JPH07129015A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH07129015A JPH07129015A JP5278017A JP27801793A JPH07129015A JP H07129015 A JPH07129015 A JP H07129015A JP 5278017 A JP5278017 A JP 5278017A JP 27801793 A JP27801793 A JP 27801793A JP H07129015 A JPH07129015 A JP H07129015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating roller
- felt
- fixing
- image forming
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2017—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
- G03G15/2025—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid
Abstract
(57)【要約】
【目的】 定着フェルトと加熱ローラとの接触位置に溜
まる汚れ滓が落下しないよう改良を加えた定着機構を備
えた画像形成装置を提供する。 【構成】 加熱ローラ２の表面に接触する定着フェルト
４が，加熱ローラ２の中心軸を通る垂直線１３から加熱
ローラ２の回転方向の下流側に所定距離離れて配設され
る。定着フェルト４は加熱ローラ２の垂直方向の頂上部
より低い位置で加熱ローラ２に接触するので，定着フェ
ルト４と加熱ローラ２との接触部分に汚れ滓が蓄積され
ても，滓が蓄積する位置が上記加熱ローラ２の頂上部よ
り低いので，滓が落下することが少なくなる。
まる汚れ滓が落下しないよう改良を加えた定着機構を備
えた画像形成装置を提供する。 【構成】 加熱ローラ２の表面に接触する定着フェルト
４が，加熱ローラ２の中心軸を通る垂直線１３から加熱
ローラ２の回転方向の下流側に所定距離離れて配設され
る。定着フェルト４は加熱ローラ２の垂直方向の頂上部
より低い位置で加熱ローラ２に接触するので，定着フェ
ルト４と加熱ローラ２との接触部分に汚れ滓が蓄積され
ても，滓が蓄積する位置が上記加熱ローラ２の頂上部よ
り低いので，滓が落下することが少なくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，電子写真方式を用いた
画像形成装置に係り，詳しくは，感光，現像，転写の過
程を経てシート上に形成されたトナー画像を定着するた
めの定着機構に改良を加えた画像形成装置に関する。
画像形成装置に係り，詳しくは，感光，現像，転写の過
程を経てシート上に形成されたトナー画像を定着するた
めの定着機構に改良を加えた画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記電子写真方式による画像形成装置に
おいて，前工程によって転写紙等のシート上に形成され
たトナー画像を定着させることにより画像形成が完了す
る。上記定着は，トナー画像が形成されたシートを加熱
ローラと加圧ローラとの間を通過させ，トナーを加熱溶
融させることによりなされる。図５は上記画像形成装置
の従来例に係る定着機構１５の概略構成を示し，前工程
から搬送されてきたトナー画像が形成されたシートを加
熱してトナーを溶融させる加熱ローラ１０と，該加熱ロ
ーラ１０との間でシートに加圧を加える加圧ローラ１１
と，上記加熱ローラ１０の表面に圧接されて加熱ローラ
１０に対するオイル塗布及び清掃を行う定着フェルト１
２とを備えて構成されている。
おいて，前工程によって転写紙等のシート上に形成され
たトナー画像を定着させることにより画像形成が完了す
る。上記定着は，トナー画像が形成されたシートを加熱
ローラと加圧ローラとの間を通過させ，トナーを加熱溶
融させることによりなされる。図５は上記画像形成装置
の従来例に係る定着機構１５の概略構成を示し，前工程
から搬送されてきたトナー画像が形成されたシートを加
熱してトナーを溶融させる加熱ローラ１０と，該加熱ロ
ーラ１０との間でシートに加圧を加える加圧ローラ１１
と，上記加熱ローラ１０の表面に圧接されて加熱ローラ
１０に対するオイル塗布及び清掃を行う定着フェルト１
