、書き込み状態に設定され、かつ、第1の
表示制御信号のタイミングに基づくラインアドレスカウ
ンタA23の出力とクロックカウンタA24の出力と
が、書き込みアドレスとして与えられる。
【0065】以上のように、フレームメモリA21とフ
レームメモリB22とは、フレーム毎に、書き込みと読
み出しとの関係を交代する。そのため液晶パネル1に表
示される画像は、1フレーム分遅れた画像となるが、こ
のことの結果として、非表示期間が確保されることとな
る。
【0066】そして確保された非表示期間においては、
従来技術と同様の方法により、検出ペン8による座標検
出が行われる。
【0067】以上で第1の実施例の説明を終え、第1の
実施例と略同一の方法により、座標検出の検出速度を、
第1の実施例に比して整数倍に高める方法である第2の
実施例について説明する。
【0068】この方法が適用される装置の全容も、図1
2に示す構成と略同一である。また表示制御回路5につ
いては、座標検出を行わない構成となっている既存回路
を使用するため、1フレームの全てが表示期間となる第
1の表示制御信号を内部的に生成する構成となってい
る。
【0069】また表示制御回路5内には、図1に示す構
成が設けられているのであるが、第2の実施例では、ク
ロック発生回路26の構成に少しの変更を加えている。
つまり信号Sと信号CP1との周波数を、整数倍のうち
の2倍としている。
【0070】このため、図3のタイミングチャートに示
すように、フレームメモリA21、またはフレームメモ
リB22が記憶した画像データは、第1の表示制御信号
の1フレーム期間において、2回読み出される。そして
各表示期間の終了後に非表示期間を設け、検出ペン8に
よる座標検出を行っている。そのため1フレームにおけ
る検出回数が2倍となっており、座標の検出速度も、同
様に2倍に向上している。
【0071】なお、第1の実施例に対し、この変更を行
う場合、フレームメモリA21およびフレームメモリB
22のアクセスタイム等の、各ブロックの特性が、その
周波数を許容する場合では、クロック発生回路26のみ
の変更で良い。
【0072】以上で第2の実施例の説明を終える。
【0073】次に第3の実施例について説明する。
【0074】この実施例の説明に移る前に、第1の実施
例の特徴を述べると、第1の実施例が適用される構成
(図1に示す構成)は、ラインアドレスカウンタとクロ
ックカウンタとをそれぞれ2組必要とし、かつフレーム
メモリも2組必要とする構成であることから、構成が大
規模となっている。このため第3の実施例は、発明が適
用される回路構成をより簡単なものとして、種々の装置
に組み込むことを可能にする回路となっている。
【0075】図4は、第3の実施例が適用されるブロッ
クの電気的構成を示しており、表示制御回路5内に設け
られたブロックとなっている。なお同図では、従来技術
と同一となる信号については、図12において付与した
符号と同一符号を付与している。
【0076】また、上記したブロックは、概略的には、
第1の表示制御信号(信号Sa,CP1a,CP2
a)、および第1の表示制御信号に従って送出される画
像データ(信号DOa〜D3a)に対し、信号処理を行
うブロックとなっている。
【0077】図において、クロック発生回路34は、
前記のクロック発生回路26と構成が略同一であり、第
1の表示制御信号(信号Sa,CP1a)に基づいて、
第2の表示制御信号(信号S,CP1,CP2)を生成
する。
【0078】但し、非表示期間については、これをフレ
ームの前半側に設ける構成となっているので、追加され
るα個のクロックを信号CP1に送出した後になって、
信号Sの立ち上げを行う。また非表示期間では、信号C
P2にはクロックの送出を行わない。
【0079】またFIFO(First in Fir
st out)33は、外部からのアドレス制御を用い
ることなく、書き込みが行われた順序でもってデータの
読み出しが行われるメモリである。つまり入力クロック
に与えられる信号CP2aのクロックに従い、第1の表
示制御信号のタイミングに従って送出される画像データ
(信号DOa〜D3a)を記憶する。また記憶した画像
