JPH07148405A - 燃料用フィルター - Google Patents
燃料用フィルターInfo
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- JPH07148405A JPH07148405A JP6005857A JP585794A JPH07148405A JP H07148405 A JPH07148405 A JP H07148405A JP 6005857 A JP6005857 A JP 6005857A JP 585794 A JP585794 A JP 585794A JP H07148405 A JPH07148405 A JP H07148405A
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- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 7
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 abstract description 27
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
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- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 2
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D35/00—Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
- B01D35/02—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks
- B01D35/027—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks rigidly mounted in or on tanks or reservoirs
- B01D35/0273—Filtering elements with a horizontal or inclined rotation or symmetry axis submerged in tanks or reservoirs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D29/00—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
- B01D29/11—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with bag, cage, hose, tube, sleeve or like filtering elements
- B01D29/13—Supported filter elements
- B01D29/15—Supported filter elements arranged for inward flow filtration
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/22—Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system
- F02M37/32—Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system characterised by filters or filter arrangements
- F02M37/50—Filters arranged in or on fuel tanks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2201/00—Details relating to filtering apparatus
- B01D2201/04—Supports for the filtering elements
- B01D2201/0415—Details of supporting structures
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フレームとの摩擦によりフィルターが磨耗し
ない燃料用フィルターを得る。 【構成】 袋状のメッシュ３０には、縦フレーム３４と
横フレーム３６とで構成された可撓性のフレーム３２が
挿入されており、メッシュ３０を中空状態とするため横
フレーム３２の先端から、メッシュ３０の内面と曲面で
接触する湾曲部３６Ａが上下方向へ張り出している。こ
のため、吸込みパイプ２８の吸引力によってメッシュ３
０の上下面が密着することがなく、確実に燃料タンク内
の燃料を吸い込むことができる。また、湾曲部３６Ａ
は、曲面でメッシュ３０の内面と接触しているので、車
の振動等によって、メッシュ３０を磨耗させることがな
い。
ない燃料用フィルターを得る。 【構成】 袋状のメッシュ３０には、縦フレーム３４と
横フレーム３６とで構成された可撓性のフレーム３２が
挿入されており、メッシュ３０を中空状態とするため横
フレーム３２の先端から、メッシュ３０の内面と曲面で
接触する湾曲部３６Ａが上下方向へ張り出している。こ
のため、吸込みパイプ２８の吸引力によってメッシュ３
０の上下面が密着することがなく、確実に燃料タンク内
の燃料を吸い込むことができる。また、湾曲部３６Ａ
は、曲面でメッシュ３０の内面と接触しているので、車
の振動等によって、メッシュ３０を磨耗させることがな
い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料に含まれる塵、水
等をろ過する燃料用フィルターに関する。
等をろ過する燃料用フィルターに関する。
【０００２】
【従来の技術】燃料タンク内に配設される燃料用フィル
ターには、吸引時に袋状のメッシュが密着しないように
メッシュの中に保持フレームが挿入されており、これに
よって中空状にされたメッシュで燃料を確実にろ過して
吸引できるように考慮されている。
ターには、吸引時に袋状のメッシュが密着しないように
メッシュの中に保持フレームが挿入されており、これに
よって中空状にされたメッシュで燃料を確実にろ過して
吸引できるように考慮されている。
【０００３】しかしながら、図９に示すように、従来の
保持フレーム８０は（実開平４−１７１８１号公報）、
縦フレーム８２の上下面へ突設された保持片８４で、袋
状のメッシュ８６を内側から押し拡げるようになってい
るため、車の振動等によって、保持片８４の角部でメッ
シュ８６が磨耗し、破れることがあった。このため、メ
ッシュ８６は特殊加工されたものが使用され、安価な不
織布を使用することができなかった。
保持フレーム８０は（実開平４−１７１８１号公報）、
縦フレーム８２の上下面へ突設された保持片８４で、袋
状のメッシュ８６を内側から押し拡げるようになってい
るため、車の振動等によって、保持片８４の角部でメッ
シュ８６が磨耗し、破れることがあった。このため、メ
ッシュ８６は特殊加工されたものが使用され、安価な不
織布を使用することができなかった。
【０００４】また、燃料タンク内の燃料を最大限に吸収
するため、メッシュ８６の先端を燃料タンクの底面に接
触させる必要があるが、燃料タンクの製造誤差あるいは
フィルター９２の組付け誤差等によって上下方向へばら
つきを生じることがある。
するため、メッシュ８６の先端を燃料タンクの底面に接
触させる必要があるが、燃料タンクの製造誤差あるいは
フィルター９２の組付け誤差等によって上下方向へばら
つきを生じることがある。
【０００５】しかし、従来の保持フレーム８０は、取付
管８８が備えられたフランジ９０と一体とされていたの
で、フランジ９０に従動して保持フレーム８０も移動
し、メッシュ８６の先端が燃料タンクの底面から離れる
ことがあった。また、車種の違いによって燃料タンクの
容積が変わり、逆にフィルター９２が燃料タンクの底面
へ無理に押し付けられると、メッシュ８６に折れ筋がで
きて、燃料を吸引できないこともあった。
管８８が備えられたフランジ９０と一体とされていたの
で、フランジ９０に従動して保持フレーム８０も移動
し、メッシュ８６の先端が燃料タンクの底面から離れる
ことがあった。また、車種の違いによって燃料タンクの
容積が変わり、逆にフィルター９２が燃料タンクの底面
へ無理に押し付けられると、メッシュ８６に折れ筋がで
