JPH0755243Y2 - 枠体固定構造 - Google Patents

枠体固定構造

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JPH0755243Y2
JPH0755243Y2 JP8411990U JP8411990U JPH0755243Y2 JP H0755243 Y2 JPH0755243 Y2 JP H0755243Y2 JP 8411990 U JP8411990 U JP 8411990U JP 8411990 U JP8411990 U JP 8411990U JP H0755243 Y2 JPH0755243 Y2 JP H0755243Y2
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JP
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frame
fixing
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hat
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JP8411990U
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康士 松下
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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  • Fencing (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は枠体固定構造、 更に詳しくは、塀などの構造物に設けられた収納空間に
固定される枠本体であって、 その収納空間よりも枠本体の寸法のほうが狭くても調整
して適正に固定されることができるような枠体固定構造 、に関するものである。
「従来の技術」 従来、塀などの構造物に枠体を固定し、その枠体を利用
して機能するもの、例えばくぐり戸や新聞、郵便などを
受け取るための箱体などは、以下に示すような方法を代
表的な方法として、その枠体を塀に固定されていた。
枠体を固定するための収納空間を確保せずに塀を作
成し、その後塀に収納空間を開けて枠体を固定する方
法。
枠体を固定するための収納空間を予め確保して塀を
作成し、その後その収納空間に枠体をはめ込む方法。
通常、枠体を塀の一部に固定するにはの方法を、枠体
が固定する塀に比して大きい場合にはの方法を採用す
る場合が多い。
「考案が解決しようとする課題」 (1)しかしながら、枠体を構造物に固定するための方
法には、上記した及びの両方法とも、次のような欠
点があった。
即ち、種々の原因から枠体を固定すべき空間の寸法が枠
体よりも大きい場合、収納空間が適正な位置にないため
本来は水平であるはずの収納空間の端面が水平でない場
合などがある。
ここで、枠体のほうが収納空間よりも小さい場合には、
薄い板材などを枠体と収納空間との間に噛ませるなどし
て固定する、という方法が一般に採られている。
また、収納空間が適正な位置にないため本来は水平であ
る部分が水平にならなかった場合などには、枠体が若干
傾斜して固定されてしまうことともなっていた。
いずれの場合にせよ、手間が掛かり、また見た目によい
仕上がりとならなかった。
(2)本考案の解決すべき課題は、 塀などの構造物について予め設けられた枠体用の収納空
間の寸法よりも枠体の寸法が小さい場合、或いは収納空
間が適正な位置にない場合であっても、見た目を損なわ
ず、しかも簡単に収納空間に固定できるような枠体固定
構造を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 前記したような従来技術の欠点を鑑みた本考案者は、課
題を解決するため、 一部を欠設させて収納空間となした構造物と、その構造
物の収納空間中に位置させて構造物に固定される枠本体
と、枠本体を構造物に固定するためのハット部材とから
なり、構造物は、収納空間に向かう対向面各々に固定部
を有し、枠本体は、構造物の固定部に対応した位置にハ
ット用穴を設け、ハット部材は、底板と立設板とその立
設板から外側に向かう鍔板とからなる断面が鍔つき帽子
形状をなす固定部材と、枠本体を構造物側へ押圧するた
めの押圧ネジとによって形成し、 固定部材は、底板と立設板とを枠本体のハット用穴から
