JPH07131197A - シングルプレート型x−yテーブル装置 - Google Patents

シングルプレート型x−yテーブル装置

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JPH07131197A
JPH07131197A JP5200983A JP20098393A JPH07131197A JP H07131197 A JPH07131197 A JP H07131197A JP 5200983 A JP5200983 A JP 5200983A JP 20098393 A JP20098393 A JP 20098393A JP H07131197 A JPH07131197 A JP H07131197A
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axis
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板等を載置するワークテーブルを直接X−
Y方向に駆動する構造とし、テーブルをワークテーブル
1枚だけとして軽量化を図り、X−Y方向の平面移動の
大幅な高速化を実現するとともに振動の低下及び精度の
向上を図る。 【構成】 基台1に固定されたY軸方向ワークテーブル
案内部2A,2Bと、該Y軸方向ワークテーブル案内部
によりY軸方向に摺動自在に支持された直交形ガイドブ
ロック3と、直交形ガイドブロック3によりX軸方向に
摺動自在に支持されたX軸方向ガイドレール5A,5B
と、該X軸方向ガイドレール5A,5Bを固定したワー
クテーブル4とを備え、ワークテーブル4をX軸駆動源
及びX軸駆動伝達部でX軸方向に駆動するとともに、Y
軸駆動源及びY軸駆動伝達部でY軸方向に駆動する構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X−Y方向の平面移動
を必要とする生産設備全般に用いられるX−Yテーブル
装置に係り、特に電子部品等の自動挿入装置または自動
装着装置等においてプリント基板等を前後左右に移動可
能に保持するためのシングルプレート型X−Yテーブル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品の自動挿入装置や自動装
着装置等において、プリント基板を前後左右に移動可能
に保持するために用いられるX−Yテーブル装置とし
て、実開昭53−59784号のような構成のものが知
られている。この従来のX−Yテーブル装置は、基台上
に平行に固定されたY軸方向ガイドレールによりY軸方
向テーブルを摺動自在に支持し、このY軸方向テーブル
上に相互に平行に固定されたX軸方向ガイドレールによ
りX軸方向テーブル(ワークテーブル)を摺動自在に支
持し、Y軸方向テーブルをY軸方向螺旋軸によりY軸方
向ガイドレールに沿って移動させ、X軸方向テーブルを
X軸方向螺旋軸によりX軸方向ガイドレールに沿って移
動させる構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では、Y軸方向テーブルの上にX軸方向テーブル及び該
X軸方向テーブルを駆動するためのX軸駆動源(サーボ
モーター等)及びX軸駆動伝達部(X軸方向螺旋軸等)
を配置し、各テーブルそれぞれをY軸方向、X軸方向に
移動させるといった、テーブルを2枚重ね合わせる構成
としているので、全体的に重量が大きくなる欠点があ
る。とくに、Y軸方向テーブルは、X軸方向テーブルと
X軸駆動源及びX軸伝達部とを支持するために十分な強
度を有することが必要であり、Y軸方向テーブルの軽量
化は困難といえる。従って、重量が大きいことから、X
軸方向テーブル及びY軸方向テーブルの移動の高速化が
困難であり、電子部品等の挿入、装着作業等の高速化の
大きな妨げになっていた。さらに、テーブルを2枚重ね
合わせた構成であるため、構造上、たわみや歪みが生じ
やすく、各テーブルの移動に際して発生する振動が大き
くなる問題があり、精度が低下してしまう恐れがある。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み、プリント基板
