JPH06117092A - タイル板の製造方法 - Google Patents

タイル板の製造方法

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JPH06117092A
JPH06117092A JP26467292A JP26467292A JPH06117092A JP H06117092 A JPH06117092 A JP H06117092A JP 26467292 A JP26467292 A JP 26467292A JP 26467292 A JP26467292 A JP 26467292A JP H06117092 A JPH06117092 A JP H06117092A
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JP
Japan
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tile
tiles
plate
formwork
film
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Pending
Application number
JP26467292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ishida
憲治 石田
Kazuyuki Nakajima
和幸 中島
Kenichi Yamazaki
健一 山崎
Kyoji Kawamura
恭二 河村
Tatsuya Otsu
達也 大津
Tomohiro Yamamori
智広 山盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 凹凸表面を有するタイルを整列して張り付け
たタイル板を製造する。 【構成】 全てのタイル22を覆う大きさのプラスチッ
クフィルム23を22の表面に密着させて22を一体化
し、23が22の間隙に入り込み、タイルユニット24
を製造する。24を23が下面側となるように、上面が
目地ます26によって区画された型枠25に入れ、24
の22の間隙部分を型枠25の目地ます26に係合さ
せ、その後、水硬性材料27を流し込み、27が硬化
後、脱型し、23を剥離する。 【効果】 凹凸表面を有するタイルの表面をほぼ均等高
さに揃えてタイル板を製造することができる。タイル同
志の間の間隙に入り込んでいるプラスチックフィルムの
該入り込み深さを調節することにより、深目地から浅目
地に到るまで、様々な目地深さのものを製造できる。タ
イル表面にはプラスチックフィルムが密着しているの
で、ノロがタイル表面に回り込んで、タイル表面を汚す
ことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート板等の板
材の表面に複数枚のタイルが整列された状態にて張り付
けられているタイル板を製造する方法に関する。詳しく
は、このタイルが凹凸表面となっているタイル板の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート板の表面に複数枚の
タイルが例えばます目状に整列された状態にて張り付け
られたタイル板は、第2図に示す方法によって製造され
ている。
【0003】仕切部材としての目地ます2によって上面
(成形面)が規則的に区画された型枠1の該目地ます
2,2の間にタイル3を下向きに嵌め入れる(第2図
(a))。次いで、タイル3の上側にコンクリート4を
流し込み(第2図(b))、硬化後、脱型することによ
り、タイル板5が製造される(第2図(c))。
【0004】ところで、タイルが第3図の如く凹凸表面
を有したもの(例えばテッセラタイル)6あるいは高さ
が不揃いなものである場合には、第2図(b)の如くタ
イルを単に下向きに型枠1内に配列したのでは、各タイ
ルの姿勢が不揃いになる等の問題がある。
【0005】そこで、このように凹凸を有したタイル6
の場合にあっては、第4図(a)の如く、タイル6を整
列板7の上に上向きに並べ、その上に離型シート8を被
せた後、自硬性材料9を流し込み、全体として水平上面
を有した複数枚のタイルの一体化物10を造形する。そ
の後、第4図(b)の如く、この一体化物10を裏返し
にして型枠11内に入れ、その上からコンクリート12
を流し込み、硬化後に脱型し、次いで自硬性材料9の硬
化物と離型シート8とを取り外すことによりタイル板1
3を得るようにしている(第4図(c))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第4図に示す従来方法
により凹凸タイルのタイル板を製造するようにした場
合、次のような問題があった。
【0007】 第4図(b),(c)に示す如く、目
地部に、タイル表面とほぼ同位置までコンクリート12
が浸入するため、形成される目地12Aは、その表面が
タイル表面とほぼ等しい浅目地であり、深目地を形成す
ることはできない。また、目地深さの調節もできない。 第4図(b)に示すコンクリートの流し込み時、コ
ンクリート12のノロ成分(セメントを含んだ水分)
が、タイル6間の目地部からタイル6表面と離型シート
8との間に浸入し易く(ノロ漏れ)、このため、得られ
