JPH071232U - 柵 - Google Patents
柵Info
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- JPH071232U JPH071232U JP3566293U JP3566293U JPH071232U JP H071232 U JPH071232 U JP H071232U JP 3566293 U JP3566293 U JP 3566293U JP 3566293 U JP3566293 U JP 3566293U JP H071232 U JPH071232 U JP H071232U
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- Japan
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- column
- vertical frame
- frame member
- fence
- groove
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 支柱とビームとの連結部にボルト等が露出し
ないようにする。 【構成】 支柱10は側面に上下方向の凹溝13を持
つ。なお,図1の支柱10は2つの分割柱11に二分割
されており,合わせた時に両者の間隙として凹溝13が
形成される。凹溝13に支持ピン12を溶接固定する。
ビーム15の支柱側端部を縦枠材16にボルト17で連
結する。縦枠材16の下端の切り欠き16aを支持ピン
12に乗せて垂直に立てる。支柱10の上端にキャップ
19を被せる。縦枠材16の上端はキャップ19の矩形
筒部19b内に嵌合する。こによりキャップ19は縦枠
材16を支柱10に係合させる。縦枠材16,ボルト1
7等は支柱10の凹溝13内に隠れ露出しないので,美
観的に良好である。また,組み立ても容易である。
ないようにする。 【構成】 支柱10は側面に上下方向の凹溝13を持
つ。なお,図1の支柱10は2つの分割柱11に二分割
されており,合わせた時に両者の間隙として凹溝13が
形成される。凹溝13に支持ピン12を溶接固定する。
ビーム15の支柱側端部を縦枠材16にボルト17で連
結する。縦枠材16の下端の切り欠き16aを支持ピン
12に乗せて垂直に立てる。支柱10の上端にキャップ
19を被せる。縦枠材16の上端はキャップ19の矩形
筒部19b内に嵌合する。こによりキャップ19は縦枠
材16を支柱10に係合させる。縦枠材16,ボルト1
7等は支柱10の凹溝13内に隠れ露出しないので,美
観的に良好である。また,組み立ても容易である。
Description
【0001】
この考案は,道路用柵等の柵に関し,特に支柱とビームとの連結構造に関する 。
【0002】
従来の道路用柵における支柱とビームとの連結構造は,支柱にブラケットを溶 接固定しこのブラケットにビームの端部をボルトで連結する方式が一般的であり ,また支柱の構造も丸パイプ等の単なる筒状のものが一般的である。例えば図6 に示す従来の柵は,丸パイプの支柱1に上から見てU字形のブラケット2を溶接 固定し,ビームパイプ3の押し潰して平坦にした端部3aをボルト4で連結した 構造である。
【0003】
上記従来の柵では,支柱1とビームパイプ3との連結部の外観は,ブラケット 2,ボルト5が露出して目立つので,美観的に必ずしも良好でない。また,ビー ムパイプ3を支柱1に連結する作業は,各ビームパイプ3ごとにボルト締めを行 うが,ビームパイプ3の数が多くなると煩雑であり,さらに簡略化できれば望ま しい。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので,支柱とビームとの連結のためのブ ラケットやボルトが露出することなく美観的に優れ,また組み立ても容易な柵を 提供することを目的とする。
【0005】
上記課題を解決する本考案の柵は,側方に上下方向の凹溝を有する支柱の前記 凹溝に柵平面と直角な支持ピンを固定し,この支持ピンに,上下に並ぶ複数のビ ームの支柱側端部を連結した縦枠材をその下端部を乗せて係合させ,かつ,この 縦枠材の上端部を支柱に係合させたことを特徴とする。
【0006】 請求項2は請求項1の柵において,縦枠材の下端に前記支持ピンに嵌合する下 向きU字形の切り欠きが形成され,縦枠材の上端は支柱の上端部に被せたキャッ プにより支柱に係合されたことを特徴とする。
【0007】 請求項3は請求項1の柵において,支柱が前面側および背面側の2つの分割柱 に二分割されるとともに両者の間隙として前記凹溝が形成されたことを特徴とす る。
【0008】
上記構成において,組み立て時に,複数のビームの端部を縦枠材で連結してお く。ビームの端部を連結したこの縦枠材を支柱の凹溝に固定した支持ピンに乗せ ,次いで,この縦枠材の上端部を支柱に係合させる。これにより,ビームの支柱 への連結が完了する。この構造ではブラケットは不要である。そして,ビームと 縦枠材との連結部を支柱の凹溝内に隠すことができるので,ビームと縦枠材とを ボルトで連結していても,ボルトは露出しない。また,支柱と複数のビームとの 連結操作は,支柱と縦枠材との連結操作としてまとめて行うことができるので, 複数のビームを個別に支柱に連結する操作は不要である。
