JP2013218187A - クリーニングブレード、クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 感光体の耐用寿命を短縮させることなく、感光体上の残留物を確実に除去することができるクリーニングブレードを提供する。
【解決手段】
本発明のクリーニングブレードは、電子写真方式の画像形成装置に設けられ、感光体32周面に残留した現像剤Rを除去するものであって、感光体32に対して摺動可能に圧接される第1摺動部371及び第2摺動部372を備え、第1摺動部371は、第2摺動部372よりも感光体の摺動方向上流側に配置され、第2摺動部372よりも摺動抵抗が小さいことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】
本発明のクリーニングブレードは、電子写真方式の画像形成装置に設けられ、感光体32周面に残留した現像剤Rを除去するものであって、感光体32に対して摺動可能に圧接される第1摺動部371及び第2摺動部372を備え、第1摺動部371は、第2摺動部372よりも感光体の摺動方向上流側に配置され、第2摺動部372よりも摺動抵抗が小さいことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に備えられるクリーニングブレードに関する。
複写機、プリンタ又はファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体として表面に光導電性物質を含む感光層を形成した感光体を用い、帯電装置によって感光体表面に電荷を付与して均一に帯電させた後、露光装置にて画像情報に対応する静電潜像を形成し、この静電潜像を、現像装置から供給されるトナーを含む現像剤により現像して可視像とし、この可視像を紙などの記録紙に転写した後、定着ローラによって加熱および加圧して、記録紙に定着させることにより、記録紙上に画像が形成される。
このような画像形成装置は、記録紙にトナー像が転写された後の像担持体上に残留した現像剤を除去するためのクリーニング装置を備えている。クリーニング装置を用いたクリーニング方法として、基端部が筐体に固定され、遊端部のエッジ部分が像担持体に圧接されたクリーニングブレードを用いる方法が知られている。そして当該方法では、クリーニングブレードのエッジ部全体が、像担持体を均一に圧接することにより、像担持体上に残留した現像剤を掻き落として像担持体をクリーニングする。
ここで、通紙枚数の累積が多くなってくると、クリーニングブレードのエッジ部が、摩耗するので、該エッジ部が像担持体に対し均一に圧接できなくなる。こうなると像担持体から現像剤を充分に掻き取ることができず、通紙された記録紙に掻き取られなかった現像剤が転写され、黒スジ又は汚れ等の画像不良が発生しやすくなる。このような画像不良を防止するために、通常、通紙枚数が所定枚数に達するたびに、ユーザまたはサービスマンがクリーニングブレード全体を交換する必要があった。
上記のクリーニングブレードの摩耗の問題に対処するため、例えば、図6に示す特許文献1では、板金ホルダー91と、先端部に階段状の複数のエッジ部94を有するブレード本体92とからなるクリーニングブレード93が開示されている。特許文献1のクリーニングブレード93によれば、感光体ドラム90の周面に複数のエッジ部94が圧接することにより、一方のエッジ部94が均一に圧接せず現像剤を掻き残すことがあっても、他方のエッジ部94で確実に除去することができ、長期間安定してクリーニングを行うことができる。
しかしながら、特許文献1のクリーニングブレード93では、複数のエッジ部94が圧接するので、感光体ドラム90上の同じ部分を現像剤の残留に関係なく複数回摺動することになる。従って、感光体表面が必要以上に摩耗し、感光体ドラム90の耐用寿命が短縮するという問題があった。また、複数のエッジ部を有するクリーニングブレードの問題は、感光体がベルト方式の場合でも、同様に当てはまるものである。
本願は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、感光体の耐用寿命を短縮させることなく、感光体に残留した現像剤を確実に除去できるクリーニングブレードを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のクリーニングブレードは、電子写真方式の画像形成装置に設けられ、感光体上に残留した現像剤を除去するクリーニングブレードであって、感光体に対して摺動可能に圧接される第1摺動部及び第2摺動部を備え、第1摺動部は、第2摺動部よりも感光体の摺動方向上流側に配置され、第2摺動部よりも摺動抵抗が小さいことを特徴とする。
また、第1摺動部は、感光体に接触する断面円弧状部を有する。
また、第2摺動部は、感光体に接触する断面角部を有する。
