JPH07176255A - プレーナー型電磁リレー及びその製造方法 - Google Patents
プレーナー型電磁リレー及びその製造方法Info
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- JPH07176255A JPH07176255A JP5320525A JP32052593A JPH07176255A JP H07176255 A JPH07176255 A JP H07176255A JP 5320525 A JP5320525 A JP 5320525A JP 32052593 A JP32052593 A JP 32052593A JP H07176255 A JPH07176255 A JP H07176255A
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Abstract
的とする。 【構成】シリコン基板2に、平板状の可動板5と該可動
板5を揺動可能に軸支するトーションバー6とを一体形
成する。前記可動板5の上面周縁部に通電により磁界を
発生する平面コイル7を設け、下面側に可動接点9を設
ける。更に、シリコン基板2の上下面にガラス基板3,
4を設け、下側ガラス基板3には、前記可動接点9と接
触可能な固定接点11を設ける。更に、ガラス基板3,
4の所定位置に、平面コイルに磁界を作用させる永久磁
石13A,13B及び14A,14Bを固定する構成と
する。また、この電磁リレーを半導体素子の製造プロセ
スによって製造する。
Description
用いて製造するプレーナー型電磁リレー及びその製造方
法に関する。
マイクロエレクトロニクスの発展によって、様々な機器
が高機能化と共に小型化している。産業用ロボットのよ
うな比較的大きなエネルギを扱う制御系もその例外では
ない。このような制御系では制御装置のマイクロエレク
トロニクス化によって、大きなエネルギの制御を非常に
小さなエネルギで制御するようになっている。この結
果、ノイズ等による誤動作の問題が表面化し、最終段の
出力デバイスとして電磁リレーの需要が増大している。
リレーは半導体と比較すれば桁違いに大きな体積を占有
する。従って、機器の小型化を推進するためには、電磁
リレーの小型化が必要である。そして、従来の一般的な
巻線タイプの電磁リレーでは、長さ幅14mm,幅9m
m,高さ5mmが世界最小である(「超薄型シグナルリ
レー」,松下電工技報,No.35, pp27 〜31 (1987年))参
照) 。
を図るため、マイクロマシニング技術を用いたプレーナ
ー型電磁リレーが提案されている(H.Hosaka, H.Kuwano
andK.K.Yanagisawa "ELECTROMAGNETICMICRORELAYS : CO
NCEPS AND FUNDAMENTAL CHARACTERISTICS", Proc. IEEE
MENS Workshop 93, pp.12 〜17(1993)参照) 。しかし
ながら、上記のプレーナー型電磁リレーも、コイルは従
来の巻線型を用いており、小型化には限界がある。
で、電磁リレーのより一層の小型化を図ることを目的と
する。
プレーナー型電磁リレーでは、半導体基板に、平板状の
可動板と該可動板を半導体基板に対して基板上下方向に
揺動可能に軸支するトーションバーとを一体形成し、前
記可動板の上面周縁部に通電により磁界を発生する平面
コイルを敷設すると共に下面側に可動接点部を設ける一
方、半導体基板の下面に前記可動板の接点部に対応する
位置に固定接点部を設けた下側絶縁基板を設け、半導体
基板の上面には少なくとも可動板上方を開放した上側絶
縁基板を設け、前記トーションバーの軸方向と平行な可
動板の対辺の平面コイル部に磁界を作用させる互いに対
をなす永久磁石を前記上下絶縁基板に固定する構成とし
た。
体基板に、平板状の可動板と該可動板を半導体基板に対
して基板上下方向に揺動可能に軸支するトーションバー
とを一体形成し、前記可動板の上面周縁部に永久磁石を
設けると共に下面側に可動接点部を設ける一方、前記ト
ーションバーの軸方向と平行な可動板の対辺側方の半導
体基板部分に、通電により磁界を発生する平面コイルを
設け、半導体基板の下面に前記可動板の接点部に対応す
