JP2604647Y2 - 摺動案内具及び被摺動体の取付構造 - Google Patents

摺動案内具及び被摺動体の取付構造

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JP2604647Y2 JP1993058789U JP5878993U JP2604647Y2 JP 2604647 Y2 JP2604647 Y2 JP 2604647Y2 JP 1993058789 U JP1993058789 U JP 1993058789U JP 5878993 U JP5878993 U JP 5878993U JP 2604647 Y2 JP2604647 Y2 JP 2604647Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、取付対象物に設けら
れたガイド溝に、適宜の被摺動体を取付けるための摺動
案内具及び被摺動体の取付構造に関し、より詳細には、
例えば自動車のサンルーフを適宜遮蔽させるために、該
サンルーフを構成する窓穴縁に備えられたレール等によ
りに形成されるガイド溝に、サンシェード等の被摺動体
を摺動自在に支持させるための摺動案内具及び該摺動案
内具を利用した被摺動体の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のサンシェード等の被摺動
体を適宜開閉させるために、該被摺動体を収める窓穴等
の両縁に夫々レール等を備えることにより一対のガイド
溝を形成して、該被摺動体を該ガイド溝の延びる方向に
向けて摺動自在に支持させる技術が各種の分野において
用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、こうした被
摺動体の摺動方向に向けられた前記一対のガイド溝間の
間隔を該ガイド溝の延設方向に亙るすべての位置で均等
に保つことは必ずしも容易でない。ここで、該一対のガ
イド溝間の寸法が、該ガイド溝間に収められる被摺動体
の幅寸法よりも広くなった場合には、該ガイド溝と該被
摺動体とが接し合う部分に該ガイド溝から離れ出す方向
に向けて力が加わることになるので、これにより該被摺
動体の円滑な摺動が妨げられ、場合によっては被摺動体
を摺動させることができなくなってしまう。
【0004】一方、該一対のガイド溝間の寸法が、該ガ
イド溝間に収められる被摺動体の幅寸法よりも狭くなっ
た場合には、該ガイド溝と該被摺動体とが接し合う部分
に該ガイド溝の溝底に向けられた力が加わることにな
り、これによっても該被摺動体の円滑な摺動が妨げら
れ、場合によっては被摺動体を摺動させることができな
くなってしまう。
【0005】またこれとは別に、ガイド溝と前記被摺動
体とが接し合う部分に寸法誤差等によりスペース等が生
じると、ガイド溝と被摺動体との間の摩擦が少なくな
り、この結果、適宜の位置に開閉動作させた被摺動体を
その位置で固定させることができず、その使い勝手が悪
いものとなる。特に、こうした摺動機構を自動車のウイ
ンドルーフ等のサンシェード等に適用した場合、自動車
の停止等により作用される慣性力により、サンシェード
等の被摺動体が無用に開閉動作してしまう不都合が生じ
る。
【0006】そこでこの考案は、第一に、こうした被摺
動体の摺動方向に向けられた前記一対のガイド溝間の間
隔が該ガイド溝の延設方向に亙るすべての位置において
均等でない場合であっても、該被摺動体の円滑な摺動を
確保することを目的とする。また第二に、被摺動体とガ
イド溝との間に適当な摩擦抵抗を生じさせることによ
り、該被摺動体を適宜の開閉位置で固定可能に支持する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案では、前記課題
を解決するために、請求項1に係る考案では、摺動案内
具10を、被摺動体の向き合っている側部の双方又はい
ずれか一方の側部に備えられると共に、底壁と、この底
壁に続く両側壁とを備えたガイド溝rに対して、摺動自
在に収められる摺動案内具10であって、この摺動案内
具10が、前記被摺動体に装着される本体12と、該本
体12を収め入れると共に、前記ガイド溝rに摺動自在
に収め入れられる摺動部材11とを備えており、該摺動
部材11には、前記ガイド溝rの底壁に相対する底板1
1c部が備えられていると共に、前記本体12には、前
記摺動部材11の前記底板部の内壁に当接される弾性片
12bが備えられている構造のものとした。
【0008】また請求項2に係る考案では、摺動案内具
20を、被摺動体の向き合っている側部の双方又はいず
れか一方の側部に備えられると共に、底壁と、この底壁
に続く両側壁とを備えたガイド溝rに対して、摺動自在
に収められる摺動案内具20であって、この摺動案内具
20が、前記被摺動体に装着されると共に前記ガイド溝
rに摺動自在に収め入れられる摺動部材21と、被摺動
体の上方に位置される部材面に接して当該被摺動体の上
下方向へのガタ付きを防止する緩衝部材22とを備えて
おり、該摺動部材21には、前記ガイド溝rの前記底壁
に当接される弾性片21iが備えられている構造のもの
とした。
【0009】また請求項3に係る考案では、被摺動体の
