JPS5924485Y2 - 化粧コンクリ−トブロツクの輸送材を兼ねた製造用型枠 - Google Patents

化粧コンクリ−トブロツクの輸送材を兼ねた製造用型枠

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JPS5924485Y2
JPS5924485Y2 JP18850380U JP18850380U JPS5924485Y2 JP S5924485 Y2 JPS5924485 Y2 JP S5924485Y2 JP 18850380 U JP18850380 U JP 18850380U JP 18850380 U JP18850380 U JP 18850380U JP S5924485 Y2 JPS5924485 Y2 JP S5924485Y2
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JP
Japan
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formwork
decorative concrete
concrete
decorative
serves
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Application number
JP18850380U
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JPS57108907U (ja
Inventor
千年 神野
英雄 渋谷
和雄 河井
Original Assignee
積水化成品工業株式会社
日本プレストン株式会社
関東器工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は空洞コンクリートブロックあるいは充実コン
クリートブロックの前面に化粧コンクリートが連結固定
された化粧コンクリートブロックを製造するのに適する
とともに輸送にも好適な型枠を得ようとしている。
従来の単なるコンクリートブロックに代り、表面の仕上
げが美麗なるよう例えばコンクリート板の表面にタイル
を埋付けることも試みられたが(実公昭50−5903
号参照)、コンクリート塑造時にタイルを乱れなく1枚
ずつ型枠に敷設することが非常に手数であるほか、製造
されたタイル付コンクリート板としては、コンクリート
板と1枚ずつのタイルとの連結が確実に行なわれていな
いと個々のタイルの剥離等を起すおそれがあり、また外
装用などの場合タイルの欠け、割れ等を生じ易いもので
あり、しかもコスト的にもタイル付コンクリート板を用
いる場合、高くつくものであった。
そこで、この考案者においては、上記タイル付コンクリ
ート板に比し、はるかに安価で製造もし易くしかも強度
的にも優れたものとして、独特の化粧コンクリートブロ
ックを開発したが、該化粧コンクリートブロックは表面
に煉瓦状の組積みパターンを有する化粧コンクリートに
対し、空洞コンクリートブロック等を連結固定するもの
ゆえ、上記製造に適した型枠が必要とされるもので、こ
の考案では上記型枠として使用するとともに化粧コンク
リートブロックの輸送材としても適するものを提供しよ
うとしている。
即ち、この考案の構成は、合成樹脂発泡体にて板状の型
枠を形威し、該型枠の型面側には化粧コンクリートの組
積みパターンを形成する凹凸形状部を有し、型枠の対向
する2辺のうち一辺には化粧コンクリート上端の係合用
段部を形成する段部を有し、他辺には化粧コンクリート
下端の保合部を形成する補助部材を型枠外側へ切離部を
介して延設してなり、該補助部材を切離部から切離して
型枠側の所定位置に組込み可能になすことを特徴として
いる。
次いで、この考案の型枠構造について理解し易くするた
めに、先ずこの考案の型枠によって製造される化粧コン
クリートブロックについて第1図〜第5図に従って説明
する。
化粧コンクリートブロック1は、表面に煉瓦状の組積み
パターンを表す凹凸形状部21,22を有する化粧コン
クリート20の裏面に、空洞コンクリートブロック10
あるいは充実コンクリートブロックが連結固定されたも
のである。
そして上記化粧コンクリート20の上端には保合用段部
23が、下端裏側には保合部24がそれぞれ形成されて
あり、化粧コンクリートブロック1の組積み施工時には
、上下に積み重ねるブロック1,1の係合用段部23お
よび係合部24が互いに係合して組積みされるものであ
り、上記係合構造によって雨水の浸入を防ぐ効果がある