データについては、出力クロックに与えられる信号CP
2のクロックに従い、第2の表示制御信号のタイミング
に従って画像データ(信号DO〜D3)を送出する。
【0080】図5は、上記構成からなるブロックの主要
信号のタイミングを示すタイミングチャートである。必
要に応じて同図を参照しつつ、図4に示すブロックの動
作を説明する。
【0081】各フレームの開始時に、αライン分の非表
示期間が設けられていることから、この期間において、
従来技術と同様の方法により、検出ペン8を用いた座標
検出を行う。しかし、この非表示期間においても、画像
データ(信号DOa〜D3a)は、第1の表示制御信号
(信号Sa,CP1a,CP2a)に従って送出される
ことから、これをFIFO33に記憶する。
【0082】そして非表示期間が終了したときには、第
2の表示制御信号(信号S,CP1,CP2)のタイミ
ングに従い、FIFO33から、記憶した順序と同一の
順序でもって画像データ(信号DO〜D3)を出力させ
る。そのため表示期間が開始されたときには、1ライン
目の画像データ、2ライン目の画像データというよう
に、FIFO33からは次々と画像データが出力され
る。そして出力された画像データは、液晶パネル1にお
いて表示される。
【0083】このためFIFO33においては、フレー
ムの最後では、入力された画像データは直ちに出力され
ることを意味する。このことは、FIFO33に記憶さ
れる画像データは、表示期間の開始時において最大量と
なることをも意味する。そのためFIFO33のメモリ
容量は、1フレーム分の画像データの記憶を行う必要が
無く、前記した最大量を記憶可能でありさえすれば良
い。つまりFIFO33は、比較的小規模の記憶容量が
あれば良いのである。
【0084】以上で第3の実施例の説明を終え、続いて
請求項2記載の発明の第1の実施例の説明に移るのであ
るが、請求項2記載の発明に関連した従来技術の概略、
および請求項2記載の発明の第1の実施例の概略を再度
説明する。
【0085】従来技術では、図6に示すように、1フレ
ーム中に、行電極Y1〜Ynの連続的な走査による画像
表示と、非表示期間における連続走査による座標検出と
を行っている。つまりフレーム数と座標検出回数とが1
対1となっている。そのため座標検出の速度を速めるた
めには、フレーム周波数を高くする必要がある。
【0086】一方、液晶パネル1の行電極Y1〜Ynの
電極数が多くなると、信号CP1の周期が小さくなり、
表示のデューティ比が大きくなってくる。そのため、座
標検出の速度の向上を図ろうとして、フレーム周波数を
整数倍とすることは、かなり困難である。
【0087】一方、請求項2記載の発明では、1フレー
ム内において複数回の座標検出を行うが、第1の実施例
では、図7に示すように、2回の検出としている。
【0088】まず、1〜nの行電極Y1〜Ynを、連続
した1〜kの行電極群Y1〜Ykと、k+1〜nの行電
極群Yk+1〜Ynとの、2つの電極群に分割する。そ
して、図7に示すように、行電極群Y1〜Ykによる表
示を行ったときには、表示を一時的に停止する。そして
行電極群Ykに対応するコモンパルスを高速で排出した
後、行電極Y1〜Ynの全てを走査することによって座
標検出を行う。
【0089】次いで、座標検出が終了したときには、コ
モンパルスを、行電極Yk+1に対応する位置まで高速
で移動させた後、行電極群Yk+1〜Ynを用いて表示
を行う。そして、この表示が終了したときには、再度の
座標検出を行う。
【0090】つまり表示途中において、コモンパルスの
高速の排出と、コモンパルスの再度の設定とを行うこと
によって、1フレームにおいて2回の座標検出を行うの
である。
【0091】請求項2記載の発明の第1の実施例が適用
される構成は、図12に示す従来技術のブロック線図に
おいて、一部のブロックに少しの変更を加えることによ
り実現されるものであるので、図12に示すブロック線
図と、図8に示すタイミングチャートとを参照しつつ、
説明を行うこととする。
【0092】既に説明したように、請求項2記載の発明
の第1の実施例は、1フレーム内に2回の座標検出を行
う構成となっている。そのため行電極Y1〜Ynを、行
