JPH0716110B2 - スライドパネルの開閉機構 - Google Patents

スライドパネルの開閉機構

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JPH0716110B2
JPH0716110B2 JP1011917A JP1191789A JPH0716110B2 JP H0716110 B2 JPH0716110 B2 JP H0716110B2 JP 1011917 A JP1011917 A JP 1011917A JP 1191789 A JP1191789 A JP 1191789A JP H0716110 B2 JPH0716110 B2 JP H0716110B2
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JP
Japan
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slide panel
guide groove
window
pin
guide
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JP1011917A
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JPH02194593A (ja
Inventor
一栄 笠原
Original Assignee
株式会社ピーエフユー
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 電子機器等における操作部、ディスク挿入部等に装着さ
れるスライドパネルの開閉機構に関し、 外観に優れ、操作性のよいスライドパネル開閉機構を提
供することを目的とし、 枠体に設けられた長方形の窓の面に沿って移動するよう
に構成されたスライドパネルの開閉機構であって、前記
窓の相対する辺に沿って枠体の内側に一対の平行なガイ
ドプレートを突出して設け、スライドパネルの裏面側に
は前記各ガイドプレートに対面する固定金具を取付け、
前記ガイドプレートにはガイド溝が設けられ、一方、前
記固定金具には該ガイド溝に係合するピンが突設され、
前記ガイド溝は、スライドパネルのスライド方向に対し
て所定の角度をなして枠体の内側を指向する導入部とス
ライドパネルのスライド方向に対して平行な主案内部と
を滑らかな曲線で接続してなると共に、その中央領域は
両端領域に比して巾広く形成され、前記ピンはテーパー
状のワッシャを介して弾発的に前記ガイド溝内に嵌まり
込む構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電子機器等における操作部、ディスク挿入部
等に装着されるスライドパネルの開閉機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、スライドパネルの開閉機構に関しては、第6図
(a)、(b)、(c)に示すものが知られている。こ
れらはいずれもスライドパネル2から上下に突出してい
るピン3,6が、ガイド溝7に嵌まり込み、窓の開閉の際
にスライドパネルはこのガイド溝7に沿って所定の経路
を移動するように構成されている。(a)のものは、ガ
イド溝7が窓5の面に平行な一本の直線状をなし、スラ
イドパネル2の把手4を左に動かすことによってスライ
ドパネル2も直線上を移動し窓5を開くようになってい
る。一方、(b)に示されたものは、スライドパネル2
のピン3,6がそれぞれ窓5に対して内側に傾斜した一対
のガイド溝7,7′に嵌まり込み、窓5が開くにつれてス
ライドパネル2は窓の面に平行を維持しながら次第に枠
体8の内側に入り込むように構成されている。又、
(c)に示されたものは、前側のピン3が窓5の面に対
して内側に傾斜したガイド溝7に嵌まり込んでおり、窓
5を開くに際し、スライドパネル2を左方に移動させる
と、後ろ側にピン6もこの溝7内に入り、スライドパネ
ル2は窓5に対して傾斜した姿勢をとる。なお、図にお
いて、ガイド溝7上の●はピンの始点、○はピンの終点
を表す。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらの従来技術はそれぞれ問題点を有する。即ち、
(a)のスライドパネル2は、窓に平行な直線経路に沿
って開閉するため、枠体の内面又は外面に対して段差を
以て位置決めされる必要があり、意匠的に違和感を生じ
る。又、この段差のためにスライドパネルと枠体の間に
隙間が生じ、埃等が内部に侵入する原因ともなる。
(b)のものは、窓を開く場合にスライドパネルが枠体
の内部に深く進入するので、奥行寸法が増大してスペー
ス的に無駄を生じ易く、又、閉じる場合に窓内に指を深
く突っ込まねばならず、操作しにくい欠点がある。