枠本体外側に突出させてその底板を構造物の固定部に固
定させるとともに、前記押圧ネジは、ハット部材の鍔板
に設け、ハット部材の鍔板に対して枠本体を構造物側へ
押圧するようにしたこと 、を特徴とする本考案を提供する。
「作用」 以下に、本考案の枠体固定構造を構造物に固定する手順
について説明する。
構造物の収納空間に枠本体を位置させる。
構造物の固定部に対応させて枠本体のハット用穴か
らハット部材を突出させ、そのハット部材の底板を構造
物の固定部に固定する。
押圧ネジをねじ込んで、ハット鋼部材の鍔板を押圧
させることによって、枠本体の構造物の固定を確実なも
のとし、更に、押圧ネジのねじ込み量を微調整すること
によって、枠本体が構造物に対して適正な位置となるよ
うに調整する。
「実施例」 以下、本考案を実施例によって更に詳しく説明する。
第1図は、本考案に係る枠体固定構造の一実施例を示す
斜視図である。
第2図は、本考案に係る枠体固定構造の一実施例を示す
要部断面図である。
第3図は、本考案に係る枠体固定構造を構造物に固定す
る際の一実施例を示す正面図である。
以下に、本実施例の構成について説明する。
本実施例の枠体固定構造は、一部を欠設させて長方形の
収納空間19となした塀10と、その塀10の収納空間19中に
位置させて塀に固定される枠本体20と、枠本体20を塀10
に固定するためのハット部材30とからなる。
(1)塀10の収納空間19に向かう対向面の上部、中間
部、及び下部には、それぞれ円形の穴たるアンカー用穴
11が6箇所開けられている。
またこの各々のアンカー用穴11には、アンカー部材40と
してのナットアンカー42が埋め込まれている。
(2)枠本体20は、上板21、2枚の側板22、及び底板23
からなり、手前側に飾り板29を固定している。
各々の側板22には、アンカー用穴11に対応した位置に貫
通穴たるハット用穴24が開けられている。即ち、枠本体
20には、合計で6つのハット用穴24が開けられているこ
ととなる。
上板21には、貫通穴たる仮止め穴25が開けられている。
この仮止め穴25は、塀10のアンカー用穴11の位置合わせ
を行うために使用する枠本体20の横幅よりも長い角柱た
るバタ木50を固定するためのものである。バタ木50の枠
本体20への固定は、仮止めボルト26によって行う。
(3)ハット部材30は、ハット用穴24に適合して塀10と
枠本体20との間に介在することとなる固定部材としての
ハット溝型鋼31、そのハット溝型鋼31にねじ込まれる押
圧ネジ32、及びその押圧ネジ32と枠本体20との間に介在
させゴムシート33からなる。
固定部材としてのハット溝型鋼31は、底板と立設板
とその立設板から外側に向かう鍔板とからなる断面が鍔
付き帽子型をした箱型の部材であって、底板に貫通穴た
る埋め込みボルト用穴31Aを、鍔板に雌ネジたる押圧ネ
ジ用穴31Bを、それぞれ有している。
押圧ネジ32は、その押圧ネジ用穴31Bに適合する雄
ネジであって、ハット溝型鋼31の鍔板に対して枠本体20
を塀10側へ押圧するためのネジである。
ゴムシート33は、押圧ネジ用穴31Bにねじ込まれた
押圧ネジ32と枠本体20との間にクッションとして作用す
るものである。
(4)アンカー部材40は、雄ネジたる埋め込みボルト4
1、アンカー用穴11に適合する筒体であって埋め込みボ
ルト41に適合する雌ネジを有するナットアンカー42、及
び埋め込みボルト41に用いるワッシャー43からなる。
ナットアンカー42とは、アンカー用穴11の内径とほぼ同
一の外径を有してアンカー用穴11に埋め込まれる雌ネジ
であって、埋め込みボルト41をねじ込まれると外径が膨
らんでアンカー用穴11に密着するものである。
以下に、本実施例の枠体を塀10に固定する手順について
説明する。
第3図に示すように、仮止め穴25と仮止めボルト26
とを介してバタ木50に枠本体20を固定し、枠本体20が固
定されるべき塀10の収納空間19に位置するように、バタ
木50を塀10に渡す。
塀10において、枠本体20に固定された6つのハット
溝型鋼31の埋め込みボルト用穴31Aに適合する位置に印
をつける。
バタ木50を固定した枠本体20を塀10から取り外し、
ドリル等を用いて、印をつけた箇所の塀10にアンカー用
穴11を開ける。
アンカー用穴11に、ナットアンカー42を埋め込む。
バタ木50を固定した枠本体20を、再び枠本体20が収
納空間19に位置するように、バタ木50を塀10に渡す。
埋め込みボルト41をハット溝型鋼31を介してナット
アンカー42にねじ込む。すると、ハット溝型鋼31がアン