また、第1摺動部は、摺動面に溝又は帯電付与層が設けられている。
また、第1摺動部は、感光体のクリーニング幅方向に当接する長さが第2摺動部の長さよりも大きい。
本発明のクリーニング装置は、上記のいずれかのクリーニングブレードを備える。
本発明の画像形成装置は、上記のいずれかのクリーニングブレードを備える。
本発明のクリーニングブレードによれば、感光体の耐用寿命を短縮させることなく、感光体上の残留物を確実に除去することができる。
以下、本発明の実施形態のクリーニングブレードについて図面を参照して説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、本実施形態では、ドラム方式の感光体を感光体の一例に挙げて説明するが、感光体はこれに限らず、例えば、ベルト方式などの他の感光体にも適用可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置Zの全体構成を表す断面図である。図1に示すように、画像形成装置Zは、原稿読み取り部10、給紙部20、印刷部30及び排紙部40に大別され、原稿読み取り部10が給紙部20の上方に配設され、排紙部40が原稿読み取り部10と給紙部20の中間部位に配設されている。
画像形成装置Zは、印刷モードとして例えば複写モード、プリンタモード及びFAXモードを有しており、不図示の操作部からの操作入力や、パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置からの印刷ジョブの受信に応じた印刷モードが、後述する制御部によって選択される。
以下に、上記印刷モードの中から複写モードについて説明する。ユーザが、原稿読み取り部10のプラテンガラス11上に原稿を載置した後、給紙部20の給紙カセット21或いは装置側面に設けられた手差しトレイ23に用紙を装着し、さらに装置の外装前面部に配置される操作パネル(不図示)上の条件入力キーで印刷枚数や印刷倍率等を入力した後に、操作パネルのスタートキーを操作すると原稿の複写が開始される。
スタートキーが操作されると、メイン駆動モータ(不図示)が始動し、各駆動ギヤが回転する。その後、給紙ローラ22又は22aが回転して用紙が装置内へ給紙され、給紙された用紙は一対のレジストローラ31に到達して捕捉される。このレジストローラ31により、像担持体である感光体ドラム32上に形成される画像の先端部(画像形成開始部)と同期をとるために用紙は一時停止され、用紙の先端部が均一にレジストローラ31に押しつけられて用紙の先端位置の補正が行なわれる。
一方、原稿読み取り部10においては、光源となるコピーランプ12aが点灯し、コピーランプユニット12が矢印C方向へ移動することで露光が開始される。コピーランプ12aにより原稿に照射された照射光は、原稿からの画像情報を含む反射光となり、該反射光は、コピーランプ12aの近傍に設けられたミラー12bを介して、コピーランプユニット12に設けられた第1ミラー13、第2ミラー14、光学レンズ15から、CCD16へ入力されることによって読み取られる。
このようにして読み取られた画像情報は、不図示のCCD回路で、光の画像情報が電気的信号に変換され、その画像情報信号は、設定された条件で画像処理が行われ、レーザスキャナユニット33へプリントデータとして送信される。
他方、帯電手段である帯電ユニット34により、感光体ドラム32の周面の一部が軸方向全体に渡って所定帯電電位に帯電され、感光体ドラム32が回転することによってその周面全体が所定の負の帯電電位に帯電される。帯電した感光体ドラム32表面は、感光体ドラム32の回転により次工程へ移動する。
次に、露光手段であるレーザスキャナユニット33では、回転方向に複数の反射面を有したポリゴンミラー及び各種光学系により、半導体レーザから出射されたレーザ光が偏向されながら感光体ドラム32へ照射される。これにより、レーザ光が帯電ユニット34により帯電した感光体ドラム32上を走査されて、感光体ドラム32上に静電潜像が形成される。
その後、現像手段である現像装置Xでは、現像槽61内の負の直流電位に印加された現像ローラ62により、現像槽61内のトナーが、回転する感光体ドラム32表面上に供給され、静電潜像はこのトナーによって感光体ドラム32上の電位ギャップに応じて顕像化されることにより現像が行われる。
また、現像のタイミングと合わせてレジストローラ31により、用紙が感光体ドラム32方向へ搬送され、転写手段であるコロナチャージャ等の転写ユニット36により感光体ドラム32上のトナーが用紙に転写される。転写されずに感光体ドラム32上に残留した現像剤は、クリーニング装置37に備えられたクリーニングブレード370により掻き取られて回収される。
クリーニング装置37によりクリーニングされた感光体ドラム32の表面は、再び帯電ユニット34へ移動する途中で除電手段である除電装置39により必要に応じて除電される。
