JP2004353783A - 自動変速機用オイルフィルタ - Google Patents
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- F16H57/0402—Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
- F16H57/0404—Lubricant filters
Abstract
【課題】自動変速機用オイルフィルタのジグザグ状濾材の濾過性能を高める。
【解決手段】オイル流入口(5a)とオイル流出口(6a)がそれぞれ設けられた割り片(5,6)間にジグザグ折りされた濾材(9)を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、オイル流出側の割り片(6)の内面に、濾材(9)の襞内に侵入する突起(13a)を備えた起立壁(13)が設けられる。濾材(9)の襞内に突起(13a)が入り込んで襞同士の密着を防止するので、有効濾過面積の低下が防止される。
【選択図】 図6
【解決手段】オイル流入口(5a)とオイル流出口(6a)がそれぞれ設けられた割り片(5,6)間にジグザグ折りされた濾材(9)を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、オイル流出側の割り片(6)の内面に、濾材(9)の襞内に侵入する突起(13a)を備えた起立壁(13)が設けられる。濾材(9)の襞内に突起(13a)が入り込んで襞同士の密着を防止するので、有効濾過面積の低下が防止される。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機用オイルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機用オイルフィルタの濾材は単にシート状に広げて或いは二つ折りにして使用される場合もあるが(例えば、特許文献1,2,3,4,5参照。)、濾過面積を増やすためにジグザグ折りされる場合もある(例えば、特許文献6,7参照。)。
【0003】
ところが、濾材をジグザグ折りする場合は、濾材の襞同士が接触しやすくオイルが通過し難くなって圧力損失が増加する。これを防止するため従来濾材の表面に線状又は網状の補強部材を付けて襞同士の接触を防止しオイルの通りを良くしている(例えば、特許文献6,7参照。)。
【0004】
また、図12及び図13に示す自動変速機用オイルフィルタのジグザグ折りした濾材3は、濾材3の襞間を横切るように設けられた複数本の補強リブ4で襞同士の密着を防止するようになっている。自動変速機のオイルはこの自動変速機用オイルフィルタのケースにおける一方の割り片1のオイル流入口1aからケース内に流入し、濾材3をダストサイドからクリーンサイドへと通過しつつ異物を除去された後他方の割り片2のオイル流出口2aから再び自動変速機に戻される。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−78407号公報
【特許文献2】
特開平2−277513号公報
【特許文献3】
特開平9−173723号公報
【特許文献4】
特開平9−290109号公報
【特許文献5】
実用新案登録第2502088号公報
【特許文献6】
特開平6−71117号公報
【特許文献7】
特開2002−273116号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、濾材の襞同士の密着を防止するために設けた線状、網状、リブ状等の補強部材は却って濾材の濾過面積の減少、オイルの圧力損失の増加を招きやすい。また、自動変速機用オイルフィルタに流入するオイルはエンジンの回転数の変化等により脈動し濾材には不規則な力が繰り返し作用するので、補強部材の本数が増やされ肉厚も大きくされるが、補強部材の本数や肉厚を大きくすることは濾材の濾過面積の減少、圧力損失の増加を招くことになる。また、補強部材は一般に合成樹脂の射出成形により形成されるが、その際補強部材近傍の濾材が射出成形用金型で潰されるので補強部材の配置領域が広いとそれだけ濾過性能が低下するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記諸問題点を解決することができる自動変速機用オイルフィルタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、オイル流入口(5a)とオイル流出口(6a)がそれぞれ設けられた割り片(5,6)間にジグザグ折りされた濾材(9)を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、オイル流出側の割り片(6)の内面に、濾材(9)の襞内に侵入する突起(13a)を備えた起立壁(13)が設けられた自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0009】