カー用穴11に密着するので、枠本体10は塀10に支持され
ることとなる。
枠本体20が塀10に支持されたら、バタ木50を枠本体20か
ら外す。
押圧ネジ32によって、ハット溝型鋼31の鍔板を押圧
させることによって、枠本体20を塀10に固定すると共
に、この固定時に、全ての押圧ネジ32のねじ込み量を微
調整することによって、枠本体20が適正な位置となるよ
うに調整する。
枠本体20と押圧ネジ32との間にはゴムシート33があるの
で、微妙な調整が可能であり、且つ振動や衝撃にも緩ま
ない。
ハット溝型鋼1を外部から見えないようにしたい場
合には、枠本体20と塀10との間に残る収納空間を、塀10
を形成した材料やパテ材等によって埋めればよい。
以下に、本実施例の効果について説明する。
本実施例の枠体固定構造によれば、以下のような効果が
ある。
即ち、塀10について予め設けられた収納空間19の寸法よ
りも枠本体20の寸法が小さい場合、或いは収納空間19が
適正な位置にない場合であっても、見た目を損なわず、
しかも簡単に収納空間19に固定できるような枠体を固定
する構造を提供することができた。
以下に、本実施例のバリエーションについて説明する。
前記した実施例の枠体固定構造にあっては、 「塀10の収納空間に向かう対向面の上部、中間部、及び
下部には、それぞれ円形の穴たるアンカー用穴11が6箇
所開けられている」 として説明したが、本考案に係る枠体固定構造はこれに
限られるものではない。
対向面に少なくとも一組が必要である、という条件
を満たせば、適宜の組合せが考えられる。
本実施例では、「塀10の収納空間に向かう対向面」
が縦方向であったが、本考案に係る枠体固定構造はこれ
に限られない。
例えば、収納空間19が四方を囲まれたものまたは左右方
向に開放しているものである場合には、上板21及び底板
23に対応するアンカー用穴11を設けることとしてもよ
い。
「考案の効果」 本考案によれば、以下のような効果がある。
塀などの構造物について予め設けられた枠体用の収納空
間の寸法よりも枠体の寸法が小さい場合、或いは収納空
間が適正な位置にない場合であっても、見た目を損なわ
ず、しかも簡単に収納空間に固定できるような枠体固定
構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る枠体固定構造の一実施例を示す
斜視図である。 第2図は、本考案に係る枠体固定構造の一実施例を示す
要部断面図である。 第3図は、本考案に係る枠体固定構造を構造物に固定す
る際の一実施例を示す正面図である。 10:塀、11:アンカー用穴 20:枠本体、21:上板 22:側板、23:底板 24:ハット用穴、25:仮止め穴 26:仮止めボルト 29:飾り板 30:ハット部材、31:ハット溝型鋼 31A:埋め込みボルト穴 31B:押圧ネジ用穴 32:押圧ネジ、33:ゴムシート 40:アンカー部材 41:埋め込みボルト 42:ナットアンカー、43:ワッシャー 50:バタ木

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部を欠設させて収納空間となした構造物
    と、その構造物の収納空間中に位置させて構造物に固定
    される枠本体と、枠本体を構造物に固定するためのハッ
    ト部材とからなり、 構造物は、収納空間に向かう対向面各々に固定部を有
    し、 枠本体は、構造物の固定部に対応した位置にハット用穴
    を設け、 ハット部材は、底板と立設板とその立設板から外側に向
    かう鍔板とからなる断面が鍔つき帽子形状をなす固定部
    材と、枠本体を構造物側へ押圧するための押圧ネジとに
    よって形成し、 固定部材は、底板と立設板とを枠本体のハット用穴から
    枠本体外側に突出させてその底板を構造物の固定部に固
    定させるとともに、 前記押圧ネジは、ハット部材の鍔板に設け、ハット部材
    の鍔板に対して枠本体を構造物側へ押圧するようにした
    こと 、を特徴とする枠体固定構造。
JP8411990U 1990-08-08 1990-08-08 枠体固定構造 Expired - Lifetime JPH0755243Y2 (ja)

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JPH0441061U JPH0441061U (ja) 1992-04-07
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