JP2009180301A - オイルストレーナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オイルストレーナ40は、車両用駆動装置10に潤滑油及び作動油として用いられるオイルOを貯留するオイルパン21内に設置されている。そして、オイルパン21内のオイルOを吸入するオイル吸入口45を、オイルストレーナ40自体のオイルパン21に対向する下面42より下方へ突出させている。この下面42には、エア混入防止リブ50a〜50dが、オイル吸入口45を中心として放射状に設けられている。各リブ50a〜50dは、オイルストレーナ40の下面42及びオイルパン21の内側底面21aとともに、オイルパン21内のオイルOをオイル吸入口45に導くための経路51〜54を形成している。
【選択図】図3
Description
この態様によれば、リブがオイル吸入口の下面からの高さ位置を超えない範囲において、オイルの揺動を最も効果的に抑制するとともに、最大限のオイルをオイル吸入口に導くことができる。そして、オイル吸入口を最も確実に油中から出ないようにすることができる。その結果、オイル吸入口をオイルストレーナ内に吸入されるオイルにエアが混入するのを最も確実に防止することができる。
オイルパン21内に自然落下して貯められたオイルOは、図2に示されるように、オイルポンプの作動によりオイルストレーナ40のオイル吸入口45からオイルストレーナ40内部へと吸引される。続いて、吸引されたオイルOは、図4に示されるように、内部のフィルタ44を通過してポンプ導入口43へと流れる。そして、ポンプ導入口43を通過したオイルOは、オイルポンプ内へと導入され、車両用駆動装置10の随所に形成された油路を介してクラッチや各種制御バルブなどに供給される。
車両が加速を開始すると、オイルOは、図3において太線矢印Sで示されるように、車両の後方向(R方向)側へと流動する。このとき、すべてのエア混入防止リブ50a〜50dは、オイルOを堰き止める抵抗として機能する。これにより、オイルOの後方向(R方向)側への流動が抑制される。さらに、車両進行方向に対して前方向(F方向)側へ延びるように設けられた二つのリブ50a,50bにより堰き止められたオイルOは、エア混入防止リブ50a,50bとオイルストレーナ40の下面42とオイルパン21の内側底面21aとから形成される経路51により、オイル吸入口45へと導かれる。
車両が減速を開始すると、オイルOは、図3において太線矢印Tで示されるように、車両の前方向(F方向)側へと流動する。このとき、すべてのエア混入防止リブ50a〜50dは、オイルOを堰き止める抵抗として機能する。これにより、オイルOの前方向(F方向)側への流動が抑制される。さらに、車両進行方向に対して後方向(R方向)側へ延びるように設けられた二つのリブ50c,50dにより堰き止められたオイルOは、エア混入防止リブ50c,50dとオイルストレーナ40の下面42とオイルパン21の内側底面21aとから形成される経路52により、オイル吸入口45へと導かれる。
車両が右旋回を開始すると、オイルOは、図3において太線矢印Uで示されるように、車両の左方向(Le方向)側へと流動する。このとき、すべてのエア混入防止リブ50a〜50dは、オイルOを堰き止める抵抗として機能する。これにより、オイルOの左方向(Le方向)側への流動が抑制される。さらに、車両進行方向に対して右方向(Ri方向)側へ延びるように設けられた二つのリブ50a,50cにより堰き止められたオイルOは、エア混入防止リブ50a,50cとオイルストレーナ40の下面42とオイルパン21の内側底面21aとから形成される経路53により、オイル吸入口45へと導かれる。
車両が左旋回を開始すると、オイルOは、図3において太線矢印Vで示されるように、車両の右方向(Ri方向)側へと流動する。このとき、すべてのエア混入防止リブ50a〜50dは、オイルOを堰き止める抵抗として機能する。これにより、オイルOの右方向(Ri方向)側への流動が抑制される。さらに、車両進行方向に対して左方向(Le方向)側へ延びるように設けられた二つのリブ50b,50dにより堰き止められたオイルOは、エア混入防止リブ50b,50dとオイルストレーナ40の下面42とオイルパン21の内側底面21aとから形成される経路51により、オイル吸入口45へと導かれる。
次に、車両用駆動装置10が備えるオイルストレーナの第二実施形態について、図5を参照しながら説明する。図5は、第二実施形態に係るオイルストレーナを下方から見上げた下面図である。なお、図5では、オイルOの流れが太線矢印s,t,u,v,w,xで示されている。第二実施形態に係るオイルストレーナ60では、図5に示されるように、ボディ41の下部41bの下面42に、六本のエア混入防止リブ50a,50b,60c〜60fが設けられている点で、上記実施形態と相違する。なお、このオイルストレーナ60において、上記実施形態のオイルストレーナ40と同一の構成品については、図面に同符号を付してその説明を適宜省略し、以下では相違点を中心に説明する。
20 オイル循環機構
21 オイルパン
21a 内側底面
40 オイルストレーナ
42 下面
45 オイル吸入口
50a エア混入防止リブ(右前方リブ)
50b エア混入防止リブ(左前方リブ)
50c エア混入防止リブ(右後方リブ)
50d エア混入防止リブ(左後方リブ)
51,52,53,54 経路
60c エア混入防止リブ(右後方第一リブ)
60d エア混入防止リブ(左後方第一リブ)
60c エア混入防止リブ(右後方第二リブ)
60d エア混入防止リブ(左後方第二リブ)
62,63,64,65,66 経路
O オイル
F 前方向
R 後方向
Le 左方向
Ri 右方向
Claims (5)
- 車両用駆動装置に潤滑油及び作動油として用いられるオイルを貯留するオイルパン内に設置され、前記オイルパン内のオイルを吸入するオイル吸入口を前記オイルパンに対向する下面より下方へ突出させたオイルストレーナにおいて、
前記オイルパン内のオイルを前記オイル吸入口に導く経路が形成されるように、前記下面に前記オイル吸入口を中心として放射状に設けられたリブを備えている
ことを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項1に記載するオイルストレーナにおいて、
前記リブは、少なくとも前記オイル吸入口から車両進行方向の右前方、左前方、右後方及び左後方に延びるように設けられている
ことを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項1又は請求項2に記載するオイルストレーナにおいて、
前記リブは、前記下面及び前記オイル吸入口と一体に成形されている
ことを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項1〜請求項3に記載するオイルストレーナにおいて、
前記下面は、前記オイルパンの内側底面に対し略平行になるよう平らに形成されている
ことを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項1〜請求項4に記載するオイルストレーナにおいて、
前記リブは、前記オイル吸入口の前記下面からの高さ位置を超えないように設けられている
ことを特徴とするオイルストレーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008020199A JP2009180301A (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | オイルストレーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008020199A JP2009180301A (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | オイルストレーナ |
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2008
- 2008-01-31 JP JP2008020199A patent/JP2009180301A/ja active Pending
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