【0009】 請求項2においては,縦枠材の下端のU字形の切り欠きを支持ピンに嵌合させ て乗せ,次いで支柱にキャップを被せるという簡単な操作で縦枠材が支柱に固定 されるので,ビームの支柱への連結作業がきわめて能率的である。
【0010】
以下,本考案の実施例を図1〜図5を参照して説明する。図1〜図4において ,符号10は柵の支柱を示す。この支柱10は前面側の分割柱11(A)と背面 側の分割柱11(B)との2つの分割柱11に分割され,各分割柱11は平坦面 11aと円筒面11bとを有してほぼ半月形筒状をなし,平坦面11aにはフラ ンジ部11cを備えている。この分割柱11は,板材を折り曲げ成形し,フラン ジ部11cとなる端部をスポット溶接して形成したもので,両分割柱11(A) ,11(B)は同一形状のものである。各分割柱11の平坦面11aに支持ピン 12をスタッド溶接により垂直にすなわち柵平面と直角に固定している。両分割 柱11は,各フランジ部11cが互いに相手側の平坦面11aに当たる形で対向 することで,支柱10の側面に上下方向に延びる凹溝13を形成している。なお ,両分割柱11どうしはフランジ部11cと平坦面11aとの接触部を数箇所に ついて溶接して一体にするとよい。
【0011】 3本のビームパイプ15の支柱側端部はフラットバーを用いた縦枠材16にボ ルト17・ナット18で連結されている。縦枠材16の下端には前記支持ピン1 2に被せられるU字形の切り欠き16aを形成している。支柱10の上端に被せ るキャップ19は,鋳物または樹脂製品が用いられ,支柱10の各分割柱11の 半月形筒内に嵌入される半月形筒部19a,および前記縦枠材16の上端を嵌入 させる矩形筒部19bを備えている。また,キャップ19を支柱10に固定する ために,分割柱11側に穴11d,キャップ19側にねじ穴19cをあけており ,ボルト20でキャップ19を支柱10に固定する。
【0012】 上記構成の柵を設置する施工要領について説明すると,予め,3本のビームパ イプ15の両端部をそれぞれ縦枠材16にボルト17・ナット18で連結してお く。施工の際,まず2つの分割柱11を一体化した支柱10を所定の間隔で建て 込む。次いで,ビームパイプ15を連結した縦枠材16の下端の切り欠き16a を支持ピン12に嵌合させて縦枠材16を支持ピン12に乗せ,この状態でキャ ップ19を支柱10の上端に被せると,図3に示すように,キャップ19の矩形 筒部19bは縦枠材16の上端を嵌入させ,キャップ19の半月形筒部19aは 支柱10の各分割柱11の半月形筒内に嵌入するので,縦枠材16はキャップ1 9を介して支柱10に係合する。次いで,ボルト20を穴11dから挿入しキャ ップ19のねじ穴19cにねじ込み,キャップ19を支柱10に固定する。
【0013】 上記の柵においては,縦枠材16が支柱10の凹溝13内に入り込むので,図 2に示すようにボルト17,ナット18は正面からは見えない。また,ビームパ イプ15の端部は縦枠材16にボルト17・ナット18で連結され回動可能なの で,勾配のある道路に設置する場合に,ビームパイプ15に容易に縦断角度をつ けることができる。
【0014】 上記の実施例は,3本の個別のビームを縦枠材に回動可能に連結したものであ るが,縦断角度をつける必要がない場合には,ビームを縦枠材に溶接等で固定し てもよい。ビームを縦枠材に固定する場合,図5に示すように,両側の縦枠材1 6Aおよびビーム20,21がパネル23の一部材を構成するものでもよい。要 するに,本考案が適用される柵は,複数のビームすなわち水平な部材を有し,こ のビームの支柱側端部が縦枠材を介して支柱に連結される構造であればよい。
【0015】 また,縦枠材の上端を支柱に係合する手段としては,実施例のようにキャップ 19を利用するものに限らず,専用の係合部材を用いたりあるいは縦枠材の上端 に係合部を形成するなどして,縦枠材の上端を支柱に直接係合させることもでき る。さらに,支柱の側面に形成する凹溝は,実施例のように2つの分割柱間の隙 間として形成されるものに限らず,側面に凹溝を持つ1本の筒体その他の構造と することもできる。
【0016】
本考案によれば,支柱とビームとの連結部を支柱の側面の凹溝内に隠すことが できるので,連結のためのボルトなどが露出することはなく,また露出するブラ ケットが不要であることとも相まって,美観的に優れた柵を得ることができる。 また,支柱と複数のビームとの連結操作は,ビームごとに行う必要がないので組 み立てが容易である。ビームの数が多くても組み立ての作業量が増えないので, ビームの数が多い場合に特に有効である。
【0017】 請求項2によれば,キャップを被せるだけで縦枠材の上端を支柱に係合できる ので,ビームの支柱への連結作業が一層能率的になる。また,縦枠材の上端部を 支柱に係合させるために別途部品を用いる必要がなく,縦枠材の上端部を支柱に 係合させるための構造がきわめて簡単に済む。
【0018】 請求項3によれば,支柱が前面部と背面部とに二分割され,両者の間隙として 凹溝が形成されるので,所望の寸法形状の凹溝を得ることが容易である。
【図1】本考案の一実施例の柵における支柱とビームパ