この請求項1に係る発明によれば、ジグザグ折りされた濾材(9)によりオイルを濾過するので有効濾過面積が増大し濾過効率が向上するのはもちろんのこと、濾材(9)の襞内に突起(13a)が入り込んで襞同士の密着を防止するので、有効濾過面積の低下が防止される。また、濾材(9)の中央にリブ等の補強材を付着させなくともよいので、補強材を形成する際に金型による濾材(9)の潰れが防止され、従って濾材(9)の濾過性能の低下が防止される。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記起立壁が双方の割り片に設けられた自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0011】
この請求項2に係る発明によれば、起立壁(12,13)が双方の割り片(5,6)に設けられ濾材(9)の襞が表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材(9)に不規則な力が繰り返し作用しても、濾材(9)の変形が的確に防止され、圧力損失の増加が抑制される。
【0012】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、複数個の起立壁(12,13)がオイル流出口(6a)に向かって収束するように配置された自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0013】
この請求項3に係る発明によれば、複数個の起立壁(12,13)がオイル流出口(6a)に向かって収束するので、オイルが起立壁(12,13)に案内されつつオイル流出口(6a)に向かって円滑に流れる。したがって、オイルの圧力損失が低減し、異物捕捉量が向上する。
【0014】
また、請求項4に係る発明は、オイル流入口(5a)とオイル流出口(6a)がそれぞれ設けられた割り片(15,16)間にジグザグ折りされた濾材(17)を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、濾材(17)にそのジグザグ方向に伸びるリブ(18)が設けられ、オイル流出側の割り片(16)の内面に、リブ(18)に当接する凸部(19)が設けられた自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0015】
この請求項4に係る発明によれば、濾材(17)のジグザグ方向に伸びるリブ(18)が濾材(17)を補強し襞同士の密着を防止するので有効濾過面積の低下が防止されるのはもちろんのこと、凸部(19)がリブ(18)に当接するので、リブ(18)の設置数を減らしたり、リブ(18)の寸法を小さくしたりしても濾材(17)の変形、破損が防止される。
【0016】
また、請求項5に係る発明は、請求項4に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記凸部が双方の割り片に設けられた自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0017】
この請求項5に係る発明によれば、凸部(19)が双方の割り片(15,16)に設けられ、濾材(17)のリブ(18)が凸部(19)により表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材(17)に不規則な力が繰り返し作用しても濾材(17)の変形が的確に防止され、圧力損失の増加が抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
<実施の形態1>
図1乃至図6に示すように、この自動変速機用オイルフィルタは二つの割り片5,6を備え、この割り片5,6が組み合わせられることにより自動変速機用オイルフィルタのケースが形成される。
【0020】
各割り片5,6は例えば合成樹脂の射出成形により略長方形の浅い皿状に形成される。もちろんこの皿状以外の形状とすることも可能である。割り片5,6の口縁には、割り片5,6同士を組み合わせるときに合致する突縁部7,8が形成される。突縁部7,8間には濾材9の周縁を挟み込む挟み代が形成され、この挟み代を形成するための隆起部8aが一方の突縁部8の端面に無端状に設けられる。突縁部8上の隆起部8aが他方の突縁部7に当接することにより、突縁部7,8間に適度な間隙が形成され、この間隙内に濾材9の周縁が位置決めされた状態で嵌り込む。
【0021】
一方の割り片5の平坦なパネルには自動変速機から流れ出るオイルの流入口5aが形成され、他方の割り片6の平坦なパネルには自動変速機にオイルを戻すための流出口6aが形成される。
【0022】
濾材9は、例えば濾過用の不織布、濾紙等のシートをジグザグ折りしてなる濾過部9aと、濾過部9aの周縁を固める枠部9bとを備える。濾過部9aはジグザグ折りされた不織布等のシートで形成されることから有効濾過面積が増大する。枠部9bは例えば合成樹脂により形成され、ジグザグ折りした不織布等のシートを図示しない金型内に固定した上で溶融合成樹脂を金型内に射出することにより濾過部9aと一体的に形成される。枠部9bの回りには、上記割り片5,6の突縁部7,8間に挟持される縁片10が一体的に形成される。