２とを備えて構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の定着機構１
５において，加熱ローラ１０と定着フェルト１２とが接
触する位置には，加熱ローラ１０表面の汚れが溜まりや
すく，定着フェルト１２が加熱ローラ１０の表面と接触
する回転方向の上流側に紙粉やトナーの汚れ滓が徐々に
蓄積される。この汚れ滓は蓄積が増すほどに落下しやす
くなり，落下した汚れ滓がシートに付着すると画像を汚
す問題点があった。そこで，本発明が目的とするところ
は，定着フェルトと加熱ローラとの接触位置に溜まる汚
れ滓が落下しないよう改良を加えた定着機構を備えた画
像形成装置を提供することにある。
５において，加熱ローラ１０と定着フェルト１２とが接
触する位置には，加熱ローラ１０表面の汚れが溜まりや
すく，定着フェルト１２が加熱ローラ１０の表面と接触
する回転方向の上流側に紙粉やトナーの汚れ滓が徐々に
蓄積される。この汚れ滓は蓄積が増すほどに落下しやす
くなり，落下した汚れ滓がシートに付着すると画像を汚
す問題点があった。そこで，本発明が目的とするところ
は，定着フェルトと加熱ローラとの接触位置に溜まる汚
れ滓が落下しないよう改良を加えた定着機構を備えた画
像形成装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する手段は，感光体上の潜像が現像され
た後のシートを加熱ローラと加圧ローラとの間を通過さ
せて画像を定着させる画像形成装置において，第１の手
段では，上記加熱ローラの表面に接触する定着フェルト
が，上記加熱ローラの中心軸を通る垂直線から加熱ロー
ラ回転方向の下流側に所定距離離れて配設されてなるこ
とを特徴とする画像形成装置として構成される。又，第
２の手段では，上記加熱ローラの表面に接触する定着フ
ェルトの上記加熱ローラの回転方向上流側に，上記定着
フェルトと所定の間隔をあけて上記加熱ローラの表面と
９０度以下の接触角度で先端を接触させた耐熱シートを
配設したことを特徴とする画像形成装置として構成され
る。更に第３の手段では，上記加熱ローラの表面に接触
する定着フェルトを，上記加熱ローラとの接触圧が，加
熱ローラ回転方向上流側が下流側より小さくなるよう予
圧して加熱ローラ表面に接触させてなることを特徴とす
る画像形成装置として構成される。上記第３の手段にお
いて，上記定着フェルトを支持する支持部材と加熱ロー
ラとの間の隙間を加熱ローラの回転方向上流側より下流
側が狭くなるように設定し，所定の初期厚さの定着フェ
ルトを上記隙間に取り付けてなる構成，あるいは，上記
定着フェルトを支持する支持部材の支持角度が，加熱ロ
ーラの半径方向線上から加熱ローラの回転方向下流側に
傾斜されてなる構成を採用することができる。
に本発明が採用する手段は，感光体上の潜像が現像され
た後のシートを加熱ローラと加圧ローラとの間を通過さ
せて画像を定着させる画像形成装置において，第１の手
段では，上記加熱ローラの表面に接触する定着フェルト
が，上記加熱ローラの中心軸を通る垂直線から加熱ロー
ラ回転方向の下流側に所定距離離れて配設されてなるこ
とを特徴とする画像形成装置として構成される。又，第
２の手段では，上記加熱ローラの表面に接触する定着フ
ェルトの上記加熱ローラの回転方向上流側に，上記定着
フェルトと所定の間隔をあけて上記加熱ローラの表面と
９０度以下の接触角度で先端を接触させた耐熱シートを
配設したことを特徴とする画像形成装置として構成され
る。更に第３の手段では，上記加熱ローラの表面に接触
する定着フェルトを，上記加熱ローラとの接触圧が，加
熱ローラ回転方向上流側が下流側より小さくなるよう予
圧して加熱ローラ表面に接触させてなることを特徴とす
る画像形成装置として構成される。上記第３の手段にお
いて，上記定着フェルトを支持する支持部材と加熱ロー
ラとの間の隙間を加熱ローラの回転方向上流側より下流
側が狭くなるように設定し，所定の初期厚さの定着フェ
ルトを上記隙間に取り付けてなる構成，あるいは，上記
定着フェルトを支持する支持部材の支持角度が，加熱ロ
ーラの半径方向線上から加熱ローラの回転方向下流側に
傾斜されてなる構成を採用することができる。
【０００５】
【作用】本発明の第１の手段によれば，定着フェルト
が，加熱ローラの垂直方向の頂上部より低い位置で加熱
ローラに接触する。従って，定着フェルトと加熱ローラ
との接触部分に汚れ滓が蓄積されても，汚れ滓が蓄積す
る位置が上記加熱ローラの頂上部より低いので，汚れ滓
が落下することが少なくなる。又，第２の手段によれ
