JP2952166B2 - 門型駆動装置 - Google Patents

門型駆動装置

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JP2952166B2
JP2952166B2 JP24675294A JP24675294A JP2952166B2 JP 2952166 B2 JP2952166 B2 JP 2952166B2 JP 24675294 A JP24675294 A JP 24675294A JP 24675294 A JP24675294 A JP 24675294A JP 2952166 B2 JP2952166 B2 JP 2952166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に電子部品を実装
する実装装置およびその他の一般の産業用ロボットなど
の駆動装置として好適な門型駆動装置に関する。更に詳
述すると、本発明は、電子部品を吸着・実装するマウン
タヘッドを少なくとも搭載する基台をXY方向に平面的
に移動させる門型駆動装置のスライド構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】門型駆動装置は、従来、図9に示すよう
に、電子部品を吸着・実装するマウンタヘッド91aを
搭載する基台91を門型の送り機構によってXY方向に
移動させるようにしている。門型の送り機構は、ベルト
からなるY軸方向の送り手段93と2本のX軸送り手段
95,95とから成り、2本のX軸送り手段95,95
の間にY軸送り手段93が支持されて門型を構成してい
る。Y軸送り手段93は、モータ93aとベルト92及
びこれに支持される基台91とで構成される。モータ9
3aの駆動により往復動するベルト92によって基台9
1に搭載されたマウンタヘッド91aを直線駆動(Y軸
駆動)している。更に、Y軸送り手段93は、Y軸ビー
ム94により支持されている。また、Y軸ビーム94
は、その両端で二つのX軸送り手段95,95で支持さ
れると共に両部材95,95により、Y軸と直交する方
向に直線駆動(X軸駆動)される。
【0003】ここで、X軸送り手段95,95は、両者
同一形状とされ、台部95a,95aに直線状のガイド
95b,95bが形成され、Y軸ビーム94の嵌合部9
4a,94aにスライド可能に嵌合している。更に、X
軸送り手段95,95は、Y軸ビーム94と連結したベ
ルト95c,95cを駆動するACサーボモータ95
d,95dを有している。
【0004】この門型駆動装置は、二つのACサーボモ
ータ95d,95dを図示しない回路で制御し、ベルト
95c,95cを介してY軸ビーム94をX軸方向に駆
動する。そして、ベルト92をモータ93aにより駆動
し、基台91をY軸方向に駆動する。
【0005】このように二つのACサーボモータ95
d,95dでY軸ビーム94を駆動する両側駆動タイプ
は、片側駆動タイプに比べ、Y軸ビーム94を高速、高
精度に駆動・制御できる。これは片側駆動タイプ、即
ち、X軸送り手段95,95の一方のみに置かれる一つ
のモータでY軸ビーム94を駆動するタイプでは、Y軸
ビーム94の重心と離れた位置で力を作用させるため、
モーメントが発生し、振動が生ずるため高速制御ができ
ないのに対し、両側駆動タイプは、両側の二つのモータ
95d,95dでY軸ビーム94を駆動するため、その
ような問題が生ぜず、高速、高精度にY軸ビーム94を
駆動、制御できるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の両側駆動タイプでも、両側の二つのモータ95d,
95dの間に駆動ずれが発生すると、Y軸ビーム94の
両側の駆動が干渉し、片側駆動の場合よりも一層Y軸ビ
ーム94がうまく動作しないことが生ずる。
【0007】本発明は、Y軸ビームの両側間に位置ずれ
が発生しても、Y軸ビームの両側の駆動が干渉したりせ
ず、またY軸ビーム等に機械歪みが発生しない門型駆動