る位置に固定接点部を設けた下側絶縁基板を設け、半導
体基板の上側には少なくとも可動板上方を開放した上側
絶縁基板を設ける構成とした。
し、上下絶縁基板と半導体基板とで囲まれる可動板収納
空間を真空状態とする構成とするとよい。第1の発明の
電磁リレーの製造方法としては、半導体基板のトーショ
ンバー形成部分を除いて基板の下面から上面に向けて異
方性エッチングより貫通させて前記トーションバー部分
で半導体基板に揺動可能に軸支される可動板を形成する
工程と、可動板上面周囲に電解めっきにより平面コイル
を形成する工程と、可動板下面側に可動接点部を形成す
る工程と、下側絶縁基板の上面に前記可動接点に接離可
能な固定接点部を形成する工程と、半導体基板の上下面
に陽極接合により下面絶縁基板と少なくとも可動板上方
部分を開放した上面絶縁基板とを固定する工程と、トー
ションバー軸方向と平行な可動板の対辺に対応する上面
絶縁基板部分と下面絶縁基板部分に永久磁石を固定する
工程とからなることを特徴とする。
は、半導体基板のトーションバー形成部分を除いて基板
の下面から上面に向けて異方性エッチングより貫通させ
て前記トーションバー部分で半導体基板に揺動可能に軸
支される可動板を形成する工程と、可動板上面周囲に薄
膜の永久磁石を形成する工程と、可動板下面側に可動接
点部を形成する工程と、前記トーションバーの軸方向と
平行な可動板の対辺側方の半導体基板部分に電解めっき
により平面コイルを形成する工程と、下側絶縁基板の上
面に前記可動接点に接離可能な固定接点部を形成する工
程と、半導体基板の上下面に陽極接合により下面絶縁基
板と少なくとも可動板上方部分を開放した上面絶縁基板
とを固定する工程とからなることを特徴とする。
を利用して半導体基板に可動部を形成すると共に、可動
板に平面コイルを形成するようにしたので、コイル部分
を、薄型化及び小型化することができ、従来の巻線型に
比べて格段に電磁リレーの小型化を図ることができる。
うにすれば、可動板の揺動抵抗をなくすことができるよ
うになり、電磁リレーの応答性を高めることができる。
する。図1〜図4に第1の発明に係るプレーナー型電磁
リレーの第1実施例の構成を示す。図において、本実施
例の電磁リレー1は、半導体基板であるシリコン基板2
の上下面に、それぞれ例えばホウケイ酸ガラス等からな
る上側及び下側絶縁基板としての上側及び下側ガラス基
板3,4を陽極接合した3層構造となっている。そし
て、前記上側ガラス基板3は、後述する可動板5上方部
分を開放するよう、例えば超音波加工等によって開口部
3aが設けられている。
5と、この可動板5の中心位置でシリコン基板2に対し
て基板上下方向に揺動可能に可動板5を軸支するトーシ
ョンバー6,6とが異方性エッチングによって一体形成
されている。従って、可動板5及びトーションバー6も
シリコン基板と同一材料からなっている。前記可動板5
の上面周縁部には、図3に示すように、通電により磁界
を発生する銅薄膜からなる平面コイル7が絶縁被膜で覆
われて設けられている。ここで、コイルは抵抗分によっ
てジュール熱損失があり抵抗の大きな薄膜コイルを高密
度に実装すると発熱により駆動力が制限されることか
ら、本実施例では、従来公知の電解めっきによる電鋳コ
イル法によって前記平面コイル7を形成してある。電鋳
コイル法は、基板上にスパッタで薄いニッケル層を形成
し、このニッケル層の上に銅電解めっきを行って銅層を
形成し、コイルに相当する部分を除いて銅層及びニッケ
ル層を除去することで、銅層とニッケル層からなる薄膜
の平面コイルを形成するもので、薄膜コイルを低抵抗で
高密度に実装できる特徴があり、マイクロ磁気デバイス
の小型化・薄型化に有効である。また、可動板5の下面
側の両側には、図4に示すように、コ字上の電気配線
8,8が設けられ、これら各電気配線8,8のそれぞれ
の端部上面には、例えば金,白金等の可動接点9,9が
設けられている。
配線10,10が図3の二点鎖線で示すようなパターン
で形成されており、この電気配線10,10上面の前記
可動接点9,9に対応する位置に、同じく金,白金等か
らなる固定接点11,11が設けられている。前記電気
配線10,10は、図2に示すように、下側ガラス基板
4に設けた貫通穴部分を介して下側ガラス基板4の下面
側に引き出されている。