ば，定着フェルトと加熱ローラとの接触位置の回転方向
上流側に，定着フェルトと所要の間隔をあけて耐熱シー
トが加熱ローラ表面に先端を接して配設されるので，汚
れ滓は定着フェルトと耐熱シートとの間に蓄積される。
上記耐熱シートは加熱ローラ表面との接触角度が９０度
以下で接しているので，蓄積された汚れ滓が耐熱シート
外に出にくい。即ち，汚れ滓が落下しにくいことにな
る。更に，第３の手段によれば，定着フェルトを加熱ロ
ーラに接触させる圧力が，加熱ローラの回転方向上流側
が下流側より小さくなるように加圧が加えられる。従っ
て，加熱ローラ表面の汚れは定着フェルトの加圧の少な
い上流側でフェルト内に取り込まれ，定着フェルトの外
部に蓄積されないので汚れ滓の落下が防止できる。上記
定着フェルトを加熱ローラに接触させる圧力が，加熱ロ
ーラの回転方向上流側が下流側より小さくなるよう予圧
を加える手段として，所定の初期厚さのフェルトを支持
部材によって支持するための隙間を上流側で大きく設定
すると，上流側の接触圧を小さくできる。又，定着フェ
ルトを加熱ローラの半径線上から回転方向下流側に傾け
て支持しても，上流側の接触圧を小さくできる。
が，加熱ローラの垂直方向の頂上部より低い位置で加熱
ローラに接触する。従って，定着フェルトと加熱ローラ
との接触部分に汚れ滓が蓄積されても，汚れ滓が蓄積す
る位置が上記加熱ローラの頂上部より低いので，汚れ滓
が落下することが少なくなる。又，第２の手段によれ
ば，定着フェルトと加熱ローラとの接触位置の回転方向
上流側に，定着フェルトと所要の間隔をあけて耐熱シー
トが加熱ローラ表面に先端を接して配設されるので，汚
れ滓は定着フェルトと耐熱シートとの間に蓄積される。
上記耐熱シートは加熱ローラ表面との接触角度が９０度
以下で接しているので，蓄積された汚れ滓が耐熱シート
外に出にくい。即ち，汚れ滓が落下しにくいことにな
る。更に，第３の手段によれば，定着フェルトを加熱ロ
ーラに接触させる圧力が，加熱ローラの回転方向上流側
が下流側より小さくなるように加圧が加えられる。従っ
て，加熱ローラ表面の汚れは定着フェルトの加圧の少な
い上流側でフェルト内に取り込まれ，定着フェルトの外
部に蓄積されないので汚れ滓の落下が防止できる。上記
定着フェルトを加熱ローラに接触させる圧力が，加熱ロ
ーラの回転方向上流側が下流側より小さくなるよう予圧
を加える手段として，所定の初期厚さのフェルトを支持
部材によって支持するための隙間を上流側で大きく設定
すると，上流側の接触圧を小さくできる。又，定着フェ
ルトを加熱ローラの半径線上から回転方向下流側に傾け
て支持しても，上流側の接触圧を小さくできる。
【０００６】
【実施例】以下，添付図面を参照して，本発明を具体化
した実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに，図１
は本発明の実施例に係る画像形成装置が具備する定着機
構の第１実施例構成を示す模式図，図２は定着機構の第
２実施例の部分構成を示す模式図，図３は定着機構の第
３実施例の部分構成を示す模式図，図４は定着機構の第
４実施例の部分構成を示す模式図である。本実施例に係
る画像形成装置には，感光，現像，転写の工程を経るこ
とによりシート上に形成されたトナー画像を定着させる
ため定着機構が具備されている。上記定着機構は図１に
示すように，前工程の処理によりトナー画像が形成され
たシートを加熱ローラ２と加圧ローラ３との間を通過さ
せることによって，トナー画像を加熱溶融させてシート
上に定着するよう構成されている。上記加熱ローラ２の
表面には定着フェルト４が圧接され，加熱ローラ２の表
面にシリコンオイルを塗布すると同時に表面を清掃す
る。上記定着フェルト４は支持部材５によってシリコン
オイルを含浸させたフェルト６を保持して，所定の圧力
で上記フェルト６を加熱ローラ２の表面に圧接させてい
る。上記定着フェルト４が加熱ローラ２と接触する位置
には，加熱ローラ２の表面に付着して移動してくる紙粉
やトナーなどの汚れ滓が溜まりやすく，この汚れ滓の蓄
積が増すと落下しやすくなり，落下した汚れ滓がシート
上に付着すると，画像を汚すことになる。この汚れ滓の
蓄積と落下を防止するための実施例構成について以下に
説明する。
した実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに，図１
は本発明の実施例に係る画像形成装置が具備する定着機
構の第１実施例構成を示す模式図，図２は定着機構の第
２実施例の部分構成を示す模式図，図３は定着機構の第
