JP2006142797A - 装飾パネル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量による施工困難性を解消すると共に、施工後における基材からの塑材の剥離を防止することができるレリーフ模様付の装飾パネルを提供する。
【解決手段】多孔質の基材と成形後自然硬化する塑材を圧着して一体化し、硬化前の塑材の表面にレリーフ模様F1、F2を形成し、その後塑材を硬化させた装飾パネル。前記基材としては、発泡樹脂、発泡木質材料、発泡鉱物質材料が挙げられ、前記塑材としては、粘土が挙げられる。
【効果】装飾パネル全体の軽量化が達成されるとともに、基材と塑材間の耐剥離強度が高められた。
【選択図】図1

Description

この発明は建築内装材や応用美術用パネル等に利用したときに新規の質感を演出することができるように工夫したレリーフ模様付きの装飾パネルに関する。
表面にレリーフ模様を施した建築用内装材や応用美術パネルは、従来、ベースとなる基材とレリーフを加工する粘土や石膏等の塑材との二重構造を採用している。このときの基材には通常、コンパネ、圧縮ボード等が用いられていた。コンパネ及び圧縮ボードは相応な重量を伴い、これに相応な重量を伴う塑材を付加したものである装飾パネル全体は、総重量が過大となり、施工にリフト装置等の大規模は補助用具を必要とした。また、施工後においては、基材に貼り合わせた塑材が経時的に剥離しやすい傾向を有していた。
これを防止する手段として基材の表面に面荒し加工を施すこともあるが、コンパネや圧縮ボードは少なくとも木質材料としての硬度を有するものであるため、面荒し加工には手数と時間を要した。
本発明は従来のレリーフ付の装飾パネルの重量による施工困難性を解消すると共に施工後における基材と塑材の剥離を防止することができるレリーフ付の装飾パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する手段として本発明は次のような構成を採用する。
本発明の請求項1記載の装飾パネルは、多孔質の基材に対して成形後自然硬化する塑材を圧着して一体とし、塑材にはレリーフ模様を形成することを特徴とする。
この構成に係る装飾パネルは、表面に微細な凹凸を有する多孔質の基材に変形性の高い塑材が追随して密着しているので、基材と塑材との一体性が高められるとともに、基材が多孔質であることにより軽量化が達成される。
本発明の請求項2に記載の装飾パネルは基材が発泡樹脂であることを特徴とする。
この構成に係る装飾パネルは、基材である発泡樹脂が極めて容易に切削することができる材料なので、面荒し加工等が容易である。
本発明の請求項3に記載の装飾パネルは発泡木質材料であることを特徴とする。
この構成に係る装飾パネルは有害物質を発生させることなしに焼却処理等をすることができるので、廃棄に際しての環境負担を軽減することができる。
本発明の請求項4に記載の装飾パネルは、基材が発泡鉱物質材料であることを特徴とする。
この構成を有する装飾パネルは基材が難燃性を示すので耐火構造の建築用途に適合する。
本発明の請求項5に記載の装飾パネルは、塑材が粘土であることを特徴とする。
粘土は、塑性に優れるとともに耐火性にも優れた性質を示す。
本発明の請求項6に記載の装飾パネルは裏面に感圧性接着層を備えるので壁面等に対する粘着作業が容易であるとともに乾燥収縮はしないので反りの発生を防ぐことができる。
本発明の請求項7に記載の装飾パネルの製造方法は、基材が多孔質なので基材に押しつけられた塑材が基材の凹凸にはまり込むように変形して密着し、このまま乾燥するので両者の一体化強度の高い装飾パネルが得られる。レリーフ模様は塑材の硬化前に形成するので、短時間で模様付け作業を完了することができる。
本発明の請求項8に記載の装飾パネルの製造方法は、面荒し加工によって基材の表面に基材の発泡状態による小孔性の凹凸に加えて大きな凹凸が形成されるので、基材に対する塑材の付着性をより高めることができる。
本発明は基材として軽量である多孔質材料を使用するので、装飾パネル全体においても従来比で格段の軽量化が達成されるとともに、基材と塑材とが凹凸がかみ合う状態で一体化されるので、耐剥離強度が高められるという効果がある。
また、本発明の装飾パネルの製造方法は、軽量であって基材と塑材の一体性に優れたレリーフ模様付きの装飾パネルを製造することができる。
レリーフ付の装飾パネル10は(以下「パネル」という)、基材11と塑材12とからなる(図1、図2)。なお、図1にはパネル10を飾り付ける額Gが示されている。基材11は、硬質の発泡樹脂からなる。発泡樹脂の樹脂材料はスチロールやポリスチレン、ポリウレタン等の汎用樹脂を用いることができる。
基材11は定尺の板状のものをパネル10の縦横寸法に一致するサイズに裁断する。ついで周縁部にエッジ11Eを残すように中心部を面荒し加工して板厚を減ずるように削除する。この際パネル10のサイズにもよるが、彫刻刀やパレットナイフ等を利用することができる(図6.S1、S2)。
塑材12には例えば紙粘土、油粘土、天然粘土、鉱物質粘土等の高塑性材料を用いる。この塑材12は面荒し加工によって板厚が薄くなった基材11の凹んだ部分にすり込むように圧接付着させる(図6、S3)。この際に使用する塑材12の分量は基材11の凹んだ部分が元の板厚に復帰する程度とすることが好ましい。
次いで、塑材12が固くならない間にレリーフ加工を施工する(図6、S4)。レリーフ加工は、棒状、へら状、スプーン状の細工用具を用いた一品加工として実施してもよく、また所望の凸型模様を形成した押し型を押しつけることによる同一模様の反復製作として実施してもよい。レリーフ加工を経ることによって、塑材12の表面に凸部であるランドF1と凹部であるシーF2とが形成される。形成されたレリーフ模様Fは、48時間程で形状が安定する(図6、S5)。
本発明にかかるパネル10は、基材11の裏面11Bに感圧性接着層13を備えることができる(図3)。この感圧性接着層13には不用意に他物品に付着するのを防止する剥離紙14が付属している。この形態のパネル10は感圧性接着層13を利用することによって壁面等に簡単に貼付け設置することができる。パネル全体の重量が軽いため、これで十分に耐えることができる。
本発明に係るパネル10は、多数枚を集合使用することいよって、個人の複数作品または多数人の複数作品の合作状態の大型パネルを製作することもできる(図4、図5)。例示の大型パネルは、ベース板23の周縁部に横枠21と縦枠22を取り付けたバックパネル20に本発明のレリーフ付き装飾パネル10を張付けてなる。なお、ここで使用されている装飾パネル10は、裏面に感圧性接着層13を備える態様のものである。
バックパネル20に貼り付ける装飾パネル10の配列は任意に設定することができる。図4に示す大型パネルは、バックパネル20に各作者の手形とその作品を一対とした多数の装飾パネル10を整然と配列したものである。このような大型パネルは、例えば学生、生徒等の卒業記念作品等に適する。
さらに、本発明に係る装飾パネル10は、建物の内壁面に整然と、または、ランダムに貼り付けることによって通常の平面的な内装パネルをレリーフ付きの内装パネルとすることができる(図示省略)。
本発明の実施の形態を示す斜視図である。 上記実施の形態を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態を示す断面図である。 上記実施の形態を示す断面図である。 本発明のレリーフ付き装飾パネルの製造方法を示すフロー図である。
符号の説明
F レリーフ模様
G 額
10 装飾パネル
11 基材
12 塑材
13 感圧性接着層
14 剥離紙

