JP2000142748A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 開放押圧部を有する包装用容器
【特許請求の範囲】
【請求項1】 容器本体と、その上方フランジの外縁に外嵌合される蓋体とからなる包装用容器であって、
前記蓋体を、前記容器本体の上方開口全体を覆う蓋部と、この蓋部の外縁に形成されて前記容器本体の上方フランジを覆うことになるフランジ部と、当該蓋体のコーナ部の開放押圧部と、前記開放押圧部の外縁に当該容器本体を係合させる係合部と、この係合部の外側に形成した指掛けとを備えたものとするとともに、
前記蓋体の開放押圧部と係合部との間に立ち上げ部を形成することにより、前記開放押圧部と容器本体側の上方フランジとの間に、前記開放押圧部の第一押下空間を形成して、
前記開放押圧部と指掛けにそれぞれ指を掛けて前記開放押圧部を押し下げたとき、前記係合部と容器本体との係合が外れるようにしたことを特徴とする包装用容器。
【請求項2】 前記上方フランジに一段下がった平坦状または凹所状等の段部を形成することにより第二押下空間を形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
【請求項3】 容器本体と、その上方フランジの外縁に外嵌合される蓋体とからなる包装用容器であって、
前記蓋体を、前記容器本体の上方開口全体を覆う蓋部と、この蓋部の外縁に形成されて前記容器本体の上方フランジを覆うことになるフランジ部と、当該蓋体のコーナ部の開放押圧部と、前記開放押圧部及びフランジ部の外縁に当該容器本体を係合させる係合部とを備えたものとするとともに、
前記蓋体の開放押圧部と係合部との間に立ち上げ部を形成することにより、前記開放押圧部と容器本体側の上方フランジとの間に、前記開放押圧部の第一押下空間を形成し、前記上方フランジに一段下がった平坦状または凹所状等の段部を形成したことを特徴とする包装用容器。
【請求項4】 記蓋体の開放押圧部と蓋部との境界部分に折曲部を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装用容器。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体と、これに外嵌合される蓋体とからなる包装用の容器に関し、特に嵌合を簡単に外せるようにした包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンビニエンスストアーでは、お菓子、弁当、惣菜等、種々な食品が所謂「パック詰め」されて販売されているが、このパックが、合成樹脂シートを材料として大量生産されている包装用容器である。この包装用容器は、内部の食品等を衛生的に包むために、容器本体とこれに嵌合される蓋体とからなっていることが一般的である。
【0003】
このような容器本体と蓋体とからなる従来から採用されている包装用容器は、例えば蓋体のフランジ部の外縁の内側に係合凹部を形成しておいて、この係合凹部に容器本体側の上方フランジの外縁を係合させることにより両者の一体化を簡単に行えるようにするとともに、嵌合した後は、蓋体が容器本体から簡単には外れないようにしている。そして、このような容器本体及び蓋体は、合成樹脂シートに対して圧空または真空成形加工を施すことにより、大量生産されているのである。
【0004】
ところが、以上の従来の包装用容器では、蓋体の容器本体に対する嵌合状態を完全なものとするために、蓋体側の係合凹部を、当該蓋体の全周にわたって形成してあり、確かに嵌合状態は完全ではあるが、蓋体の取り外しが非常に困難となっている。特に、この種の包装用容器は、上述したような合成樹脂シートという薄い材料を使用して形成してあり、また蓋体については、中身の視認ができるように透明なシート材料を使用しているため、互いに嵌合された容器本体と蓋体との境界部分が見つけにくいものとなっている。仮に、境界部分が見つかったとしても、その間に指を入れることは、特に幼児や老人にとっては困難であり、結果的に蓋体の容器本体からの取り外しが困難となっているのである。
【0005】
そこで、本発明者は、この種の容器本体とこれに嵌合される蓋体とからなる包装用容器について、上述したような取り外しの困難性を解消するにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、要するに、部分的であってもよいから、開放のための「きっかけ」を形成すればよいことに気付き、本発明を完成したのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、従来の包装用容器における蓋体の取り外しの困難性を解消することである。
【0007】
すなわち、まず、請求項1〜請求項3に係る発明の目的とするところは、蓋体の容器本体に対する嵌合状態を確実に維持することができることは勿論、その嵌合状態を、それ程の力を要することなく簡単に解除することのできる包装用容器を、簡単な構成によって提供することにある。
【0008】
