JPH077469Y2 - 前面パネルの取付構造 - Google Patents
前面パネルの取付構造Info
- Publication number
- JPH077469Y2 JPH077469Y2 JP16702188U JP16702188U JPH077469Y2 JP H077469 Y2 JPH077469 Y2 JP H077469Y2 JP 16702188 U JP16702188 U JP 16702188U JP 16702188 U JP16702188 U JP 16702188U JP H077469 Y2 JPH077469 Y2 JP H077469Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front panel
- mounting structure
- locking member
- bolt
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、前面パネルの取付構造に関する。
(従来の技術) 表面にタイルを貼着したり、塩化ビニールを被覆した化
粧板を前面パネルと称し、この前面パネルを枠体の側面
に後付けし、上面をカウンタで塞いでなるユニット施工
が好んで採用されれている。
粧板を前面パネルと称し、この前面パネルを枠体の側面
に後付けし、上面をカウンタで塞いでなるユニット施工
が好んで採用されれている。
枠体は普通、形鋼で縦長の箱形に構成され、内部に配管
類を収納する。枠体は床面に直接置くことが多いので、
据付け精度は床面の仕上がり程度に左右される。
類を収納する。枠体は床面に直接置くことが多いので、
据付け精度は床面の仕上がり程度に左右される。
従って、最終仕上げに使用される前面パネルは周囲の機
器とのバランスをとるべく若干の高さ及び水平方向の調
整を必須とし、その為に調整機能を備えた前面パネルの
取付構造が種々提案されている。
器とのバランスをとるべく若干の高さ及び水平方向の調
整を必須とし、その為に調整機能を備えた前面パネルの
取付構造が種々提案されている。
例えば、実公昭61-5438号公報には調節捩子(17)を回
転させることによりタイルパネル(3)を上下させるパ
ネル板取付構造が開示されている。
転させることによりタイルパネル(3)を上下させるパ
ネル板取付構造が開示されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記タイルパネル(3)は、その枠(10)に垂設した棒
状の突出片(9,9′)を受け部(8)に設けた挿入部(1
4)の孔に進退自在に挿通している。
状の突出片(9,9′)を受け部(8)に設けた挿入部(1
4)の孔に進退自在に挿通している。
従って、タイルパネル(3)が水平方向に移動すると挿
入部(14)の孔に突出片(9,9′)が当って、移動が阻
止する。
入部(14)の孔に突出片(9,9′)が当って、移動が阻
止する。
即ち、前記タイルパネル(3)は高さ方向には十分調整
可能であるが、水平方向には十分に調整でるとはいえな
い。
可能であるが、水平方向には十分に調整でるとはいえな
い。
仍って、タイルパネル(3)を水平方向に移動する必要
が生じた時には、設備ユニットのフレーム(2)をその
方向に移動しなければならず、極めて不便である。
が生じた時には、設備ユニットのフレーム(2)をその
方向に移動しなければならず、極めて不便である。
(課題を解決するための手段) 上記不都合を解決すべく本考案は、前面パネルの裏面か
ら水平に延出するとともにボルト孔を有するハンガ部材
と、このハンガ部材のボルト孔を貫通して前面パネルを
吊上げる吊上げボルトと、この吊上げボルトが螺合する
ナット部を備えるとともに一端に把持部を設けこの把持
部を枠体に係止するようにした係止部材とからなる前面
パネルの取付構造を構成し、前記ナット部は水平方向に
移動可能に係止部材に設けられていることを特徴とす
る。
ら水平に延出するとともにボルト孔を有するハンガ部材
と、このハンガ部材のボルト孔を貫通して前面パネルを
吊上げる吊上げボルトと、この吊上げボルトが螺合する
ナット部を備えるとともに一端に把持部を設けこの把持
部を枠体に係止するようにした係止部材とからなる前面
パネルの取付構造を構成し、前記ナット部は水平方向に
移動可能に係止部材に設けられていることを特徴とす
る。
(作用) 吊上げボルトを回動すると枠体の水平ビームに支承され
ている係止部材を基準にして、前面パネルは上下動す
る。
ている係止部材を基準にして、前面パネルは上下動す
る。
また、ナット部を移動することにより、前面パネルを前
後方向に移動できる。
後方向に移動できる。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。
第1図は前面パネル付き小便器ユニット斜視図である。
小便器ユニット1は、形鋼を組み合せて構成した枠体2
と、この枠体の前面に取付けられた前面パネル3と、こ
の前面パネルに取付けられた小便器4と、この小便器に
給・排水する配管類5と、枠体の上面をカバーするカウ
ンタ6とからなる。
と、この枠体の前面に取付けられた前面パネル3と、こ
の前面パネルに取付けられた小便器4と、この小便器に
給・排水する配管類5と、枠体の上面をカバーするカウ
ンタ6とからなる。
図示する如く枠体2は床面7に載置される為に高さ精度
は良くなく、更に周囲の機器類とのバランスをとるべく
上下前後に調整する必要がある。
は良くなく、更に周囲の機器類とのバランスをとるべく
上下前後に調整する必要がある。