等を載置するワークテーブルを直接X−Y方向に駆動す
る構造とし、テーブルをワークテーブル1枚だけとして
軽量化を図り、X−Y方向の平面移動の大幅な高速化を
実現するとともに振動の低下及び精度の向上を図ったシ
ングルプレート型X−Yテーブル装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシングルプレート型X−Yテーブル装置
は、基台に固定されたY軸方向ワークテーブル案内部
と、該Y軸方向ワークテーブル案内部によりY軸方向に
摺動自在に支持された直交形ガイドブロックと、該直交
形ガイドブロックにより前記Y軸方向と直交するX軸方
向に摺動自在に支持されたX軸方向ワークテーブル案内
部と、該X軸方向ワークテーブル案内部を固定したワー
クテーブルと、該ワークテーブルに設けられたX軸方向
二次案内部及びY軸方向二次案内部と、X軸駆動源及び
X軸駆動伝達部によりX軸方向に駆動されるX軸方向移
動体と、該X軸方向移動体に枢着されていて前記Y軸方
向二次案内部に係合する第1のローラーと、Y軸駆動源
及びY軸駆動伝達部によりによりY軸方向に駆動される
Y軸方向移動体と、該Y軸方向移動体に枢着されていて
前記X軸方向二次案内部に係合する第2のローラーとを
備えた構成としている。
【0006】また、前記X軸方向二次案内部及び前記Y
軸方向二次案内部にそれぞれリニアスケール部を設け、
かつ前記X軸方向移動体及び前記Y軸方向移動体に前記
リニアスケールを読み取る測定部を設けることにより、
X軸方向及びY軸方向のリニアスケールセンサをそれぞ
れ構成してもよい。
【0007】また、前記X軸方向ワークテーブル案内部
及びこの延長線間に前記X軸駆動源及びX軸駆動伝達部
を配置し、前記Y軸方向ワークテーブル案内部及びこの
延長線間に前記Y軸駆動源及びY軸駆動伝達部を配置す
る構成としてもよい。
【0008】
【作用】本発明のシングルプレート型X−Yテーブル装
置においては、X軸駆動源及びX軸駆動伝達部によりX
軸方向移動体を駆動し、Y軸駆動源及びY軸駆動伝達部
によりY軸方向移動体を駆動し、それぞれワークテーブ
ルに設けられたX軸方向二次案内部及びY軸方向二次案
内部に各軸方向への駆動力を伝達することで、テーブル
が1枚の構成にてX−Y移動を行っているため、従来の
テーブルを2枚重ね合わせた構成と比較して約半分の重
さに軽量化できる。従って、ワークテーブルの移動の高
速化が可能になり、たわみや歪みが減少するとともに振
動が少なくなる。
【0009】また、X軸方向二次案内部及びY軸方向二
次案内部にそれぞれリニアスケール部を設け、X軸方向
移動体及びY軸方向移動体のそれぞれに前記リニアスケ
ール部を読み取る測定部を設けてリニアスケールセンサ
をそれぞれ構成する場合、ワークテーブルの各軸方向へ
の移動量を高精度で検出でき、その検出をもとにワーク
テーブルの位置を制御することで完全クローズドループ
による制御を実現可能で、ワークテーブルを高精度で位
置決めすることができる。
【0010】また、対をなすX軸方向ワークテーブル案
内部及びこの延長線間にX軸駆動源及びX軸駆動伝達部
を配置し、対をなすY軸方向ワークテーブル案内部及び
この延長線間にY軸駆動源及びY軸駆動伝達部を配置し
た場合、各軸方向の駆動源からワーク作業位置までの距
離が小さくなるため、X軸又はY軸方向ワークテーブル
案内部の外側にX軸又はY軸駆動源及び駆動伝達部を配
置する場合に比較してワーク作業位置において振動の拡
大や複合等がより小さくて済み、振動が発生しにくいの
でワークテーブルの高速動作に適したX−Yテーブル装
置が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るシングルプレート型X−
Yテーブル装置の実施例を図面に従って説明する。
【0012】図1乃至図7は、本発明のシングルプレー
ト型X−Yテーブル装置の実施例を示している。これら
の図において、基台1上に一対のY軸方向ワークテーブ
ル案内部2A,2Bが所定間隔をおいて平行に取り付け
固定されている。すなわち、Y軸方向ワークテーブル案
内部2A,2Bは、基台1上に固定されている固定ブロ