取付構造を、底壁と、この底壁に続く両側壁とを備えた
一対のガイド溝r、r間で被摺動体を組み付ける取付構
造であって、該被摺動体の向き合っている側部の一方に
第一の摺動案内具10が、他方に第二の摺動案内具20
が備えられており、前記第一の摺動案内具10は、前記
被摺動体に装着される本体12と、該本体12を収め入
れると共に、前記ガイド溝rに摺動自在に収められる摺
動部材11とを備えており、該摺動部材11には、前記
ガイド溝rの底壁に相対する底板11c部が備えられて
いると共に、前記本体12には、前記摺動部材11の前
記底板11c部の内壁に当接される弾性片12bが備え
られており、前記第二の摺動案内具20は、前記ガイド
溝rに摺動自在に収められると共に、該ガイド溝rの前
記底壁に当接される弾性片21iを備えており、前記被
摺動体に備えられている前記第一の摺動案内具10と第
二の摺動案内具20とを、前記ガイド溝rに摺動自在に
収め入れてある構造のものとした。
【0010】
【作用】請求項1に係る考案では、摺動案内具10を、
被摺動体の向き合っている側部の双方又はいずれか一方
の側部に備えられると共に、底壁と、この底壁に続く両
側壁とを備えたガイド溝rに対して、摺動自在に収めら
れる摺動案内具10であって、この摺動案内具10が、
前記被摺動体に装着される本体12と、該本体12を収
め入れると共に、前記ガイド溝rに摺動自在に収め入れ
られる摺動部材11とを備えており、該摺動部材11に
は、前記ガイド溝rの底壁に相対する底板11c部が備
えられていると共に、前記本体12には、前記摺動部材
11の前記底板11c部の内壁に当接される弾性片12
bが備えられている構造のものとしたので、前記ガイド
溝rと該ガイド溝rが設けられている側と反対の側の前
記被摺動体の支持縁との間の寸法がやや広がったり、あ
るいは、やや狭まっても、被摺動体を移動させることな
く、この寸法変化の分だけ該被摺動体に装着されている
前記本体12のみを前記摺動部材11内において移動さ
せてこの変化を吸収することができる。
【0011】また請求項2に係る考案では、摺動案内具
20を、被摺動体の向き合っている側部の双方又はいず
れか一方の側部に備えられると共に、底壁と、この底壁
に続く両側壁とを備えたガイド溝rに対して、摺動自在
に収められる摺動案内具20であって、この摺動案内具
20が、前記被摺動体に装着されると共に前記ガイド溝
rに摺動自在に収め入れられる摺動部材21と、被摺動
体の上方に位置される部材面に接して当該被摺動体の上
下方向へのガタ付きを防止する緩衝部材22とを備えて
おり、該摺動部材21には、前記ガイド溝rの前記底壁
に当接される弾性片21iが備えられている構造のもの
としたので、この弾性片21iの当接により該底壁との
間に生じる摩擦により、被摺動体の摺動にあたり該被摺
動体を適宜の移動位置で固定することができ、またガイ
ド溝rの上下方向に向けられた該被摺動部材のガタ付き
の防止に寄与することができる。
【0012】また請求項3に係る考案では、被摺動体の
取付構造を、底壁と、この底壁に続く両側壁とを備えた
一対のガイド溝r、r間で被摺動体を組み付ける取付構
造であって、該被摺動体の向き合っている側部の一方に
第一の摺動案内具10が、他方に第二の摺動案内具20
が備えられており、前記第一の摺動案内具10は、前記
被摺動体に装着される本体12と、該本体12を収め入
れると共に、前記ガイド溝rに摺動自在に収められる摺
動部材11とを備えており、該摺動部材11には、前記
ガイド溝rの底壁に相対する底板11c部が備えられて
いると共に、前記本体12には、前記摺動部材11の前
記底板11c部の内壁に当接される弾性片12bが備え
られており、前記第二の摺動案内具20は、前記ガイド
溝rに摺動自在に収められると共に、該ガイド溝rの前
記底壁に当接される弾性片21iを備えており、前記被
摺動体に備えられている前記第一の摺動案内具10と第
二の摺動案内具20とを、前記ガイド溝rに摺動自在に
収め入れてある構造のものとしたので、前記一対のガイ
ド溝r、r間の寸法がやや広がったり、あるいは、やや
狭まっても、被摺動体を移動させることなく、この寸法
変化の分だけ該被摺動体に装着されている前記第一の摺
動案内具10の本体12のみを該第一の摺動案内具10
の前記摺動部材11内において移動させてこの変化を吸
収することができ、しかも、前記第二の摺動案内具20
の弾性片21iと前記ガイドr溝の底壁への当接により
該底壁との間に生じる摩擦により、被摺動体の摺動にあ
たり該被摺動体を適宜の移動位置で仮止めすることがで
きる。
【0013】
【実施例】以下では、この考案に係る摺動案内具及び該
摺動案内具を利用した被摺動体の取付構造の典型的な実
施例を、図1ないし図14に基づいて説明する。なお、
この実施例でいう第一の摺動案内具10とは、実用新案
登録登録請求の範囲記載の請求項1にいう摺動案内具お
よび請求項3にいう第一の摺動案内具に対応した構造を
備えるものである。また、この実施例でいう第二の摺動
案内具20とは、実用新案登録登録請求の範囲記載の請
求項2にいう摺動案内具および請求項3にいう第二の摺
動案内具に対応した構造を備えるものである。