電極群Y1〜Ykと行電極群Yk+1〜Ynとの2つの
電極群に分割している。そして表示期間を、行電極群Y
1〜Ykによる表示期間と行電極群Yk+1〜Ynによ
る表示期間とに分割し、表示期間と表示期間との間に座
標検出のための非表示期間を挿入している。
【0093】具体的には、図8に示すように、行電極群
Y1〜Ykの表示期間と行電極群Yk+1〜Ynの表示
期間との間に、非表示期間として、信号CP1にα個の
クロックP1を追加している。また行電極群Yk+1〜
Ynの表示期間の終了後には、従来技術と同様、座標検
出のための非表示期間が設けられている。なおこの非表
示期間は、β個のクロックP2によりその期間が示され
る。
【0094】行電極群Y1〜Ykの表示期間が終了する
と、切り替え回路4は、信号CP1Xに1個のクロック
P3を送出した後、信号MODEをHレベルとして、座
標検出モードとする。またこのモードに入ったときに
は、信号CP1Yに、(n−k+1)個の高速クロック
P4を送出し、コモンパルスを行電極Y1〜Ynから排
除する。そして後、Y座標の検出とX座標の検出とを行
う。つまり1フレームにおける最初の座標検出となる。
【0095】そして座標検出が終了したときには、表示
のため、行電極Yk+1用の画像データの転送が開始さ
れる。そして転送が終了し、信号CP1XにクロックP
5が送出されると行電極Yk+1における表示となる。
そのためクロックP5が送出される時刻には、行電極Y
k+1にコモンパルスが位置している必要がある。この
ため、Hレベルの幅が1クロック幅であるパルスP6を
信号SYに送出し、かつ信号CP1Yに、k+1個の高
速クロックP7を送出する(クロックP7の送出の終了
時刻と、クロックP5の送出時刻とは、同一時刻であ
る)。
【0096】上記動作により、行電極群Yk+1〜Yn
による表示期間の開始となり、行電極Ynまでの表示が
行われることとなる。そして表示が完了したときには、
従来技術と同様に、非表示期間となり、座標検出が行わ
れる。
【0097】なお、信号CP1Yに送出される、コモン
パルスを排出するクロックとコモンパルスを設定するク
ロックとは、同一クロック信号となっている。また値k
は、任意の値に設定可能である。また非表示期間を3回
または4回設けた構成とすることが可能である。
【0098】上記した第1の実施例は、コモン駆動回路
2の構成に関わり無く、所定動作を得ることが可能であ
るが、コモンパルスの排出と再設定とが必要である。し
かしコモン駆動回路2の構成が複数個のICのカスケー
ド接続となっている場合では、コモンパルスの排出と再
設定とを不要とする構成が可能である。
【0099】請求項2記載の発明の第2の実施例は、こ
のコモンパルスの排出と再設定とを不要とする実施例と
なっており、図9は、この実施例が適用される液晶一体
型タブレットの電気的構成を示している。
【0100】この実施例を、第1の実施例が適用される
液晶一体型タブレットのそれと比したときの差異は、以
下に示す通りである。
【0101】まず切り替え回路4cの構成に少しの変更
があり、そのため切り替え回路4cから送出される信号
が少し異なる。またコモン駆動回路2が、コモン駆動回
路2aおよびコモン駆動回路2bの2つのブロックのカ
スケード接続により構成されている。
【0102】上記したコモン駆動回路2a,2bは、各
々が独立したICとなっており、コモンパルスは、信号
SY0、信号SY1により、それぞれが個別に設定可能
となっている。またコモン駆動回路2aは、行電極群Y
1〜Ykに対する制御出力の送出を行い、コモン駆動回
路2bは、行電極群Yk+1〜Ynに対する制御出力の
送出を行う。
【0103】図10は、第2の実施例の動作の概要を示
す説明図、図11は、詳細なタイミングを示すタイミン
グチャートである。なお、図11では、表示制御回路5
の出力の図示が省略されているが、図8に示す信号形状
と同一である。
【0104】本実施例は、概略的には、図10に示すよ
うに、行電極群Y1〜Ykの表示を行った後には、直ち
に座標検出が開始される。そして座標検出が終了する
と、行電極群Yk+1〜Ynの表示となり、次いで座標
