JP3839952B2 - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式等によって画像形成を行う複写機、プリンタ等の画像形成装置に係り、特に像担持体に接触してクリーニングを行うクリーニング部材を支持したクリーニング容器を有するクリーニング装置、および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は、従来の電子写真方式を用いた画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【0003】
この図に示すように、ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)1を矢印a方向に回転駆動し、その表面を帯電部材である帯電ローラ2で均一に帯電した後、露光装置3によって入力画像信号に応じた画像露光Lを行い静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像容器4a内にトナーTを収納した現像装置4の現像スリーブ4bによりトナー像として現像される。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、所定のタイミングで搬送されてきた転写材Pに転写ローラ5により転写される。トナー像が転写された転写材Pは定着装置7に搬送され、定着装置7の加熱ローラ7aと加圧ローラ7b間でトナー像が加熱加圧されて定着された後、外部に出力される。
【0004】
転写後の感光ドラム1表面に残った転写残トナーは、クリーニング装置6の支持部材6bに固着されたゴム材からなるクリーニングブレード6aで除去され、クリーニング容器6c内に回収される。
【0005】
また、上記感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニング装置6は、一体のプロセスカートリッジとして構成され、装置本体(不図示)に着脱自在に装着されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図14に示した従来の画像形成装置においては、トナー像定着のために定着装置7が相当量の熱を発生するので、画像形成装置の連続使用が続くと、装置内部の温度が上昇して行く。また、装置内部には、電気的制御を行うための電装基板13が配設されており、この電装基板13も画像形成装置の連続使用が進むにつれて発熱し、装置内部の温度は上昇して行く。
【0007】
このため、画像形成装置の連続使用に伴い、画像形成装置内のプロセスカートリッジを構成する部品(感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニング装置6)は熱膨張するが、構成部品の材質の違うもの同士が結合されている場合には、その熱膨張係数の違いのため、歪みやたわみが発生する。
【0008】
特にクリーニング装置6に関しては、従来クリーニング容器6cを形成する樹脂の熱膨張率が、クリーニングブレード6aの支持部材6bの熱膨張率よりかなり大きい。そのため、クリーニング装置6として結合されている、これらの部材は温度上昇に伴ってクリーニング容器6c、支持部材6bともに変形する。
【0009】
この現象について、更に詳細に説明する。図15は、クリーニング装置6の側断面図、図16は、クリーニング装置6の感光ドラム1の回転軸方向(長手方向)の上断面図である。
【0010】
クリーニング容器6cは、その両端部において感光ドラム1を回転可能に支持している。また、感光ドラム1に対してクリーニングブレード6aが、感光ドラム1の回転軸方向である長手方向で均一に当接するように、クリーニング容器6cの長手方向の両端側において、クリーニングブレード6aを固着した支持部材6bを固定部材9a,9bによりクリーニング容器6cに固定支持している。
【0011】
ここで、クリーニング容器6cは、図16の斜線部として示すように、その両縁部を除いて、感光ドラム1の回転軸方向に沿った外壁面6eはほば均一な肉厚の樹脂により形成されており、また、クリーニング容器6cの内側においては、感光ドラム1の回転軸方向に対して垂直方向に適当な間隔を持って複数の仕切板10が設けられており、仕切板10は、クリーニング容器6c内の廃トナー(転写残トナー)の長手方向の移動を禁止すると共に、クリーニング容器6cの剛性を確保する役割も有している。
【0012】
装置内の温度上昇に伴うクリーニング装置6の熱膨張に関しては、図16中の矢印H方向(クリーニング容器6cの外壁面6eと平行方向)への膨張により、上記したように支持部材6bの膨張率よりもクリーニング容器6cの膨張率の方が大きい。
【0013】
このため、支持部材6bに平行なクリーニング容器6cの外壁面6eは、図17に示すように、クリーニング容器6cの外側方向であるV方向(感光ドラム1の回転軸方向と直交方向)に向かって、大きく変形しようとする。この時点では、支持部材6bは、H方向(クリーニング容器6cの外壁面6eと平行方向)に引っ張られる力が加わるのみのため、V方向への変形は発生しない。
