JP2661479B2 - タイル板の製造方法 - Google Patents

タイル板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート板等の板
材の表面に複数枚のタイルがます目状に整列された状態
にて張り付けられているタイル板を製造する方法に関す
る。詳しくは、このタイルが凹凸表面となっているタイ
ル板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート板の表面に複数枚の
タイルがます目状に整列された状態にて張り付けられた
タイル板は、第4図に示す方法によって製造されてい
る。
【0003】目地ます2によって上面(成形面)が規則
的に区画された型枠1の該目地ます2,2の間にタイル
3を下向きに嵌め入れる(第4図(a))。次いで、タ
イル3の上側にコンクリート4を流し込み(第4図
(b))、硬化後、脱型することにより、タイル板5が
製造される(第4図(c))。
【0004】ところで、タイルが第5図の如く凹凸表面
を有したもの(例えばテッセラタイル)6である場合に
は、第4図(b)の如くタイルを単に下向きに型枠1内
に配列したのでは、各タイルの姿勢が不揃いになる等の
問題がある。
【0005】そこで、このように凹凸を有したタイル6
の場合にあっては、第6図(a)の如く、タイル6を整
列板7の上に上向きに並べ、その上に離型シート8を被
せた後、自硬性材料9を流し込み、全体として水平上面
を有した複数枚のタイルの一体化物10を造形する。そ
の後、第6図(b)の如く、この一体化物10を裏返し
にして型枠11内に入れ、その上からコンクリート12
を流し込み、硬化後に脱型し、次いで自硬性材料9の硬
化物と離型シート8とを取り外すことによりタイル板1
3を得るようにしている(第6図(c))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第6図に示す従来方法
により凹凸タイルのタイル板を製造するようにした場
合、次のような問題があった。
【0007】 第6図(b),(c)に示す如く、目
地部に、タイル表面とほぼ同位置までコンクリート12
が浸入するため、形成される目地12Aは、その表面が
タイル表面とほぼ等しい浅目地であり、深目地を形成す
ることはできない。また、目地深さの調節もできない。 第6図(b)に示すコンクリートの流し込み時、コ
ンクリート12のノロ成分(セメントを含んだ水分)
が、タイル6間の目地部からタイル6表面と離型シート
8との間に浸入し易く(ノロ漏れ)、このため、得られ
るタイル板のタイル表面が汚れたものとなる。 自硬性材料9を用いるため、材料コストや処理コス
トが高くつく。その上、脱型後の自硬性材料9の除去が
容易ではない。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決し、凹凸
表面を有したタイルのタイル板を、任意の目地深さとな
るように、また、ノロ漏れによりタイル表面を汚すこと
なく、容易かつ効率的に低コストに製造する方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のタイル板の製
造方法は、上面が目地ますによって区画された型枠内に
タイルを下向きに嵌め入れ、該タイルの上側に水硬性材
料を流し込み、該水硬性材料が硬化した後、脱型するこ
とにより、該水硬性材料の硬化板の表面に複数枚のタイ
ルが張り付けられたタイル板を製造する方法において、
該タイルが凹凸表面を有したものであり、個々のタイル
の表面に湿った紙解砕物を積層し、タイル裏面から該紙
解砕物の表面まで規定厚さとなった積層体を造形してお
き、該積層体を前記型枠の目地ます内に解砕物層が下向
きとなるように嵌め入れ、この際、目地ますを該積層体
のタイルの部分にまで入り込ませ、その後、前記水硬性
材料の流し込み、硬化及び脱型を行ない、次いで、前記
解砕物層を除去するようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項2のタイル板の製造方法は、型枠内