【0014】ここで、図1は、この考案に係る摺動案内
具を自動車のサンシェードBの組み付けに利用した例
を、該自動車のルーフP外側から見た平面図である。ま
た、図2は、前記第一の摺動案内具10を分解して示し
た斜視図であり、図3は、図2における摺動部材11を
図2において表されている側と反対の側から見た平面図
であり、図4は図2における摺動部材11を図2の右側
から見た側面図であり、図5は、図3におけるA−A線
断面図である。また、図6は、図2における本体12を
図2において表されている側と反対の側から見た平面図
であり、図7は、図6の右側から見た側面図において図
6におけるB−B線で一部を破断して示した側面図であ
る。また、図8は、前記第二の摺動案内具20を分解し
て示した斜視図であり、図9は、図8における摺動部材
21を図8において表されている側と反対の側から見た
平面図であり、図10は図8における摺動部材21を図
8の上側から見た側面図であり、図11は、図8におけ
るC−C線断面図である。また、図12は、図8におけ
る緩衝部材22の一部を破断して示す側面図である。さ
らに、図13は、前記第一の摺動案内具10の使用状態
を示す平面図(上段の図)および該平面図におけるD−
D線断面図(下段の図)であり、図14は、前記第二の
摺動案内具20の使用状態を示す平面図(上段の図)お
よび該平面図におけるE−E線断面図(下段の図)であ
る。
【0015】図1に示されるように、この実施例に係る
第一の摺動案内具10および第二の摺動案内具20は、
例えば、自動車のサンルーフ部Sを構成する窓穴Wの相
対する窓穴縁W’、W’に沿って設けられる一対のレー
ルR、R間で、該窓穴Wを遮蔽させるためのサンシェー
ドBを、該一対のレールR、Rに対して摺動自在に組み
付けるために用いられる。すなわち、前記第一の摺動案
内具10および第二の摺動案内具20は、前記サンシェ
ードBの前記レールR、Rに向き合った側縁の適宜の位
置に一側部を組みつけられると共に、他側部を断面略コ
字状に形成されている前記レールR、Rのガイド溝r
(実用新案登録請求の範囲にいうガイド溝に相当す
る。)内に摺動自在に収め入れられることにより、前記
サンシェードBを該レールR、Rに摺動自在に支持させ
るように用いられる。
【0016】[第一の摺動案内具10] 先ず、第一の摺動案内具10は、図2に示されるよう
に、摺動部材11と本体12とから構成されている。
【0017】図2、図3、図4および図5に示される摺
動部材11は、長方板状の基板11aを主体として構成
されている。この基板11の一方の面側には、この基板
11aの幅側の両縁に沿って一対の側板11b、11b
が、また、該基板11aの長手側の一方の側縁に沿い、
かつ、前記一対の側板11b、11bに両端で連続する
底板11cが、それぞれ、前記基板11aの面に略直交
する向きに設けられている。
【0018】図2に示されるように、前記基板11aの
前記側板11bおよび前記底板11cが設けられていな
い側の面には、該基板11aの長手方向ほぼ中程の位置
に、前記底板11cが設けられていない側の長手側の側
縁に沿った緩衝突部11dが設けられている。この緩衝
突部11d表面には、緩衝シート11d’等の適宜の緩
衝補助材が張り込まれている。
【0019】また、前記基板11aの前記底板11cが
設けられていない側の側縁に沿って、細長穴11eが開
設されている。この細長穴11e内には、該細長穴11
eの幅側の両縁にその両端を連設させるように細長板状
の弾性片11fが配設されている。この弾性片11f
は、前記基板11aの外方に向けてその中央部を突き出
すように湾曲状に形成されている。
【0020】また、図3および図4に示されるように、
前記基板11aの前記底板11c先端部には、該底板1
1cに沿って、リブ状の摺動凸条11gが条設されてい
る。図5に示されるように、この摺動凸条11gの先端
は、前記一対の側板11b、11bおよび底板11cの
先端よりも、前記基板11aの外方に向けて突き出され
ている。なお、図4および図5に示されるように、該摺
動凸条11gの基部の前記底板11cの面と前記底板1
1c外面との間には、複数の補強リブ11hが設けられ
ている。
【0021】また、前記一対の側板11b、11bの先
端には、対をなす他の側板11bの側に向けて、該側板
11bに沿い、かつ、前記基板11aの面に略平行な面
を備えた保持板部11i、11iが備えられている。
【0022】次いで、図2、図6および図7に示される
本体12は、前記摺動部材11の前記側板11b、11
b間に収まる長さ寸法を有する細長板状の基板12aを
主体として構成されている。
【0023】この基板12aの長手方向に亙る一方の側
縁には、該側縁と該基板12aの幅側の一方の側縁とが
接しあう位置近傍より、桿状の弾性片12bが突設され
ており、この弾性片12bはその基部側と反対の側にあ
る前記基板12aの幅側の側縁に向けて外広がり状に傾
斜して設けられている。
【0024】前記基板12aの一方の面には、該基板1
2aの長手方向略中程の位置に、該基板12aの長手側
の一方の側縁から他方の側縁に向けて、該基板12aの
幅側の側縁に略平行な溝12cが条設されている。この
