JP2006267485A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006267485A
JP2006267485A JP2005084872A JP2005084872A JP2006267485A JP 2006267485 A JP2006267485 A JP 2006267485A JP 2005084872 A JP2005084872 A JP 2005084872A JP 2005084872 A JP2005084872 A JP 2005084872A JP 2006267485 A JP2006267485 A JP 2006267485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
image
forming apparatus
photosensitive drum
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005084872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4710370B2 (ja
Inventor
Katsuya Takenouchi
勝也 竹野内
Yasutomo Ishii
康友 石井
Yoshitaka Nagamori
由貴 長森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005084872A priority Critical patent/JP4710370B2/ja
Publication of JP2006267485A publication Critical patent/JP2006267485A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4710370B2 publication Critical patent/JP4710370B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】 像担持体を研磨することなく表面に付着したタルクや紙粉などを除去し、像担持体の長寿命化を可能とする。
【解決手段】 感光体ドラム12のトナー像の転写位置のプロセス方向(矢印A方向)下流側には、感光体ドラム12に押圧されるパッド22と、クリーニングブレード38が配置されている。パッド22は、剛性基材44に弾性支持体22が取り付けられ、さらに弾性支持体22を覆うように超微細繊維からなる不織布44が装着されている。パッド22の感光体ドラム12への押圧力は、プロセス方向最下流側で最大となり、プロセス方向下流側から上流側で押圧力が徐々に減少するように設定されている。トナー像の転写後には、感光体ドラム12の表面の紙粉やタルクがパッド22で堰き止められ、転写残トナーがクリーニングブレード38で除去される。作像終了時には感光体ドラム12が矢印B方向に逆回転し、パッド22と感光体ドラム12との間で付着物がほくされることで、パッド22の目詰まりが防止される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体又は中間転写体に転写して画像を形成する画像形成装置に係り、特に、トナー像の転写後に像担持体表面に付着する紙粉やタルクなどを除去する画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した複写機、プリンタ等の画像形成装置では、感光体などの像担持体の表面にトナー像を形成し、このトナー像を転写ロールによって記録媒体に転写する。転写後に像担持体の表面に残留するトナーやカブリトナーなどは、クリーニング装置によって除去される。
このクリーニング装置としては、例えば、フェルト片をブレードのように像担持体の表面に押し当てたものが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
しかし、この構成では、フェルト片の目詰まりが発生したり、像担持体への固着(フィルミング)が起こりやすい。また、微細なタルクや紙粉などの異物がフェルト片を摺り抜けるという問題がある。
また、像担持体の表面にクリーニングブレードを押圧すると共に、クリーニングブレードの下流側(像担持体の移動方向下流側)に研磨パッドを設け、像担持体の表面のタルクや紙粉などの異物を除去するようにした画像形成装置が提案されている(例えば特許文献2を参照)。
しかし、この構成では、像担持体の表面を研磨パッドで研磨あるいは強く摩擦することでタルクや紙粉を除去するため、像担持体が磨耗して寿命が短くなるという問題がある。
特開平1−161285号公報 特開平1−161279号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、像担持体を研磨することなく表面に付着したタルクや紙粉などを除去し、像担持体の長寿命化を可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る画像形成装置は、像担持体上のトナー像を記録媒体又は中間転写体に転写して画像を形成する画像形成装置であって、トナー像の転写位置よりもプロセス方向下流側で前記像担持体に押圧される微細繊維の不織布からなるパッドと、作像終了による装置停止時に、前記像担持体を逆方向に移動させる駆動手段と、を有し、前記パッドは、プロセス方向最下流の前記像担持体との接触部で押圧力が最大となり、下流側接触端部での最大押圧力から上流側接触端部での最小押圧力まで押圧力が徐々に減少するように構成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、微細繊維の不織布からなるパッドが像担持体に押圧されており、プロセス方向最下流の接触部での押圧力が最大となっている。パッドを像担持体に押圧させることで、像担持体表面を研磨することなくタルクや紙粉などの付着物を絡め取って堰き止めることが可能となる。