に複数枚のタイルを下向きに嵌め入れ、該タイルの上側
に水硬性材料を流し込み、該水硬性材料が硬化した後、
脱型することにより、該水硬性材料の硬化板の表面に複
数枚のタイルが張り付けられたタイル板を製造する方法
において、該タイルが凹凸表面を有したものであり、複
数枚の該タイルをタイル整列板の上に前記型枠内におけ
る配列と同一の配列にて上向きに並べ、タイル間に仮目
地材を詰め、該タイルの上に湿った紙解砕物を敷きつ
め、各タイル及び各仮目地材と紙解砕物とが一体で、か
つ、タイル裏面が面一の積層体とし、この積層体を前記
型枠の中に該紙解砕物が下側となるように配置し、その
後、前記水硬性材料の流し込み、硬化及び脱型を行な
い、次いで紙解砕物を除去するようにしたことを特徴と
する。
【0011】請求項3のタイル板の製造方法は、上面が
目地ますによって区画された型枠内にタイルを下向きに
嵌め入れ、該タイルの上側に水硬性材料を流し込み、該
水硬性材料が硬化した後、脱型することにより、該水硬
性材料の硬化板の表面に複数枚のタイルが張り付けられ
たタイル板を製造する方法において、該タイルが凹凸表
面を有したものであり、前記型枠内においてタイルの下
面側に紙粘土を配置することにより各タイルの裏面のレ
ベルを均一にすると共に、各タイル間に膨潤性の仮目地
材を充填するようにしたことを特徴とする。
【0012】請求高4のタイル板の製造方法は、複数枚
のタイルが整列配置され、該タイルの表側に配置された
プラスチックフィルムによって各タイルが連結され、且
つ該プラスチックフィルムは各タイルの目地間隙に入り
込んでいるタイル連結体を用い、該タイル連結体のタイ
ルの裏側に水硬性材料を流し込み、該水硬性材料が硬化
した後、該プラスチックフィルムをタイルから分離させ
るようにしたタイル板の製造方法において、該タイルが
凹凸表面を有したものであり、個々のタイルの表面とプ
ラスチックフィルムとの間に湿った紙解砕物を介在させ
ることにより、各タイルの裏面をほぼ面一状にしておく
ことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の方法では、個々のタイルに湿った紙
解砕物を積層して規定の厚さの積層体を予め造形してお
き、この積層体を型枠の目地ます内に配置するため、凹
凸表面を有するタイルの裏面をほぼ面一状に揃えてタイ
ル板を製造することができる。また、積層体のタイル部
分にまで入り込んでいる目地ますの該入り込み深さを調
節することにより、深目地から浅目地に到るまで、様々
な目地深さのものを製造できる。しかも、タイル表面に
は紙解砕物が積層されているので、ノロがタイル表面に
回り込んで、タイル表面を汚すことがない。使用される
紙解砕物は安価であるため、材料コスト、製造コストの
低減が図れる。しかも、紙解砕物は脱型後容易に除去で
きる。
【0014】請求項2の方法では、紙解砕物によりタイ
ルが所定の配列に、タイル裏面が面一となるように配
列、一体化された積層体を造形して用いるため、凹凸表
面を有するタイルの裏面をほぼ面一状に揃えてタイル板
を製造することができる。また、タイル間に詰める仮目
地材の高さを調節することにより、深目地から浅目地に
到るまで、様々な目地深さのものを製造できる。しか
も、タイル表面には紙解砕物が積層されているので、ノ
ロがタイル表面に回り込んで、タイル表面を汚すことが
ない。使用される紙解砕物は安価であるため、材料コス
ト、製造コストの低減が図れる。しかも、紙解砕物は脱
型後容易に除去できる。
【0015】請求項3の方法では、型枠内においてタイ
ルの下面側に紙粘土を配置することにより、タイル裏面
のレベルを均一にするため、凹凸表面を有するタイルの
表面をほぼ均等高さに揃えてタイル板を製造することが
できる。また、タイル間に充填する膨潤性の仮目地材の
高さを調節することにより、深目地から浅目地に到るま
で、様々な目地深さのものを製造できる。しかも、この
膨潤性の仮目地材により、ノロがタイル表面に回り込ん
で、タイル表面を汚すことが防止される。使用される紙
粘土は安価であるため、材料コスト、製造コストの低減
が図れる。しかも、紙粘土は脱型後容易に除去できる。
