JPH07139128A - 乾式施工用タイルおよびタイルの成形型 - Google Patents

乾式施工用タイルおよびタイルの成形型

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JPH07139128A
JPH07139128A JP28770693A JP28770693A JPH07139128A JP H07139128 A JPH07139128 A JP H07139128A JP 28770693 A JP28770693 A JP 28770693A JP 28770693 A JP28770693 A JP 28770693A JP H07139128 A JPH07139128 A JP H07139128A
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rib
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ribs
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 製造過程において不良品の発生が極めて少な
く、施工性に優れた高品質のタイルを提供する。 【構成】 表面に対して垂直な立上面を有する水平方向
に沿う突条3を形成したボード2の表面に接着固定され
るタイル5であって、ボードの突条3に係止されるリブ
6を裏面の側縁近傍に形成するとともに、タイルの長手
方向に延びるリブ7を裏面中央部に設けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾式施工用タイルおよび
タイルの成形型に係り、特に、成形性並びに施工性に優
れた乾式施工用タイルおよびその成形型に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建築物の表面に貼り付け固定される従来
のタイルとしては、例えば実公昭62−5468号公
報、特開平2−194249号公報、実開平2−991
37号公報などに見られるように、上方に向って傾斜す
る突条を建築物の躯体の表面に取り付けられるボードの
表面に設ける一方、断面鳩尾状の係止溝をタイルの裏面
に設け、前記突条に係止溝を斜め上方から係合させてボ
ードの表面にタイルを吊り下げ係合させるようにしたも
のがある。なお、タイルは必要に応じてボードに接着剤
などで接着固定され、隣接するタイルの隙間(目地)に
適当な目地止めがなされる。
【0003】このようにボードの表面に形成した突条へ
の係合力を確保するために断面鳩尾状の係止溝をタイル
の裏面に設けたものでは、タイルをプレス成形によって
製造し難いためにタイルの製造効率が悪い。また、ボー
ドの表面と突条とがV字状の溝を作出するために、タイ
ルの目地の亀裂などから浸透した水が前記V字状の溝に
溜って防水上好ましくなく、しかも、寒冷地においては
V字状の溝に溜った水が凍結してボードあるいはタイル
を破損し、もしくは、剥離させるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、製造過程において不良品の
発生が極めて少なく、しかも、ボードへの貼り付け作業
をともなう施工性に優れた高品質のタイルを提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、表面に対して垂直な立上面を有する突条を
水平方向に沿って形成したボードの表面に接着固定され
るタイルであって、ボードの突条に係止されるリブを裏
面の側縁近傍に形成するとともに、タイルの長手方向に
延びるリブを裏面の中央部に設けたことを特徴としてい
る。
【0006】また本発明は、タイルの周縁にほぼ均一な
厚さの飾縁を残してリブを形成したことを特徴としてい
る。
【0007】さらに本発明は、タイルの裏面の側縁に沿
うリブの内側面を凹曲面に形成したことを特徴としてい
る。
【0008】さらにまた本発明は、リブによってタイル
の裏面に形成される溝部を成形する凸型をゴムで構成し
たことを特徴としている。
【0009】
【作用】ボードの表面に形成されている突条に係止され
るリブをタイルの裏面の側縁近傍に形成し、このリブの
内側面を突条の立上面に係合させることでボードに対す
るタイルの位置決めをすることができる。従って、ボー
ドの突条の表面およびリブによってタイルの裏面に形成
された溝部に接着剤を塗布した後に突条を溝部に差込ん
でリブを突条に係合させると、ボードの表面にタイルを
貼り付け固定することができる。
【0010】タイルの裏面の側縁近傍とともに中央部に
設けたリブは、上記のような突条との係合による位置決
め係合機能にとどまらず、焼成熱によるタイルの変形を
予防するために、製造過程における製品歩留まりが高く
なる。また、リブの内側面に当接してタイルを係止する
突条の立上面はボードの表面に対して垂直に立上るた
