JPS59373B2 - タイル嵌め込み合成樹脂製品の製造方法 - Google Patents

タイル嵌め込み合成樹脂製品の製造方法

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JPS59373B2
JPS59373B2 JP57044386A JP4438682A JPS59373B2 JP S59373 B2 JPS59373 B2 JP S59373B2 JP 57044386 A JP57044386 A JP 57044386A JP 4438682 A JP4438682 A JP 4438682A JP S59373 B2 JPS59373 B2 JP S59373B2
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JP
Japan
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synthetic resin
tile
tiles
manufacturing
joint
Prior art date
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Expired
Application number
JP57044386A
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English (en)
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JPS57173122A (en
Inventor
信広 大野
秀則 谷地
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Publication of JPS57173122A publication Critical patent/JPS57173122A/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多数個の陶磁器タイルと自己接着性を有する
合成樹脂とからなるタイル嵌め込み合成樹脂製品の製造
方法に関するものである。
なお、本明細書で合成樹脂製品とは、例えば、プラスチ
ック浴槽の底面、洗い場付き浴槽の洗い場、あるいは防
水パン等の如き合成樹脂成形体の−部にタイルが組み込
まれて一体化されたものをいう。従来から、合成樹脂製
品には、装飾的観点からの要請や滑わ止め効果を付与す
るために、陶磁器タイルを嵌め込んだものが用いられて
おり、その製造方法にも各種のものがある。第1の方法
ぱ、予め合成樹脂製品の本体部をその底部に凹部を設け
て成形し、脱型後、該凹部にタイルを嵌め込み、適当な
接着剤を用いて接着し、その後場合によつてはセメント
等で目地詰めを行なう方法である。しかしこの方法は、
多くの工数を必要とするためコスト高にな力やすいだけ
でなく、セメントには完全な防水性が期待できないこと
もあつて、湯水がタイルと合成樹脂との間に浸透し、タ
イルや目地詰めしたセメントが剥離するという重大な欠
点があつた。第2の方法は、多数個のタイルをその裏面
が上向きになるようにして、型枠上に所望の目地間隔を
設けて載置し、その上から適当な合成樹脂原料を注型し
、その硬化後に脱型するという方法である。この方法に
よる場合は、タイルと型枠との間隙から該タイル表面に
合成樹脂原料がにじみ出してタイル表面の美観を損なう
ので、その除去に多大の労力を要する外、タイル表面に
合成樹脂層ができて滑わ止めの効果を発揮できなくなる
おそれがある。これらの欠点を除去するための第3の方
法は、タイル相互間に目地間隔を設けないで型枠上に載
置し、その上に合成樹脂原料を積層して成形するという
方法である。しかし、タイルの製造には、通常、乾燥工
程や焼成工程があり、その際に製品が10数%〜20数
%収縮したわ歪んだクするため、得られるタイルには寸
法バラツキが生じやすい。従つて成形時に目地間隔を設
けない場合ぱ、タイル寸法のバラツキを吸収することが
できないため、整然とした目地通れが得られなくなると
いう問題が発生する、更に、上記いずれの方法において
も、個々のタイルは合成樹脂との接着であるため、浴槽
等の如く湯を使う場所では、タイルと合成樹脂との界面
に両者間の熱膨張率差による応力が集中し、タイルが剥
離しやすいという欠点を有していた。本発明は、上記従
来の欠点を一挙に解決したタイル嵌め込み合成樹脂製品
の製造方法であつて、次のように構成される。
すなわち、まず第1図に示すように、多数個のタイル1
を所定間隔の目地部2を設けて配列し、該目地部2に熱
可塑性樹脂やエラストマー等のプラスチツクを主体とす
る目地材を、例えば本出願人の出願に係る特願昭48−
24518号明細書(特公昭54−33269号公報)
VC記載の方法等を使用して充填し、これを硬化させる
そうすると、第2図に示す如く、多数個のタイル1が目
地材3によつて一体に連結されたタイルシート4を得る
ことができる。なお、上記特公昭54一33269号公
報に記載の方法は、弾性体からなる下方シートの上に多
数のタイルを所望の形状に配置し、各タイルの上下両面
を上記下方シート並びに弾性体からなる上方シートで押