【0016】請求項4の方法でも、タイル表面とプラス
チックフィルムとの間に紙解砕物を介在させることによ
り、タイルの裏面を容易に面一状に揃えることができ
る。この紙解砕物は、プラスチックフィルムを除去する
ときに、又はプラスチックフィルムの除去後に、容易に
除去できる。
【0017】この請求項4の場合、プラスチックフィル
ムがタイル目地間隙に入り込んでいるため、目地深さを
とることができると共に、水硬性材料がタイル表面に回
り込むことを防止できる。
【0018】
【実施例】以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。第1図(a)〜(c)は本発明の請求項1のタイル
板の製造方法の一実施例を示す断面図、第2図(a)〜
(c)は本発明の請求項2のタイル板の製造方法の一実
施例を示す断面図、第3図(a)〜(c)は本発明の請
求項3のタイル板の製造方法の一実施例を示す断面図で
ある。第8、9図は請求項4の実施例を示す断面図であ
る。
【0019】請求項1の方法においては、個々のタイル
21の表面に湿った紙(新聞紙等)解砕物22を積層し
て、タイル21裏面から該紙解砕物22の表面までの厚
さが一定の積層体23を造形しておく(第1図
(a))。なお、この解砕物には、必要に応じ、糊剤
(デンプン等)を混ぜても良い。
【0020】次に、この積層体23を複数個、型枠24
上面の目地ます25内にタイル表面側が下向きとなるよ
うに入れる。この際、目地ます25は、積層体23のタ
イル21の部分にまで入り込むようにする(第1図
(b))。
【0021】その後、水硬性材料26を流し込む(第1
図(c))。この水硬性材料26が硬化した後、脱型
し、紙解砕物22を除去することにより、水硬性材料の
硬化板の表面に複数枚のタイルが張り付けられたタイル
板を得る。
【0022】請求項2の方法においては、まず、タイル
21を、目地ます27Aを備えるタイル整列板27の上
に所定の配列で上向きに並べ、タイル間に仮目地材28
を詰め、その後、タイル21の上に湿った紙解砕物22
を敷きつめ、板29で押圧するなどして(第2図
(a))、タイル裏面が面一となるように、各タイル2
1と各仮目地材28と紙解砕物22とを一体にした積層
体30を製造する(第2図(b))。
【0023】次に、この積層体30を型枠24上面にタ
イル表面側が下向きとなるように入れ、その後、水硬性
材料26を流し込む(第2図(c))。この水硬性材料
26が硬化した後、脱型し、紙解砕物22及び仮目地材
28を除去することにより、水硬性材料の硬化板の表面
に複数枚のタイルが張り付けられたタイル板を得る。
【0024】なお、上記仮目地材28としては、膨潤性
の仮目地材が好ましい。
【0025】請求項3の方法では、型枠24の目地ます
25の仕切り区画内に紙粘土31を置き、次いで、タイ
ル21を下向きに配置すると共に、タイル間の目地ます
25上に膨潤性の仮目地材32を充填し、タイル21の
裏面を板29で押圧するなどして(第3図(a))、タ
イルの裏面を均一レベルとする(第3図(b))。
【0026】その後、水硬性材料26を流し込み(第3
図(c))、この水硬性材料26が硬化した後、脱型
し、紙粘土31、仮目地材32を除去することにより、
水硬性材料の硬化板の表面に複数枚のタイルが張り付け
られたタイル板を得る。
【0027】なお、この方法で使用される膨潤性の仮目
地材32としては、第7図に示す如く、発泡ポリエチレ
ン等よりなる本体32Aの両側面に膨潤紙32B等の膨
潤性材料を貼り付けたものが挙げられる。
【0028】請求項4の方法では、第8図の如く、タイ
ル21をプラスチックフィルム80で連結しておく。こ
の場合、タイル21の表面を下側とし、この表面とプラ
スチックフィルム80との間に湿った紙解砕物22を介
在させておき、これによってタイル21の裏面(図では
上面)をほぼ面一状に揃える。このタイル連結体を型枠
中にセットし、このタイル21の裏側に水硬性材料を流
し込み、この水硬性材料の硬化後にプラスチックフィル
ム80及び紙解砕物22を除去する。
【0029】このプラスチックフィルム80は、各タイ