検出となる。
【0105】詳細に説明すると、各フレームにおける最
初の動作は、行電極群Y1〜Ykを用いた表示となって
いる。そのため信号SY0と信号CP1Yとを用いるこ
とにより、コモン駆動回路2aによって行電極群Y1〜
Ykの制御を行う。そしてこの表示が終了したときに
は、信号MODEをHレベルとすることによって、座標
検出のための期間であることを指示する。そして1回目
の座標検出を行う。
【0106】先ずY座標の検出を行うのであるが、この
ときには、行電極Y1〜Ynの全てを走査する必要があ
り、コモン駆動回路2a、2bの双方に跨がって、検出
のための電圧を印加する必要がある。
【0107】このため、先ず信号SY0をHレベルと
し、同時に信号CP1Yに高速クロックを送出する(信
号SY0におけるHレベルの幅は、オーバーラップさせ
る行電極数に対応して決定する)。そして信号CP1Y
にk個のクロックが送出されたときには、コモン駆動回
路2bを続いて動作させる必要があることから、信号S
Y1をHレベルとする(このHレベルの幅は、信号SY
0に送出されたHレベルの幅と同一とする)。そして
後、〔信号SY0のHレベルの幅を示すクロック数+
(n−k)+1〕個のクロックを信号CP1Yに送出す
る。
【0108】上記動作により、行電極Y1〜Ynの全て
の走査が完了し、Y座標が検出される。次いでX座標の
検出を行うのであるが、この検出方法については、第1
の実施例と同様であるため説明を省略する。
【0109】1回目の座標検出が終了したときには、行
電極群Yk+1〜Ynによる表示の開始となる。このと
きには、信号SY1をHレベルとし、信号CP1Yにク
ロックを送出することによって、コモン駆動回路2bに
コモンパルスを設定する。そして行電極Ynに到る表示
が終了すると、2回目の座標検出となる。このときの動
作は、1回目の座標検出の動作と同一であるので、説明
を省略する。
【0110】以上説明したように、本実施例では、1フ
レームにおいて2回の座標検出を行う方法となっている
が、これは、コモン駆動回路2が、コモン駆動回路2
a,2bの2つのブロックに分割されていることによ
る。そのためコモン駆動回路2が、3つ以上のブロック
に分割されている場合では、1フレームにおいて3回以
上の座標検出を行う構成とすることが可能である。
【0111】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る液晶表示装置
における座標検出方法は、1フレームが液晶パネルに画
像を表示する表示期間のみからなる第1の表示制御信号
に基づいて、液晶パネルに画像を表示する表示期間と、
液晶パネルに画像を表示しない非表示期間とが設けられ
た表示を制御する第2の表示制御信号を生成し、第1の
表示制御信号により示されるタイミングに従って送出さ
れる画像データをメモリに記憶し、メモリに記憶した画
像データを、第2の表示制御信号により示されるタイミ
ングに従って読み出し、読み出した画像データと第2の
表示制御信号とによって、液晶パネルに画像表示を行
い、非表示期間においては検出ペンを用いた座標検出を
行う方法としている。つまり画像表示のためのデータの
読み出し速度を、画像データを一時的に記憶するメモリ
を用いて速め、確保された非表示期間に座標検出を行っ
ている。そのため既存の構成を転用することが可能とな
っている。
【0112】また請求項2記載の発明に係る液晶一体型
タブレットの座標検出方法は、液晶パネルに画像表示を
行うと共に、液晶パネルに画像表示を行わないときに
は、検出ペンの座標検出を行う液晶一体型タブレットに
適用しており、液晶パネルに設けられた行電極を、連続
する行電極群からなる複数の電極群に分割し、電極群に
よって画像を表示する表示期間が終了する毎に、液晶パ
ネルに画像を表示しない非表示期間を設け、この非表示
期間において検出ペンによる座標検出を行う方法として
いる。つまり、1フレーム内において複数回の座標検出
期間を設けているため、座標検出における検出速度を高
めることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の液晶表示装置における座
