JPS6212017Y2 - - Google Patents

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JPS6212017Y2
JPS6212017Y2 JP1980188502U JP18850280U JPS6212017Y2 JP S6212017 Y2 JPS6212017 Y2 JP S6212017Y2 JP 1980188502 U JP1980188502 U JP 1980188502U JP 18850280 U JP18850280 U JP 18850280U JP S6212017 Y2 JPS6212017 Y2 JP S6212017Y2
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concrete
decorative
decorative concrete
masonry
block
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は化粧コンクリートブロツクに関し、
コンクリートブロツクの組積みと同時に表面の化
粧仕上げが行なえ、しかも強度、製造価格の点で
も優れたものを得ようとしている。
従来の単なるコンクリートブロツクに代り、表
面の仕上げが美麗なるよう例えばコンクリート板
の表面にタイルを埋付けることも試みられたが
(実公昭50−5903参照)、コンクリート塑造時にタ
イルを乱れなく1枚ずつ型枠に敷設することが非
常に手数であるほか、製造されたタイル付コンク
リート板としては、コンクリート板と1枚ずつの
タイルとの連結が確実に行なわれていないと個々
のタイルの剥離等を起すおそれがあり、また外装
用などの場合タイルの欠け、割れ等を生じ易いも
のであり、しかもコスト的にもタイル付コンクリ
ート板を用いる場合、高くつくものであつた。
そこで、この考案においては、上記タイル付コ
ンクリート板に対し、はるかに安価で製造も容易
であり、しかも強度的に優れたものとして、独特
の化粧コンクリートブロツクを提供するものであ
り、その構成は、表面に煉瓦状の組積みパターン
を有する化粧コンクリートの裏面に空洞コンクリ
ートブロツクあるいは充実コンクリートブロツク
が連結固定されてあり、化粧コンクリートの上端
前面には組積み時の係合用段部を形成し、化粧コ
ンクリートの下端裏面には上記係合用段部の前面
に合致し得る係合部を形成してなり、さらに化粧
コンクリートの上端あるいは下端には寸法調整用
突部を形成してなることを特徴としている。
次いで、この考案の実施態様について図を参照
しながら以下に例示する。
1が化粧コンクリートブロツクの全体であり、
既製の空洞コンクリートブロツク10あるいは充
実コンクリートブロツクの仕上げ面側となる前面
に化粧コンクリート20を連結固定して一体化し
たものである。
化粧コンクリート20の表面には煉瓦状の組積
みパターンを表わす凹凸形状部21,22が形成
されてあり、該化粧コンクリート20の外形は、
コンクリートブロツク10同士のモルタルによる
組積み接続を考慮して、コンクリートブロツク1
0より上下および左右の幅が長くなつている。
23は化粧コンクリート20の上端前面に形成
した係合用段部であり、24は化粧コンクリート
20の下端裏面に形成した係合部であつて、化粧
コンクリートブロツク1の組積み時には、上方の
化粧コンクリートブロツク1下端の係合部24が
下方の化粧コンクリートブロツク1上端の係合用
段部23の前面に合致して係合されるあいじやく
り構造になつている。
なお、25は化粧コンクリート20の下端裏面
側に形成した裏打ち部であり、化粧コンクリート
20の表面凹凸形状部21,22のうち、係合部
24付近の凹部21裏側の肉厚を補強するもので
あり、組積み施工時に上記裏打ち部25に対応す
る化粧コンクリートブロツク20の上端係合段部
23前面には凹部26を形成して組積みの邪魔に
ならぬようにしている。また27,27は化粧コ
ンクリート20の上端あるいは下端(図では上
端)に形成した寸法調整用の突部であり、組積み
施工時に必要量を削り取つて組積み寸法の微調整
をするのに使用する(第1図,第2図)。
上記化粧コンクリート20としては、白セメン
トと砂を混和したものからなるモルタル状のも
の、あるいはこれに小石の混じつたコンクリート
状のもの等にて形成でき、またガラス繊維等で補
強したコンクリートを使用すれば強度的に優れた
ものとなる。さらに、コンクリートブロツク10
としても既製の各種形状のコンクリートブロツク
が自由に使用できる。
次いで化粧コンクリートブロツク1の製造の一
例について述べると、先ず型面側に化粧コンクリ
ート20の組積みパターンとなる凹凸形状部2
1,22に対応する凹凸形状部31,32を形成
した合成樹脂の発泡体からなる板状の型枠30
(第3図)内に、コンクリートを流し込み、該コ
ンクリートが完全に固化する前の段階で空洞コン
クリートブロツク10を載せ(第5図)、コンク
リートの完全な固化によつて連結固定させた後、
型枠30から取外せば、空洞コンクリートブロツ
ク10と前面の化粧コンクリート20が完全に一
体化されたものが得られる。
上記型枠30には、化粧コンクリート20の上
下端の係合段部23および係合部24に対応する
形状部33,34、裏打ち部25および凹部26
に対応する形状部35,36、さらに調整用突部
27に対応する形状部37などが形成されてい
る。特に係合部24および裏打ち部25に対応す
る形状部34,35を型枠30とは別部材の補助
部材30′にて形成して型枠30に組込み接合し
たものを使用している(第4図)。38は落差部
であり、型枠に流し込まれたコンクリート上にコ
ンクリートブロツク10を載せた時に、余剰のコ
ンクリートを型枠30の一方側、即ち落差部38
へのみ押し出すためのものである。39,39′
は型枠30同士の嵌合用凹凸部であつて、積重ね
を容易にして、型枠の保管、運搬を行ない易くし
ている。
なお、上記型枠30となる合成樹脂の発泡体と
して型面側で明瞭な粒塊付のものを使用したり、
組積みパターンとは別個に模様となる凹凸を形成
しておくと、製造された化粧コンクリートブロツ
ク1のうち、化粧コンクリート20の表面に発泡