側方上面には、トーションバー6,6の部分を介して平
面コイル7と電気的に接続する一対の電極端子12,1
2が設けられており、この電極端子12,12は、シリ
コン基板2上に電鋳コイル法により平面コイル7と同時
形成される。上側及び下側ガラス基板3の図1中左右側
には、前記トーションバー6,6の軸方向と平行な可動
板5の対辺の平面コイル7部分に磁界を作用させる互い
に対をなす円形状の永久磁石13A,13Bと14A,
14Bが設けられている。互いに対をなす一方の各3個
づつの永久磁石13A,13Bは、図2に示すように、
下側がN極、上側がS極となるよう設けられ、互いに対
をなす他方の各3個づつの永久磁石14A,14Bは、
図2に示すように、下側がS極、上側がN極となるよう
設けられている。
端子12を+極、他方の電極端子12を−極として平面
コイル7に電流を流す。可動板5の両側では、永久磁石
13Aと13B、14Aと14Bによって、図2の矢印
で示すように上下の磁石間で可動板5の平面に沿って平
面コイル7を横切るような方向に磁界が形成されてお
り、この磁界中の平面コイル7に電流が流れると、平面
コイル7の電流密度と磁束密度に応じて平面コイル7、
言い換えれば可動板5の両端に、電流・磁束密度・力の
フレミングの左手の法則に従った方向(図5に示す)に
磁気力Fが作用し、この力はローレンツ力から求められ
る。
流密度をi、永久磁石13A,13Bと14A,14B
による磁束密度をBとすると、下記の(1)式で求めら
れる。 F=i×B ・・・ (1) 実際には、平面コイル7の巻数nと、磁気力Fが働くコ
イル長w(図5中に示す)により異なり、下記の(2)
式のようになる。
6,6が捩じられ、これによって発生するトーションバ
ー6,6のばね反力F′と可動板5の変位角φの関係
は、下記の(3)式のようになる。 φ=(Mx /GIp )=(F′L/8.5 ×109 r4 )×l1 ・・・(3) ここで、Mx は捩りモーメント、Gは横弾性係数、Ip
は極断面二次モーメントである。また、L、l1 、r
は、それぞれ、トーションバーの中心軸から力点までの
距離、トーションバーの長さ、トーションバーの半径で
あり、図5に示してある。
り合う位置まで可動板5が回動する。従って、(3)式
のF′に(2)式のFを代入することにより、可動板5
の変位角φは平面コイル7に流れる電流iに比例するこ
とが判る。従って、可動板5下面の可動接点9,9が、
トーションバー6のばね力に打ち勝って下側ガラス基板
4上面の固定接点11,11に圧接するのに充分な電流
を平面コイル7に流せば、可動板5の回動で可動接点
9,9と固定接点11,11を接触させることができ
る。そして、平面コイル7に流す電流の方向の切り換え
又は電流をON/OFFすることで、接点の切り換え又
は電流の通電/遮断を制御することができる。
磁石による磁束密度分布の計算結果について説明する。
図6は、本実施例に使用した円柱状の永久磁石の磁束密
度分布計算モデルを示し、永久磁石のN極とS極それぞ
れの表面を微小領域dyに分割し、求める点の磁束を計算
した。
極表面で形成される磁束密度をBsとすると、これらは
円柱状の永久磁石による磁束密度分布の計算式から〔数
1〕、〔数2〕の各(4)、(5)式によって求めるこ
とができ、任意の点における磁束密度Bは、Bn とBs
を合成したものになり、(6)式で示される。
久磁石の残留磁束密度、x、y、zは永久磁石の周りの
空間の任意の点を表す座標、lは永久磁石のN極面とS
極面との距離、dは各極面の半径である。例えば、半径
1mm,高さ1mm,残留磁束密度0.85TのSm−Co
永久磁石DIANET DM−18(商品名、セイコー
電子部品製)を用いて、図7に示すように配置した永久
磁石の表面に垂直な面aの磁束密度分布を計算した結果
を図8に示す。
空間は、略0.3 T以上の磁束密度となっている。次に、
可動板5の変位量の計算結果について説明する。可動板
5に形成する平面コイル7の幅を100μm、巻数を1
4、可動板5の厚さを20μmとし、トーションバー6
の半径を25μm,長さを1mm、可動板5の幅を4m
m、長さを5mmとして、(2)式と(3)式から求め
た。尚、磁束密度は、前述の磁束密度分布計算で得られ
た0.3 Tを使用した。