ック21A,21B上にY軸方向ガイドレール22A,
22Bをそれぞれ一体に固設したものである。また、Y
軸方向ガイドレール22Aの内側面にはY軸方向に沿っ
てY軸方向移動体ガイドレール23が固定されている。
【0013】一対のY軸方向ワークテーブル案内部2
A,2Bの上には直交形ガイドブロック3がそれぞれ一
対ずつY軸方向に摺動自在に支持されている。直交形ガ
イドブロック3のそれぞれには、底面に前記Y軸方向ガ
イドレール22A,22Bと摺動自在に係合するY軸方
向ガイド溝24が、上面にY軸方向と直交するX軸方向
ガイドレール5A,5B(X軸方向ワークテーブル案内
部としてワークテーブル4側に固定)に摺動自在に係合
するX軸方向ガイド溝25がそれぞれ形成されている。
【0014】ワークテーブル4は、上面がプリント基板
等を保持する基板載置面30となり、該ワークテーブル
4の底面の両側には前記Y軸方向ガイドレール22A,
22Bと直交するX軸方向ワークテーブル案内部となる
X軸方向ガイドレール5A,5Bが平行に固定されてい
る。また、ワークテーブル4のX軸方向と平行な両側端
面には直線バー状(長尺直方体状)のX軸方向二次案内
部15A,15Bがそれぞれ一体に形成もしくは固定さ
れている。ワークテーブル4のY軸方向と平行な両側部
分には切欠26が形成され、該切欠26内側をY軸方向
に横断するように直線バー状(長尺直方体状)のY軸方
向二次案内部16A,16Bがそれぞれ一体に固定され
ている。そして、4個の直交形ガイドブロック3上に、
ワークテーブル4が載置され、該ワークテーブル4に固
定の前記X軸方向ガイドレール5A,5Bは直交形ガイ
ドブロック3のX軸方向ガイド溝25に対しX軸方向に
摺動自在に係合している。この結果、ワークテーブル4
は、4個の直交形ガイドブロック3によりY軸方向ワー
クテーブル案内部2A,2Bに対してX−Y方向(前後
左右)に移動可能になっている。
【0015】また、前記基台1上には、対をなすX軸方
向ワークテーブル案内部としてのX軸方向ガイドレール
5A,5B及びこの延長線間に、前記ワークテーブル4
をX軸方向に移動させるためのX軸方向移動体6と、そ
のX軸方向移動体6をX軸方向に駆動するX軸駆動源8
及びX軸駆動伝達部9とがX軸方向に平行に設けられて
いるとともに、対をなすY軸方向ワークテーブル案内部
2A,2B及びこの延長線間に、前記ワークテーブル4
をY軸方向に移動させるためのY軸方向移動体11と、
そのY軸方向移動体11をY軸方向に駆動するY軸駆動
源12及びY軸駆動伝達部13とがY軸方向に平行に設
けられている。
【0016】前記X軸方向移動体6は、X軸方向移動バ
ー31と、その一方の端部に取り付け固定されたボール
螺子ナット32とからなり、X軸方向移動バー31の両
端側上面には前記Y軸方向二次案内部16A,16Bの
厚みに係合する溝を有する第1溝付ローラー17が一対
ずつ枢着されている。すなわち、対をなす第1溝付きロ
ーラー17で前記Y軸方向二次案内部16A,16Bを
がたつきなく挟持している。
【0017】前記X軸駆動伝達部9はボール螺子軸9A
を有しており、該ボール螺子軸9Aは先端部が基台1上
に固定されている軸受33により枢支され、後端部に連
結されている前記X軸駆動源8により回転駆動される。
そして、前記X軸方向移動体6のボール螺子ナット32
と前記ボール螺子軸9Aとは螺合されており、X軸方向
移動体6はボール螺子軸9Aの回転に伴い、X軸方向に
駆動されるようになっている。なお、前記X軸駆動源8
はACサーボモータ等で構成されており、基台1上に固
定されている。
【0018】前記Y軸方向移動体11は、Y軸方向スラ
イダ34と、その両端部に固定一体化されたローラー取
付部材35A,35Bと、前記Y軸方向スライダ34に
固定されているボール螺子ナット36とからなり、ロー
ラー取付部材35A,35Bの上面には前記X軸方向二
次案内部15A,15Bの厚みに係合する溝を有する第
2溝付ローラー18がそれぞれ枢着されている。そし
て、一方の第2溝付ローラー18はX軸方向二次案内部
15Aに当たり、他方の第2溝付ローラー18はX軸方
向二次案内部15Bに当たって、両方のローラー18で
