JP2862952B2 - プレキャストコンクリート板の製造方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート板の製造方法

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JP2862952B2
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武光 内田
靖和 藤岡
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プレキャストコンクリート板の製造方法に
係わり、特に、表面に凹凸を有する多数のブロック材を
配置してなるプレキャストコンクリート板の製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
一般に、建屋の外壁を形成する外装カーテンウォール
は、プレキャストコンクリート板あるいは金属系部材に
より構成されている。
そして、プレキャストコンクリート板からなる外装カ
ーテンウォールは、コンクリートを主材料としているた
め、仕上材として石材,セラミックタイル,結晶化ガラ
ス等の種々のブロック材料を使用することができ、さら
に、凹凸,繰型等を造形することが容易であり、比較的
安価であるという利点を有している。
従来、このようなプレキャストコンクリート板の製造
方法としては、予めタイル等のブロック材の寸法に合わ
せて窪みをつけた発泡スチロール板を型枠の底面に敷き
並べ、これにブロック材表面を下側にして嵌め込み、こ
の上にコンクリートを打設して一体化する方法、あるい
は、型枠の底面にゴムまたは木製目地を、タイル等のブ
ロック材の寸法に合わせて取り付けて形成した目地ます
に、ブロック材の表面を下側にして嵌め込み、この上に
コンクリートを打設して一体化する等の方法が行なわれ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の方法では、化粧材と
して、例えば、割り肌面を有するタイル等のブロック材
を使用した場合には、プレキャストコンクリート板を製
造することが非常に困難になるという問題があった。
すなわち、割り肌面を有するタイル等のブロック材
は、表面に比較的大きな凹凸が有り、かつ、その厚みが
不定であるため、平坦な型枠の底面あるいは発泡スチロ
ール板等の上にブロック材の表面を下にして敷き並べる
従来の方法では、ブロック材の裏面を同一の平面レベル
に揃えることが困難であり、所定形状のプレキャストコ
ンクリート板を製造することが非常に困難になるという
問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされ
たもので、表面に凹凸が有り、かつ、その厚みが不定で
あるブロック材の裏面を同一の平面レベルに容易,確実
に揃えることのできるプレキャストコンクリート板の製
造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のプレキャストコンクリート板の製造方法は、
表面に凹凸を有する複数のブロック材を、裏面を下側に
して発泡用型枠内に敷き並べる工程と、敷き並べられた
ブロック材の表面に直接または間接的に発泡剤溶液を散
布する工程と、前記発泡用型枠を蓋により覆う工程と、
前記発泡剤溶液の発泡が終了するまで静置しユニット部
材を形成する工程と、前記ユニット部材の発泡体を下側
にしてコンクリート用型枠内に敷く工程と、前記ユニッ
ト部材の上部空間にコンクリートを打設,養生しコンク
リートとユニット部材とを一体化する工程とを有するも
のである。
〔作 用〕
本発明のプレキャストコンクリート板の製造方法で
は、表面に凹凸を有する複数のブロック材を、裏面を下
側にして発泡用型枠内に敷き並べ、敷き並べられたブロ
ック材の表面側に、発泡体を形成するため、ブロック材
の裏側が同一のレベルであり、かつ、発泡体のブロック
材と反対側が同一レベルであるユニット部材が形成され
る。
そして、このユニット部材の発泡体を下側にしてコン
クリート用型枠内に敷くと、ブロック材の裏面が同一レ
ベルの状態でコンクリート用型枠内に収容され、このブ
ロック材の裏面にコンクリートが打設,養生され、コン
クリートとユニット部材とが一体化される。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面を用いて説明する。
本発明のプレキャストコンクリート板の製造方法で
は、先ず、ユニット部材が形成され、このユニット部材
にコンクリートが打設,養生される。
すなわち、先ず、第1図に示すように、表面11に凹凸
13を有する複数のブロック材15が、裏面17を下側にして
発泡用型枠19内に敷き並べられる。
ブロック材15は、タイル,石等からなり、表面11に大
きい凹凸13を有しており、各ブロック材15の厚みが異な
っている。
また、裏面17は、平坦形状とされており、蟻溝状の凹
部21が形成されている。
発泡用型枠19は、例えば、鉄等の金属からなり、矩形
状の側板23に、底面25を設けて形成されている。
そして、この後、第2図に示すように、発泡用型枠19
内に敷き並べられたブロック材15の表面に、例えば、ポ
リエチレンフィルムからなる離型フィルム27が被覆され
る。
この後、離型フィルム27の上部空間に、例えば、発泡
ウレタンからなる発泡剤溶液が散布される。
そして、この散布後直ちに、発泡用型枠19が空気穴29
を有する蓋31により覆われる。
この後、発泡剤溶液の発泡が終了するまでこの状態で
発泡用型枠19が静置され、これにより、ブロック材15の
表面11に離型フィルム27を介して発泡体33を有するユニ
ット部材35が形成される。
この後、ユニット部材35が発泡用型枠19から取り出さ
れ、第3図に示すように、複数のユニット部材35が、ユ
ニット部材35の発泡体33を下側にしてコンクリート用型
枠37内に敷かれる。
