JPH07155492A - 自動洗濯機 - Google Patents

自動洗濯機

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JPH07155492A
JPH07155492A JP5310303A JP31030393A JPH07155492A JP H07155492 A JPH07155492 A JP H07155492A JP 5310303 A JP5310303 A JP 5310303A JP 31030393 A JP31030393 A JP 31030393A JP H07155492 A JPH07155492 A JP H07155492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
receiving portion
washing machine
suspension rod
support body
Prior art date
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Pending
Application number
JP5310303A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Shindo
雅人 真道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5310303A priority Critical patent/JPH07155492A/ja
Publication of JPH07155492A publication Critical patent/JPH07155492A/ja
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱水運転時に発生する大きな横揺れを効率よ
く吸収する。 【構成】 洗濯兼脱水槽となる内槽5の外側に、外槽3
を配置し、洗濯機本体1の支持受部55に、外側支持体
49と、その外側支持体49と摺動自在に接触し合う内
側支持体51とから成る吊り棒支持部材47を設ける一
方、前記外槽3を懸垂支持するサスペンション装置の吊
り棒7を、上方へ延長して前記支持受部55に設けられ
た吊り棒支持部材47を貫通し、貫通した吊り棒7の頭
部7aを内側支持体49で支持し、外側支持体51と内
側支持体49との間に、吊り棒7に作用する荷重に対応
して支持受部55と吊り棒支持部材47が接触し合う摺
動接触面の拡縮を図るばね63を設けることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱水初期の横振動の
低減を図るようにした自動洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動洗濯機にあっては、洗濯兼
脱水槽となる内槽の外側に、外槽が配置されている。外
槽はサスペンション装置によって懸垂支持され、脱水時
において洗濯物の偏りによって生じる振動エネルギー
は、前記サスペンション装置によって吸収されるように
なっている。
【0003】サスペンション装置の概要は、外槽側に支
持されたシリンダ内に、上下方向の圧縮に対し反力を与
える金属ばねと、金属ばねを支えると共にシリンダ内に
空気室を形成するピストンとを有している。ピストン
は、洗濯機本体側から吊設された吊り棒に固定支持され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した如く外槽は、
サスペンション装置によって支持されるが、特に、脱水
初期時において、大きな横揺れに対し、その横振動を効
率よく抑制するには到っていない。
【0005】このために、例えば、特開平5−4228
9号公報に示すように、サスペンションを構成する吊り
棒に、吊り棒支持台に対して球面摺動する吊り棒支持部
を設ける一方、吊り棒支持台に、横揺れに対して吊り棒
支持部の動きを規制する摺動規制壁を設ける手段が知ら
れている。
【0006】しかしながら、前記摺動規制壁の手段は、
横揺れが最も大きくなる脱水初期時において、効率よく
規制できるよう設定されているため、脱水初期時から外
れ、横揺れが小さくなる最終の脱水工程にあっては、小
さい振動が摺動規制壁を介して洗濯機本体側へ伝達され
る等の不具合いを招来する問題があった。
【0007】そこで、この発明は、脱水初期時から脱水
終了時まで効率よく横振動を抑えられるようにした自動
洗濯機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、洗濯兼脱水槽となる内槽の外側に、外
槽を配置し、洗濯機本体の支持受部に、外側支持体と、
その外側支持体と摺動自在に接触し合う内側支持体とか
ら成る吊り棒支持部材を設ける一方、前記外槽を懸垂支
持するサスペンション装置の吊り棒を、上方へ延長して
前記支持受部に設けられた吊り棒支持部材を貫通し、貫
通した吊り棒の頭部を内側支持体で支持し、外側支持体
と内側支持体との間に、吊り棒に作用する荷重に対応し
て支持受部と吊り棒支持部材が接触し合う摺動接触面の
拡縮を図るばねを設ける。あるいは、吊り棒に作用する
荷重がばねの復元力以下になった時に、摺動接触面の接
触面圧を小さくするものである。
【0009】
【作用】かかる自動洗濯機によれば、脱水時において、
濡れた洗濯物により、外槽全体が重くなり、吊り棒に作