め、従来のようにボードの表面と突条によってV字状の
溝が作出されず、水が溜るおそれがない。
【0011】また、タイルの周縁にほぼ均一な厚さの飾
縁を残してリブを設けた場合は、成形時における密度の
バラツキによる変形を防止することができる。さらに、
リブの内側面を凹曲面で形成することにより、ボードの
表面に形成されている突条とリブの係合安定性をより高
くすることができる。
【0012】なお、タイルの裏面に溝部を成形する凸型
をゴムで構成した場合は、タイルの裏面に設けたリブの
内側面を成形する凸型の側面が成形圧力によって外方に
膨出変形するために、この膨出によってリブの内側面を
凹曲面とすることができる。そして、成形圧力の解除に
ともなって凸型の側面が元の平面に戻されてるために、
成形された素材(焼成前のタイル)を破壊することなく
凸型を抜き取ることができ、タイルの成形作業性が高く
なる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る乾式施工用タイルによれ
ば、タイルの裏面の側縁および中央部に設けたリブは、
ボードに設けた突条との係合による位置決め係合機能に
とどまらず、焼成熱によるタイルの変形を予防するため
に、製造過程における製品歩留まりが高くなる。また、
ボードの表面に設けた突条の立上面は該ボードの表面に
垂直に形成している。よって、ボードと突条との間に水
が溜ることがなくなって防水性が改善されるとともに、
水の凍結によるタイルの破損あるいは剥離を予防でき
る。
【0014】なお、タイルの周縁にほぼ同一厚さの飾縁
を残してリブを形成した場合は、この飾縁の部分の成形
密度をほぼ均一にできるためにタイルの成形精度が高く
なる。さらに、タイルの裏面の側縁に沿って形成される
リブの内側面を凹曲面で構成した場合は、ボードに形成
されている突条にリブを確実に係合させることができる
ので施工性が高くなる。
【0015】一方、本発明に係る成形型においては、タ
イルの裏面に溝部を成形する凸型をゴムで構成してい
る。従って、成形圧力による凸型の弾性変形を利用して
リブの内側面を凹曲面にできるとともに、成形後におけ
る凸型の抜き取りが容易になるのでタイルの製造効率が
高くなる。
【0016】
【実施例】以下に本発明に係る乾式施工用タイルおよび
タイルの成形型の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明に係るタイルの施工後の斜視図、図2
は図1のA−A断面図、図3は本発明に係る乾式施工用
タイルの一実施例を表面から見た斜視図、図4は図3に
示したタイルを裏面から見た斜視図、図5は図4のB−
B断面図、図6は本発明に係る乾式施工用タイルの施工
状態を示す斜視図である。
【0017】これらの図において、建築物の躯体(1)の
表面に図示しないビスなどで締付固定されるボード(2)
は、正面から見て横長の長方形に形成されている。ボー
ド(2)は、例えば植物繊維を混合したセメント系のボー
ドのようにプレス型による加工が容易で安価な素材で構
成されるが、硅酸カルシウムのような不燃材あるいは難
燃材で構成することもできる。
【0018】ボード(2)の表面には長手方向に沿う複数
条の突条(3)を等ピッチで設けている。また、突条(3)
の立上面(3a)をボード(2)の表面に対して垂直に形成す
ることにより、隣接する突条(3)の間に断面矩形状の溝
条(4)を形成している。そして、ボード(2)の端面を相
反する位置で切欠形成した相欠き構造にすることによ
り、隣接するボード(2)を隙間のない状態に取り付ける
ことができるようにしている。
【0019】因に、ボード(2)は厚さが11mm、幅が4
21mm、長さが3030mmの正面から見て長方形に形成
されている。また、突条(3)は幅が11.5mm、高さが
4mmの断面矩形状に形成されており、この突条(3)のピ
ッチを23mmに設定している。従って、隣接する突条
(3)の間に形成される溝条(4)は、幅が11.5mm、深
さが4mmの断面矩形状を呈する。
【0020】ボード(2)の表面に貼り付け固定されるタ
イル(5)は、幅が60mm、長さが108mm、厚さが7mm
の正面から見て長方形に形成されている。また、タイル
(5)の裏面には前記ボード(2)に形成されている溝条
(4)に対応するリブを設けている。リブは、タイル(5)
の側縁に沿う一対の係合リブ(6)と、両リブ(6)の中間
に位置する補強リブ(7)で構成されている。
【0021】係合リブ(6)および補強リブ(7)はいずれ
もタイル(5)のほぼ全長にわたって形成されており、係
合リブ(6)の外側面および補強リブ(7)の両側面をそれ
ぞれタイル(5)の裏面から離間するにともなって中心側
に変位する傾斜面で構成している。また、係合リブ(6)
の内側面(8)を凹曲面で構成するとともに、この内側面
(8)を構成する凹曲面の上端と下端を結ぶ平面をタイル
(5)の裏面と直交させることにより、突条(3)の立上面
(3a)に対する係合リブ(6)の内側面(8)の係合安定性を