ル21の目地間隙に入り込んでいるから、目地深さをと
ることができると共に、タイル21の裏側へ水硬性材料
を流し込んだ場合にこの水硬性材料がタイル21の表側
へ回り込むことが防止される。このプラスチックフィル
ム80としては、塩化ビニルフィルム等を用いることが
できる。このプラスチックフィルム80とタイル21と
の結合体を製造するには、前記第1図(a)の如くして
作製したタイル21と紙解砕物22との積層体23を通
気板の上に上向きに整列させ、上方からプラスチックフ
ィルムを被せた後、通気板の下側から吸引してプラスチ
ックフィルムを紙解砕物22に密着させると共に、プラ
スチックフィルムをタイル21同志の間隙にまで引き込
むように延伸させ、目地形成部81を成形すれば良い。
もちろん、プラスチックフィルムを予め凹部を有するよ
うに成形しておき、この凹部に積層体23を嵌め込んで
も良い。また、この凹部に紙解砕物を敷き詰めた後、タ
イルを嵌め込んでも良い。なお、第9図の如く、目地形
成部92及び先太形の凹部93を有するプラシチックフ
ィルム91を用いても良い。この凹部93に入り込む先
太形の凸部をタイル・紙解砕物積層体の紙解砕物22に
予め形成しておいて該凸部を凹部93に嵌合させると、
この凸部と凹部93との機械的な凹凸係合により、紙解
砕物22及びタイル21の別離を防止できる。第9図の
左から2番目のタイル21の表面の紙解砕物22は、所
謂ひょうたん形であり、左から4番目のタイル21の表
面の紙解砕物22は逆三角形ないし逆台形である。この
第8、9図のプラスチックフィルム80、91を用いる
と、目地ますなしでタイルを型枠内に安定し設定でき
る。
【0030】これら請求項1〜4のいずれの方法によっ
ても、タイル21の裏面は面一となっているため、タイ
ル表面がほぼ均等な高さのタイル板が得られる。
【0031】しかも、タイル21同志の間の間隙への目
地ます又はプラスチックフィルムの入り込み深さや仮目
地材の高さを調節することにより、得られるタイル板の
目地を所望の深さに形成することができる。
【0032】また、タイル21の表面には紙解砕物が密
着しているか、或いは、タイル21同志の間の間隙にプ
ラスチックフィルム又は潤滑性の仮目地材が介入されて
いることから、水硬性材料26のノロ成分がタイル21
の側面から表面にまで浸入することは確実に防止され、
タイル表面にノロによる汚れのないタイル板が得られ
る。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のタイル板の
製造方法によれば、水硬性材料の硬化板の表面に、複数
枚の表面に凹凸のあるタイルを張り付けたタイル板を製
造するにあたり、 タイルを揃えて配置することができる。 目地深さを任意に調節できる。 ノロ漏れによるタイル表面の汚れを防止できる。 紙解砕物の積層高さを調節できるため、各タイルの
突出高さが異なるタイル板を製造できる。 といった効果が奏され、高品質のタイル板を容易かつ効
率的にしかも安価に製造することが可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1のタイル板の製造方法の一実施例方法
を示す断面図である。
【図2】請求項2のタイル板の製造方法の一実施例方法
を示す断面図である。
【図3】請求項3のタイル板の製造方法の一実施例方法
を示す断面図である。
【図4】従来のタイル板の製造方法を示す断面図であ
る。
【図5】凹凸表面を有するタイルを示す断面図である。
【図6】凹凸タイルを用いる従来のタイル板の製造方法
を示す断面図である。
【図7】膨潤性の仮目地材の一例を示す断面図である。
【図8】請求項4のタイル板の製造法の実施例方法を示
す断面図である。
【図9】請求項4のタイル板の製造法の他の実施例方法