用する荷重は最大となるため、ばねに抗して支持受部と
吊り棒支持部材は、広い摺動接触面と強い接触面圧によ
り大きな摺動摩擦力が確保される。この結果、脱水初期
時の大きな横揺れは摺動摩擦力によって吸収される。以
下、脱水が進むにつれて、吊り棒に作用する荷重及び横
揺れも小さくなっていく。同時に、支持受部と吊り棒支
持部材との間に作用する摺動摩擦力はばねの復元力によ
り弱くなり、小さい横揺れは、吊り棒で遮断され、洗濯
機本体側への伝達力は小さく抑えられるようになる。
【0010】
【実施例】以下、第1図乃至第3図の図面を参照しなが
らこの発明の一実施例を詳細に説明する。
【0011】図中1は自動洗濯機の外箱となる洗濯機本
体を示している。洗濯機本体1の内部には外槽3と、外
槽3の内側に配置され洗濯兼脱水槽となる内槽5が設け
られており、外側の外槽3は、四箇所のサスペンション
装置9を介して吊設支持されている。
【0012】外槽3の底部には、排水ホース11が接続
された配水管13が設けられ、配水管13には開閉可能
な排水弁15が設けられている。
【0013】一方、内槽5の上部にはバランサ17が、
底面となる下部にはパルセータ19がそれぞれ設けら
れ、パルセータ19は二重軸となる内側の第1伝導軸2
1に固着されている。内槽5の底部は、リング状の制動
面を備えた外側の第2伝導軸23のフランジ25に結合
支持され、Vベルト27を介して入力される駆動モータ
Mからの駆動力は、クラッチ29を切換えることで、前
記第1、第2伝導軸21,23にそれぞれ伝達される。
したがって、第1伝導軸21に駆動力が伝達されること
で、パルセータ19の回転が可能となり、第2伝導軸2
3に駆動力が伝達されることで内槽5の回転が可能とな
っている。
【0014】サスペンション装置9は、シリンダ33内
に、金属ばね35と、ゴム製のピストン37が配置さ
れ、シリンダ33は、前記外槽3にブラケット39を介
して摺動可能に球面接触されている。ピストン37のシ
リンダ33との接触面は、ふっそ系樹脂により表面処理
され、滑動面が確保されている。
【0015】ピストン37は、前記シリンダ33内に嵌
挿された吊り棒7の下端に固着されることで、上方にば
ね室41が形成されるようになっている。
【0016】金属ばね35は、前記ばね室41内にセッ
トされ、シリンダ33内の吊り棒7に介装されると共に
金属ばね35の一端はピストン37に、他端はシリンダ
33の天井面にそれぞれ接触作用している。
【0017】ピストン37は、上下動に対応して空気が
出入りする出入口45を有している。
【0018】サスペンション装置9を構成する吊り棒7
の上端部は、図2及び図3に示すように吊り棒支持部材
47によって支持されている。
【0019】吊り棒支持部材47は、半球状に形成され
た外側支持体49と外側支持体49に上下に摺動自在に
嵌挿され、底面が弧状の球状底面51aを有す内側支持
体51とから成っている。
【0020】外側支持体49は、前記内側支持体51が
嵌挿された上下に抜ける組付孔53を有し、洗濯機本体
1のパネル1aに形成された球面状の支持受部55内に
球面接触し合う状態で支持され、摺動接触面が確保され
ている。
【0021】内側支持体51は、前記吊り棒7が貫通
し、上面において偏平に形成された頭部7aが支持され
ると共にフランジ部57と、支持受部55の底面に設け
られた開口59から下方に延長され、吊り棒7が貫通し
たスリーブ61を有している。
【0022】また、内側支持体51のフランジ部57と
外側支持体49の上面には皿ばね63が介装され、球状
底面51aから支持受部55と接触し合うことで摺動接
触面が確保されている。皿ばね63は、内槽5内の洗濯
衣類の重量が小さい時に、吊り棒7に作用する荷重が小
さくなることで、図3に示すように内側支持体51を上
昇させて球状底面51aと支持受部55とが離れるばね
圧に設定されている。この場合、皿ばね63に限定され
ず、板ばねであっても可能である。
【0023】このように構成された自動洗濯機によれ
ば、脱水時において、濡れた洗濯物により外槽3全体が
重くなるため、吊り棒7に作用する大きな荷重によって
図2に示すように、ばね63のばね圧に抗して内側支持
体51の球状底面51aは、支持受部55と接触し合い
広い摺動接触面が確保される。特に、球状底面51aの
領域は、下向きの強い作用が働らくため、大きな摺動摩
擦力が確保されるようになり、脱水初期時の大きな横揺
れに対して踏ん張り力が働らき、横揺れを小さく抑え
る。この場合、外側支持体49を摩擦係数の小さい材質
で、内側支持体51を摩擦係数大きい材質で形成するこ
とで、さらに横揺れを抑える効率を高めることが可能と
なる。
【0024】以下、脱水工程が進むと、洗濯物に含まれ
る水分が排出され、吊り棒7に作用する荷重が軽くなる
ため、ばね63による復元力によって、球状底部51a
は、支持受部55から離れる。それに比例して摺動摩擦
力も弱くなるため、脱水起動後の小さい横振れは吊り棒
7で遮断され、洗濯機本体7側への伝達は小さく抑えら
れる。
【0025】図4から図6は吊り棒支持部材47の第2
実施例を示したものである。
【0026】吊り棒支持部材47は、外側支持体49と
内側支持体51とから成り、外側支持体49は、放射方
向に対して若干拡がることができるように断面漏斗状の
テーパ面66を有する十字溝65が設けられている。外
側支持体49の球状底面49aは、洗濯機本体1のパネ
ル1aに形成された球面状の支持受部55内に球面接触
し合う状態で支持され、所定領域の摺動接触面が確保さ