標検出方法の第1の実施例が適用される表示制御回路内
に設けられたブロックの電気的構成を示すブロック線図
である。
【図2】図1に示されたブロックの主要信号のタイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図3】請求項1記載の発明の第2の実施例における主
要信号のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】請求項1記載の発明の第3の実施例が適用され
る表示制御回路内に設けられたブロックの電気的構成を
示すブロック線図である。
【図5】図4に示されたブロックの主要信号のタイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図6】従来技術における行方向の走査の概略を示す説
明図である。
【図7】請求項2記載の発明に係る液晶一体型タブレッ
トにおける座標検出方法の第1の実施例の行方向の走査
の概略を示す説明図である。
【図8】請求項2記載の発明の第1の実施例における主
要信号のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図9】請求項2記載の発明の第2の実施例が適用され
る液晶一体型タブレットの電気的構成を示すブロック線
図である。
【図10】請求項2記載の発明の第2の実施例における
行方向の走査の概略を示す説明図である。
【図11】請求項2記載の発明の第2の実施例における
主要信号のタイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図12】従来技術の電気的構成を示すブロック線図で
ある。
【図13】従来技術における座標検出時の電極走査を示
す模式図である。
【図14】検出ペンを用いた検出動作を示す説明図であ
る。
【図15】従来技術の主要信号のタイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図16】従来技術における表示期間と座標検出期間と
の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル 2 コモン駆動回路 3 セグメント駆動回路 4 切り替え回路 5 表示制御回路 8 検出ペン 10 X座標検出回路 11 Y座標検出回路 X1〜Xm 列電極 Y1〜Yn 行電極 Y1〜Yk 行電極群 Yk+1〜Yn 行電極群

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレームが液晶パネルに画像を表示す
    る表示期間のみからなる第1の表示制御信号に基づい
    て、前記液晶パネルに画像を表示する表示期間と、前記
    液晶パネルに画像を表示しない非表示期間とが設けられ
    た表示を制御する第2の表示制御信号を生成し、前記第
    1の表示制御信号により示されるタイミングに従って送
    出される画像データをメモリに記憶し、このメモリに記
    憶した画像データを前記第2の表示制御信号により示さ
    れるタイミングに従って読み出し、読み出した画像デー
    タと前記第2の表示制御信号とによって前記液晶パネル
    に画像表示を行い、前記非表示期間においては検出ペン
    による座標検出を行うことを特徴とする液晶表示装置に
    おける座標検出方法。
  2. 【請求項2】 液晶パネルに画像表示を行うと共に、前
    記液晶パネルに画像表示を行わないときには、検出ペン
    の座標検出を行う液晶一体型タブレットにおいて、前記
    液晶パネルに設けられた行電極を、連続する行電極群か
    らなる複数の電極群に分割し、前記電極群によって画像
    を表示する表示期間が終了する毎に、前記液晶パネルに
    画像を表示しない非表示期間を設け、この非表示期間に
    おいて前記検出ペンによる座標検出を行うことを特徴と
    する液晶一体型タブレットにおける座標検出方法。
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