JP5130812B2 - 湯切り蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内に熱湯を注ぎ、湯戻しした後に閉蓋状態で排湯して食用に供される乾燥麺等の即席食品を収容した容器の湯切り蓋に関するものである。
従来の湯切り口を備えた即席食品等の容器、例えば、即席麺や即席焼きそば等の即席食品に熱湯を注ぎ湯戻しした後、残湯を湯切り口から排出し、これを味付けして食用に供される即席食品を収納する容器として、容器本体にプラスチックシートを熱成形した蓋体を嵌合する方式のものが使用されている。その蓋体としては、蓋体に舌片状の排湯口が設けられた食品容器の蓋が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。この蓋は、排湯するために蓋体に設けられた舌片を指で起こして湯切り口を形成する必要がある。しかしながら、舌片が小さいために起こすのに手間がかかるという問題がある。逆に、大きくすると、指で起こしやすくなるが、湯切り口が大きいために、排湯時に、湯切り口から麺が外部に流出するという問題がある。
また、容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、周縁部に設けられた排湯孔より排湯が可能な食品容器の排湯蓋において、天面から排湯部に向かって斜めに落とし込んだ斜状凹部を設けたり、排湯部内周の張出部に複数の突条を設けたり、排湯部及び通気部の舌片上に突起を設けた食品容器の排湯蓋の発明が開示されている(例えば、特許文献2参照)。この発明によれば、各々の舌片に設けられた突起により、舌片を容易かつ手早く上方へ折り曲げることができ、排湯の際に、斜状凹部及び突条によって、排湯孔に即席麺が詰まらなくなる上、突条と突条の間隙が流路となって効率よく排湯することができるようになった。しかしながら、排湯に際しては舌片を指で起こす必要があり、面倒なものである。また、排湯に際しても、特に細い麺の場合には排湯孔を麺が塞ぎ易く湯切りに時間がかかったり、麺が外部に流出するという問題がある。
実開平7−2249号公報 特開平10−273180号公報
そこで本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、注湯排湯して食用に供される即席焼きそばに代表される乾燥麺、生麺等を収納する即席食品等の食品用容器の湯切り蓋であって、排湯操作の手間がかからずに簡便、迅速に、かつ、確実、安全に行うことができる湯切り蓋及びそれを用いた包装食品を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とし、湯切り蓋の容器と接する側の表面を内表面とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板を前記湯切り蓋の内表面から突出させて設けたことを特徴とする湯切り蓋である。
また、請求項2記載の本発明は、容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板と、当該第1の邪魔板の内側部分と前記天板とを連結する第2の邪魔板を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明は、容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板と、当該第1の邪魔板の外側部分と前記天板とを連結する第3の邪魔板を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明は、容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板と、当該第1の邪魔板の内側部分と前記天板とを連結する第2の邪魔板と、当該第1の邪魔板の外側部分と前記天板とを連結する第3の邪魔板とを設けたことを特徴とするものである。
請求項5記載の本発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の湯切り蓋において、前記湯切り部を挟む前記天板の周縁部の両端部に一対の断熱部を設けたことを特徴とするものである。
本発明の湯切り蓋は、容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板を設けることにより、排湯操作の手間がかからずに簡便、迅速に、かつ、確実に行うことができる。また、該排湯孔に対向する部分に前記天板内側に突出する邪魔板を設ける構成とすることにより排湯路が迂回するために細い麺等であっても邪魔板が障害物となって麺の流れが遮られ排湯孔に達しないために排湯時に麺が外部に流出することを防ぐことができる。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に説明する。