ワークテーブル4を挟持する。
【0019】また、Y軸方向移動体11(Y軸方向スラ
イダ34)のY軸方向ワークテーブル案内部2Aと対向
する側面には、Y軸方向にガイド溝38が形成されてお
り、ガイド溝38は該Y軸方向ワークテーブル案内部2
Aの側面に設けられた前記Y軸方向移動体ガイドレール
23と摺動自在に係合している。前記Y軸駆動伝達部1
3はボール螺子軸13Aを有しており、該ボール螺子軸
13Aは先端部が基台1上に固定されている軸受37に
より枢支され、後端部に連結されている前記Y軸駆動源
12により回転駆動される。そして、前記Y軸方向移動
体11のボール螺子ナット36と前記ボール螺子軸13
Aとは螺合されており、Y軸方向移動体11はボール螺
子軸13Aの回転に伴い、Y軸方向に駆動されるように
なっている。なお、前記Y軸駆動源12はACサーボモ
ータ等で構成されており、基台1上に固定されている。
【0020】なお、前記ワークテーブル4のX軸方向二
次案内部15A,15Bは、前記Y軸方向移動体11の
一対の第2溝付ローラー18にがたつきなく当接して前
記Y軸方向移動体11のY軸方向の動きに従うが、X軸
方向には摺動自在となっており、前記Y軸方向二次案内
部16A,16Bは、前記X軸方向移動体6の両端の対
をなした第1溝付ローラー17にがたつきなく挟まれて
前記X軸方向移動体6のX軸方向の動きに従うが、Y軸
方向には摺動自在となっている。
【0021】前記X軸方向二次案内部15AのX軸方向
に沿った長尺の端面(ローラー取付部材35Aに対向す
る端面)にX軸方向リニアスケール部(例えば光学的目
盛)19Aが固設され、前記Y軸方向移動体11のロー
ラー取付部材35A上部に前記リニアスケール部19A
を読み取る光学方式等の測定部20Aが固定されてい
て、X軸方向のワークテーブル4の移動量及び位置を検
出するためのリニアスケールセンサを構成している。
【0022】また、前記Y軸方向二次案内部16AのY
軸方向に沿った長尺の外側端面にY軸方向リニアスケー
ル部(例えば光学的目盛)19Bが固設され、前記X軸
方向移動体6のX軸方向移動バー31上に前記Y軸方向
リニアスケール部19Bを読み取る光学方式等の測定部
20Bが固定されていて、Y軸方向のワークテーブル4
の移動量及び位置を検出するためのリニアスケールセン
サを構成している。
【0023】以上の実施例の構成において、ワークテー
ブル4の移動は、制御プログラムに従ってX軸駆動源8
あるいはY軸駆動源12を制御し、X軸駆動伝達部9の
ボール螺子軸9AあるいはY軸駆動伝達部13のボール
螺子軸13Aを回転させることによって行う。すなわ
ち、ワークテーブル4のX軸方向への移動は、X軸駆動
源8によりX軸駆動伝達部9のボール螺子軸9Aを回転
させ、該ボール螺子軸9Aと螺合しているボール螺子ナ
ット32を移動させることによりX軸方向移動体6をX
軸方向に移動させ、第1溝付ローラー17に係合してい
るY軸方向二次案内部16A,16Bに対して垂直に操
作力を加わえ、X軸方向移動体6の移動に伴ってワーク
テーブル4底面のX軸方向ガイドレール5A,5BがY
軸方向ワークテーブル案内部2A,2B上の直交形ガイ
ドブロック3のX軸方向ガイド溝25に沿って摺動する
ことで行われる。
【0024】ワークテーブル4のY軸方向への移動は、
Y軸駆動源12によりY軸駆動伝達部13のボール螺子
軸13Aを回転させ、該ボール螺子軸13Aと螺合して
いるボール螺子ナット36を移動させることによりY軸
方向移動体11をY軸方向に移動させ、第2溝付ローラ
ー18に係合しているX軸方向二次案内部15A,15
Bに対して垂直に操作力を加わえ、Y軸方向移動体11
の移動に伴ってY軸方向ワークテーブル案内部2A,2
B上の直交形ガイドブロック3がY軸方向ガイドレール
22A,22Bに沿って摺動することで行われる。以上
のワークテーブル4のX軸方向あるいはY軸方向への移
動は同時に行うことができる。
【0025】その際、ワークテーブル4のX軸方向ある
いはY軸方向の移動に伴い、X軸方向二次案内部15A
とY軸方向二次案内部16Aに設けられたリニアスケー
ル部19A,19Bを測定部20A,20Bで読み取
り、X軸方向及びY軸方向の移動量、ひいてはX軸方向
