JPH0716827Y2 - 化粧枠取付装置 - Google Patents

化粧枠取付装置

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JPH0716827Y2
JPH0716827Y2 JP4652890U JP4652890U JPH0716827Y2 JP H0716827 Y2 JPH0716827 Y2 JP H0716827Y2 JP 4652890 U JP4652890 U JP 4652890U JP 4652890 U JP4652890 U JP 4652890U JP H0716827 Y2 JPH0716827 Y2 JP H0716827Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
decorative frame
mounting
spring
decorative
Prior art date
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Application number
JP4652890U
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English (en)
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JPH046423U (ja
Inventor
正 芝
勝広 志田
倫晃 大沼
Original Assignee
大同ほくさん株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、タイル仕上面等を有する壁にあって、小便器
用のフラッシュバルブなどを埋設する際、その取付孔の
前面に化粧パネルを取り付けるため用いられる化粧枠の
取付装置に関する。
《従来の技術》 一般に、壁埋込型のフラッシュバルブ等を壁に埋め込み
固定するには、そのバルブボックスの大きさに見合った
寸法の取付孔を壁に開口することになるが、当該取付孔
がそのまま外部から見えたのでは外観上の体裁が悪いた
め、化粧枠を介して化粧パネルで覆うことが行われてい
る。
そこで上記取付孔をコンクリート壁やモルタル壁に開口
するときは当該取付孔はバルブボックスの外形よりも大
きく形成して、これに化粧枠を嵌合して、これを取付板
に固定するが、この際、外観上の体裁を良くするため孔
明け誤差を吸収するようにし、これにより仕上げ面のタ
イルの目地に、化粧枠を整合するようにしている。
従来、このような孔明け誤差を吸収し得るようにした化
粧枠の取付装置として第5図に示した如きものが実施さ
れている。
この装置は化粧枠aの要所に、調整用ねじbの外径より
も内径の大きい取付孔c‥‥‥を設け、下地壁dにねじ
eにより固定された取付板fのねじ孔g‥‥‥に、上記
調整用ねじbを螺合し、該調整用ねじb‥‥‥を上記取
付孔cに挿通してナットhを螺着することで、化粧枠a
を、上記取付孔cの有効径の範囲内で、図に矢印i−i
が示す上下方向と、これと直角な左右方向と、上記調整
用ねじbにより、同図の矢印j−jが示す前後方向へも
調整可能なるよう構成されている。
なお、図においてkは化粧パネル、lはバルブボック
ス、mは仕上げ壁、nはタイルを各々示している。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、上記従来の化粧枠取付装置によれば、化粧枠a
を前後方向及び上下、左右各方向に調整するには、取付
板fのねじ孔gに対して調整用ねじbをねじ込み、その
後、当該化粧枠aを上下、左右方向に移動調整してナッ
トhを締め付ける等、取付部一箇所につき二度手間がか
かり、取り付け及び位置合わせ作業が煩雑で時間がかか
るものとなっている。
本考案は、上記従来の取付装置の有するこのような問題
点に鑑みてなされたもので、取付部一箇所について、ビ
スの一度の締め込みにより化粧枠の取り付け及びタイト
ルの目地に対する位置合わせを容易な操作により、かつ
正確にして短時間にて行い得るようにすることを、その
目的としている。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するため、前面に化粧パネル
の嵌合部を周設した化粧枠内に、内径がビスの外径より
も所要寸法だけ大きいビス孔を有し、かつ、背部にはス
プリング係止部を備えたリブが形成され、当該各リブの
背部にあって、上記スプリング係止部にスプリングが掛
止され、この化粧枠を上記スプリングの介在状態にて取
付板に対して上下、前後、左右方向へ調整自在なるよう
前記ビスにより取付けてなる化粧枠取付装置を提供しよ
うとするものである。
《作用》 背部にバルブボックス等の装着された取付板を、仕上壁
に開口した取付孔に挿入し、下地壁に止めねじにて固定
する。
化粧枠の各リブの背部に設けたスプリング掛止部にスプ
リングの一端を掛止した状態で、該化粧枠を取付孔に挿
入し、各スプリングをリブと取付板間に介在させた状態
にて、ビスを各リブのビス孔に挿通し、取付板の各ねじ
孔にねじ込むことで、化粧枠は取付孔内にあって取付板
に固定されるとともに、この時、上記各ビス孔の有効径
内で上下、左右方向へ移動調整し、また、ビスのねじり
量による前後方向への調整によって、当該化粧枠の位置
を、仕上壁の仕上げ面であるタイルの目地等に合わせる
ことができる。
このようにして取り付けられた化粧枠は、ビスのねじ込
みによりスプリングに蓄勢された復元力によってビスの
頭部に圧着されることで、前後方向に対してはもとよ
り、上下、左右方向への移動も阻止されることになるの
で、予め調整した位置に保持される。
《実施例》 以下、本考案を図面の実施例によって説明する。
第1図ないし第3図に示したように、化粧枠1は、平面
短形状にして前面に化粧パネル2の嵌合部3が、段落状
に周設されているとともに、各角部4,4,4,4内には、上
記嵌合部3と段差を有するリブ5が周壁6の内面から水
平状に突設させてあり、該各リブ5の略中央部には、ビ
ス8を挿通するためのビス孔7が、その内径を上記ビス
8の外径よりも所要寸法だけ大きく設定されて、両者間
にガタが生ずるように、上下方向に開成されている。
また、上記化粧枠1は、その周壁6の一側内面に磁石収
納ケース9が前方(第1図において上方)を開口して突
設させてあり、該磁石収納ケース9には化粧パネル2を
第3図に示したように吸着して化粧枠1の嵌合部3に固
定するための磁石10が、ピン11にて前後方向へ移動可能
に支持された状態で内装されている。
また、上記各リブ5‥‥‥の背部には、第2図に明示し
た如く、スプリング掛止部12としてのフックが、周壁6