他方、トナーの転写が終了した用紙は、定着工程に移行し、定着装置38の加熱ローラ38aと加圧ローラ38bとの間を通過して、圧力と加熱ヒータ38cの熱が加えられ、用紙上の未定着トナーが用紙に溶融・固着され、排紙ローラ41により排紙トレイ42に排出される。
なお、原稿トレイ19に原稿が載置されている場合には、所定のスタートキー操作がなされたときに給紙ローラ51が回転し、原稿トレイ19上に載置された原稿が原稿読み取り部10内へ送出されて所定の搬送経路Rt1中を搬送される。この搬送経路Rt1には、レジストローラ53が設けられており、このレジストローラ53によって原稿が捕捉され、原稿先端の位置決めが行われた後、所定のタイミングで原稿読み取り位置へ搬送される。
そして、コピーランプユニット12が所定の原稿読み取り位置で停止したまま搬送中の原稿を露光する。この露光により得られた原稿からの反射光により原稿画像を読み取る処理は前述した通りである。このようにして画像が読み取られた原稿は、原稿排出部18へ排出される。
<実施例1>
図2は、本発明の実施例となるクリーニング装置37に設けられるクリーニングブレード370の構成を示す断面図である。クリーニング装置37は、感光体ドラム32などの感光体をクリーニングするため、用紙などのシート状記録媒体に転写されずに感光体ドラム32上に残留した現像剤Rを除去するクリーニングブレード370を備えている。クリーニングブレード370は、感光体に対し摺動可能に圧接される第1摺動部371及び第2摺動部372並びに第1摺動部371及び第2摺動部372を支持する支持体373から構成されている。また、感光体32は図2に記載している通り、矢印A方向に周動(摺動)する。
図2は、本発明の実施例となるクリーニング装置37に設けられるクリーニングブレード370の構成を示す断面図である。クリーニング装置37は、感光体ドラム32などの感光体をクリーニングするため、用紙などのシート状記録媒体に転写されずに感光体ドラム32上に残留した現像剤Rを除去するクリーニングブレード370を備えている。クリーニングブレード370は、感光体に対し摺動可能に圧接される第1摺動部371及び第2摺動部372並びに第1摺動部371及び第2摺動部372を支持する支持体373から構成されている。また、感光体32は図2に記載している通り、矢印A方向に周動(摺動)する。
第1摺動部371は、第2摺動部372よりも感光体ドラム32の摺動方向上流側、即ち周動方向Aの上流側に配置され、感光体ドラム32上に残留した現像剤Rを最初に摺動し、ある程度除去しやすくするための予備クリーニングを行うものである。第2摺動部372は、第1摺動部371の感光体周動方向Aの後方側に配置され、第1摺動部371の摺動後に残留した現像剤Rを確実に除去するための本クリーニングを行うものである。
予備クリーニングを行う第1摺動部371は、感光体に接触する断面円弧状部を有しており、本クリーニングを行う第2摺動部372は、感光体に接触する断面角部を有している。また、第1摺動部371及び第2摺動部372の材料としては、ウレタンゴムが適しており、ポリオール成分として、ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオール等を用い、ジイソシアネート成分として、ジフェニルメタンジイソシアネート又はヘキサメチレンジイソシアネート等が用いられる。
第1摺動部371の円弧状部の半径は2mmであり、支持体373からの高さは2mmである。また、第2摺動部372の支持体373から角部までの高さは2mmである。第1摺動部371及び第2摺動部372の感光体の回転軸心方向における長さは333mmである。即ち、第1摺動部371及び第2摺動部372について、感光体32のクリーニング幅方向に当接する長さが333mmということになる。尚、クリーニング幅方向とは、クリーニングブレードが感光体を摺動する摺動方向(図2及び図5の矢印A方向)に対し垂直方向の幅をいい、感光体がドラム形式なら感光体の回転軸方向の幅となり、感光体がベルト形式ならベルト移動方向に対して垂直方向の幅となる。
第1摺動部371及び第2摺動部372の硬度は、JIS−A硬度で65〜85°であり、表面粗さRaはどちらも0.04μm程度である。
第1摺動部371及び第2摺動部372の硬度は、JIS−A硬度で65〜85°であり、表面粗さRaはどちらも0.04μm程度である。
支持体373は、剛性を有する金属板金が用いられ、この剛性により、第1摺動部371及び第2摺動部372のそれぞれを、一定圧力で感光体ドラム32上に圧接している。支持体373を構成する金属板金としては、剛性を有すること、並びに第1摺動部371及び第2摺動部372を支持体373に成型加工する場合には耐熱性を有することを満足すれば、特に限定されるものではないが、例えば、リン青銅板、ステンレス板又はベリリウム銅板等を挙げることができる。本発明では、支持体373の一例として、厚みが2mmの板状の鉄板を用い、支持体373が固定される基端部から遊端部までの長さを25mmに設定した。