溝12cは、前記基板12aの長手側の側縁部で、両溝
端を内外に連通させる溝とされている。
【0025】この溝12cを挟んだ対称位置には、該基
板12aの肉厚方向に向けて一対の取付穴12d、12
dが透設されている。この取付穴12dは、前記溝12
cが設けられている前記基板12aの面側でリベットJ
等の適宜の連結部材の頭部を収め入れるために拡径とさ
れており、この拡径穴部12d’はその穴の一部で前記
基板12aの長手側の一方の側縁面を切り欠いている。
【0026】また、この基板12aの幅方向に亙る両側
縁は、薄肉に形成されており、この両側縁部に、前記溝
12cが設けられている側の面と反対側の面から落ち込
む段部12eを形成している。
【0027】なお、前記基板12aの前記溝12cが設
けられていない側の面には、該溝12cと前記一対の取
付穴12d、12dの一方の取付穴12dとの間に、位
置決め突部12fが設けられている。
【0028】このように構成される摺動部材11と本体
12とを、図13に示されるように、該本体12を前記
弾性片12bが設けられている側から該摺動部材11の
前記一対の側板11b、11b間に収め入れることによ
り、第一の摺動案内具10が構成されている。
【0029】ここで、前記摺動部材11の両側板11
b、11bの内面には、前記底板11cの側に向けて、
略平行に延設される一対のリブ11j、11jにより案
内溝11j’が形成されており、一方、前記本体12の
幅方向に亙る両側縁面には、該幅方向に亙ってリブ12
gが設けられている。そして、この収め入れにあたって
は、該本体12は、前記案内溝11j’に該リブ12g
を導入しながら、その幅方向に亙る両側縁に位置する前
記段部12eを前記摺動部材11の前記基板11a内面
と前記保持板部11iとの間で挟み込み状に支持され
る。また、前記摺動部材11の基板11aの長手方向略
中程の位置には、前記底板11cが設けられていない側
の長手方向に亙る側縁より、該底板11cの側に向けて
前記基板11aの幅側の側縁に略平行なリブ11kが設
けられており、前記の収め入れにあたり、前記本体12
は、前記溝12cにこのリブ11kを導入させる。
【0030】そしてこのように前記摺動部材11に収め
入れられた前記本体12は、前記摺動部材11の幅方向
に亙る両側縁部近傍に設けられている前記基板11aの
幅方向に沿った細長状の一対の溝11m、11m内に、
前記本体12の幅側縁近傍において、前記溝12cが設
けられている側の面より突設されている断面略三角形状
の小突起12h、12hを収め入れることにより、前記
収め入れ状態を維持可能に組み付けられる。すなわち、
該小突起12hは、前記摺動部材11への収め入れ方向
に向けられた面を緩やかな傾斜面12h’とする一方
で、該収め入れ方向に対向する面を前記基板12aの面
に略直交させる係当面12h”としている。したがっ
て、前記摺動部材11に前記のように本体12を一旦収
め入れた後は、該本体12を前記摺動部材11内で移動
させた場合、該係当面12h”が前記摺動部材11の前
記底板11cが設けられていない側の前記溝11mの溝
縁面11m’に当接させられ、これにより、この位置よ
り先に前記本体12が移動されることはなく、前記摺動
部材11内からの該本体12の抜け出しが規制される。
これにより、前記摺動部材11に収められた該本体12
は、該摺動部材11の溝mの長さ寸法分だけ、該摺動部
材11内で移動可能とされることとなる。
【0031】次いで、このように構成される第一の摺動
案内具10の使用状態について説明する。
【0032】この第一の摺動案内具10は、図2に示さ
れるように、この実施例では、サンシェードBの側縁に
前記本体12を組み付けることにより、該サンシェード
Bに固定される。すなわち、該サンシェードBに開設さ
れた一対の取付穴B’、B’に対して前記本体12に設
けられている一対の取付穴12d、12dが連通される
ように、前記本体12の前記位置決め突部12fが設け
られている側の面を該サンシェードB面に添装させた
後、図13に示されるように、該穴B’および12d内
にリベットJ等の適宜の連結部材を挿通、カシメ付け等
することにより、前記第一の摺動案内具10は該サンシ
ェードBに固定される。なお、この実施例では、該サン
シェードBの一対の前記取付穴B’、B’間に、前記本
体12の前記位置決め突部12fに対応する位置決め穴
B”を開設させて、この穴B”内に該位置決め突部12
fを嵌め入れることにより、前記取付穴B’と前記取付
穴12dとの連通状態を確保し易い構成としてある。
【0033】次いで、図12に基づいて、第一の摺動案
内具10の機能について説明する。
【0034】前記のように、サンシェードBに組み付け
られた第一の摺動案内具10は、図12において示され
るように、断面略コ字状のレールRにその摺動部材11
側を収め入れ、かつ、前記摺動部材11に設けられた摺
動凸条11gを該レールRの一方の側壁に該レールRの
長さ方向に沿って設けられている溝R’に収め入れるこ
とにより、該レールRのガイド溝r内で摺動可能に組み
付けられている。
【0035】ここで、前記本体12に組み付けられてい
るサンシェードBにより、前記のようにレールRに組み