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11 型枠 2 目地ます 3 タイル 4,12 コンクリート 5,13 タイル板 6 タイル 7 整列板 8 離型シート 9 自硬性材料 10 一体化物 21 タイル 22 紙解砕物 23,30 積層体 24 型枠 25 目地ます 26 水硬性材料 27 タイル整列板 28,32 仮目地材 29 板 31 紙粘土 80,91 プラスチックフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 恭二 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (72)発明者 大津 達也 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (72)発明者 山盛 智広 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が目地ますによって区画された型枠
    内にタイルを下向きに嵌め入れ、該タイルの上側に水硬
    性材料を流し込み、該水硬性材料が硬化した後、脱型す
    ることにより、該水硬性材料の硬化板の表面に複数枚の
    タイルが張り付けられたタイル板を製造する方法におい
    て、 該タイルが凹凸表面を有したものであり、 個々のタイルの表面に湿った紙解砕物を積層し、タイル
    裏面から該紙解砕物の表面まで規定厚さとなった積層体
    を造形しておき、 該積層体を前記型枠の目地ます内に解砕物層が下向きと
    なるように嵌め入れ、この際、目地ますを該積層体のタ
    イルの部分にまで入り込ませ、 その後、前記水硬性材料の流し込み、硬化及び脱型を行
    ない、次いで、前記解砕物層を除去するようにしたこと
    を特徴とするタイル板の製造方法。
  2. 【請求項2】 型枠内に複数枚のタイルを下向きに嵌め
    入れ、該タイルの上側に水硬性材料を流し込み、該水硬
    性材料が硬化した後、脱型することにより、該水硬性材
    料の硬化板の表面に複数枚のタイルが張り付けられたタ
    イル板を製造する方法において、 該タイルが凹凸表面を有したものであり、 複数枚の該タイルをタイル整列板の上に前記型枠内にお
    ける配列と同一の配列にて上向きに並べ、タイル間に仮
    目地材を詰め、該タイルの上に湿った紙解砕物を敷きつ
    め、各タイル及び各仮目地材と紙解砕物とが一体で、か
    つ、タイル裏面が面一の積層体とし、 この積層体を前記型枠の中に該紙解砕物が下側となるよ
    うに配置し、 その後、前記水硬性材料の流し込み、硬化及び脱型を行
    ない、次いで紙解砕物を除去するようにしたことを特徴
    とするタイル板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上面が目地ますによって区画された型枠
    内にタイルを下向きに嵌め入れ、該タイルの上側に水硬
    性材料を流し込み、該水硬性材料が硬化した後、脱型す
    ることにより、該水硬性材料の硬化板の表面に複数枚の
    タイルが張り付けられたタイル板を製造する方法におい
    て、 該タイルが凹凸表面を有したものであり、 前記型枠内においてタイルの下面側に紙粘土を配置する
    ことにより各タイルの裏面のレベルを均一にすると共
    に、各タイル間に膨潤性の仮目地材を充填するようにし
    たことを特徴とするタイル板の製造方法。
  4. 【請求項4】 複数枚のタイルが整列配置され、該タイ
    ルの表側に配置されたプラスチックフィルムによって各
    タイルが連結され、且つ該プラスチックフィルムは各タ
    イルの目地間隙に入り込んでいるタイル連結体を用い、 該タイル連結体のタイルの裏側に水硬性材料を流し込
    み、該水硬性材料が硬化した後、該プラスチックフィル
    ムをタイルから分離させるようにしたタイル板の製造方
    法において、 該タイルが凹凸表面を有したものであり、個々のタイル
    の表面とプラスチックフィルムとの間に湿った紙解砕物
    を介在させることにより、各タイルの裏面をほぼ面一状
    にしておくことを特徴とするタイル板の製造方法。
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