Claims (8)

  1. 多孔質の基材と成形後自然硬化する塑材とからなり基材と塑材を圧着して一体化し、塑材の表面にレリーフ模様を形成したことを特徴とする装飾パネル。
  2. 基材が発泡樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の装飾パネル。
  3. 基材が発泡木質材料であることを特徴とする請求項1に記載の装飾パネル。
  4. 基材が発泡鉱物質材料であることを特徴とする請求項1に記載の装飾パネル。
  5. 塑材が粘土であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の装飾パネル。
  6. 基材の裏面に剥離紙付きの感圧性接着層を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の装飾パネル。
  7. 多孔質の基材の表面に形成後自然硬化する塑材を圧着して一体化し、素材の硬化前にレリーフ模様を形成する装飾パネルの製造方法。
  8. 多孔質の基材の表面に面荒し加工をした後、塑材を圧着することを特徴とする請求項7に記載の装飾パネルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101336031B1 (ko) * 2010-03-23 2013-12-03 (주) 카로데코 가구용 장식패널 및 그 제작방법
CN106938582A (zh) * 2017-04-10 2017-07-11 何叶 杉木书画册页
CN107020877A (zh) * 2017-03-13 2017-08-08 甄景茹 一种硅藻泥画板装饰壁画及其制作工艺

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