付けられた第一の摺動案内具10の該本体12の前記小
突起12hが、前記摺動部材11の前記溝11mの略中
程の位置まで押し込まれるように、該サンシェードBの
幅寸法ないしは該サンシェードBが組み付けられる一対
のレールR、R間の寸法を設定しておくことにより、該
一対のレールR、R間の寸法がやや広がったり、あるい
は、やや狭まっても、サンシェードBを移動させること
なく、この寸法変化の分だけ図13における左右方向に
向けて前記本体12のみを前記摺動部材11内において
移動させてこの変化を吸収することができる。したがっ
て、こうした寸法変化を吸収できない場合に生じる、前
記レールRの外側の溝R’の側面R’−1への前記摺動
凸条11gの押し付け、あるいは、前記レールRの内側
の溝R’の側面R’−2への前記摺動凸条11gの押し
付けを生じさせることはない。すなわち、この実施例に
係る第一の摺動案内具10によれば、サンシェードBを
支持する一対のレールR、R間の寸法の変化に起因した
こうした前記レールRの側面R’−1、R’−2への前
記摺動凸条11gの押し付けによるサンシェードBの摺
動状態の不安定化を防止することができる。
【0036】また、図13に示されるように、前記本体
12には前記弾性片12bが設けられており、この弾性
片12bが前記摺動部材11の底板11c内面に弾性的
に当接されて、該本体12を前記底板11cから離れ出
す方向に常時付勢しているので、前記のような一対のレ
ールR、R間の寸法の変化に伴なう前記摺動部材11内
での前記本体12の移動の有無に拘わらず、該第一の摺
動案内具10の収められているレールRに相対するレー
ルR側に向けて該サンシェードBを押し込む力を常に働
かせることができ、一対のレールR、R間においてサン
シェードBをガタ付きなく支持させることができる。
【0037】また、この実施例においては前記レールR
の前記溝R’が設けられていない側の側壁面に前記摺動
部材11の前記弾性片11fがその外側面11f’を弾
性的に当接させる構成とされており、該レールRの上下
方向に向けた前記サンシェードBのガタ付きが防止され
ている。なお、図2に示されるように、この弾性片11
fの略中間位置および両端部には、該弾性片11fの内
面に該弾性片11fの幅方向に向けられた弧状の凹部1
2f”がそれぞれ形成されており、この弾性片11fの
弾性変形の容易化が図られている。
【0038】また、前記基板11aの緩衝突部11d
は、前記サンシェードB上にあって前記サンルーフ部S
を塞ぐガラス等を取り付ける適宜のフレーム部材面に接
して、前記レールRの上下方向に向けられた該サンシェ
ードBのガタ付き防止に寄与する機能を有する。
【0039】なお、この実施例に係る第一の摺動案内具
10では、前記摺動部材11の弾性片11fを前述の構
成としているが、前記レールRの側壁面に弾性的に当接
される機能を有する限り、該弾性片11fの形状、材質
は問われない。また、前記本体12の弾性片12bも、
前記摺動部材11の底板11c内面に弾性的に当接され
る機能を有する限り、該弾性片12bの形状、材質は問
われない。
【0040】また、図1に示されるように、前記サンシ
ェードBの一方の側縁に前記第一の摺動案内具10の一
側を組み付けると共に、前記レールRに該案内具10の
他側を収め入れてサンシェードBの組み付けを行う他
に、前記サンシェードBの両側にこの実施例に係る第一
の摺動案内具10を組み付けてサンシェードBの組み付
けを行っても良い。また、使用される第一の摺動案内具
10の個数、取付位置は、サンシェードBの寸法等を考
慮して適宜の位置に変更可能である。
【0041】[第二の摺動案内具20] 次いで、第二の摺動案内具20は、図8に示されるよう
に、摺動部材21と緩衝部材22とから構成されてい
る。
【0042】図8、図9、図10および図11に示され
る摺動部材21は、長方板状の基板21aを主体として
構成されている。この基板21aの一方の面側には、こ
の基板21aの幅側の両縁に沿って一対の側板21b、
21bが、また、該基板21aの長手側の一方の側縁に
沿い、かつ、前記一対の側板21b、21bに両端で連
続する底板21cが、それぞれ、前記基板21aの面に
略直交する向きに設けられている。
【0043】図8に示されるように、前記一対の側板2
1b、21bの先端には、対をなす他の側板21bの側
に向けて、該側板21bに沿い、かつ、前記基板21a
の面に略平行な面を備えた保持板部21d、21dが備
えられている。
【0044】また、前記基板21aの長手方向略中程の
位置には、該基板21a幅側の縁に略平行な二条のリブ
21e、21eが互いに間隔を開けて、該基板21aの
前記底板21cが設けられていない側の長手側の側縁か
ら該底板21c内面に向けて条設されている。
【0045】また、該リブ21e、21eと前記側板2
1b、21bとの間に位置される前記基板21a面に
は、一対の取付穴21f、21fが透設されている。
【0046】また、図10および図11に示されるよう
に、前記基板21aの前記リブ21e、21eが設けら
れていない側であって、前記底板21cの設けられてい
る側の縁部には、該底板21cに沿って、リブ状の摺動
凸条21gが条設されている。
