JP2005349805A - 素材に凸凹を付け印刷する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来技術では凸凹した素材が印刷した絵画などの自然な筆圧感や素材感の表現が困難でした。
【解決手段】 本発明は、素材に下絵を印刷することで表面に凸凹(筆圧感)を誰にでも簡単で安価に再現することが出来、鑑賞に値する耐久性のある絵画、ポスター、模様などの印刷を行うことが可能にする技術を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明は、素材に下絵を印刷することで表面に凸凹(筆圧感)を誰にでも簡単で安価に再現することが出来、鑑賞に値する耐久性のある絵画、ポスター、模様などの印刷を行うことが可能にする技術を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、素材に下絵を印刷することで表面に凸凹(筆圧感)を忠実に誰にでも簡単に再現することが出来、鑑賞に値する耐久性のある絵画、ポスター、模様などの印刷を行うことが可能にする技術を提供する。
従来技術では凸凹した素材に絵画などを印刷した場合自然な筆圧感や素材感の表現が困難でした。
特開2000-202917号公報には、立体画像型枠を用いて、プレス成形又は射出成形により、基材等の正写画像又は反転画像を立体的に表現する複製立体画像物を迅速に製造するにあたり素材が限定されるため、布・木材などの立体画像には適していない。
特開平08-104051号公報には被転写体上の画像に対応する部分にだけ熱膨張性材料を固着させ、かつ加熱することを特徴とするため、画像のうえに凸凹を有する、油絵やフレスコ画のような筆圧感が得られない、又砂・石膏などで凸凹に仕上げることが困難であり素材感を有することが出来ない。
特開2003-341216号公報には、図柄を印刷材上に印刷して平坦な印刷面を形成して表面形状を有する厚みで透明インキ層を形成する工程と有るが、この技術では、漆喰・木材・コンクリート・キャンバスなどの持つ素材感が得られない、又印刷面が透明のインキ層の下に有るため本来の絵画などが持つ立体感が得られない。
本発明の目的は、麻・綿・合成繊維・プラスティック・漆喰・木材・コンクリート・ガラス等の表面に下絵を印刷し、その上にモデリングペースト・粘土・石膏・和紙などで凸凹をつけ筆圧感などを出すことにより素材感を再現することが出来る。
素材に絵画や写真などを、インクジェットプリンターで薄く下絵印刷を施すことにより、下絵に沿って簡単に凸凹の筆圧の再現や素材感を増すことが出来る。
凸凹をつけた上に、インクジェット受理層を塗布すことにより、インクジェットプリンターで印刷をすることが出来る。
本発明の方法により、素材感、筆圧感を再現することが出来、鑑賞に値する耐久性のある絵画・ポスター・模様などの印刷物を提供する事が出来る。
下絵印刷を施すことにより、誰にでも簡単・安価に少量から素材感、筆圧感を再現した絵画などを制作する事が出来る。
この発明をキャンバス画図1・フレスコ画図2に示す。
ベースとなるものは、キャンバス(6)・珪酸カルシュウム板(1)等出来るだけ反りの出にくいものを選びます。反りが出ると表面にひび割れが出来るため、ベースになる素材は用途に応じて選びます。
ベースとなるものは、キャンバス(6)・珪酸カルシュウム板(1)等出来るだけ反りの出にくいものを選びます。反りが出ると表面にひび割れが出来るため、ベースになる素材は用途に応じて選びます。
漆喰画・フレスコ画・テンペラ画などの場合は、下地(3 漆喰など)となる素材をベース(1 珪酸カルシューム板等)の上に作ります、下地とベースと成る素材が、剥がれない様に剥離防止剤(2)を使います。
下絵(A-1)を印刷するために、インク受理層(B)を塗布します。インク受理層(B)は透明・白・艶有り・艶なしなど素材に影響のないものを使います。
キャンバス画(図1)には透明のインク受理層(B)、フレスコ画(図2)は処理をしないでそのまま下絵を印刷します。
キャンバス画(図1)には透明のインク受理層(B)、フレスコ画(図2)は処理をしないでそのまま下絵を印刷します。
下絵は、仕上げ印刷する時に2重に見えないように、出来る限り薄く印刷します。
凸凹した表面を作るために、キャンバス画(図1)はモデリングペースト・ジェッソなどを使います。フレスコ画(図2)は石膏などを使います。素材感や筆圧感を再現する為には重要な行程であり、素材選びやタッチなど注意して選ぶ必要が有ります。
下絵印刷時と同様にインク受理層(B)を塗布します。
