JP3333027B2 - タイル調化粧板付きプレキャストパネルの製造方法 - Google Patents

タイル調化粧板付きプレキャストパネルの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイル調化粧板付きプレ
キャストパネルの製造方法に関するものである。更に詳
しく述べるならば、本発明は、パネル成形用型枠を用い
て、タイル調化粧板用目地部を有する基層を形成し、こ
の目地部により形成された凹部に化粧板を接着固定する
ことによりタイル調化粧板付きプレキャストパネル、特
にタイル調化粧板つき軽量気泡コンクリートプレキャス
トパネル、の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に従来から行われているコンクリー
トパネル表面の化粧板仕上げ(タイル貼り、天然石貼り
等)工法は、左官工事による後付け工法が主流である。
このような後付け工法はパネル表面の下地処理から始ま
り、不陸補修、タイル左官工事、養生、清掃工程等が必
要であり、多くの人手と長い工期を必要とするものであ
る。
【0003】これら左官工事は職人の経験によるところ
が大きく、左官材料であるセメント系組成物(モルタ
ル)の品質管理(セメントに対する水の比率、混練性
状、養生温度、湿度等)は困難であり、強度のばらつ
き、乾燥収縮等による亀裂、剥離、脱落等の問題があ
り、また化粧板の配列、目地通り等も左官工事の質によ
るところが大きく、精度が高く均質なものを得ることが
困難である。
【0004】一方PC(プレキャスト)板の製造に見ら
れる先付け工法は、紙、プラスチックシートにタイル等
の化粧板を割り付け、これらを型枠底面に配置し、その
後コンクリートを流し込み、これにタイルも一緒に養生
を施し、製品化するもので、左官作業に伴う後付け工法
にくらべて容易であり品質的にも優れた製品が得られる
という利点がある。
【0005】上記先付け工法における主流はタイル貼り
工法であるが、これに使用されるタイルは、形状、大き
さ等が規格化され、色調、質感といった点でも類似して
おり、高級感、独自性といった要求を満たすには不十分
である。また、最近では、天然石板を外壁に使用するな
ど、天然物志向も強くなっている。しかし、天然石板を
使用する外壁は価格が高く、このため天然素材を建材に
取り入れることには困難がある。
【0006】従来から行われている乾式工法の主流であ
るタイル貼り工法は、タイルの形状、大きさが規格の中
で決定され、さらに表面の色調、仕上げも非常に似通っ
ており、没個性である。また天然素材を外壁に使用する
傾向は、近年顕著なものであり、これら本物志向に対応
した建材の開発が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、タイル調化
粧板付きプレキャストパネルの製造において、化粧板を
所望の意匠に従って正確に配置し独自性、および高級感
にすぐれたタイル調化粧板付きプレキャストパネルを効
率よく製造する方法を提供しようとするものである。
【0008】本発明は、パネル成形用型枠を用いて、緻
密モルタルにより目地模様により囲まれる凹部を形成
し、この凹部に天然石等石材の粉砕物と接着剤によりタ
イル調に意匠付けすることにより、天然石等の石貼りの
風合いを保ちながら、全く新しい化粧板による表面仕上
げ方法を、簡単に、低いコストで実現する方法を提供し
ようとするものである。
【0009】さらに本発明は、表面をモルタルコートす
ることにより、天然石等の石貼りの風合いを持つタイル
調の化粧板を接着固定した軽量気泡コンクリートパネル
の製造方法を提供しようとするものである。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタイル調化
粧板付きプレキャストパネルの製造方法は、パネル成形
用型枠の底面に、前記パネル表面上に配置されるタイル
調化粧板の間隙目地部に対応する形状・寸法を有する目
地用凹部を形成し、かつ、前記型枠の内側面部に対向し
て内型枠を配置して、これらの間に側壁部形成用空間を
形成しておき、前記型枠底面上、および前記側壁部形成
用空間に高強度緻密モルタルを注入して、これを半硬化
し、前記内型枠を取り外し、前記半硬化モルタルからな
る底面部および側壁部により形成されるパネル芯部に、
軽量気泡コンクリートスラリーを注入して、これを発
泡、半硬化させ、かつ前記半硬化モルタル底面部および
側壁部と合体させて成形体を形成し、前記成形体をオー
トクレーブ中において養生してパネル基体を形成し、前
記パネル基体を前記養生の前、又は後に前記型枠から取
り出し、前記パネル基体の底面を反転上向きにして、前
記型枠底部の目地用凹部に対応する凸状目地部により包
囲された凹部に、タイル調化粧板を接着固定することを
特徴とするものである。
【0012】上記本発明方法において、前記タイル調化
粧板が、天然石の粉砕物と、接着剤との液状混合物を、