きて、燃料を吸引できないこともあった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、保持フレームとの摩擦によるフィルターの磨耗を
防止し、保持フレームがフランジの動きに追従せず、ま
た、フィルターに折れ筋が生じない燃料用フィルターを
提供することを目的とする。
慮し、保持フレームとの摩擦によるフィルターの磨耗を
防止し、保持フレームがフランジの動きに追従せず、ま
た、フィルターに折れ筋が生じない燃料用フィルターを
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の燃料用
フィルターは、吸込みパイプが取付けられるフランジを
備えた袋状のメッシュと、前記フランジに連結され前記
メッシュ内に配設される可撓性のフレームと、で構成さ
れる燃料用フィルターにおいて、前記フレームから前記
メッシュを中空状態とする両方向へ突出し、メッシュの
内面と接触する部位が曲面とされた拡空体を有すること
を特徴としている。
フィルターは、吸込みパイプが取付けられるフランジを
備えた袋状のメッシュと、前記フランジに連結され前記
メッシュ内に配設される可撓性のフレームと、で構成さ
れる燃料用フィルターにおいて、前記フレームから前記
メッシュを中空状態とする両方向へ突出し、メッシュの
内面と接触する部位が曲面とされた拡空体を有すること
を特徴としている。
【０００８】請求項２に記載の燃料用フィルターは、前
記フランジあるいは前記フレームの終端部の少なくとも
一方に配設され、前記メッシュの長手方向端部の内面と
接触する曲面を有しメッシュを中空状態とする保持部材
を有することを特徴としている。
記フランジあるいは前記フレームの終端部の少なくとも
一方に配設され、前記メッシュの長手方向端部の内面と
接触する曲面を有しメッシュを中空状態とする保持部材
を有することを特徴としている。
【０００９】請求項３に記載の燃料用フィルターは、前
記メッシュが不織布の２重構造とされたことを特徴とし
ている。
記メッシュが不織布の２重構造とされたことを特徴とし
ている。
【００１０】請求項４に記載の燃料用フィルターは、前
記フランジと前記フレームとを可撓性の連結部材で連結
し、この連結部材とフランジとの連結部位にフレームと
独立したフランジの移動を許容するスリットを形成した
ことを特徴としている。
記フランジと前記フレームとを可撓性の連結部材で連結
し、この連結部材とフランジとの連結部位にフレームと
独立したフランジの移動を許容するスリットを形成した
ことを特徴としている。
【００１１】請求項５に記載の燃料用フィルターは、前
記連結部材及びこの連結部材と前記フレームとの連結部
付近に前記メッシュを中空状態とする両方向へ突出する
突片を設けたことを特徴としている。
記連結部材及びこの連結部材と前記フレームとの連結部
付近に前記メッシュを中空状態とする両方向へ突出する
突片を設けたことを特徴としている。
【００１２】
【作用】請求項１に記載の燃料用フィルターでは、袋状
とされたメッシュにフランジが溶着されており、このフ
ランジに吸込みパイプが取付けられている。これによっ
て、燃料タンク内の燃料はメッシュでろ過され吸込みパ
イプで吸引される。
とされたメッシュにフランジが溶着されており、このフ
ランジに吸込みパイプが取付けられている。これによっ
て、燃料タンク内の燃料はメッシュでろ過され吸込みパ
イプで吸引される。
【００１３】このメッシュには、可撓性のフレームが挿
入されており、このフレームにはメッシュを中空状態と
するため両方向へ拡空体が突出している。そして、この
拡空体に形成された曲面がメッシュの内面と接触するよ
うになっている。
入されており、このフレームにはメッシュを中空状態と
するため両方向へ拡空体が突出している。そして、この
拡空体に形成された曲面がメッシュの内面と接触するよ
うになっている。
【００１４】このフレームと拡空体の機能によって、吸
込みパイプの吸引力によってメッシュの上下面が密着す
ることがなく、確実に燃料タンク内の燃料を吸い込むこ
とができる。また、拡空体は、曲面でメッシュの内面と
接触しているので、車の振動等によって、メッシュを磨
耗させることがない。
込みパイプの吸引力によってメッシュの上下面が密着す
ることがなく、確実に燃料タンク内の燃料を吸い込むこ
とができる。また、拡空体は、曲面でメッシュの内面と
接触しているので、車の振動等によって、メッシュを磨