【0014】
しかしながら、この時、クリーニング容器6cにおける支持部材6bを支持している部分の座面6fに注目した場合、図18に示すように、座面6fは、クリーニング容器6cの外壁面6eと平行になるように変形する。従って、座面6fに固定部材9a,9bにより固定されている支持部材6bも、上記座面6fに従おうとし、その変位量は、クリーニング容器6cの外壁面6e程ではないものの、外壁面6eと同様にV方向に変形する。よって、クリーニングブレード6aは、長手方向においてその中央部で感光ドラム1から離れるような変形をする。
【0015】
このため、温度の上昇に伴い、感光ドラム1に対するクリーニングブレード6aの当接圧は、感光ドラム1の中央部を中心として低下する。
【0016】
更に、近年、画像形成装置は小型化が進み、図14に示したように、定着装置7とクリーニング装置6のクリーニング容器6cは近接してきており、また一方で、プリントスピードの高速化に伴い、定着装置7の温度は上昇してきているため、クリーニング容器6cの温度は定着装置7から直接的な熱を受けることとなる。このため、クリーニング容器6cの温度は、クリーニングブレード6aの支持部材6bの温度に比べて高くなり、熱膨張によるクリーニング容器6cと支持部材6bとの歪み量の差はより大きくなる。
【0017】
また、近年、装置の小型化、低コスト化、静音化に伴い、画像形成装置内部の熱を外部に放出するための冷却ファンをなくすことによっても、同様に上記のことが問題となる。
【0018】
ここで、実際に測定したクリーニング容器6cの温度と、クリーニングブレード6aの長手方向の中央部における感光ドラム1への当接圧の関係を、図19に示す。
【0019】
この図から明らかなように、画像形成装置の連続使用における温度上昇に伴い、クリーニングブレード6aの当接圧は低下する。このため、感光ドラム1上の転写残トナーのクリーニング能力が低下し、感光ドラム1上の転写残トナーを十分掻き取りきれず、本来、白画像を形成する場合でも、感光ドラム1上に残留したトナーが白画像を汚してしまい、画像不良が発生するという問題があった。
【0020】
また、感光ドラム1上でクリーニングされなかったトナーが、画像形成装置の使用に伴い、徐々に感光ドラム1上に付着、堆積し、潜像の形成を妨げて画像不良が発生するという問題があった。
【0021】
また、感光ドラム1上でクリーニングされなかったトナーが帯電ローラ2に達した場合、帯電ローラ2にトナーが付着しやすくなり、結果として、トナーが付着した部分で十分な帯電が行えず、帯電不良により画像不良が発生するという問題があった。
【0022】
また、近年、市場の広がりに伴い、転写材Pとして色々なメディアが使用されるようになり、転写材Pに含まれる添加物等が感光ドラム1に付着し、これが原因となり、帯電不良が発生しやすくなっているが、従来は、クリーニングブレード6aによって感光ドラム1上よりこれを除去し、特に問題にはなっていなかった。しかしながら、上記したようにクリーニングブレード6aの感光ドラム1への当接圧の低下に伴い、これらを感光ドラム1上より十分除去することができなくなり、帯電不良により画像不良が発生するという問題があった。
【0023】
更に、これらを解決するために、初期からクリーニングブレード6aの感光ドラム1への当接圧の設定を高くした場合には、比較的感光ドラム1に対するクリーニングブレード圧の低下の少ない感光ドラム1の回転軸方向の両端部で、感光ドラム1の摩耗量が増加したり、感光ドラム1の回転駆動のトルクが上昇するなどの問題が発生するという問題があった。また更に、クリーニングプレード6aと感光ドラム1との摩擦力が増加するため、これらの間に異常振動の発生や異常音が発生したり、最悪の場合にはクリーニングブレード6aがめくれるという問題があった。
【0024】
また、熱膨張によるクリーニングブレード6aの変形を抑える方法としては、支持部材6bの剛性をクリーニング容器6cの剛性に比べてかなり高くする方法が考えられ、具体的には、クリーニング容器6cの肉厚を薄くするなどの方法があるが、この場合、クリーニング容器6cの剛性が保てなくなる、型成形が難しくなるなどの問題があり、実現することが難しかった。
【0025】
