JP2741003B2 - タイル張り浴槽の製造方法 - Google Patents
タイル張り浴槽の製造方法Info
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- JP2741003B2 JP2741003B2 JP5201776A JP20177693A JP2741003B2 JP 2741003 B2 JP2741003 B2 JP 2741003B2 JP 5201776 A JP5201776 A JP 5201776A JP 20177693 A JP20177693 A JP 20177693A JP 2741003 B2 JP2741003 B2 JP 2741003B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tiles
- tiled
- joint gap
- waterproof tape
- joint
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- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイルを張った浴槽
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、内面にタイルを張っ
た浴槽を製造する場合、多数個のタイルを裏面を上向き
にして型枠上に目地間隔を設けて載置し、その上方から
FRPを積層してFRP製の浴槽が製造されており、こ
のような製造方法では多数個のタイルを型枠上に並べる
のに手間がかかり、また、目地間隔からFRPの樹脂が
にじみ出してタイルの表面側に樹脂の層ができてしまう
という問題点があった。また、別の製造方法として特公
昭59−373号公報に開示されているように、目地部
に目地材を充填してタイルシートを形成し、このタイル
シートを型枠上に載置し、上方よりFRPを積層して浴
槽を製造する方法があるが、この方法ではタイルシート
を作るのに繁雑な工程を有し、また、入隅部等へのタイ
ルの配置が面倒になってしまうという問題点があった。
た浴槽を製造する場合、多数個のタイルを裏面を上向き
にして型枠上に目地間隔を設けて載置し、その上方から
FRPを積層してFRP製の浴槽が製造されており、こ
のような製造方法では多数個のタイルを型枠上に並べる
のに手間がかかり、また、目地間隔からFRPの樹脂が
にじみ出してタイルの表面側に樹脂の層ができてしまう
という問題点があった。また、別の製造方法として特公
昭59−373号公報に開示されているように、目地部
に目地材を充填してタイルシートを形成し、このタイル
シートを型枠上に載置し、上方よりFRPを積層して浴
槽を製造する方法があるが、この方法ではタイルシート
を作るのに繁雑な工程を有し、また、入隅部等へのタイ
ルの配置が面倒になってしまうという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、製造が容易となり、ま
た良好な仕上がり状態を得ることができるタイル張り浴
槽の製造方法を提供せんことを目的とし、その要旨は、
型枠上に目地隙間を形成させて複数の大型タイルを裏面
を上に向けて並べ、前記目地隙間上に防水テープを貼着
して前記大型タイルを該防水テープにより連結した後、
上方よりFRPを積層して硬化させ、その後脱型して前
記目地隙間内に充填材を充填して仕上げることである。
点に鑑み案出したものであって、製造が容易となり、ま
た良好な仕上がり状態を得ることができるタイル張り浴
槽の製造方法を提供せんことを目的とし、その要旨は、
型枠上に目地隙間を形成させて複数の大型タイルを裏面
を上に向けて並べ、前記目地隙間上に防水テープを貼着
して前記大型タイルを該防水テープにより連結した後、
上方よりFRPを積層して硬化させ、その後脱型して前
記目地隙間内に充填材を充填して仕上げることである。
【0004】
【作用】型枠上に複数の大型タイルを並べ、この大型タ
イル間を防水テープにより連結して、目地隙間からのF
RPの表面側へのにじみ出しを良好に防ぐことができ、
製造工程が簡略化し、また良好な仕上がり面を得ること
ができる。
イル間を防水テープにより連結して、目地隙間からのF
RPの表面側へのにじみ出しを良好に防ぐことができ、
製造工程が簡略化し、また良好な仕上がり面を得ること
ができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、タイル張り浴槽の製造過程を示す分解斜
視図であり、製造すべき浴槽の形状に対応させた形状に
形成した型枠1を用い、この型枠1上の平面部には複数
の大型タイル2,2をそれぞれ目地隙間を形成させて複
数枚並べる。この時に、各大型タイル2は裏面2aを上
向きにして型枠1上に載置する。また型枠1の入隅部に
は役物タイル3,3を目地隙間を形成させて同様に載置
する。その後に大型タイル2,2間の目地隙間上に防水
テープ4を張り付けて目地隙間を上面側から隠蔽させ、
防水テープ4により大型タイル2,2間を連結状態とす
る。
する。図1は、タイル張り浴槽の製造過程を示す分解斜
視図であり、製造すべき浴槽の形状に対応させた形状に
形成した型枠1を用い、この型枠1上の平面部には複数
の大型タイル2,2をそれぞれ目地隙間を形成させて複
数枚並べる。この時に、各大型タイル2は裏面2aを上
向きにして型枠1上に載置する。また型枠1の入隅部に
は役物タイル3,3を目地隙間を形成させて同様に載置
する。その後に大型タイル2,2間の目地隙間上に防水
テープ4を張り付けて目地隙間を上面側から隠蔽させ、
防水テープ4により大型タイル2,2間を連結状態とす
る。
【0006】また、役物タイル3と大型タイル2間の目
地隙間にも防水テープ4を張り付けて目地隙間を隠蔽さ
せ、また役物タイル3,3間の目地隙間にも防水テープ
4を張り付けて目地隙間を隠蔽させて連結させる。その
後に、上方よりFRPを流し込んで積層させ、さらにF
RP内に適当な木材あるいはアルミパイプ等を埋設して
補強を行う。FRPが硬化した後、型枠1から脱型し、
反転させて、前記大型タイル2,2および役物タイル3