電流1.5 mAで2度の変位角が得られることがわかる。
尚、(C)は電流と発生する熱量Qとの関係を示すもの
で、この時の単位面積当たりの発生熱量は13μワット
/cm2 となった。次に、発熱量と放熱の関係について説
明する。発熱量はコイルの抵抗で発生するジュール熱で
あり、従って、単位時間当たりに発生する熱量Qは下記
の(7)式によって表される。
ある。発熱量対流による放熱量Qc は下記の(8)式で
表される。 Qc =hSΔT ・・・ (8) ここで、hは熱伝達係数(空気は5×10-3〜5×10
-2〔ワット/cm2 ℃〕)、Sは素子の表面積、ΔTは素
子表面と空気との温度差である。
2 (4×5)とすると、(8)式は、 Qc =1.0 ΔT〔mワット/℃〕 ・・・ (8)′ となり、数十μワット/cm2 程度の発熱量ならば素子の
温度上昇の問題は無視できることがわかる。尚、参考ま
で、輻射による放熱量Qr は下記の(9)式で表され
る。
1)、Sは素子の表面積、σはステファンボルツマン定
数(π2k4/60h3c2)、Tは素子の表面温度である。ま
た、トーションバーからの伝導による放熱量Qa は下記
の(10)式で表される。
K)、Sはトーションバーの断面積、l1 はトーション
バーの長さ、ΔTはトーションバーの両端の温度差であ
る。トーションバーの半径を25μm、長さを1mmと
すると(10)式は、 Qa =0.1 ΔT〔mワット/℃〕 ・・・ (10)′ となる。
みと、電磁力による可動板の撓みについて説明する。図
10にこれらの計算モデルを示す。トーションバーの長
さをl1 、トーションバーの幅をb、可動板の重さを
f、可動板の厚さをt、可動板の幅をW、可動板の長さ
をL1 とすると、トーションバーの撓み量ΔYは、片持
ち梁の撓み量の計算方法を用いて、下記の(11)式のよ
うになる。
の重さfは下記の(12)式で表される。 f=WL1 tρg ・・・ (12) ここで、ρは可動板の体積密度、gは重力加速度であ
る。
ち梁の撓み量の計算方法を用いて、下記の(13)式のよ
うになる。 ΔX=4(L1/2)3F/EWt3 ・・・ (13) ここで、Fは可動板の端に作用する磁気力である。そし
て、前記磁気力Fは(2)式のコイル長wを可動板の長
さWと見做して求める。
の撓み量の計算結果を〔表1〕に示す。尚、可動板の撓
み量は、磁気力Fを30μNとして計算したものであ
る。
0μm、長さ1.0 mmのトーションバーの場合、幅6m
m、長さ13mm、厚さ50μmの可動板による撓み量
ΔYは、0.178 μmであり、可動板の厚さを倍の100
μmとしても、撓み量ΔYは、0.356 μmである。ま
た、幅6mm、長さ13mm、厚さ50μmの可動板の
場合、磁気力による撓み量ΔXは、0.125 μmであり、
可動板両端の変位量を200μm程度とすれば、本実施
例の電磁リレーの特性には何ら影響はない。
ーでは、コイルの発熱による影響も無視でき、また、可
動板5の揺動特性も何ら問題はなく、従来と同様の機能
を発揮することができる。そして、半導体素子の製造プ
ロセスを利用して接点可動部やコイル等を形成すること
によって、従来に比べて格段に超小型で薄型の電磁リレ
ーとすることができる。このため、最終段の出力を電磁
リレーで制御する制御系システムの小型化を図ることが
できる。また、半導体素子の製造プロセスで製造するこ
とで、大量生産が可能となる。
程を、図11〜図14を参照しながら説明する。まず、
図11及び図12にシリコン基板の加工工程を示す。厚
さ300 μmのシリコン基板101 の上下面を熱酸化して酸
化膜(1μm)102を形成する(a工程)。
穴のパターンを形成し、貫通穴部分の酸化膜をエッチン
グ除去し(b工程)、更に、可動板形成部の酸化膜を厚
さ0.5 μmまで除去する(工程c)。次に、表面側にワ
ックス層103 を設けた後、貫通穴部分に異方性エッチン
グを100 μm行う(工程d)。
(工程e)、貫通穴と可動板部分に異方性エッチングを
100 μm行う(工程f)。次に、貫通穴部分で囲まれた
可動板裏面に相当するシリコン基板部分に、電気配線部
分を残してマスクし、例えばニッケル或いは銅のスパッ
タを行ってコ字状の電気配線8,8を形成し、更に、可
動接点部分を除いてマスクし、金或いは白金の層を例え