３実施例の部分構成を示す模式図，図４は定着機構の第
４実施例の部分構成を示す模式図である。本実施例に係
る画像形成装置には，感光，現像，転写の工程を経るこ
とによりシート上に形成されたトナー画像を定着させる
ため定着機構が具備されている。上記定着機構は図１に
示すように，前工程の処理によりトナー画像が形成され
たシートを加熱ローラ２と加圧ローラ３との間を通過さ
せることによって，トナー画像を加熱溶融させてシート
上に定着するよう構成されている。上記加熱ローラ２の
表面には定着フェルト４が圧接され，加熱ローラ２の表
面にシリコンオイルを塗布すると同時に表面を清掃す
る。上記定着フェルト４は支持部材５によってシリコン
オイルを含浸させたフェルト６を保持して，所定の圧力
で上記フェルト６を加熱ローラ２の表面に圧接させてい
る。上記定着フェルト４が加熱ローラ２と接触する位置
には，加熱ローラ２の表面に付着して移動してくる紙粉
やトナーなどの汚れ滓が溜まりやすく，この汚れ滓の蓄
積が増すと落下しやすくなり，落下した汚れ滓がシート
上に付着すると，画像を汚すことになる。この汚れ滓の
蓄積と落下を防止するための実施例構成について以下に
説明する。
【０００７】図１に示す第１実施例構成になる定着機構
１では，定着フェルト４が加熱ローラ２に接触する位置
が，図示するように，加熱ローラ２の中心軸を通る垂直
線１３上から加熱ローラ２の回転方向下流側に角度θだ
け傾けた位置に設定される。即ち，定着フェルト４は加
熱ローラ２の垂直方向頂上部から下がった位置で加熱ロ
ーラ２に接触させている。従って，定着フェルト４に蓄
積される汚れ滓は，加熱ローラ２の頂上部より下の位置
に蓄積の領域が確保され，落下しにくくなるので，汚れ
滓の落下によるシートの汚染が防止される。次に，図２
に示す第２実施例構成になる定着機構１ａでは，定着フ
ェルト４ａを構成する支持部材５ａに耐熱シート７が取
り付けられて構成されている。この耐熱シート７はフェ
ルト６が加熱ローラ２に接触する位置より，加熱ローラ
２の回転方向上流側で加熱ローラ２の表面に対して接触
角度φが９０度以下になるようにして接触させる。耐熱
シート７とフェルト６とが加熱ローラ２の表面に接触す
る間に隙間ｔを設けて配設しておくと，加熱ローラ２の
表面に付着して移動してきた汚れ滓は，接触角度θで弱
い接触圧の耐熱シート７を通過してフェルト６で除去さ
れる。その結果，耐熱シート７とフェルト６との間の隙
間ｔに汚れ滓が蓄積されることになるが，汚れ滓は耐熱
シート７の接触角度θによって逆方向には移動できない
ので，汚れ滓の落下は防止される。
１では，定着フェルト４が加熱ローラ２に接触する位置
が，図示するように，加熱ローラ２の中心軸を通る垂直
線１３上から加熱ローラ２の回転方向下流側に角度θだ
け傾けた位置に設定される。即ち，定着フェルト４は加
熱ローラ２の垂直方向頂上部から下がった位置で加熱ロ
ーラ２に接触させている。従って，定着フェルト４に蓄
積される汚れ滓は，加熱ローラ２の頂上部より下の位置
に蓄積の領域が確保され，落下しにくくなるので，汚れ
滓の落下によるシートの汚染が防止される。次に，図２
に示す第２実施例構成になる定着機構１ａでは，定着フ
ェルト４ａを構成する支持部材５ａに耐熱シート７が取
り付けられて構成されている。この耐熱シート７はフェ
ルト６が加熱ローラ２に接触する位置より，加熱ローラ
２の回転方向上流側で加熱ローラ２の表面に対して接触
角度φが９０度以下になるようにして接触させる。耐熱
シート７とフェルト６とが加熱ローラ２の表面に接触す
る間に隙間ｔを設けて配設しておくと，加熱ローラ２の
表面に付着して移動してきた汚れ滓は，接触角度θで弱
い接触圧の耐熱シート７を通過してフェルト６で除去さ
れる。その結果，耐熱シート７とフェルト６との間の隙
間ｔに汚れ滓が蓄積されることになるが，汚れ滓は耐熱
シート７の接触角度θによって逆方向には移動できない
ので，汚れ滓の落下は防止される。
【０００８】次いで，図３に示す第３実施例構成になる
定着機構１ｂでは，所要の接触面積で加熱ローラ２に接
触する定着フェルト４ｂの接触圧が，加熱ローラ２の回
転方向上流側より下流側が大きくなるように構成され
る。この定着フェルト４ｂの接触圧の部分変化は，図３
に示すように，一定の厚さに形成されたフェルト６ｂを
保持する支持部材５ｂのフェルト保持部位の一方側に突
出部８を設けることによってなされる。上記突出部８を
設ける位置は，加熱ローラ２の回転方向下流側とするこ
とにより，支持部材５ｂのフェルト保持部位の加熱ロー