イプとの連結部分の分解斜視図である。
イプとの連結部分の分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の柵の正面図である。
【図3】図2におけるA−A線要部拡大断面図である。
【図4】図2におけるB−B線要部拡大断面図である。
【図5】本考案の柵のビーム部分についての他の実施例
を示すもので,柵のパネルの正面図である。
を示すもので,柵のパネルの正面図である。
【図6】従来の柵における支柱とビームパイプとの連結
部分の正面図である。
部分の正面図である。
10 支柱 11 分割柱 11a 平坦面 11b 円筒面 11c フランジ部 12 支持ピン 13 凹溝 15 ビームパイプ(ビーム) 16,16A 縦枠材 16a 下向きU字形の切り欠き 17 ボルト 19 キャップ 19a 半月形筒部 19b 矩形筒部 20 ボルト
Claims (3)
- 【請求項1】 側方に上下方向の凹溝を有する支柱の前
記凹溝に柵平面と直角な支持ピンを固定し,この支持ピ
ンに,上下に並ぶ複数のビームの支柱側端部を連結した
縦枠材をその下端部を乗せて係合させ,かつ,この縦枠
材の上端部を支柱に係合させたことを特徴とする柵。 - 【請求項2】 前記縦枠材の下端に前記支持ピンに嵌合
する下向きU字形の切り欠きが形成され,縦枠材の上端
は支柱の上端部に被せたキャップにより支柱に係合され
たことを特徴とする請求項1記載の柵。 - 【請求項3】 前記支柱は前面側および背面側の2つの
分割柱に二分割されるとともに両者の間隙として前記凹
溝が形成されたことことを特徴とする請求項1記載の
柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035662U JP2599197Y2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035662U JP2599197Y2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 柵 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071232U true JPH071232U (ja) | 1995-01-10 |
JP2599197Y2 JP2599197Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=12448089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035662U Expired - Fee Related JP2599197Y2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599197Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052372A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Sekisui Jushi Co Ltd | 支柱 |
JP2014185479A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | 防護柵及びその取り付け方法 |
KR101973661B1 (ko) * | 2018-05-09 | 2019-04-29 | 동양건설(주) | 현장 조립형 게비온 구조물 |
KR102079617B1 (ko) * | 2019-04-22 | 2020-02-20 | 유한회사 원진알미늄 | 지주와 캡의 결합구조 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP1993035662U patent/JP2599197Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012052372A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Sekisui Jushi Co Ltd | 支柱 |
JP2014185479A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | 防護柵及びその取り付け方法 |
KR101973661B1 (ko) * | 2018-05-09 | 2019-04-29 | 동양건설(주) | 현장 조립형 게비온 구조물 |
KR102079617B1 (ko) * | 2019-04-22 | 2020-02-20 | 유한회사 원진알미늄 | 지주와 캡의 결합구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2599197Y2 (ja) | 1999-08-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990618 |
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