JP3030946U - ヒンジ開閉ケース - Google Patents

ヒンジ開閉ケース

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JP3030946U
JP3030946U JP1996003199U JP319996U JP3030946U JP 3030946 U JP3030946 U JP 3030946U JP 1996003199 U JP1996003199 U JP 1996003199U JP 319996 U JP319996 U JP 319996U JP 3030946 U JP3030946 U JP 3030946U
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hinge
opening
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JP1996003199U
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Inventor
義之 川原
Original Assignee
有限会社荒川パック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックシートによるヒンジ一体開閉ケ
ースにおける主体と蓋体とのヒンジ対向辺に設けた開蓋
用突片相互の長さを異ならせることで、指かけ代を作
り、開蓋操作の容易化を計ると共に、凹凸係合により、
施蓋維持を確保することで、流通時における外枠や外箱
を不要化とすることと、複数ケースを積み重ね易くする
こと。 【構成】 熱可塑性プラスチックシートをヒンジと共に
一体成形した蓋付きのヒンジ開閉ケースにおいて、ヒン
ジhを挟んで凹所1を有する主体2と凸面3を有する蓋
体4とを連接形成すると共に、前記凹所1の側面に形成
した係合凹部1aに係入して施蓋維持する係合突部3a
を前記蓋体凸面3の側縁に形成し、かつ、前記主体2と
蓋体4とのヒンジ離隔辺にそれぞれ開蓋用の突片5、6
を近接形成するとともに、これら各突片5、6のうち、
少なくとも一方の突片に長短部分を形成することで、前
記各突片5、6に指かけ代7を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、開閉し易いヒンジ一体のプラスチックシート成形によるヒンジ開閉 ケースの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシート成形ケースとしては、従来、例えば実開昭63−54693号 公報記載のものが有った。 この従来の技術は、底板とこれと一体的な段付きの側壁とで形成した収容凹部 の複数個を該側壁の上端が接触するように配列し、前記各収容凹部間の非接触部 分を水平なランドで一体に連接し、前記複数個の収容凹部によって形成した特定 の形の外周に外方に膨出するフランンシを設けた身箱と、前記身箱のフランジの 一部とヒンジを介して連接し、前記身箱と同じ形状で前記身箱のフランジと当接 するフランジを側壁外縁に膨出させた蓋箱とで形成してあり、前記蓋箱のヒンジ 部分を除くフランジの外側縁にほぼ垂直の側蓋を設け前記身箱のフランジが前記 側壁内に嵌合するように構成したことを特徴とする容器である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の技術は、身箱に対し蓋箱を開閉するに当っては、ヒンジを境と して開閉でき、その位置合せも容易であるし、シートの成形ムダも少いという利 点が有る反面、蓋板から僅かに突出した係合片に爪先を掛けて開蓋するものであ るために大変開けづらく、また、凹所に凸面を嵌入して施蓋の維持を計るもので ないので、商品流通に当っては、前記従来例公報図面第7図とその説明のような 外枠とか外箱を別途必要とするという問題点が有った。
【0004】 さらに、この従来例を初めとして他のプラスチックシート成形ヒンジ開閉ケー スは、一般に、複数ケースを積み重ねし辛く、崩れ易いという問題点が有った。
【0005】 この考案は、前記した各問題点を除去するために、主体と蓋体とのヒンジ対向 辺に設けた開蓋用突片相互の長さを異ならせることで、指かけ代を作り、開蓋操 作の容易化を計ると共に、凹凸係合により、施蓋維持を確保することで、流通時 における外枠や外箱を不要化とすることと、複数ケースを積み重ね易くすること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記したこの考案の目的は、熱可塑性プラスチックシートをヒンジと共に一体 成形した蓋付きのヒンジ開閉ケースを構成するに当り、ヒンジを挟んで凹所を有 する主体と凸面を有する蓋体とを連接形成すると共に、前記凹所の側面に形成し た係合凹部に係入して施蓋維持する係合突部を前記蓋体凸面の側縁に形成し、か つ、前記主体と蓋体とのヒンジ離隔辺にそれぞれ開蓋用の突片を近接形成すると ともに、これら各突片のうち、少なくとも一方の突片に長短部分を形成すること で、前記各突片に指かけ代を形成したことで達成できた。
【0007】
【考案の実施の形態】
先ず、この考案の基本形態は、図1から図4までの各図に示すように、PVC 樹脂シートやポリプロピレンシートなどの厚さ0.2〜1.0mm程度の熱可塑性 プラスチックシートをヒンジと共に一体成形した蓋付きのヒンジ開閉ケースを構 成するに当り、円形カール線によるヒンジhを挟んで商品収納用の凹所1を有す るほぼ方形の主体2と上記凹所2にシックリ納まる大きさの凸面3を有する蓋体 4とを連接形成する。
【0008】 そして、前記凹所1の側面四隅部内面に形成した係合凹部1aにそれぞれ素材 固有の弾力に抗し、図4のように係入して図5のように施蓋維持するための係合 突部3aを図1のように前記蓋体凸面3の側縁四隅部外面に形成する。