また、作像終了による装置停止時に、駆動手段によって像担持体を逆方向に移動させることで、パッドによって堰き止められていた紙粉やタルクなどの付着物の他、キャリアなどの異物やトナー凝集体などは、パッドの最下流側から徐々に押圧力が減少するパッドの上流側に運ばれる過程で、パッド表面の微細繊維でほぐされ、固着の起こりにくい半凝集状態に戻される。このため、パッドの目詰まりや像担持体への固着(フィルミング)が起こりにくい。また、パッドの最下流部で押圧力が最大となっているので、パッド幅を広くすることなく、十分に長いほぐし工程が行われ、目詰まりを有効に防止できる。
このような構成により、像担持体の磨耗を低減でき、像担持体の長寿命化が可能となる。また、像担持体に紙粉が多く付着する直接転写方式(像担持体上のトナー像を直接用紙に転写する方式)の場合や、低摩擦性の像担持体又は低圧力のクリーナーを用いた場合にも、像担持体表面の紙粉やタルクなどの付着物を除去することが可能となる。
請求項2に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、トナー像の転写後に前記像担持体の表面の残留トナーを清掃するクリーニングブレードを備え、前記パッドは、前記クリーニングブレードよりプロセス方向上流側に配置されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、クリーニングブレードよりプロセス方向上流側で、パッドを像担持体に押圧させることで、パッド表面が転写残トナーやかぶりトナーの一部を保持した状態で感光体表面を摺擦するため、タルクや放電生成物の除去効果が高まる。そして、転写後の像担持体表面の残留トナーのうち、パッドをすり抜けた少量の最終残留トナーは、プロセス方向下流側のクリーニングブレードで除去される。これにより、低摩擦性の像担持体や低圧力のクリーニングブレードを用いた場合にも、紙粉やタルクなどの付着物を有効に除去しながら、クリーニングブレードでのトナー除去性能も向上することが可能となる。
請求項3に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記パッドのプロセス方向最下流部が、前記パッドのプロセス方向上流部より重力方向上方に位置していることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、パッドのプロセス方向最下流部が、パッドの上流部より重力方向上方に位置しているので、パッドで堰き止められた付着物や半凝集体の大部分は、像担持体を逆方向に移動させる過程でそのままパッドと像担持体から剥がれて重力方向に落下する。このため、パッドの目詰まりや像担持体への固着をより一層低減することが可能となる。
請求項4に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記パッドは、前記不織布に代えてメラミンフォームからなることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、弾力性のあるメラミンフォームを像担持体に押圧することで、押圧力の設定が容易となり、パッドの構成がより簡単になる。
請求項5に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記像担持体は、表面硬化処理を施した感光体であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、像担持体として、表面硬化処理を施した感光体を用いることで、パッドの押圧力を強くしたり、メラミンフォームなどを直接像担持体に押圧しても、像担持体の磨耗をより一層低減することが可能となる。
請求項6に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記像担持体の表面をDC電圧によって帯電させる接触帯電器を備えることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、接触帯電器を用いて像担持体を帯電させると、微小間隙での放電によって像担持体が劣化し表面の磨耗が進みやすいが、AC電圧を重畳せずDC電圧のみで像担持体を帯電できるDC接触帯電器を用いることで像担持体の放電ダメージが少なくなるため、像担持体の磨耗が低減されるので、パッドとの異物除去性能との組み合わせによって長期にわたり良好な画質と動作信頼性を維持することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置では、像担持体を強く摩擦することなく像担持体の表面に付着したタルクや紙粉などの付着物を除去することができ、像担持体の研磨による寿命の低下を防止することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10が示されている。
この画像形成装置10は、感光体ドラム12上に形成されたトナー像が記録用紙Pに直接転写される直接転写方式の画像形成装置である。この画像形成装置10では、矢印A方向(プロセス方向)に回転する感光体ドラム12の周囲に、その回転方向上流側から、感光体ドラム12を帯電させるための帯電ロール14と、帯電された感光体ドラム12上にレーザビームを照射して静電潜像を形成する光走査装置16と、感光体ドラム12上の静電潜像形成部位にトナーを供給して静電潜像を現像することで感光体ドラム12上にトナー像を形成させる現像装置18と、記録用紙Pの搬送路を挟んで感光体ドラム12と対向配置された転写ロール20とが配置されている。さらに、感光体ドラム12の回転方向(プロセス方向)における転写ロール20の下流側には、感光体ドラム12に付着したタルクや紙粉などの付着物を除去するパッド22と、感光体ドラム12の表面の転写残トナーやかぶりトナーを清掃するクリーニング装置24とが配置されている。
また、転写ロール20よりも記録用紙Pの搬送方向上流側には、駆動ロール26と従動ロール28によって張架された搬送ベルト30が配設されており、搬送ベルト30によって感光体ドラム12と転写ロール20との間に記録用紙Pが搬送される。