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明は、門型形状の門型駆動装置におい
て、少なくとも一方のX軸送り手段側にY軸ビームの平
面回転を許容するベアリングを配置し、一方のX軸送り
手段側にY軸ビームがY軸方向にスライドできるリニア
ガイドを配置し、このベアリングとリニアガイドを介し
てY軸ビームを支持している。また、請求項2の発明
は、更に、ベアリングを二つのX軸送り手段に配置し、
一方のベアリングとY軸ビームとの間にY軸ビームがY
軸方向にスライドできるリニアガイドを配置している。
更に、請求項3の発明は、リニアガイドをX軸送り手段
の直線状のガイドと兼用している。また、請求項4の発
明では、Y軸ビームをボールネジと長尺状フレームで構
成し、一方のX軸送り手段でフレームをY軸方向摺動自
在に支持してリニアガイドとしている。更に、請求項5
の発明では、リニアガイドが配置されない側のベアリン
グにY軸ビームを固定している。加えて、請求項6の発
明では、X軸送り手段とY軸ビームとに、X軸送り手段
に対するY軸ビームの回動角度を検出するセンサを配し
ている。
【0009】
【作用】したがって、Y軸ビームが両側のX軸送り手段
でX軸方向に駆動される際、駆動ずれ等によりY軸ビー
ムの両側間に位置ずれが発生し、干渉が発生しそうにな
っても、ベアリングによりY軸ビームを平面回転させ、
干渉を防止する。また、干渉が発生しそうになった時、
リニアガイドにより、Y軸ビームをY軸方向にスライド
させ、Y軸ビームの動きを干渉させないようにしてい
る。更には、X軸送り手段とY軸ビームとに配されたセ
ンサで、X軸送り手段に対するY軸ビームの回動角度を
検出し、Y軸ビームの動きを監視している。
【0010】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0011】図1に本発明の基本概念を示す。この門型
駆動装置は、従来と同様に、全体が門型形状とされ、電
子部品を吸着・実装するマウンタヘッド1を少なくとも
搭載する基台2が門の上側頂上に配置される構成となっ
ている。そして、Y軸送り手段3により、基台2を直線
駆動(Y軸駆動)している。更に、Y軸送り手段3は、
Y軸ビーム4により支持されている。また、Y軸ビーム
4は、その両端で二つのX軸送り手段5,5で支持され
ると共に両部材5,5により、Y軸と直交する方向に直
線駆動(X軸駆動)される。そして、X軸送り手段5,
5にY軸ビーム4の平面回転を許容するベアリング6,
6を配置し、一方のX軸送り手段5側に、Y軸ビーム4
がY軸方向にスライドできるリニアガイド7を配置して
いる。
【0012】このように構成される門型駆動装置は、両
X軸送り手段5,5によりY軸ビーム4がX軸方向に駆
動され、Y軸送り手段3により基台2がY軸方向に駆動
され、基板1が全体としてXY両方向に移動可能とされ
ている。そして、Y軸ビーム4が両側のX軸送り手段
5,5でX軸方向に駆動される際、駆動ずれ等によりY
軸ビーム4の両側間に位置ずれが発生し、干渉が発生し
そうになっても、ベアリング6,6によりY軸ビーム4
を平面回転させ、干渉を防止する。また、干渉が発生し
そうになった時、リニアガイド7により、Y軸ビーム4
をY軸方向にスライドさせ、Y軸ビーム4を干渉させな
いようにしている。
【0013】次に、図1の要部を具体化した本発明の第
一の実施例の基本構成を図2及び図3に示す。マウンタ
ヘッドを搭載する基台2が門の上側頂上に配置され、Y
軸送り手段3により、基台2をY軸方向に直線駆動して
いる。Y軸送り手段3は、Y軸モータ3aとカップリン
グ3bとこのカップリング3bを介してモータ3aの駆
動を基台2に伝えるボールネジ3cとY軸ビーム4上に
形成される直線状のガイド3d,3dとから構成されて
いる。そして、基台2の中央の貫通孔2aにネジを切
り、その貫通孔2aにボールネジ3cを貫通させてい
る。また、基台2の両端に凹部を設け、直線状のガイド
3d,3dに嵌合させY軸方向にスライド可能としてい
る。