【0009】 また、前記主体2と蓋体4とのヒンジ離隔辺例えば、ヒンジ対向辺には、それ ぞれ各図のように開蓋用の突片5、6を近接形成するとともに、これら各突片5 、6のうち、少なくとも一方例えば蓋体4の突片6に長短部分を形成することで 、前記各突片5、6にそれぞれ指かけ代7を形成し、この考案によるヒンジ開閉 ケースを構成できた。
【0010】 なお、前記係合凹部1aは、図4のようにその凹部開口縁付近を僅かに狭く形 成し、また係合突部3aは、その先端を僅かに幅広くそれぞれいわゆるオーバー ハング形成してあり、シート成形型からは、圧空または真空引き成形後、予熱を 利用して無理剥しにより取外し使用する。
【0011】 したがって、上記構成による本考案のヒンジ開閉ケースは、その使用に当り、 図2のような開蓋時に主体凹所1内に釣具の小物セット品や電卓等の小型電子機 器を収納後、図4のように係合突部1a、3aを素材固有の弾力に抗して図1、 図5のようにパチンと圧入係合させて閉蓋維持でき、図6のように店頭や店内の フックFに多数個吊下げて販売に供する。
【0012】 なお、流通時や保管時には、主体凹所1の外面凸部を他のケースの蓋体凸面3 の外部凹面に嵌合させることで、スタッキング(多数個の積み重ね)が容易かつ 確実に実行できる。 そして、最終ユーザ等が内容物を取出すために蓋を開けるには、図7のように 、主体突片5と蓋体突片6の指かけ代7とを手指で挟み持ち、同図矢示方向に互 いに離反させることで、係合済み凹突部1a、3aをその周辺弾力に抗して図3 のように引き離すことができ、主体2に対し蓋体4をヒンジhから開けることが できる。
【0013】
【実施例】
蓋体4の突片6は一つだけにしてもよく、各突片5、6はそれぞれの前例とは 異なる場所・例えば蓋体4と主体2とに置換突設したり、主体2と蓋体4の各長 辺に突設してもよい。
【0014】
【考案の効果】
この考案は、以上のように構成したので、以下に記載の効果を奏する。 熱可塑性プラスチックシートをヒンジと共に一体成形した蓋付きのヒンジ開閉 ケースを構成するに当り、ヒンジhを挟んで凹所1を有する主体2と凸面3を有 する蓋体4とを連接形成すると共に、前記主体2と蓋体4とのヒンジ離隔辺にそ れぞれ開蓋用の突片5、6を近接形成して、これら各突片5、6のうち、少なく とも一方の突片に長短部分を形成することで、前記各突片5、6に指かけ代7を 形成したので、開蓋操作が容易かつ確実にできるという第1の効果が有る。
【0015】 また、この考案では、主体凹所1の側面に形成した係合凹部1aに蓋体凸面3 の側面に突設した係合突部3aを素材固有の弾力に抗し係入して閉蓋維持するこ とができるので、主体2に対し蓋体4は、妄りに開かないので安全であるという 第2の効果も有る。
【0016】 さらに、本考案によるヒンジ開閉ケースは、その流通時や保管時には、主体凹 所1の外面凸部を他のケースの蓋体凸面3の外部凹面に嵌合させることで、スタ ッキング(多数個の積み重ね)が容易かつ確実に実行できると共に、積重ね状態 を確保できるという第3の効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるヒンジ開閉ケースの一例を示す斜
視図
【図2】本考案によるヒンジ開閉ケースの一例を示す斜
視図
【図3】本考案によるヒンジ開閉ケースの要部縦断側面
【図4】本考案によるヒンジ開閉ケースの閉蓋途中の要
部縦断拡大側面図
【図5】本考案によるヒンジ開閉ケースの閉蓋後の要部
縦断拡大側面図
【図6】本考案によるヒンジ開閉ケースの開蓋途中の要
部縦断拡大側面図
【図7】本考案によるヒンジ開閉ケースの展示例を示す
斜視図
【符号の説明】
1 凹所 1a 係合凹部 2 主体 3 凸面 3a 係合突片 4 蓋体 5 突片 6 突片 7 指かけ代 h ヒンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性プラスチックシートをヒンジと
    共に一体成形した蓋付きのヒンジ開閉ケースにおいて、
    ヒンジhを挟んで凹所1を有する主体2と凸面3を有す
    る蓋体4とを連接形成すると共に、前記凹所1の側面に
    形成した係合凹部1aに係入して施蓋維持する係合突部
    3aを前記蓋体凸面3の側縁に形成し、かつ、前記主体
    2と蓋体4とのヒンジ離隔辺にそれぞれ開蓋用の突片
    5、6を近接形成するとともに、これら各突片5、6の
    うち、少なくとも一方の突片に長短部分を形成すること
    で、前記各突片5、6に指かけ代7を形成したヒンジ開
    閉ケース。
JP1996003199U 1996-03-27 1996-03-27 ヒンジ開閉ケース Expired - Lifetime JP3030946U (ja)

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JP3030946U true JP3030946U (ja) 1996-11-12

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ID=43165916

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052535A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社町田予防衛生研究所 ブリスターパック
JP2021066494A (ja) * 2019-10-25 2021-04-30 シーピー化成株式会社 包装用容器

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JP2018052535A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社町田予防衛生研究所 ブリスターパック
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