の内面から突出されており、当該フックに一端13aを図
示のように掛止することで、各リブ5‥‥‥の当該背部
にスプリング13が掛止されている。
上記化粧枠1と、バルブボックス14を固定するための取
付板15は、上記化粧枠1と同等の大きさで枠状に形成さ
れていて、その各角部15a‥‥‥には、上記ビス8‥‥
‥をねじ込むためのねじ孔16が、上記化粧枠1の各リブ
5‥‥‥に設けられたビス孔7‥‥‥の位置に対応して
貫通されている。
そして、躯体の壁面、つまり、下地壁17と仕上壁18には
第3図の如く取付孔19,20を形成することになるが、そ
の下地壁17の取付孔19は、バルブボックス14を挿通可能
にして、かつ上記取付板15の取付代が得られるようにす
るため、第4図の矢印A−A′及びB−B′が示す上下
及び左右方向への寸法を、取付板15のそれら各寸法より
も適当寸法だけ小さく設定してある。
一方、仕上壁18の取付孔20は、その上下及び左右方向へ
の寸法が、上記化粧枠1、取付板15のそれら寸法よりも
適当寸法だけ大きく設定されている。
取付板15は、仕上壁18の取付孔20から挿入して、下地壁
17における取付孔19の周縁にねじ21‥‥‥にて固定する
ことで、バルブボック14を壁に埋め込み固定する。
一方、化粧枠1は、各リブ5‥‥‥の背部にスプリング
13を掛止により保持した状態で、仕上壁18の取付孔20に
挿入し、各スプリング13の他端を取付板15に突き合せた
後、各リブ5‥‥‥のビス孔7‥‥‥にビス8を挿通
し、これを取付板15のねじ孔16にねじ込むことで、当該
化粧枠1を固定するが、このビス8による締め付けに先
だって、当該ビス8をビス孔7内にて上下、左右の方向
へ移動することにより化粧枠1の位置を、仕上壁18のタ
イル仕上面、つまりタイル22‥‥‥の目地23‥‥‥など
に合わせ、その位置にてビス8を締め付けることにな
る。
また、当該化粧枠1につき、これを第3図に矢印C−
C′で示した前後方向における位置合わせを行うには、
ビス8の締め付け量を加減することになる。
このようにして取り付けられる化粧枠1は、リブ5と取
付板15間に介在したスプリング13の弾発力に抗してビス
8を締め付けることにより、スプリング13の復元力とビ
ス8の締め付け力との相反する二方向の力によって確実
に固定され、目地23‥‥‥との位置合わせに狂いを生じ
ることはない。
化粧パネル2は、化粧枠1の嵌合部3にあって、前記の
磁石10による吸着力を利用して嵌合固定される。
なお、第3図において、24は人体の接近などを検知する
ためのセンサーで上記化粧枠1内にて取り付けられる。
《考案の効果》 本考案は、以上説明したように構成されているので、化
粧パネルが取り付ける化粧枠の取り付け位置を、リブと
取付板間に介在したスプリングの圧縮量および取付板に
ねじ込まれるビスのねじ込み量並びにビス孔に対する遊
嵌状態を利用し、それらの範囲内において前後、上下、
左右の全方向へ、自在に調整することでタイルの目地等
に合わせることができるとともに、化粧枠の取り付け、
及びその取り付け位置の調整を、取付部一箇所につき、
一本のビスの一度の締め付けのみの極めて容易な操作に
より、かつ狂いなく正確に行なうことができ、また、各
リブの背部にスプリングを保持するようにしたので、ス
プリングを手で支え持つ必要がなく、化粧枠と一体に取
扱い得るから、作業性がよく、短時間に当該取付枠の取
り付けを完了させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る化粧枠取付装置の一実施例を示す
分解斜視図、第2図は同実施例のスプリング掛止用フッ
ク部分を示す一部拡大斜視図、第3図は同実施例の使用
状態を示す縦断側面図、第4図は同実施例の使用状態を
示す全体の正面図、第5図は従来の化粧枠取付装置の使
用状態を示す縦断側面図である。 1……化粧枠 2……化粧パネル 3……嵌合部 5……リブ 7……ビス孔 8……ビス 12……スプリング掛止部 13……スプリング 15……取付板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に化粧パネルの嵌合部を周設した化粧
    枠内に、内径がビスの外径よりも所要寸法だけ大きいビ
    ス孔を有し、かつ、背部にはスプリング係止部を備えた
    リブが形成され、当該各リブの背部にあって、上記スプ
    リング係止部にスプリングが掛止され、この化粧枠を上
    記スプリングの介在状態にて取付板に対して上下、前
    後、左右方向へ調整自在なるよう前記ビスにより取付け
    てなる化粧枠取付装置。
JP4652890U 1990-04-27 1990-04-27 化粧枠取付装置 Expired - Lifetime JPH0716827Y2 (ja)

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JP4652890U JPH0716827Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 化粧枠取付装置

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JP4652890U JPH0716827Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 化粧枠取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH046423U JPH046423U (ja) 1992-01-21
JPH0716827Y2 true JPH0716827Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=31561687

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JP4652890U Expired - Lifetime JPH0716827Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 化粧枠取付装置

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JPS4810294U (ja) * 1971-06-17 1973-02-05

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JPH046423U (ja) 1992-01-21

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