高くするようにしている。なお、係合リブ(6)および補
強リブ(7)の高さをともに4.5mmとすることにより、
両リブ(6)(7)が形成する溝部(9)の深さを前記突条
(3)の高さよりも僅かに大きくして、接着剤のたまる空
間を設け、接着効果を高めてある。
【0022】そして、係合リブ(6)および補強リブ(7)
をそれぞれタイル(5)の外周縁から中心側に変位させる
ことにより、タイル(5)の周縁にほぼ4〜5mm幅の均一
厚さの飾縁(10)を形成して成形精度を高くしている。す
なわち、成形型内に同一密度で素材を充填した場合にお
いても、成形後においては薄い部分は厚い部分よりも密
度が高くなって外側に膨張して成形精度が低下する。と
ころが、本発明では前記のようにタイル(5)の周縁に飾
縁(10)を設けて周縁部分をほぼ均一な厚さにしているた
めに成形精度が高くなる。
【0023】また、成形後の焼成はリブ(6)(7)を下に
して行う。このために、係合リブ(6)で挟まれた中央部
分が焼成熱を受けて垂れ込み変形しようとする。ところ
が、タイル(5)の裏面の中央部分に補強リブ(7)を設け
ているために中央部分が垂れ込み変形することがない。
なお、飾縁(10)における係合リブ(6)の延長部分(6a)を
他の部分よりも大きくして剛性を大きくしているため
に、焼成熱による端部の変形も予防される。
【0024】さらに、タイル(5)は粉末素材をプレス成
形で成形した後に珪酸塩化合物を主成分とする釉薬を表
面に塗布してリブ(6)(7)を下側にして焼成することに
よって効率的に生産される。従って、通常の金型を用い
た場合は係合リブ(6)の内側面(8)を凹曲面とすること
が困難である。しかしながら、実施例では係合リブ(6)
および補強リブ(7)で形成される溝部(9)を成形する凸
型(図示省略)をウレタンゴム等のゴムで構成して生産
性を高くしている。
【0025】すなわち、溝部(9)を成形する凸型をゴム
で構成した場合は、係合リブ(6)の内側面(8)を成形す
る凸型の側面を平面で構成していたとしても、成形圧力
によって凸型の側面がが外方に膨出変形する。すると、
この凸型の側面が膨出した分だけ係合リブ(6)の内側面
(8)が凹曲面に成形される。そして、成形後に荷重を除
くと、凸型の側面が弾性復元して元の平面に戻り、係合
リブ(6)の内側面(8)への食い込みが解除されるため
に、成形されたタイル(5)の破壊を招くことなく凸型を
抜き取ることができ、タイルの生産効率が高くなると同
時に、係合リブ(6)の内側面を湾曲した形状に形成し
て、ボードの突条への係止が確実となる。
【0026】以上のように構成されたタイル(5)を建物
の躯体(1)の表面に貼り付ける場合は、躯体(1)の表面
に予めボード(2)を取り付けておく。このようにしてボ
ード(2)を取り付けた後に、突条(3)の表面およびタイ
ル(5)の溝部(9)の底面にそれぞれ接着剤(11)を塗布す
る。接着剤としては、耐水性および耐久性に優れたポリ
マー系の接着剤を用いるが、ボード(2)およびタイル
(5)の素材に応じて接着剤(11)の種類を適宜選定するこ
とが望まれる。
【0027】接着剤(11)を塗布した後に係合リブ(6)お
よび補強リブ(7)をボード(2)の溝条(3)に差し込んで
上方に位置する係合リブ(6)の内側面(8)を突条(3)の
上側の立上面(3a)に係合させてタイル(5)を位置決めさ
せる。そして、位置決めの完了とともにタイル(5)をボ
ード(2)に強く押し付ければ、タイル(5)がボード(2)
に接着固定される。また、このようにしてタイル(5)を
貼り付けた後は、隣接するタイル(5)(5)の隙間にモル
タルなどによる目地止め(13)を施してタイル(5)の接着
強度をより高くすることもできる。
【0028】なお、実施例のようにボード(2)に設けた
突条(3)の長さ方向と直交する方向に沿う罫線(12)を該
突条(3)の表面に設けた場合は、この罫線(12)を目安と
してタイル(5)を位置決めさせることができるために施
工性がより改善される。因に、実施例では罫線(12)を1
01mm間隔で表示しているが、使用されるタイル(5)の
寸法あるいはタイルの貼付精度などに応じて罫線(12)の
ピッチを設定することができる。
【0029】また、タイル(5)の貼り付け施工精度を高
くして良好な仕上がりを得るためには下地となるボード
(2)の取付精度、殊に、横方向に隣接するボード(2)の
相互間の上下方向への取付精度を高くする必要性があ
る。従って、実施例では図6に示したように横方向に延
びる取付基準線(12a)をボード(2)の表面に設けること
により、この取付基準線(12a)を用いて横方向に隣接す
るボード(2)を位置合せできるようにしている。
【0030】なお、実施例では突条(3)の端部表面およ
び切断が想定される中間部表面の複数箇所に取付基準線
(12a)を設けることにより、ボード(2)を切断した場合
にも隣接するボード(2)を容易に位置合せできるように
