JPH0712279Y2 - 即席麺類の包装容器 - Google Patents

即席麺類の包装容器

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JPH0712279Y2
JPH0712279Y2 JP1989090711U JP9071189U JPH0712279Y2 JP H0712279 Y2 JPH0712279 Y2 JP H0712279Y2 JP 1989090711 U JP1989090711 U JP 1989090711U JP 9071189 U JP9071189 U JP 9071189U JP H0712279 Y2 JPH0712279 Y2 JP H0712279Y2
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JP
Japan
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hot water
noodles
water outlet
container
lid
Prior art date
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Application number
JP1989090711U
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JPH0329461U (ja
Inventor
登志美 鈴木
昭彦 山福
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、熱湯をかけた後、その湯を排出すれば食する
ことができる即席麺類の包装容器に関する。
[従来の技術] 容器に収納されて販売されている各種の即席麺類のう
ち、例えば即席マカロニや焼きそば等の類は、ほとんど
湯のない状態で食するものであるため、熱湯を注いで麺
類をほぐした後、麺類に吸収されない余分な湯を排出す
る必要がある。
従来、この種の即席麺類の包装容器においては、蓋をし
たままで湯を排出できるように、容器本体に被嵌される
蓋体の周縁部の一部に切込み等による湯の排出口が設け
られている。そして、麺類流出の障害物となる断続状の
凸部を蓋体の周縁部に沿って形成し、麺類が排出口に詰
まったり湯とともに流出するのを防止するようにしたも
のも提案されている(例えば実公昭62−21581号公
報)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記提案の場合、麺類の流出を止めるための凸
部が、円形の容器の周縁部に沿って1列に設けられてい
るだけであるため、湯の排出の際、湯中の麺類が湯の流
出に伴って前記凸部に沿って排出口の近くに寄り集まり
易く、その結果排出口に至る凸部間の通路部分や排出口
が詰まって湯出しに時間がかかったり、麺類が流出する
おそれがある。
本考案は、上記に鑑みて、即席麺類の包装容器として、
湯の排出の際に麺類が排湯口の近くに寄り集まるのを確
実に防止でき、排湯口付近が目詰りすることがなく、容
易かつ短時間に湯出しできるとともに、麺類の流出をも
防止できる容器を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、容器本体とこれに被嵌自在な蓋体とからなる
即席麺類の包装容器であって、特に上記の課題を解決す
る手段として、蓋体は、周縁部もしくは天板部における
相対向位置の2個所に排湯口が形成されるとともに、こ
の排湯口を囲むように該排湯口を中心とする略円弧状を
なす複数条の凸部が天板部の下面に設けられてなること
を特徴とする。
[作用] 上記の本願考案によれば、容器を傾けて湯を排出する
際、湯の流出に伴って排湯口の方向に移動する麺類は、
天板部の下面に排湯口を囲むように設けられた複数条の
凸部に引掛ってその移動が阻止され、排湯口付近に寄り
集まることがない。
すなわち、一方の排湯口を下にして容器を傾けると、排
湯口を囲むように設けられている蓋体下面の複数条の凸
部が湯中に浸漬する。そのため、前記複数条の凸部がそ
れぞれ湯中の麺類に対してその移動を抑制する障害物と
なって数段階の移動抑制作用を果し、仮に一つの凸部を
越えて移動しても、次の凸部によってその排湯口方向へ
の移動を阻止できる。また麺類が湯の流れに伴って凸部
に沿って移動するにしても、この凸部が排湯口を中心と
して略円弧状に囲むように形成されているために、麺類
は容器両側部に寄せられて排湯口付近に近付くことがな
い。したがって、麺類が排湯口付近に集中的に寄り集ま
ることがなく、目詰まりや麺類流出のおそれなく湯出し
できることになる。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図において、(10)はポリスチレン樹脂およびスチレン
を主体とする共重合体等のスチレン系樹脂の発泡体その
他の比較的腰があってかつ耐熱性および断熱性のよい合
成樹脂発泡体等よりなる容器本体、(20)は前記容器本
体(10)に対し被嵌自在な合成樹脂製の蓋体である。
蓋体(20)は、その周縁部(21)がこれより内方の天板
部(22)より若干上方に断面略状凹状に形成されて、容
器本体(10)の開口縁(11)に対し嵌合可能に設けられ
ている。この周縁部(21)の外周側部(23)には内側へ
の突条(24)が設けられ、蓋体(20)を容器本体(10)
に対し被嵌した際に、増肉形成された開口縁(11)の外
側に弾力的に係合し、湯の排出時に容易に蓋体(20)が
離脱しないようになっている。
また、蓋体(20)には、天板部(22)の周縁における例