第2図は第1図の要部拡大断面図であり、前面パネル3
の下地板3aからは断面四角形なハンガ部材10が水平に延
出するとともに、このハンガ部材10の上方に断面形な
ガイド部材11がビス11a,11aにて下地板3aに止められて
いる。
の下地板3aからは断面四角形なハンガ部材10が水平に延
出するとともに、このハンガ部材10の上方に断面形な
ガイド部材11がビス11a,11aにて下地板3aに止められて
いる。
これらハンガ部材10とガイド部材11とには夫々ボルト孔
10a,10a,11bが明けられている。
10a,10a,11bが明けられている。
上記ボルト孔10a,10a,11bには吊上げボルト12が下から
上へ貫通し、ボルトの頭12aがハンガ部材10に当ってい
る。
上へ貫通し、ボルトの頭12aがハンガ部材10に当ってい
る。
前記吊上げボルト12が螺合するナット部14を備えて横板
13aと縦板13bとからなる係止部材13の先端には把持部13
cが設けられ、この把持部にバネ作用を成す付勢部13d,1
3dが形成されている。
13aと縦板13bとからなる係止部材13の先端には把持部13
cが設けられ、この把持部にバネ作用を成す付勢部13d,1
3dが形成されている。
ナット部14は、図示する如く、ネジ部14aを軸中心より
偏心して設けている偏心筒体14bと、皿バネ14c,14cとバ
ネ抑えナット14dとからなる。更に前記偏心筒体14bには
鍔14eと、回転治具挿入孔14f…とが設けられている。
偏心して設けている偏心筒体14bと、皿バネ14c,14cとバ
ネ抑えナット14dとからなる。更に前記偏心筒体14bには
鍔14eと、回転治具挿入孔14f…とが設けられている。
一方、枠体2には形状の水平ビーム15が掛け渡されて
いる。
いる。
以上の構成からなる前面パネルの取付構造の組立手順を
次に説明する。
次に説明する。
先ず、第2図に示すように係止部材13の孔13eに偏心筒
体14bを貫通せしめ、その鍔14eを横板13aに当てる。次
いで、皿バネ14c,14c及びバネ抑えナット14dを取付け
る。このバネ抑えナット14dを締め込む程、皿バネ14c,1
4cは圧縮されて反発力は増加するので、鍔14eと皿バネ1
4c,14cとで係止部材13を強く挟持する。即ち、偏心筒体
14bは移動を摩擦力にて阻止されつつ係止部材13に取付
けられている。
体14bを貫通せしめ、その鍔14eを横板13aに当てる。次
いで、皿バネ14c,14c及びバネ抑えナット14dを取付け
る。このバネ抑えナット14dを締め込む程、皿バネ14c,1
4cは圧縮されて反発力は増加するので、鍔14eと皿バネ1
4c,14cとで係止部材13を強く挟持する。即ち、偏心筒体
14bは移動を摩擦力にて阻止されつつ係止部材13に取付
けられている。
ハンガ部材10とガイド部材11とを固着されている下地板
3aに係止部材13を、その縦板13bが下地板3aに当るよう
に仮置きし、次いで吊上げボルト12をハンガ部材のボル
ト孔10a,10aに通し、且つ係止部材13のナット部14に螺
合せしめる。ナット部14を貫通したボルト12の先端はガ
イド部材のボルト孔11bを貫通する。
3aに係止部材13を、その縦板13bが下地板3aに当るよう
に仮置きし、次いで吊上げボルト12をハンガ部材のボル
ト孔10a,10aに通し、且つ係止部材13のナット部14に螺
合せしめる。ナット部14を貫通したボルト12の先端はガ
イド部材のボルト孔11bを貫通する。
次に、前面パネル3と共に係止部材13を、その付勢部13
d,13dにて挟むようにして、水平ビーム15へ嵌め合せ
る。
d,13dにて挟むようにして、水平ビーム15へ嵌め合せ
る。
前面パネル3は、ハンガ部材10と吊上げボルト12と係止
部材13とを介して枠体の水平ビーム15に係止される。
部材13とを介して枠体の水平ビーム15に係止される。
前面パネル3の高さ調整は、マイナスドライバを上から
差し入れて吊上げボルト12先端の溝12bに掛けて、ボル
ト12を回転することによりボルト12は係止部材13を基準
にして上下する。上下したボルト12はハンガ部材10を介
して前面パネル3を上下させる。
差し入れて吊上げボルト12先端の溝12bに掛けて、ボル
ト12を回転することによりボルト12は係止部材13を基準
にして上下する。上下したボルト12はハンガ部材10を介
して前面パネル3を上下させる。
一方、前面パネルの水平方向の調整は長めのプラスドラ
イバを横から差し入れてその先端を偏心筒体14bに設け
た回転治具挿入孔14fに挿入して偏心筒体14bを回転させ
る。この偏心筒体14bは、第2図のA−A断面図である
第3図に示すように、偏心量の2倍(図示B)までネジ
部14aを水平方向に移動するので、吊上げボルト12と共
に前面パネル3は前後に移動する。
イバを横から差し入れてその先端を偏心筒体14bに設け
た回転治具挿入孔14fに挿入して偏心筒体14bを回転させ
る。この偏心筒体14bは、第2図のA−A断面図である
第3図に示すように、偏心量の2倍(図示B)までネジ
部14aを水平方向に移動するので、吊上げボルト12と共
に前面パネル3は前後に移動する。
尚、前記水平方向の移動調整にともなって前面パネル3
は第2図紙面表裏方向にも移動するが、この移動量は、
係止部材13を水平ビーム15に沿って移動すれだけで簡単
に直すことができる。
は第2図紙面表裏方向にも移動するが、この移動量は、
係止部材13を水平ビーム15に沿って移動すれだけで簡単
に直すことができる。
(考案の効果) 以上に述べた如く本考案は、ナット部を水平方向に移動
