JP2587528Y2 - 即席食品用容器 - Google Patents

即席食品用容器

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JP2587528Y2
JP2587528Y2 JP1992036712U JP3671292U JP2587528Y2 JP 2587528 Y2 JP2587528 Y2 JP 2587528Y2 JP 1992036712 U JP1992036712 U JP 1992036712U JP 3671292 U JP3671292 U JP 3671292U JP 2587528 Y2 JP2587528 Y2 JP 2587528Y2
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hot water
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健二 池本
和重 藤井
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Kitano Co Ltd
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Kitano Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、注湯した後に排湯を
要する即席食品を収容した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば即席の焼きそばにおいて
は、麺を収容している容器の中に熱湯を注ぎ、所定時間
の後に排湯して食べるので、この容器の蓋には、排湯用
の孔や通路が端縁部に形成されている。また、排湯時
に、容器の端縁部を保持する必要があり、容器を傾ける
ことにより中のお湯が容器の蓋の保持部にまで達し、蓋
を介してお湯の熱が保持している指に伝達し、指が熱い
という問題があったので、実公平2−15819号公報
に開示されているように、容器の蓋の保持部に小突起群
を形成したものもある。そして、これら即席焼きそば用
容器の蓋の製造は、一般にポリスチレン等の薄板を加熱
し所定の型で押圧して蓋の形に成形するいわゆる熱成形
により蓋の形状に成形していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、容器の蓋が熱成形で形成されているため、蓋の寸法
精度が悪く、容器本体の縁の部分への係合にばらつきが
あるという問題があった。また、排湯する際に、中の麺
が排湯用の孔が形成された部分に集まり排湯に時間がか
かり、保持している指にお湯の熱が伝わり易く熱いとい
う問題もあった。また、排湯用の孔に麺が集中しないよ
うに蓋に凹凸部を形成して麺をその凹凸部で阻止するよ
うにしたものもあるが、熱成形により形成した凹凸部は
凹凸が大きくなるので、お湯の流れる通路が狭くなり、
さらにこの凹凸部に麺が係合することから排湯時間の短
縮はわずかなものであった。さらに、上記保持部に突起
群のある容器の場合も、蓋が熱成形により形成されてい
るので、突起の裏面側は凹字状の形状であり、突起の先
端部即ち凹部の底にまでお湯が侵入するという欠点があ
り、排湯時間が長くなるとお湯の熱が凸部の表面にまで
達しやはり保持している指が熱いという問題があった。
また、湯切れが悪いと、排湯後も容器内に湯が残りやす
く、その食品の風味等も損なわれるという問題もある。
【0004】この考案は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、簡単な構成で、排湯時間が短く、保
持部にも熱が伝わりにくい即席食品用容器を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、即席麺等の
即席食品を収容した容器本体と、射出成形により形成さ
れた蓋とを有し、この蓋の端縁部に上記容器本体側縁部
に嵌合する嵌合溝部を全周にわたって設け、この嵌合溝
部より内側の蓋の表裏面を平坦面に形成し、上記嵌合溝
部の一部に排湯路を形成するとともに、上記嵌合溝の外
側面から上面側 の内側面に続く一対の薄肉部を上記蓋面
に沿って内外方向に形成し、この薄肉部を引き裂いて排
湯孔を形成可能し、上記排湯路及び上記嵌合溝部から上
記蓋の中心寄りの裏面に複数の細い中実の凸部を、上記
排湯路方向に向けて互いに平行に延在させて形成し、上
記容器本体を傾けて排湯する際に、内部の即席食品が上
記凸部に当接して上記排湯路を塞がないようにした即席
食品用容器である。さらに、上記排湯路の両側部に位置
する上記嵌合溝の外表面に複数の中実の突起を形成し、
上記嵌合溝部の内面の外側下端縁部に、中実の凸条を形
成し、上記排湯路の内側に形成された上記凸部と同じ高
さに内面から突出した凸部を上記排湯路とはほぼ反対側
の上記蓋内面に突設し、上記各凸部により上記容器本体
に注湯した後上記即席食品がこの各凸部に当接して浮き
上がりが防止される即席食品用容器である。
【0006】
【作用】この考案の即席食品用容器は、排湯孔の内側に
位置した細い凸部により、麺が排湯孔を塞ぐことがな
く、お湯の流れも良好にしたものである。特に排湯孔を
上記嵌合溝の外側面と上面側の内側面の2面の薄肉部を
引き裂いて形成したので、開口部が大きく、排湯が迅速
になされる。また、蓋の嵌合溝の外表面の突起により、
排湯時にお湯の熱が保持している指にまで伝わらないよ
うにしたものである。
【0007】
【実施例】以下この考案の実施例について図面に基づい
て説明する。この実施例は、即席焼きそばの容器につい