間に形成されている目地隙間に表面側より充填材を充填
し、目地を形成させて仕上げることができる。
地隙間にも防水テープ4を張り付けて目地隙間を隠蔽さ
せ、また役物タイル3,3間の目地隙間にも防水テープ
4を張り付けて目地隙間を隠蔽させて連結させる。その
後に、上方よりFRPを流し込んで積層させ、さらにF
RP内に適当な木材あるいはアルミパイプ等を埋設して
補強を行う。FRPが硬化した後、型枠1から脱型し、
反転させて、前記大型タイル2,2および役物タイル3
間に形成されている目地隙間に表面側より充填材を充填
し、目地を形成させて仕上げることができる。
【0007】なお本例では、大型タイル2,2は一辺の
長さが300ミリメートル以上のものを使用しており、
また前記防水テープ4は、FRPの漏れやタイル2,
2,3間の擦れを良好に防止できるものであれば良く、
例えば未加硫ブチルゴムテープあるいは片面粘着テープ
等を用いることができる。また、大型タイル2,2およ
び役物タイル3は部分的に並べて、一部分のみをタイル
張りとした浴槽とすることもでき、また全面に並べて内
側全面にタイルを貼着した浴槽とすることもできる。
長さが300ミリメートル以上のものを使用しており、
また前記防水テープ4は、FRPの漏れやタイル2,
2,3間の擦れを良好に防止できるものであれば良く、
例えば未加硫ブチルゴムテープあるいは片面粘着テープ
等を用いることができる。また、大型タイル2,2およ
び役物タイル3は部分的に並べて、一部分のみをタイル
張りとした浴槽とすることもでき、また全面に並べて内
側全面にタイルを貼着した浴槽とすることもできる。
【0008】このような製造方法によれば、タイル2,
2,3間の目地隙間は防水テープ4により塞がれるた
め、上方から積層するFRPが下方にしみ出してタイル
の表面側に樹脂の層が形成される従来の欠点を良好に無
くすることができ、また防水テープ4により各タイル
2,2,3間の擦れを良好に防止することができ、作業
性が良好化し、また仕上がりも良好なタイル張り浴槽を
得ることができる。
2,3間の目地隙間は防水テープ4により塞がれるた
め、上方から積層するFRPが下方にしみ出してタイル
の表面側に樹脂の層が形成される従来の欠点を良好に無
くすることができ、また防水テープ4により各タイル
2,2,3間の擦れを良好に防止することができ、作業
性が良好化し、また仕上がりも良好なタイル張り浴槽を
得ることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明のタイル張り浴槽の製造方法は、
型枠上に目地隙間を形成させて複数の大型タイルを裏面
を上に向けて並べ、前記目地隙間上に防水テープを貼着
して前記大型タイルを該防水テープにより連結した後、
上方よりFRPを積層して硬化させ、その後脱型して前
記目地隙間内に充填材を充填して仕上げることとしたた
め、防水テープにより、大型タイル間の擦れを防ぎ、ま
た目地隙間の漏れを良好に防いで、製造工程が簡略化さ
れるとともに、良好な仕上がりを有するタイル張り浴槽
を得ることができる効果を有する。
型枠上に目地隙間を形成させて複数の大型タイルを裏面
を上に向けて並べ、前記目地隙間上に防水テープを貼着
して前記大型タイルを該防水テープにより連結した後、
上方よりFRPを積層して硬化させ、その後脱型して前
記目地隙間内に充填材を充填して仕上げることとしたた
め、防水テープにより、大型タイル間の擦れを防ぎ、ま
た目地隙間の漏れを良好に防いで、製造工程が簡略化さ
れるとともに、良好な仕上がりを有するタイル張り浴槽
を得ることができる効果を有する。
【図1】タイル張り浴槽の製造工程を示す分解斜視構成
図である。
図である。
1 型枠 2 大型タイル 3 役物タイル 4 防水テープ
Claims (1)
- 【請求項1】 型枠上に目地隙間を形成させて複数の大
型タイルを裏面を上に向けて並べ、前記目地隙間上に防
水テープを貼着して前記大型タイルを該防水テープによ
り連結した後、上方よりFRPを積層して硬化させ、そ
の後脱型して前記目地隙間内に充填材を充填して仕上げ
ることを特徴とするタイル張り浴槽の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5201776A JP2741003B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | タイル張り浴槽の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5201776A JP2741003B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | タイル張り浴槽の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731555A JPH0731555A (ja) | 1995-02-03 |
JP2741003B2 true JP2741003B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=16446756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5201776A Expired - Lifetime JP2741003B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | タイル張り浴槽の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741003B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP5201776A patent/JP2741003B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0731555A (ja) | 1995-02-03 |
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