ラ２に対する隙間間隔が下流側で狭くなる。従って，一
定の厚さに形成されたフェルト６ｂの初期厚さが，支持
部材５ｂに保持されて加熱ローラ２に圧接されたとき，
加熱ローラ２の回転方向上流側で弱い接触圧，下流側で
強い接触圧になるよう圧縮される。この結果，加熱ロー
ラ２の表面に付着して移動してきた汚れ滓は，接触圧の
弱い上流側でフェルト６ｂ内に取り込まれ，汚れ滓の蓄
積が外部に出ないため，その落下も防止される。更に，
図４に示す第４実施例構成になる定着機構１ｃでは，定
着フェルト４ｃの加熱ローラ２に対する接触角度を傾斜
させることにより，定着フェルト４ｃの接触圧が加熱ロ
ーラ２の回転方向上流側より下流側が大きくなるよう構
成される。図４に示すように，定着フェルト４ｃの加熱
ローラ２に対する接触角度を加熱ローラ２の半径方向線
９から下流方向に角度ψだけ傾けると，定着フェルト４
ｃの加熱ローラ２に対する接触圧は，加熱ローラ２の回
転方向上流側が下流側より弱くなる。この結果，加熱ロ
ーラ２の表面に付着して移動してきた汚れ滓は，接触圧
の弱い上流側でフェルト６ｂ内に取り込まれるため，汚
れ滓の蓄積が外部に出ないため，その落下も防止され
る。
定着機構１ｂでは，所要の接触面積で加熱ローラ２に接
触する定着フェルト４ｂの接触圧が，加熱ローラ２の回
転方向上流側より下流側が大きくなるように構成され
る。この定着フェルト４ｂの接触圧の部分変化は，図３
に示すように，一定の厚さに形成されたフェルト６ｂを
保持する支持部材５ｂのフェルト保持部位の一方側に突
出部８を設けることによってなされる。上記突出部８を
設ける位置は，加熱ローラ２の回転方向下流側とするこ
とにより，支持部材５ｂのフェルト保持部位の加熱ロー
ラ２に対する隙間間隔が下流側で狭くなる。従って，一
定の厚さに形成されたフェルト６ｂの初期厚さが，支持
部材５ｂに保持されて加熱ローラ２に圧接されたとき，
加熱ローラ２の回転方向上流側で弱い接触圧，下流側で
強い接触圧になるよう圧縮される。この結果，加熱ロー
ラ２の表面に付着して移動してきた汚れ滓は，接触圧の
弱い上流側でフェルト６ｂ内に取り込まれ，汚れ滓の蓄
積が外部に出ないため，その落下も防止される。更に，
図４に示す第４実施例構成になる定着機構１ｃでは，定
着フェルト４ｃの加熱ローラ２に対する接触角度を傾斜
させることにより，定着フェルト４ｃの接触圧が加熱ロ
ーラ２の回転方向上流側より下流側が大きくなるよう構
成される。図４に示すように，定着フェルト４ｃの加熱
ローラ２に対する接触角度を加熱ローラ２の半径方向線
９から下流方向に角度ψだけ傾けると，定着フェルト４
ｃの加熱ローラ２に対する接触圧は，加熱ローラ２の回
転方向上流側が下流側より弱くなる。この結果，加熱ロ
ーラ２の表面に付着して移動してきた汚れ滓は，接触圧
の弱い上流側でフェルト６ｂ内に取り込まれるため，汚
れ滓の蓄積が外部に出ないため，その落下も防止され
る。
【０００９】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば，定着
フェルトと加熱ローラとの接触位置に溜まる加熱ローラ
の汚れ滓が落下しないように構成されるので，定着され
た画像を汚染させることが防止される。本願の第１発明
では，定着フェルトが加熱ローラの垂直方向の頂上部よ
り低い位置で加熱ローラに接触する。従って，定着フェ
ルトと加熱ローラとの接触部分に汚れ滓が蓄積されて
も，滓が蓄積する位置が上記加熱ローラの頂上部より低
いので，汚れ滓が落下することが少なくなる。（請求項
１）又，第２発明では，定着フェルトと加熱ローラとの
接触位置の回転方向上流側に，定着フェルトと所要の間
隔をあけて耐熱シートが加熱ローラ表面に先端を接して
配設されるので，汚れ滓は定着フェルトと耐熱シートと
の間に蓄積される。上記耐熱シートは加熱ローラ表面と
の接触角度が９０度以下で接しているので，蓄積された
滓が耐熱シート外に出にくい。即ち，汚れ滓が落下しに
くいことになる。（請求項２）更に，第３発明では，定
着フェルトを加熱ローラに接触させる圧力が，加熱ロー
ラの回転方向上流側が下流側より小さくなるよう予圧が
加えられる。従って，加熱ローラ表面の汚れは定着フェ
ルトの加圧の少ない上流側でフェルト内に取り込まれ，
定着フェルトの外部に蓄積されないので汚れ滓の落下が
防止できる。（請求項３）上記定着フェルトを加熱ロー
ラに接触させる圧力が，加熱ローラの回転方向上流側が
下流側より小さくなるよう予圧を加える手段として，所
定の初期厚さのフェルトを支持部材によって支持するた