また、感光体ドラム12には、モータ34が接続されており、モータ34の駆動力が伝達されて感光体ドラム12が回転する。モータ34の回転はコントローラ36によって制御される。図2に示すように、コントローラ36は、画像形成時には感光体ドラム12を矢印A方向(プロセス方向)に回転させるが、画像形成終了による装置停止時に感光体ドラム12を矢印B方向に逆回転させる。
クリーニング装置24は、図1に示すように、感光体ドラム12に押圧されるゴム製のクリーニングブレード38を備えている。このクリーニングブレード38は、先端部がプロセス方向上流側(矢印Aの回転方向上流側)に向くように配置されている。
図2に示すように、パッド22は、剛性基材40に発泡性樹脂からなる弾性支持体42が取り付けられ、この弾性支持体42を覆うように超微細繊維からなる不織布44が装着されている。剛性基材40には、プロセス方向下流側(矢印Aの回転方向下流側)に、感光体ドラム12に徐々に近づくような傾斜面40Aが形成されている。弾性支持体42の背面側は、この傾斜面40Aの形状に合わせてカットされており、弾性支持体42の感光体ドラム12と対向する面は、ほぼ平面状に形成されている。そして、弾性支持体42を覆うように装着された不織布44が感光体ドラム12の表面に接触している。
このパッド22の構成により、図3に示すように、パッド22の感光体ドラム12への押圧力は、プロセス方向最下流の感光体ドラム12との接触部で最大となる。そして、プロセス方向下流側の接触端部での最大押圧力からプロセス方向上流側の接触端部での最小押圧力まで、パッド22の押圧力がほぼ単調に減少している。このときの最大押圧力は、例えば、50gf/cm2に設定されている。また、パッド22の最大押圧力は、クリーニングブレード38の感光体ドラム12への押圧力よりも小さい。
また、弾性支持体42は、例えば発泡性のウレタンフォームによって形成されている。また、不織布44は、例えば分割繊維によって形成されている。分割繊維とは、加熱時における各部の熱収縮の差を利用し、1本の導電性繊維を太さ方向で分割した繊維である。これらの処理により形成した分割繊維を用いることにより、細い径の繊維からなる不織布44を形成できる。本実施形態では、分割繊維の繊度は、0.3〜0.7デニールとなっている。分割繊維としては、例えば、ポリエステル/ナイロン、ポリエステル/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン等が挙げられる。
また、帯電ロール14は、感光体ドラム12と接触するように配置されており、DC電圧を印可することによって微小ギャップでの放電により感光体ドラム12を帯電させるものである。
次に、この画像形成装置10の作用について説明する。まず、画像形成動作の全体を説明し、その後、本実施形態における特有の作用について説明する。
この画像形成装置10では、図1に示すように、感光体ドラム12がプロセス方向(矢印A方向)に回転すると、まず帯電ロール14によって感光体ドラム12の表面がほぼ均一な電位に帯電される。更に感光体ドラム12が回転すると、感光体ドラム12の表面が光走査装置16によって露光され、感光体ドラム12の露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。感光体ドラム12の静電潜像は現像装置18に搬送され、感光体ドラム12の帯電極性と同極性に帯電しているトナーが、感光体ドラム12の電位低下部に電気的に付着して静電潜像が現像される。
その後、感光体ドラム12が更に回転すると、そのタイミングに合わせて転写ロール20と感光体ドラム12との間に記録用紙Pが搬送され、これと共に転写ロール20にトナーと逆極性の転写電圧が印加される。これによって、転写ロール20にトナーが電気的に引き寄せられ、感光体ドラム12上のトナー像が記録用紙Pへ転写される。記録用紙Pに転写されたトナー像は、定着装置32で加熱及び加圧されて記録用紙P上に定着される。
また、トナー像が転写された後の感光体ドラム12は、プロセス方向(矢印A方向)への回転によりパッド22の押圧部に移動する。感光体ドラム12には、超微細繊維からなる不織布44が接触しており、感光体ドラム12の表面を研磨することなく、タルクや紙粉などの付着物やキャリアなどの異物を絡め取って堰き止めることができる。その際、パッド22の押圧力はプロセス方向最下流側が最大となっているので、パッド22の下流側端部付近で付着物や異物が堰き止められる。また、パッド22の押圧力はクリーニングブレード38の押圧力より小さく、転写残トナーやかぶりトナーを感光体ドラム12に保持したままタルクや紙粉などの付着物を感光体ドラム12の表面から除去することができる。
さらに、感光体ドラム12は、プロセス方向(矢印A方向)への回転によりクリーニングブレード38の押圧部に移動する。そして、感光体ドラム12の表面の転写残トナーやかぶりトナーがクリーニングブレード38で除去され、クリーニング装置24内に回収される。
図2に示すように、画像形成終了による装置停止時には、コントローラ36は、モータ34を逆回転させ、感光体ドラム12をプロセス方向と逆方向(矢印B方向)に回転させる。このとき、感光体ドラム12を回転させる距離は約20mm(パッド22のプロセス方向の幅とほぼ同じ)に設定されている。これにより、パッド22によって堰き止められていた紙粉やタルクなどの付着物、キャリアなどの異物、及びトナー凝集体などは、パッド22のプロセス方向最下流側から徐々に押圧力が減少するプロセス方向上流側に運ばれる過程で、超微細繊維からなる不織布44でほぐされ、固着の起こりにくい半凝集状態に戻される。
また、図2に示すように、パッド22のプロセス方向最下流部が、パッド22のプロセス方向上流部より重力方向上方に位置しているので、半凝集体の大部分は、感光体ドラム12を逆回転させる過程で、そのままパッド22と感光体ドラム12から剥がれて重力方向に落下する。このため、パッド22の目詰まりや感光体ドラム12への固着(フィルミング)が起こりにくい。