しているが、ボード(2)の全長に亙る取付基準線を設け
て切断位置の変更に対処することもできる。また、取付
基準線(12a)を罫線(12)と異なる色彩に着色することに
より、罫線(12)と取付基準線(12a)を明確に区別させる
こともできる。
【0031】さらに、タイル(5)は上記寸法に限定され
るものではなく、例えば図7および図8に示したように
長さを大きくしたタイル(5a)を用い、あるいは図9およ
び図10に示したように幅の狭いタイル(5b)を混在させ
て貼り付けることにより、図11に示したように貼り付
けパターンを変更することができる。
【0032】なお、図9および図10に示したタイル(5
b)のように幅を狭くした場合は、一方の係合リブ(6)が
補強リブと同様の補強作用をするために独立した補強リ
ブを設ける必要性がない。
【0033】さらに、ボード(2)の突条(3)の幅を納め
ることができる溝部(9)を裏面に形成し得るものであれ
ば、基本的にはタイル(5)の幅に限定はなく、いかなる
幅のタイル(5)でも貼ることができる。なお、水平方向
に沿ったタイル(5)の間隔(横目地)は、従来の湿式施
工方式の場合と同様にタイル(5)の幅に応じて目地幅を
変えることができる。但し、幅の異なるタイル(5)を同
一の突条(3)に貼ると均一間隔の目地を取ることができ
ないために、同一の突条(3)に対しては同一幅のタイル
(5)を貼ることが好ましい。
【0034】上記実施例では飾縁(10)の厚さを係合リブ
(6)の延長部分(6a)において他の部分よりも厚くして焼
成時におけるタイル(5)の端部の垂れ込みを予防するよ
うにしている。しかしながら、タイル(5)が薄い場合の
ように飾縁(10)の厚さを係合リブ(6)の延長部分(6a)に
おいて厚くしたのみでは端部の変形を充分に予防できな
い可能性がある。
【0035】このようにタイル(5)が薄くて焼成時にお
ける端部の垂れ込み変形を予防し切れない場合は、図1
2に示したタイル(5c)のように補強リブ(7)の延長部分
(7b)においても飾縁(10)の厚さを他の部分の厚さよりも
大きくして端部の変形防止効果を高くすることができ、
必要に応じて補強リブ(7)の数を増加することもでき
る。なお、タイル(5)の厚さが充分に大きくて端部が垂
れ込み変形する可能性がない場合は、図13に示したタ
イル(5d)のようにタイル(5d)の全周を同一厚さとしてタ
イル(5d)の成形精度をより高くすることもできる。
【0036】さらに、上記実施例ではタイル(5)の全表
面を型により成形するようにしているが、図13に示し
た実施例のように係合リブ(6)を表面および裏面に設け
たブロック(14)を上記同様の手法で成形し、ブロック(1
4)の中央部に適当な刃物を打ち込むことにより、ブロッ
ク(14)を表面側と裏面側に2分割して2枚のタイル(5e)
(5e)を得ることができる。そして、その後焼成する。こ
のようにして得られるタイル(5e)(5e)は、表面が不規則
な分割面(15)で構成されるためにそれぞれが唯一無二の
自然石風の表面を有する趣味深いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイルの施工後の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る乾式施工用タイルの第1実施例を
表面から見た斜視図である。
【図4】図3に示したタイルを裏面から見た斜視図であ
る。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】本発明に係る乾式施工用タイルの施工状態を示
す斜視図である。
【図7】本発明に係る乾式施工用タイルの第2実施例を
表面から見た斜視図である。
【図8】図7に示したタイルを裏面から見た斜視図であ
る。
【図9】本発明に係る乾式施工用タイルの第3実施例を
表面側から見た斜視図である。
【図10】図9に示したタイルを裏面から見た斜視図で
ある。
【図11】本発明に係る乾式施工用タイルの他の施工例
を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る乾式施工用タイルの第4実施例
を表面側から見た斜視図である。
【図13】本発明に係る乾式施工用タイルの第5実施例
を表面側から見た斜視図である。
【図14】本発明に係る乾式施工用タイルの第6実施例
を示す製造途中の断面図である。
【符号の説明】
(1) 建物の躯体 (2) ボード (3) 突 条 (3a) 立上面 (4) 溝 条 (5) タイル (5a) タイル (5b) タイル (5c) タイル (5d) タイル (5e) タイル (6) 係合リブ (6a) 延長部分 (7) 補強リブ (7a) 延長部分 (8) 内側面 (9) 溝 部 (10) 飾 縁 (11) 接着剤 (12) 罫 線 (12a) 取付基準線 (13) 目地止め (14) ブロック (15) 分割面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 乾式施工用タイルおよびタイルの成形