めの隙間を上流側で大きく設定すると，上流側の接触圧
を小さくできる。（請求項４）又，定着フェルトを加熱
ローラの半径線上から回転方向下流側に傾けて支持して
も，上流側の接触圧を小さくできる。（請求項５）
フェルトと加熱ローラとの接触位置に溜まる加熱ローラ
の汚れ滓が落下しないように構成されるので，定着され
た画像を汚染させることが防止される。本願の第１発明
では，定着フェルトが加熱ローラの垂直方向の頂上部よ
り低い位置で加熱ローラに接触する。従って，定着フェ
ルトと加熱ローラとの接触部分に汚れ滓が蓄積されて
も，滓が蓄積する位置が上記加熱ローラの頂上部より低
いので，汚れ滓が落下することが少なくなる。（請求項
１）又，第２発明では，定着フェルトと加熱ローラとの
接触位置の回転方向上流側に，定着フェルトと所要の間
隔をあけて耐熱シートが加熱ローラ表面に先端を接して
配設されるので，汚れ滓は定着フェルトと耐熱シートと
の間に蓄積される。上記耐熱シートは加熱ローラ表面と
の接触角度が９０度以下で接しているので，蓄積された
滓が耐熱シート外に出にくい。即ち，汚れ滓が落下しに
くいことになる。（請求項２）更に，第３発明では，定
着フェルトを加熱ローラに接触させる圧力が，加熱ロー
ラの回転方向上流側が下流側より小さくなるよう予圧が
加えられる。従って，加熱ローラ表面の汚れは定着フェ
ルトの加圧の少ない上流側でフェルト内に取り込まれ，
定着フェルトの外部に蓄積されないので汚れ滓の落下が
防止できる。（請求項３）上記定着フェルトを加熱ロー
ラに接触させる圧力が，加熱ローラの回転方向上流側が
下流側より小さくなるよう予圧を加える手段として，所
定の初期厚さのフェルトを支持部材によって支持するた
めの隙間を上流側で大きく設定すると，上流側の接触圧
を小さくできる。（請求項４）又，定着フェルトを加熱
ローラの半径線上から回転方向下流側に傾けて支持して
も，上流側の接触圧を小さくできる。（請求項５）
【図１】 本発明の実施例に係る画像形成装置が具備す
る定着機構の第１実施例構成を示す模式図。
る定着機構の第１実施例構成を示す模式図。
【図２】 定着機構の第２実施例構成を示す模式図。
【図３】 定着機構の第３実施例構成を示す模式図。
【図４】 定着機構の第４実施例構成を示す模式図。
【図５】 従来例に係る定着機構の構成を示す模式図。
１，１ａ，１ｂ，１ｃ…定着機構 ２…加熱ローラ ３…加圧ローラ ４，４ａ，４ｂ，４ｃ…定着フェルト ５，５ａ，５ｂ，５ｃ…支持部材 ６，６ａ，６ｂ，６ｃ…フェルト ７…耐熱シート ９…半径方向線 ８…突出部 １３…垂直線
Claims (5)
- 【請求項１】 感光体上の潜像が現像された後のシート
を加熱ローラと加圧ローラとの間を通過させて画像を定
着させる画像形成装置において，上記加熱ローラの表面
に接触する定着フェルトが，上記加熱ローラの中心軸を
通る垂直線から加熱ローラ回転方向の下流側に所定距離
離れて配設されてなることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】 感光体上の潜像が現像された後のシート
を加熱ローラと加圧ローラとの間を通過させて画像を定
着させる画像形成装置において，上記加熱ローラの表面
に接触する定着フェルトの上記加熱ローラの回転方向上
流側に，上記定着フェルトと所定の間隔をあけて上記加
熱ローラの表面と９０度以下の接触角度で先端を接触さ
せた耐熱シートを配設したことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項３】 感光体上の潜像が現像された後のシート
を加熱ローラと加圧ローラとの間を通過させて画像を定
着させる画像形成装置において，上記加熱ローラの表面
に接触する定着フェルトを，上記加熱ローラとの接触圧
が，加熱ローラ回転方向上流側が下流側より小さくなる
よう予圧して加熱ローラ表面に接触させてなることを特
徴とする画像形成装置。 - 【請求項４】 上記定着フェルトを支持する支持部材と
加熱ローラとの間の隙間を加熱ローラの回転方向上流側
より下流側が狭くなるように設定し，所定の初期厚さの
定着フェルトを上記隙間に取り付けてなる請求項３記載
の画像形成装置。 - 【請求項５】 上記定着フェルトを支持する支持部材の
支持角度が，加熱ローラの半径方向線上から加熱ローラ
の回転方向下流側に傾斜されてなる請求項３記載の画像