【0023】
図3に示すように、濾材9の中央からは従来のリブ4等の補強材(図12参照)が排除される。これにより補強材を形成するための金型による濾材9の不織布の潰れが防止され、濾材9の濾過性能の低下が防止される。
【0024】
濾材9は割り片5,6間に入れられ、その縁片10が割り片5,6の突縁部7,8間に挟持される。突縁部7,8及び縁片10同士は振動、超音波、高周波等により溶接され一体化される。これにより、濾材9の濾過部9aはケース内を二分し、オイル流入口5aのある割り片5側がダストサイドとなり、オイル流出口6aのある割り片6側がクリーンサイドとなる。
【0025】
図2乃至図6に示すように、上記割り片5,6の内面には、濾材9の襞内に侵入する突起12a,13aを備えた起立壁12,13が設けられる。
【0026】
起立壁12,13は各割り片5,6のパネルの内面に濾材9の濾過部9aに向かって突出するように設けられる。起立壁12,13は各パネルに一箇所ずつ設けても良いが、望ましくは複数箇所に分散して設けられ、また、望ましくは双方の割り片5,6の複数個の起立壁12,13がオイル流出口6aに向かって収束するように配置される。これにより起立壁12,13はオイル流出口6aを中心にして放射状に伸び、オイルはオイル流入口5aからケース内に入ると、起立壁12により濾材9のオイル流出口6aに対向する箇所へと案内されつつ濾材9をダストサイドからクリーンサイドへと通過し、濾過されたオイルは起立壁13に案内されつつオイル流出口6aに向かって円滑に流れる。したがって、オイルの圧力損失が低減し、異物捕捉量も向上する。
【0027】
各起立壁12,13からは突起12a,13aが濾材9側に突出し、濾材9の襞内に入り込む。図5に示すように、各突起12a,13aは望ましくは各襞に倣った形状を有する。このように、濾材9の襞内に突起12a,13aが入り込んで襞同士の密着を防止するので、有効濾過面積の低下が防止される。また、突起12a,13aは両割り片5,6から突出し、濾材9の襞は表裏から支持されるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材9に不規則な力が繰り返し作用しても濾材9の変形が防止される。より望ましい形態としては、図3及び図4に示すように、起立壁12,13は突起12a,13aを含め濾材9の襞に倣った形状とされ、双方の起立壁12,13により濾材9を挟み込むようにする。これにより、濾材9がより強固に固定され、変形が防止される。
【0028】
起立壁12,13及び突起12a,13aは割り片5,6が合成樹脂の射出成形により形成される場合は、割り片5,6の成形と同時に一体で形成される。
【0029】
次に、上記構成の自動変速機用オイルフィルタの作用について説明する。
【0030】
この自動変速機用オイルフィルタは、自動変速機内又はその近傍の所定位置に取り付けられ、そのオイル流入口5aから自動変速機用オイルがケース内に注入される。オイルはオイル流入口5aからケース内の濾材9のダストサイドに流入し、濾材9により異物を取り除かれた後、クリーンサイドへと浸透し、オイル流出口6aから再び自動変速機内へと戻る。
【0031】
図2及び図6に示すように、オイルが濾材9をダストサイドからクリーンサイドへと通過する際、濾材9は起立壁12,13により両サイドから支持され、濾材9の襞内には突起12a,13aが入り込んで襞同士の密着を防止しているので、有効濾過面積の低下が防止され、オイルは効率良く濾過される。
【0032】
また、エンジンの回転数の変化等によりオイルには脈動が生じ、濾材9には不規則な力が繰り返し作用するが、濾材9は両割り片5,6から突出する起立壁12,13により支持されるので、濾材9は変形することなく正常な濾過機能を果たす。
【0033】
<実施の形態2>
図7に示すように、この実施の形態2に係る自動変速機用オイルフィルタにおいては、実施の形態1の場合と異なり、濾材9の襞内に侵入する突起13aを備えた起立壁13はオイル流出側の割り片6にのみ設けられ、オイル流入側の割り片14では省略されている。オイル流出側の割り片6の内部は図4に示すと同様に現れる。
【0034】
なお、この実施の形態2において、実施の形態1と同じ箇所には同一符号を用いて示し重複した説明を省略する。
【0035】
<実施の形態3>
図8乃至図11に示すように、この実施の形態3に係る自動変速機用オイルフィルタにおいては、濾材17にそのジグザグ方向に伸びるリブ18が設けられ、オイル流出側の割り片16の内面に、リブ18に当接する凸部19が設けられている。
【0036】
凸部19は割り片15,16のパネル内面にリブ18の長さ方向に沿うように望ましくは複数個形成される。凸部19はオイル流出側の割り片16にのみ設けられているが、オイル流入側の割り片15にも設け、両割り片15,16の凸部でリブ18を両側から挟み込むようにしても良い。
