JP3125672U - 立体塗り絵用素版及び立体塗り絵版 - Google Patents

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Abstract

【課題】この考案は、塗り絵用素版又は塗り絵版を得ることを目的としたものである。
【解決手段】この考案は、ベース板の表面に層着した粘土層に立体表示部を有し、該立体表示部の各区切り毎に、仕切り突条を設けたことを特徴とする立体塗り絵用素版により目的を達成した。
【選択図】図1

Description

この考案は、粘土層に立体型を当接加圧してなる立体図形模様を有する立体塗り絵用素版及びこれに彩色した立体塗り絵版に関する。
従来粘土層に模様型を押しつけて立体模様を作ったり、木版に彫刻して立体的形状模様の装飾版などを作ることが知られていた。
また版画に彩色すること、又は形状模様の印刷物に彩色することは広く知られている。
また型に粘土を押しつけて造形するクレイアート用具も知られていた。
特開2001−163000 実開平7−1461 特許第1224444号公報
前記塗り絵は、紙面に印刷された図形に彩色するので、平面であり、かつ色彩等の仕切り線は印刷などで予め画かれていた。そこで上手に彩色しないと色彩が仕切り線外へはみ出したり、或いは仕切り線に接触するまで彩色しない場合があるなどの問題点があった。
またクレイアートは、立体的形状模様を表わすけれども、彩色は殆どなく、彩色する場合においても仕切り線が不明瞭になるおそれがあるなどの問題点があった(特許文献2)。
前記において、仕切り線が印刷してない場合には塗り絵をする者が仕切り線を入れていたが、太さの不統一があるのみならず、仕切り線を上手に設けるには相当高度の技術がないと、同一太さで、正確に書くことが困難であった。また仕切り線が不十分の為に絵全体の価値を低下させるおそれもあった。
この考案は、立体図形又は模様を成型する際に、各色彩の境界に画面より突出した仕切り突条を設け、この突条の上面に彩色することにより、彩色不良が皆無となり、形状模様を明確化することに成功したのである。
即ちこの考案は、ベース板の表面に層着した粘土層に立体表示部を有し、該立体表示部の各区切り毎に、仕切り突条を設けたことを特徴とする立体塗り絵用素版であり、ベニヤ板の上下面に化粧板を張り合わせたベース板の表面に、木微粉を主材とした粘土層が設けてあり、該粘土層に立体表示部を設け、該立体表示部の各区切り毎に、仕切り突条を設けたことを特徴とする立体塗り絵用素版であり、ベース板の表面に層着した粘土層に型版を加圧当接して設けた立体表示部を有し、該立体表示部の各区切り毎に、立体の低面から0.5mm以上突出した仕切り突条を設けたことを特徴とする立体塗り絵用素版である。
また他の考案は、請求項1記載の素版の低面に彩色し、仕切り突条の頂面に仕切り線の彩色を施したことを特徴とする立体塗り絵版であり、請求項2又は3記載の素版の低面に彩色し、仕切り突条の頂面に仕切り線の彩色を施したことを特徴とする立体塗り絵版である。
前記における粘土層は、木微粉に水と、接着剤を混練した粘土状物に限らず、地中から採取した粘土、又はこれに他の物(例えばセメント、石灰その他)を少量宛加入して、性質を改善した粘土を用いることもある。
要は、粘土状物であって、軟質時に型成形でき、乾燥硬化して彩色できるならば、何れも使用することができる。
前記のように、この考案によれば、彩色部と、他部又は彩色相互の間に画面より高い仕切り突条を設けたので、彩色の失敗もなく、予め定めた仕切り突条の彩色をすることができる。
前記仕切り突条の彩色は、該突条の頂面に所定の彩色をするもので、単に彩色平面を水平移動し、又は彩色ローラを転動させれば、容易に目的を達成できる。手動的には、指先に色材をつけて、なぜることにより彩色できる。また凹面の彩色は筆などで絵の具を塗れば、突条からはみ出ることなく彩色できる。
この考案においては、彩色部を凹入させ、仕切り線を高くしたので、彩色時に隣接部へ色料がはみ出るおそれがないなどの効果がある。