前記凸状目地部により包囲された凹部に注入し硬化する
ことにより形成され、かつ前記凹部に接着固定されても
よい。
【0013】また上記発明方法において、前記タイル調
化粧板が、天然石の粉砕物と接着剤との混合物をタイル
状に成形したものであり、かつ、前記凸状目地部により
包囲された凹部に接着剤により接着固定されてもよい。
【0014】さらに、上記本発明方法において、前記モ
ルタルの少なくとも1部分に着色材料が配合されてもよ
い。この場合、化粧板用基層(目地部を含む)、および
側壁部の少なくとも一部分が所望の色彩・濃度に着色さ
れる。
【0015】
【作用】本発明方法を添付図面を用いて説明する。図1
(A)および(B)に示されているように型枠底部に、
所定形状、寸法、をもって、所定の位置に形成された凹
部が形成される。図1(A)においては、型枠底部1
は、1体の板材(金属板、例えば鉄板など)1a からな
り、これに、タイル調化粧板の配置により形成される間
隙目地部に対応する寸法形状の凹部(溝)2が、例えば
フライス加工により形成される。このような型枠底部
は、得られるパネルにおける目地幅、目地間隔がきわめ
て正確であって、均質な目地パターンを有するパネルの
製造に適している。
【0016】図1(B)において、型枠底部1は、1枚
の板状基板3と、その上に、所定の形状・寸法を有する
目地溝形成片4が所定の間隔をおいて配置、固定され、
この目地溝形成片4の間に目地部に対応する寸法・形状
の凹部(溝)2が形成される。上記板状基板3、および
目地溝形成片4は、金属、樹脂、またはゴム材料などに
より形成することができる。図1(B)に示されている
構成を有する型枠底部は、パネルの所望意匠に応じて、
所望形状、寸法、配置の目地部用凹部を基板3上に容易
に形成することができるという利点がある。
【0017】
【0018】本発明方法において、凸状目地部と、軽量
気泡コンクリート基体部を有するプレキャストボードを
下記のようにして製造することができる。図2(A)に
示された型枠5において、図1(B)に示されている構
成を有する型枠底部1が用いられ(図1(A)に示され
た型枠底部であってもよい)、その四側部に所望の高さ
を有する型枠側壁6が設けられ、その内側に内型枠7が
配置される。型枠側壁6の内面と、内型枠7の外面との
間隔は、スペーサー8と、それを固定する固定具8aと
を用いて調節される。すると、型枠側壁6と、内型枠7
との間に、パネル基体の側壁部を形成するための空間9
が形成される。
【0019】次に、図2(A)および(B)に示されて
いるように、型枠底部1上に、高強度緻密モルタル10
を注入し、かつ側壁部空間9に高強度緻密モルタル11
を注入し、これを半硬化させる。次に、内型枠7を取り
除き、底部および側壁部により形成される空間に、軽量
気泡コンクリートスラリー12を注入し、これを発泡半
硬化させる。
【0020】次に、この半硬化体をオートクレーブ内で
養生して、硬化させ、この硬化体を型枠から取り出し、
その底面を反転上向きにすると、図2(C)に示されて
いるパネル基体13が得られる。このパネル基体13
は、凸状目地部14と、タイル調化粧板用凹部15とを
有する化粧板基層16と、その下の4側面を形成する側
壁部17と、これらにより形成される空間を充填してい
る軽量気泡コンクリート芯部18とからなるものであ
る。
【0021】図3において、パネル基体13の化粧板用
凹部に、例えば、天然石の粉砕物と、接着剤樹脂との液
状混合物19を注入して、これを硬化し、それによって
天然石状化粧板20を形成し、同時に化粧板基層16に
固定することができる。
【0022】或は、図4に示されているように、天然石
の粉砕物と、接着剤樹脂とから、所望寸法形状のタイル
調化粧板21を製造しておきこの化粧板21を、接着剤
を介して、パネル基体13の化粧板基層16の凹部15
に嵌合・接着固定してもよい。
【0023】本発明方法に用いられるタイル調化粧板の
材質、組成、寸法、形状などに何の制限もないが、前述
のように、天然石材、例えば花崗岩など、を適宜の大き
さに粉砕したものと、接着剤樹脂とから形成された人造
石材であることが好ましい。この人造石材は、前述のよ
うに、パネル基体表面に形成された凹部内に注入硬化し
て形成したものであってもよく、或は、予じめ所定寸
法、形状のタイル形状に形成されたものであってもよ
い。
【0024】上記人造石材からなるパネル調化粧板の形
成および接着に用いられる接着剤樹脂は、エポキシ樹
脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、ポリスチレン樹脂、
メタクリル樹脂から選ばれたものであってもよい。ま
た、タイル調化粧板表面には、所望のパターンのエンボ
ス処理が施されていてもよい。
【0025】本発明方法において、化粧板基層形成用モ
ルタル、および/又は側壁部形成用モルタルの少なくと
も一部分に、顔料などの着色剤を配合し(例えば0.5