耗させることがない。
【００１５】請求項２に記載の燃料用フィルターでは、
フランジあるいはフレームの終端部の少なくとも一方に
保持部材が配設されている。この保持部材は、メッシュ
の長手方向端部の内面と曲面で接触しているので、車の
振動等によって、メッシュを磨耗させることがなく、ま
た、メッシュの長手方向端部をも中空状態とすることが
できる。
フランジあるいはフレームの終端部の少なくとも一方に
保持部材が配設されている。この保持部材は、メッシュ
の長手方向端部の内面と曲面で接触しているので、車の
振動等によって、メッシュを磨耗させることがなく、ま
た、メッシュの長手方向端部をも中空状態とすることが
できる。
【００１６】請求項３に記載の燃料用フィルターでは、
メッシュが拡空体によって磨耗される恐れがないので、
メッシュを不織布の２重構造とすることができる。この
ため、フィルター材のコスト低減を図ることができる。
メッシュが拡空体によって磨耗される恐れがないので、
メッシュを不織布の２重構造とすることができる。この
ため、フィルター材のコスト低減を図ることができる。
【００１７】請求項４に記載の燃料用フィルターでは、
可撓性の連結部材がフランジとフレームとを連結し、フ
ランジとの連結部位にスリットが形成されている。この
スリットは、フレームと独立したフランジの移動を許容
するように設定されているので、フランジが移動して
も、これに追従してフレームが移動することがない。こ
のため、燃料タンクの製造誤差等によってフランジの取
付位置が多少変わっても、フレームが移動しないので、
メッシュの一部を燃料タンクの底面に位置させることが
できる。
可撓性の連結部材がフランジとフレームとを連結し、フ
ランジとの連結部位にスリットが形成されている。この
スリットは、フレームと独立したフランジの移動を許容
するように設定されているので、フランジが移動して
も、これに追従してフレームが移動することがない。こ
のため、燃料タンクの製造誤差等によってフランジの取
付位置が多少変わっても、フレームが移動しないので、
メッシュの一部を燃料タンクの底面に位置させることが
できる。
【００１８】請求項５に記載の燃料用フィルターでは、
連結部材及びこの連結部材とフレームとの連結部付近に
メッシュを中空状態とする両方向へ突出する突片が設け
られている。このため、フレームを燃料タンクの底面に
押し付け、連結部材を大きく屈曲させても、突片がメッ
シュを中空状態に保持するので、メッシュに折れ筋が入
ることがない。
連結部材及びこの連結部材とフレームとの連結部付近に
メッシュを中空状態とする両方向へ突出する突片が設け
られている。このため、フレームを燃料タンクの底面に
押し付け、連結部材を大きく屈曲させても、突片がメッ
シュを中空状態に保持するので、メッシュに折れ筋が入
ることがない。
【００１９】
【実施例】図１に示すように、第１実施例に係る燃料用
フィルター１０は、燃料タンク１２内に配設されたチャ
ンバー１４内に配置されている。
フィルター１０は、燃料タンク１２内に配設されたチャ
ンバー１４内に配置されている。
【００２０】このチャンバー１４の上部に設けられた支
持プレート１６には、燃料ポンプ１８が傾斜した状態で
固定されている。燃料ポンプ１８の吐出口２０には、供
給パイプ２２が接続され、図示しないエンジンへ燃料を
供給するようになっている。また、供給パイプ２２の上
部は、燃料タンク１２の上面に形成されたフランジ２４
に固定されている。
持プレート１６には、燃料ポンプ１８が傾斜した状態で
固定されている。燃料ポンプ１８の吐出口２０には、供
給パイプ２２が接続され、図示しないエンジンへ燃料を
供給するようになっている。また、供給パイプ２２の上
部は、燃料タンク１２の上面に形成されたフランジ２４
に固定されている。
【００２１】一方、燃料ポンプ１８の吸込口２６には、
燃料用フィルター１０の吸込みパイプ２８が接続されて
いる。これによって、燃料ポンプ１８が駆動されると、
燃料タンク１２内の燃料Ｌが燃料用フィルター１０でろ
過された後、吸込みパイプ２８を介して、エンジンへ送
られるようになっている。
燃料用フィルター１０の吸込みパイプ２８が接続されて
いる。これによって、燃料ポンプ１８が駆動されると、
燃料タンク１２内の燃料Ｌが燃料用フィルター１０でろ
過された後、吸込みパイプ２８を介して、エンジンへ送
られるようになっている。
