JPH10277769A - レーザ加工機の駆動方法およびその装置 - Google Patents

レーザ加工機の駆動方法およびその装置

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JPH10277769A
JPH10277769A JP9088194A JP8819497A JPH10277769A JP H10277769 A JPH10277769 A JP H10277769A JP 9088194 A JP9088194 A JP 9088194A JP 8819497 A JP8819497 A JP 8819497A JP H10277769 A JPH10277769 A JP H10277769A
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JP
Japan
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axis carriage
laser beam
axis
linear motor
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP9088194A
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English (en)
Inventor
Takaaki Yamanashi
貴昭 山梨
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ加工機のレーザ加工ヘッドを高速で移
動せしめると共に、リニアモータを使用したときに発生
する吸引力のバランスを図る。 【解決手段】 レーザ加工機1におけるフレーム15に
対してレーザ加工ヘッド21を備えたY軸キャレッジ1
7をY軸方向へ移動せしめるレーザ加工機1における駆
動装置であって、前フレーム15側にリニアモータ15
の磁石部15Aを設けると共に、Y軸キャレッジ17側
の前記磁石部15Aに対応した位置にリニアモータ15
のコイル部15Bを設け、前記フレーム15側にガイド
レール29を設けると共にこのガイドレール29に案内
されて移動するガイド部31を前記Y軸キャレッジ17
側に設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ加工機に
おける加工テーブル又はレーザ加工ヘッドなどの移動物
を移動せしめるレーザ加工機における駆動方法およびそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ加工機としては、加工すべ
きワークを載置した加工テーブルをX軸方向へ、レーザ
加工ヘッドをY軸方向へ移動せしめてワークにレーザ加
工を行うタイプや、ワークを載置した加工テーブルを固
定し、レーザ加工ヘッドをX軸方向およびY軸方向へ移
動せしめてワークにレーザ加工を行うタイプが代表的に
よく知られている。
【0003】前記加工テーブル,レーザ加工ヘッドを移
動せしめる駆動系としては、駆動モータ,ボールねじ,
カップリングなどが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の駆動モータ,ボールねじで、加工テーブル,レーザ
加工ヘッドなどの移動物を移動せしめているが、大半の
エネルギーは移動物以外の駆動モータ,ボールねじ,カ
ップリングなどの駆動系で消費されると共にバックラッ
シュなどが発生する。また、危険速度などにより最大速
度とする際にはボールねじでは限界がある。したがっ
て、移動物をある一定以上の速度で移動させることがで
きず、高速化ができなかった。
【0005】この移動物を高速で移動せしめる手段とし
てリニアモータを使用することが考えられるが、リニア
モータとしては固定側に磁石部(磁石板)が設けられる
と共に可動側にコイル部を搭載したスライダが設けられ
る。しかしながら、リニアモータを使用すると、吸引力
が推力の約3倍通常発生するため、可動側の剛性が必要
であり、対策を講じなければならない。
【0006】この発明の目的は、レーザ加工機のレーザ
加工ヘッドを高速で移動せしめると共に、リニアモータ
を使用したときに発生する吸引力のバランスを図ったレ
ーザ加工機における駆動方法およびその装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のレーザ加工機の駆動方法
は、レーザ加工機におけるフレームに対してレーザ加工
ヘッドを備えたY軸キャレッジをY軸方向へ移動せしめ
る際、前記フレーム側に設けたリニアモータの磁石部と
前記Y軸キャレッジ側の前記磁石部と対応した位置に設
けたリニアモータのコイル部とでY軸キャレッジをY軸
方向へ移動せしめると共に、前記フレームに設けたガイ
ドレールにY軸キャレッジに設けたガイド部を案内せし
めることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2によるこの発明のレーザ加
工機の駆動装置は、レーザ加工機におけるフレームに対
してレーザ加工ヘッドを備えたY軸キャレッジをY軸方
向へ移動せしめるレーザ加工機における駆動装置であっ
て、前記フレーム側にリニアモータの磁石部を設けると
共に、Y軸キャレッジ側の前記磁石部に対応した位置に
リニアモータのコイル部を設け、前記フレーム側にガイ
ドレールを設けると共にこのガイドレールに案内されて
移動するガイド部を前記Y軸キャレッジ側に設けてなる
ことを特徴とするものである。
【0009】したがって、フレーム側に設けたリニアモ
ータの磁石部とY軸キャレッジ側の前記磁石部と対応し
た位置に設けたリニアモータのコイル部とでフレームに
対してY軸キャレッジが高速で移動される。フレームに
対してY軸キャレッジがY軸方向へ移動される際、フレ
ームに設けられたガイドレールにY軸キャレッジに設け
たガイド部が案内されてY軸キャレッジが移動されるの
で、リニアモータ固有の吸引力とY軸キャレッジ自体の
自重とがバランスされる。その結果、Y軸キャレッジの
剛性の緩和また、摩擦抵抗の軽減に寄与される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0011】図2を参照するに、レーザ加工機1はX軸
方向(図2において紙面に対して直交する方向)へ延伸
され、かつ上方を開口した矩形状のベッド3を備えてい
る。このベッド3上における図2において左右両側には
X軸方向へ延伸したガイドレール5が敷設されており、
この各ガイドレール5にはスライダ7を介して加工テー
ブル9がX軸方向へ移動可能に設けられている。この加
工テーブル9上には加工すべきワークWが載置されると
共にワーククランプ11でワークWの一端がクランプさ
れる。
【0012】前記ベッド3の図2において右側にはコラ
ム13が立設されており、このコラム13の上部にはY
軸方向(図2において左右方向)へ延伸した上部フレー
ム15が片持ちで一体化されている。この上部フレーム
15の下部にはY軸方向へ移動自在なY軸キャレッジ1
7が設けられていると共に、このY軸キャレッジ17に
はX軸方向へ移動自在なX軸キャレッジ19が設けられ
ている。このX軸キャレッジ19にはZ軸方向(図2に
おいて上下方向)へ移動自在なレーザ加工ヘッド21が
設けられている。
【0013】上記構成により、加工テーブル9上にワー
クWを載置せしめた状態で、Y軸キャレッジ17をY軸
方向へ、X軸キャレッジ19をX軸方向へ移動せしめる
ことにより、レーザ加工ヘッド21がX軸,Y軸方向へ
移動されてワークWの所望の位置にレーザ加工が行われ
ることになる。
【0014】図1を参照するに、前記上部フレーム15
の下部における図1において両側には、リニアモータ2
3における磁石部(磁石板)23AがY軸方向へ延伸し
て設けられていると共に、前記Y軸キャレッジ17の前
記磁石部23Aと対応した位置にコイル部23Bが設け
られている。前記上部フレーム15における各磁石部2
3Aの外側にはリニアスケール25がY軸方向へ延伸し
て設けられていると共に前記Y軸キャレッジのリニアス
ケール25と対応した位置には検出ヘッド27が設けら
れている。
【0015】また、上部フレーム15における各リニア
スケール25の外側にはリニアガイドレール29がY軸
方向へ延伸して敷設されている。この各リニアガイドレ
ール29に案内されてY軸方向へ移動するガイド部とし
てのスライダ31が前記Y軸キャレッジ17の上部に設
けられている。
【0016】上記構成により、リニアモータ23のコイ
ル部23Bを励磁せしめると、磁石部23Aとコイル部
23Bとの作用で、上部フレーム15に対してY軸キャ
レッジ17を高速で移動せしめることができる。しか
も、このY軸キャレッジ17の移動量をリニアスケール
25と検出ヘッド27とで正確に検出することができ
る。
【0017】また、上部フレーム15に対してY軸キャ
レッジ17が移動される際、リニアガイドレール29に
Y軸キャレッジ17に設けられたスライダ31が案内さ
れてY軸方向へ移動される。この場合、リニアモータ2
3には吸引力が働く為、Y軸キャレッジ17も上部フレ
ーム15にくっつける力が作用するが、リニアガイドレ
ール29とスライダ31を設けると共に、リニアモータ
15に働く吸引力とY軸キャレッジ17自体の自重との
バランスをとることにより、Y軸キャレッジ17の剛性
の緩和また摩擦抵抗の軽減に寄与し、高速化に適したレ
イアウトを確保できるものである。
【0018】前記Y軸キャレッジ17にはX軸方向へ延
伸したリニアモータ33の磁石部(磁石板)33Aが設
けられている。この磁石部33Aに対応した位置のX軸
キャレッジ19の下面にはコイル部33Bが設けられて
いる。前記Y軸キャレッジ17における図1において磁
石部33Aの上方にはX軸方向へ延伸したリニアスケー