形成装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5278017A JPH07129015A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 画像形成装置 |
| US08/329,653 US5546174A (en) | 1993-11-08 | 1994-10-25 | Cleaning mechanism of a fixing device in an image forming apparatus |
| KR1019940027326A KR950015009A (ko) | 1993-11-08 | 1994-10-26 | 화상 형성 장치(image forming apparatus) |
| CN94117739A CN1120183A (zh) | 1993-11-08 | 1994-11-07 | 成像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5278017A JPH07129015A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07129015A true JPH07129015A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17591488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5278017A Pending JPH07129015A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 画像形成装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5546174A (ja) |
| JP (1) | JPH07129015A (ja) |
| KR (1) | KR950015009A (ja) |
| CN (1) | CN1120183A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006267485A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
| JP2013190467A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100354064B1 (ko) * | 1999-06-16 | 2002-09-26 | 삼성전자 주식회사 | 습식 전자사진방식 인쇄기의 클리닝장치 및 이 클리닝장치를가지는 인쇄기 |
| JP4680304B2 (ja) * | 2009-01-21 | 2011-05-11 | シャープ株式会社 | 定着装置およびそれを備えた画像形成装置 |
| JP4989744B2 (ja) * | 2010-03-16 | 2012-08-01 | シャープ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57211179A (en) * | 1981-06-23 | 1982-12-24 | Ricoh Co Ltd | Heat roller fixing device |
| JPS5926768A (ja) * | 1982-08-04 | 1984-02-13 | Hitachi Metals Ltd | 定着方法 |
| US4509225A (en) * | 1983-01-20 | 1985-04-09 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Pressure roll cleaning system |
| JPS6385678A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-16 | Toshiba Corp | 電子複写機の定着装置 |
| JPS63217389A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-09 | Canon Inc | 離型剤塗布装置 |
| JPS63267981A (ja) * | 1987-04-25 | 1988-11-04 | Canon Inc | 離型剤塗布装置及びその離型剤塗布装置を有する定着装置 |