そこで本発明は、装置内の温度上昇によるクリーニング容器の熱変形を抑え、クリーニング部材を像担持体に均一に接触させて像担持体上の転写残トナーを良好にクリーニングして、安定して良好な画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、像担持体上に形成したトナー像を転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、前記像担持体表面に接触して該像担持体上に残留している転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段を有し、該クリーニング手段は、前記像担持体の回転軸方向に沿って該像担持体表面に接触して転写残トナーを除去するクリーニング部材と、該クリーニング部材をその両端部において一体的に支持し前記クリーニング部材で除去した転写残トナーを収納するクリーニング容器とを備え、前記クリーニング容器の少なくとも前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面に、熱による前記クリーニング容器の歪みを吸収する熱吸収部を設け、前記熱吸収部は、前記クリーニング容器の前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面に、少なくとも1つ以上形成した溝部であることを特徴としている。
【0028】
また、前記溝部は、前記クリーニング容器の内側方向に突出するように設けられていることを特徴としている。
【0029】
また、前記溝部は、前記クリーニング容器内に収納される転写残トナーが前記像担持体の回転軸方向と平行な方向へ移動することを防止するための仕切板を兼ねることを特徴としている。
【0030】
また、前記溝部の肉厚を、前記クリーニング容器の前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面の前記溝部以外の部分の肉厚よりも薄くしたことを特徴としている。
【0031】
また、前記溝部は、前記像担持体の回転軸方向とほぼ直交方向の側壁面を有し、該側壁面の肉厚を、前記クリーニング容器の前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面の前記溝部以外の部分の肉厚よりも薄くしたことを特徴としている。
【0033】
また、少なくとも前記像担持体と前記クリーニング手段を設置した装置本体内を冷却する冷却手段を有していないことを特徴としている。
【0034】
また、前記クリーニング手段近傍に、トナー像を転写した前記転写材を加熱加圧して定着する定着手段を有することを特徴としている。
【0035】
(作用)
本発明の構成によれば、装置使用による装置内の温度上昇によって熱膨張率の違いから発生するクリーニング手段のクリーニング容器とクリーニング部材の熱による歪みを、クリーニング容器に設けた熱吸収部である溝部で吸収することにより、クリーニング容器の変形を防止してクリーニング部材を安定して均一に像担持体に当接させて、常に良好に像担持体のクリーニングを行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0037】
〈実施の形態1〉
図1は、本実施の形態の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。なお、図14に示した従来例の画像形成装置と同一機能を有する部材には同一符号を付して説明する。
【0038】
この画像形成装置は、像担持体としての感光ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転写ローラ5、クリーニング装置6が配設されている。感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4及びクリーニング装置6は、プロセスカートリッジとして一体化されており、装置本体8に着脱自在に装着されている。また、装置本体8内には、定着装置7、転写材Pの給送手段としての給送ローラ11及び装置の電気的制御を行うための複数の電装基板13が設けられている。
【0039】
感光ドラム1は、本実施の形態では負帯電の有機感光体で、アルミニウム製のドラム基体上に感光層を有しており、所定の周速(プロセススピード)で矢印a方向に回転駆動され、その回転過程において帯電ローラ2により負極性の一様な帯電処理を受ける。
【0040】
帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に所定の押圧力で当接して回転駆動され、帯電バイアス電源(不図示)から帯電ローラ2に対して所定の帯電バイアスを印加して、感光ドラム1を所定の極性、電位に帯電処理する。
【0041】
露光装置3は、半導体レーザを用いた走査部3aを有しており、入力される画像情報に応じてレーザ光による画像露光Lを反射ミラー3bを介して帯電処理された感光ドラム1上に行い、露光された感光ドラム1表面のベタ電位と、非露光部の帯電電位との差により静電潜像が形成される。
【0042】
現像装置4は、固定の現像マグネット(不図示)を内包した現像スリーブ4bを備えており、現像容器4a内に収納した現像剤であるトナーTを現像スリーブ4b上にコーティングし、現像位置で感光ドラム1上に形成された静電潜像にトナーTを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。現像スリーブ4bには現像バイアス電源(不図示)から所定の現像バイアスが印加される。