【0014】Y軸送り手段3は、Y軸ビーム4により支
持されており、一方、Y軸ビーム4は、その両端で二つ
のX軸送り手段5,5で支持されると共に両部材5,5
により、Y軸と直交する方向に直線駆動(X軸駆動)さ
れる。そして、X軸送り手段5,5は、両者同一形状と
され、台部5aに二本の直線状のガイド5b,5bが形
成され、Y軸ビーム4を支持する支持部材81の嵌合部
81a,81aにX軸方向にスライド可能に嵌合してい
る。更に、X軸送り手段5,5は、支持部材81の貫通
孔に挿入されるボールネジ5cとこのボールネジ5cを
駆動するX軸モータ5dとこのモータ5dの回転をボー
ルネジ5cに伝えるタイミングプーリ5eとを有してい
る。そして、支持部材81の中央の貫通孔にネジを切
り、その貫通孔にボールネジ5cを貫通させている。更
に、X軸送り手段5,5にはY軸ビーム4の平面回転を
許容するベアリング6,6を配し、両ベアリング6,6
とY軸ビーム4の間に、一方のX軸送り手段5側にはY
軸ビーム4がY軸方向にスライドできるリニアガイド7
を、他方のX軸送り手段5側にはスペーサ82をそれぞ
れ介在させている。
【0015】このように構成される門型駆動装置は、X
軸モータ5dの回転をタイミングプーリ5eでボールネ
ジ5cに伝え、その回転を、ボールネジ5cが挿入され
る支持部材81の中央の貫通孔のネジが受け、二本の直
線状のガイド5b,5bにより、支持部材81と一体化
されているY軸ビーム4をX軸方向にスライドさせる。
一方、Y軸ビーム4上の基台2は、Y軸モータ3aによ
りY軸方向に駆動される。即ち、Y軸モータ3aの回転
をカップリング3bでボールネジ3cに伝え、基台2の
中央の貫通孔2a内のネジを介し、かつ基台2の両端の
凹部が嵌合している直線状のガイド3d,3dと協働さ
せ、基台2をY軸方向にスライドさせている。なお、X
軸モータ5d,5dは図示しない回路で同じタイミング
で制御される。
【0016】そして、Y軸ビーム4が両側のX軸送り手
段5,5でX軸方向に駆動される際、駆動ずれ等により
Y軸ビーム4の両側間に位置ずれが発生し、干渉が発生
しそうになっても、ベアリング6,6によりY軸ビーム
4を平面回転させ、干渉を防止する。また、干渉が発生
しそうになった時、リニアガイド7により、Y軸ビーム
4をY軸方向にスライドさせ、Y軸ビーム4を干渉させ
ないようにしている。
【0017】次に、基本概念を具体化した第二の実施例
を図4から図7に示す。この実施例の主たる構成は、図
2及び図3と同一で、マウンタヘッド等を搭載する基台
2が門の上側頂上に配置され、Y軸送り手段3により、
基台2をY軸方向に直線駆動している。Y軸送り手段3
は、Y軸モータ3aとカップリング3bとこのカップリ
ング3bを介してモータ3aの駆動を基台2に伝えるボ
ールネジ3cとY軸ビーム兼直線状のガイドとなるフレ
ーム4aとから構成されている。そして、基台2の中央
の貫通孔2aにネジを切り、その貫通孔にボールネジ3
cを貫通させている。また、直線状のガイドとなるフレ
ーム4aは、ボールネジ3cと平行に配され、その中央
は軽量化のため肉ぬきされ、中空4bとされている。基
台2の下端は、図6に示されるように、下向きの凹形に
され、両凸部2b,2bの内側にガイドナット2c,2
cが固定されている。そして、両ガイドナット2c,2
cの三角形凹部2d,2dにフレーム4aの側面全長に
亙って形成される三角形突起4c,4cが挟まれる形で
嵌合し、基台2をY軸方向にスライド可能としている。
【0018】Y軸送り手段3は、Y軸ビーム兼直線状の
ガイドとなるフレーム4aにより支持されており、一
方、フレーム4aは、その両端で二つのX軸送り手段
5,5で支持されると共に両部材5,5により、Y軸と
直交する方向に直線駆動(X軸駆動)される。Y軸ビー
ム兼直線状のガイドとなるフレーム4aの一方の端(図
4での左端)は、フレーム4aを支持固定するスライダ
83に固定され、そのスライダ83は水平方向の回転を
許容するベアリング6の回動部61に固定されている。