(c)のものもその傾斜姿勢に起因して(b)と同じく
奥行寸法が増大すると共に、把手と枠体との間の隙間が
小さくなるので、窓を閉じる操作がやり難い欠点があ
る。
更に、これら各方式をスライドパネルの上方移動によっ
て窓を開く機構に採用した場合、スライドパネルを開い
たままで維持しようとしても、手を離すとスライドパネ
ルが自重で落下してしまう欠点がある。
本発明は、これらの従来技術の問題点を解決し、外観に
優れ、操作性のよいスライドパネルの開閉機構を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した発明の目的を達成すべく、本発明は、枠体に設
けられた長方形の窓の面に沿ってスライドすることによ
り該窓を全開、半開、閉鎖等の任意の位置に設定可能な
スライドパネルの開閉機構において、 前記窓の相対する辺に沿って前記枠体の内側に一対の平
行なガイドプレートを突出して設け、 スライドパネルの裏面側には前記各ガイドプレートに対
面する固定金具を取付け、 前記一対のガイドプレートにはそれぞれガイド溝が設け
られると共に前記固定金具には該ガイド溝に係合するピ
ンが突設され、 前記ガイド溝は、前記スライドパネルのスライド方向に
対して所定の角度をなして枠体の内側を指向する導入部
と該スライドパネルのスライド方向に対して平行な主案
内部とを滑らかな曲線で接続してなると共に、その中央
領域はその両端領域に比して巾広く形成され、 前記ピンは、バネ弾発力を受けたテーパー状のワッシャ
に前記ガイド溝内で挿通されることより、該テーパー状
ワッシャの傾面を該ガイド溝の縁部に接触、嵌合させ、
以て前記ピンと前記ワッシャにより前記ガイド溝の縁部
を前記バネ弾発力下で挟持するようにして前記ピンを前
記ガイド溝内の任意位置で停止可能にした構成を備える
スライドパネルの開閉機構を提供するものである。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更に
詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は、本発明にかかるスライドパネルの開閉機構を
枠体の内側から外に向かって見た概略の構成を示し、第
2図はその側面図を示す。
枠体10の一部に開けられた長方形の窓11の面に沿って、
矢印の方向にスライドするスライドパネル12が設けられ
ている。
窓11の左右両辺に沿って、一対のガイドプレート13が枠
体10から内側に向かって突出して固定されている。各ガ
イドプレート13には略L字形状をなす二つのガイド溝1
4,14′が上下に並列されて設けられている。
スライドパネル12の左右領域の裏面側には取付け金具15
が取付けられ、各金具15には上下に並んだ二つのピン1
6,16′が両側に突出して固定されている。このピン16,1
6′は前記各ガイド溝14,14′にそれぞれ係合してスライ
ドパネル12を窓11に平行に維持するものである。
ガイド溝14はL字型をなし、短い導入部14aと滑らかな
曲線でこれに接続された長い主案内部14bとからなって
いる。
次に、この構成の本発明のスライドパネル開閉機構の作
用について説明する。
スライドパネル12はピン16,16′をガイド溝14,14′の導
入部14a,14′aの端に係合させた状態で、枠体10の外側
に位置し、窓11を閉鎖している。窓11を開く場合には、
把手17を持ってスライドパネル12を窓11の内側に押し込
むようにする。するとピン16,16′は導入部14a,14′a
に沿って移動し、これにつれてスライドパネル12も窓11
の内側に入り込む。次いでピン16,16′は主案内部14b,1
4′bに滑り込み、これに沿って下降しする。すると、
スライドパネル12は窓11の内側に沿って下降し、窓を開
放する。
第3図に示すように、ピン16は、その基部に設けられた
ねじ部16aを有し、先端にすりわりを持つ頭部16bを有し
ている。このテーパー部16aの最大直径は前記ガイド溝1
4の最大巾よりも大きく設定されている。これを取付け
金具15に固定するには、先ず、図の右側からねじ部16a
を先にしてガイドプレート13のガイド溝14に挿入し、更
に溝14から突き出したピン16のねじ部16aに、円錐形状
をなすワッシャ19とスプリング20を挿入した上、ねじ部
16aを取付け金具15のねじ孔15aに挿入し、ばね座金21と
ナット22で固定する。これによって、ワッシャ19はスプ
リング20の作用によって前記頭部16bとの間でガイド溝1
4を弾発的に挟持し、ピン16とガイド溝14との相対位置
を安定して維持する。
第4図に示すように、ガイド溝14の巾は、その両端領域
で狭く(w)、中央領域で広く(W)設定されている。
上に述べたワッシャ19,スプリング20及び前記頭部16bと
からなる構成によれば、ガイド溝14の巾が変化しても、