| JPH02247675A (ja) * | 1989-03-20 | 1990-10-03 | Fujitsu Ltd | ヒートローラ定着装置 |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP5278017A patent/JPH07129015A/ja active Pending
-
1994
- 1994-10-25 US US08/329,653 patent/US5546174A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-26 KR KR1019940027326A patent/KR950015009A/ko not_active Application Discontinuation
- 1994-11-07 CN CN94117739A patent/CN1120183A/zh active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006267485A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
| JP4710370B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2011-06-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
| JP2013190467A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5546174A (en) | 1996-08-13 |
| KR950015009A (ko) | 1995-06-16 |
| CN1120183A (zh) | 1996-04-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS603195B2 (ja) | 油計量ブレード装置 | |
| JP2852442B2 (ja) | 感光体ベルトのクリーニング装置 | |
| JPH02131267A (ja) | 粉体画像を受像材に転写し定着する装置 | |
| JP3236169B2 (ja) | 定着装置 | |
| JPH07129015A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH0727472Y2 (ja) | 定着装置用クリ−ニング装置 | |
| JP2004191406A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
| JPH0944022A (ja) | 単一ロールｒａｍシステムｗ／回転ウィック | |
| JP2548815Y2 (ja) | 定着装置のクリーニング装置 | |
| JP4091924B2 (ja) | クリーニング部材 | |
| JP3292586B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| US20040240912A1 (en) | Fixing unit and image forming apparatus | |
| JP2550806Y2 (ja) | 画像形成装置の定着装置 | |
| CA1059204A (en) | Oil metering blade holding device | |
| JP2001265153A (ja) | 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 | |
| JPS59133581A (ja) | 中間転写体のクリ−ニング方法 | |
| JP3450604B2 (ja) | 定着装置 | |
| JPH085494Y2 (ja) | クリーニング装置 | |
| JPH0452668A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2001117407A (ja) | 定着装置 | |
| JP3839952B2 (ja) | クリーニング装置および画像形成装置 | |
| JPH0596859U (ja) | 定着装置の記録紙分離爪 | |
| JP2000131991A (ja) | 定着装置，定着装置のクリーニング手段及び画像形成装置 | |
| JPH08185098A (ja) | クリ−ニング装置 | |
| JPS60227276A (ja) | 湿式電子複写機の定着装置 |