るタイル板のタイル表面が汚れたものとなる。 自硬性材料9を用いるため、材料コストや処理コス
トが高くつく。その上、脱型後の自硬性材料9の除去が
容易ではない。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決し、凹凸
表面を有したタイルのタイル板を、任意の目地深さとな
るように、また、ノロ漏れによりタイル表面を汚すこと
なく、容易かつ効率的に低コストに製造する方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のタイル板の製造
方法は、上面が目地ます等の仕切部材によって区画され
た型枠内にタイルを下向きに嵌め入れ、該タイルの上側
に水硬性材料を流し込み、該水硬性材料が硬化した後、
脱型することにより、該水硬性材料の硬化板の表面に複
数枚のタイルが張り付けられたタイル板を製造する方法
において、該タイルが凹凸表面を有したものであり、複
数枚のタイルが前記型枠のタイル配列と同一に配列され
ていると共に、全てのタイルを覆う大きさのプラスチッ
クフィルムに各タイルの表面が密着されることにより各
タイルが一体化されており、且つ、該プラスチックフィ
ルムが各タイル同志の間の間隙に入り込んでおり、各タ
イルの裏面は面一となっているタイルユニットを用いて
上記製造を行なうようにした方法であって、該タイルユ
ニットをプラスチックフィルムが下面側となるように前
記型枠に入れ、且つ、該タイルユニットのタイル同志の
間隙部分を該型枠の目地ますに係合させ、その後、前記
水硬性材料の流し込み、該水硬性材料の硬化及び脱型を
行なうようにしたことを特徴とする。
【0010】なお、本発明において、仕切部材は枡目状
であっても良く、一直線状であっても良い。
【0011】
【作用】本発明の方法では、プラスチックフィルムによ
りタイルが所定の配列に、タイル裏面が面一となるよう
に配列、一体化されたタイルユニットを用いるため、凹
凸表面を有するタイルであっても姿勢を揃えたタイル板
を製造することができる。
【0012】各タイル同志の間の間隙に入り込んでいる
プラスチックフィルムの該入り込み深さを調節すること
により、深目地から浅目地に到るまで、様々な目地深さ
のものを製造できる。
【0013】タイル表面にはプラスチックフィルムが密
着しているので、ノロがタイル表面に回り込んで、タイ
ル表面を汚すことがない。しかも、プラスチックフィル
ムは脱型後容易に除去できる。
【0014】
【実施例】以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。第1図(a)〜(d)は本発明のタイル板の製造方
法の一実施例を示す断面図である。
【0015】本発明の方法においては、まず、複数のタ
イルを、型枠のタイル配列と同一に配列すると共に、全
てのタイルを覆う大きさのプラスチックフィルムを各タ
イルの表面に密着させることにより各タイルを一体化
し、且つ、該プラスチックフィルムが各タイル同志の間
の間隙に入り込み、また、各タイルの裏面は面一となっ
ているタイルユニットを製造する。
【0016】即ち、まず、第1図(a)に示す如く、型
枠のます目と同一配列となるように、吸引箱20内の通
気性のタイル整列板21(このタイル整列板21は貫通
孔21aにより通気性となっている。)の上にタイル2
2を上向きに配列する。各タイル22の間に、目地深さ
調節用部材21Aを配置する。そして、全タイルを覆う
大きさのプラスチックフィルム23を被せ、タイル整列
板21の裏側から吸引する。これにより、第1図(b)
に示す如く、プラスチックフィルム23を各タイル22
の表面に密着させると共に、プラスチックフィルム23
をタイル同志の間の間隙に入り込ませ、第1図(c)に
示す複数のタイル22がプラスチックフィルム23で一
体化されたタイルユニット24を得る。このタイルユニ
ット24のタイル22は、タイル整列板21上に配列さ
れるため、その裏面は面一となっている。
【0017】次に、第1図(d)に示す如く、このタイ
ルユニット24をプラスチックフィルム23が下面側と
なるように、上面が目地ます26によって区画された型
枠25に入れ、タイルユニット24のタイル23同志の
間隙部分を型枠25の目地ます26に係合させ、その
後、水硬性材料27を流し込む。この水硬性材料27が
硬化した後、脱型し、プラスチックフィルム23を剥離
することにより、水硬性材料の硬化板の表面に複数枚の
タイルが張り付けられたタイル板を得る。
【0018】なお、第1図(d)において、30は、タ
イルユニット24の端部の高さ調整のために配置した紙
粘土である。
【0019】このような本発明の方法によれば、タイル
ユニット24のタイル22の裏面は面一となっているた
め、タイル表面がほぼ均等な高さのタイル板が得られ
る。
【0020】しかも、プラスチックフィルム23のタイ
ル22同志の間の間隙への入り込み深さ(第1図(b)
のd)を調節することにより、得られるタイル板の目地
を所望の深さに形成することができる。
【0021】また、プラスチックフィルム23がタイル
22の表面に密着している上に、タイル22同志の間の
間隙にプラスチックフィルム23が入り込んでいること
から、水硬性材料27のノロ成分がタイル22の側面か
ら表面にまで浸入することは確実に防止され、タイル表
