JP2927386B2 - 窯業系建材表面の凹凸模様付け方法 - Google Patents

窯業系建材表面の凹凸模様付け方法

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JP2927386B2
JP2927386B2 JP14684793A JP14684793A JP2927386B2 JP 2927386 B2 JP2927386 B2 JP 2927386B2 JP 14684793 A JP14684793 A JP 14684793A JP 14684793 A JP14684793 A JP 14684793A JP 2927386 B2 JP2927386 B2 JP 2927386B2
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靖史 都木
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Kubota Corp
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は窯業系建材表面の凹凸
模様付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維補強セメントなどからなる窯
業系板材が外装壁板等として非常に広く使用されてい
る。この種壁板は同一形状のものが安価に大量生産可能
で、木材などの天然資源を殆ど消費しないので自然保護
の観点からも好ましいといった利点を有する。しかし、
これら窯業系板材はそのままであると単色の単なる平板
状で意匠性に乏しいため意匠性を付与する目的で各種形
状の凹凸模様を表面に付することが行われる。
【0003】この凹凸模様を付する手段として、押出成
形の場合押出成形口金内に模様ロールを軸支し押出圧力
を利用して押出材料表面に模様を転写する方法や、押出
成形された未硬化製品を型板上に引き取った後、凹凸模
様平板プレスで面圧をかけて模様を付する方法、さらに
は平板プレスに代えてロールプレスを使用し凹凸模様を
付する方法が取られている。
【0004】しかし、成形口金内に模様ロールを配設す
る第一の方法の場合は押出製品の引取速度の変化による
歪みが生じたり、深彫の凹凸模様の場合は型と製品との
間に干渉が生じ模様が正確に型付けできないといった問
題があり、また凹凸模様平板プレスで面圧をかける第二
の方法の場合は、型板と製品との間に空気を離型剤が介
在し深くシャープな凹凸模様が付することができなくな
る問題があった。ロールプレスによる第三の方法は型と
製品との間で干渉が生じるので第一の方法と同様深彫の
凹凸模様を付するのが困難となると共に、ロールにより
与えられる線圧により製品が圧縮伸びを生ずることがあ
るといった問題がある。
【0005】このような問題に鑑み、未硬化製品を搬送
型板に受けた後製品上に凹凸模様型板を当てがい、さら
にその型板上面からロールで線圧を加えて強制的に凹凸
模様を付する窯業系建材表面の凹凸模様付け方法が取ら
れる場合がある。この方法は例え空気を噛み込むような
ことがあってもロールによる線圧によってかなりシャー
プな凹凸模様を付することができる利点を有する。
【0006】
【従来技術の問題点】しかしながら、例えば煉瓦積様の
縦横に連続する凹凸模様などを付する場合、噛み込んだ
空気や離型剤の排出がスムーズに行えず、このため材料
の逃げが生じ凹凸目地模様の基部などに十分に材料が移
動せず、凹凸模様がぼやけたり、巣、亀裂が生じること
がある問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、深彫の凹凸模様であっても十分に深くシャープ
な凹凸模様を付することのできる窯業系建材表面の凹凸
模様付け方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の窯業系
建材表面の凹凸模様付け方法は、所定断面形状に押出成
形された窯業系製品1を搬送型板2上に受け該未硬化製
品1上に模様金型3を当てがい、該模様金型3上面より
プレスロール4で線圧を与えて凹凸模様を付する場合に
おいて、前記プレスロール4として製品に凹模様を付す
る前記模様金型の凸型部に対応する部分の外径RA が小
さく、凸模様を付する凹型部に対応する部分の外径RB
が大きい外周母線4Aが非直線状とされたプレスロール
4で押圧しつつ凹凸模様を付することを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】この発明において、未硬化製品1に凹凸模様を
付する場合、製品を搬送型板2に受け製品上に凹凸模様
を付する模様金型3を当てがいロール4でプレスするこ
とによって凹凸模様を付するのであるが、そのロール4
として、模様金型の凸型部に対応する部分の外径RA
小さく、凹型部に対応する部分の外径RB が大きい外周
母線4Aが非直線状とされたプレスロール4を使用する
点に特徴がある。
【0010】この外周母線4Aが非直線であるロールを
使用することによって、模様金型3の製品凹部模様部分
に相当する部分には少ない圧力が、逆に凸模様部分に相
当する部分には大きい圧力が加えられ、この結果材料は
凸模様部分から凹模様部分へと横方向へ流れ、深彫の凹
凸模様であってもその基部に十分に材料が充填される状
態となる。このため十分に深くシャープな凹凸模様を付
することが可能となるのである。なお、この場合、上記
模様金型3の上面とロール4との間に弾性を有するバッ
クアッププレート5をさらに介在させても良い。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。図1は
この発明の実施例の断面図、図2は図1のX−X線断面
図、図3は模様型板の正面図、図4は他の実施例の断面
図である。
【0012】〔実施例1〕繊維補強セメントよりなる押
出混練材料より厚さ2cm 幅45cmの板状体1を押出成形
し、これを表面平坦な搬送型板2に受け、ついでその上
面に図3に示すように煉瓦積様の深さ0.5cm の凹凸目地
3A、3Bを有する模様金型3を当てがい、その模様型
板3上面に、凹模様に該当する部分3Aの外径RA と凸
模様に該当する部分3Bの外径RB との差が3mm とされ
た外周母線4Aが図示のように非直線形状とされたロー
ル4を図2に示すように複数段にわたって配置して線圧
を次第に強くしつつ押圧して凹凸模様を付した。なお、
図中6はバックアップロールを示す。
【0013】〔実施例2〕図4に示すように、模様型板
3とロール4との間に厚さ5mm のゴムシートからなるバ
ックアッププレート5を介在させた他は実施例1と同様
にして凹凸模様を付した。
【0014】〔比較例1〕外周母線が直線状とされた押
圧ロールを使用した他は実施例1と同様にして未硬化製
品に凹凸模様を付した。
【0015】実施例1、2及び比較例1について凹凸模
様の状態を観察したところ、実施例1及び2は凸部模様
の基部まで十分に材料が行き渡り巣や亀裂などの以上は
全く見られなかったが、比較例の場合は、特に縦横の凹
目地が交叉する部分の凸模様の隅角部分の基部の所々に
気泡状の巣が見られた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よれば、製品に凹凸模様を付する場合模様金型を凸模様
部分は強く、凹模様部分は弱くなるように異なる線圧を
加えてプレスするため、凹凸模様の状態に応じ材料が十
分に行き渡るので深くシャープな凹凸模様が失敗無く容
易に付することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】模様金型の正面図である。
【図4】他の実施例の断面図である。
【符号の説明】 1…未硬化板状体 2…搬送型板 3…模様金型 4A…外周母線 4…ロール RA 、RB …外径

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定断面形状に押出成形された窯業系製品
    1を搬送型板2上に受け該未硬化製品1上に模様金型3
    を当てがい、該模様金型3上面よりプレスロール4で線
    圧を与えて凹凸模様を付する場合において、前記プレス
    ロール4として製品に凹模様を付する前記模様金型の凸
    型部に対応する部分の外径RA が小さく、凸模様を付す
    る凹型部に対応する部分の外径RB が大きい外周母線4
    Aが非直線状とされたプレスロール4で押圧しつつ凹凸
    模様を付することを特徴とする窯業系建材表面の凹凸模
    様付け方法。
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