粒子による粒塊模様あるいは凹凸模様を有するバ
ラエテイに富んだものが得られる。また組積みパ
ターンとなる凹凸形状部31,32のパターンを
種々に変化させれば、化粧コンクリート20側の
凹凸形状部21,22によつて表わされる煉瓦の
組積みパターンも種々なものが得られる。
なお、上記型枠30の製造方法としては、発泡
性熱可塑性樹脂粒子(ビーズ)を加熱発泡させて
互に熱融着させた発泡体にて形成するほか、押出
発泡されたシートによる発泡体をプレス成形等の
手段にて型枠30に形成することも可能である。
上記のように構成された化粧コンクリートブロ
ツク1の組積み施工について述べると、表面の組
積みパターンに従つて、順次縦横上下へ従来のブ
ロツク施工同様に組積みしていけば良い。但し化
粧コンクリートブロツク1,1同士の上下の継目
においては、下方側ブロツク1の化粧コンクリー
ト20上端の係合段部23の前面に上方側ブロツ
ク1の化粧コンクリート20下端の係合部24の
裏面が覆い被さるように係合して組積みしていく
(第7図)。
そして化粧コンクリートブロツク1,1同士の
接合にはモルタルMを用いて化粧コンクリート2
0裏面のコンクリートブロツク10側のみを固定
していき、仕上げ面となる化粧コンクリート20
の表面にはモルタルMがはみ出さないようにする
(第6図)。
また施工時にコーナーとなる部分には、化粧コ
ンクリート20と同材質で形成され、表面には煉
瓦状のパターンを有するコーナー用化粧コンクリ
ートブロツク1′を使用する(第8図)。
さらに、組積み施工後に化粧コンクリート20
の凸部22のみ、または全表面に仕上げ塗装を行
なえばより一層美麗な外観を呈し、しかも化粧コ
ンクリートブロツク1の保護上も好適なものとな
る。
以上に述べた、この考案によれば、従来のコン
クリートブロツクの前面に化粧コンクリートを連
結固定し、該化粧コンクリートの表面には煉瓦状
の組積みパターンを有しているので、組積み施工
後の外観が美麗なものとなり、しかも組積みする
だけで目地が出来るので従来のタイル貼りや煉瓦
積み仕上げに比べはるかに施工容易で作業能率も
良く、また施工後の強度や耐久性、耐候性などの
点でも優れたものとなる。また前述のごとく化粧
コンクリートブロツクの製造についても、発泡体
製の型枠を使用すれば非常に簡単に製造すること
ができ、製造コストの点でも従来よりはるかに安
価となり、施工に要する全体の工費は大巾に節約
できることになる。
さらに化粧コンクリートブロツクの組積み施工
時に積み込む上下の化粧コンクリートブロツクに
おいて、下方のブロツクの上端前面には係合段部
を形成し、上方のブロツクの下端裏面に形成した
係合部を係合段部の前面に覆い被さるように係合
するものゆえ、施工後に雨水がかかつても、係合
部分から雨が浸み込む恐れが無く、モルタル等に
よる接合部に雨水が浸入するための強度低下など
の不具合を生じることがない。 また、化粧コン
クリートの上端あるいは下端に寸法調整用突部を
形成してなるものゆえ、組積み施工時にはこの突
部の必要量を削り取ることにより組積み寸法の微
調整が容易にできるものとなる。
従つて、この考案品は各種建築物の内外装およ
び各種の外柵、塀などに巾広く利用でき優れた諸
効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は斜視図、第2図は底面図、第3図は
化粧コンクリートブロツク製造用型枠の斜視図、
第4図は前図−線断面図、第5図は製造工程
の一部切欠斜視図、第6図は組積み施工時の断面
図、第7図は前図A部拡大図、第8図は施工例の
斜視図である。 1……化粧コンクリートブロツク、10……コ
ンクリートブロツク、20……化粧コンクリー
ト、21,22……凹凸形状部、23……係合段
部、24……係合部、27……調整用突部、M…
…モルタル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に煉瓦状の組積みパターンを有する化粧コ
    ンクリートの裏面に空洞コンクリートブロツクあ
    るいは充実コンクリートブロツクが連結固定され
    てあり、化粧コンクリートの上端前面には組積み
    時の係合用段部を形成し、化粧コンクリートの下
    端裏面には上記係合用段部の前面に合致し得る係
    合部を形成してなり、さらに化粧コンクリートの
    上端あるいは下端には寸法調整用突部を形成して
    なることを特徴とする化粧コンクリートブロツ
    ク。
JP1980188502U 1980-12-26 1980-12-26 Expired JPS6212017Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980188502U JPS6212017Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26

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JP1980188502U JPS6212017Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57198214U JPS57198214U (ja) 1982-12-16
JPS6212017Y2 true JPS6212017Y2 (ja) 1987-03-25

Family

ID=29992121

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JP1980188502U Expired JPS6212017Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5297815U (ja) * 1976-01-21 1977-07-22
JPS5373720U (ja) * 1976-11-20 1978-06-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57198214U (ja) 1982-12-16

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