可能にしたので、前面パネルを上下・前後に調整可能に
なり、以って枠体と前面パネルとの据付を容易にし、組
付工数を大幅に削減できる。
可能にしたので、前面パネルを上下・前後に調整可能に
なり、以って枠体と前面パネルとの据付を容易にし、組
付工数を大幅に削減できる。
第1図は前面パネル付き小便器ユニット斜視図、第2図
は第1図の要部拡大断面図、第3図は第2図のA−A断
面図である。 2……枠体、3……前面パネル 10……ハンガ部材、12……吊上げボルト 13……係止部材、14……ナット部 14a……ネジ部、14b……偏心筒体 14c……弾発部材としての皿バネ
は第1図の要部拡大断面図、第3図は第2図のA−A断
面図である。 2……枠体、3……前面パネル 10……ハンガ部材、12……吊上げボルト 13……係止部材、14……ナット部 14a……ネジ部、14b……偏心筒体 14c……弾発部材としての皿バネ
Claims (2)
- 【請求項1】枠体の側面に前面パネルを取付ける前面パ
ネルの取付構造において、 前記取付構造は、前面パネルの裏面から水平に延出する
とともにボルト孔を有するハンガ部材と、 このハンガ部材のボルト孔を貫通して前面パネルを吊上
げる吊上げボルトと、 この吊上げボルトが螺合するナット部を備えるとともに
一端に把持部を設け、この把持部を枠体に係止するよう
にした係止部材とからなり、 前記ナット部は水平方向に移動可能に係止部材に設けら
れていることを特徴とする前面パネルの取付構造。 - 【請求項2】前記ナット部はネジ部を偏心して設けた偏
心筒体と、この偏心筒体を係止部材に圧着して摩擦力を
発生せしめる弾発部材とを備えていることを特徴とする
請求項1記載の前面パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16702188U JPH077469Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 前面パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16702188U JPH077469Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 前面パネルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0287843U JPH0287843U (ja) | 1990-07-11 |
JPH077469Y2 true JPH077469Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31454938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16702188U Expired - Lifetime JPH077469Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 前面パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077469Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP16702188U patent/JPH077469Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0287843U (ja) | 1990-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH077469Y2 (ja) | 前面パネルの取付構造 | |
JPH077468Y2 (ja) | 前面パネルの取付構造 | |
JP3483699B2 (ja) | 外壁パネルの支持構造 | |
JPH0746701Y2 (ja) | 枠材用建込み治具 | |
JPH0716827Y2 (ja) | 化粧枠取付装置 | |
JPH0620631U (ja) | 間仕切りの仮止め機能付きアジャスター装置 | |
JPH07267553A (ja) | エレベータ乗場ドアハンガーケース用取付雇 | |
JP2532220Y2 (ja) | シャッタ取付け構造 | |
JPH10292467A (ja) | バックハンガ及び衛生器具取付構造 | |
JPS5849282Y2 (ja) | 床パネルの取付装置 | |
JPS6012007Y2 (ja) | 床パネル取付装置 | |
JPH0738377U (ja) | 笠木等の設置高さ調節構造 | |
JP2602099Y2 (ja) | 無目材の取り付け構造 | |
JP3005352U (ja) | 建築物用手摺 | |
JPS623449Y2 (ja) | ||
JP2519654Y2 (ja) | 天井材の吊下げ構造 | |
JP2522574B2 (ja) | 壁パネルの取り付け構造 | |
JPH0626688Y2 (ja) | 壁パネルの出入調整装置 | |
JP2001241075A (ja) | 吊架台構造 | |
JP2001234568A (ja) | 床パン据付け構造 | |
JPH078885Y2 (ja) | パネル取付金物 | |
JPS5854512Y2 (ja) | 笠木の取付け構造 | |
JPH09279736A (ja) | 外壁パネルの支持構造 | |
JPH0384149A (ja) | 間仕切壁用高さ調整装置 | |
JPS6323429U (ja) |