(特に第4図)。
25は凹凸形状部21.22のうち、保合部24個所の
凹形状部21の裏面を補強する裏打ち部であり、26は
該裏打ち部に対応して保合段部23に形成した凹部であ
る。
さらに27は組積み時の寸法調整用突部であり、化粧コ
ンクリート20の上下端何れかに設ける。
上記のごとく構成された化粧コンクリートブロックは、
モルタルMを接合材として上下左右に組積みして、各積
建築物の内外装材あるいは外棚、塀などに使用されるも
のであり、特にコーナ部分には化粧コンクリート20と
同質材で形成されたコーナー用部材1′を使用する(第
5図)。
次に上記化粧コンクリートブロック1を製造する、この
考案の型枠について第6図以下に順次説明する。
型枠30はポリスチレン発泡体等の合成樹脂発泡体にて
板状の枠に形成されている。
そして型枠30の型面側には製造すべき化粧コンクリ−
) 20の組積みパターンの凹凸形状部21,22に対
応する凹凸形状部32.31を形成している。
30’は補助部材であり、型枠30の一辺外側へ切離部
aを介し一体成形にて延設されており、化粧コンクリー
トの製造時には、上記切離部aで型枠30から切離し、
反転して型枠30上の嵌合部すに嵌め込み、化粧コンク
’J −) 20の保合部24を形成するための型部分
34を構成する(第8図、第9図)。
35は保合部24の裏打ち部25に対応する凹部である
33は型枠30の補助部材30’と対向する側の辺に形
成された段部であり、化粧コンクリート20の保合段部
23に対応する。
また36は係合用段部23の凹部26に対応する凸部で
ある。
さらに37は寸法調整用突部27に対応する小さな凹部
であり、上記突部27を化粧コンクリート20の下端に
形成する場合には、型枠30の補助部材30′側に小さ
な凹部37を設けることもできる。
38は落差部であり、化粧コンクリート20の上端に対
応する側の辺において型枠外周を他部分より低く落し込
んであり、コンクリートを型枠に流し込んだ後コンクリ
ートブロック10を載せた際に、コンクリートの余剰部
が型枠の一辺側となるこの落差部38に逃げ易くしたも
のであり、この時生じるコンクリートのパリが後で組積
み施工の邪魔にならぬようになっている。
39.39’は型枠30.30同士の嵌合用凹凸部であ
り、多数の型枠30を積み重ねて運搬あるいは保管する
際に水平方向へのズレを防ぎ、嵩低く多数を重ねること
ができるものである(第11図)。
なお、上記型枠30の製造方法としては、発泡性熱可塑
性樹脂粒子(ビーズ)を加熱発泡させて互に熱融着させ
た発泡体にて形成するほか、押出発泡されたシートによ
る発泡体をプレス成形等の手段にて型枠30に形成する
ことも可能である。
上記のごとき構成の型枠30を用いて化粧コンクリート
ブロックを製造する場合の一例を説明すると、まず発泡
体にて成形された型枠30は補助部材30’が一辺外側
に延設された状態(第6図)であるので、あらかじめ切
離部aにて切離し、補助部材30′を反転して型枠30
の嵌合部すに嵌め込み接着等の手段で固定して置く(第
8図)。
次に型枠30内にコンクリートを流し込み、このコンク
リートが完全に固化する前の段階で空洞コンクリートブ
ロック10等を化粧コンクリート20上に載せ(第10
図)、コンクリートの完全な固化によって互いに連結固
定された後、両者を型枠30から取外せば、表面に組積
みパターンとなる凹凸形状部21.22を有し、上下端
の係合段部23および係合部24等の各形状部分が形成
された化粧コンクリート20が得られ、化粧コンクリー
ト20の裏面にはコンクリートブロック10が連結固定
された化粧コンクリートブロックを提供できることにな
る(第1図)。
なお型枠10の取外しの際には、補助部材30′の部分
をヒートカットあるいは切除して化粧コンクリートを取
出すものとする。
また型枠30の内周は空洞コンクリートブロック10等
の外形より上下左右が若干長くなるよう形成してあって
、製造された化粧コンクIJ −) 20の外形が上下
左右で空洞コンクリートブロック10の外形より若干大
きくなっており、組積み施工時におけるモルタルMによ
る接合が行ない易くなっている(第3図)。
なお、上記型枠30となる合成樹脂の発泡体として型面
側で明瞭な粒塊性のものを使用したり、組積みパターン
とは別個に模様となる凹凸を形成しておくと、製造され
た化粧コンクリート20の表面に発泡粒子による粒塊模
様あるいは凹凸模様を有するバラエティに富んだものが
得られる。
また組積みパターンとしても図示したものに限らず、種