〜5重量%)、形成される目地部および/又は側壁部の
少なくとも一部に、所望の色彩および濃度の着色を施し
てもよい。これにより、化粧板の意匠に対応して、目地
部などの色彩を適宜に設定することができる。
【0026】本発明方法において、軽量気泡コンクリー
ト芯層は、高強度緻密モルタルからなる側壁部と、化粧
板基層とにより補強されるから、本発明方法により得ら
れた化粧板付きパネルは、あらゆるジョイント方法、お
よび止水方法に適応することができる。すなわち本発明
方法において、軽量気泡コンクリート芯層の表面および
側面を高強度緻密モルタル層によりコートすることで、
軽量気泡コンクリートの表面強度の低さを改善し、また
耐吸水性を大幅に向上させ、さらに耐風圧力、パネル強
度の増大等により、従来得られなかった化粧板番先付け
軽量気泡コンクリートパネルを製造することができる。
【0027】本発明方法においては、上記方法により、
天然石等の石材を任意の大きさに砕いたものを樹脂を用
いてタイルの大きさ程度の小さなユニットで硬化させ、
これを表面の緻密モルタル層に接着することにより意匠
付けを行なうので、軽量気泡コンクリートでありなが
ら、天然石等の石材の風合いを持つパネルを製造するこ
とができる。また、天然石等の石材の風合いを持つ化粧
板でありながら、従来の石貼りと比較すれば、化粧板1
枚がタイル大程度と小さく、軽く、またその貼り付けに
関しても、化粧板裏面に加え、化粧板外周部でも目地部
分に接着するので、剥離、脱落の心配がない。
【0028】また、タイル調化粧板による表面意匠が付
いた状態で工場製品として出荷できるので、非常に品質
の整ったパネルを作ることが可能で、また、現場での作
業がなく、乾式石貼り工法のように金物を使用すること
もないため、従来の石貼りの工法が抱える問題を解決す
ることができる。さらに、石材を大版の板の状態で貼り
付けるのでなく、石材を任意の大きさに砕いたものを用
いて意匠付けを行うので、切断や表面仕上げが不要であ
り、また石材自体も廃石材でよく、石貼りと比較すれば
コスト面でかなり低く抑えることができ、また廃石材の
有効利用にもなる。
【0029】本発明方法において、型枠底部に金属板を
用いる場合、それとモルタル層との離型性を高めるため
に、離型剤を用いることが好ましく、離型剤としては、
金属表面に薄い皮膜を形成し、流動しないグリース状の
ものを用いることが好ましい。
【0030】また、型枠底部の目地溝形成片として、例
えば発泡ポリスチレンなどの合成樹脂を用いると、養生
後燃焼消滅するから、型枠の清掃の手間が省かれるとい
う利点がある。
【0031】また、型枠底部の目地溝形成片として、オ
ートクレーブ養生(例えば180℃、10気圧)に耐え
るゴム材料のような高弾性体、例えばシリコーンゴムを
用いると、モルタルの硬化の際に発生する応力の集中を
防止し、モルタル層のひび割れを防止することができ、
また脱型の際に、その高弾性を利用して操作を容易にす
ることができるなどの利点がある。
【0032】
【発明の効果】従来、軽量気泡コンクリートパネルに関
しては、タイル、石材等の化粧板による意匠付けは、軽
量気泡コンクリートの強度不足により、行われることは
あまりなかった。本発明では、軽量気泡コンクリートの
パネル表面、および側面を緻密モルタルで覆うことによ
り、その意匠付けを実現させた。本発明は化粧板意匠付
けの中でも、天然石等の石材による意匠付けの方法に関
して、従来の取り付け方法が抱えていた問題を解決する
とともに、いわばその廃材にあたるものを用いて、安価
で、品質の整ったパネルを、石材の風合いをできるだけ
損なわずに、また、軽量気泡コンクリートパネルにおい
てその意匠付けを実現する方法が実現された。
【0033】本発明方法においては、上記方法により、
天然石等の石材を任意の大きさに砕いたものを樹脂を用
いてタイルの大きさ程度の小さなユニットで硬化させ、
これを表面の緻密モルタル層に接着することにより意匠
付けを行なうので、軽量気泡コンクリートでありなが
ら、天然石等の石材の風合いを持つパネルを製造するこ
とができる。
【0034】また、天然石等の石材の風合いを持つ化粧
板でありながら、従来の石貼りと比較すれば、化粧板1
枚がタイル大程度と小さく、軽く、またその貼り付けに
関しても、化粧板裏面に加え、化粧板外周部でも目地部
分に接着するので、剥離、脱落の心配がない。また、タ
イル調化粧板による表面意匠が付いた状態で工場製品と
して出荷できるので、非常に品質の整ったパネルを作る
ことが可能で、また、現場での作業がなく、乾式石貼り
工法のように金物を使用しないため、従来の石貼りの工
法が抱える問題を解決することができる。
【0035】さらに、石材を大版の板の状態で貼り付け
るのでなく、石材を任意の大きさに砕いたもので意匠付
けを行うので、切断や表面仕上げが不要であり、また石
材自体も廃石材でよく、石貼りと比較すればコスト面で
かなり低く抑えることができ、また廃石材の有効利用に
もなる。
