JPH07154638A - 垂直同期信号分離回路 - Google Patents

垂直同期信号分離回路

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JPH07154638A
JPH07154638A JP6190265A JP19026594A JPH07154638A JP H07154638 A JPH07154638 A JP H07154638A JP 6190265 A JP6190265 A JP 6190265A JP 19026594 A JP19026594 A JP 19026594A JP H07154638 A JPH07154638 A JP H07154638A
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vertical sync
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合映像信号からディジタル方式に垂直同期
信号を抽出し、安定な垂直同期信号を得る垂直同期信号
分離回路を提供しようとするものである。 【構成】 入力する複合映像信号から垂直同期パルスを
除去してエッジを検出し、該エッジをクロックパルスカ
ウンタのリセット信号に使用してクロックパルスの数を
カウントし、該カウント値をエッジ検出信号と一緒にラ
ッチさせ、垂直同期パルスのみを複合映像信号から抽出
するように垂直同期信号分離回路が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直同期信号分離回路
に係るもので、詳しくは、テレビジョンに入力する複合
映像信号CVSからディジタル方式に垂直同期信号を分
離して安定な垂直同期信号を得るとともに、積分回路を
容易に構成し得る垂直同期信号分離回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ方式の垂直同期信号分離
回路においては、図4に示したように、入力されるテレ
ビジョンの複合映像信号CVSから垂直および水平同期
信号を分離して積分回路部2に出力する同期信号分離部
1と、抵抗R1およびコンデンサC1を有し、前記同期
信号分離部1で分離された水平および垂直同期信号を積
分して比較部3に出力する積分回路部2と、該積分回路
部2から入力された信号を基準電圧Vrefと比較する
比較部3とを備えていた。
【0003】そして、このように構成された従来の垂直
同期信号分離回路の作用を説明すると次のようであっ
た。すなわち、図5(A)に示したような複合映像信号
CVSが入力されると、同期信号分離部1では該複合映
像信号から輝度信号および色信号を除去し、図5(B)
に示したような水平および垂直同期信号を積分回路部2
に出力する。次いで、該積分回路部2の抵抗R1とコン
デンサC1との時定数R1,C1が垂直等化パルスの周
期に調整されると、水平および垂直同期信号の第1垂直
等化パルス区間では垂直等化パルスの高電位区間28μ
secが低電位区間4μsecよりも長いため、コンデ
ンサC1は第1垂直等化パルス区間で充電され、図5
(C)のX区間に示されたような高電位状態を維持す
る。その後、垂直同期パルス区間では垂直同期パルスの
低電位区間が高電位区間よりも長いため、積分回路2の
コンデンサC1は図5(C)のY区間に示されたように
放電され、第2垂直等化パルス区間では図5(C)に示
した2区間間の前記第1垂直等化パルス区間と同様に、
コンデンサC1が充電される。次いで、水平および垂直
同期信号は比較器3に入力して基準電圧Vrefと比較
されるが、図5(D)に示したように、積分回路部2か
ら入力する信号が基準電圧Vrefよりも大きいと前記
比較器3からの出力信号は高電位になり、もし、該積分
回路部2から入力する信号が基準電圧Vrefよりも小
さいと前記比較器3の出力信号は低電位になって、図5
(D)に示したように、垂直同期信号が抽出される。こ
の場合、図5(D)に示したように、比較器3の基準電
圧Vref部位はグリッチ(Glitch)が発生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
従来の垂直同期信号分離回路においては、抵抗Rおよび
コンデンサCのような素子を使用するため、積分回路を
構成することが難しく、原価も上昇されるという不都合
な点があった。
【0005】また、比較器の基準電圧Vref部位で、
グリッチが発生し、システムの誤り動作が発生する憂い
があるという不都合な点があった。