またこの考案は、仕切り突条を高くしたので、高低差を有する色彩模様を明確に保持し得る効果がある。
この考案によれば、仕切り突条の頂面に彩色すれば目的を達成し得るので、その幅と彩色を一定条件のもとに行い、技術的安定性を確保し得る効果がある。
この考案は、ベース板の表面に木微粉と、水と接着剤の混合物で粘土層を設け、該粘土層に立体型を当接加圧して、前記表面に立体的図形、模様を生成する。
次に前記立体的図形模様の凹部へ色彩を彩色した後、仕切り線の頂部へ、仕切り線の色を付着させ、仕切り線を正確に彩色する。前記により、立体的形状、模様が一層目立つと共に、彩色は凹入面へ施されることになるので、他にはみ出るような彩色不良を生じるおそれなく、過不足なく定められた色を正確に施すことができる。
厚さ0.5mm程度の化粧板1の上面へ厚さ4〜6mm程度のベニヤ板2と、化粧板1aを順次層着してベース板4とし、該ベニヤ板2の上面へ、木微粉を主材とした硬化性の粘土を塗布し、厚さ1.0mm程度の粘土層3を層着して素板とする。前記粘土層3が硬化しない間に、型版14を重ね、矢示9のように加圧して、型版14の表面に設けた凹凸図形模様を転写すれば、この考案の凹凸図形模様6付き立体塗り絵用素版5ができる。
前記実施例は、粘土層3に型版14を当接したが、模様ローラ8を矢示11のように転動させると共に、塗り絵用素版5を矢示12のように移動して成形することもできる。図中13はコンベアである。前記図形、模様には、区切り毎に仕切り突条6aが設けてある。前記模様ローラ8は、ローラ8a上に模様版8bが設けてある。
前記は1枚の素板から、1枚の塗り絵用素版を作ることを説明したが、長尺の素板から長尺の塗り絵用素版を作り、これを分断して所定の大きさの塗り絵用素版5とすることもできる。
実施例1により製造した塗り絵用素版5の表面凹入面6bへ、着色層7を夫々設けると共に、仕切り突条6aの頂面へも着色層7aを設けて、この考案の塗り絵版10ができる。前記仕切り突条6aは、凹入面より0.5mm〜1.5mm突出し、頂面幅は0.5mm〜1mmが普通である。
前記着色すべき凹入面に彩色するので、着色料が仕切り突条6aを越えて隣接域へ移るおそれはない。
また仕切り突条6aは、凹入面6b上より突出しているので、着色時に彩色の乱れを生じるおそれはない。
前記によればどのように彩色しても乱れを生じるおそれなく、立派な作品が約束される。
(a)この考案の塗り絵用素版の実施例の平面図、(b)同じく一部を省略した断面図、(c)同じく塗り絵版の一部断面拡大図。 (a)同じく型押しの説明図、(b)同じく模様付き版の一部断面図、(c)同じく模様ローラの説明図。
符号の説明
1、1a 化粧板
2 ベニヤ板
3 粘土層
4 ベース板
5 塗り絵用素版
6 図形、模様
7 着色層
8 模様ローラ

Claims (5)

  1. ベース板の表面に層着した粘土層に立体表示部を有し、該立体表示部の各区切り毎に、仕切り突条を設けたことを特徴とする立体塗り絵用素版。
  2. ベニヤ板の上下面に化粧板を張り合わせたベース板の表面に、木微粉を主材とした粘土層が設けてあり、該粘土層に立体表示部を設け、該立体表示部の各区切り毎に、仕切り突条を設けたことを特徴とする立体塗り絵用素版。
  3. ベース板の表面に層着した粘土層に型版を加圧当接して設けた立体表示部を有し、該立体表示部の各区切り毎に、立体の低面から0.5mm以上突出した仕切り突条を設けたことを特徴とする立体塗り絵用素版。
  4. 請求項1記載の素版の低面に彩色し、仕切り突条の頂面に仕切り線の彩色を施したことを特徴とする立体塗り絵版。
  5. 請求項2又は3記載の素版の低面に彩色し、仕切り突条の頂面に仕切り線の彩色を施したことを特徴とする立体塗り絵版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180002651U (ko) * 2017-02-14 2018-09-06 정찬회 색칠 팔레트 교구

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