【0047】前記基板21aの前記底板21cが設けら
れている側では、前記一対の側板21b、21b間に細
長板状の弾性片21kが架設されている。この弾性片2
1kは、前記基板21aの外方に向けてその中央部を突
き出すように湾曲状に形成されている。
【0048】また、前記一対の側板21b、21bの前
記底板21cと接し合わない側の幅側の縁部からは、該
底板21cの側に向けて該側板21bの外面との間に稍
間隔を開け、かつ、該側板21b面と略平行な面を備え
た一対の板状腕21h、21hが設けられている。そし
て前記底板21cの外面との間に稍間隔を開けて、この
板状腕21h、21h間に細長板状の弾性片21iが架
設されている。この弾性片21iは、前記底板21cの
外面から離れ出す方向に向けてその中央部を突き出すよ
うに湾曲状に形成されている。
【0049】なお、前記基板21aの前記リブ21eが
設けられていない側の面には、位置決め突部21jが設
けられている。
【0050】次いで、図8および図12に示される緩衝
部材22は、前記摺動部材21の前記側板21b、21
b間に収まる長さ寸法を有する細長板状の基板22aを
主体として構成されている。
【0051】この基板22aの一方の面には、該基板2
2aの長手方向略中程の位置に、該基板22aの長手側
の一方の側縁から他方の側縁に向けて、該基板22aの
幅側の側縁に略平行な二条の溝22b、22bが互いに
間隔を開けて条設されている。この溝22bは、前記基
板22aの長手側の側縁部で、両溝端を内外に連通させ
る溝とされている。
【0052】この二条の溝22bを挟んだ対称位置に
は、該基板22aの肉厚方向に向けて一対の取付穴22
c、22cが透設されている。
【0053】また、この基板22aの前記溝22bが設
けられていない側の面には、該基板22aの長手方向略
中程の位置に、緩衝突部22dが設けられている。この
緩衝突部22d表面には、緩衝シート22d’等の適宜
の緩衝補助材が張り込まれている。
【0054】このように構成される摺動部材21と緩衝
部材22とを、図14に示されるように、該緩衝部材2
2を該摺動部材21の前記一対の側板21b、21b間
に収め入れることにより、第二の摺動案内具20が構成
されている。
【0055】すなわち、前記摺動部材21の基板21a
内面に設けられている前記一対のリブ21e、21e
が、前記緩衝部材22の二条の溝22b、22bに収め
られるように、前記緩衝突部22dの側を上にして、該
緩衝部材22を前記摺動部材21に収め入れることがで
きる構成とされている。
【0056】次いで、このように構成される第二の摺動
案内具20の使用状態について説明する。
【0057】この第二の摺動案内具20は、図8に示さ
れるように、この実施例では、サンシェードBの側縁に
前記摺動部材21を組み付けることにより、該サンシェ
ードBに固定される。すなわち、該サンシェードBに開
設された一対の取付穴B’、B’に対して前記摺動部材
21に設けられている一対の取付穴21f、21fおよ
び前記緩衝部材22に設けられた取付穴22c、22c
が夫々連通されるように、前記摺動部材21の前記位置
決め突部21jが設けられている側の面を該サンシェー
ドB面に添装させた後、図13に示されるように、該穴
B’、21fおよび22c内にリベットJ等の適宜の連
結部材を挿通、カシメ付け等することにより、前記第二
の摺動案内具20は該サンシェードBに固定される。な
お、この実施例では、該サンシェードBの一対の前記取
付穴B’、B’間に、前記摺動部材21の前記位置決め
突部21jに対応する位置決め穴B”を開設させて、こ
の穴B”内に該位置決め突部21jを嵌め入れることに
より、前記取付穴B’と前記取付穴21fおよび22c
との連通状態を確保し易い構成としてある。
【0058】次いで、図14基づいて、第二の摺動案内
具20の機能について説明する。
【0059】前記のように、サンシェードBに組み付け
られた第二の摺動案内具20は、図14おいて示される
ように、断面略コ字状のレールR内に、前記摺動部材2
1に設けられた摺動凸条21gを該レールRの一方の側
壁に該レールRの長さ方向に沿って設けられている溝
R’に収め入れた状態で収め入れられることにより、該
レールRのガイド溝r内で摺動可能に組み付けられてい
る。
【0060】ここで、前記摺動部材21には、前記底板
21cから離れ出す方向に向けて湾曲される前記弾性片
21iが設けられており、この弾性片21iの外面は該
レールRの底壁面r’に常時弾性的に当接される構成と
されている。したがって、この弾性片21iの当接によ
り、図1における上下方向に向けられたサンシェードB
の移動にはある程度の力が必要とされることになる。こ
れにより、サンシェードBを適宜の移動位置で固定する
ことができ、また、車両の急停止時等において慣性力の
作用を受けて、該サンシェードBが勝手に移動すること
を防止することができる。
【0061】また、特に、前記摺動凸条21gが収めら
れている前記レールRの溝R’と、該弾性片21iが当
接されている該レールRの底壁面r’との間の間隔に変
化があっても、この変化に伴って該弾性片21iは更に