【００２２】図２及び図３に示すように、燃料用フィル
ター１０は、袋状のメッシュ３０と、このメッシュ３０
の内部に挿入されるフレーム３２とで構成されている。
ター１０は、袋状のメッシュ３０と、このメッシュ３０
の内部に挿入されるフレーム３２とで構成されている。
【００２３】このフレーム３２は、メッシュ３０の長手
方向へ延びる可撓性の細板状の縦フレーム３４と、この
縦フレーム３４から所定の間隔を置いてメッシュ３０の
幅方向両端へ張り出す可撓性の横フレーム３６とで構成
されている。
方向へ延びる可撓性の細板状の縦フレーム３４と、この
縦フレーム３４から所定の間隔を置いてメッシュ３０の
幅方向両端へ張り出す可撓性の横フレーム３６とで構成
されている。
【００２４】横フレーム３６の先端部には、メッシュ３
０の厚み方向へ湾曲して張り出し、メッシュ３０の内面
と曲面で接触する湾曲部３６Ａが形成されている。この
湾曲部３６Ａは、縦フレーム３４の長さ方向に沿って、
上下互い違いに突出し、また、縦フレーム３４を挟んで
対面する位置においても上下互い違いとなるように突出
している。この湾曲部３６Ａがメッシュ３０を内側から
押し拡げることによって、メッシュ３０を中空状態とす
る。また、湾曲部３６Ａの開口側が上下互い違いとなる
ように配設することで、縦フレーム３４を境として成形
モールドの２面割りが可能となる。
０の厚み方向へ湾曲して張り出し、メッシュ３０の内面
と曲面で接触する湾曲部３６Ａが形成されている。この
湾曲部３６Ａは、縦フレーム３４の長さ方向に沿って、
上下互い違いに突出し、また、縦フレーム３４を挟んで
対面する位置においても上下互い違いとなるように突出
している。この湾曲部３６Ａがメッシュ３０を内側から
押し拡げることによって、メッシュ３０を中空状態とす
る。また、湾曲部３６Ａの開口側が上下互い違いとなる
ように配設することで、縦フレーム３４を境として成形
モールドの２面割りが可能となる。
【００２５】縦フレーム３４の一端には、メッシュ３０
の長手方向端部に位置するように横リブ３８がメッシュ
３０の幅方向へ延設されている。この横リブ３８の両端
には、４分の１円弧状の保持片４０が上方へ張り出し、
また、横リブ３８の中間部には、４分の１円弧状の保持
片４２が下方へ一対張り出している。
の長手方向端部に位置するように横リブ３８がメッシュ
３０の幅方向へ延設されている。この横リブ３８の両端
には、４分の１円弧状の保持片４０が上方へ張り出し、
また、横リブ３８の中間部には、４分の１円弧状の保持
片４２が下方へ一対張り出している。
【００２６】一方、縦フレーム３４の他端には、平面視
にて略Ｕ字型の連結フレーム４４が連結されている。こ
の連結フレーム４４は、横フレーム３６と平行に張り出
し縦フレーム３４に連結される横部材４８と、この横部
材４８の両端から互いに平行に延出する縦部材４６とで
構成されている。縦部材４６の中間には段部４６Ａが形
成され、縦部材４６の先端の高さは、横フレーム３６の
先端に形成された湾曲部３６Ａと略同一高さとされてい
る。この段部４６Ａは、燃料用フィルター１０が配設さ
れる燃料タンク１２の大きさが変わった場合、燃料タン
ク１２との接地圧力に応じて、フレーム３２を弾性的に
変形させ、ある程度の取付構造の変化にも対応できるよ
うになっている。これによって、燃料タンク１２との摩
擦によるメッシュ３０の目開き、磨耗を防ぐようになっ
ている。また、縦部材４６の先端は、円形状のフランジ
５０と連結されている。詳細には、横フレーム３６と平
行に描かれるフランジ５０の直径線と円周がクロスする
部位に連結されている。換言すれば、縦部材４６とフラ
ンジ５０の円周部には、平面視にて縦部材４６と平行な
スリット４７が形成されている。このようなスリット４
７を設けることによって、フランジ５０の移動に伴って
フレーム３２が動かないようになっている。
にて略Ｕ字型の連結フレーム４４が連結されている。こ
の連結フレーム４４は、横フレーム３６と平行に張り出
し縦フレーム３４に連結される横部材４８と、この横部
材４８の両端から互いに平行に延出する縦部材４６とで
構成されている。縦部材４６の中間には段部４６Ａが形
成され、縦部材４６の先端の高さは、横フレーム３６の
先端に形成された湾曲部３６Ａと略同一高さとされてい
る。この段部４６Ａは、燃料用フィルター１０が配設さ
れる燃料タンク１２の大きさが変わった場合、燃料タン