【0043】
転写ローラ5は、感光ドラム1表面に所定の押圧力で当接して回転駆動され、転写バイアス電源(不図示)から転写ローラ5に対して所定の帯電バイアスを印加して、転写ローラ5と感光ドラム1間の転写ニップに搬送される転写材Pに感光ドラム1表面のトナー像を転写する。
【0044】
クリーニング装置6は、支持部材6bに固着されたクリーニングブレード6aを有し、クリーニングブレード6aを感光ドラム1に接触させて、転写後の感光ドラム1表面に残った転写残トナーを除去してクリーニング容器6c内に回収する。
【0045】
次に、上記した画像形成装置の画像形成動作について説明する。
【0046】
画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段(不図示)により矢印a方向に所定のプロセススピードで回転駆動され、回転する帯電ローラ2からの帯電バイアスの印加により負極性の一様な帯電処理を受ける。
【0047】
そして、帯電処理された感光ドラム1表面に露光装置3からレーザ光による画像露光Lが与えられ、入力される画像信号に応じた静電潜像が形成される。そして、現像バイアスが印加された現像スリーブ4bによって静電潜像が現像され、トナー像として可視化される。
【0048】
そして、感光ドラム1表面のトナー像が転写ローラ5と感光ドラム1間の転写ニップに到達すると、このタイミングに合わせて給紙ローラ11により搬送された転写材Pがこの転写ニップに搬送され、転写バイアスが印加された転写ローラ5によりトナー像が転写される。トナー像が転写された転写材Pは定着装置7の加熱ローラ7aと加圧ローラ7bの間に搬送され、加熱ローラ7aと加圧ローラ7bによる加熱、加圧により転写トナー像が転写材P上に永久固着画像として定着されて、排紙ローラ12を介して外部に出力される。
【0049】
一方、トナー像転写後の感光ドラム1表面に残留した転写残トナーは、クリーニング装置6のクリーニングブレード6aによって除去され、クリーニング容器6c内に回収される。以下、同様にして上記したプロセスを繰り返す。
【0050】
次に、本発明の特徴であるクリーニング装置6の構成について詳細に説明する。
【0051】
本実施の形態においては、図2に示すように、クリーニング容器6cは、その両端部において感光ドラム1を回転可能に支持している。また、感光ドラム1に対してクリーニングブレード6aが、感光ドラム1の回転軸方向である長手方向で均一に当接するように、クリーニング容器6cの長手方向の両端側において、クリーニングブレード6aを固着した支持部材6bを固定部材9a,9bによりクリーニング容器6cに固定支持している。クリーニングブレード6aはゴム材で形成され、支持部材6b、クリーニング容器6cは樹脂材で形成されている。
【0052】
クリーニング容器6cの外壁面6eには、クリーニング容器6cの内側方向(感光ドラム1の回転軸方向と直交方向)に所定の間隔で熱吸収部である溝部6dが複数形成されている。溝部6dは、図3に示すように、クリーニング容器6cの断面の半分以上の領域まで形成されている。また、溝部6dは、図16に示した従来例における仕切板10と同様の役割もしている。
【0053】
ここで、本実施の形態における溝部6dの役割について説明する。上述した従来例で述べたように画像形成装置の使用に伴い、定着装置7の発熱等によって装置本体8内の温度が上昇した場合において、図2に示すクリーニング容器6cの外壁面6eはH方向(感光ドラム1の回転軸方向と平行方向)へ変形しようとするが、この時、溝部6dで大きな歪みが発生する。このため、図4に示すように、溝部6dが点線の状態から斜線で示すように外壁面6e側がそれぞれ内側方向(図のH方向)に変形することによって、クリーニング容器6cの外壁面6e全体の伸びを吸収し、クリーニング容器6cの外壁面6eのゆがみであるV方向(感光ドラム1の回転軸方向と直交方向)への変形の発生を抑えることができる。
【0054】
従って、図2に示したクリーニングブレード6aの座面6fも変化することなく、感光ドラム1の回転軸方向と平行な面を維持することができる。このため、クリーニングブレード6aの感光ドラム1への当接は、感光ドラム1に対して一様であり、クリーニング容器6cの温度上昇にかかわらず安定した当接圧を得ることができる。
【0055】
なお、本実施の形態の構成では、クリーニング容器6cに設けた溝部6dによってH方向(感光ドラム1の回転軸方向と平行方向)の剛性がやや低下するものの、他の部分での剛性の低下はなく、また、H方向の力に対しても実用上問題はない。
【0056】
図5は、本実施の形態において、実際に測定したクリーニング容器6cの温度と、クリーニングブレード6aの長手方向の中央部における感光ドラム1への当接圧の関係を示した図である。
【0057】
この図から明らかなように、クリーニングブレード6aの感光ドラム1への当接圧の熱による低下は、大幅に減少しており、実際に使用される場合でのクリーニング容器6cの温度を考えると、温度による影響をほとんど無視することができる。