弾性変形し、あるいは適宜弾性復帰をして、常に前記レ
ールR’の底壁面r’に弾性的に当接するように機能す
る。したがって、こうした寸法の変化に拘わらず、前記
サンシェードBの固定状態を維持できる機能を有する。
なお、図8に示されるように、この弾性片21iの略中
間位置および両端部に位置する該弾性片21iの内面に
は、該弾性片21iの幅方向に向けてそれぞれ弧状の凹
部21i’が形成されており、この弾性片21iの弾性
変形の容易化が図られている。
【0062】また、この実施例においては前記レールR
の前記溝R’が設けられていない側の側壁面に前記摺動
部材21の前記弾性片21kその外側面21k’を弾性
的に当接させる構成とされており、該レールRの上下方
向に向けた前記サンシェードBのガタ付きが防止されて
いる。図8に示されるように、この弾性片21gの略中
間位置および両端部に位置する該弾性片21kの内面に
は、該弾性片21kの幅方向に向けてそれぞれ弧状の凹
部21k”が形成されており、この弾性片21kの弾性
変形の容易化が図られている。
【0063】また、前記緩衝部材22の緩衝突部22d
は、前記サンシェードB上にあって前記サンルーフ部S
を塞ぐガラス等を取り付ける適宜のフレーム部材面に接
して、前記レールRの上下方向に向けられた該サンシェ
ードBのガタ付き防止に寄与する機能を有する。
【0064】なお、この実施例に係る第二の摺動案内具
20では、前記摺動部材21の弾性片21iを前述の構
成としているが、前記レールRの底壁面r’に弾性的に
当接される機能を有する限り、該弾性片21cの形状、
材質は問われない。また、前記弾性片21kも、前記レ
ールRの溝R’が設けられていない側の側壁面に弾性的
に当接される機能を有する限り、該弾性片21kの形
状、材質は問われない。
【0065】また、図1に示されるように、前記サンシ
ェードBの一方の側縁に前記第二の摺動案内具20の一
側を組み付けると共に、前記レールRに該案内具20の
他側を収め入れてサンシェードBの組み付けを行う他
に、前記サンシェードBの両側にこの実施例に係る第二
の摺動案内具20を組み付けてサンシェードBの組み付
けを行っても良い。また、使用される第二の摺動案内具
20の個数、取付位置は、サンシェードBの寸法等を考
慮して適宜の位置に変更可能である。
【0066】[第一の摺動案内具10および第二の摺動
案内具20の双方を用いた取付構造] なお、以上に説明した第一の摺動案内具10と第二の摺
動案内具20との双方を、サンシェードBに取り付けて
前記一対のレールR、Rに対する組み付けを行うことに
より、サンシェードBの摺動の安定化および適宜の開放
位置での固定状態の維持等の機能を併せ持たせることが
できる。
【0067】すなわち、図1に示されるように、サンシ
ェードBの一方の側縁に適宜の間隔を開けて前記第一の
摺動案内具10を取り付けると共に、他方の側縁の該サ
ンシェードBの開閉移動方向を中心とした略対称位置
に、前記第二の摺動案内具20を取り付けて、該両摺動
案内具10、20をサンルーフ部Sを形成する窓穴Wの
両側縁に設けられた前記レールR、R内に収め入れるこ
とにより、サンシェードBの一方の側縁側で、前記一対
のレールR、R間の寸法の変化を吸収して、該サンシェ
ードBの摺動の安定化を図ることができ、また、前記サ
ンシェードBの他方の側縁側で前記レールRの底壁面
r’との間に適宜の摩擦抵抗を常時発生させて、該サン
シェードBの適宜の開放位置での固定状態の維持等の機
能を発揮させることができる。
【0068】
【考案の効果】請求項1に係る考案では、被摺動体を収
め入れるガイド溝rと該ガイド溝rが設けられている側
と反対の側の該被摺動体の支持縁との間の寸法がやや広
がったり、あるいは、やや狭まっても、被摺動体を移動
させることなく、この寸法変化の分だけ該被摺動体に装
着されている摺動案内具10の本体12のみを摺動部材
11内において移動させてこの変化を吸収することがで
きるので、前記ガイド溝rとの間の間隔が該ガイド溝r
の延設方向に亙るすべての位置においても均等でない場
合であっても、該被摺動体の円滑な摺動を確保すること
ができる。
【0069】また、該摺動案内具10の摺動部材11の
底板11c内面に前記本体12に設けられた弾性片12
bが接することにより、該本体12を常時該摺動部材1
1から離れだす方向に付勢できるので、該本体12が組
み付けられている前記被摺動体に対して、常に該摺動案
内具10が固定されている側と反対の側に向けた押し込
み力を働かせることができ、これにより、前記摺動部材
11内での前記本体12の移動の有無に拘わらず、該被
摺動体を該摺動案内具10が設けられているガイド溝r
と、他の支持縁との間で、ガタ付きなく支持することが
できる。
【0070】また請求項2に係る考案では、摺動部材2
1に該摺動部材21の収め入れられるガイド溝rの底壁
に当接される弾性片21iを設けており、この弾性片2
1iの当接により摩擦力を生じさせることができるの
で、被摺動体の摺動にあたり該被摺動体を適宜の移動位
置で固定することができる。また被摺動体の上方に位置
される部材面に接して当該被摺動体の上下方向へのガタ
付きを防止する緩衝部材22を備えているので、ガイド