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾式施工用タイルおよび
タイルの成形型に係り、特に、成形性並びに施工性に優
れた乾式施工用タイルおよびその成形型に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建築物の表面に貼り付け固定される従来
のタイルとしては、例えば実公昭62−5468号公
報、特開平2−194249号公報、実開平2−991
37号公報などに見られるように、上方に向って傾斜す
る突条を建築物の躯体の表面に取り付けられるボードの
表面に設ける一方、断面鳩尾状の係止溝をタイルの裏面
に設け、前記突条に係止溝を斜め上方から係合させてボ
ードの表面にタイルを吊り下げ係合させるようにしたも
のがある。なお、タイルは必要に応じてボードに接着剤
などで接着固定され、隣接するタイルの隙間(目地)に
適当な目地止めがなされる。
【0003】このようにボードの表面に形成した突条へ
の係合力を確保するために断面鳩尾状の係止溝をタイル
の裏面に設けたものでは、タイルをプレス成形によって
製造し難いためにタイルの製造効率が悪い。また、ボー
ドの表面と突条とがV字状の溝を作出するために、タイ
ルの目地の亀裂などから浸透した水が前記V字状の溝に
溜って防水上好ましくなく、しかも、寒冷地においては
V字状の溝に溜った水が凍結してボードあるいはタイル
を破損し、もしくは、剥離させるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、製造過程において不良品の
発生が極めて少なく、しかも、ボードへの貼り付け作業
をともなう施工性に優れた高品質のタイルを提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、表面に対して垂直な立上面を有する突条を
水平方向に沿って形成したボードの表面に接着固定され
るタイルであって、ボードの突条に係止されるリブを裏
面の側縁近傍に形成するとともに、タイルの長手方向に
延びるリブを裏面の中央部に設けたことを特徴としてい
る。
【0006】また本発明は、タイルの周縁にほぼ均一な
厚さの飾縁を残してリブを形成したことを特徴としてい
る。
【0007】さらに本発明は、タイルの裏面の側縁に沿
うリブの内側面を凹曲面に形成したことを特徴としてい
る。
【0008】さらにまた本発明は、リブによってタイル
の裏面に形成される溝部を成形する凸型をゴムで構成し
たことを特徴としている。
【0009】
【作用】ボードの表面に形成されている突条に係止され
るリブをタイルの裏面の側縁近傍に形成し、このリブの
内側面を突条の立上面に係合させることでボードに対す
るタイルの位置決めをすることができる。従って、ボー
ドの突条の表面およびリブによってタイルの裏面に形成
された溝部に接着剤を塗布した後に突条を溝部に差込ん
でリブを突条に係合させると、ボードの表面にタイルを
貼り付け固定することができる。
【0010】タイルの裏面の側縁近傍とともに中央部に
設けたリブは、上記のような突条との係合による位置決
め係合機能にとどまらず、焼成熱によるタイルの変形を
予防するために、製造過程における製品歩留まりが高く
なる。また、リブの内側面に当接してタイルを係止する
突条の立上面はボードの表面に対して垂直に立上るた
め、従来のようにボードの表面と突条によってV字状の
溝が作出されず、水が溜るおそれがない。
【0011】また、タイルの周縁にほぼ均一な厚さの飾
縁を残してリブを設けた場合は、成形時における密度の
バラツキによる変形および焼成時にみられる焼き縮みの
バラツキを防止できるために、タイルの仕上り精度が高
くなる。さらに、リブの内側面を凹曲面で形成すること
により、ボードの表面に形成されている突条とリブの係
合安定性をより高くすることができる。
【0012】なお、タイルの裏面に溝部を成形する凸型
をゴムで構成した場合は、タイルの裏面に設けたリブの
内側面を成形する凸型の側面が成形圧力によって外方に
膨出変形するために、この膨出によってリブの内側面を
凹曲面とすることができる。そして、成形圧力の解除に
ともなって凸型の側面が元の平面に戻されてるために、
成形された素材(焼成前のタイル)を破壊することなく
凸型を抜き取ることができ、タイルの成形作業性が高く
なる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る乾式施工用タイルによれ
ば、タイルの裏面の側縁および中央部に設けたリブは、
ボードに設けた突条との係合による位置決め係合機能に
とどまらず、焼成熱によるタイルの変形を予防するため
に、製造過程における製品歩留まりが高くなる。また、
ボードの表面に設けた突条の立上面は該ボードの表面に
垂直に形成している。よって、ボードと突条との間に水