また、パッド22は、プロセス方向最下流部での押圧力が最大であり、この部分に付着物や異物が堰き止められるので、パッド22のプロセス方向の幅を大きくすることなく、十分に長いほぐし工程が行われ、目詰まりや固着を有効に防止できる。
また、接触式の帯電ロール14を用いた場合には、放電により感光体ドラム12が脆くなりやすいが、パッド22を用いることで、感光体ドラム12の磨耗を低減することが可能となる。このため、感光体ドラム12の長寿命化を実現できる。また、低摩擦性の感光体ドラム12や低圧力のクリーニングブレード38を用いた場合でも、感光体ドラム12の表面の紙粉やタルクなどの付着物を除去することが可能である。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図4に示すように、この画像形成装置50では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の画像に対応し、感光体ドラム12C、12M、12Y、12Kが並列状に並んで配置されている。各感光体ドラム12C、12M、12Y、12Kにはモータ34が接続されており、所定の回転速度で矢印A方向(プロセス方向)に回転駆動される。モータ34の回転はコントローラ60によって制御される。また、各感光体ドラム12C、12M、12Y、12Kに対応して、レーザービームを照射する光走査装置16C、16M、16Y、16Kが設けられている。
ここで、感光体ドラム12C、12M、12Y、12Kの周辺について説明する。なお、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色を区別する際には、符号の後にC、M、Y、Kを付加して説明するが、各色を区別する必要がない場合は、符号の後のC、M、Y、Kは省略する。
感光体ドラム12の周面には、プロセス方向(矢印A方向)上流側から、帯電ロール14と、上記光走査装置16と、現像装置18が配設されている。詳しくは、感光体ドラム12Cにはシアンのトナー、感光体ドラム12Mにはマゼンダのトナー、感光体ドラム12Yにはイエローのトナー、感光体ドラム12Kにはブラックのトナーが供給され、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー像が形成される。
各感光体ドラム12の下方には、無端状の搬送ベルト54が配置されている。この搬送ベルト54は、駆動ローラ55及び従動ローラ56に巻き掛けられている。駆動ローラ55にはモータ58が接続されており、モータ58の駆動力が伝達されて駆動ローラ55が回転すると、駆動ローラ55の回転駆動が搬送ベルト54を介して従動ローラ56に伝達され、搬送ベルト54は矢印C方向に搬送されるようになっている。
記録用紙Pが、図示しない給紙カセットから取り出されて、搬送ベルト54上に供給されるようになっている。搬送ベルト54上に供給された記録用紙Pは、搬送ベルト54の搬送によって、感光体ドラム12C、12M、12Y、12Kの順に案内される。
搬送ベルト54を挟んで各感光体ドラム12と対向する位置には、転写ロール20が配設されており、搬送ベルト54によって搬送された記録用紙Pに、感光体ドラム12に形成されたトナー像が転写される。すなわち、記録用紙P上には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー像が順番に重ねあわせて転写され、多色トナー像が形成される。多色トナー像が転写された記録用紙Pは、図示しない定着装置へと搬送され、定着処理が施された後、装置外へと排出される。
また、転写ロール20の配設位置よりも感光体ドラム12の回転方向下流側(プロセス方向下流側)には、感光体ドラム12と接触してパッド52が配設され、さらに回転方向下流側(プロセス方向下流側)にクリーニング装置24が配設されている。
また、コントローラ60は、モータ34の回転を制御することによって、図5に示すように、画像形成時には感光体ドラム12を矢印A方向(プロセス方向)に回転させるが、画像形成終了による装置停止時には感光体ドラム12を矢印B方向に逆回転させる。
図5に示すように、パッド52には、剛性基材62にメラミンフォームからなる超微細構造のスポンジ64が取り付けられている。剛性基材62には、感光体ドラム12の回転方向下流側(プロセス方向下流側)が徐々に感光体ドラム12に近づく湾曲面62Aが形成されている。また、スポンジ64の背面側は湾曲面62Aの形状に合わせてカットされており、スポンジ64の感光体ドラム12と対向する表面側は、ほぼ平面状に形成されている。このパッド52の表面には、不織布が装着されておらず、スポンジ64が直接感光体ドラム12に押圧される。
このパッド52の押圧力は、図3に示す分布とほぼ同じであり、プロセス方向最下流側の感光体ドラム12との接触部で押圧力が最大となり、プロセス方向下流側からプロセス方向上流側までの押圧力がほぼ単調に減少している。
また、感光体ドラム12は、表面硬化処理を施したものが用いられている。
次に、この画像形成装置50の作用について説明する。
この画像形成装置50では、感光体ドラム12上に形成された各色のトナー像が転写ロール20によって記録用紙Pに転写された後、感光体ドラム12は矢印A方向(プロセス方向)への回転によりパッド52の押圧部に移動する。パッド52は、メラミンフォームからなる超微細構造のスポンジ64が感光体ドラム12に押圧されたものであり、感光体ドラム12の表面を研磨することなくタルクや紙粉などの付着物や、キャリアなどの異物を絡め取って堰き止めることができる。
さらに、感光体ドラム12は、矢印A方向(プロセス方向)への回転によりクリーニングブレード38の押圧部に移動し、感光体ドラム12の表面の転写残トナーやかぶりトナーが除去される。