面にノロによる汚れのないタイル板が得られる。
【0022】なお、第1図に示す実施例では、目地ます
26として、第5図に示す如く、ます目状の仕切りが形
成されたものを用いたが、目地ますとしては、第6図に
示す如く、断面T字形のレール状の目地ます27を用い
ても良い。また、この目地ますの代りに、一直線状の仕
切部材を用いても良い。この場合、タイルは列状に揃え
られることになる。
【0023】本発明において、プラスチックフィルムと
しては塩化ビニルフィルム等を用いることができる。ま
た、目地ますとしては、ゴムやスチロール製のものが使
用される。
【0024】プラスチックフィルムは、タイル板の脱型
後直ちに剥離することもできるが、これを剥離すること
なく、現場搬入又は施工し、搬入又は施工後に剥離する
ことにより、保管、搬送又は施工時におけるタイル表面
の汚れ防止が図れ、極めて有利である。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のタイル板の
製造方法によれば、水硬性材料の硬化板の表面に、複数
枚の表面に凹凸のあるタイルを張り付けたタイル板を製
造するにあたり、 タイルの姿勢を揃えることができる。 目地深さを任意に調節できる。 ノロ漏れによるタイル表面の汚れを防止できる。 といった効果が奏され、高品質のタイル板を容易かつ効
率的にしかも安価に製造することが可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法を示す断面図である。
【図2】従来のタイル板の製造方法を示す断面図であ
る。
【図3】凹凸表面を有するタイルを示す断面図である。
【図4】凹凸タイルを用いる従来のタイル板の製造方法
を示す断面図である。
【図5】目地ますの一例を示す断面斜視図である
【図6】目地ますの一例を示す断面斜視図である。
【符号の説明】 1,11 型枠 2 目地ます 3 タイル 4,12 コンクリート 5,13 タイル板 6 タイル 7 整列板 8 離型シート 9 自硬性材料 10 一体化物 20 吸引箱 21 タイル整列板 22 タイル 23 プラスチックフィルム 24 タイルユニット 25 型枠 26,27 目地ます 30 紙粘土
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 恭二 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 大津 達也 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 山盛 智広 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が仕切部材によって区画された型枠
    内にタイルを下向きに嵌め入れ、該タイルの上側に水硬
    性材料を流し込み、該水硬性材料が硬化した後、脱型す
    ることにより、該水硬性材料の硬化板の表面に複数枚の
    タイルが張り付けられたタイル板を製造する方法におい
    て、 該タイルが凹凸表面を有したものであり、 複数枚のタイルが前記型枠のタイル配列と同一に配列さ
    れていると共に、全てのタイルを覆う大きさのプラスチ
    ックフィルムに各タイルの表面が密着されることにより
    各タイルが一体化されており、且つ、該プラスチックフ
    ィルムが各タイル同志の間の間隙に入り込んでおり、各
    タイルの裏面は面一となっているタイルユニットを用い
    て上記製造を行なうようにした方法であって、 該タイルユニットをプラスチックフィルムが下面側とな
    るように前記型枠に入れ、且つ、該タイルユニットのタ
    イル同志の間隙部分を該型枠の仕切部材に係合させ、 その後、前記水硬性材料の流し込み、該水硬性材料の硬
    化及び脱型を行なうようにしたことを特徴とするタイル
    板の製造方法。
JP26467292A 1992-10-02 1992-10-02 タイル板の製造方法 Pending JPH06117092A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100388614B1 (ko) * 1995-08-01 2003-09-26 스코트 시스템, 인코포레이티드 콘크리트거푸집용물체지지브라켓홀더
WO2020134399A1 (zh) * 2018-12-24 2020-07-02 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 一种利用可降解的塑料薄膜防漏浆的方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142721A (ja) * 1974-10-08 1976-04-12 Ina Seito Kk Tairutsukikonkuriitohekitaino seizohoho narabini sonohohoniryosuru tairushiito
JPS58224712A (ja) * 1982-06-24 1983-12-27 株式会社イナックス タイルpc板の先付工法

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