溝rの上下方向に向けられた該被摺動体のガタ付きの防
止に寄与することができる。
【0071】また請求項3に係る考案では、該被摺動体
の向き合っている側部の一方に前記請求項1の摺動案内
具に対応した第一の摺動案内具10を、他方に前記請求
項2の摺動案内具に対応した第二の摺動案内具20が備
えられているので、一対の前記ガイド溝r、r間で摺動
可能に収められる被摺動体の取付構造において、該被摺
動体の円滑な摺動を常時確保しながら、該被摺動体をガ
タ付きなく支持し、しかも、被摺動体の摺動にあたり該
被摺動体を適宜の移動位置で固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】摺動案内具10及び20を自動車のサンシェー
ドBの組み付けに利用した例を、該自動車のルーフP外
側から見た平面図である。
【図2】第一の摺動案内具10の分解斜視図である。
【図3】摺動部材11の平面図である。
【図4】摺動部材11の側面図である。
【図5】図3におけるA−A線断面図である。
【図6】本体12の平面図である。
【図7】図6におけるB−B線断面図である。
【図8】第二の摺動案内具20の分解斜視図である。
【図9】摺動部材21の平面図である。
【図10】摺動部材21の側面図である。
【図11】図8におけるC−C線断面図である。
【図12】緩衝部材22の一部破断側面図である。
【図13】第一の摺動部材10の使用状態を表す平面図
及び該平面図におけるD−D線断面図である。
【図14】第二の摺動部材20の使用状態を表す平面図
及び該平面図におけるE−E線断面図である。
【符号の説明】
P ルーフ S サンルーフ部 B サンシェード R レール W 窓穴 J リベット 10 第一の摺動案内具 11 摺動部材 12 本体 20 第二の摺動案内具 21 摺動部材 22 緩衝部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吹野 優 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号富士 重工業株式会社内 (72)考案者 加藤 文雄 埼玉県大里郡妻沼町大字弥藤吾578番地 株式会社リード内 (72)考案者 四宮 健 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 (56)参考文献 実開 昭61−127018(JP,U) 実開 昭56−97116(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/00 - 7/02

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被摺動体の向き合っている側部の双方又
    はいずれか一方の側部に備えられると共に、底壁と、こ
    の底壁に続く両側壁とを備えたガイド溝に対して、摺動
    自在に収められる摺動案内具であって、 この摺動案内具が、前記被摺動体に装着される本体と、
    該本体を収め入れると共に、前記ガイド溝に摺動自在に
    収め入れられる摺動部材とを備えており、 該摺動部材には、前記ガイド溝の底壁に相対する底板部
    が備えられていると共に、前記本体には、前記摺動部材
    の前記底板部の内壁に当接される弾性片が備えられてい
    ることを特徴とする摺動案内具。
  2. 【請求項2】 被摺動体の向き合っている側部の双方又
    はいずれか一方の側部に備えられると共に、底壁と、こ
    の底壁に続く両側壁とを備えたガイド溝に対して、摺動
    自在に収められる摺動案内具であって、 この摺動案内具が、前記被摺動体に装着されると共に前
    記ガイド溝に摺動自在に収め入れられる摺動部材と、被
    摺動体の上方に位置される部材面に接して当該被摺動体
    の上下方向へのガタ付きを防止する緩衝部材とを備えて
    おり、 該摺動部材には、前記ガイド溝の前記底壁に当接される
    弾性片が備えられていることを特徴とする摺動案内具。
  3. 【請求項3】底壁と、この底壁に続く両側壁とを備えた
    一対のガイド溝間で被摺動体を組み付ける取付構造であ
    って、 該被摺動体の向き合っている側部の一方に第一の摺動案
    内具が、他方に第二の摺動案内具が備えられており、 前記第一の摺動案内具は、前記被摺動体に装着される本
    体と、該本体を収め入れると共に、前記ガイド溝に摺動
    自在に収められる摺動部材とを備えており、該摺動部材
    には、前記ガイド溝の底壁に相対する底板部が備えられ
    ていると共に、前記本体には、前記摺動部材の前記底板
    部の内壁に当接される弾性片が備えられており、 前記第二の摺動案内具は、前記ガイド溝に摺動自在に収
    められると共に、該ガイド溝の前記底壁に当接される弾
    性片を備えており、 前記被摺動体に備えられている前記第一の摺動案内具と
    第二の摺動案内具とを、前記ガイド溝に摺動自在に収め
    入れてあることを特徴とする被摺動体の取付構造。
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