【0058】
このように本実施の形態では、使用状況や温度環境に影響を受けることなく、クリーニングブレード6aの感光ドラム1への当接圧は常に一定となり、感光ドラム1上へのトナー融着などが発生することもなく、長期にわたって安定した画像を得ることができる。
【0059】
また、本実施の形態では、画像形成装置内の許容温度の限界値を上げることが可能となるので、従来必要であった冷却ファンを不要とすることが可能となる。このため、コストダウン、装置の小型化及びファンによる騒音の発生を抑えることが可能となる。
【0060】
また、初期からのクリーニングブレード圧の設定を高くする必要が無くなるため、感光ドラム1の回転軸方向での不均一な摩耗や、感光ドラム1の回転駆動のトルクの上昇、クリーニングブレード6aと感光ドラム1との摩擦力が増加するために発生する異常振動や、クリーニングブレード6aのめくれの発生なども防止することができる。
【0061】
なお、上記したクリーニング容器6cに設けた溝部6dの大きさは、図2に示したようにクリーニング容器6cの側断面の半分以上を占めるような大きさであったが、図6に示すように、クリーニング容器6cの外壁面6eに設けた溝部6gの大きさを、上記溝部6dの半分程度の大きさに形成してもよい。この場合においても、その効果はやや小さくなるが、上記同様に温度上昇時において溝部6gに歪みを集中させることができるので、クリーニング容器6cの変形を抑え、クリーニングブレード6aの感光ドラム1への当接圧を常に一定に保つことができる。
【0062】
また、本実施の形態では、クリーニング容器6cの外壁面6eに設けた溝部6dを感光ドラム1の回転軸方向と直交するように形成したが、この関係は正確に90度でなくてもよく、それに準ずるような角度の交差面を持っているようにすれば、同様の効果を得ることができる。
【0063】
また、クリーニング容器6cの外壁面6eに設けた溝部6d、6gの肉厚を、溝部6d、6g以外の部分の外壁面6eの肉厚より薄く形成してもよい。
【0064】
更に、クリーニング容器6cに設ける溝部の形状としては、図7(a)に示すような図2、図6と同様の矩形の溝部6hに限らず、図7(b)に示すような円形の溝部6i、あるいは図7(c)に示すような角形の溝部6jでも同様の効果を得ることができる。
【0065】
〈実施の形態2〉
図8は、本実施の形態に係る画像形成装置のクリーニング装置6の概略上断面図である。
【0066】
本実施の形態では、クリーニング容器6cの外壁面6eに所定の間隔でクリーニング容器6cの内側に突起した溝部6kを設けた構成である。溝部6kは、図9(a)に示すように、クリーニング容器6cの内側方向に突起している外壁面6eと垂直な側壁面6nと、両側壁面6nを接合する外壁面6eと平行な面6mで形成されている。他の構成は図2に示した実施の形態1と同様である。
【0067】
溝部6kのクリーニング容器6cの外壁面6eと平行な面6mでの肉厚t1を、図9(a)に示すように、クリーニング容器6cの外壁面6eでの肉厚t0と同じに形成し、クリーニング容器6cの外壁面6eと垂直な面6nでの肉厚tzを、クリーニング容器6cの外壁面6eでの肉厚t0よりも薄く形成した。
【0068】
これにより、画像形成装置の使用に伴ってクリーニング装置6の温度が上昇した場合において、図9(b)に示すように、クリーニング容器6cの外壁面6eはH方向(感光ドラム1の回転軸方向と平行方向)へ変形しようとするが、この時、溝部6kにおける側壁面6nは他の部分より肉厚が薄いので、側壁面6nで大きな歪みが発生する。このため、側壁面6nがそれぞれ内側方向(図のH方向)に変形することによって、クリーニング容器6cの外壁面6e全体の伸びを吸収し、クリーニング容器6cの外壁面6eのゆがみであるV方向(感光ドラム1の回転軸方向と直交方向)への変形の発生を抑えることができる。
【0069】
このように本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0070】
また、本実施の形態では、クリーニング容器6cに設けた溝部6kの側壁面6nを感光ドラム1の回転軸方向と直交するように形成したが、この関係は正確に90度でなくてもよく、それに準ずるような角度の交差面を持っているようにすれば、同様の効果を得ることができる。
【0071】
〈実施の形態3〉
図10は、本実施の形態に係る画像形成装置のクリーニング装置6の概略上断面図である。
【0072】
本実施の形態では、クリーニング容器6cの外壁面6eに所定の間隔で段差をを有するような溝部6oを設けた構成である。溝部6oは、図11(a)に示すように、クリーニング容器6cの内側方向に突起している外壁面6eと垂直な側壁面6qと、両側壁面6qを接合する外壁面6eと平行な面6pで形成されている。他の構成は図2に示した実施の形態1と同様である。
【0073】