第5図(a),(b)に示すようにガイドプレート13は
ピンのテーパー部16とワッシャ19とによってがたの無い
状態で適当な力で挟持される。その上、第5図(b)に
示す巾の広い中央領域においては、ワッシャ19が溝14内
に深く入り込んでスプリング20が巾の狭い両端領域に比
して伸び、ワッシャ19に対する押圧力が減って、少ない
力でピン16を動かすことができるようになるので、操作
が楽になる利点を有する。
この例においては、スライドパネルが上下方向に移動し
て窓を開閉する方式について説明したが、スライドパネ
ルが左右方向に開閉するものにも本発明は同様に適用す
ることが可能である。
〔発明の効果〕
以上、本発明によれば、スライドパネルを窓の外側に出
た状態で取付けても、円滑にこれを窓の内側に押し込ん
だ上、開放操作を行うことができ、意匠上の隘路が解消
する。又、すりわりを頭部の先端に有するピンとバネ弾
性力を受けたワッシャとの組み合わせによるガイド溝係
合機構により、常にガタの無い係合を得ることができ、
操作を円滑に行うことができる。
この機構を上下に窓を開閉する方式のスライドパネルに
応用した場合には、全開、半開、全閉等の任意の開閉状
態でスライドパネルを保持することが可能となり、更に
操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のスライドパネルの開閉機構の要部を
示す斜視図、 第2図は、同じく側面図、 第3図は、ピンの組み立てを示す平面図、 第4図は、ガイド溝の詳細図、 第5図(a),(b)は、ピンとガイド溝との係合状態
を示す断面図、 第6図(a),(b),(C)は、従来のスライドパネ
ルの開閉機構の作用を示す平面図である。 10……枠体、11……窓、12……スライドパネル、13……
ガイドプレート、14……ガイド溝、15……取付け金具、
16,16′……ピン、19……ワッシャ、20……スプリン
グ、21……ばね座金、22……ナット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体(10)に設けられた長方形の窓(11)
    の面に沿ってスライドすることにより該窓(11)を全
    開、半開、閉鎖等の任意の位置に設定可能なスライドパ
    ネルの開閉機構において、 前記窓(11)の相対する辺に沿って前記枠体(10)の内
    側に一対の平行なガイドプレート(13)を突出して設
    け、 スライドパネル(12)の裏面側には前記各ガイドプレー
    ト(13)に対面する固定金具(15)を取付け、 前記一対のガイドプレート(13)にはそれぞれガイド溝
    (14)が設けられると共に前記固定金具(15)には該ガ
    イド溝(14)に係合するピン(16,16′)が突設され、 前記ガイド溝(14)は、前記スライドパネル(12)のス
    ライド方向に対して所定の角度をなして枠体の内側を指
    向する導入部(14a)と該スライドパネル(12)のスラ
    イド方向に対して平行な主案内部(14b)とを滑らかな
    曲線で接続してなると共に、その中央領域はその両端領
    域に比して巾広く形成され、 前記ピン(16,16′)は、バネ弾発力を受けたテーパー
    状のワッシャ(19)に前記ガイド溝(14)内で挿通され
    ることより、該テーパー状ワッシャの傾面を該ガイド溝
    (14)の縁部に接触、嵌合させ、以て前記ピンと前記ワ
    ッシャにより前記ガイド溝の縁部を前記バネ弾発力下で
    挟持するようにして前記ピン(16、16′)を前記ガイド
    溝(14)内の任意位置で停止可能にした、 構成を備えたことを特徴とするスライドパネルの開閉機
    構。
JP1011917A 1989-01-23 1989-01-23 スライドパネルの開閉機構 Expired - Lifetime JPH0716110B2 (ja)

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JPH02194593A JPH02194593A (ja) 1990-08-01
JPH0716110B2 true JPH0716110B2 (ja) 1995-02-22

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100699149B1 (ko) * 2005-05-24 2007-03-22 엘지전자 주식회사 영상투사기의 배기 도어 개폐장치
JP4899234B2 (ja) * 2009-07-03 2012-03-21 オンキヨー株式会社 筐体のスライド扉装置およびこれを用いた映像音響機器
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