【0037】
この自動変速機用オイルフィルタによれば、濾材17のジグザグ方向に伸びるリブ18が濾材17を補強し襞同士の密着を防止するので有効濾過面積の低下が防止される。また、凸部19がリブ18に当接するので、濾材17全体の変形が防止され濾材17の破損、オイルの圧力損失の増加が抑制される。
【0038】
なお、この実施の形態3において、実施の形態1,2と同じ箇所には同一符号を用いて示し重複した説明を省略する。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、オイル流入口とオイル流出口がそれぞれ設けられた割り片間にジグザグ折りされた濾材を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、オイル流出側の割り片の内面に、濾材の襞内に侵入する突起を備えた起立壁が設けられた自動変速機用オイルフィルタであり、ジグザグ折りされた濾材によりオイルを濾過するので有効濾過面積が増大し濾過効率が向上するのはもちろんのこと、濾材の襞内に突起が入り込んで襞同士の密着を防止するので、有効濾過面積の低下が防止される。また、濾材の中央にリブ等の補強材を付着させなくともよいので、補強材を形成する際に金型による濾材の潰れが防止され、従って濾材の濾過性能の低下が防止される。また、起立壁及び突起が双方の割り片に設けられる場合は、濾材の襞が表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材に不規則な力が繰り返し作用しても、濾材の変形が的確に防止され、圧力損失の増加が抑制される。
【0040】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記起立壁が双方の割り片に設けられた自動変速機用オイルフィルタであり、起立壁が双方の割り片に設けられ濾材の襞が表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材に不規則な力が繰り返し作用しても、濾材の変形が的確に防止され、濾過効率がさらに向上する。
【0041】
請求項3に係る発明によれば、請求項1に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、複数個の起立壁がオイル流出口に向かって収束するように配置された自動変速機用オイルフィルタであるから、オイルが起立壁に案内されつつオイル流出口に向かって円滑に流れる。したがって、オイルの圧力損失が低減し、異物捕捉量も向上する。
【0042】
請求項4に係る発明によれば、オイル流入口とオイル流出口がそれぞれ設けられた割り片間にジグザグ折りされた濾材を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、濾材にそのジグザグ方向に伸びるリブが設けられ、オイル流出側の割り片の内面に、リブに当接する凸部が設けられた自動変速機用オイルフィルタであり、濾材のジグザグ方向に伸びるリブが濾材を補強し襞同士の密着を防止するので有効濾過面積の低下が防止されるのはもちろんのこと、凸部がリブに当接するので、リブの設置数を減らしたり、リブの寸法を小さくしたりしても濾材の変形、破損が防止される。
【0043】
請求項5に係る発明によれば、請求項4に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記凸部が双方の割り片に設けられた自動変速機用オイルフィルタであり、濾材のリブが凸部により表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材に不規則な力が繰り返し作用しても濾材の変形が的確に防止され、圧力損失の増加が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る自動変速機用オイルフィルタの立面図である。
【図2】図1に示す自動変速機用オイルフィルタの垂直断面図である。
【図3】図1に示す自動変速機用オイルフィルタの分解斜視図である。
【図4】図3に示す上側の割り片を裏返して示す斜視図である。
【図5】図4に示す上側の割り片の平面図である。
【図6】図1に示す自動変速機用オイルフィルタの部分切欠斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る自動変速機用オイルフィルタの分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る自動変速機用オイルフィルタの垂直断面図である。
【図9】図8に示す自動変速機用オイルフィルタの分解斜視図である。
【図10】図9に示す上側の割り片を裏返して示す斜視図である。
【図11】図8に示す自動変速機用オイルフィルタの斜視図である。
【図12】従来の自動変速機用オイルフィルタの分解斜視図である。
【図13】図12に示す自動変速機用オイルフィルタの斜視図である。
【符号の説明】
5,6,15,16…割り片
5a…オイル流入口