図1は本発明の第一実施形態である湯切り蓋を備えた食品容器の斜視図、図2は本発明の湯切り蓋の第一実施形態を示す裏面から見た斜視図、図3は図1のX−X線断面図、図4は本発明の湯切り蓋の第二実施形態を示す裏面から見た斜視図であって湯切り部の部分拡大図、図5は本発明の湯切り蓋の第三実施形態を示す裏面から見た斜視図であって湯切り部の部分拡大図であり、図中の符号1は湯切り蓋、2は天板、3,23,33は湯切り部、4は排湯孔、5,25,35,25a,25b,25c,25d,35a,35bは邪魔板、6は周縁部、7は断熱部、8は凸状のリブ、9は垂下部、9aは周壁、9bは突起部、10は通気部、11は通気孔、12は容器、13は容器側縁部、25wは外壁をそれぞれ示す。
まず、本発明にかかる湯切り蓋の第一実施形態について説明する。図1は本発明の第一実施形態である湯切り蓋を備えた食品容器の斜視図であり、図2は本発明の湯切り蓋の第一実施形態を示す裏面から見た斜視図あり、図3は図1のX−X線断面図であって排湯孔及び邪魔板の断面を示す。図1〜3に示すように本発明の湯切り蓋1は、円形状の天板2の周縁部6に連なる垂下部9が容器側縁部13に嵌合されて容器開口部を閉塞している。天板2には周縁部6に容器12に注がれた熱湯を排出するための湯切り部3が設けられ、該湯切り部3に対向する位置の周縁部6に通気部10が設けられている。通気部10は湯切り部3より排出した湯による容積減少分を補うために空気を外部より容器内に取り込み、排湯操作を迅速にするものである。通気部10には複数の角形の通気孔11の例を示したが、通気可能であればよく、通気孔11の形状、大きさ、数は任意に設けることができる。
湯切り部3には1列5個の排湯孔4が2列に設けられると共に、図2に示すように排湯孔4に対向する部分に天板2内側に突出する邪魔板5が設けられている。邪魔板5は、縦断面コの字状に形成され排湯孔4を覆うように設けられている。排湯孔4と邪魔板5は対となって設けられており、設ける数は排湯孔4の大きさと内容物となる例えば即席麺の太さにより適宜決めればよい。排湯孔4の形状は図示したような角形の他に円形、楕円形等を用いることができるが排湯時の排湯孔4からの麺の流出のしやすさの面から角形が好ましい。湯切り部3は天板2の周縁部6に対向させて一対設けてもよい。この場合には一方の湯切り部が通気部の役目を果たすので通気部10は不要となる。また、この構成にすることにより、どちらの湯切り部3から排湯してもよく、排湯の方向決めをする必要がなく利便性を与えるものである。
また、湯切り部3を挟む天板2の周縁部6の両端部に一対の断熱部7が設けられている。断熱部7は湯切り部3と通気部10を結ぶ方向に平行な長軸を有する楕円形の領域に短軸方向に形成された複数の突条により設けられている。このような構成にすることにより排湯時に容器内のお湯からの熱伝導が防げ、排湯時に手が熱くなることがなく、かつ滑り防止もでき排湯操作を安全に行うことができる。また、断熱部7は、厚みと空隙があれば断熱効果が得られるものであり、突起状のものでもよい。さらに天板2の周縁部6に凸状のリブ8が4ケ所設けられている。このように凸状のリブ8を複数設けることにより天板2の上面に枚葉のキャンペーン等のチラシや販促物を滑り落ちることなく定位置に置くことができる。なお、凸状のリブ8は周縁部6の全周に設けることもできる。
図3に示すように湯切り蓋1の側面は、天板2の周縁部6に連なる垂下部9が設けられ、垂下部9の下方には外方に膨出する周壁9aが形成され、周壁9aの下端には内方に突出した突起部9bが複数個設けられている。そして湯切り蓋1が容器側縁部13に嵌合されて容器側縁部13の下部と突起部9bの上部が係合して周壁9aの上端と突起部9bで容器側縁部13が係止され容器開口部を閉塞している。なお、湯切り蓋1の形状は角形であってもよく、この場合には湯切り部3及び通気部10は対向する角部に設ければよい。
また、湯切り蓋1には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン等の樹脂を用いて周知の射出成形により製造することができる。