一方、ベアリング6の固定部62は、環座85に支持固
定されると共に支持部材81に固定される。そして、こ
の支持部材81が、X軸送り手段5の台部5a上に形成
された凹形の直線状のガイド5bの凹部にX軸方向にス
ライド可能に嵌合している。更に、X軸送り手段5,5
は、支持部材81のネジを切られた貫通孔に挿入される
ボールネジ5cとこのボールネジ5cを駆動するX軸モ
ータ5dとを有している。
【0019】一方、Y軸ビーム兼直線状のガイドとなる
フレーム4aの他方の端(図4での右端)は、フレーム
4aのY方向へのスライドを許容しかつフレーム4aを
支持するスライダ84に摺動可能に嵌合している。即
ち、図7に示されるように、スライダ84は上向きの凹
形にされ、両凸部84a,84aの内側にガイドナット
84b,84bが固定されている。そして、両ガイドナ
ット84b,84bの三角形凹部84c,84cにフレ
ーム4aの側面全長に亙って形成される三角形突起4
c,4cが嵌合し、フレーム4aをY軸方向にスライド
可能としている。更に、そのスライダ84は水平方向の
回転を許容するベアリング6の回動部61に固定されて
いる。一方、ベアリング6の固定部62は、環座85に
支持固定されると共に支持部材81に固定される。
【0020】そして、この支持部材81が、X軸送り手
段5の台部5a上に形成された凹形の直線状のガイド5
bの凹部にX軸方向にスライド可能に嵌合している。更
に、X軸送り手段5,5は、支持部材81のネジを切ら
れた貫通孔に挿入されるボールネジ5cとこのボールネ
ジ5cを駆動するX軸モータ5dとを有している。
【0021】なお、図4で左端側のベアリング6の固定
部62を支持固定している環座85にはスリット板86
が設けられ、フレーム4aにはこのスリット板86に対
応する位置にフォトセンサ87が設けられ、Y軸ビーム
兼直線状のガイドとなるフレーム4aのX軸送り手段5
に対する回転量が許容値を越えると信号を出すようにさ
れている。この信号は動作異常時に出るので(許容値を
こえて)、装置の非常停止信号となる。またこの許容値
は、求められる精度により異なるが、通常0.5度から
数度に設定される。また、スリット板86とフォトセン
サ87とをエンコーダのような構成にし、角度信号を検
出し、両X軸送り手段5,5のX軸モータ5d,5dの
制御を行い、フレーム4aのX軸に対する直角度を補正
し、基台2の位置を補正するようにすることもできる。
即ち、座標値の修正を行わせることもできる。
【0022】このように構成される門型駆動装置は、X
軸モータ5d,5dの回転がボールネジ5c,5cに伝
えられ、その回転を、ボールネジ5c,5cが挿入され
る支持部材81,81の中央の貫通孔のネジが受け、凹
形の直線状のガイド5b,5bにより、支持部材81と
連結されているY軸ビーム兼直線状のガイドとなるフレ
ーム4aをX軸方向にスライドさせる。一方、フレーム
4a上の基台2は、Y軸モータ3aによりY軸方向に駆
動される。即ち、Y軸モータ3aの回転をカップリング
3bでボールネジ3cに伝え、基台2の中央の貫通孔2
a内のネジを介し、かつ基台2の下端の凸部2b,2b
の内側に嵌合しているフレーム4aと協働させ、基台2
をY軸方向にスライドさせている。なお、X軸モータ5
d,5dは図示しない回路で同じタイミングで制御され
る。
【0023】通常、Y軸ビーム兼直線状のガイドとなる
フレーム4aは、X軸送り手段5,5に対し直角度を保
って駆動されるが、両側の二つのモータ5d,5dの間
に駆動ずれが発生すると、フレーム4aの両側の駆動が
干渉しそうになる。しかし、両ベアリング6,6の回動
動作及びフレーム4aのY軸方向スライド動作が組み合
わされて干渉が防止される。また、Y軸ビーム兼直線状
のガイドとなるフレーム4aのX軸送り手段5に対する
回転量が予め決められた許容値を越えると、信号がフォ
トセンサ87から発生する。このようにして、Y軸ビー
ム兼直線状のガイドとなるフレーム4aは干渉が生ずる
ことなく、X軸送り手段5,5によりX方向に駆動され
る。