感光体ドラム32上に残留した現像剤Rは、最初に、第1摺動部371により摺動されるが、第1摺動部371の接触部分が円弧状部となっており、エッジ部を有さないことにより比較的低い摺動抵抗で摺動される。このため、第1摺動部371では、残留した現像剤Rを完全に掻き取るまでには至らないものの、感光体の膜減りを生じさせずに現像剤Rをある程度の薄層に均すことができる。
続いて、薄層化された現像剤Rは、第2摺動部372により摺動されるが、第2摺動部372の接触部分が角部となっており、従来のブレードと同様のエッジ部を有することにより、ある程度の摺動抵抗を持って摺動される。このため、第2摺動部372では角部により現像剤Rを効率よく確実に掻き取ることができる。
すなわち、本発明のクリーニングブレード370は、第2摺動部372の本クリーニングに先行して、第1摺動部371による予備クリーニングを第2摺動部372よりも小さな摺動抵抗で行い、感光体ドラム32に残留した現像剤Rを段階的に掻き取ることにより、感光体ドラム32の耐用寿命を短縮させることなく、残留した現像剤Rを確実に除去することができる。
したがって、本発明のクリーニング装置37を備えた画像形成装置は、感光体ドラム32を長期間安定してクリーニングすることができ、黒スジ、汚れ等の画像不良のない良好な画像を形成することができる。
なお、本実施例における「摺動抵抗」とは、第1摺動部371を感光体に圧接した状態で水平方向に引き抜くときに要する力を表わし、言い換えれば「摩擦力」とも言える。例えば、第1摺動部371は、感光体側に円弧状部で圧接するため食い込み難く、摩擦力は感光体側に食い込やすいエッジ部を有する第2摺動部372よりも小さい。
<実施例2>
図3は、実施例2として、第1摺動部371の変形例を示した斜視図である。実施例1との違いは、第1摺動部371の摺動面に溝380が形成されていることであり、他の構成は同じであるため詳細な説明は省略する。
図3は、実施例2として、第1摺動部371の変形例を示した斜視図である。実施例1との違いは、第1摺動部371の摺動面に溝380が形成されていることであり、他の構成は同じであるため詳細な説明は省略する。
第1摺動部371の溝380は、回転する感光体ドラム32上に残留した現像剤Rの凝集を抑制するものであり、例えば、磨り潰し効果が高くなるような、すり鉢や石臼の溝等のような配置形状とすることが望ましい。また、感光体ドラム32の回転方向と直交する方向に溝を配置してもよい。
溝380の断面形状としては、残留した現像剤Rが転がり易い半円形状や、現像剤Rとの摩擦を大きくできる三角形状、台形状等の形状が挙げられる。即ち、溝380の断面形状は、現像剤Rの粒径、形状又は材質等の特性に応じて適宜設計することが望ましい。
第1摺動部371の摺動面に溝380が形成されていることにより、大きな塊となって残留した現像剤Rでも、磨り潰されて一定量以下の層厚にされるため、続いて摺動される第2摺動部372の角部で除去し易くすることができる。
<実施例3>
図4は、実施例3として、第1摺動部371の変形例を示した斜視図である。実施例1との違いは、第1摺動部371の摺動面に帯電付与層381が設けられていることであり、他の構成は同じであるため詳細な説明は省略する。
図4は、実施例3として、第1摺動部371の変形例を示した斜視図である。実施例1との違いは、第1摺動部371の摺動面に帯電付与層381が設けられていることであり、他の構成は同じであるため詳細な説明は省略する。
帯電付与層381は、アクリルシリコーン系樹脂又はアクリルフッ素系樹脂等のアクリル系樹脂の塗布剤を用い、第1摺動部371の摺動面にスプレー塗装又はディッピング塗装等により容易に塗布することができる。
現像剤R自身は帯電により凝集している場合があるので、現像剤Rと逆の帯電特性を有する帯電付与材を第1摺動部371に塗布しておくことにより、第1摺動部371を通過した残留現像剤Rを、除電して凝集を抑制でき、続いて摺動される第2摺動部372の角部で除去し易くすることができる。
<実施例4>
図5は、実施例4のクリーニングブレード370の構成を示す斜視図である。実施例4のクリーニングブレード370と実施例1との違いは、第1摺動部371の感光体32の軸心方向に当接する長さ(感光体32のクリーニング幅)W1が、第2摺動部372の長さ(感光体32のクリーニング幅)W2よりも大きいことであり、他の構成は同じであるため詳細な説明は省略する。