てのもので、麺を収容する容器本体10と、容器本体1
0の側縁部12に嵌合して開口部を覆う蓋14とからな
る。この蓋14は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を
用いて射出成形により形成したものである。蓋14の周
縁部には、容器本体10の側縁部12に嵌合する嵌合溝
部16が全周にわたって形成されている。この嵌合溝部
16の内面の外側下端縁部には、容器本体10の側縁部
12の下端縁18に係合する複数の中実の凸条20が形
成されている。
【0008】嵌合溝部16の一部分の内面には、切り裂
き可能な薄肉部22が所定の間隔で2本形成されてい
る。この薄肉部22は、嵌合溝部16が形成された蓋1
4の外側面と上面側の内側面に連なって形成され、蓋1
4の内面に沿って内外方向に形成されている。この薄肉
部22の間の嵌合溝部16の内側内面には、中心方向に
向かって排湯路となる凹部24が形成され、薄肉部22
で切り裂かれた部分とこの凹部24とで排湯孔26を形
成する。蓋14の内面の上記凹部24から中心寄りの内
面には、複数の細い中実の凸部28が互いに平行に突設
されている。また、この排湯孔26とは反対側の嵌合溝
部16には、所定の幅で、この嵌合溝部16から外側に
わずかに突出した通気路30が形成されている。また、
この通気路30の両側には、所定角度開いて対称に形成
された中実の凸部32が設けられている。この凸部32
の高さは、凸部28の高さと等しく形成されている。
【0009】蓋14の嵌合溝部16の外側上面の排湯孔
26の両側部に、互いに対称に、複数の中実の突起34
が各々形成されている。この蓋14の嵌合溝部16の内
側の外面は、平坦な平面に形成され、所定の印刷等が可
能に形成されている。
【0010】この実施例の即席食品用容器は、容器内に
お湯を注ぎ、蓋14をして所定時間経過させ、中のお湯
を排湯する際に、一対の切り裂き部22を切り裂いて引
き上げ排湯孔26を形成し、容器本体10を傾けて排湯
する。その際、中の麺は、凸部28に当接して排湯孔2
6を塞ぐことがなく、また、凸部28は細いので、お湯
の流れを邪魔することもなく、短時間で排湯することが
できる。さらに、排湯孔26を嵌合溝部16の外側面と
上面側の内側面の2面の薄肉部22を引き裂いて形成し
たので、排湯する開口部が大きく、排湯がより迅速にな
される。また、排湯の際、蓋14の突起34を保持して
排湯するので、中のお湯が蓋14の上面にまで達しても
保持している指にまでは熱が伝わらない。特にこの突起
34は中実に成形されているので、突起34の先端部に
まではほとんど熱が伝わらない。さらに、お湯を入れて
蓋14をした際に、凸条20が容器本体10の下端縁1
8に確実に係合し、蓋14が容易に外れることがなく、
中の熱や蒸気も外部に漏れにくいものである。凸部28
及び突起34を、細いリブ形状にすることにより、成形
材料の節約及び成形サイクルの短縮も図ることができ
る。
【0011】また、この実施例の蓋14は、蓋14の内
側に凸部28及び凸部32が形成されているので、凸部
28,32によって容器本体10に注湯した後、麺が浮
き上がって麺体の上部の湯戻りが悪くなることを防止し
ている。さらに、蓋14を多数積み重ねた際に、凸部2
8,32の先端部が蓋14の外表面に当接し、嵌合溝部
16同士が嵌合しない。従って、食品工場内で、容器本
体10に麺を入れ、さらに蓋14を取り付ける際に、多
数積み重ねられた蓋14から一枚の蓋14を取り出すこ
とが容易にでき、蓋14を容器本体10に被せる作業を
迅速且つ確実に行なうことができる。
【0012】尚、この考案の容器は、上記実施例に限定
されるものではなく、凸部や突起等の位置及び形状は任
意に形成できるものであり、点又は短円柱状の凸部又は
突起でも良く、排湯口の形状も任意に設定できるもので
ある。
【0013】
【考案の効果】この考案の即席食品用容器は、排湯孔か
ら上記蓋の中心寄りの内面に複数の細い中実の凸部を形
成したので、排湯時に容器内の食品により排湯が阻害さ
れることがなく、短時間で排湯することができる。さら
に、排湯孔を上記嵌合溝の外側面と上面側の内側面の2
面の薄肉部を引き裂いて形成したので、開口部が大き
く、排湯がより迅速になされる。また、排湯路の両側部
に位置する上記嵌合溝の外表面に複数の中実の突起を形
成したので、排湯時に蓋を保持した指に熱が伝わらな
く、安全に効率よく排湯操作を行なうことができる。さ
らに、上記凸部及び突起は、細い形状にすることによ
り、上記効果に加えて、成形材料の節約及び成形サイク
ルの短縮も図ることができる。
【0014】また、排湯に際し、蓋の周縁部の薄肉部を
引き裂いて上記排湯孔を形成するので、大きな排湯口を
形成することができ、より効率よく排湯することができ
る。さらに、蓋の嵌合溝部内に形成された凸条により、
蓋と容器本体との係合を確実にすることができる。ま
た、同じ高さに内面から突出した凸部を複数ケ所に設け
ているので、蓋を容器本体に取り付ける付ける作業も容
易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の即席食品用容器の斜視図
である。
【図2】この実施例の蓋を裏面から見た斜視図である。
【図3】この実施例の蓋を裏面から見た部分拡大斜視図
である。
【図4】この実施例の蓋の通気路の縦断面図である。
【符号の説明】
10 容器本体 12 側縁部 14 蓋 16 嵌合溝部 20 凸条 28,32 凸部 34 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 81/34