々のパターンで凹凸形状部32.31を形成することが
できる。
型枠30に流し込むコンクリートとしては、白セメント
に砂を混和したものからなるモルタル状のもの、あるい
はこれに小石が混じったコンクリート状のものなどが使
用でき、またガラス繊維等で補強されたコンクリートを
用いれば強度上好適となる。
さらに化粧コンクリート20の裏面に連結固定するコン
クリートブロックとしては図示した空洞形状のもののほ
か、種々の既製のコンクリートブロック、あるいは充実
形状のものなどでも実施可能である。
上記のごとく構成されたこの考案の型枠によれば、前述
のごとく施工容易で美麗な仕上りを得られる化粧コンク
リートブロックの製造に対して、煉瓦状の組積みパター
ンの形成を型枠の凹凸形状部にコンクリートを流し込む
だけで簡単にしかも正確に形づくることができる。
また化粧コンクリートブロックの寸法調整用突部などに
対応する型部分の形成も、合成樹脂の発泡体からなる型
枠ゆえ、容易に成型することができる。
特に化粧コンクリートブロックの組積み時に必要な下端
の保合部に対応する型部分として補助部材を使用し、単
独の成製品からなる型枠では形成できない部分を形成す
るものであり、しかもこの補助部材は型枠の成形時には
型枠の一辺外側に延設して形成し、その後切離部より補
助部材を切離し型枠の所定位置に組込むものゆえ、型枠
および補助枠の製造が能率的で手間がかからずに複雑な
形状部分の構成が可能となる。
さらに型枠は合成樹脂発泡体にて形成されているので、
軽量で取扱い易く、化粧コンクリートを型枠から取出さ
ない状態で輸送用包装材としても使用でき、輸送保管時
における型枠の緩衝効果にて化粧コンクリート部分に対
する保護効果の大きいものであり、また型枠の不使用時
には板状の型枠を互いに積重ねておけば嵩ぼることなく
保管することができる等、実用的効果の非常に高いもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の型枠にて製造される化粧コンクリー
トブロックの斜視図、第2図は底面図、第3図は組積み
施工状態の断面図、第4図は前面A部拡大図、第5図は
施工例の斜視図、第6図はこの考案の型枠の斜視図、第
7図は前回I■−I■線断面図、第8図は補助部材を組
込んだ斜視図、第9図は前回IV−IV線拡大断面図、
第10図は使用状態の斜視図、第11図は積み重ね状態
の正面図である。 1.1′・・・・・・化粧コンクリートブロック、10
・・・・・・空洞コンクリートブロック、20・・・・
・・化粧コンクリート、30・・・・・・型枠、30’
・・・・・・補助部材、a・・・・・・切離部、31、
32・・・・・・凹凸形状部、33・・・・・・係合段
部形成用段部、34・・・・・・係合部形成部、37・
・・・・・寸法調整用突部形成用凹部、38・・・・・
・落差部、39.39’・・・・・・嵌合用凹凸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂発泡体にて板状の型枠を形成し、該型枠の
    型面側には化粧コンクリートの組積みパターンを形成す
    る凹凸形状部を有し、型枠の対向する2辺のうち一辺に
    は化粧コンクリート上端の係合用段部を形成する段部を
    有し、他辺には化粧コンクリート下端の保合部を形成す
    る補助部材を型枠外側へ切離部を介して延設してなり、
    該補助部材を切離部から切離して型枠側の所定位置に組
    込み可能になすことを特徴とする化粧コンクリートブロ
    ックの輸送材を兼ねた製造用型枠。 2 型枠には互の積み重ね用の嵌合凹凸部を形威してな
    る上記実用新案登録請求の範囲第1項記載の化粧コンク
    リートブロックの輸送材を兼ねた製造用型枠。 3 型枠がポリスチレン発泡体からなる上記実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の化粧コンクノートブロックの
    輸送材を兼ねた製造用型枠。
JP18850380U 1980-12-26 1980-12-26 化粧コンクリ−トブロツクの輸送材を兼ねた製造用型枠 Expired JPS5924485Y2 (ja)

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JPS57108907U JPS57108907U (ja) 1982-07-05
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