溝部6oのクリーニング容器6cの外壁面6eと平行な面6pでの肉厚t1を、図11(a)に示すように、クリーニング容器6cの外壁面6eでの肉厚t0と同じに形成し、クリーニング容器6cの外壁面6eと垂直な側壁面6qでの肉厚tzを、クリーニング容器6cの外壁面6eでの肉厚t0よりも薄く形成した。
【0074】
これにより、画像形成装置の使用に伴ってクリーニング装置6の温度が上昇した場合において、図11(b)に示すように、クリーニング容器6cの外壁面6eはH方向(感光ドラム1の回転軸方向と平行方向)へ伸びようとするが、この時、溝部6oにおける側壁面6qは他の部分より肉厚が薄いので、側壁面6qで大きな歪みが発生する。このため、側壁面6qがそれぞれ内側方向(図のH方向)に変形することによって、クリーニング容器6cの外壁面6e全体の伸びを吸収し、クリーニング容器6cの外壁面6eのゆがみであるV方向(感光ドラム1の回転軸方向と直交方向)への変形の発生を抑えることができる。
【0075】
このように本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0076】
また、本実施の形態では、クリーニング容器6cに設けた溝部6oの側壁面6qを感光ドラム1の回転軸方向と直交するように形成したが、この関係は正確に90度でなくてもよく、それに準ずるような角度の交差面を持っているようにすれば、同様の効果を得ることができる。
【0077】
〈実施の形態4〉
図12は、本実施の形態に係る画像形成装置のクリーニング装置6の概略上断面図である。
【0078】
本実施の形態では、クリーニング容器6cの外壁面6eに所定の間隔で凹形状の溝部6rを設けた構成である。溝部6rは、図13(a)に示すように、クリーニング容器6cの外壁面6e内に凹部を有するように形成されている。他の構成は図2に示した実施の形態1と同様である。
【0079】
溝部6rの肉厚t2を、図13(a)に示すように、クリーニング容器6cの外壁面6eでの肉厚t0よりも薄く形成した。
【0080】
これにより、画像形成装置の使用に伴ってクリーニング装置6の温度が上昇した場合において、図13(b)に示すように、クリーニング容器6cの外壁面6eはH方向(感光ドラム1の回転軸方向と平行方向)へ変形しようとするが、この時、溝部6rは他の部分より肉厚が薄いので、溝部6rに大きな歪みが発生する、このため、溝部6rが内側方向(図のH方向)に変形することによって、クリーニング容器6cの外壁面6e全体の伸びを吸収し、クリーニング容器6cの外壁面6eのゆがみであるV方向(感光ドラム1の回転軸方向と直交方向)への変形の発生を抑えることができる。
【0081】
このように本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、クリーニング容器の熱による歪みを、クリーニング容器に設けた熱吸収部である溝部を変形させて吸収することにより、クリーニング容器に一体的に支持されているクリーニング部材を像担持体に安定して均一に当接させて、常に良好に像担持体上の転写残トナー等をクリーニングすることができるので、帯電不良等を防止して良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図。
【図2】実施の形態1に係る画像形成装置のクリーニング装置の概略上断面図。
【図3】実施の形態1に係る画像形成装置のクリーニング装置のクリーニング容器を示す斜視図。
【図4】実施の形態1に係るクリーニング容器の溝部の熱による変形状態を示す図。
【図5】実施の形態1における温度とクリーニングブレード圧力の関係を示す図。
【図6】実施の形態1の他の例に係る画像形成装置のクリーニング装置の概略上断面図。
【図7】(a)、(b)、(c)は、実施の形態1の他の例に係るクリーニング容器の溝部の形状を示す図。
【図8】実施の形態2に係る画像形成装置のクリーニング装置の概略上断面図。
【図9】(a)は、実施の形態2に係るクリーニング容器の溝部の形状を示す図、(b)は、実施の形態2に係るクリーニング容器の溝部の熱による変形状態を示す図。
【図10】実施の形態3に係る画像形成装置のクリーニング装置の概略上断面図。
【図11】(a)は、実施の形態3に係るクリーニング容器の溝部の形状を示す図、(b)は、実施の形態3に係るクリーニング容器の溝部の熱による変形状態を示す図。
【図12】実施の形態4に係る画像形成装置のクリーニング装置の概略上断面図。
【図13】(a)は、実施の形態4に係るクリーニング容器の溝部の形状を示す図、(b)は、実施の形態4に係るクリーニング容器の溝部の熱による変形状態を示す図。
【図14】従来例における画像形成装置を示す概略構成図。
【図15】従来例における画像形成装置のクリーニング装置を示す断面図。
【図16】従来例における画像形成装置のクリーニング装置の概略上断面図。
【図17】従来例におけるクリーニング装置のクリーニング容器の熱による変形状態を示す図。
【図18】従来例におけるクリーニング装置のクリーニングブレードの熱による変形状態を示す図。