ば蒸着等によって形成し可動接点9,9を形成する(工
程g)。
表面側の酸化膜102 上に、従来公知の電鋳コイル法によ
って平面コイル、電極端子部(図示せず)を形成する。
電鋳コイル法は、シリコン基板101 の表面側にニッケル
のスパッタを行ってニッケル層を形成し、銅電解めっき
を行って銅層を形成する。次にポジ型のレジストで平面
コイル及び電極端子に相当する部分をマスクし、銅エッ
チング、ニッケルエッチングを順次行い、エッチング
後、レジストを除去し、更に、銅電解めっきを行ってニ
ッケル層の全周を銅で覆い平面コイル及び電極端子に相
当する銅層を形成する。次に、銅層を除いた部分にネガ
型のメッキレジストを塗布した後、銅電解めっきを行っ
て銅層を厚くして、平面コイル及び電極端子を形成す
る。そして、平面コイル部分を例えば感光性ポリイミド
等の絶縁層で覆う。平面コイルを2層にする場合は、再
度ニッケルのスパッタ工程から絶縁層形成までの工程を
繰り返し行えばよい(工程h)。
可動板裏面部分をマスクした後、貫通穴部分に異方性エ
ッチングを100 μm行い、貫通穴部分を貫通させ、可動
板部分を除いてワックス層103 ′を除去する。この際
に、上下の酸化膜102 も除去する。これにより、可動板
5とトーションバー(図示せず)が形成され、図1のシ
リコン基板2が形成される(工程i,j)。
ーションバーが一体に形成される。その後、可動板部分
のワックス層を除去した後、シリコン基板2の上下面に
上側ガラス基板3と下側ガラス基板4をそれぞれ陽極接
合によって結合し、上下のガラス基板3,4の所定位置
に永久磁石10A,10Bと11A,11Bを取付けれ
ばよい。
下ガラス基板の加工工程を説明する。まず、上側ガラス
基板3は、例えば超音波加工により可動板上方部分に相
当する位置に穴を開け、開口部3aを形成すればよい
(工程a)。一方、下側ガラス基板4では、まず、電解
放電加工によってスルーホール用の貫通穴4a,4aを
ガラス基板4の裏面側から形成する(工程b)。
ば、ニッケル或いは銅のスパッタを行い、金属層104 を
形成する(工程c)。次に、貫通穴4aを含む電気配線
部分をマスクし、その他の部分をエッチングして金属層
104 を除去することで、電気配線10,10を形成する
(工程d)。次に、ガラス基板4の表面側にリフトオフ
用に、ホトリソグラフにより固定接点のパターンを形成
して固定接点部を除いてレジスト105 を塗布する(工程
e)。
は白金の蒸着により蒸着層106 を形成する(工程f)。
次に、レジストを除去することで、固定接点部を除く他
の部分の蒸着層106 を除去し、固定接点11,11を形
成する(工程g)。次に第1の発明に係る電磁リレーの
第2実施例を図15に示す。尚、第1実施例と同一要素
には同一符号を付して説明を省略する。
は、シリコン基板2及び下側ガラス基板4の構成は、第
1実施例と同様であるが、上側ガラス基板3′の構成が
異なる。即ち、上側ガラス基板3′は、第1実施例の上
側ガラス基板3の開口部3aに相当する部分を、放電加
工等によって溝3A′として閉塞する構成としてある。
そして、シリコン基板2の上下面に、上側ガラス基板
3′と下側ガラス基板4を陽極接合によって結合して、
可動板5の揺動空間を密閉する構成としている。更に、
この密閉空間を真空雰囲気にして電磁リレー21を駆動
させる。
際の空気抵抗がなくなるため、可動板の応答性を向上で
きる。そして、シリコン基板2に上下のガラス基板
3′,4を結合する際に、接着剤を用いるとガスが可動
板の揺動空間に侵入する虞れがあるが、本実施例のよう
に 陽極接合を用いればその心配はない。また、可動板
5の揺動空間を真空封止する際に、空間内に硫化フッ素
(SF6 )を封入することで、絶縁耐圧が向上する。
ーの実施例を示し説明する。尚、上記の各実施例と同一
要素には同一符号を付して説明を省略する。図16にお
いて、本実施例の電磁リレー31では、可動板5側に、
平面コイルに代えて薄膜の永久磁石32を設ける。一
方、シリコン基板2のトーションバー6,6の軸方向と
平行な可動板5の対辺側方の部分に、通電により磁界を
発生する平面コイル7A,7Bを設ける。また、上側ガ
ラス基板3′は、図15に示すものと同様で溝3A′を
有し閉塞された構成である。尚、本実施例では枠状に永