ル35が設けられている。リニアスケール35に対応し
た位置のX軸キャレッジ19の下面には、検出ヘッド3
7が設けられている。
【0019】また、Y軸キャレッジ17の図1において
上下にはリニアガイドレール39がX軸方向へ延伸して
敷設されていると共に、リニアガイドレール39に案内
されてX軸方向へ移動するガイド部としてのスライダ4
1がX軸キャレッジ19に設けられている。
【0020】上記構成により、リニアモータ33のコイ
ル部33Bを励磁せしめると、磁石部33Aとコイル部
33Bとの作用で、Y軸キャレッジ17に対してX軸キ
ャレッジ19を高速で移動せしめることができる。しか
も、このX軸キャレッジ19の移動量をリニアスケール
35と検出ヘッド37とで正確に検出することができ
る。
【0021】また、Y軸キャレッジ17に対してX軸キ
ャレッジ19が移動される際、リニアガイドレール39
にX軸キャレッジ19に設けられたスライダ41が案内
されてX軸方向へ移動される。この場合にもリニアモー
タ33には吸引力が働くが、上述したリニアモータ23
と同様の効果が発揮されるものである。
【0022】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例ではレーザ加工ヘッド21がX軸,Y軸方向へ移
動せしめる例で説明したが、レーザ加工ヘッド21がY
軸方向へ,加工テーブル9がX軸方向へ移動せしめるレ
ーザ加工機1で対応できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1,2の発明によれば、フレーム側
に設けたリニアモータの磁石部とY軸キャレッジ側の前
記磁石部と対応した位置に設けたリニアモータのコイル
部とでフレームに対してY軸キャレッジを高速で移動せ
しめることができる。
【0024】フレームに対してY軸キャレッジがY軸方
向へ移動される際、フレームに設けられたガイドレール
にY軸キャレッジに設けたガイド部が案内されてY軸キ
ャレッジが移動されるので、リニアモータ固有の吸引力
とY軸キャレッジ自体の自重とをバランスせしめること
ができる。その結果、Y軸キャレッジの剛性の緩和ま
た、摩擦抵抗の軽減に寄与せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるII矢視拡大図である。
【図2】この発明を実施する一実施の形態の例のレーザ
加工機の側面図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 9 加工テーブル 13 コラム 15 上部フレーム 17 Y軸キャレッジ 19 X軸キャレッジ 21 レーザ加工ヘッド 23,33 リニアモータ 23A,33A 磁石部 23B,33B コイル部 25,35 リニアスケール 27,37 検出ヘッド 29,39 リニアガイドレール 31,41 スライダ(ガイド部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工機におけるフレームに対して
    レーザ加工ヘッドを備えたY軸キャレッジをY軸方向へ
    移動せしめる際、前記フレーム側に設けたリニアモータ
    の磁石部と前記Y軸キャレッジ側の前記磁石部と対応し
    た位置に設けたリニアモータのコイル部とでY軸キャレ
    ッジをY軸方向へ移動せしめると共に、前記フレームに
    設けたガイドレールにY軸キャレッジに設けたガイド部
    を案内せしめることを特徴とするレーザ加工機の駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 レーザ加工機におけるフレームに対して
    レーザ加工ヘッドを備えたY軸キャレッジをY軸方向へ
    移動せしめるレーザ加工機における駆動装置であって、
    前記フレーム側にリニアモータの磁石部を設けると共
    に、Y軸キャレッジ側の前記磁石部に対応した位置にリ
    ニアモータのコイル部を設け、前記フレーム側にガイド
    レールを設けると共にこのガイドレールに案内されて移
    動するガイド部を前記Y軸キャレッジ側に設けてなるこ
    とを特徴とするレーザ加工機における駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011229A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Kataoka Seisakusho:Kk レーザ加工機
CN103930236A (zh) * 2011-11-11 2014-07-16 日本车辆制造株式会社 激光加工设备用工作台装置
CN105537762A (zh) * 2016-01-08 2016-05-04 李保平 一种新型加工头可移动的加工装置

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