ク１２との接地圧力に応じて、フレーム３２を弾性的に
変形させ、ある程度の取付構造の変化にも対応できるよ
うになっている。これによって、燃料タンク１２との摩
擦によるメッシュ３０の目開き、磨耗を防ぐようになっ
ている。また、縦部材４６の先端は、円形状のフランジ
５０と連結されている。詳細には、横フレーム３６と平
行に描かれるフランジ５０の直径線と円周がクロスする
部位に連結されている。換言すれば、縦部材４６とフラ
ンジ５０の円周部には、平面視にて縦部材４６と平行な
スリット４７が形成されている。このようなスリット４
７を設けることによって、フランジ５０の移動に伴って
フレーム３２が動かないようになっている。
【００２７】一方、フランジ５０からは、フレーム３２
と反対側へ舌片５２が先端を湾曲させて張り出し、この
舌片５２の先端には、横リブ５４の中間部が連結されて
いる。この横リブ５４の両端には、メッシュ３０の下面
に向かって湾曲した幅広の保持板５６が形成されてい
る。
と反対側へ舌片５２が先端を湾曲させて張り出し、この
舌片５２の先端には、横リブ５４の中間部が連結されて
いる。この横リブ５４の両端には、メッシュ３０の下面
に向かって湾曲した幅広の保持板５６が形成されてい
る。
【００２８】また、フランジ５０の中央部は、円形の窪
面５８が形成されている。この窪面５８の中央には、円
孔６０が穿設され、この円孔６０の内周部を半径方向へ
拡径するように、位置決め切欠６２がクロス状に形成さ
れている。さらに、円孔６０によって切り残された窪面
５８には、長円状の係止孔６４が対向して一対形成され
ている。
面５８が形成されている。この窪面５８の中央には、円
孔６０が穿設され、この円孔６０の内周部を半径方向へ
拡径するように、位置決め切欠６２がクロス状に形成さ
れている。さらに、円孔６０によって切り残された窪面
５８には、長円状の係止孔６４が対向して一対形成され
ている。
【００２９】一方、図４に示すように、メッシュ３０の
上面の内側には、取付フランジ６６が溶着されており、
この取付フランジ６６からは傾斜した吸込みパイプ２８
がメッシュ３０の外側へ立設している。取付フランジ６
６の下面外周部には、下方に突出する突部６８が形成さ
れている。この突部６８は、取付フランジ６６の貫通孔
６６Ａと円孔６０の軸心を一致させた状態で、係止孔６
４に係止されるようになっている。また、取付フランジ
６６には、爪７０が形成されており、クロス状に配置さ
れた位置決め切欠６２と係合して、吸込みパイプ２８の
傾斜方向を決めるようになっている。
上面の内側には、取付フランジ６６が溶着されており、
この取付フランジ６６からは傾斜した吸込みパイプ２８
がメッシュ３０の外側へ立設している。取付フランジ６
６の下面外周部には、下方に突出する突部６８が形成さ
れている。この突部６８は、取付フランジ６６の貫通孔
６６Ａと円孔６０の軸心を一致させた状態で、係止孔６
４に係止されるようになっている。また、取付フランジ
６６には、爪７０が形成されており、クロス状に配置さ
れた位置決め切欠６２と係合して、吸込みパイプ２８の
傾斜方向を決めるようになっている。
【００３０】また、メッシュ３０は、不織布で二重構造
とされ、不織布には燃料をろ過する網目が形成されてい
る。このメッシュ３０は、フレーム３２、フランジ５０
を包み込むようにして二枚重ねで２つ折にされ、折り目
を除いた３辺Ａが熱溶着されている。
とされ、不織布には燃料をろ過する網目が形成されてい
る。このメッシュ３０は、フレーム３２、フランジ５０
を包み込むようにして二枚重ねで２つ折にされ、折り目
を除いた３辺Ａが熱溶着されている。
【００３１】次に、本実施例に係る燃料用フィルター１
０の作用を説明する。燃料ポンプ１８が駆動されると、
メッシュ３０で燃料の中に混入した塵等がろ過され、吸
込みパイプ２８を介してエンジンへクリーンな燃料が送
られる。
０の作用を説明する。燃料ポンプ１８が駆動されると、
メッシュ３０で燃料の中に混入した塵等がろ過され、吸
込みパイプ２８を介してエンジンへクリーンな燃料が送
られる。
【００３２】このとき、吸引力によって袋状のメッシュ
３０の上下面が密着しようとするが、メッシュ３０内に
設けられた湾曲部３６Ａによって中空状態が保持され、
確実に燃料タンク１２内の燃料Ｌを吸い込むことができ
る。
３０の上下面が密着しようとするが、メッシュ３０内に
設けられた湾曲部３６Ａによって中空状態が保持され、