圧し、形成された各タイルの目地空間に適当な結合材を
充填することによジ各タイルを一体的に結合させるもの
である。次に、上記の如くにして得られたタイルシート
4を、第3図に示す如くその裏面を上向きにして型枠5
上に載置し、その裏面の側から不飽和ポリエステル樹脂
、塩化ビニール樹脂等の如く硬化時に自已接着性を有す
る合成樹脂原料を用いて合成樹脂層6を形成する。合成
樹脂層6の形成は、パントレーアップ法もしくはスプレ
ーアツプ法等で積層してもよく、あるいは注入等により
注型してもよい。合成樹脂原料中へは、補強ないし増量
のため、ガラス繊維や炭酸カルシウム等の充填剤を添加
してもよく、更に接着性を強固にするためシランカツプ
リング剤のような接着改良剤を加えたク、これをタイル
シート4の裏面に塗布してもよい。このようにして成形
すれば、合成樹脂原料が硬化する時の自己接着性により
、タイルシート4と合成樹脂層6とは一体化される。そ
して合成樹脂層6が硬化した後脱型すれば、第4図に示
すようなタイル嵌め込み合成樹脂製品を得ることができ
る。本発明方法及びその方法の実施によつて得られたタ
イル嵌め込み合成樹脂製品の作用効果を列挙すれば次の
如くである。
1本発明方法によつてタイル嵌め込み合成樹脂製品を製
造すれば、タイル1の裏面側に合成樹脂原料を積層又は
注型した時、個々のタイル1相互間の目地部2に、予め
目地材3が目地詰めされているため、該合成樹脂原料が
該タイル1の表面側へ漏れ出すことはない。
2本発明方法によつて製造されたタイル嵌め込み合成樹
脂製品は、そのタイル1に透水性がなく、且つ目地部2
もプラスチツク系の目地材3が目地詰めされているから
、全体としても透水性はなく、従つて水の浸透に起因し
てタイル1が合成樹脂層6から剥離する等という欠点は
生じない。
3従来のセメント系目地材は表面がザラついているため
、塵埃等によつて汚れやすく、その汚れは除去し難いの
に対し、本発明方法によつて製造されたタイル嵌め込み
合成樹脂製品はプラスチツク系の目地材3が用いられて
いるから、目地材表面が滑らかで汚れが付き難いばかり
か、もし汚れが付着したとしても簡単に除去することが
できる。
4本発明方法によつて製造されたタイル嵌め込み合成樹
脂製品は、個々のタイル1が一枚づつ単独で合成樹脂層
6と接着しているのではなく、タイル1が目地材3によ
V一体化されたタイルシート4として合成樹脂6と接着
されているので、接着が強固であり、合成樹脂層6とタ
イル1との熱膨張率差等によるタイル1の剥離が生じ難
い。
5本発明方法は、別途形成したタイルシート4と合成樹
脂層6との一体成形であるため、タイル嵌め込み合成樹
脂製品の製造工程が簡略化され、製造サイクルが短縮で
きる。
以上のように、本発明の製造方法によれば、品質の優れ
たタイル嵌め込み合成樹脂製品を能率よく製造すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はタイル1を配列した状態を示す側断面図、第2
図は第1図の配列タイル間目地部2に目地材3を充填し
たタイルシート4を示す側断面図、第3図は第2図のタ
イルシート4を型枠5の上に載置し合成樹脂原料の積層
させた状態を示す断面図、第4図は本発明の製造方法に
より製造されたタイル嵌め込み合成樹脂製品の一実施例
を示す一部切欠斜視図である。 1・・・タイル、2・・・目地部、3目地材、4・・・
タイルシート、5・・・型枠、6・・・合成樹脂層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数個のタイルを所定間隔の目地部を設けて配列し
    、該目地部にプラスチック系の目地材を充填して硬化さ
    せることにより上記多数個のタイルを連結したタイルシ
    ートを成形し、該タイルシートをその表面側が型枠面に
    接する如く型枠上に載置し、該型枠上に載置されたタイ
    ルシートを被覆する如く合成樹脂層を形成して該タイル
    シートと合成樹脂層とを一体成形し、しかる後脱型する
    ことを特徴とするタイル嵌め込み合成樹脂製品の製造方
    法。
JP57044386A 1982-03-18 1982-03-18 タイル嵌め込み合成樹脂製品の製造方法 Expired JPS59373B2 (ja)

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JPS57173122A JPS57173122A (en) 1982-10-25
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ID=12690063

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5380100B2 (ja) * 2009-02-12 2014-01-08 クリナップ株式会社 樹脂成形体の製造方法、樹脂成形体

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JPS57173122A (en) 1982-10-25

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