仕上げ印刷(A)はデジタルデーターや写真をスキャナーなどから読み込み、画像処理や色合い(バーチャルペインター・フォトショップ等)を調整して下絵とずれのない用に印刷します。
トップコート(C)は、素材感を損なわない用に必要に応じて塗布します。キャンバス画(図1)は透明艶有りの保護剤を使用、フレスコ画(図2)は何も保護剤を塗布してありません。
以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明の内容は実施例に限定されるものではない。
図面1のキャンバス画の実施例 木枠(5)に麻のキャンバス地(6)をたるみが出ないように貼り付ける。
キャンバス地(6)に透明のインクジェット受理層(B)を塗布した上にフォトショップとバーチャルペインターで処理した下絵(A-1)を薄くプリンター(マスターマインド製MMP-44000)で印刷する。
下絵(A-1)に忠実にモデリングペースト(7)を刷毛を使い凸凹感を付ける。乾燥の為日陰に1日放置して乾燥させた後、透明のインクジェット受理層(B)を塗布する。
フォトショップとバーチャルペインターで処理した仕上げ絵(A)を下絵(A-1)とずれない様にインクジェットプリンター(マスターマインド製MMP-44000)で印刷をし、トップコート(保護ワニスなど)(C)を塗布する。
図面2のフレスコ画の実施例 珪酸カルシューム板(1)に剥離防止剤(カチオン系ボンドなど)(2)で密着を良くした上に漆喰(3)をひび割れしない用に3度重ね塗りする。
デジタル画像の下絵(A-1)を直接漆喰(3)に薄くプリンター(マスターマインド製MMP-44000)で印刷し、石膏(4)を水で薄く溶かし、下絵(A-1)に刷毛を使い忠実に再現する。
デジタル画像の仕上げ絵(A)を下絵(A-1)とずれない様にインクジェットプリンター(マスターマインド製MMP-44000)を使い印刷をする。
キャンバス画・フレスコ画ともに、実画に近い凸凹の筆圧感・素材感のある絵画に仕上げる事が出来た。
1・・・珪酸カルシューム板
2・・・剥離防止剤(カチオン系ボンドなど)
3・・・漆喰
4・・・石膏
5・・・木枠
6・・・麻キャンバス地
7・・・モデリングペースト
A・・・仕上げ絵
A-1・・・下絵
B・・・インク受理層
C・・・トップコート(保護ワニスなど)
2・・・剥離防止剤(カチオン系ボンドなど)
3・・・漆喰
4・・・石膏
5・・・木枠
6・・・麻キャンバス地
7・・・モデリングペースト
A・・・仕上げ絵
A-1・・・下絵
B・・・インク受理層
C・・・トップコート(保護ワニスなど)
Claims (5)
- 麻、綿、合成繊維、プラスティック、漆喰、木材、コンクリート、ガラス等の表面に凸凹した下処理を施し素材感、筆圧感を出し、その上にインクジェット受理層を塗布した後、インクジェットプリンターで印刷を行い必要に応じて、艶出し、紫外線カット、色褪せ防止等のためトップコートを施す方法。
- 麻、綿、合成繊維、プラスティック、漆喰、木材、コンクリート、ガラス等の素材の表面に下絵印刷を施しその上に凸凹した下処理を施し請求項1記載の方法。
- 表面の凸凹処理は、砂、石膏、合成樹脂、セメント、和紙等を用いて筆圧感などを再現し、凸凹した表面に仕上る請求項1記載の方法。
- インクジェット受理層は水溶性等の透明、又は色付のインクジェット受理層を用い請求項1記載の方法。
- トップコートは、基本的に透明な溶剤を必要に応じて、適正な物を用い請求項1記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004175975A JP2005349805A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 素材に凸凹を付け印刷する方法 |
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JP2004175975A JP2005349805A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 素材に凸凹を付け印刷する方法 |
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-
2004
- 2004-06-14 JP JP2004175975A patent/JP2005349805A/ja active Pending
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