確実に燃料タンク１２内の燃料Ｌを吸い込むことができ
る。
【００３３】さらに、メッシュ３０の長手方向の両端に
配置された保持片４０、４２、及び保持板５６が、両端
部をも中空状態とするので、燃料ポンプ１８にかかる負
荷が小さくで済む。
配置された保持片４０、４２、及び保持板５６が、両端
部をも中空状態とするので、燃料ポンプ１８にかかる負
荷が小さくで済む。
【００３４】これら湾曲部３６Ａ、保持片４０、４２、
及び保持板５６は、いずれもメッシュ３０の内面と曲面
で接触しているので、車の振動等によって、メッシュ３
０を磨耗させることがない。このため、不織布をメッシ
ュ材として使用することができるので、コスト低減を図
ることができる。
及び保持板５６は、いずれもメッシュ３０の内面と曲面
で接触しているので、車の振動等によって、メッシュ３
０を磨耗させることがない。このため、不織布をメッシ
ュ材として使用することができるので、コスト低減を図
ることができる。
【００３５】一方、図５及び図６に示すように、燃料タ
ンクの製造誤差等によって、フランジ５０の取付位置が
上下にばらつきを生じることがある。しかし、連結フレ
ーム４４には、フレーム３２がフランジ５０と別な動き
が取れるように、連結部分にスリット４７（図３参照）
が設けられているので、常に、メッシュ３０の先端を燃
料タンク１２の底面に位置させることができる。このた
め、燃料タンク１２の燃料Ｌを完全に吸引することがで
きる。
ンクの製造誤差等によって、フランジ５０の取付位置が
上下にばらつきを生じることがある。しかし、連結フレ
ーム４４には、フレーム３２がフランジ５０と別な動き
が取れるように、連結部分にスリット４７（図３参照）
が設けられているので、常に、メッシュ３０の先端を燃
料タンク１２の底面に位置させることができる。このた
め、燃料タンク１２の燃料Ｌを完全に吸引することがで
きる。
【００３６】次に、第２実施例に係る燃料用フィルター
１００を説明する。第２実施例では、図７に示すよう
に、フレーム１０１と接合された連結フレーム４４の縦
部材４６には、その下面から突片１０２が、また、縦フ
レーム３４と横部材４８との連結部付近の上面から突片
１０４が突設されている。この突片１０２、１０４の先
端は丸みを帯びており、メッシュ３０を傷つけないよう
になっている。また、この突片１０２、１０４は、通常
の使用状態では、メッシュ３０に接触することはなく、
図８に示すように、車種の違い等によって燃料タンク１
２のサイズが大幅に相違し、連結フレーム４４が大きく
撓んでも、突片１０２、１０４がメッシュ３０を中空状
態とし、メッシュ３０に折れ筋が入ることを防止する。
１００を説明する。第２実施例では、図７に示すよう
に、フレーム１０１と接合された連結フレーム４４の縦
部材４６には、その下面から突片１０２が、また、縦フ
レーム３４と横部材４８との連結部付近の上面から突片
１０４が突設されている。この突片１０２、１０４の先
端は丸みを帯びており、メッシュ３０を傷つけないよう
になっている。また、この突片１０２、１０４は、通常
の使用状態では、メッシュ３０に接触することはなく、
図８に示すように、車種の違い等によって燃料タンク１
２のサイズが大幅に相違し、連結フレーム４４が大きく
撓んでも、突片１０２、１０４がメッシュ３０を中空状
態とし、メッシュ３０に折れ筋が入ることを防止する。
【００３７】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、フレーム
との摩擦によるメッシュの磨耗を防止することができ、
また、フレームがフランジの動きに追従しないため、燃
料タンクの燃料を完全に吸引することができる。さら
に、フレームを燃料タンクに強く押し付けてもフィルタ
ーに折れ筋が生じない。
との摩擦によるメッシュの磨耗を防止することができ、
また、フレームがフランジの動きに追従しないため、燃
料タンクの燃料を完全に吸引することができる。さら
に、フレームを燃料タンクに強く押し付けてもフィルタ
ーに折れ筋が生じない。
【図１】本実施例に係る燃料用フィルターが燃料タンク
に取付けられた状態を示す断面図である。
に取付けられた状態を示す断面図である。
【図２】本実施例に係る燃料用フィルターを一部切り取
った斜視図である。
った斜視図である。
【図３】本実施例に係る燃料用フィルターを構成するフ
レームの斜視図である。