【0036】またパネル構成では、軽量気泡コンクリー
トパネルの側面部、および表面部に緻密モルタル層が形
成されることにより、パネルの強度増進、耐吸水性の向
上がはかられ、従来の軽量気泡コンクリートと比較し
て、その物性の大幅な改善を実現した。
【0037】また、あらかじめ軽量気泡コンクリートパ
ネル側面に緻密モルタル層を形成する場合において、型
枠側面にあらかじめ所望の形状をつけておくことによ
り、軽量気泡コンクリートパネル側面部を高強度緻密モ
ルタル層からなり、かつ任意の形状を有するものにする
ことができ、これら側面形状の選択により、ジョイント
方法を自由に選択でき、かつ止水機構も付与可能であ
り、このようにして従来にない軽量パネルの製造が実現
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、本発明方法に用いられる型枠の
底部の一実施態様を示す断面説明図。図1(B)は、本
発明方法に用いられる型枠の底部の他の実施態様を示す
断面説明図。
【図2】図2(A)は、本発明方法に用いられる型枠の
一実施態様を示す断面説明図。図2(B)は、本発明方
法により図2(A)に示された型枠にモルタルおよび軽
量気泡コンクリートを注入したときの状況を示す断面説
明図。図2(C)は、図2(B)の操作により形成され
たパネル基体の構成を示す断面説明図。
【図3】図3は、本発明方法により、パネル基体上に、
タイル調化粧板を形成固定する操作の一例を示す断面説
明図。
【図4】図4は、本発明方法により、パネル基体上に、
タイル調化粧板を接着固定する操作の一例を示す断面説
明図。
【符号の説明】
1…型枠底部 1a …型枠底部用板材 2…目地部用凹部 3…型枠底部の板状基板 4…目地溝形成片 5…型枠 6…側壁 7…内型枠 8…スペーサー 8a …固定具 9…空間 10,11…モルタル 12…軽量気泡コンクリート 13…パネル基体 14…凸状目地部 15…化粧板用凹部 16…化粧板基層 17…側壁部 18…軽量気泡コンクリート芯部 19…天然石粉砕物と樹脂との混合物 20,21…化粧板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04C 2/04 E04C 2/04 C 審査官 近野 光知 (56)参考文献 特開 昭54−96520(JP,A) 特開 昭63−166781(JP,A) 実開 昭54−175828(JP,U) 実開 平4−120838(JP,U) 実開 平5−83153(JP,U) 実開 平2−89137(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/16 B28B 1/30 B28B 1/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル成形用型枠の底面に、前記パネル
    表面上に配置されるタイル調化粧板の間隙目地部に対応
    する形状・寸法を有する目地用凹部を形成し、かつ、前
    記型枠の内側面部に対向して内型枠を配置して、これら
    の間に側壁部形成用空間を形成しておき、 前記型枠底面上、および前記側壁部形成用空間に高強度
    緻密モルタルを注入して、これを半硬化し、 前記内型枠を取り外し、 前記半硬化モルタルからなる底面部および側壁部により
    形成されたパネル芯部に、軽量気泡コンクリートスラリ
    ーを注入して、これを発泡、半硬化させ、かつ前記半硬
    化モルタル底面部および側壁部と合体させて成形体を形
    成し、 前記成形体をオートクレーブ中において養生してパネル
    基体を形成し、 このパネル基体を前記養生の前、又は後に前記型枠から
    取り出し、 前記パネル基体の底面を反転上向きにして、前記型枠底
    部の目地用凹部に対応する凸状目地部により包囲された
    凹部に、タイル調化粧板を接着固定することを特徴とす
    るタイル調化粧板付きプレキャストパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記タイル調化粧板が、天然石の粉砕物
    と、接着剤との液状混合物を、前記凸状目地部により包
    囲された凹部に注入し硬化することにより形成され、か
    つ前記凹部に接着固定される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記タイル調化粧板が、天然石の粉砕物
    と接着剤との混合物をタイル状に成形したものであり、
    かつ、前記凸状目地部により包囲された凹部に接着剤に
    より接着固定される、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記モルタルの少なくとも一部分に着色
    材料が配合されている、請求項1に記載の方法。
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