【図19】従来例における温度とクリーニングブレード圧力の関係を示す図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ
3 露光装置
4 現像装置
4a 現像容器
4b 現像スリーブ
5 転写ローラ
6 クリーニング装置(クリーニング手段)
6a クリーニングブレード(クリーニング部材)
6b 支持部材
6c クリーニング容器
6d、6g、6h、6i、6j、6k、6o、6r 溝部(熱吸収部)
6e 外壁面
7 定着装置
8 装置本体
Claims (8)
- 像担持体上に形成したトナー像を転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
前記像担持体表面に接触して該像担持体上に残留している転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段を有し、
該クリーニング手段は、前記像担持体の回転軸方向に沿って該像担持体表面に接触して転写残トナーを除去するクリーニング部材と、該クリーニング部材をその両端部において一体的に支持し前記クリーニング部材で除去した転写残トナーを収納するクリーニング容器と、を備え、
前記クリーニング容器の少なくとも前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面に、熱による前記クリーニング容器の歪みを吸収する熱吸収部を設け、
前記熱吸収部は、前記クリーニング容器の前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面に、少なくとも1つ以上形成した溝部であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記溝部は、前記クリーニング容器の内側方向に突出するように設けられている、
請求項1記載の画像形成装置。 - 前記溝部は、前記クリーニング容器内に収納される転写残トナーが前記像担持体の回転軸方向と平行な方向へ移動することを防止するための仕切板を兼ねる、
請求項2記載の画像形成装置。 - 前記溝部の肉厚を、前記クリーニング容器の前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面の前記溝部以外の部分の肉厚よりも薄くした、
請求項1、2または3のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記溝部は、前記像担持体の回転軸方向とほぼ直交方向の側壁面を有し、
該側壁面の肉厚を、前記クリーニング容器の前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面の前記溝部以外の部分の肉厚よりも薄くした、
請求項1、2または3のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 少なくとも前記像担持体と前記クリーニング手段を設置した装置本体内を冷却する冷却手段を有していない、
請求項1、2、3、4、または5のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記クリーニング手段近傍に、トナー像を転写した前記転写材を加熱加圧して定着する定着手段を有する、
請求項1、2、3、4、5、または6のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 像担持体上に形成したトナー像を転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置に用いられるクリーニング装置において、
前記像担持体の回転軸方向に沿って該像担持体表面に接触して転写残トナーを除去するクリーニング部材と、
該クリーニング部材をその両端部において一体的に支持し、前記クリーニング部材で除去した転写残トナーを収納するクリーニング容器と、
前記クリーニング容器の少なくとも前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面に形成されて、熱による前記クリーニング容器の歪みを吸収する熱吸収部と、を有し、
前記熱吸収部は、前記クリーニング容器の前記クリーニング部材を支持した両端間の前記像担持体の回転軸方向に沿った面に、少なくとも1つ以上形成した溝部であることを特徴とするクリーニング装置。
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-
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- 1998-04-17 JP JP10828398A patent/JP3839952B2/ja not_active Expired - Fee Related
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