レームの斜視図である。
【図４】本実施例に係る燃料用フィルターの断面図であ
る。
る。
【図５】本実施例に係る燃料用フィルターを構成するフ
レームの変形状態を示した側面図である。
レームの変形状態を示した側面図である。
【図６】本実施例に係る燃料用フィルターを構成するフ
レームの変形状態を示した側面図である。
レームの変形状態を示した側面図である。
【図７】変形例に係る燃料用フィルターを構成するフレ
ームの斜視図である。
ームの斜視図である。
【図８】変形例に係る燃料用フィルターの変形状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図９】従来の燃料用フィルターを一部切り取った斜視
図である。
図である。
３０ メッシュ ３２ フレーム ３４ 縦フレーム ３６ 横フレーム ３６Ａ 湾曲部（拡空体） ４０ 保持片（保持部材） ４２ 保持片（保持部材） ４４ 連結フレーム（連結部材） ４７ スリット ５６ 保持板（保持部材） １０２ 突片 １０４ 突片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 2125−3Ｈ Ｆ０４Ｂ 21/06 Ｂ
Claims (5)
- 【請求項１】 吸込みパイプが取付けられるフランジを
備えた袋状のメッシュと、前記フランジに連結され前記
メッシュ内に配設される可撓性のフレームと、で構成さ
れる燃料用フィルターにおいて、 前記フレームから前記メッシュを中空状態とする両方向
へ突出し、メッシュの内面と接触する部位が曲面とされ
た拡空体を有することを特徴とする燃料用フィルター。 - 【請求項２】 前記フランジあるいは前記フレームの終
端部の少なくとも一方に配設され、前記メッシュの長手
方向端部の内面と接触する曲面を有しメッシュを中空状
態とする保持部材を有することを特徴とする請求項１に
記載の燃料用フィルター。 - 【請求項３】 前記メッシュが不織布の２重構造とされ
たことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の燃
料用フィルター。 - 【請求項４】 前記フランジと前記フレームとを可撓性
の連結部材で連結し、この連結部材とフランジとの連結
部位にフレームと独立したフランジの移動を許容するス
リットを形成したことを特徴とする請求項１から請求項
３のいずれかに記載の燃料用フィルター。 - 【請求項５】 前記連結部材及びこの連結部材と前記フ
レームとの連結部付近に前記メッシュを中空状態とする
両方向へ突出する突片を設けたことを特徴とする請求項
４に記載の燃料用フィルター。
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|---|---|---|---|
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| GB9419977A GB2282336B (en) | 1993-10-04 | 1994-10-04 | Fuel filter |
| US08/317,938 US5547568A (en) | 1993-10-04 | 1994-10-04 | Fuel filter |
| KR1019940026530A KR0130025B1 (ko) | 1994-01-24 | 1994-10-17 | 연료용 필터 |
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| JP5-53719 | 1993-10-04 | ||
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| JPH07148405A true JPH07148405A (ja) | 1995-06-13 |
| JP3353986B2 JP3353986B2 (ja) | 2002-12-09 |
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ID=26339870
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| JP (1) | JP3353986B2 (ja) |
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