図5に示すように、画像形成終了による装置停止時には、コントローラ60は、モータ34を逆回転させ、感光体ドラム12をプロセス方向と逆方向(矢印B方向)に回転させる。これにより、パッド52によって堰き止められていた紙粉やタルクなどの付着物、キャリアなどの異物、及びトナー凝集体などは、パッド52のプロセス方向最下流側から徐々に押圧力が減少するプロセス方向上流側に運ばれる過程で、超微細構造のスポンジ64でほぐされ、固着の起こりにくい半凝集状態に戻される。このため、パッド52の目詰まりや感光体ドラム12への固着(フィルミング)が起こりにくい。
また、パッド52は、第1実施形態のパッド22に比較して感光体ドラム12を摺擦しやすいが、感光体ドラム12として、表面硬化処理したものを用いることにより、感光体ドラム12の磨耗を防止し、寿命を長くすることができる。
なお、第1及び第2実施形態では、感光体ドラム上に形成されたトナー像を記録用紙Pに転写する直接転写方式の画像形成装置であったが、この構成に限定するものではない。例えば、感光体ドラム上のトナー像を中間転写体に一旦転写し、その後中間転写体上のトナー像を記録用紙に転写する方式でも、同様に本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置で用いられるパッドを示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置で用いられるパッドの感光体ドラムへの押圧力の分布を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置で用いられるパッドを示す構成図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 感光体ドラム(像担持体)
12C 感光体ドラム(像担持体)
12M 感光体ドラム(像担持体)
12Y 感光体ドラム(像担持体)
12K 感光体ドラム(像担持体)
14 帯電ロール(接触帯電器)
16 光走査装置
20 転写ロール
22 パッド
24 クリーニング装置
34 モータ(駆動手段)
36 コントローラ
38 クリーニングブレード
40A 傾斜面
40 剛性基材
42 弾性支持体
44 不織布
50 画像形成装置
52 パッド
58 モータ(駆動手段)
60 コントローラ
62 剛性基材
62A 湾曲面
64 スポンジ(メラミンフォーム)
A プロセス方向
B プロセス方向と逆方向
P 記録用紙(記録媒体)

Claims (6)

  1. 像担持体上のトナー像を記録媒体又は中間転写体に転写して画像を形成する画像形成装置であって、
    トナー像の転写位置よりもプロセス方向下流側で前記像担持体に押圧される微細繊維の不織布からなるパッドと、
    作像終了による装置停止時に、前記像担持体を逆方向に移動させる駆動手段と、を有し、
    前記パッドは、プロセス方向最下流の前記像担持体との接触部で押圧力が最大となり、下流側接触端部での最大押圧力から上流側接触端部での最小押圧力まで押圧力が徐々に減少するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像の転写後に前記像担持体の表面の残留トナーを清掃するクリーニングブレードを備え、
    前記パッドは、前記クリーニングブレードよりプロセス方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記パッドのプロセス方向最下流部が、前記パッドのプロセス方向上流部より重力方向上方に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記パッドは、前記不織布に代えてメラミンフォームからなることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体は、表面硬化処理を施した感光体であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体の表面をDC電圧によって帯電させる接触帯電器を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2005084872A 2005-03-23 2005-03-23 画像形成装置 Active JP4710370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005084872A JP4710370B2 (ja) 2005-03-23 2005-03-23 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005084872A JP4710370B2 (ja) 2005-03-23 2005-03-23 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006267485A true JP2006267485A (ja) 2006-10-05
JP4710370B2 JP4710370B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=37203552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005084872A Active JP4710370B2 (ja) 2005-03-23 2005-03-23 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4710370B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032707A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2013190467A (ja) * 2012-03-12 2013-09-26 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2014063056A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100762U (ja) * 1986-12-19 1988-06-30