図1、図3に示すように容器12は紙、ポリエチレン等の合成樹脂を積層した積層材を用いた胴材と底材からなる紙カップであって、容器側縁部13は外方にカールさせたトップカール部を備えている。また、容器12は紙カップの外側に紙スリーブを備えた二重構造の断熱紙カップのほうが好ましい。積層材には紙、ポリエチレン等の合成樹脂及び/又はアルミニウム等の金属や酸化アルミ、酸化珪素等の無機の酸化物を蒸着したプラスチックフィルム等のガスバリア性素材やアルミニウム箔を積層したものが用いられる。また、容器12には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、発泡ポリスチレン等の樹脂からなるシート成形や射出成形してフランジを有する容器とした熱湯により調理する即席食品用容器として用いられている周知のものを挙げることができる。
次に図3を用いて湯切り蓋の使用方法を説明する。例えば、乾燥麺、袋入りスープ、袋入りかやく等の即席食品を容器に収納し、ポリオレフィン系、ポリスチレン、塩化ビニル等の熱収縮性基材でオーバーラップしてシュリンク包装した包装食品を調理する場合にはシュリンク包装を取除き、湯切り蓋1を取除き、袋入りスープ、袋入りかやくを容器12から取り出して、図示しないが乾燥麺を収容した容器12に熱湯を注いで湯切り蓋1をし、所定の調理時間経過後、断熱部7と容器12の底面端部を一方の手の指で挟み、他方の手も同様にして湯切り蓋1と容器12を保持して、湯切り部3を下方に傾けて排湯操作を行なう。すると通気孔11より空気を吸入しながら、排湯孔4より容器12内の湯のみが排出される。その後、湯切り蓋1を再度取除き袋を開封してスープ、かやくを加え、さらに内容物によっては熱湯等を加えることで調理が完了する。
排湯操作において、排湯孔4に対向する部分に排湯孔4を覆うようにコの字状の邪魔板5が設けられているために邪魔板5に湯戻しされた乾燥麺が遮られて排湯孔4まで移動することが防止でき湯戻しされた乾燥麺が排湯と共に外部へ流出することが防止できる共に、排湯孔4に湯戻しされた乾燥麺が詰まることが防止でき、迅速に排湯が行なわれるものである。
図4は、本発明の湯切り蓋の第二実施形態を示す裏面から見た斜視図であって、湯切り部の部分拡大図である。図4に示すように第二実施形態の湯切り蓋は湯切り部23の邪魔板25の構成のみ異なり、その他は同じである。湯切り部23は実施形態1と同様に1列5個の排湯孔4が2列に設けられ、対向する部分に邪魔板25が設けられているが、各列の両端の邪魔板25a,25b,25c,25dの外面にはそれぞれ外壁25wが設けられた構成となっている。このような構成にすることにより、湯戻しされた乾燥麺が排湯と共に外部へ流出することを確実に防止できる。
図5は、本発明の湯切り蓋の第三実施形態を示す裏面から見た斜視図であって、湯切り部の部分拡大図である。図5に示すように第三実施形態の湯切り蓋は湯切り部33の邪魔板35の構成のみ異なり、その他は同じである。湯切り部33は実施形態1と同様に1列5個の排湯孔4が2列に設けられ、対向する部分に邪魔板35が設けられている。邪魔板35は天板2と連接したL字状の形状をしており、交互に逆向きになるように配設されている。なお、垂下部9側に設けられた邪魔板35の邪魔板35a,35bは垂下部9を共有した構成となっているが限定されるものではなく、垂下部9から離して設けてもよい。
次に、本発明について、以下に実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
ポリプロピレン樹脂を用いて射出成形し、外径103.5mm、内径99.8mm、垂下部の高さ14mm、周壁の高さ7mmの寸法の厚さ0.8の図2に示す湯切り蓋を作製した。排湯孔は4mm角で1列6mmピッチで5ケとして排湯孔間の間隔を4mmあけて2列合計10ケの排湯孔を周縁部に沿って設けた。さらに、対向する周縁部に同様に設けて通気部とした。邪魔板は天板内側に4mm突出させたコの字状とした。
容器にカップ原紙220g/m2 の片面に印刷を施し、印刷の反対面に厚さ50μmのポリエチレンを溶融押出しして積層材を作製した。その後、カップ成型機で外径100mm、内径94mm、高さ3mmの上部にフランジ部となるトップカール部を形成し、胴部の外側にカップ原紙220g/m2 からなるスリーブを挿入した断熱紙カップを用いた。該断熱紙カップに湯戻し後に1.0mmの麺太さとなる細い即席麺を100g充填して上記の湯切り蓋を嵌合して供試サンプルとした。
実施例1の湯切り蓋の湯切り部の排湯孔を1列4ケとして2列設けて合計8ケとした。それ以外は実施例1と同じとした。
実施例1の湯切り蓋の湯切り部の排湯孔を1列3ケとして2列設けて合計6ケとした。それ以外は実施例1と同じとした。
実施例1の湯切り蓋の湯切り部の排湯孔を2列設け、垂下部側の列に3ケ、他の列に2ケ設けて合計5ケとした。それ以外は実施例1と同じとした。