6a…オイル流出口
9,17…濾材
12,13…起立壁
12a,13a…突起
18…リブ
19…凸部
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機用オイルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機用オイルフィルタの濾材は単にシート状に広げて或いは二つ折りにして使用される場合もあるが(例えば、特許文献1,2,3,4,5参照。)、濾過面積を増やすためにジグザグ折りされる場合もある(例えば、特許文献6,7参照。)。
【0003】
ところが、濾材をジグザグ折りする場合は、濾材の襞同士が接触しやすくオイルが通過し難くなって圧力損失が増加する。これを防止するため従来濾材の表面に線状又は網状の補強部材を付けて襞同士の接触を防止しオイルの通りを良くしている(例えば、特許文献6,7参照。)。
【0004】
また、図12及び図13に示す自動変速機用オイルフィルタのジグザグ折りした濾材3は、濾材3の襞間を横切るように設けられた複数本の補強リブ4で襞同士の密着を防止するようになっている。自動変速機のオイルはこの自動変速機用オイルフィルタのケースにおける一方の割り片1のオイル流入口1aからケース内に流入し、濾材3をダストサイドからクリーンサイドへと通過しつつ異物を除去された後他方の割り片2のオイル流出口2aから再び自動変速機に戻される。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−78407号公報
【特許文献2】
特開平2−277513号公報
【特許文献3】
特開平9−173723号公報
【特許文献4】
特開平9−290109号公報
【特許文献5】
実用新案登録第2502088号公報
【特許文献6】
特開平6−71117号公報
【特許文献7】
特開2002−273116号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、濾材の襞同士の密着を防止するために設けた線状、網状、リブ状等の補強部材は却って濾材の濾過面積の減少、オイルの圧力損失の増加を招きやすい。また、自動変速機用オイルフィルタに流入するオイルはエンジンの回転数の変化等により脈動し濾材には不規則な力が繰り返し作用するので、補強部材の本数が増やされ肉厚も大きくされるが、補強部材の本数や肉厚を大きくすることは濾材の濾過面積の減少、圧力損失の増加を招くことになる。また、補強部材は一般に合成樹脂の射出成形により形成されるが、その際補強部材近傍の濾材が射出成形用金型で潰されるので補強部材の配置領域が広いとそれだけ濾過性能が低下するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記諸問題点を解決することができる自動変速機用オイルフィルタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、オイル流入口(5a)とオイル流出口(6a)がそれぞれ設けられた割り片(5,6)間にジグザグ折りされた濾材(9)を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、オイル流出側の割り片(6)の内面に、濾材(9)の襞内に侵入する突起(13a)を備えた起立壁(13)が設けられた自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0009】
この請求項1に係る発明によれば、ジグザグ折りされた濾材(9)によりオイルを濾過するので有効濾過面積が増大し濾過効率が向上するのはもちろんのこと、濾材(9)の襞内に突起(13a)が入り込んで襞同士の密着を防止するので、有効濾過面積の低下が防止される。また、濾材(9)の中央にリブ等の補強材を付着させなくともよいので、補強材を形成する際に金型による濾材(9)の潰れが防止され、従って濾材(9)の濾過性能の低下が防止される。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記起立壁が双方の割り片に設けられた自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0011】
この請求項2に係る発明によれば、起立壁(12,13)が双方の割り片(5,6)に設けられ濾材(9)の襞が表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材(9)に不規則な力が繰り返し作用しても、濾材(9)の変形が的確に防止され、圧力損失の増加が抑制される。
【0012】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、複数個の起立壁(12,13)がオイル流出口(6a)に向かって収束するように配置された自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0013】