【0024】次に、基本概念を具体化した第三の実施例
を図8に示す。この実施例の主たる構成も、図2及び図
3と同一で、マウンタヘッド等を搭載する基台2が門の
上側頂上に配置され、Y軸送り手段3により、基台2を
Y軸方向に直線駆動している。Y軸送り手段3は、Y軸
モータ3aとカップリング3bとこのカップリング3b
を介してモータ3aの駆動を基台2に伝えるボールネジ
3cとY軸ビーム4上に形成される直線状のガイド3
d,3dとから構成されている。そして、基台2の中央
の貫通孔にネジを切り、その貫通孔にボールネジ3cを
貫通させている。また、基台2の両端に凹部を設け、直
線状のガイド3d,3dに嵌合させY軸方向にスライド
可能としている。
【0025】Y軸送り手段3は、Y軸ビーム4により支
持されており、一方、Y軸ビーム4は、その両端で二つ
のX軸送り手段5,5で支持されると共に両部材5,5
により、Y軸と直交する方向に直線駆動(X軸駆動)さ
れる。そして、X軸送り手段5,5は、両者同一形状と
され、台部5aに二本の直線状のガイド5b,5bが形
成され、Y軸ビーム4を支持する支持部材の嵌合部にX
軸方向にスライド可能に嵌合している。更に、X軸送り
手段5,5は、支持部材の貫通孔に挿入されるボールネ
ジ5cとこのボールネジ5cを駆動するX軸モータ(図
示省略)とこのモータの回転をボールネジ5cに伝える
タイミングプーリ(図示省略)とを有している。その他
の構成及び動作も図2及び図3と同様である。
【0026】尚、上述の各実施例は本発明の好適な実施
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、リニアガイド7が配置されている側のX軸
送り手段5のベアリング6をはずした形、即ち、一方の
X軸送り手段5側にはベアリング6のみとし、他方のX
軸送り手段5側にはリニアガイド7のみとする構造にし
ても良い。
【0027】また、本発明は、電子部品実装の他、XY
両軸方向に物体等を動かす各種の門型駆動装置にも適用
できる。更に、両側駆動タイプではなく、片側駆動タイ
プの門型駆動装置にも適用できる。その際、従動側にY
軸ビーム4の平面回転を許容するベアリング6を配すれ
ば、従動側にリニアガイド7のみを配する場合と比べ、
駆動は一層スムーズになる。
【0028】また、Y軸送り手段やX軸送り手段の駆動
源として、モータとボールネジの組み合わせではなく、
従来例のようにモータとベルトの組み合わせでも良い
し、ラチェット等の他の駆動源を利用しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の門型形状の門型駆動装置においては、少なくとも一方
のX軸送り手段側にY軸ビームの平面回転を許容するベ
アリングを配置し、一方のX軸送り手段側にY軸ビーム
がY軸方向にスライドできるリニアガイドを配置し、こ
のベアリングとリニアガイドを介してY軸ビームを支持
しているので、Y軸ビームが両側のX軸送り手段でX軸
方向に駆動される際、駆動ずれ等によりY軸ビームの両
側間に位置ずれが発生し、干渉が発生しそうになって
も、ベアリングによりY軸ビームを平面回転させ、干渉
を防止する。また、干渉が発生しそうになった時、リニ
アガイドにより、Y軸ビームをY軸方向にスライドさ
せ、Y軸ビームの動きを干渉させないようにしている。
【0030】この結果、バックラッシュの無い剛性の高
い機構を両側のX軸送り手段で駆動する装置とすること
ができ、高速度、高精度な駆動制御が行える門型駆動装
置を得ることができる。また、Y軸ビーム等に機械歪み
が残りにくいため、高精度化が容易となる。更に、X軸
とY軸との間の直角性がくずれても、一方のX軸送り手
段を駆動させることで簡単に調整することができる。加
えて、Y軸ビームに干渉によるモーメントが発生しない
ので高寿命となる。
【0031】加えて、請求項3及び4の発明では、リニ
アガイドをX軸送り手段の直線状のガイドと兼用した
り、Y軸ビームをボールネジと長尺状フレームで構成
し、一方のX軸送り手段でフレームをY軸方向摺動自在