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 即席食品を収容した容器本体と、射出成
    形により形成された蓋とを有し、この蓋の端縁部に上記
    容器本体側縁部に嵌合する嵌合溝部を全周にわたって設
    け、この嵌合溝部より内側の蓋の表裏面を平坦面に形成
    し、上記嵌合溝部の一部に排湯路を形成するとともに、
    上記嵌合溝の外側面から上面側の内側面に続く一対の薄
    肉部を上記蓋面に沿って内外方向に形成し、この薄肉部
    を引き裂いて排湯孔を形成可能にし、上記排湯路及び上
    記嵌合溝部から上記蓋の中心寄りの裏面に複数の細い中
    実の凸部を、上記排湯路方向に向けて互いに平行に延在
    させて形成し、上記容器本体を傾けて排湯する際に、内
    部の即席食品が上記凸部に当接して上記排湯路を塞がな
    いようにしたことを特徴とする即席食品用容器。
  2. 【請求項2】 上記排湯路の両側部に位置する上記嵌合
    溝の外表面に複数の中実の突起を形成し、上記嵌合溝部
    の内面の外側下端縁部に、中実の凸条を形成し、上記排
    湯路の内側に形成された上記凸部と同じ高さに内面から
    突出した凸部を上記排湯路とはほぼ反対側の上記蓋内面
    に突設し、上記各凸部により上記容器本体に注湯した後
    上記即席食品がこの各凸部に当接して浮き上がりが防止
    されることを特徴とする請求項1記載の即席食品用容
    器。
JP1992036712U 1992-04-30 1992-04-30 即席食品用容器 Expired - Lifetime JP2587528Y2 (ja)

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JPH0586867U JPH0586867U (ja) 1993-11-22
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JPS591977Y2 (ja) * 1979-07-23 1984-01-19 積水化成品工業株式会社 麺類の容器
JPS56109961U (ja) * 1980-01-25 1981-08-25
JPH0215819U (ja) * 1988-07-16 1990-01-31
JP3011681U (ja) * 1994-11-29 1995-05-30 洋子 奈良 電磁調理器及び電磁調理器用ふきこぼれ防止カバー
JP3029461U (ja) * 1995-11-08 1996-10-01 正哉 永井 ポケットホイル

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