また、請求項4に係る発明の目的とするところは、上記請求項1〜請求項3の発明の目的を達成することができる他、蓋体の開放を、より簡単に行うことのできる包装用容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「容器本体10と、その上方フランジ11の外縁に外嵌合される蓋体20とからなる包装用容器100であって、
蓋体20を、容器本体10の上方開口全体を覆う蓋部21と、この蓋部21の外縁に形成されて容器本体10の上方フランジ11を覆うことになるフランジ部22と、当該蓋体20のコーナ部の開放押圧部23と、開放押圧部23の外縁に容器本体10を係合させる係合部25と、この係合部25の外側に形成した指掛け27とを備えたものとするとともに、
蓋体20の開放押圧部23と係合部25との間に立ち上げ部26を形成することにより、開放押圧部23と容器本体10側の上方フランジ11との間に、開放押圧部23の第一押下空間31を形成して、
開放押圧部23と指掛け27にそれぞれ指を掛けて開放押圧部23を押し下げたとき、係合部25と容器本体10との係合が外れるようにしたことを特徴とする包装用容器100」
であり、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1の包装用容器100について、
「上方フランジ11に一段下がった平坦状または凹所状等の段部12を形成することにより第二押下空間32を形成したこと」
であり、請求項3に係る発明の採った手段は、
「容器本体10と、その上方フランジ11の外縁に外嵌合される蓋体20とからなる包装用容器100であって、
蓋体20を、容器本体10の上方開口全体を覆う蓋部21と、この蓋部21の外縁に形成されて容器本体10の上方フランジ11を覆うことになるフランジ部22と、当該蓋体20のコーナ部の開放押圧部23と、開放押圧部23及びフランジ部22の外縁に容器本体10を係合させる係合部25とを備えたものとするとともに、
蓋体20の開放押圧部23と係合部25との間に立ち上げ部26を形成することにより、開放押圧部23と容器本体10側の上方フランジ11との間に、開放押圧部23の第一押下空間31を形成し、上方フランジ11に一段下がった平坦状または凹所状等の段部12を形成したことを特徴とする包装用容器100」
である。
【0010】
すなわち、この包装用容器100は、容器本体10と、その上方フランジ11の外縁に外嵌合される蓋体20とからなるものであるが、特にその蓋体20のコーナ部に、指を掛けて押圧することのできる開放押圧部23とを形成したものであり、この開放押圧部23を押圧することにより、容器本体10に嵌合されている蓋体20の取り外しを簡単に行えるようにしたものである。なお、請求項1及び請求項2の包装用容器100では、係合部25の外側になる部分に指掛け27を形成しておき、この指掛け27と開放押圧部23にそれぞれ指を掛けて、この開放押圧部23を押圧するようにしているが、請求項3の包装用容器100では、この指掛け27は必須ではなく、その代わりに、上方フランジ11に一段下がった平坦状または凹所状等の段部12を形成しておいて、開放押圧部23の押圧をし易くしたものである。
【0011】
容器本体10は、その上方が開口された一般的な形状を有したものであり、この上方開口の周囲全体には、図2〜図4に示したように、上方フランジ11が形成してある。特に、請求項3の包装用容器100では、この上方フランジ11に、図6に示したように、第二押下空間32を形成するための、一段下がった平坦状、または凹所状等の段部12が形成してある。
【0012】
各開放押圧部23及び指掛け27は、図1〜図4に示すように、平面四角形状の蓋体20についてその各コーナ部に形成したものであるが、一つのコーナ部にだけ形成して実施してもよいものである。また、各開放押圧部23は、図5に示すように指が十分掛けられるような大きさのものとしてあり、図6に示すように、平面的なものとしてある。
【0013】
また、これらの開放押圧部23と指掛け27にそれぞれ指を掛けて、開放押圧部23を押圧したとき、蓋体20側の係合部25が容器本体10の上方フランジ11から容易に外れるものである。この開放押圧部23を押圧することにより、開放押圧部23の外周部が折れ曲がり、容器本体10側の上方フランジ11の外縁と、蓋体20側の係合部25が開放されるものであり、その開放を簡単に行えるようにしたものである。
【0014】
すなわち、後述する実施形態の包装用容器100では、特に図6の(イ)に示したように、開放押圧部23の押圧操作を確実に行えるようにするために、これと容器本体10側の上方フランジ11との間に、開放押圧部23の第一押下空間31を形成するとともに、係合部25の外側になる部分に指掛け27を形成したものであるが、そのために、蓋体20の開放押圧部23と係合部25との間に立ち上げ部26を形成したものである。
【0015】
換言すれば、この包装用容器100では、図6に示したように、蓋体20側の立ち上げ部26によって第一押下空間31が形成してあるのであり、この空間の存在によって開放押圧部23の動き得る十分な空間を備えたものである。この十分な空間の存在によって、開放押圧部23の開放操作をより一層効果的かつ簡単に行えるようにしているのである。
【0016】
これにより、蓋体20の開放のために押圧された開放押圧部23は、この押下空間31内に大きく沈み込むから、蓋体20の係合部が持ち上がり、結果としてこの蓋体20の開放操作をより一層簡単に行えるのである。