が溜ることがなくなって防水性が改善されるとともに、
水の凍結によるタイルの破損あるいは剥離を予防でき
る。
【0014】なお、タイルの周縁にほぼ同一厚さの飾縁
を残してリブを形成した場合は、この飾縁の部分の成形
密度並びに焼き縮みをほぼ均一にできるためにタイルの
仕上り精度が高くなる。さらに、タイルの裏面の側縁に
沿って形成されるリブの内側面を凹曲面で構成した場合
は、ボードに形成されている突条にリブを確実に係合さ
せることができるので施工性が高くなる。
【0015】一方、本発明に係る成形型においては、タ
イルの裏面に溝部を成形する凸型をゴムで構成してい
る。従って、成形圧力による凸型の弾性変形を利用して
リブの内側面を凹曲面にできるとともに、成形後におけ
る凸型の抜き取りが容易になるのでタイルの製造効率が
高くなる。
【0016】
【実施例】以下に本発明に係る乾式施工用タイルおよび
タイルの成形型の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明に係るタイルの施工後の斜視図、図2
は図1のA−A断面図、図3は本発明に係る乾式施工用
タイルの一実施例を表面から見た斜視図、図4は図3に
示したタイルを裏面から見た斜視図、図5は図4のB−
B断面図、図6は本発明に係る乾式施工用タイルの施工
状態を示す斜視図である。
【0017】これらの図において、建築物の躯体(1)の
表面に図示しないビスなどで締付固定されるボード(2)
は、正面から見て横長の長方形に形成されている。ボー
ド(2)は、例えば植物繊維を混合したセメント系のボー
ドのようにプレス型による加工が容易で安価な素材で構
成されるが、硅酸カルシウムのような不燃材あるいは難
燃材で構成することもできる。
【0018】ボード(2)の表面には長手方向に沿う複数
条の突条(3)を等ピッチで設けている。また、突条(3)
の立上面(3a)をボード(2)の表面に対して垂直に形成す
ることにより、隣接する突条(3)の間に断面矩形状の溝
条(4)を形成している。そして、ボード(2)の端面を相
反する位置で切欠形成した相欠き構造にすることによ
り、隣接するボード(2)を隙間のない状態に取り付ける
ことができるようにしている。
【0019】因に、ボード(2)は厚さが11mm、幅が4
21mm、長さが3030mmの正面から見て長方形に形成
されている。また、突条(3)は幅が11.5mm、高さが
4mmの断面矩形状に形成されており、この突条(3)のピ
ッチを23mmに設定している。従って、隣接する突条
(3)の間に形成される溝条(4)は、幅が11.5mm、深
さが4mmの断面矩形状を呈する。
【0020】ボード(2)の表面に貼り付け固定されるタ
イル(5)は、幅が60mm、長さが108mm、厚さが7mm
の正面から見て長方形に形成されている。また、タイル
(5)の裏面には前記ボード(2)に形成されている溝条
(4)に対応するリブを設けている。リブは、タイル(5)
の側縁に沿う一対の係合リブ(6)と、両リブ(6)の中間
に位置する補強リブ(7)で構成されている。
【0021】係合リブ(6)および補強リブ(7)はいずれ
もタイル(5)のほぼ全長にわたって形成されており、係
合リブ(6)の外側面および補強リブ(7)の両側面をそれ
ぞれタイル(5)の裏面から離間するにともなって中心側
に変位する傾斜面で構成している。また、係合リブ(6)
の内側面(8)を凹曲面で構成するとともに、この内側面
(8)を構成する凹曲面の上端と下端を結ぶ平面をタイル
(5)の裏面と直交させることにより、突条(3)の立上面
(3a)に対する係合リブ(6)の内側面(8)の係合安定性を
高くするようにしている。なお、係合リブ(6)および補
強リブ(7)の高さをともに4.5mmとすることにより、
両リブ(6)(7)が形成する溝部(9)の深さを前記突条
(3)の高さよりも僅かに大きくして、接着剤のたまる空
間を設け、接着効果を高めてある。
【0022】そして、係合リブ(6)および補強リブ(7)
をそれぞれタイル(5)の外周縁から中心側に変位させる
ことにより、タイル(5)の周縁にほぼ4〜5mm幅の均一
厚さの飾縁(10)を形成して仕上り精度を高くしている。
すなわち、成形型内に同一密度で素材を充填した場合に
おいても、成形後においては薄い部分は厚い部分よりも
密度が高くなって外側に膨張して成形精度が低下する。
また、焼成時にみられる縮み量は密度によって差異が生
じる。ところが、本発明では前記のようにタイル(5)の
周縁に飾縁(10)を設けて周縁部分をほぼ均一な厚さにし
ているために仕上り精度が高くなる。
【0023】また、成形後の焼成はリブ(6)(7)を下に
して行う。このために、係合リブ(6)で挟まれた中央部
分が焼成熱を受けて垂れ込み変形しようとする。ところ
が、タイル(5)の裏面の中央部分に補強リブ(7)を設け
ているために中央部分が垂れ込み変形することがない。
なお、飾縁(10)における係合リブ(6)の延長部分(6a)を