この請求項3に係る発明によれば、複数個の起立壁(12,13)がオイル流出口(6a)に向かって収束するので、オイルが起立壁(12,13)に案内されつつオイル流出口(6a)に向かって円滑に流れる。したがって、オイルの圧力損失が低減し、異物捕捉量が向上する。
【0014】
また、請求項4に係る発明は、オイル流入口(5a)とオイル流出口(6a)がそれぞれ設けられた割り片(15,16)間にジグザグ折りされた濾材(17)を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、濾材(17)にそのジグザグ方向に伸びるリブ(18)が設けられ、オイル流出側の割り片(16)の内面に、リブ(18)に当接する凸部(19)が設けられた自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0015】
この請求項4に係る発明によれば、濾材(17)のジグザグ方向に伸びるリブ(18)が濾材(17)を補強し襞同士の密着を防止するので有効濾過面積の低下が防止されるのはもちろんのこと、凸部(19)がリブ(18)に当接するので、リブ(18)の設置数を減らしたり、リブ(18)の寸法を小さくしたりしても濾材(17)の変形、破損が防止される。
【0016】
また、請求項5に係る発明は、請求項4に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記凸部が双方の割り片に設けられた自動変速機用オイルフィルタを採用する。
【0017】
この請求項5に係る発明によれば、凸部(19)が双方の割り片(15,16)に設けられ、濾材(17)のリブ(18)が凸部(19)により表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材(17)に不規則な力が繰り返し作用しても濾材(17)の変形が的確に防止され、圧力損失の増加が抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
<実施の形態1>
図1乃至図6に示すように、この自動変速機用オイルフィルタは二つの割り片5,6を備え、この割り片5,6が組み合わせられることにより自動変速機用オイルフィルタのケースが形成される。
【0020】
各割り片5,6は例えば合成樹脂の射出成形により略長方形の浅い皿状に形成される。もちろんこの皿状以外の形状とすることも可能である。割り片5,6の口縁には、割り片5,6同士を組み合わせるときに合致する突縁部7,8が形成される。突縁部7,8間には濾材9の周縁を挟み込む挟み代が形成され、この挟み代を形成するための隆起部8aが一方の突縁部8の端面に無端状に設けられる。突縁部8上の隆起部8aが他方の突縁部7に当接することにより、突縁部7,8間に適度な間隙が形成され、この間隙内に濾材9の周縁が位置決めされた状態で嵌り込む。
【0021】
一方の割り片5の平坦なパネルには自動変速機から流れ出るオイルの流入口5aが形成され、他方の割り片6の平坦なパネルには自動変速機にオイルを戻すための流出口6aが形成される。
【0022】
濾材9は、例えば濾過用の不織布、濾紙等のシートをジグザグ折りしてなる濾過部9aと、濾過部9aの周縁を固める枠部9bとを備える。濾過部9aはジグザグ折りされた不織布等のシートで形成されることから有効濾過面積が増大する。枠部9bは例えば合成樹脂により形成され、ジグザグ折りした不織布等のシートを図示しない金型内に固定した上で溶融合成樹脂を金型内に射出することにより濾過部9aと一体的に形成される。枠部9bの回りには、上記割り片5,6の突縁部7,8間に挟持される縁片10が一体的に形成される。
【0023】
図3に示すように、濾材9の中央からは従来のリブ4等の補強材(図12参照)が排除される。これにより補強材を形成するための金型による濾材9の不織布の潰れが防止され、濾材9の濾過性能の低下が防止される。
【0024】
濾材9は割り片5,6間に入れられ、その縁片10が割り片5,6の突縁部7,8間に挟持される。突縁部7,8及び縁片10同士は振動、超音波、高周波等により溶接され一体化される。これにより、濾材9の濾過部9aはケース内を二分し、オイル流入口5aのある割り片5側がダストサイドとなり、オイル流出口6aのある割り片6側がクリーンサイドとなる。
【0025】
図2乃至図6に示すように、上記割り片5,6の内面には、濾材9の襞内に侵入する突起12a,13aを備えた起立壁12,13が設けられる。
【0026】
起立壁12,13は各割り片5,6のパネルの内面に濾材9の濾過部9aに向かって突出するように設けられる。起立壁12,13は各パネルに一箇所ずつ設けても良いが、望ましくは複数箇所に分散して設けられ、また、望ましくは双方の割り片5,6の複数個の起立壁12,13がオイル流出口6aに向かって収束するように配置される。これにより起立壁12,13はオイル流出口6aを中心にして放射状に伸び、オイルはオイル流入口5aからケース内に入ると、起立壁12により濾材9のオイル流出口6aに対向する箇所へと案内されつつ濾材9をダストサイドからクリーンサイドへと通過し、濾過されたオイルは起立壁13に案内されつつオイル流出口6aに向かって円滑に流れる。したがって、オイルの圧力損失が低減し、異物捕捉量も向上する。