及びY軸方向の位置を検出している。そして、この移動
量及び位置の検出によりX軸駆動源8及びY軸駆動源1
2を制御し、ワークテーブル4のX軸方向及びY軸方向
の位置決めを実行する。この場合、通常行われていたサ
ーボモーターによるセミクローズドループではなく、リ
ニアスケールセンサによる完全クローズドループの位置
制御を実現でき、高精度の位置決めが可能である。
【0026】上記のリニアスケール部19A,19B及
び測定部20A,20Bからなるリニアスケールセンサ
により制御されたワークテーブル4のX軸方向あるいは
Y軸方向への移動範囲について、図3乃至図7に示す。
これらの図において、ワークテーブル4の基板載置面3
0の方形枠(2点鎖線)10内が、図3でワークテーブ
ル4の中央に位置するワーク作業位置Pに対して、ワー
クテーブル4をX軸方向及びY軸方向の移動によって真
下にもってくることのできる領域である。
【0027】なお、図3に示すように、ワークテーブル
4の中心とワーク作業位置Pとが一致したとき、ワーク
テーブル4のX軸方向及びY軸方向の位置が共に原点に
あるものとする。
【0028】図4は、ワークテーブル4のX軸方向の移
動量を負側のリミットとし、Y軸方向の移動量を正側の
リミットとした場合を示している。
【0029】図5は、ワークテーブル4のX軸方向の移
動量を負側のリミットとし、Y軸方向の移動量を負側の
リミットとした場合を示している。
【0030】図6は、ワークテーブル4のX軸方向の移
動量を正側のリミットとし、Y軸方向の移動量を正側の
リミットとした場合を示している。
【0031】図7は、ワークテーブル4のX軸方向の移
動量を正側のリミットとし、Y軸方向の移動量を負側の
リミットとした場合を示している。
【0032】以上の図3乃至図7に示されるように、ワ
ーク作業位置Pは、常にX軸方向ワークテーブル案内部
としてのX軸方向ガイドレール5A,5B間にあり、か
つY軸方向ワークテーブル案内部2A,2B間に位置し
ている。しかも、ワーク作業位置Pは、X軸駆動源8及
びX軸駆動伝達部9と、Y軸駆動源12及びY軸駆動伝
達部13とに最も近接した位置となり、駆動源動作時の
振動の拡大や振動の複合等がより小さくて済む。
【0033】以上の実施例の構成は、次に述べる特長を
備えている。 (1) ワークテーブル4にX軸方向二次案内部15
A,15B及びY軸方向二次案内部16A,16Bを設
け、それらに各軸方向への駆動力を伝達することで、テ
ーブルが1枚の構成にてワークテーブル4のX−Y移動
を可能としているため、従来のテーブルを2枚重ね合わ
せた構成と比較して約半分の重さに軽量化できる。従っ
て、ワークテーブル4の移動の高速化が可能になり、た
わみや歪みも減少し振動が少なくなる。 (2) X−Yテーブル装置を高速で動作させる場合、
ワークテーブル4の振動が問題になり、各軸方向の駆動
源からワーク作業位置までの距離が大きいほど、そのワ
ーク作業位置において振動の拡大や複合等が起こりやす
いが、本実施例の構成では前記X軸方向ワークテーブル
案内部としてのX軸方向ガイドレール5A,5B及びこ
の延長線間にX軸駆動源8及びX軸駆動伝達部9を配置
するとともに、前記Y軸方向ワークテーブル案内部2
A,2B及びこの延長線間に前記Y軸駆動源12及びY
軸駆動伝達部13を配置しているため、各軸方向の駆動
源からワーク作業位置Pまでの距離が小さくなってお
り、ワーク作業位置において振動の拡大や複合等がより
小さくて済み振動が発生しにくい。 (3) X軸方向二次案内部15A及びY軸方向二次案
内部16Aに設けたリニアスケール部19A,19Bを
測定部20A,20Bで読み取るリニアスケールセンサ
を用いてワークテーブル4の各軸方向への移動量及び位
置を高精度で検出し、その検出をもとにワークテーブル
4の位置を制御しているため、完全クローズドループに
よるワークテーブル4の高精度位置決めが可能である。
【0034】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシングル
プレート型X−Yテーブル装置によれば、ワークテーブ
ルにX軸方向二次案内部及びY軸方向二次案内部を設