久磁石を設けたが、平面コイルと対応する辺だけに永久
磁石を設けるようにしてもよい。
を可動板5側に設け、平面コイル7A,7Bをシリコン
基板2側に設けるようにしても、上述の各実施例と同様
に動作させることができる。更に、可動板5側にコイル
を設けていないので、発熱に関する問題は生じない。ま
た、薄膜の磁石を用いているので、可動板5の動作が鈍
くなると言うことはなく、可動板5だけの封止も可能で
ある。そして、可動板5の揺動空間を真空封止すれば、
図15に示す実施例と同様で可動板5の応答性が良好と
なる。
イルを従来の巻線型ではなく半導体素子製造技術を用い
て形成する構成としたので、従来の巻線型コイルを用い
る電磁リレーに比較して格段に小型化及び薄型化するこ
とができる。従って、電磁リレーを使用する制御系のシ
ステムの集積化及び小型化を図ることができる。
真空封止する構成とすれば、空気抵抗をなくすことがで
き、可動板の応答性を向上でき、リレー応答性を高める
ことができる。
示す構成図
説明する図
の計算モデル図
す図
ラフ
デル図
説明図
図
明図
構成を示す斜視図
を示す斜視図
Claims (5)
- 【請求項1】半導体基板に、平板状の可動板と該可動板
を半導体基板に対して基板上下方向に揺動可能に軸支す
るトーションバーとを一体形成し、前記可動板の上面周
縁部に通電により磁界を発生する平面コイルを敷設する
と共に下面側に可動接点部を設ける一方、半導体基板の
下面に前記可動板の接点部に対応する位置に固定接点部
を設けた下側絶縁基板を設け、半導体基板の上面には少
なくとも可動板上方を開放した上側絶縁基板を設け、前
記トーションバーの軸方向と平行な可動板の対辺の平面
コイル部に磁界を作用させる互いに対をなす永久磁石を
前記上下絶縁基板に固定する構成としたことを特徴とす
るプレーナー型電磁リレー。 - 【請求項2】半導体基板に、平板状の可動板と該可動板
を半導体基板に対して基板上下方向に揺動可能に軸支す
るトーションバーとを一体形成し、前記可動板の上面周
縁部に永久磁石を設けると共に下面側に可動接点部を設
ける一方、前記トーションバーの軸方向と平行な可動板
の対辺側方の半導体基板部分に、通電により磁界を発生
する平面コイルを設け、半導体基板の下面に前記可動板
の接点部に対応する位置に固定接点部を設けた下側絶縁
基板を設け、半導体基板の上側には少なくとも可動板上
方を開放した上側絶縁基板を設ける構成としたことを特
徴とするプレーナー型電磁リレー。 - 【請求項3】前記上側絶縁基板の開放部を閉塞し、上下
絶縁基板と半導体基板とで囲まれる可動板収納空間を真
空状態とする構成とした請求項1又は2記載のプレーナ
ー型電磁リレー。 - 【請求項4】半導体基板のトーションバー形成部分を除
いて基板の下面から上面に向けて異方性エッチングより
貫通させて前記トーションバー部分で半導体基板に揺動
可能に軸支される可動板を形成する工程と、可動板上面
周囲に電解めっきにより平面コイルを形成する工程と、
可動板下面側に可動接点部を形成する工程と、下側絶縁
基板の上面に前記可動接点に接離可能な固定接点部を形
成する工程と、半導体基板の上下面に陽極接合により下
面絶縁基板と少なくとも可動板上方部分を開放した上面
絶縁基板とを固定する工程と、トーションバー軸方向と
平行な可動板の対辺に対応する上面絶縁基板部分と下面
絶縁基板部分に永久磁石を固定する工程とからなるプレ
ーナー型電磁リレーの製造方法。 - 【請求項5】半導体基板のトーションバー形成部分を除
いて基板の下面から上面に向けて異方性エッチングより
貫通させて前記トーションバー部分で半導体基板に揺動
可能に軸支される可動板を形成する工程と、可動板上面
周囲に薄膜の永久磁石を形成する工程と、可動板下面側
に可動接点部を形成する工程と、前記トーションバーの
軸方向と平行な可動板の対辺側方の半導体基板部分に電
解めっきにより平面コイルを形成する工程と、下側絶縁
基板の上面に前記可動接点に接離可能な固定接点部を形
成する工程と、半導体基板の上下面に陽極接合により下
面絶縁基板と少なくとも可動板上方部分を開放した上面
絶縁基板とを固定する工程とからなるプレーナー型電磁
リレーの製造方法。
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