図5は、実施例4のクリーニングブレード370の構成を示す斜視図である。実施例4のクリーニングブレード370と実施例1との違いは、第1摺動部371の感光体32の軸心方向に当接する長さ(感光体32のクリーニング幅)W1が、第2摺動部372の長さ(感光体32のクリーニング幅)W2よりも大きいことであり、他の構成は同じであるため詳細な説明は省略する。
図5において、矢印Aは感光体ドラム32の周動方向(摺動方向)を示している。また、Pxとして示す領域は用紙にトナー像を転写する領域であり、現像剤Rが残留し易く、特にクリーニングが必要とされる領域である。
実施例1から実施例3では、第1摺動部371と第2摺動部372の長さ、即ち感光体のクリーニング幅をこの領域Pxに合わせて333mmとしたが、本実施例4では、第2摺動部372の長さW2を333mmとし、第1摺動371の長さW1を第2摺動部372より大きい350mmとした。
実施例4のクリーニングブレード370によれば、第1摺動部371で予備クリーニングされる領域が広くなるため、第2摺動部372で行う本クリーニングの領域を確実に予備クリーニングすることができ、現像剤Rの掻き取り漏れを防止することができる。また、第1摺動部371を長くすることにより、感光体ドラム32への当接圧が弱まるので、予備クリーニング時の感光体ドラム32へのダメージをより低減することができる。
なお、実施例1から実施例4により、感光体ドラム32のクリーニングに用いるクリーニング装置について説明したが、現像剤の残留物を除去する用途であれば、これらに限定されるものではなく、例えば、感光体ベルトや転写ユニットのクリーニング装置としても適用することが可能である。また、実施例1から実施例4に示した各構成の併用も可能であることは言うまでもない。
10 原稿読み取り部
20 給紙部
30 印刷部
40 排紙部
32 感光体ドラム
37 クリーニング装置
R 残留現像剤
370 クリーニングブレード
371 第1摺動部
372 第2摺動部
373 支持体
20 給紙部
30 印刷部
40 排紙部
32 感光体ドラム
37 クリーニング装置
R 残留現像剤
370 クリーニングブレード
371 第1摺動部
372 第2摺動部
373 支持体
Claims (8)
- 電子写真方式の画像形成装置に設けられ、感光体上に残留した現像剤を除去するクリーニングブレードであって、
前記感光体に対して摺動可能に圧接される第1摺動部及び第2摺動部を備え、
前記第1摺動部は、前記第2摺動部よりも前記感光体の摺動方向上流側に配置され、前記第2摺動部よりも摺動抵抗が小さいことを特徴とするクリーニングブレード。 - 前記第1摺動部は、前記感光体に接触する断面円弧状部を有することを特徴とする請求項1に記載のクリーニングブレード。
- 前記第2摺動部は、前記感光体に接触する断面角部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクリーニングブレード。
- 前記第1摺動部は、摺動面に溝が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記第1摺動部は、摺動面に帯電付与層が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記第1摺動部は、前記感光体のクリーニング幅方向に当接する長さが前記第2摺動部の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載のクリーニングブレードを備えることを特徴とするクリーニング装置。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載のクリーニングブレードを備えることを特徴とする画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2012089803A JP2013218187A (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | クリーニングブレード、クリーニング装置及び画像形成装置 |
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Cited By (1)
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JP2018200394A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 株式会社リコー | ブレード部材及び画像形成装置 |
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2012
- 2012-04-11 JP JP2012089803A patent/JP2013218187A/ja active Pending
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