【0017】
折曲部24は、開放押圧部23を押圧することにより大きな負荷が掛かり開放押圧部23の外端を指が入れられる程度に大きく開放させるものである。
【0018】
従って、本発明に係る包装用容器100では、その容器本体10及び蓋体20合成樹脂シートという薄い材料を使用して形成したものであっても、開放押圧部23を押圧して、容器本体10側の上方フランジ11の外縁と、蓋体20側の係合部25との係合を解いたとき、開放押圧部23の外端を指が掛けられる程度に開放させることができるから、互いに嵌合された容器本体10と蓋体20との境界部分を簡単に見つけることができるものとなっている。このため、幼児や老人であっても、指を掛けることを簡単に行えるのであり、結果的に蓋体20の容器本体10からの取り外しを非常に簡単に行えるのである。
【0019】
上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3の包装用容器100について、
「蓋体20の開放押圧部23と蓋部21との境界部分に折曲部24を形成したこと」
である。
【0020】
すなわち、この請求項4の包装用容器100では、請求項1〜請求項3に係る包装用容器100と同様に、開放押圧部23の押圧操作を確実に行えるようにしたものであるが、折曲部24を形成すれば、蓋部21が、図6の(イ)中の実線にて示したような立ち上がり部21aを有したものであっても、また、図6の(イ)中の仮想線にて示したような平坦なものであっても、開放のための開放押圧部23の折曲を簡単に行えるものである。勿論、この折曲部24は、図6に示した断面が、鋭角的に折れ曲がったものであっても、また曲面的に折れ曲がったものであってもよいものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、以上のように構成した各発明について、図面に示した実施の形態に基づいて説明するが、この実施形態に係る包装用容器100は、上記各発明を実質的に含むものであるから、以下では、この実施形態の包装用容器100を中心にした説明を行っていくこととする。
【0022】
図1には、本発明に係る包装用容器100の平面図が示してあるが、この包装用容器100は、図2及び図4に示したように、食品等が収納される容器本体10と、その上方フランジ11の外縁に外嵌合される蓋体20とからなるものであり、これらの容器本体10及び蓋体20は、合成樹脂シートから型成形されるものである。なお、本実施形態の蓋体20は、容器本体10内に入れた食品等を外から容易に視認できるようにするために、透明または半透明の合成樹脂シートを使用して形成したものである。
【0023】
容器本体10は、その上方が開口された一般的な形状を有したものであり、この上方開口の周囲全体には、図2〜図4に示したように、上方フランジ11が形成してある。この上方フランジ11は、その上面が平坦なものとして形成されることもあるが、図6に示したように、第二押下空間32を形成するための、一段下がった平坦状、または凹所状等の段部12が形成されるものである。
【0024】
蓋体20は、図1及び図4に示したように、容器本体10の上方開口を覆う蓋部21を有しているものであることは当然であるが、この蓋体20は、図6の(イ)の実線にて示したように、立ち上がり部21aを介して容器本体10の上方フランジ11よりも大きく上方に位置するものとして形成されることも、また、図6の(イ)の仮想線にて示したように、容器本体10の上方フランジ11と略同一位置となるような平坦状のものとして形成されることもあるものである。
【0025】
以上のような蓋部21の周囲には、図1に示したように、フランジ部22が一体的に形成してあり、その内の包装用容器100のコーナ部に対応する部分を開放押圧部23としてある。各開放押圧部23は、図3にも示したように、蓋体20を容器本体10に嵌合させた当該包装用容器100の突出部分に位置するものであり、図5にも示したように、包装用容器100を手に持ったときに、その上面を親指で押圧し易いものとしてある。
【0026】
各開放押圧部23は、容器本体10に外嵌合されている蓋体20を開放する場合の「きっかけ」となるのであり、図5に示したように、親指で押圧したとき、その外端が開放される。
【0027】
この開放押圧部23の押圧時における開放を確実にするために、蓋部21と各開放押圧部23との境界部分には、図1、図5及び図6に示したように、折曲部24が形成してある。この折曲部24は、蓋部21、またはこれに連続する立ち上がり部21a側の変形をきたさない、つまり大きな力を要することなく、開放押圧部23の開放が行えるようにするためのものであり、図6に示した断面が、鋭角的に折れ曲がったものであっても、また曲面的に折れ曲がったものであってもよいものである。
【0028】
勿論、この蓋体20は、容器本体10の上方フランジ11の外縁に外嵌合されて、係合されるものであるから、そのフランジ部22の周縁には係合部25が形成してある。この係合部25は、図6に示したように、上記各開放押圧部23の外周にも形成してあって、結果的に、蓋体20の外周全体に形成したものであり、当該蓋体20の容器本体10に対して嵌合される。
【0029】