JPH07129015A (ja) * 1993-11-08 1995-05-19 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH1124521A (ja) * 1997-07-08 1999-01-29 Toshiba Corp クリーニング装置及び画像形成装置
JP2000206850A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Brother Ind Ltd 画像形成装置の紙粉除去装置
JP2001125435A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Canon Inc 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2002268399A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Fuji Xerox Co Ltd 転写ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2003066807A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100762U (ja) * 1986-12-19 1988-06-30
JPH07129015A (ja) * 1993-11-08 1995-05-19 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH1124521A (ja) * 1997-07-08 1999-01-29 Toshiba Corp クリーニング装置及び画像形成装置
JP2000206850A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Brother Ind Ltd 画像形成装置の紙粉除去装置
JP2001125435A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Canon Inc 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2002268399A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Fuji Xerox Co Ltd 転写ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2003066807A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032707A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2013190467A (ja) * 2012-03-12 2013-09-26 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2014063056A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4710370B2 (ja) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4835709B2 (ja) 画像形成装置
JP5069081B2 (ja) トナークリーニング装置
JPH0493869A (ja) 画像転写装置
JP5604385B2 (ja) 画像形成装置
JP6136789B2 (ja) 画像形成装置
JP4710370B2 (ja) 画像形成装置
JP5509950B2 (ja) 作像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003233282A (ja) クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2008046365A (ja) スクレーパ、クリーニング装置および画像形成装置
JP6759849B2 (ja) 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置
JP2010210859A (ja) 画像形成装置
JP2007086321A (ja) 潤滑剤塗布・クリーニングユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH07121003A (ja) 画像形成装置
KR100917369B1 (ko) 화상 형성 장치
JP3327106B2 (ja) 画像形成装置
JP5265465B2 (ja) 画像形成装置
JPH05297771A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JPH0535155A (ja) 画像形成装置
JP5266264B2 (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP4778768B2 (ja) 画像形成装置
JP2005003983A (ja) 画像形成装置及びクリーニング方法
JPH0683165A (ja) 帯電装置
JP2003316119A (ja) 帯電部材、帯電装置、これらを用いる作像ユニット及び画像形成装置
JP5265466B2 (ja) クリーニング装置、画像形成装置
JP3372779B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Written amendment

Effective date: 20101220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110307