れている。
【0027】内側支持体51は、外側支持体49の十字
溝65内に摺動自在に嵌挿され、前記吊り棒7が貫通し
ている。貫通した吊り棒7は、上面において偏平に形成
された頭部7aが支持されている。内側支持体51は、
外側支持体49のテーパ面66と接触し合う漏斗状のテ
ーパ面67を有する支持体本体に、フランジ部57と、
支持受部55の開口69から下方へ延長され、吊り棒7
が貫通したスリーブ71が設けられている。
【0028】また、内側支持体51のフランジ部57と
外側支持体49の上面には、皿ばね63が介装されてい
る。皿ばね63は、内槽5内の洗濯衣類の重量が小さい
時に、吊り棒7に作用する荷重が小さくなることで、図
5に示すように内側支持体51を上昇させるばね圧に設
定されている。
【0029】したがって、脱水時にあっては、濡れた洗
濯物により外槽3全体が重くなり、吊り棒7に作用する
大きな荷重によって図5に示すようにばね63のばね圧
に抗して内側支持体51は下降する。この時、各テーパ
面66,67には、楔状の作用が働らき、支持受部55
と球状底面49aは大きな接触面圧が確保され強い摺動
摩擦力によって脱水初期時の大きな横揺れを吸収するよ
うになる。
【0030】以下、脱水工程が進むと、洗濯物に含まれ
る水分が排出されて、吊り棒7に作用する荷重が軽くな
るため、ばね63の復元力によって内側支持体51は上
昇する。この結果、支持受部55と外側支持体49の球
状底面49aの接触面圧は小となる一方、摺動摩擦力も
弱くなるため、脱水起動後の小さい横揺れは吊り棒7で
遮断され、洗濯機本体1側への伝達は小さく抑えられ
る。
【0031】なお、サスペンション装置のシリンダ33
側に支持受部55を設け、その支持受部55に吊り棒支
持部材47を設けるようにしてもよい。
【0032】また、第1実施例の吊り棒支持部材47
と、第2実施例の吊り棒支持部材47を組合せた構成と
することでも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動洗
濯機によれば、脱水運転時に発生する大きな横揺れを効
率よく吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる自動洗濯機の概要切断面図。
【図2】吊り棒に大きな荷重が作用している時の吊り棒
支持部材の拡大図。
【図3】吊り棒に小さな荷重が作用している時の吊り棒
支持部材の拡大図。
【図4】第2実施例を示した図3と同様で、図6のA−
A線断面図。
【図5】第2実施例を示した図5と同様の拡大図。
【図6】図4の概要平面図。
【符号の説明】
1 洗濯機本体 3 外槽 5 内槽 7 吊り棒 47 吊り棒支持部材 49 内側支持体 51 外側支持体 55 支持受部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽となる内槽の外側に、外槽
    を配置し、洗濯機本体の支持受部に、外側支持体と、そ
    の外側支持体と摺動自在に接触し合う内側支持体とから
    成る吊り棒支持部材を設ける一方、前記外槽を懸垂支持
    するサスペンション装置の吊り棒を、上方へ延長して前
    記支持受部に設けられた吊り棒支持部材を貫通し、貫通
    した吊り棒の頭部を内側支持体で支持し、外側支持体と
    内側支持体との間に、吊り棒に作用する荷重に対応して
    支持受部と吊り棒支持部材が接触し合う摺動接触面の拡
    縮を図るばねを設けたことを特徴とする自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 サスペンション装置のシリンダ側に支持
    受部を設け、その支持受部に吊り棒支持部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯兼脱水槽となる内槽の外側に、外槽
    を配置し、洗濯機本体の支持受部に、断面漏斗状のテー
    パ面を備えた外側支持体と、その外側支持体と摺動自在
    に接触し会う断面漏斗状のテーパ面を備えた内側支持体
    とからなる吊り棒支持部材を設ける一方、前記外槽を懸
    垂支持するサスペンション装置の吊り棒を、上方へ延長
    して前記支持受部に設けられた吊り棒支持部材を貫通
    し、貫通した吊り棒の頭部を内側支持体で支持し、内側
    支持体と外側支持体との間に、吊り棒に作用する荷重
    が、ばね復元力以下になった時、内側支持体を上方へ付
    勢して支持受部と吊り棒支持部材が接触し合う摺動接触
    面の接触面圧を小とするばねを設けたことを特徴とする
    自動洗濯機。
JP5310303A 1993-12-10 1993-12-10 自動洗濯機 Pending JPH07155492A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556493B1 (ko) * 1999-01-13 2006-03-03 엘지전자 주식회사 세탁기용 댐퍼의 어퍼피봇과 서스펜션 바 사이의 마찰소음 방지장치
CN108330648A (zh) * 2018-03-28 2018-07-27 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机的吊杆球座

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