け、それらに各軸方向への駆動力を伝達することで、テ
ーブルが1枚の構成にてワークテーブルのX−Y移動を
可能としているため、従来のテーブルを2枚重ね合わせ
た構成と比較して約半分の重さに軽量化できる。従っ
て、ワークテーブルの移動の高速化が可能になり、たわ
みや歪みも減少し振動が少なくなる。従って、高速、高
精度、低振動で電子部品等の自動挿入装置または自動装
着装置等に最適なシングルプレート型X−Yテーブル装
置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシングルプレート型X−Yテーブ
ル装置の実施例を示す斜視図である。
【図2】同正断面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同実施例において、ワークテーブルの移動量を
X軸方向負側のリミット、Y軸方向正側のリミットとし
た場合を示す平面図である。
【図5】同実施例において、ワークテーブルの移動量を
X軸方向負側のリミット、Y軸方向負側のリミットとし
た場合を示す平面図である。
【図6】同実施例において、ワークテーブルの移動量を
X軸方向正側のリミット、Y軸方向正側のリミットとし
た場合を示す平面図である。
【図7】同実施例において、ワークテーブルの移動量を
X軸方向正側のリミット、Y軸方向負側のリミットとし
た場合を示す平面図である。
【符号の説明】
1 基台 2A,2B Y軸方向ワークテーブル案内部 3 直交形ガイドブロック 4 ワークテーブル 5A,5B X軸方向ガイドレール 6 X軸方向移動体 8 X軸駆動源 9 X軸駆動伝達部 11 Y軸方向移動体 12 Y軸駆動源 13 Y軸駆動伝達部 15A,15B X軸方向二次案内部 16A,16B Y軸方向二次案内部 17 第1溝付ローラー 18 第2溝付ローラー 19A,19B リニアスケール部 20A,20B 測定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に固定されたY軸方向ワークテーブ
    ル案内部と、該Y軸方向ワークテーブル案内部によりY
    軸方向に摺動自在に支持された直交形ガイドブロック
    と、該直交形ガイドブロックにより前記Y軸方向と直交
    するX軸方向に摺動自在に支持されたX軸方向ワークテ
    ーブル案内部と、該X軸方向ワークテーブル案内部を固
    定したワークテーブルと、該ワークテーブルに設けられ
    たX軸方向二次案内部及びY軸方向二次案内部と、X軸
    駆動源及びX軸駆動伝達部によりX軸方向に駆動される
    X軸方向移動体と、該X軸方向移動体に枢着されていて
    前記Y軸方向二次案内部に係合する第1のローラーと、
    Y軸駆動源及びY軸駆動伝達部によりによりY軸方向に
    駆動されるY軸方向移動体と、該Y軸方向移動体に枢着
    されていて前記X軸方向二次案内部に係合する第2のロ
    ーラーとを備えることを特徴とするシングルプレート型
    X−Yテーブル装置。
  2. 【請求項2】 前記X軸方向二次案内部及び前記Y軸方
    向二次案内部にそれぞれリニアスケール部が設けられ、
    かつ前記X軸方向移動体及び前記Y軸方向移動体に前記
    リニアスケールを読み取る測定部が設けられていて、X
    軸方向及びY軸方向のリニアスケールセンサをそれぞれ
    構成してなる請求項1記載のシングルプレート型X−Y
    テーブル装置。
  3. 【請求項3】 前記X軸方向ワークテーブル案内部及び
    この延長線間に前記X軸駆動源及びX軸駆動伝達部が配
    置され、前記Y軸方向ワークテーブル案内部及びこの延
    長線間に前記Y軸駆動源及びY軸駆動伝達部が配置され
    ている請求項1記載のシングルプレート型X−Yテーブ
    ル装置。
JP20098393A 1993-07-21 1993-07-21 シングルプレート型x−yテーブル装置 Expired - Fee Related JP3184371B2 (ja)

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