えば180°相対向位置(対称の位置)の2個所にそれぞ
れ排湯口(25)(25)が設けられている。図示する排湯
口(25)は、周縁部(21)に沿ってギザギザ状をなす切
込み線(25a)と、その両端から内方に向って延びた切
込み線(25b)(25b)とにより形成される舌片(25c)
が外方へ折曲されることによって開口するように形成さ
れている。前記のギザギザ状の切込み線(25a)によっ
て麺類の流出防止効果がある。また舌片(25c)の折目
部には、必要に応じて折曲助成のための押込み等による
折り癖加工を施しておくのがよい。
排湯口(25)としては、前記のほか、細幅の舌片により
開口可能な複数の孔を並設したり、あるいは周縁部(2
1)の一部に、容器本体(10)に被嵌した状態において
開口縁(11)との間に若干の間隙を保有するように膨出
形成しておく等、排湯作用を果せる種々の実施が可能で
ある。
さらに天板部(22)の下面には、排湯時における麺類の
流出を止める障害物として、前記排湯口(25)を囲むよ
うに略円弧状をなす複数条(図の場合3条)の凸部(2
6)・・が間隔をおいて並設されている。
前記の各条の凸部(26)は、第1図〜第4図の実施例に
示すように、連続した円弧状をなす場合のほか、第5図
(第6図)に示すように、所要間隔に断続した円弧状に
形成しておくこともできる。この場合、前記の断続した
各条の凸部(26)における凸(26a)の長さや間隔は、
麺類の種類や大きさ等によって適宜決定できるが、その
流出防止効果を考慮して、凸(26a)(26a)同士の間隔
を麺類が素通りしない程度に設定するのがよく、さらに
各条の凸部(26)毎に凸(26a)と凸間の間隔とが互い
違いの位置になるように設けるのが望ましい。
また上記の凸部(26)は、排湯口(25)を囲むように直
線状あるいは多角形状に形成することも可能であるが、
上記したように円弧状に形成しておくのが、排湯時に麺
類を凸部(26)に沿って容器内側部に移動させる効果が
大きく特に好ましい。
上記した蓋体(20)は、ポリプロピレン樹脂その他の比
較的耐熱性のある合成樹脂フィルムやシート、中でも非
発泡の樹脂フィルムからプレス成形や真空成形等の成形
手段により形成される。
上記した構成よりなる包装容器(A)は、例えば即席マ
カロニ、即席焼きそばその他の湯を排出して食する即席
麺類の包装に使用する。そして容器本体(10)内に熱湯
を注いで蓋をした後、蓋をしたままで一方の排湯口(2
5)を下にして容器を傾けて余分な湯を排出する。この
際他方の排湯口(25)が吸気口として作用する。
しかして、この排湯の際、容器を傾けることによって排
湯口(25)を囲むように蓋体(20)の天板部(22)下面
に設けられた複数条の凸部(26)が湯中に浸漬する。そ
のため、前記複数条の凸部がそれぞれ湯中の麺類(B)
に対してその移動を抑制する障害物となって数段階の移
動抑制作用を果す。例えば、湯の液面近くに浮遊する麺
類(B)は排湯口(25)から遠い位置の凸部(26)によ
ってその移動が抑制され、また仮に一つの凸部(26)を
越えて移動しても、次の凸部(26)によってその排湯口
(25)方向への移動を阻止できる。
また麺類(B)が湯の流れに伴って凸部(26)に沿って
移動するにしても、この凸部(26)が排湯口を囲むよう
に略円弧条に形成されているために、麺類(B)は容器
両側部に寄せられて排湯口(25)付近に近付くことがな
い。
したがって、麺類(B)が排湯口(25)付近に集中的に
寄り集まることがなく、目詰まり麺類流出のおそれなく
スムーズに湯出しできる。
なお、複数条の凸部は蓋体の補強の役目も果す。
[考案の効果] 上記したように本考案によれば、排湯口を囲むように蓋
体の天板部に設けた略円弧条をなす複数条の凸部によっ
て、排湯時に麺類が排湯口付近に寄り集まるのを確実に
防止でき、排出口およびその付近が目詰りすることがな
く、円滑にしてかつ短時間に湯出しできるとともに、麺
類の流出をも確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す容器本体と蓋体とを分
離した斜視図、第2図は同蓋体を容器本体に被嵌した状
態の拡大断面図、第3図は蓋体の平面図、第4図は湯の
排出時の断面図、第5図〜第7図は蓋体の他の実施例を
示す斜視図と拡大断面図と平面図である。 (A)……包装容器、(10)……容器本体、(20)……
蓋体、(21)……周縁部、(22)……天板部、(25)…
…排湯口、(26)……凸部、(B)……麺類。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体とこれに被嵌自在な蓋体とからな
    り、蓋体は、周縁部もしくは天板部相対向位置の2個所
    に排湯口が設けられるとともに、この排湯口を囲むよう
    に該排湯口を中心とする略円弧状をなす複数条の凸部が
    天板部下面に設けられてなることを特徴とする即席麺類
    の包装容器。
JP1989090711U 1989-07-31 1989-07-31 即席麺類の包装容器 Expired - Lifetime JPH0712279Y2 (ja)

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JP5255410B2 (ja) * 2008-11-26 2013-08-07 大日本印刷株式会社 蓋材及びそれを用いた即席食品用容器
JP6256547B2 (ja) * 2016-08-09 2018-01-10 大日本印刷株式会社 湯切り孔付き蓋材

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