に支持してリニアガイドとしたりしているので、構成が
簡略化され組立容易な門型駆動装置を得ることができ
る。
【0032】更に、請求項6の発明では、X軸送り手段
とY軸ビームとに、X軸送り手段に対するY軸ビームの
回動角度を検出するセンサを配しているので、X軸送り
手段に対するY軸ビームの回動角度の検出ができ、一層
干渉の防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念を示す図である。
【図2】図1の要部を具体化した本発明の第一の実施例
の基本構成を示す平面図である。
【図3】図1の要部を具体化した本発明の第一の実施例
の基本構成を示す側面図である。
【図4】本発明の基本概念を具体化した第二の実施例を
示す平面図である。
【図5】本発明の基本概念を具体化した第二の実施例の
主要部の正面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】図5のVII−VII断面図である。
【図8】本発明の基本概念を具体化した第三の実施例
で、Y軸ビーム両端の側面図を一部に含む平面図であ
る。
【図9】従来の門型駆動装置の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 マウンタヘッド 2 基台 3 Y軸送り手段 4 Y軸ビーム 5 X軸送り手段 6 ベアリング 7 リニアガイド

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を吸着・実装するためのマウン
    タヘッドを少なくとも搭載する基台と、この基台を直線
    駆動(Y軸駆動)するY軸送り手段を支持するY軸ビー
    ムと、このY軸ビームの両端を支持しこのY軸ビームを
    前記直線と直交する方向に直線駆動(X軸駆動)する二
    つのX軸送り手段を有する門型の送り機構を備える門型
    駆動装置において、少なくとも一方の前記X軸送り手段
    側に前記Y軸ビームの平面回転を許容するベアリングを
    配置し、一方の前記X軸送り手段側に前記Y軸ビームが
    Y軸方向にスライドできるリニアガイドを配置し、この
    ベアリングとリニアガイドを介して前記Y軸ビームを支
    持したことを特徴とする門型駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ベアリングを前記二つのX軸送り手
    段に配置し、一方のベアリングと前記Y軸ビームとの間
    に前記リニアガイドを配置したことを特徴とする請求項
    1記載の門型駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記リニアガイドを、前記Y軸送り手段
    の直線状のガイドと兼用させたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の門型駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記Y軸ビームをボールネジと長尺状フ
    レームで構成し、前記一方のX軸送り手段で前記フレー
    ムをY軸方向摺動自在に支持してリニアガイドとした請
    求項3記載の門型駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記リニアガイドが配置されない側の前
    記ベアリングに前記Y軸ビームを固定したことを特徴と
    する請求項2、3又は4のいずれかに記載の門型駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 前記X軸送り手段と前記Y軸ビームと
    に、X軸送り手段に対するY軸ビームの回動角度を検出
    するセンサを配したことを特徴とする請求項1から5の
    いずれかに記載の門型駆動装置。
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