他の部分よりも大きくして剛性を大きくしているため
に、焼成熱による端部の変形も予防される。
【0024】さらに、タイル(5)は粉末素材をプレス成
形で成形した後に珪酸塩化合物を主成分とする釉薬を表
面に塗布してリブ(6)(7)を下側にして焼成することに
よって効率的に生産される。従って、通常の金型を用い
た場合は係合リブ(6)の内側面(8)を凹曲面とすること
が困難である。しかしながら、実施例では係合リブ(6)
および補強リブ(7)で形成される溝部(9)を成形する凸
型(図示省略)をウレタンゴム等のゴムで構成して生産
性を高くしている。
【0025】すなわち、溝部(9)を成形する凸型をゴム
で構成した場合は、係合リブ(6)の内側面(8)を成形す
る凸型の側面を平面で構成していたとしても、成形圧力
によって凸型の側面がが外方に膨出変形する。すると、
この凸型の側面が膨出した分だけ係合リブ(6)の内側面
(8)が凹曲面に成形される。そして、成形後に荷重を除
くと、凸型の側面が弾性復元して元の平面に戻り、係合
リブ(6)の内側面(8)への食い込みが解除されるため
に、成形されたタイル(5)の破壊を招くことなく凸型を
抜き取ることができ、タイルの生産効率が高くなると同
時に、係合リブ(6)の内側面を湾曲した形状に形成し
て、ボードの突条への係止が確実となる。
【0026】以上のように構成されたタイル(5)を建物
の躯体(1)の表面に貼り付ける場合は、躯体(1)の表面
に予めボード(2)を取り付けておく。このようにしてボ
ード(2)を取り付けた後に、突条(3)の表面およびタイ
ル(5)の溝部(9)の底面にそれぞれ接着剤(11)を塗布す
る。接着剤としては、耐水性および耐久性に優れたポリ
マー系の接着剤を用いるが、ボード(2)およびタイル
(5)の素材に応じて接着剤(11)の種類を適宜選定するこ
とが望まれる。
【0027】接着剤(11)を塗布した後に係合リブ(6)お
よび補強リブ(7)をボード(2)の溝条(3)に差し込んで
上方に位置する係合リブ(6)の内側面(8)を突条(3)の
上側の立上面(3a)に係合させてタイル(5)を位置決めさ
せる。そして、位置決めの完了とともにタイル(5)をボ
ード(2)に強く押し付ければ、タイル(5)がボード(2)
に接着固定される。また、このようにしてタイル(5)を
貼り付けた後は、隣接するタイル(5)(5)の隙間にモル
タルなどによる目地止め(13)を施してタイル(5)の接着
強度をより高くすることもできる。
【0028】なお、実施例のようにボード(2)に設けた
突条(3)の長さ方向と直交する方向に沿う罫線(12)を該
突条(3)の表面に設けた場合は、この罫線(12)を目安と
してタイル(5)を位置決めさせることができるために施
工性がより改善される。因に、実施例では罫線(12)を1
01mm間隔で表示しているが、使用されるタイル(5)の
寸法あるいはタイルの貼付精度などに応じて罫線(12)の
ピッチを設定することができる。
【0029】また、タイル(5)の貼り付け施工精度を高
くして良好な仕上がりを得るためには下地となるボード
(2)の取付精度、殊に、横方向に隣接するボード(2)の
相互間の上下方向への取付精度を高くする必要性があ
る。従って、実施例では図6に示したように横方向に延
びる取付基準線(12a)をボード(2)の表面に設けること
により、この取付基準線(12a)を用いて横方向に隣接す
るボード(2)を位置合せできるようにしている。
【0030】なお、実施例では突条(3)の端部表面およ
び切断が想定される中間部表面の複数箇所に取付基準線
(12a)を設けることにより、ボード(2)を切断した場合
にも隣接するボード(2)を容易に位置合せできるように
しているが、ボード(2)の全長に亙る取付基準線を設け
て切断位置の変更に対処することもできる。また、取付
基準線(12a)を罫線(12)と異なる色彩に着色することに
より、罫線(12)と取付基準線(12a)を明確に区別させる
こともできる。
【0031】さらに、タイル(5)は上記寸法に限定され
るものではなく、例えば図7および図8に示したように
長さを大きくしたタイル(5a)を用い、あるいは図9およ
び図10に示したように幅の狭いタイル(5b)を混在させ
て貼り付けることにより、図11に示したように貼り付
けパターンを変更することができる。
【0032】なお、図9および図10に示したタイル(5
b)のように幅を狭くした場合は、一方の係合リブ(6)が
補強リブと同様の補強作用をするために独立した補強リ
ブを設ける必要性がない。
【0033】さらに、ボード(2)の突条(3)の幅を納め
ることができる溝部(9)を裏面に形成し得るものであれ
ば、基本的にはタイル(5)の幅に限定はなく、いかなる
幅のタイル(5)でも貼ることができる。なお、水平方向
に沿ったタイル(5)の間隔(横目地)は、従来の湿式施
工方式の場合と同様にタイル(5)の幅に応じて目地幅を
変えることができる。但し、幅の異なるタイル(5)を同