排湯孔を2列設け、垂下部側の列に3ケ、他の列に2ケ、合計5ケ設けて実施例4と同じ湯切り部を設け、さらに各列の両側の邪魔板4ケについて、その外面に外壁を設けた構成とし第二実施形態の湯切り蓋とした。それ以外は実施例4と同じとした。
実施例1の湯切り蓋の湯切り部の排湯孔を1列3ケとして2列設けて合計6ケとした。邪魔板はL字状の形状とし、交互に逆向きになるように配設し第三実施形態の湯切り蓋とした。それ以外は実施例3と同じとした。
[比較例1]
実施例1と同じ湯切り蓋で邪魔板を設けなかった。
[比較例2]
実施例4と同じ湯切り蓋で邪魔板を設けなかった。
これらの実施例1〜6及び比較例1〜2で作製した供試サンプルを各3ケ用いて、まず、湯切り蓋を容器から開けて、開口部から内部に230ccの熱湯を注湯してから、再び開けた湯切り蓋を容器に嵌合させて開口部を閉塞し、この状態で所要時間湯戻しした後に、断熱部と容器の底を指で挟み湯切り蓋を保持しながら湯切り部を下方に向けて排湯した。容器内の湯の排出開始から終了までに要した時間を排湯時間として測定すると共に、排湯時に湯戻しした乾燥麺の外部への流出状況を観察した。結果を表1に示す。尚、表1には容器内に、乾燥麺を充填せずに熱湯のみ、230cc注湯後、上記と同じ手順で排湯した排湯時間を測定した。
Figure 0005130812
表1から明らかなように、実施例1〜3、5、6は、比較例1〜2に比べ、短時間で排湯でき、また、麺の流出もなく、良好に排湯できた。実施例4は排湯時間は短時間であったが、1ケのサンプルについて麺の流出が認められた。実施例4と同様の湯切り部で外壁を設けた実施例5は麺の流出もなく、排湯時間の短時間で良好であった。一方、比較例1、2は麺がなければ排湯時間は短時間であるが、麺を入れると邪魔板がないために排湯孔に麺が詰まり排湯時間がかかると共に麺の流出が発生した。
本発明の湯切り蓋の用途は、例えば、焼きそば、生麺、ざるそば、はるさめ等の即席食品の容器の蓋、糸こんにゃく、わかめ、豆腐等の水切りを要する食品の水切り蓋等であり、排湯、排水等の目的であれば特に制限はない。
本発明の第一実施形態である湯切り蓋を備えた食品容器の斜視図である。 本発明の湯切り蓋の第一実施形態を示す裏面から見た斜視図である。 図1のX−X線断面図である。 本発明の湯切り蓋の第二実施形態を示す湯切り部の部分拡大斜視図である。 本発明の湯切り蓋の第三実施形態を示す湯切り部の部分拡大斜視図である。
符号の説明
1 湯切り蓋
2 天板
3、23、33 湯切り部
4 排湯孔
5、25、35 邪魔板
6 周縁部
7 断熱部
8 凸状のリブ
9 垂下部
9a 周壁
9b 突起部
10 通気部
11 通気孔
12 容器
13 容器側縁部
25a、25b、25c、25d 邪魔板
25w 外壁
35a、35b 邪魔板

Claims (5)

  1. 容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とし、湯切り蓋の容器と接する側の表面を内表面とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板を前記湯切り蓋の内表面から突出させて設けたことを特徴とする湯切り蓋。
  2. 容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板と、当該第1の邪魔板の内側部分と前記天板とを連結する第2の邪魔板を設けたことを特徴とする湯切り蓋。
  3. 容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板と、当該第1の邪魔板の外側部分と前記天板とを連結する第3の邪魔板を設けたことを特徴とする湯切り蓋。
  4. 容器側縁部に嵌合されて容器開口部を閉塞し、天板に設けられた湯切り部の排湯孔より排湯が可能な食品用容器の湯切り蓋において、容器に湯切り蓋を嵌合した状態で、湯切り蓋の天板の中央に向う方向を内側とし、湯切り蓋の天板の周縁に向う方向を外側とし、湯切り蓋の天板から容器の底部に向う方向を下側とする場合において、前記湯切り部に複数の前記排湯孔が前記天板に設けられると共に、少なくとも、該排湯孔の下側で上下方向の間隔を置いて対向して配された第1の邪魔板と、当該第1の邪魔板の内側部分と前記天板とを連結する第2の邪魔板と、当該第1の邪魔板の外側部分と前記天板とを連結する第3の邪魔板とを設けたことを特徴とする湯切り蓋。
  5. 前記湯切り部を挟む前記天板の周縁部の両端部に一対の断熱部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載の湯切り蓋。
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