【0006】それで、このような問題点を解決するた
め、本発明者たちは研究を重ねた結果、次のような垂直
同期信号分離回路を提供しようとするものである。
【0007】本発明の目的は、入力する複合映像信号か
ら垂直同期信号をディジタル方式に抽出し、安定な垂直
同期信号を得るようにした垂直同期信号分離回路を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の垂直
同期信号分離回路は、入力する水平および垂直同期信号
(VH−Sync)を所定時間遅延させた後、これを元
来の水平および垂直同期信号と論理演算させ垂直同期パ
ルスのみを除去する垂直同期パルス除去部と、該垂直同
期パルス除去部で垂直同期パルスの除去された信号を基
本クロックパルスと論理演算させてクロックパルスを発
生するクロックパルス発生部と、前記垂直同期パルス除
去部から出力する信号のエッジを検出しリセット信号に
使用するエッジ検出部と、前記クロックパルス発生部か
ら発生されたクロックパルスの数をカウントし該カウン
ト値をエッジ検出信号と一緒にラッチさせ垂直同期パル
スのみを抽出する垂直同期パルス抽出部とを備えたもの
である。
【0009】本発明の請求項2の垂直同期信号分離回路
は、請求項1の垂直同期信号分離回路において、前記垂
直同期パルス除去部が、入力するテレビジョンの水平お
よび垂直同期信号(VH−Sync)を所定時間遅延さ
せる遅延部と、該遅延部で遅延された信号と元来の信号
とをAND演算し、垂直同期パルスの除去された信号を
出力するANDゲートとを備えたものである。
【0010】本発明の請求項3の垂直同期信号分離回路
は、請求項2の垂直同期信号分離回路において、前記遅
延部が、複数個のDフリップフロップを備えたものであ
る。
【0011】本発明の請求項4の垂直同期信号分離回路
は、請求項1の垂直同期信号分離回路において、前記垂
直同期パルス抽出部が、前記エッジ検出部の出力信号と
クロックパルス発生部の出力信号とを受け、入力される
クロックパルス信号をカウントする8進カウンタと、該
8進カウンタの出力信号をラッチし垂直同期信号を出力
するラッチ部とを備えたものである。
【0012】本発明の請求項5の垂直同期信号分離回路
は、請求項4の垂直同期信号分離回路において、前記8
進カウンタが、複数個のTフリップフロップを備えたも
のである。
【0013】本発明の請求項6の垂直同期信号分離回路
は、請求項4の垂直同期信号分離回路において、前記ラ
ッチ部が、前記エッジ検出部から出力する信号と第2N
ORゲートの出力信号とをNOR演算し、該第2NOR
ゲートの入力端に出力する第1NORゲートと、前記8
進カウンタの出力信号と前記第1NORゲートの出力信
号とをNOR演算し、該第1NORゲートの入力端およ
びインバータに出力する第2NORゲートと、該第2N
ORゲートの出力信号を反転して出力するインバータと
を備えたものである。
【0014】
【作用】入力する水平および垂直同期信号から垂直同期
パルスが除去された後クロックパルス信号に変調され、
該変調されたクロックパルス信号からエッジ検出部のリ
セット信号により垂直同期パルスが抽出され、垂直同期
信号として出力される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例に対し、図面を用いて
詳細に説明する。
【0016】図1に示したように、本発明に係る垂直同
期信号分離回路においては、複合映像信号から分離され
入力する水平および垂直同期信号(VH−Sync)を
クロック信号により所定時間遅延させ、該遅延された信
号を元来の水平および垂直同期信号と論理演算し、垂直
同期パルスを除去した後、クロックパルス発生部20に
出力する垂直同期パルス除去部10と、該垂直同期パル
ス除去部10で垂直同期パルスが除去されて入力する信
号をエッジ検出部30に出力し、該垂直同期パルスは除
去されて入力する信号を基本クロックCKに変調させク
ロックパルスを発生した後、該発生されたクロックパル
スを垂直同期パルス抽出部40に出力するクロックパル
ス発生部20と、前記垂直同期パルス除去部10の出力
信号からエッジを検出し、該検出されたエッジによりリ
セット信号を垂直同期パルス抽出部40に出力するエッ
ジ検出部30と、それらクロックパルス発生部20およ
びエッジ検出部30から入力する信号により垂直同期パ
ルスを抽出する垂直同期パルス抽出部40とを備えてい
る。
【0017】かつ、前記垂直同期パルス除去部10にお
いては、水平および垂直同期信号をクロック信号CKに
より所定時間遅延させANDゲート12に出力する遅延