この後、ユニット部材35の上部空間にコンクリート39
が打設,養生されコンクリート39とユニット部材35とが
一体化され、これにより、所定のプレキャストコンクリ
ート板が製造される。
しかして、本発明のプレキャストコンクリート板の製
造方法では、製造工程を、表面11に凹凸13を有する複数
のブロック材15を、裏面17を下側にして発泡用型枠19内
に敷き並べる工程と、敷き並べられたブロック材15の表
面11に離型フィルム27を介して発泡剤溶液を散布する工
程と、発泡用型枠19を蓋31により覆う工程と、発泡剤溶
液の発泡が終了するまで静置しユニット部材35を形成す
る工程と、ユニット部材35の発泡体33を下側にしてコン
クリート用型枠37内に敷く工程と、ユニット部材35の上
部空間にコンクリート39を打設,養生しコンクリート39
とユニット部材35とを一体化する工程とから構成したの
で、表面11に凹凸13が有り、かつ、その厚みが不定であ
るブロック材15の裏面17を同一の平面レベルに容易,確
実に揃えることが可能となる。
すなわち、本発明のプレキャストコンクリート板の製
造方法では、表面11に凹凸13を有する複数のブロック材
15を、裏面17を下側にして発泡用型枠19内に敷き並べ、
敷き並べられたブロック材15の表面側に、発泡体33を形
成するため、ブロック材15の裏側17が同一の平面レベル
であり、かつ、発泡体33のブロック材15と反対側が同一
平面レベルであるユニット部材35が形成され、さらに、
このユニット部材35の発泡体33を下側にしてコンクリー
ト用型枠37内に敷くと、ブロック材15の裏面17が同一平
面レベルの状態でコンクリート用型枠37内に収容され、
このブロック材15の裏面にコンクリート39が打設,養生
され、コンクリート39とユニット部材35とが一体化され
るため、表面11に凹凸13が有り、かつ、その厚みが不定
であるブロック材15の裏面17を同一の平面レベルに容
易,確実に揃えることが可能となる。
また、以上のように構成されたプレキャストコンクリ
ート板の製造方法では、ブロック材15の表面に離型フィ
ルム27を介して間接的に発泡剤溶液を散布するようにし
たので、プレキャストコンクリート板の製造後に、ブロ
ック材15の表面から発泡体33を容易に取り去ることが可
能となる。
さらに、以上のように構成されたプレキャストコンク
リート板の製造方法では、発泡用型枠19を、空気穴29の
形成される蓋31により覆ったので、発泡剤溶液の発泡を
確実,迅速に行なうことが可能となる。
また、以上のように構成されたプレキャストコンクリ
ート板の製造方法では、ブロック材15の裏面17に凹部21
を形成したので、コンクリート39とユニット部材35とを
確実に一体化することが可能となる。
なお、以上述べた実施例では、ブロック材15の表面11
に離型フィルム27を介して発泡体33を形成した例につい
て述べたが、本発明は、かかる実施例に限定されるもの
ではなく、ブロック材の表面に直接発泡体を形成しても
良いことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明のプレキャストコンクリー
ト板の製造方法では、製造工程を、表面に凹凸を有する
複数のブロック材を、裏面を下側にして発泡用型枠内に
敷き並べる工程と、敷き並べられたブロック材の表面に
直接または間接的に発泡剤溶液を散布する工程と、前記
発泡用型枠を蓋により覆う工程と、前記発泡剤溶液の発
泡が終了するまで静置しユニット部材を形成する工程
と、前記ユニット部材の発泡体を下側にしてコンクリー
ト用型枠内に敷く工程と、前記ユニット部材の上部空間
にコンクリートを打設,養生しコンクリートとユニット
部材とを一体化する工程とから構成したので、表面に凹
凸が有り、かつ、その厚みが不定であるブロック材の裏
面を同一の平面レベルに容易,確実に揃えることができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は発泡用型枠内にブロック材を敷き並べた状態を
示す説明図である。 第2図は発泡用型枠内にユニット部材を形成した状態を
示す説明図である。 第3図はコンクリート用型枠内にユニット部材を収容し
コンクリートを打設した状態を示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 11……表面 13……凹凸 15……ブロック材 17……裏面 19……発泡用型枠 31……蓋 33……発泡体 35……ユニット部材 37……コンクリート用型枠 39……コンクリート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 一三 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 茂又 弘之 東京都大田区大森北6―32―8 湊建材 工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/08 102 B32B 31/04 B28B 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に凹凸を有する複数のブロック材を、
    裏面を下側にして発泡用型枠内に敷き並べる工程と、敷
    き並べられたブロック材の表面に直接または間接的に発
    泡剤溶液を散布する工程と、前記発泡用型枠を蓋により
    覆う工程と、前記発泡剤溶液の発泡が終了するまで静置
    しユニット部材を形成する工程と、前記ユニット部材の
    発泡体を下側にしてコンクリート用型枠内に敷く工程
    と、前記ユニット部材の上部空間にコンクリートを打
    設,養生しコンクリートとユニット部材とを一体化する
    工程とを有することを特徴とするプレキャストコンクリ
    ート板の製造方法。
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