【0027】
各起立壁12,13からは突起12a,13aが濾材9側に突出し、濾材9の襞内に入り込む。図5に示すように、各突起12a,13aは望ましくは各襞に倣った形状を有する。このように、濾材9の襞内に突起12a,13aが入り込んで襞同士の密着を防止するので、有効濾過面積の低下が防止される。また、突起12a,13aは両割り片5,6から突出し、濾材9の襞は表裏から支持されるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材9に不規則な力が繰り返し作用しても濾材9の変形が防止される。より望ましい形態としては、図3及び図4に示すように、起立壁12,13は突起12a,13aを含め濾材9の襞に倣った形状とされ、双方の起立壁12,13により濾材9を挟み込むようにする。これにより、濾材9がより強固に固定され、変形が防止される。
【0028】
起立壁12,13及び突起12a,13aは割り片5,6が合成樹脂の射出成形により形成される場合は、割り片5,6の成形と同時に一体で形成される。
【0029】
次に、上記構成の自動変速機用オイルフィルタの作用について説明する。
【0030】
この自動変速機用オイルフィルタは、自動変速機内又はその近傍の所定位置に取り付けられ、そのオイル流入口5aから自動変速機用オイルがケース内に注入される。オイルはオイル流入口5aからケース内の濾材9のダストサイドに流入し、濾材9により異物を取り除かれた後、クリーンサイドへと浸透し、オイル流出口6aから再び自動変速機内へと戻る。
【0031】
図2及び図6に示すように、オイルが濾材9をダストサイドからクリーンサイドへと通過する際、濾材9は起立壁12,13により両サイドから支持され、濾材9の襞内には突起12a,13aが入り込んで襞同士の密着を防止しているので、有効濾過面積の低下が防止され、オイルは効率良く濾過される。
【0032】
また、エンジンの回転数の変化等によりオイルには脈動が生じ、濾材9には不規則な力が繰り返し作用するが、濾材9は両割り片5,6から突出する起立壁12,13により支持されるので、濾材9は変形することなく正常な濾過機能を果たす。
【0033】
<実施の形態2>
図7に示すように、この実施の形態2に係る自動変速機用オイルフィルタにおいては、実施の形態1の場合と異なり、濾材9の襞内に侵入する突起13aを備えた起立壁13はオイル流出側の割り片6にのみ設けられ、オイル流入側の割り片14では省略されている。オイル流出側の割り片6の内部は図4に示すと同様に現れる。
【0034】
なお、この実施の形態2において、実施の形態1と同じ箇所には同一符号を用いて示し重複した説明を省略する。
【0035】
<実施の形態3>
図8乃至図11に示すように、この実施の形態3に係る自動変速機用オイルフィルタにおいては、濾材17にそのジグザグ方向に伸びるリブ18が設けられ、オイル流出側の割り片16の内面に、リブ18に当接する凸部19が設けられている。
【0036】
凸部19は割り片15,16のパネル内面にリブ18の長さ方向に沿うように望ましくは複数個形成される。凸部19はオイル流出側の割り片16にのみ設けられているが、オイル流入側の割り片15にも設け、両割り片15,16の凸部でリブ18を両側から挟み込むようにしても良い。
【0037】
この自動変速機用オイルフィルタによれば、濾材17のジグザグ方向に伸びるリブ18が濾材17を補強し襞同士の密着を防止するので有効濾過面積の低下が防止される。また、凸部19がリブ18に当接するので、濾材17全体の変形が防止され濾材17の破損、オイルの圧力損失の増加が抑制される。
【0038】
なお、この実施の形態3において、実施の形態1,2と同じ箇所には同一符号を用いて示し重複した説明を省略する。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、オイル流入口とオイル流出口がそれぞれ設けられた割り片間にジグザグ折りされた濾材を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、オイル流出側の割り片の内面に、濾材の襞内に侵入する突起を備えた起立壁が設けられた自動変速機用オイルフィルタであり、ジグザグ折りされた濾材によりオイルを濾過するので有効濾過面積が増大し濾過効率が向上するのはもちろんのこと、濾材の襞内に突起が入り込んで襞同士の密着を防止するので、有効濾過面積の低下が防止される。また、濾材の中央にリブ等の補強材を付着させなくともよいので、補強材を形成する際に金型による濾材の潰れが防止され、従って濾材の濾過性能の低下が防止される。また、起立壁及び突起が双方の割り片に設けられる場合は、濾材の襞が表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材に不規則な力が繰り返し作用しても、濾材の変形が的確に防止され、圧力損失の増加が抑制される。