部11と、該遅延部11で遅延された信号と元来の信号
とをAND演算して出力するANDゲート12とを備え
ている。また、図1に示した前記垂直同期パルス抽出部
40は、図2に示したように前記エッジ検出部30から
入力されたリセット信号により前記クロックパルス発生
部20からの入力信号をカウントする3個のTフリップ
フロップを有した8進カウンタ41と、第1,第2NO
Rゲート46,47およびインバータ48を有した前記
8進カウンタ41およびエッジ検出部30から入力する
信号を論理演算するラッチ部45とを備えている。
【0018】そして、このように構成された本発明に係
る垂直同期信号分離回路の作用を説明すると次のようで
ある。すなわち、図3(B)に示したような水平および
垂直同期信号(VH−Sync)が図1に示した垂直同
期パルス除去部10に入力すると、該水平および垂直同
期信号は図2に示した3個のDフリップフロップDF
1,DF2,DF3を有した遅延部11でクロック信号
により図3(C)に示したように、所定時間(8μse
c)の間遅延される。次いで、該遅延された信号は元来
の水平および垂直同期信号と一緒に図1または2に示し
たANDゲート12でAND演算された後クロックパル
ス発生部20に出力されるが、該AND演算された信号
からは図3(D)に示したように、水平同期パルスと第
1,第2垂直等化パルスとが元来の信号よりも2倍ほど
高い周波数に出力され、垂直同期パルスはなくなる。こ
の場合、垂直同期パルスのなくなる区間は、元来信号の
垂直同期信号区間と一致されるようになる。次いで、図
1に示した前記垂直同期パルス除去部10の出力信号は
図1または図2に示したクロックパルス発生部20のイ
ンバータ21で反転された後、該反転された信号とクロ
ック信号CKとがANDゲート22でAND演算され
(乗じられ)、図3(E)に示したような信号になって
垂直同期パルス抽出部40に出力される。この場合、前
記クロックパルス発生部20で発生されるクロックパル
スは図3(D)に示したような信号の低電位区間で図3
(E)に示したように、クロックパルスが発生される
が、それら発生されるクロックパルスの数は、垂直同期
パルス区間で発生されるクロックパルスの数(190c
ycle)が第1,第2垂直等化パルス区間で発生され
るクロックパルスの数(4cycle)の30倍以上に
なる。
【0019】一方、図1に示した前記垂直同期パルス除
去部10の出力信号は、図1または2に示したエッジ検
出部30に入力され、図3(F)に示したように、下降
エッジが検出されて垂直同期パルス検出部40に出力さ
れる。前記エッジ検出部30で検出された下降エッジは
図2に示した垂直同期パルス抽出部40の8進カウンタ
41のリセット信号(RESET)に使用され、図2に
示したラッチ45のリセット信号にも使用される。すな
わち、図2に示したように、図3(E)に示した第1垂
直等化パルス区間のクロック信号が3個のDフリップフ
ロップを有した8進カウンタ41に入力されると、該8
進カウンタ41では最大有効ビットMSBが1になる以
前にエッジ検出部30のリセット信号によりリセットさ
れるため、該8進カウンタ41の最大有効ビットMCB
の出力は常に低電位の状態になる。かつ、垂直同期パル
ス区間のクロックパルスが前記8進カウンタ41に印加
すると該8進カウンタ41の最大有効ビットMSBの出
力は所定カウント数以上のとき高電位状態になる。次い
で、8進カウンタ41から出力される信号はラッチ部4
5の第2NORゲート47に印加され、前記エッジ検出
部30の出力信号が第1NORゲート46に印加され
て、それらの信号がラッチ部45の第1および第2NO
Rゲート46,47およびインバータ48で論理演算さ
れた後、図3(G)に示したように、垂直同期信号は垂
直同期区間においてのみ高電位状態になり、その他の区
間では低電位状態になる。したがって、最終の出力端で
は水平同期信号が除去され、安定な垂直同期信号のみが
抽出される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1の垂直同期信号分離回路においては、入力する水平
および垂直同期信号から垂直同期パルスのみを除去する
垂直同期パルス除去部と、該垂直同期パルス除去部の出
力信号を基本クロックパルスと論理演算しクロックパル
スを発生するクロックパルス発生部と、該垂直同期パル
ス除去部の出力信号のエッジを検出するエッジ検出部
と、それらクロックパルス発生部およびエッジ検出部の
出力信号により垂直同期パルスを抽出する垂直同期パル
ス抽出部とにより構成されているため、従来のグリッチ