本実施形態の蓋体20においては、特に、図6に示したように、上記係合部25と蓋部21との間に立ち上げ部26を積極的に形成したものであり、これにより、係合部25にて容器本体10側に係合されたときの蓋体20の開放押圧部23と、容器本体10側の上方フランジ11との間に、第一押下空間31を形成するようにしたものである。この第一押下空間31は、各開放押圧部23の開放操作を行い易くするものであり、このようにしたのが請求項4に係る包装用容器100となるのである。
【0030】
すなわち、請求項3に係る包装用容器100では、図6に示したように、蓋体20側の立ち上げ部26による第一押下空間31と、容器本体10側の段部12による第二押下空間32との両方を備えたものであり、開放押圧部23の開放操作をより一層効果的かつ簡単に行えるようにしているものである。また、請求項1及び請求項2に係る包装用容器100の開放押圧部23では、図1及び図6に示したように、これに形成してある係合部25のさらに外側に指掛け27を一体的に形成したものであり、この指掛け27によって開放押圧部23の開放をより行い易くしているものである。
【0031】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、まず請求項1及び請求項2に係る発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「容器本体10と、その上方フランジ11の外縁に外嵌合される蓋体20とからなる包装用容器100であって、
蓋体20を、容器本体10の上方開口全体を覆う蓋部21と、この蓋部21の外縁に形成されて容器本体10の上方フランジ11を覆うことになるフランジ部22と、当該蓋体20のコーナ部の開放押圧部23と、開放押圧部23の外縁に容器本体10を係合させる係合部25と、この係合部25の外側に形成した指掛け27とを備えたものとするとともに、
蓋体20の開放押圧部23と係合部25との間に立ち上げ部26を形成することにより、開放押圧部23と容器本体10側の上方フランジ11との間に、開放押圧部23の第一押下空間31を形成して、
開放押圧部23と指掛け27にそれぞれ指を掛けて開放押圧部23を押し下げたとき、係合部25と容器本体10との係合が外れるようにしたこと」
及び、
「上方フランジ11に一段下がった平坦状または凹所状等の段部12を形成することにより第二押下空間32を形成したこと」
にその構成上の特徴があり、また、請求項3に係る発明においては、
「容器本体10と、その上方フランジ11の外縁に外嵌合される蓋体20とからなる包装用容器100であって、
蓋体20を、容器本体10の上方開口全体を覆う蓋部21と、この蓋部21の外縁に形成されて容器本体10の上方フランジ11を覆うことになるフランジ部22と、当該蓋体20のコーナ部の開放押圧部23と、開放押圧部23及びフランジ部22の外縁に容器本体10を係合させる係合部25とを備えたものとするとともに、
蓋体20の開放押圧部23と係合部25との間に立ち上げ部26を形成することにより、開放押圧部23と容器本体10側の上方フランジ11との間に、開放押圧部23の第一押下空間31を形成し、上方フランジ11に一段下がった平坦状または凹所状等の段部12を形成したこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、蓋体20の容器本体10に対する嵌合状態を確実に維持することができることは勿論、その嵌合状態を簡単に解除することのできる包装用容器100を、簡単な構成によって提供することができるのである。
【0032】
また、請求項4に係る発明においては、上記請求項1に係る包装用容器100について、
「蓋体20の開放押圧部23と蓋部21との境界部分に折曲部24を形成したこと」
これにより、上記請求項1の発明と同様な効果を発揮することができる他、蓋体20の開放を、より簡単に行うことのできる包装用容器100を提供することができるのである。
【0033】
なお、当該蓋体20は、従来からある包装用容器に対しても、本体容器の形状を変えることなく、蓋のみを本発明の形状に変更することによって嵌合状態を確実に維持することができ、嵌合状態を簡単に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装用容器の平面図である。
【図2】同包装用容器を拡大して示した分解正面図である。
【図3】同包装用容器の左側面図(イ)と、右側面図(ロ)である。
【図4】図1中の1−1線に沿ってみた拡大縦断面図である。
【図5】図1中の2−2線部の部分拡大平面図である。
【図6】本発明に係る包装用容器の開放押圧部における作用を説明するための図であり、(イ)は図5中の3−3線部における部分縦断面図、(ロ)は開放押圧部を開放したときの部分縦断面図である。
【符号の説明】
100 包装用容器
10 容器本体
11 上方フランジ
12 段部
20 蓋体
21 蓋部
21a 立ち上がり部
22 フランジ部
23 開放押圧部
24 折曲部
25 係合部
26 立ち上げ部
27 指掛け
31 第一押下空間
32 第二押下空間
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