【0040】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記起立壁が双方の割り片に設けられた自動変速機用オイルフィルタであり、起立壁が双方の割り片に設けられ濾材の襞が表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材に不規則な力が繰り返し作用しても、濾材の変形が的確に防止され、濾過効率がさらに向上する。
【0041】
請求項3に係る発明によれば、請求項1に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、複数個の起立壁がオイル流出口に向かって収束するように配置された自動変速機用オイルフィルタであるから、オイルが起立壁に案内されつつオイル流出口に向かって円滑に流れる。したがって、オイルの圧力損失が低減し、異物捕捉量も向上する。
【0042】
請求項4に係る発明によれば、オイル流入口とオイル流出口がそれぞれ設けられた割り片間にジグザグ折りされた濾材を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、濾材にそのジグザグ方向に伸びるリブが設けられ、オイル流出側の割り片の内面に、リブに当接する凸部が設けられた自動変速機用オイルフィルタであり、濾材のジグザグ方向に伸びるリブが濾材を補強し襞同士の密着を防止するので有効濾過面積の低下が防止されるのはもちろんのこと、凸部がリブに当接するので、リブの設置数を減らしたり、リブの寸法を小さくしたりしても濾材の変形、破損が防止される。
【0043】
請求項5に係る発明によれば、請求項4に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記凸部が双方の割り片に設けられた自動変速機用オイルフィルタであり、濾材のリブが凸部により表裏から挟まれるので、エンジンの回転数の変化等によるオイルの脈動で濾材に不規則な力が繰り返し作用しても濾材の変形が的確に防止され、圧力損失の増加が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る自動変速機用オイルフィルタの立面図である。
【図2】図1に示す自動変速機用オイルフィルタの垂直断面図である。
【図3】図1に示す自動変速機用オイルフィルタの分解斜視図である。
【図4】図3に示す上側の割り片を裏返して示す斜視図である。
【図5】図4に示す上側の割り片の平面図である。
【図6】図1に示す自動変速機用オイルフィルタの部分切欠斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る自動変速機用オイルフィルタの分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る自動変速機用オイルフィルタの垂直断面図である。
【図9】図8に示す自動変速機用オイルフィルタの分解斜視図である。
【図10】図9に示す上側の割り片を裏返して示す斜視図である。
【図11】図8に示す自動変速機用オイルフィルタの斜視図である。
【図12】従来の自動変速機用オイルフィルタの分解斜視図である。
【図13】図12に示す自動変速機用オイルフィルタの斜視図である。
【符号の説明】
5,6,15,16…割り片
5a…オイル流入口
6a…オイル流出口
9,17…濾材
12,13…起立壁
12a,13a…突起
18…リブ
19…凸部
Claims (5)
- オイル流入口とオイル流出口がそれぞれ設けられた割り片間にジグザグ折りされた濾材を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、オイル流出側の割り片の内面に、濾材の襞内に侵入する突起を備えた起立壁が設けられたことを特徴とする自動変速機用オイルフィルタ。
- 請求項1に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記起立壁が双方の割り片に設けられたことを特徴とする自動変速機用オイルフィルタ。
- 請求項1又は請求項2に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、複数個の起立壁がオイル流出口に向かって収束するように配置されたことを特徴とする自動変速機用オイルフィルタ。
- オイル流入口とオイル流出口がそれぞれ設けられた割り片間にジグザグ折りされた濾材を挟み込んだ自動変速機用オイルフィルタにおいて、濾材にそのジグザグ方向に伸びるリブが設けられ、オイル流出側の割り片の内面に、リブに当接する凸部が設けられたことを特徴とする自動変速機用オイルフィルタ。
- 請求項4に記載の自動変速機用オイルフィルタにおいて、上記凸部が双方の割り片に設けられたことを特徴とする自動変速機用オイルフィルタ。
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