現象の発生しない安定な垂直同期信号分離回路を得られ
るという効果がある。
【0021】また、従来の抵抗およびコンデンサのよう
な要素を使用せずに積分回路が構成されるため、容積が
減少され、原価が低廉な垂直同期信号分離回路を得ると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る垂直同期信号分離回路の構成を示
す第1のブロック図である。
【図2】本発明に係る垂直同期信号分離回路の構成を示
す第2のブロック図である。
【図3】図2に示した本発明に係る垂直同期信号分離回
路の各部波形図である。(A)は1MHzの基本クロッ
ク信号波形図、(B)は水平および垂直同期信号波形表
示図、(C)は遅延部11で遅延された水平および垂直
同期信号波形表示図、(D)はANDゲート12の出力
信号波形表示図、(E)はANDゲート22の出力信号
波形表示図、(F)はエッジ検出部30のエッジ検出信
号波形表示図、(G)は垂直同期パルス抽出部40の出
力信号波形表示図である。
【図4】従来の垂直同期信号分離回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図4に示した従来の垂直同期信号分離回路の各
部波形図である。(A)は同期信号分離部1に入力する
複合映像信号波形表示図、(B)は同期信号分離部1の
出力信号波形表示図、(C)は比較部3に入力する信号
波形表示図、(D)は比較部3の出力信号波形表示図で
ある。
【符号の説明】
10 垂直同期パルス除去部 11 遅延部 12,22 ANDゲート 20 クロックパルス発生部 21,48 インバータ 30 エッジ検出部 40 垂直同期パルス抽出部 41 8進カウンタ 45 ラッチ部 46 第1NORゲート 47 第2NORゲート TF1,TF2,TF3 Tフリップフロップ DF1,DF2,DF3 Dフリップフロップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力するテレビジョンの水平および垂直
    同期信号(VH−Sync)を所定時間遅延させた後、
    これを元来の水平および垂直同期信号と論理演算し、垂
    直同期パルスのみを除去する垂直同期パルス除去部と、 該垂直同期パルス除去部で垂直同期パルスの除去された
    信号を基本クロックパルスと論理演算させてクロックパ
    ルスを発生するクロックパルス発生部と、 前記垂直同期パルス除去部から発生する信号のエッジを
    検出し、リセット信号に使用するエッジ検出部と、 前記クロックパルス発生部から発生されたクロックパル
    スの数をカウントし、該カウントされたクロックパルス
    数をエッジ検出信号と一緒にラッチさせ、垂直同期パル
    スのみを抽出する垂直同期パルス抽出部とを備えた垂直
    同期信号分離回路。
  2. 【請求項2】 前記垂直同期パルス除去部は、入力する
    テレビジョンの水平垂直同期信号(VH−Sync)を
    所定時間遅延させる遅延部と、 該遅延部で遅延された信号と元来の信号とをAND演算
    し、垂直同期パルスの除去された信号を出力するAND
    ゲートとを備えた請求項1に記載の垂直同期信号分離回
    路。
  3. 【請求項3】 前記遅延部は、 複数個のDフリップフロップを備えた請求項2に記載の
    垂直同期信号分離回路。
  4. 【請求項4】 前記垂直同期パルス抽出部は、 前記エッジ検出部の出力信号とクロックパルス発生部の
    出力信号とを受け、入力されるクロックパルス信号をカ
    ウントする8進カウンタと、 該8進カウンタの出力信号をラッチし垂直同期信号を出
    力するラッチ部とを備えた請求項1に記載の垂直同期信
    号分離回路。
  5. 【請求項5】 前記8進カウンタは、 複数個のTフリップフロップを備えた請求項4に記載の
    垂直同期信号分離回路。
  6. 【請求項6】 前記ラッチ部は、 前記エッジ検出部から出力する信号と第2NORゲート
    の出力信号とをNOR演算し、該第2NORゲートの入
    力端に出力する第1NORゲートと、 前記8進カウンタの出力信号と前記第1NORゲートの
    出力信号とをNOR演算し、該第1NORゲートの入力
    端およびインバータに出力する第2NORゲートと、 該第2NORゲートの出力信号を反転して出力するイン
    バータとを備えた請求項4に記載の垂直同期信号分離回
    路。
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