一の突条(3)に貼ると均一間隔の目地を取ることができ
ないために、同一の突条(3)に対しては同一幅のタイル
(5)を貼ることが好ましい。
【0034】上記実施例では飾縁(10)の厚さを係合リブ
(6)の延長部分(6a)において他の部分よりも厚くして焼
成時におけるタイル(5)の端部の垂れ込みを予防するよ
うにしている。しかしながら、タイル(5)が薄い場合の
ように飾縁(10)の厚さを係合リブ(6)の延長部分(6a)に
おいて厚くしたのみでは端部の変形を充分に予防できな
い可能性がある。
【0035】このようにタイル(5)が薄くて焼成時にお
ける端部の垂れ込み変形を予防し切れない場合は、図1
2に示したタイル(5c)のように補強リブ(7)の延長部分
(7b)においても飾縁(10)の厚さを他の部分の厚さよりも
大きくして端部の変形防止効果を高くすることができ、
必要に応じて補強リブ(7)の数を増加することもでき
る。なお、タイル(5)の厚さが充分に大きくて端部が垂
れ込み変形する可能性がない場合は、図13に示したタ
イル(5d)のようにタイル(5d)の全周を同一厚さとしてタ
イル(5d)の仕上り精度をより高くすることもできる。
【0036】さらに、上記実施例ではタイル(5)の全表
面を型により成形するようにしているが、図13に示し
た実施例のように係合リブ(6)を表面および裏面に設け
たブロック(14)を上記同様の手法で成形し、ブロック(1
4)の中央部に適当な刃物を打ち込むことにより、ブロッ
ク(14)を表面側と裏面側に2分割して2枚のタイル(5e)
(5e)を得ることができる。そして、その後焼成する。こ
のようにして得られるタイル(5e)(5e)は、表面が不規則
な分割面(15)で構成されるためにそれぞれが唯一無二の
自然石風の表面を有する趣味深いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイルの施工後の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る乾式施工用タイルの第1実施例を
表面から見た斜視図である。
【図4】図3に示したタイルを裏面から見た斜視図であ
る。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】本発明に係る乾式施工用タイルの施工状態を示
す斜視図である。
【図7】本発明に係る乾式施工用タイルの第2実施例を
表面から見た斜視図である。
【図8】図7に示したタイルを裏面から見た斜視図であ
る。
【図9】本発明に係る乾式施工用タイルの第3実施例を
表面側から見た斜視図である。
【図10】図9に示したタイルを裏面から見た斜視図で
ある。
【図11】本発明に係る乾式施工用タイルの他の施工例
を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る乾式施工用タイルの第4実施例
を表面側から見た斜視図である。
【図13】本発明に係る乾式施工用タイルの第5実施例
を表面側から見た斜視図である。
【図14】本発明に係る乾式施工用タイルの第6実施例
を示す製造途中の断面図である。
【符号の説明】 (1) 建物の躯体 (2) ボード (3) 突 条 (3a) 立上面 (4) 溝 条 (5) タイル (5a) タイル (5b) タイル (5c) タイル (5d) タイル (5e) タイル (6) 係合リブ (6a) 延長部分 (7) 補強リブ (7a) 延長部分 (8) 内側面 (9) 溝 部 (10) 飾 縁 (11) 接着剤 (12) 罫 線 (12a) 取付基準線 (13) 目地止め (14) ブロック (15) 分割面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に対して垂直な立上面を有する突条
    を水平方向に沿って形成したボードの表面に接着固定さ
    れるタイルであって、ボードの突条に係止されるリブを
    裏面の側縁近傍に形成するとともに、タイルの長手方向
    に延びるリブを裏面の中央部に設けたことを特徴とする
    乾式施工用タイル。
  2. 【請求項2】 ほぼ均一な厚さの飾縁を周縁に残してリ
    ブを形成したことを特徴とする請求項1記載の乾式施工
    用タイル。
  3. 【請求項3】 リブの延長部分における飾縁の厚さを他
    の部分の飾縁の厚さよりも大きくしたことを特徴とする
    請求項2記載の乾式施工用タイル。
  4. 【請求項4】 裏面の側縁に沿うリブの内側面を凹曲面
    に形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載の乾式施工用タイル。
  5. 【請求項5】 リブによってタイルの裏面に形成される
    溝部を成形する凸型をゴムで構成したことを特徴とする
    タイルの成形型。
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